2002 年 2 月 全国の 20~69 歳の男女 598 名に聞いた 外国人労働者に関する意識調査 第一生命保険相互会社 ( 社長森田富治郎 ) のシンクタンク ライフデザイン研究所 ( 所長千葉商科大学学長加藤寛 ) では 全国の 20 ~ 69 歳の男女 598 名を対象に標記についてのアンケ

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表 6.1 横浜市民の横浜ベイスターズに対する関心 (2011 年 ) % 特に何もしていない スポーツニュースで見る テレビで観戦する 新聞で結果を確認する 野球場に観戦に行く インターネットで結果を確認する 4.

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平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

質問 1 何歳から 長生き だと思いますか? 男性 女性ともに 80 歳 がトップ ( 合計 :42.3% 男性 :43.2% 女性 41.3%) 平均すると 男性が 81.7 歳 女性が 83.0 歳 と女性の方がより高年齢を 長生き と思うという 傾向があり 女性の 5 人に 1 人 (20.8

( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

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平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

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調査実施の背景 2015 年 4 月から子ども 子育て支援新制度 以下 新制度 が施行され 保育事業の拡大が図られます そのため保育人材の確保が重要な課題となっており 保育士確保のための取組が強化されています しかし保育士のみでは必要量を満たせないことから 子育て分野で働くことに関心のある地域住民に

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結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

平成18年度推進計画の進行状況_参考資料

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外国人労働者の雇用実態に関するアンケート調査結果 速報版 平成 30 年 12 月 山形県商工労働部 1. 調査目的 県内における外国人労働者の実態等について調査を実施し 今後の外 国人材の活用施策の検討材料とする 2. 調査期間 平成 30 年 10 月中旬 ~11 月中旬 3. 調査対象 方法


調査の実施背景 介護保険制度が 2000 年に創設されてから 10 年余りが過ぎました 同制度は 家族介護をあてにせずに在宅介護ができる支援体制を整えることを目的として発足されたものですが 実際には 介護の担い手としての家族の負担 ( 経済的 身体的 精神的負担 ) は小さくありません 今後 ますま

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1 調査目的 今年度策定する 津山市総合戦略 で 子どもを産み 育てやすい環境づくりに 向けた取組みを進めるにあたり 出産 子育ての現状を把握するために実施した 2 調査内容の背景と設問設定理由国では 出生率を 2.07 まで高めることで 2060 年に現状の社会構造を維持できる人口 1 億人程度を

ふくい経済トピックス ( 就業編 ) 共働き率日本一の福井県 平成 2 2 年 1 0 月の国勢調査結果によると 福井県の共働き率は % と全国の % を 1 1 ポイント上回り 今回も福井県が 共働き率日本一 となりました しかし 2 0 年前の平成 2 年の共働き率は

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調査実施の背景 近年 ライフスタイルの多様化が著しく進んでいます 生涯未婚率が上昇し 単身世帯 一人親世帯も増加するなど 世帯構成が大きく変化しました また 25 歳から 39 歳の就業率が上昇し 共働き世帯も増加しました においては 管理職の積極的な登用が推進される一方で非正規社員の占める割合は高

電通総研、「女性×働く」調査を実施

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ニュースリリース 平成 3 1 年 3 月 2 8 日 消費者動向調査 : 軽減税率 株式会社日本政策金融公庫 消費税の 軽減税率制度 消費者の受け止め方を調査 ~ 約 7 割の消費者が制度を認知認知 制度運用には わかりやすさ を求める ~ < 平成 31 年 1 月消費者動向調査 > 日本政策金

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男女共同参画に関する意識調査

2005 年ファイル交換ソフト利用実態調査結果の概要 2005 年 5 月 31 日 目次 調査方法...2 ファイル交換ソフトの利用者数の実態 ファイル交換ソフトの利用率とその変化 ファイル交換ソフトの利用者数とその変化...5 ファイル交換の実態 利用されてい

「Debate in Portuguese《というイベントのアンケートの結果

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年齢別では 10 才代では 知っている人は 40.0% であるのに対し 30 才代以上では 7 割以上の人が 知っていると回答しています 図表 3 おおきな地震が起きると考えられていることを知っているか ( 年齢別 ) 10 才代 (N=10) 40.0% 50.0% 10.0% 20 才代 (N=

