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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

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国語科学習指導案

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

第1学年国語科学習指導案

第○学年 ○○科指導計画

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

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第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

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第1学年国語科学習指導案

解答類型

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英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

Taro-【HP用】指導案.jtd

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

第4学年算数科学習指導案

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

技術 家庭科学習指導案 安芸高田市立向原中学校指導者久保田美恵 1 日時平成 26 年 11 月 10 日 ( 月 ) 第 5 校時 (14:15~15:05) 2 場所 2 年教室 3 学年 学級第 2 学年男子 11 名女子 11 名計 22 名 4 題材名 食品の選択 小題材名 加工食品の選び

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

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第○学年 ○○科指導計画

国語科学習指導案 広島市立 小学校 教諭 1 日時平成 23 年 1 月 日 5 校時 2 学年 組第 5 学年 組 ( 男子 名女子 名計 名 ) 3 指導事項 (1) A 話すこと 聞くこと オ 互いの立場や意図をはっきりさせながら 計画的に話し合うこと (2) 伝統的な言語文化と国語の特質に関

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3 題材の目標 (1) (2) 4 題材の評価規準 ( 指導要録の四つの観点 ( 生活や技術への関心 意欲 態度 ) から題材の学習を通して目指す生徒の姿を示します ) 文章の語尾は 評価規準の作成, 評価方法の工夫改善のための参考資料 ( 中学校技術 家庭 ) 平成 23 年 11 月 ( 国立教

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

問い1, 問い2のどちらも誤答した児童は, しかし や ~が というような逆説の接続詞の意味を読み取ることができずその前に書かれている内容を選択している また, 問い3では, 文章の一部を読んだだけで答えを選択している児童が多かった これらのことから, 本学級の児童は, 接続詞の意味をしっかりと捉え

○数学科 2年 連立方程式

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

H30全国HP

第○学年 ○○科指導計画

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

○学部 ○○科 学習指導案

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

【授業 1】

平成29年度 中学校国語科教育

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第1学年国語科学習指導案

第1学年国語科学習指導案

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

るようにしていく 深く考える力教材文で述べられているロボットや, 図鑑や事典などで収集したロボットのそれぞれの違いやよさを比較するために, ベン図 を用いて視覚的に理解を促す また, 自分の既有のロボットについての認識と教材文を結び付けて考えさせることにより, ロボットのよさに気付かせていきたいが,

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

Microsoft Word - 学習指導案(公民的分野 ②).doc

スライド 1

ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

Microsoft Word - imani ikiru kotoba sidoukeikaku.doc

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県和歌山市 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

第 6 学年 1 組国語科学習指導案 単元名 : さすがプロ, ここがすごい!~ 自分の夢を追って ~ プロフェッショナルたち 男子 19 名女子 17 名計 36 名 単元について 指導者松本典子 本単元は, 小学校学習指導要領国語編第 5 学年及び第 6 学年, C 読むこと の言語活動例 ア伝

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

ICTを軸にした小中連携

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

Taro-第3学年国語科学習指導案「

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

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国語科学習指導案様式(案)

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

H

上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年女子 上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年男子 力ンド力ンド幅跳び幅跳び保健体育科学習指導案 指導者三和中学校小浦麻美日時平成 23 年 9 月 30 日 ( 金 ) 第 5 校時 ( 三良坂中学校体育館 ) 学年三和中学校第 3 学年 23 名 ( 男子 9

さらに自ら調べようと意欲を高めるだろう 2 児童観児童は 文字を50 音すべて学習し 少しずつ読める字や書ける字が増えてきた これまでに音読をしたり 想像したことを話したりしながら ある程度のまとまった文章がよめるようになってきている 5 月の教材 とんこととん では 登場人物のしたことを中心に想像

から抜粋 ) を用意する その中から自分の興味のある資料を選択させ 主体的に文章が書けるようにする その後 書き上げた文章が説得力のある文章であるか 友だち同士で読み比べたり 校内の先生方に読んでいただいたりしながら 自分の文章を評価してもらうようにする そのことにより 児童が文章を書き換えることで

庄原市立東小学校校内研修会 小学校第 5 学年体育科学習指導案 保健 ~ けがの防止 ~ 東小けが 0 プロジェクト!

