0308 成果発表会用資料(日本マイクロソフト)

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0308 成果発表会用資料(リチャージ)

iNFUSE インフューズ

資料4 自走・横展開の観点からのモデル検証

○ ○ 科 学 習 指 導 案

3-2 学びの機会 グループワークやプレゼンテーション ディスカッションを取り入れた授業が 8 年間で大きく増加 この8 年間で グループワークなどの協同作業をする授業 ( よく+ある程度あった ) と回答した比率は18.1ポイント プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 ( 同 ) は 16.0

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

の間で動いています 今年度は特に中学校の数学 A 区分 ( 知識 に関する問題 ) の平均正答率が全 国の平均正答率より 2.4 ポイント上回り 高い正答率となっています <H9 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

平成 26 年度生徒アンケート 浦和北高校へ入学してよかったと感じている 1: 当てはまる 2: だいたい当てはまる 3: あまり当てはまらない 4: 当てはまらない 5: 分からない 私の進路や興味に応じた科目を選択でき

2、協同的探究学習について

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Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

情報コーナー用

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

調査実施概況 小学校 ( 都道府県 ( 指定都市除く )) 教育委員会数 ( 1) 学校数児童数 ( 2) 全体 実施数 調査対象者在籍学校数 実施数国語 A 国語 B 主体的 対話的で深い学びに関する状況 ( 3) 算数 A 算数 B 質問紙 平均正答率 13~15 問 国語

5 教5-1 教員の勤務時間と意識表 5 1 ( 平均時間 経年比較 教員年齢別 ) 中学校教員 調査年 25 歳以下 26 ~ 30 歳 31 ~ 40 歳 41 ~ 50 歳 51 ~ 60 歳 7:22 7:25 7:31 7:30 7:33 7:16 7:15 7:23 7:27 7:25

< 受験生トレンド > 受験生に必須のアイテム 受験生の半数以上が勉強に SNS を活用 3 人に 1 人以上が活用している Twitter が第 1 位に 目的は モチベーションを上げたい 記録に残したい 共有して安心したい が上位に 勉強専門アカウントについては約 5 割が興味 約 2 割が活用

5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

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平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

17 石川県 事業計画書

3. 分析と結果 公表に対する配慮事項 公表に際しては 文部科学省が定めた平成 29 年度全国学力 学習状況調査実施要領に基づき 次の点に配慮して実施します 1) 本調査は 太子町の子どもたちの学力や学習状況を把握し分析することにより 全国 大阪府の状況との関係において教育及び教育施策の成果と課題を

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

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家庭における教育

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

○数学科 2年 連立方程式

教育 学びのイノベーション事業 ( 平成 23~25 年度 ) 総務省と連携し 一人一台の情報端末や電子黒板 無線 LAN 等が整備された環境の下で 教科指導や特別支援教育において ICT を効果的に活用して 子供たちが主体的に学習する 新たな学び を創造する実証研究を実施 小学校 (10 校 )

H30全国HP

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

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小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

3 地域コミュニティ活動について 地域コミュニティ活動 への参加について よく参加している 時々参加している とい う回答は 55.4% となりました また 参加したことはない と回答された方以外を対象に 地域コミュニティ団体の課題と 思うもの を尋ねたところ 回答が多かったものは 以下のとおりです



研究紀要第241号

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

16年度専門研修講座企画・立案について

資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

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総合的な学習の時間とカリキュラム・マネジメント

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

愛媛県学力向上5か年計画

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本年度の調査結果を更に詳しく分析するため 本道の課題となっている質問紙の項目について 継続して成果を上げている福井県 秋田県 広島県と比較した結果を示しています ( 全国を 100 とした場合の全道及び他県の状況をレーダーチャートで示したもの ) 1 福井県との比較 (~P51) 継続的に成果を上げ

①H28公表資料p.1~2

06-2 平成28年度概算要求の説明2

41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

PowerPoint プレゼンテーション

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町全体の状況を把握 分析するとともに 平均正答率については 全国 全道との比較を数値以外の文言で表現します また 質問紙調査の結果や 課題解決に向けた学力向上の取組を示します (3) 学校ごとの公表小規模校において個人が特定される恐れのあることから 学校ごとの結果公表はしません (4) 北海道版結果

P5 26 行目 なお 農村部は 地理的状況や通学時 間等の関係から なお 農村部は 地理的状況や通学時 間等から P5 27 行目 複式学級は 小規模化による学習面 生活面のデメリットがより顕著となる 複式学級は 教育上の課題が大きいことから ことが懸念されるなど 教育上の課題が大きいことから P

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第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