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調査実施の背景 わが国では今 女性活躍を推進し 誰もが仕事に対する意欲と能力を高めつつワークライフバランスのとれた働き方を実現するため 長時間労働を是正し 労働時間の上限規制や年次有給休暇の取得促進策など労働時間制度の改革が行なわれています 年次有給休暇の取得率 ( 付与日数に占める取得日数の割合

目次 1. 調査概要 Page 2 2. 回答者属性 Page 3 3. 問 1. 地球儀を俯瞰する外交 Page 4 4. 問 2. 日本の国連安保理非常任理事国としての取組 Page 5 5. 問 3. 東アジアの安全保障政策 Page 6 6. 問 4. 女性参画推進における国際的取組 WAW

無党派層についての分析 芝井清久 神奈川大学人間科学部教務補助職員 統計数理研究所データ科学研究系特任研究員 注 ) 図表は 不明 無回答 を除外して作成した 設問によっては その他 の回答も除外した この分析では Q13 で と答えた有権者を無党派層と定義する Q13 と Q15-1, 2 のクロ

第 5 章管理職における男女部下育成の違い - 管理職へのアンケート調査及び若手男女社員へのアンケート調査より - 管理職へのインタビュー調査 ( 第 4 章 ) では 管理職は 仕事 目標の与え方について基本は男女同じだとしながらも 仕事に関わる外的環境 ( 深夜残業 業界特性 結婚 出産 ) 若

1 消費者庁に対する認知度 消費者庁 の認知度を性別でみると 男性の認知度が 80.1% に対し女性は 72.1% と 男性の認知度の方が女性よりも高くなっている 年代別では 40 代の認知度が 8% と他の年代の中ではもっとも高くなっている 一方 70 歳以上の認知度は 58.9% と他の年代の中

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参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

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1 見直したい費目のトップは 光熱費 で 82.9% 電力自由化の認知率も 97.1% を超える 各世帯の支出が発生している中で 見直したい費目の 1 位は 光熱費 で 82.9% 携帯電話料金 が 76.3% 食費 が 76.2% と続きました なお 光熱費を見直したい という意識は ライフステー

調査実施の背景 今日 様々な調査において 仕事上重要な能力の1つとして コミュニケーション能力 が上位にあげられています しかし 一言でコミュニケーション能力といっても 企業で求められるそれは多岐にわたり 具体的にどのような能力がどのような人で重要ととらえられ 各人においてそれぞれのコミュニケーショ

調査概要 調査目的 日本に滞在しているアジア人留学生の各種美容サロン ( 美容室 / リラクゼーションサロン / エステサロン / ネイルサロン / アイビューティサロン ) 利用状況 ヘアサロンの重視点 美容に関するトレンド情報の入手経路 興味のある美容テーマを把握するとともに 出身国と日本におけ

庁内文書

出産・育児調査2018~妊娠・出産・育児の各期において、女性の満足度に影響する意識や行動は異なる。多くは子どもの人数によっても違い、各期で周囲がとるべき行動は変わっていく~

1. 職場愛着度 現在働いている勤務先にどの程度愛着を感じているかについて とても愛着がある を 10 点 どちらでもない を 5 点 まったく愛着がない を 0 点とすると 何点くらいになるか尋ねた 回答の分布は 5 点 ( どちらでもない ) と回答した人が 26.9% で最も多かった 次いで

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調査結果 外国人労働者の受入れについて 自分の職場に外国人労働者が いる 28% 情報通信業では 48% が いる と回答 全国の 20 歳 ~69 歳の働く男女 1,000 名 ( 全回答者 ) に 職場における外国人労働者の受入れ状況や外国人労働者の受入れに対する意識を聞きました まず 全回答者

2016年11月_第7回ビジネスパーソン1000人調査(仕事と感謝編)

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調査実施の背景 わが国は今 人口構造の変化に伴う労働力の減少を補うため 女性の活躍を推進し経済成長を目指しています しかし 出産後も働き続ける女性は未だ多くないばかりでなく 職場において指導的な立場に就く女性も少ない状況が続いています 女性の活躍を促進させるためには 継続就業のための両立支援策ととも

「高齢者の健康に関する意識調査」結果(概要)1

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3 地域コミュニティ活動について 地域コミュニティ活動 への参加について よく参加している 時々参加している とい う回答は 55.4% となりました また 参加したことはない と回答された方以外を対象に 地域コミュニティ団体の課題と 思うもの を尋ねたところ 回答が多かったものは 以下のとおりです