6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

d 単元について 第 2 学年 5 組国語科学習指導案単元名 : 謎解きインタビュー記事を書こう教材文 : 走れメロス 男子 21 名女子 16 名計 37 名 指導者水田陽子 単元観本単元は, 中学校学習指導要領国語科第二学年, C 読むこと の指導事項 イ文章全体と部分との関係, 例示や描写の効

第○学年○組 国語科学習指導案

社会科学習指導案

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

第 5 学年国語科学習指導案 ( 東京書籍版 ) 1 本単元で付けたい力資料から必要な情報を引用して 自分の考えを記述する力 2 単元 ( 題材 ) 名 かきえもん への道 ~ よびかける文章を書こう の巻 ~ ( 資料を読んで考えたことを書こう 東京書籍 5 年上 ) 3 単元目標 資料を基に 興

第 3 学年メディア コミュニケーション科学習指導案 授業者池田恭浩 1. 日時平成 28 年 11 月 25 日 ( 金 ) 5 校時 (13:40~14:25) 2. 学年組第 3 学年 1 組 34 名 3. 場所 3 年 1 組教室 4. 単元名 短くまとめて伝えよう ~ 紙しばいを使って

授業の構成要素 学び合う授業で育つ 3 つの力 資料 2 基礎 基本の力知識 理解 技能 問題解決力思考力 判断力 表現力 想像力 学ぼうとする力学習意欲 自己有用感 身に付けた知識 技能を活用したり その成果を踏まえた探究活動を行う中で学び合う授業を展開する 教師の役割 < 問題提示の工夫 > 多

(Microsoft Word - \217\254_\216Z_5_\216O\214\264\216s\227\247\216O\214\264\217\254.doc)

Microsoft Word - 数学指導案(郡市教科部会)

Transcription:

基にして小 三原市立久井中学校第 2 学年国語科学習指導案単元名 : いろいろな説明を書き分けよう書き分けよう 食の世界遺産食の世界遺産 小泉武夫 指導者 : 三原市立久井中学校井上靖子 1 日時 : 平成 2 6 年 1 2 月 16 日 ( 火 ) 第 2 校時 9:4 5~1 0:3 5 2 場所 : 2 年 A 組教室 3 学年 学級 : 第 2 学年 A 組 ( 男子 1 3 名女子 1 8 名計 3 1 名 ) 4 単元名 : いろいろな説明を書き分けよう 食の世界遺産 小泉武夫 ( 新しい国語 2 東京書籍 ) 1 単元観 本単元は, 中学校学習指導要領国語 ( 平成 2 0 年 ) 第 2 学年の B 書くことイ自分の立場及び伝えたい事実や 事柄を明確にして, 文章の構成を工夫すること, C 読むことオ多様な方法で選んだ本や文章などから適切 な情報を得て, 自分の考えをまとめること を受けて, 目的に応じて必要な情報を整理して説明する力を育むこ とをねらいとして設定する 本単元では, 一つの文章を基にし, 複数の目的を設定して説明を書き分ける学習活動を行う 複数の目的を設 定することで, 様々な目的に応じた情報の整理の仕方や説明の書き方の違いを相対的に捉えることができ, それ ぞれの説明の書き方を身に付けさせる学習指導を効果的に行えると考える 教材として使用する 食の世界遺産 は, 鰹節が先人の知恵の深さとユニークな発想によりつくられたもので あり, 次の世代に伝承すべき世界に誇れる食べ物であるということを説明している 鰹節について製法や特徴な ど, さまざまな視点から述べられており, 目的に応じた説明を行う上で適した文章である 2 生徒観 平成 26 年度全国学力 学習状況調査中学校国語において, 資料から必要な情報を得て, 伝えたい事実や事柄 が明確に伝わるように書くことができるかどうか をみる問題 (B 三 3) の正答率が本校では 18.8% であった 答案を分析すると,43.8% の生徒が目的に応じて必要な情報を得ることができていなかった また,31.3% の生 徒が, 情報を適切に分類し, 関係付けたりするなど情報の整理ができていなかった したがって, これらの能力 を第 2 学年修了までに身に付けておくことが求められているといえる 授業に先立って事前アンケートと文章を基に説明を 書くプレテストを実施した 事前アンケートでは, 説 明を書くときにどのようなことに難しさを感じている かを調査した 右図は各項目について できる, ほ ぼできる という肯定的な回答をした生徒の割合であ 情報理解分類説明の順番 る その結果, 情報の分類や関係付けを難しいと感じている生徒が多いことが明らかになった プレテストでも 同様に情報の分類 関係付け 情報を伝える順番を考えることに課題が見られた また, 自分の体験や知識に基 づいた情報を補足して説明を書く問題では,13 人の生徒が無解答であった 4 8 5 1 6 1 6 8 74 0 25 50 75 100 (%)

