朝食時大豆ペプチド摂取がその後のエネルギー代謝および血糖値に及ぼす影響 大山聡 ( 千葉大学教育学部 ) 村松成司 ( 千葉大学大学院人文社会科学研究科 ) 緒言大豆は日本において伝統的な食品であり 栄養価も高く豆腐や納豆など大豆加工品として古くから食されてきている また 近年では大豆を主とした健康

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高齢者におけるサルコペニアの実態について みやぐち医院 宮口信吾 我が国では 高齢化社会が進行し 脳血管疾患 悪性腫瘍の増加ばかりでなく 骨 筋肉を中心とした運動器疾患と加齢との関係が注目されている 要介護になる疾患の原因として 第 1 位は脳卒中 第 2 位は認知症 第 3 位が老衰 第 4 位に

られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規

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ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 花房俊昭 宮村昌利 副査副査 教授教授 朝 日 通 雄 勝 間 田 敬 弘 副査 教授 森田大 主論文題名 Effects of Acarbose on the Acceleration of Postprandial

2015 年度 SFC 研究所プロジェクト補助 和食に特徴的な植物性 動物性蛋白質の健康予防効果 研究成果報告書 平成 28 年 2 月 29 日 研究代表者 : 渡辺光博 ( 政策 メディア研究科教授 ) 1

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

ピルシカイニド塩酸塩カプセル 50mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにピルジカイニド塩酸塩水和物は Vaughan Williams らの分類のクラスⅠCに属し 心筋の Na チャンネル抑制作用により抗不整脈作用を示す また 消化管から速やかに

ⅱ カフェイン カテキン混合溶液投与実験方法 1 マウスを茶抽出液 2g 3g 4g 相当分の3つの実験群と対照群にわける 各群のマウスは 6 匹ずつとし 合計 24 匹を使用 2 実験前 8 時間絶食させる 3 各マウスの血糖値の初期値を計測する 4 それぞれ茶抽出液 2g 3g 4g 分のカフェ

康度の評価を実施した また リーグ戦日前後を含む 3 日間における栄養調査を思い出し記述法を用いた調査票を回収した ボウリングプレー時の集中度と全身疲労感の主観的評価は 第 1 タームと第 2 ターム リーグ戦ゲーム前後に毎回測定を実施した 各ターム リーグ戦最終日にはプレー前の安静時において 唾液

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2) エネルギー 栄養素の各食事からの摂取割合 (%) 学年 性別ごとに 平日 休日の各食事からのエネルギー 栄養素の摂取割合を記述した 休日は 平日よりも昼食からのエネルギー摂取割合が下がり (28~31% 程度 ) 朝食 夕食 間食からのエネルギー摂取割合が上昇した 特に間食からのエネルギー摂取

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日本の糖尿病患者数は増え続けています (%) 糖 尿 25 病 倍 890 万人 患者数増加率 万人 690 万人 1620 万人 880 万人 2050 万人 1100 万人 糖尿病の 可能性が 否定できない人 680 万人 740 万人

2 11. 脂肪 蓄 必 12. 競技 引退 食事 気 使 13. 日 練習内容 食事内容 量 気 使 14. 競技 目標 達成 多少身体 無理 食事 仕方 15. 摂取 16. 以外 摂取 17. 自身 一日 摂取 量 把握 18. 一般男性 ( 性. 一日 必要 摂取 把握 19. 既往歴 図

あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値

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上原記念生命科学財団研究報告集, 28 (2014)

( 様式甲 5) 氏 名 忌部 尚 ( ふりがな ) ( いんべひさし ) 学 位 の 種 類 博士 ( 医学 ) 学位授与番号 甲第 号 学位審査年月日 平成 29 年 1 月 11 日 学位授与の要件 学位規則第 4 条第 1 項該当 Benifuuki green tea, containin