第1回「離婚したくなる亭主の仕事」調査

(2) 月額の手取り収入と扶養控除について 図 2: 月額の手取り収入について ( 既婚女性 n=968 未婚女性 n=156) 図 3:( 上 ) 扶養控除や健康保険免除について ( 月収 10 万円未満 n=802 月収 10 万円以上 n=166) ( 下 ) 働く際に扶養控除などを気にしてい

調査の概要 少子高齢化が進む中 わが国経済の持続的発展のために今 国をあげて女性の活躍推進の取組が行なわれています このまま女性正社員の継続就業が進むと 今後 男性同様 女性も長年勤めた会社で定年を迎える人が増えることが見込まれます 現状では 60 代前半の離職者のうち 定年 を理由として離職する男

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「いい夫婦の日」アンケート結果2011

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1 食に関する志向 健康志向が調査開始以来最高 特に7 歳代の上昇顕著 消費者の健康志向は46.3% で 食に対する健康意識の高まりを示す結果となった 前回調査で反転上昇した食費を節約する経済性志向は 依然厳しい雇用環境等を背景に 今回調査でも39.3% と前回調査並みの高い水準となった 年代別にみ

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3-1. 新学習指導要領実施後の変化 新学習指導要領の実施により で言語活動が増加 新学習指導要領の実施によるでの教育活動の変化についてたずねた 新学習指導要領で提唱されている活動の中でも 増えた ( かなり増えた + 少し増えた ) との回答が最も多かったのは 言語活動 の 64.8% であった

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ECONOMY TOPICS

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第2章 調査結果の概要 3 食生活

第5回 「離婚したくなる亭主の仕事」調査

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第1回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査   

調査の実施背景 戦後 日本の平均寿命は飛躍的に延び 平成 年 7 月に厚生労働省が発表した 平成 年簡易生命表 によると 65 歳の平均余命は 男性は 8.86 歳 女性は.89 歳となっています 約 0 年あるセカンドライフをより有意義に 楽しく暮らすためには人生設計や事前の準備が必要なのではない

1. 交際や結婚について 4 人に3 人は 恋人がいる または 恋人はいないが 欲しいと思っている と回答している 図表 1 恋人が欲しいと思わない理由は 自分の趣味に力を入れたい 恋愛が面倒 勉強や就職活動に力を入れたい の順に多い 図表 2 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚

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PowerPoint プレゼンテーション

Transcription:

2002 年 2 月 全国の 20~69 歳の男女 598 名に聞いた 外国人労働者に関する意識調査 第一生命保険相互会社 ( 社長森田富治郎 ) のシンクタンク ライフデザイン研究所 ( 所長千葉商科大学学長加藤寛 ) では 全国の 20 ~ 69 歳の男女 598 名を対象に標記についてのアンケート調査を実施いたしました このほど その結果がまとまりましたので ご報告いたします 目次 * この冊子は 当研究所発行の調査月報 LDI REPORT の2 月号の要約です LDI REPORT を2 月号ご希望の方は 右記の広報担当までご連絡ください 1-13-1

アンケート調査の実施概要 調査対象 全国の 20~69 歳の男女 598 名 ( ライフデザイン研究所のモニター ) 実施時期 2001 年 1~2 月 調査方法 質問紙郵送法 有効回収数 ( 率 ) 564 名 (94.3%) 回答者の属性 年齢構成 20~29 歳 18.4% 30~39 歳 21.1% 40~49 歳 20.0% 50~59 歳 19.5% 60 歳以上 20.9% 性別 男性 47.0% 女性 52.8% 無回答 0.2% 1

外国人との交流に対する意識 職場に外国人の同僚がいても抵抗を感じない は 76.2% % と最も高い 一方 自分の家族が外国人と結婚してもかまわない に否定的な意識を抱く人も 45.7% % にのぼる Q. 外国人との人的交流に関する 4 つの考え方について どのように感じるか? 職場に外国人の同僚がいても抵抗を感じない との質問に 肯定的な意識を持つ( そう思う + まあそう思う の合計) 割合は 76.2% と 最も高くなりました ついで 自分の家の隣に外国人が住むとしても抵抗を感じない は 65.6% 積極的に外国人の友人をつくりたい は 56.4% 自分の兄弟姉妹やこどもが外国人と結婚してもかまわない は 53.3% と いずれも半数を超えました このように 同僚 隣人として外国人が周囲に存在するという 受動的な状況での抵抗感は少ないですが いざ 外国人の友人をつくることや家族の結婚を了解するといった行動や判断を伴うケースでは 否定的な意識を抱く ( あまりそう思わない + そう思わない の合計 ) 人も4 割を超えています 2