平成28年度 文部科学省委託事業   チーム学校の実現に向けた業務改善等の推進事業

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

議題 自社 自己紹介 プログラミング教育についての3つの観点 Must:必修化の方針 Can:教材体験 事例紹介 Will:子どもの反応 どう準備するか 2

ICT 環境の構築を通して抽出された主な課題の分析結果 学校における ICT 環境の構築を通して抽出された主な課題の分析結果 ICT インフラの整備状況に応じた導入の容易性 児童 教員 保護者の ICT リテラシーに応じた導入教育の必要性 校舎の形状 ( 木造 鉄筋 広さ等 ) に応じたネットワーク

○ ○ 科 学 習 指 導 案

小学生の英語学習に関する調査

小学校ま ~ るいテーブル会議議事概要 開催日時 平成 30 年 12 月 6 日 ( 木 )19:30~21:00 会場能楽の里文化交流会館 2 階大会議室 1 開会 2 あいさつ教育長小学校では 外国語や道徳が教科化され 今後はプログラミング教育が導入される また 社会全体としてもAIやIOT

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「標準的な研修プログラム《

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

資料3 平成28年度京都府学力診断テスト 質問紙調査結果 28④ 28中① 27④ 27中① 平成28年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成28年度京都府学力診断テスト中学1年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト中学1

1. 単元名 運動とエネルギー 3 章エネルギーと仕事 南中学校第 3 学年理科学習指導案 平成 26 年 10 月 16 日 ( 木 ) 第 5 校時 3 年生徒数 3 名場所理科室授業者 2. 単元について (1) 単元観本単元は 運動の規則性やエネルギーの基礎を 身のまわりの物体の運動などの観

Ⅲ アンケート結果に対する FD 委員会としての評価 <アンケート実施に関する評価 > 〇授業評価アンケートについては FD 作業部会委員及び教務課職員が連携 協力し 実施後できるだけ早く教員に還元することに努めている ただ 授業の終盤に実施している関係で 非常勤の教員でアンケート未実施のケースが若

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[ 表 1 教員の ICT 活用指導力 調査の 回答率 及び 回答率 の増減 ] し指導できる C 活用を指導できる DA モラルを指導教材研究に活用 B 活用し指導できる E 校務に活用 C 活用を指導できる (%) H24 増減 H23 H24 増減 H23 H23H24 H24 増減 H23

平成 23 年度パソコン研修会アンケート 1. 年齢 A.10 代 ( 0 ) B.20 代 ( 6 ) C.30 代 ( 11 ) D.40 代 ( 13 ) E.50 代 ( 13 ) F.60 代 ( 1 ) E.50 代 30% D.40 代 29% F.60 代 2% B.20 代 14%

5 児童生徒質問紙調査 (~P23) (1) 運動に対する意識等 [ 小学校男子 ] 1 運動やスポーツを [ 小学校女子 ] することが好き 1 運動やスポーツをすることが好き H30 全国 H30 北海道 6 放課後や学校が休みの日に 運動部や地域のスポーツクラブ以外で運動やスポーツをすることが

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国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国

求められる整理編

(3) 将来の夢や目標を持っていますか 平成 29 年度 平成 28 年度 平成

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

p.1~2◇◇Ⅰ調査の概要、Ⅱ公表について、Ⅲ_1教科に対する調査の結果_0821_2改訂

l. 職業以外の幅広い知識 教養を身につけたいから m. 転職したいから n. 国際的な研究をしたかったから o. その他 ( 具体的に : ) 6.( 修士課程の学生への設問 ) 修士課程進学を決めた時期はいつですか a. 大学入学前 b. 学部 1 年 c. 学部 2 年 d. 学部 3 年 e

[2007版] 平成23年度 全国学力・学習状況調査の結果概要(01 小・・

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セキュリティ・ミニキャンプin新潟2015 開催報告

平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(概要)

ICTを軸にした小中連携

津市立三重短期大学卒業論文 (2017 年度 ) SCRATCH を用いた小学生向けプログラミング授業の実施 杉崎栞奈 ( 情報科学ゼミ ) 1 はじめに 2020 年から小学校ではプログラミング教育が必修化される プログラミング教育は 目的を達成するために物事の筋道を考え 計画的に実行する考え方を

2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明 計 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収

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授業概要と課題 第 1 回 オリエンテェーション 授業内容の説明と予定 指定された幼児さんびか 聖書絵本について事後学習する 第 2 回 宗教教育について 宗教と教育の関係を考える 次回の授業内容を事前学習し 聖書劇で扱う絵本を選択する 第 3 回 キリスト教保育とは 1 キリスト教保育の理念と目的