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グルコースは膵 β 細胞内に糖輸送担体を介して取り込まれて代謝され A T P が産生される その結果 A T P 感受性 K チャンネルの閉鎖 細胞膜の脱分極 電位依存性 Caチャンネルの開口 細胞内 Ca 2+ 濃度の上昇が起こり インスリンが分泌される これをインスリン分泌の惹起経路と呼ぶ イ

加工デンプン(栄養学的観点からの検討)

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ン投与を組み合わせた膵島移植手術法を新たに樹立しました 移植後の膵島に十分な栄養血管が構築されるまでの間 移植膵島をしっかりと休めることで 生着率が改善することが明らかとなりました ( 図 1) この新規の膵島移植手術法は 極めてシンプルかつ現実的な治療法であり 臨床現場での今後の普及が期待されます

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小学生のカルシウム摂取量に寄与する食品の検討 小学生のカルシウム摂取量に寄与する食品の検討 小川瑞己 1 佐藤文佳 1 村山伸子 1 * 目的 小学生のカルシウム摂取の実態を把握し 平日と休日のカルシウム摂取量に寄与する食品を検討する 方法 2013 年に新潟県内 3 小学校の小学 5 年生全数 3

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医療法人将優会 将優会 クリニックうしたに

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

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4 身体活動量カロリズム内に記憶されているデータを表計算ソフトに入力し, 身体活動量の分析を行った 身体活動量の測定結果から, 連続した 7 日間の平均, 学校に通っている平日平均, 学校が休みである土日平均について, 総エネルギー消費量, 活動エネルギー量, 歩数, エクササイズ量から分析を行った

,995,972 6,992,875 1,158 4,383,372 4,380,511 2,612,600 2,612, ,433,188 3,330, ,880,573 2,779, , ,

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Shokei College Investigation into the Physical Condition, Lifestyle and Dietary Habits of the Members of a Boy s Soccer Team and their Families (1) Ph

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結果の概要

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保健機能食品制度 特定保健用食品 には その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をすることができる 栄養機能食品 には 栄養成分の機能の表示をすることができる 食品 医薬品 健康食品 栄養機能食品 栄養成分の機能の表示ができる ( 例 ) カルシウムは骨や歯の形成に 特別用途食品 特定保健用

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経管栄養食 アイソカル RTU アイソカルプラス EX ネスレヘルスサイエンス ネスレヘルスサイエンス 1.0kcal/ml の流動食さらにやさしく より確かな安全を 1.5kcal/ml の高濃度流動食 アルギニン配合 アイソカルプラス アイソカル 1K ネスレヘルスサイエンス ネスレヘルスサイエ

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委員会の承認を得て実施した 2. 試験内容被験者には, 試験期間中の食生活や日常生活及び健康管理に留意させ, 試験の前日は, 飲酒と午後 10 時以降の飲食を禁止した 約 12 時間の絶飲 絶食後, 採血を行った 午前 8 時 45 分に空腹時の血糖値を血糖自己測定器 ( フリースタイルキッセイセン

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2. 看護に必要な栄養と代謝について説明できる 栄養素としての糖質 脂質 蛋白質 核酸 ビタミンなどの性質と役割 およびこれらの栄養素に関連する生命活動について具体例を挙げて説明できる 生体内では常に物質が交代していることを説明できる 代謝とは エネルギーを生み出し 生体成分を作り出す反応であること

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(3) 摂取する上での注意事項 ( 該当するものがあれば記載 ) 機能性関与成分と医薬品との相互作用に関する情報を国立健康 栄養研究所 健康食品 有効性 安全性データベース 城西大学食品 医薬品相互作用データベース CiNii Articles で検索しました その結果 検索した範囲内では 相互作用

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化を明らかにすることにより 自閉症発症のリスクに関わるメカニズムを明らかにすることが期待されます 本研究成果は 本年 京都において開催される Neuro2013 において 6 月 22 日に発表されます (P ) お問い合わせ先 東北大学大学院医学系研究科 発生発達神経科学分野教授大隅典

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14栄養・食事アセスメント(2)