以上のことから, 第 2 学年においても目的に応じて文章中から必要な情報を得ること, 情報を整理 ( 分類 関 連付け ) して説明を書くことに課題があるといえる 3 指導観 指導にあたっては, 目的に応じて必要な情報を収集 整理すること に重点を置いた学習指導を行う 情報の収集を行い, 集めた情報を分類整理し, 構成を考えることができるように次の 2 点を工夫する 1 点目は, 情報整理の方法を視覚的に示すようにすることである 情報を分類ごとに色分けしたり, 情報同士のつながりや, 関係性が分かるようカードを使う また, グループ内で, それぞれが書いた説明を読み合ったり, 同じ情報を取り出して書いた説明のよい例と悪い例を示すことにより, 分類や関係付け, 説明の順番を比較させ, より分かりやすい説明について考えさせるようにする 2 点目は, 共通の形式のワークシートを用いて,3つの目的に応じた説明を書き分ける学習を行う点である 目的 相手 説明 の記述項目の統一とともに, 説明を書くための手順を 情報収集, 情報整理, 構成, 記述 という段階で毎時のワークシートに記載することによって可視化し, 第 6 時で, 目的による説明の違いを相対的に捉えられるようにする 4 単元の目標と評価規準 単元の目標 目的に応じて, 構成を工夫し, 伝えたいことが分かりやすく伝わるように文章を書こうとしている 国語への関心 意欲 態度 自分の伝えたい事実や事柄を明確にして, 文章の構成を工夫して説明を書くことができる B 書くこと (1) イ 文章から適切な情報を得て, 自分の考えをまとめることができる C 読むこと (1) オ 単元の評価規準 国語への関心 意欲 態度 書く能力読む能力単元を貫く言語活動 修学旅行のまとめのスクラップブックに 鰹節 の説明を書く言語活動を通した指導 ( 言語活動例イ ) 鰹節 の説明を書くことに関心を持ち, 分かりやすく伝わるように書こうとしている 目的に応じて情報を整理し, 文章の構成を工夫して書いている 同じ文章を基にした複数の説明を書き比べることを通して, 目的に応じた効果的な説明の仕方について考えている 説明をするために文章を読んで, 必要な情報を得て, 自分の考えをまとめている 5 単元を貫く言語活動の特徴 単元を貫く言語活動として 修学旅行のまとめのスクラップブックに 鰹節 の説明を書くこと を設定する この言語活動は, 鰹節について書かれている文章を基に, 複数の目的に応じて, 情報を整理し構成を工夫するな