目 次 1. 策定の趣旨 2 2. 基本理念 2 3. 計画の期間及び推進状況の把握 2 4. 計画の対象 2 5. 第 1 次計画 における成果と課題 2 (1) 成果 2 (2) 課題 3 6. 計画の全体構想図 3 7. 推進事業 4 (1) 家庭における読書活動の推進 4 (2) 地域 図書

第1回 マインクラフト・プログラミング入門

学校評価保護者アンケート集計結果 2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明

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質問項目 1 ICT 活用講座 の開催によって抽出された成果や課題について資料 今日の ICT 活用講座 での学習内容や経験を将来教員になった時に授業で生かしてみたいと思いますか? 6 5 について それは具体的にどのような場面ですか? 写真を拡大したり 隠したりするところ 1 イ IC

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

Transcription:

0 教育版マインクラフトを活用した プログラミング的思考学習の推進 日本マイクロソフト株式会社高知県土佐市教育委員会徳島県東みよし町教育委員会

1. 実証モデルの概要 実証モデルのねらいと設計の背景 1 従来のマインクラフトを利用した学び 知識や技能の習得 本事業のマインクラフトを利用した学び 知識や技能の習得 知識や技能の活用 知識や技能の活用

1. 実証モデルの概要実施体制 2 教育版マインクラフト プログラミングプラットフォーム MakeCode 開発 日本マイクロソフト株式会社 教育版マインクラフトワールドデータ テキスト開発 スティング株式会社 教育コンテンツ開発協力 土井国春教諭 ( 東みよし町立足代小学校 マイクロソフト認定教育イノベーター ) 実証校 高知県土佐市立宇佐小学校 徳島県東みよし町立足代小学校 徳島県東みよし町立加茂小学校 東みよし町立三庄小学校 東みよし町立昼間小学校 メンター選出および活動実施支援 高知県土佐市教育委員会 徳島県東みよし町教育委員会

1. 実証モデルの概要スケジュール 3 2017 年 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 2018 年 1 月 2 月 3 月 事前準備 採択事業者向け説明会 事業参加者キックオフ 実証地域メンター決定 開発 実施 事後展開 カリキュラム開発ハッカソン ベータバージョン開発 フィジビリティテスト ( 協力校 ) メンター育成研修会 実証実施 ( 徳島県東みよし町 ) 実証実施 ( 高知県土佐市 ) 他地域メンター向け研修 ( 茨城県つくば市 ) 他地域メンター向け研修 ( 東京都立川市 ) 研修用ビデオコース公開 ( 予定 )

2. メンターの育成概要 4 2 3 知識や技能の習得を出発点とした教育版マインクラフトの活用 教育に関わる地域住民の支援 若き先進的人材の参加 34 6 時間 / コースの集中研修 保護者 地域住民 地域企業教職員その他

2. メンターの育成育成研修 9:30~16:30 での実施マイクロソフト スティングより講師を派遣 Windows 10 + MakeCode + Minecraft:Education Edition 1. マインクラフトの学習活用例の紹介 2. 教育版マインクラフトの基礎操作 3. プログラミング環境 MakeCode の基礎 4. 教育版マインクラフトでのエージェント プログラミング 5. 算数 位置の表し方 をテーマにした エージェント制御のプログラミング 5

3. 教材 カリキュラム 6 子どもの興味と関心 プログラミングに必要な知識や技能 算数 位置の表し方 気づきをアイデアに想像と実現

4. 実証講座実施概要 7 2017 年 9 月 2 日 徳島県東みよし町役場 参加メンター :12 名 ( 学校教員 支援員 中学生 ) 参加児童 :55 名 メンターが進行を担当 2017 年 10 月 27 日 高知県土佐市立宇佐小学校 メンター :4 名 ( 学校教員 ) 参加児童 :20 名 事業者が進行を担当 講座の流れ Minecraft: HoC を使ったプログラミング はじめての Minecraft: Education Edition エージェントプログラミング ~100 段階段 ~ エージェントプログラミング ~ 移動と行動 ~ 自由なプログラミング ねらい プログラミング概念の理解 マインクラフトのスキル差の改善 3D 空間でのプログラミングの理解 算数 位置の表し方 の活用 プログラミングのもつ可能性を体験