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2. 栄養管理計画のすすめ方 給食施設における栄養管理計画は, 提供する食事を中心とした計画と, 対象者を中心とした計画があります 計画を進める際は, それぞれの施設の種類や目的に応じて,PDCA サイクルに基づき行うことが重要です 1. 食事を提供する対象者の特性の把握 ( 個人のアセスメントと栄

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朝食時大豆ペプチド摂取がその後のエネルギー代謝および血糖値に及ぼす影響 大山聡 ( 千葉大学教育学部 ) 村松成司 ( 千葉大学大学院人文社会科学研究科 ) 緒言大豆は日本において伝統的な食品であり 栄養価も高く豆腐や納豆など大豆加工品として古くから食されてきている また 近年では大豆を主とした健康食品なども開発されて市場に出回っている 特に 大豆の蛋白質には様々な生理機能が報告されており 更にその分解物である大豆ペプチドには優れた消化吸収性とともに 運動後の筋損傷の起きた筋肉への有効性 抗肥満効果 抗アレルギー作用などの研究報告がある 一方 摂食時の熱産生や生体反応に関する研究において 炭水化物食を摂取するよりも炭水化物とタンパク質の混合食を摂取した場合のほうが 脂質のエネルギー代謝が促進されることや 大豆ペプチドを摂取した場合 同じ量の乳タンパクを摂取した場合と比較して熱産生はより大きいことや 高血圧ラットを用いた研究では大豆ペプチド摂取によって血圧低下が認められるなど大豆ペプチドの様々な効果が報告されている また大豆ペプチド単体を摂取した先行研究では 大豆ペプチドを摂取することでリラックス傾向を示す α 波の増加が観察されるなどの報告されている さらにペプチドを摂取した実験において 佐藤真葵らはミルクペプチドをトレーニング期間中の運動者に摂取させたところ摂取後に安静時酸素摂取量が減少したという報告があるが 一方で佐藤大毅らは大豆ペプチドを摂取させたところ安静時酸素摂取量が増加したとの報告もあり 摂取するペプチドの種類によっても与える影響に差異があることが確認されている アミノ酸摂取に関する先行研究では摂取しない場合に比べエネルギー代謝の向上を促し 減量にも有効であるとされている 本研究では 朝食時の大豆ペプチド摂取が摂取後のエネルギー代謝 体温 脈拍 血中グルコース ストレス値 脳波の変動に与える影響について検討することにした 実験方法 A. 被験者本実験は健康な男子大学生 8 名 ( 年齢 21.1±0.3 身長 174.2±4.7cm 体重 67.8±4.6kg BMI22.3±1.8) を被験者とした 被験者には本実験の主旨を説明し インフォームドコンセントを得て行なった B. 測定項目測定項目は血糖値 安静時脈拍 ストレス値 脳波 呼気ガス (RER VO2 VCO2) 体温である 血糖値はアークレイ社製グルコカードダイアメーターと同社製のダイアセンサーを使用した 採血する前にアルコール脱脂綿でよく拭いたのち ランチェットにより採血 ダイアメーターにより血糖値を測定した 安静時心拍数はポラール社製アキュレックプラスポラールハートレイトモニターを使用した ストレス値の測定には唾液中のアミラーゼ活性からストレス値を測定するニプロ株式会社製 COCORO METER ( ココロメーター ) を使用した 脳波はフーテックエレクトロニクス株式会社の α 波測定器 FM-717 を使用した 測定する際は額をアルコール脱脂綿でよく拭いた後センサーバンドを着け 目を閉じて安静座位の姿勢で 1 分間脳波を測定した 呼気ガス (RQ VO2 VCO2) の測定にはミナト医科学社製呼気ガス分析装置 AE-280 を使用した 測定時間は 3 分間安静座位の状態になり測定し 最後の 1 分間の数値を結果とした 体温の測定にはキタノ製作株式会社製電子体温計を使用した