外国人労働者 からイメージする地域 アジア 中南米系 とイメージする人が 9 割以上と圧倒的に多い Q. 外国人労働者という言葉でもっとも強く思い浮かべる地域とは? 外国人労働者という言葉で最も強く思い浮かべる地域は 東南アジア 南アジア (44.0%) でした 2 位以下では 東アジア ( 韓国 中国 台湾等 ) (22.9%) 中南米 (14.4%) 西アジア (12.8%) の順となり アジア 中南米系 で全体の 94.1% と大部分を占めています < 一口メモ > 北米西欧東アジア系東南 南アジア系西アジア系中南米オセアニアアフリカ系東欧その他 外国人 でイメージする国名( 複数回答 ) (%) 0 20 40 60 80 100 90.7 71.4 65.5 60.7 43.7 43.1 35.5 32.9 32.2 2.2 ライフデザイン研究所が 1999 年に行った調査 ( 下開研究員 ) で 外国人 でイメージする地域を尋ねた結果は 左のグラフの通りです この調査との対比から 労働者というイメージが 北米 ヨーロッハ とは結びつかず アジア 中南米と結びつきが強いといえます 資料 : 地域住民の国際化と国際交流に関する調査研究 ( ライフデザイン研究所 ) 3

外国人労働者に対する肯定的イメージとは 日本人の国際的視野が広がる 労働力不足の解消に役立つ と評価する人は 6 割前後を占める Q. 外国人労働者に関する 4 つの肯定的意見についてどう思うか? 肯定的な意見である 1 日本人の国際的視野が広がる 2 労働力不足の解消に役立つ については6 割前後の人が支持しています 一方 経済や社会の活力が向上する との意見は約 3 割の支持にとどまり 外国人労働者受け入れによる直接的なメリットを 生活者はあまり感じたり期待してはいないようです 4

外国人労働者に対する否定的イメージとは スラム化したり犯罪が増える 低賃金化や職業の階層化を招く と考える人は 6 割以上を占める Q. 外国人労働者に関する 7 つの否定的意見についてどう思うか? 1スラム化したり犯罪が増える との意見に同意する人は7 割近くを占め 外国人犯罪に対するネガティブイメージの強さがうかがわれます このように 生活者はスラム化や低賃金化に対する懸念が強いことから 外国人労働者と言えば むしろ単純労働者をイメージしていることが見てとれます 5

外国人によるサービス提供についての利用意向 家政婦 を筆頭として 外国人が自宅に来ることへの抵抗感が強い 飲食店の店員 など 外国人が勤める店に行くことへの抵抗感は低い Q. 技術が十分であれば 外国人が提供するサービスを利用したいか? 利用することに抵抗を感じる 割合が3 割近くと高いのは 1 家政婦 2 在宅での身体介護 3 在宅での家事援助 でした 一方 1 割に満たずと低いのは 12 飲食店の店員 11 美容師 理容師 10コンビニの店員 です < 研究員からのコメント > 外国人が勤める店に行くことに抵抗は感じないが 自宅に外国人が入り込むことに抵抗が強い傾向が見てとれ 特に女性でその傾向が顕著です また カタコトしか通じない外国人でも利用したい 割合が低いのは 上記 1~3と 7 保母 保父 8 介護施設での介護 9 病院での介護 で いずれも2 割以下でした 看護 介護や家事 保育などのヒューマンタッチなサービスほど 言葉によるコミュニケーションの必要性を強く感じていることがわかりました 6

移民の受け入れについて 原則として受け入れないとする現行の移民制度を支持する人は約半数を占める Q. 原則として受け入れない政策を採ってきた 移民の受け入れ について今後どうすべきか? 受け入れを拡大するべきだ が3 分の1 強 (33.5%) に対し 現在の方針を続けるべきだ が 48.6% と半数近くを占め 受け入れを縮小するべきだ は 6.4% にすぎません 属性別にみると 受け入れを拡大するべきだ は男性既婚者で 39.2% と高くなっています なお 積極的受け入れ政策を採っている専門的 技術的労働者についてみてみると 受け入れを拡大するべきだ (50.9%) 現在の方針を続けるべきだ (38.5%) 受け入れを縮小すべきだ (4.8%) となっており 受け入れを支持する意見が強い結果となりました ( 図表略 ) 一時的滞在が中心となる 専門的 技術的労働者 は 受け入れ拡大に肯定的ですが 永住を前提とする 移民 は 現状維持を望む声も多く意見が分かれています 7