どして説明を書くことになり, 説明の書き方を相対的に捉えることができ, 説明する力を育成することに有効で あると考える 6 指導と評価の計画 全 7 時間 ( 本時は 6/7) 次時学習内容 ( 時数 ) 一 1 何かを説明する文を書くときのことを振り返り, 学習の見通しをもつ 食の世界遺産 を読んで, 書くための情報を理解する 関書読 主な学習内容 評価規準 鰹節 の説明を書くことに関心を持ち, 分かりやすく伝わるように書こうとしている 文章を読んで, 説明をするために必要な情報を得て, 自分の考えをまとめている 評価方法 発表 二 2 3 鰹節の作り方 を説明する 荒節 を説明する 情報の整理必要な内容と補足的な内容を区別する 接続関係を表す言葉に注意する 時を表す言葉に注意する 構成分かりやすい情報のつながりを考える 説明の仕方時間 ( 工程 ) に沿った説明をする 鰹節, 荒節 の説明を書くことに関心を持ち, 分かりやすく伝わるように書こうとしている 目的に応じて, 情報を整理し具体例を加えたりするなどして表現を工夫して書いている 文章を読んで, 説明をするために必要な情報を得て, 自分の考えをまとめている 4 鰹節が 食の世界遺産 であるといえる理由 を説明する 情報の整理必要な内容と補足的な内容, 具体例とまとめを区別する 言い換えている言葉に注意する 情報の関係付けをする 情報を分類する 構成情報同士の関係や情報のバランスを考える 鰹節 の説明を書くことに関心を持ち, わかりやすく伝わるように書こうとしている 目的に応じて, 情報を整理し具体例を加えたりするなどして表現を工夫して書いている 文章を読んで, 説明をするために必要な情報を得て, 自分の考えをまとめている

5 自分が考える先達の知恵の深さやユニークな発想について説明する 情報収集必要な情報を集める 情報の整理 構成情報同士の関係や情報のバランスを考える 三 6 前時までに書いた説明を振り返り, 目的に応じた説明の違いを考える 情報の収集 情報整理 構成 記述 鰹節 の説明を書くことに関心を持ち, 分かりやすく伝わるように書こうとしている 目的に応じて, 情報を整理し具体例を加えたりするなどして表現を工夫して書いている 文章を読んで, 説明をするために必要な情報を得て, 自分の考えをまとめている 同じ文章を基にした複数の説明を書き比べることを通して, 目的に応じた効果的な説明の仕方について考えている 発表 本時 7 修学旅行スクラップブックに 鰹節 についての説明を書く 鰹節 の説明を書くことに関心を持ち, わかりやすく伝わるように書こうとしている 目的に応じて, 情報を整理し具体例を加えたりするなどして表現を工夫して書いている 文章を読んで, 説明をするために必要な情報を得て, 自分の考えをまとめている 7 本時の展開 (1) 本時の目標 今までの説明を振り返り, 目的に応じた書き方の違いを理解する (2) 観点別評価規準 同じ文章を基にした複数の説明を書き比べることを通して, 目的に応じた効果的な説明の仕方について考えて いる 書く能力

(3) 本時の展開 導入 学習活動 本時の目標を確認する 今までの説明を比較して, 説明の仕方をまとめよう 指導上の留意点 ( 〇 ) 努力を要する生徒への支援 ( ) 評価規準 ( 評価方法 ) 前時までに書いた説明から, どのように情報を整理し, 構成を考えたかを想起する それぞれの説明の仕方を, 次の4 つの観点で一覧表にまとめる 情報を集める 情報を整理する 構成を考える 説明を書く 同じ文章を基にした複数の 〇ワークシートの記述を各自確認する 説明を書き比 前時までに書いた説明を読ませ, ポイべることを通ントを確認させる して, 目的に応 授業中に使用した模造紙を掲示し, 振じた効果的なり返らせる 説明の仕方について考えて〇個人で記入した後, グループで交流し, いる 全体で交流する ( 発表 記述の〇自分が記入しやすいところから記入す確認 ) るようにする 展開 鰹節の作り方 を説明する 接続関係を表す言葉に注目, 補足的な言葉は省略, 時間の順に従う, 文体の統一感 鰹節が 食の世界遺産 であるといえる理由 を説明する 情報の構成を捉える, 言い換えている言葉に注目, 分類, 情報同士の関係とバランス 自分が考える先達の知恵の深さやユニークな発想 について説明する 必要な情報を補う情報同士の関係とバランス まとめ 記入して, 気付いたことについて発表する 目的に応じた情報整理について 情報の関係により, 構成を考え, 相手に応じた分かりやすい記述をすることについて 本時の振り返りを記入する 次時の予告スクラップブックに鰹節の説明を書く

8 ワークシート ( 例 )