4. 実証講座実施の様子 8 2017 年 9 月 6 日掲載徳島新聞提供 * 複製を禁ず

4. 実証講座児童 生徒の声 3.4 あなたは今後も プログラミング を続けていきたいと思いますか 9 5% 分からない 95% 続けたい

4. 実証講座メンターの声 10 メンターの変化に関連するコメント マインクラフトは子供たちのモチベーションがそもそも高く それを実感した いやがる子供がいない トライ & エラーを楽しんでいた エラーが続いたときに適切な支援が必要 子どもたちの変化に関連するコメント 導入部では あまり話を聞かず 遊んでいた児童も プログラミングの実施時には興味深くするようになった エージェントを初めから後ろ向きに進ませる考え方をしていたのは面白かった 苦労したことに関連するコメント 準備など含めて 指導者ひとりではむずかしい 途中のトラブル対応など 進度が個別に違ってくるので 習熟度別に適切にグループ分けをし 各グループにメンターが必要だと感じた 今後に向けた活動に関するコメント アンプラグドから段階的にビジュアルプログラミングに移行できる教材が欲しい 授業設計について 何のために何を教えるか学ばせるか共通理解を図ること 実施あるのみ

4. 実証講座徳島県東みよし町立足代小学校中川教頭 メンターの関わりによって子供がとても意欲的になっていたこと 中心となるメンターの指導力が高いので子供達の反応がよかった 今日中学生のメンターもいたので年の近いお兄ちゃんからの指導が大変適切だったこと そのおかげで やる気を起こした子供がおり 変化が面白かった 教育版マインクラフトの学校現場で利用しやすい教材パッケージを作成していただけると みんなが取り組みやすい 11

5. アンケートより参加児童 生徒 12 2.4 プログラミング の講座で利用した教材は簡単でしたか 1. 簡単すぎた :6% 2. 簡単だった :15% 3. ちょうどよかった :42% 4. 少し難しかった :30% 5. とても難しかった :6%

5. アンケートよりメンター 見られた 見られなかった わからなかった 本実証モデルでは把握できない 1 プログラミングを通してアプリやゲームがどうやって動くのか理解できるようになった 2 自分なりのアイデアを取り入れたり工夫するようになった 3 自分なりの作品を作ることができるようになった 4 うまくプログラムが動かないときは理由を考えて解決策を試すようになった 5 自分から積極的に取り組むようになった 6 友達と協力して作業を進められるようになった 7 人前で作品や意見を発表できるようになった 8 難しいところであきらめずに取り組めるようになった 9 自分でものを作りたいと思うようになった 13

6.Findings 成果 14 位置の表し方の理解 1 正答者 25% 増加 ( 前 :12 名 後 15 名 ) 2 正答者 5 倍 ( 前 3 名 後 16 名 ) プログラミング的思考の理解正答者 71% 増加 ( 前 7 名 後 12 名 ) 位置の表し方のプログラミング活用アイデア記入者 4.25 倍 ( 前 4 名 後 17 名 )

6.Findings 事前 成果 1. きめられたことをする 2. 決められたことをする 3. ブロックをおいたりかのう 4. 部屋のかたづけ 15

6.Findings 事後 成果 16 1. 自動で 家を作ってくれる 2. 自動で何かをつくってくれる 3. あそぶ 4. ものを置いたり ものをこわしたりする 5. 建物作り 6. その動きをしたりできる 7. いやなことをロボットにプログラムする 8. おいたりこわしたりとんだり 9. 1 つのめいれいで何こかの行動をいっしょにさせた 10. やきゅうで自動でボールの速さ 2000 キロのボールを投げられる 11. 部屋のかたずけ 12. 決められたことをする 13. プログラムされていることをする 14. 信号をつくる 15. しんごうをつくる 16. 必要な地所に行かせたりかんあつばんをおさせたりする 17. 荷物のいどう

6.Findings 課題 17 知識や技能の習得 メンターの継続的な活動を維持する仕組み 知識や技能の活用 環境の提供と保守 教材の見つけやすさと改善 助け合えるコミュニティ

7. モデルの普及 横展開のための活動 教員研修 ( 派遣型 来場型 ) オンライン研修コース 18 http://education.microsoft.com にて無償提供中

7. モデルの普及 横展開のための活動 19 2017 年 11 月より 本事業のメンターを中心に発足 毎月 三好地域でのプログラミング学習活動を実施中 利用教材 : 教育版マインクラフト Minecraft:HoC など 学習者 メンター 応援コメント いずれも随時参加を受け付けてます https://www.facebook.com/coderdojomiyoshi/

8. 教育委員会 学校の先生の皆様へ 20 いつでもお気軽にまずはご相談ください 日本マイクロソフト株式会社ティーチャーエンゲージメントマネージャー原田英典 Mail: hidhar@microsoft.com Tel: 03-4535-2022 Facebook: facebook.com/hidenori.harata