不法就労者に対する在留許可の考え方 不法就労者への対応には意見が分かれるが 厳格な取り扱いを求める人は 年代が高くなるほど多くなる傾向にある Q. 不法就労者に対して在留を許可すべきか? 一切許可すべきではない が 28.0% 個別限定的に許可すべき が 41.3% 一定期間の滞在や生計基盤の確立を条件に許可すべき が 27.0% と意見が分かれました 年代別では 一切許可すべきではない とする人の割合は 60 代は 36.4% と 20 代 (18.3%) の倍近くに達し 年代が高くなるほど厳格な取扱いを求める傾向があります < 研究員からのコメント > 非正規の在留資格を正規の在留資格に変更するアムネスティには 一定期間の滞在などを条件に一時期に大量に正規化する 一般アムネスティ と 日本の 在留特別許可 など個々の事例毎に個別限定的に許可する制度の2 通りがあります 生活者の意見は 個別限定的に許可すべき が最も多く4 割を超えました ただ 日本では 在留特別許可 の基準がほとんど公表されていないため かえって不法就労 不法滞在を長期化させている面があり 基準を明確化し透明性を高める必要はあると思います 8

日本で生まれたこどもの日本国籍取得 国籍取得に際して 出生地主義 を支持する人は半数を超える Q. 両親がともに外国人のこどもが日本で生まれたら こどもには日本国籍を認めるか? こどもの国籍を 認める という 出生地主義 の考え方が 55.9% と半数を超え 認めない の 27.5% を大きく上回り こどもの受け入れには受容的な傾向を示しています なお 認めない とする比率は 男性 (33.6%) が女性 (22.1%) を 10.5 ポイント上回っています < 研究員からのコメント > 従来 出生にともなう国籍取得の主要原理に応じて 日本やドイツなどの血統主義国と アメリカやイギリスなどの出生地主義国に分かれていました しかし ドイツは出生地主義の要素を取り入れたうえ ドイツ国籍を取得した外国人の子どもに 23 歳まで二重国籍を認める国籍法改正を 2000 年に実施しています 日本は 血統主義を貫き二重国籍を認めていないなど 先進国の中で最も厳格な部類の血統主義国ですが 外国人に対する見方が厳しくなる中でも 生活者の過半数が出生地主義を支持していることは重みがあります 9

外国人の人権の取り扱いについて ( 全体 ) ( 日本人と ) 同等の権利は認められないのはやむを得ない との回答は 53.0% % と半数を超える 年代別にみると 若い人ほど外国人の人権を重視する傾向にある Q. 日本に居住している外国人の人権についてどう考えるか? ( 日本人と ) 同じような権利が認められないことはやむを得ない が 53.0% と半数を超えており 同じような権利が認められるべきだ とする 40.6% を上回っています また ( 日本人と ) 同じような権利が認められるべきだ とする人の割合は 20 代は 57.7% と 60 代 (28.0%) の倍以上に達し 若い人ほど 外国人の人権を重視する傾向にあります < 研究員からのコメント > 10

外国人の人権の取り扱いについて ( 個別 ) 合法的な外国人については認めるとする回答が 8 割以上 Q.( 不法就労者 合法的な居住者に分けて ) 個別の生活 労働上の権利について外国人に認めるべきか? 全体的には 合法的な外国人居住者についてのみ認める が7~8 割と多数を占め 不法就労者を含めた全ての外国人居住者に認める が2 割前後 合法的な外国人居住者であっても認めない は 4% 未満という分布となりました また 項目別でみると 9 生活保護の受給 8 失業保険の受給 について 不法就労者を含めた全ての外国人居住者に認める 人は約 3~5% 程度と少なく 合法的な外国人居住者であっても認めない 人が2 割弱を占めます また 1 子女が教育を受ける権利 では 不法就労者を含めた全ての外国人居住者に認める とする意見が3 割を超え こどもに対しては寛容な傾向が見受けられます < 研究員からのコメント > 不法就労者には全般的に厳しい意見が多かったですが その中で こどもの権利や就労上の条件については 平等な取扱いを認めるべきとする意見が比較的見受けられました また 合法的な外国人居住者であっても 9 生活保護の受給 8 失業保険の受給 などの社会的コストをかけてまで支援を行うことに抵抗感がある人も一部にはあるようです 11

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