C. 測定条件被験者は起床後 家では朝食をとらず ( 水の摂取は可とした ) に実験室に集合し 充分に安静状態を保ったあと 7:40 に食事前の測定として 上記の 6つの項目を測定する その後 8:00 に市販の包装米飯 ( 白米 )1 パック (200g エネルギー 302kcal, 炭水化物 79.4g, タンパク質 4.2g, 脂質 0.8g, 灰分 0.2g, 食塩 0.01g 未満 ) を食べてもらい 水 250ml とともに 1 何も摂取しない ( 以下 RICE 群 ) 2 大豆ペプチド ( ハイニュート YM 以下 SP1) を摂取 3 大豆ペプチド ( ハイニュート AM 以下 SP2) を摂取の 3パターンに分けて行なった なお大豆ペプチドの摂取量は被験者 A B C D は 2.5g E F G H は 4.0g とした 大豆ペプチドを摂取した後は座位安静状態をとってもらう なお使用した大豆ペプチドは不二製油株式会社製のものでハイニュート YM はジ トリペプチド含量 17.8% 15%TCA 可溶蛋白率 32.5% ハイニュート AM はジ トリペプチド含量 65.1% 15%TCA 可溶蛋白率 100.0% となっている その後 9:00 10:00 11:00 12:00 の一時間ごとに 6つの項目の測定を行い変化を調べた なお被験者は実験中実験室間の移動時以外は座位安静時を維持してもらい 座位安静時は会話や読書などは可とした D. 測定環境測定は被験者 A~D の 4 人は 2008 年 8 月 被験者 E~H は 2008 年 11 月に行い 室温は 25~27 度 湿度は 45 ~60% であった E. 統計処理統計処理は二元配置分散分析を用い 有意な場合は対応のある student のt 検定を用いた 有意水準 5% 未満を統計上有意な差とした 結果何れの群においても朝食摂取後に体温が上昇する傾向がみられたが有意な差は得られなかった 安静時酸素摂取量は 9:00dでは RICE 群とペプチド 2.5g 摂取した群との比較で SP1 は 4.6% SP2 は 0.9% レベルで有意な差を示した RICE 群とペプチド 4g 摂取した群との比較で SP1 は 3.2% SP2 は 4.7% レベルで有意な差を示した 10:00 では RICE 群とペプチド 2.5g 摂取した群との比較で SP1 は 4% SP2 は 3.1% レベルで有意な差を示した RICE 群とペプチド 4g 摂取した群との比較で SP1 は 9%( 有意ではない ) SP2 は 1% レベルで有意な差を示した 11:00 では RICE 群と SP-1 2.5g 4g 摂取した群は 11:00 以降は有意な差はみられなかった RICE 群と SP2 2.5g 摂取した群では 5% レベルで有意な差を示した RICE 群と SP2 4g 摂取した群では 1% レベルで有意な差を示した 12:00 では RICE 群と SP2 2.5g 摂取した群では % レベルで有意な差を示した RICE 群と SP2 4g 摂取した群で 0.6% レベルで有意な差を示した またV O2 から 1 分間あたりの消費カロリーがもとめることができ RQ から糖質から得られるエネルギーと脂質から得られるエネルギーの比 (percentage kcal Derived from) が得られるので percentage kcal Derived from 安静時酸素摂取量から安静時における 1 分間あたりの消費カロリーの内わけ ( 糖質 : 脂質 ) を求めた 糖質由来のエネルギーについては食後にどの群も増加傾向を見せたが有意な差は見られなかった 脂質由来のエネルギーについては A~D のペプチド 2.5gを摂取した群は どの群も食後に減少傾向が見られたが SP2 群は減少幅が少なく 時間が経過しても他群と比較して若干ではあるが高値を示した E~H の 4.0g を摂取した群は RICE 群と比較して SP1 SP2 群ともに食後に脂質代謝が増加する傾向を見せ また SP2 群に関しては食後から時間が経っても脂質代謝は安定して高い値を示した 血糖値については朝食後にペプチド 2.5gを摂取した場合 RICE 群と比較して SP2 群は 9:00 の時点で 0.4%

レベル 10:00 の時点で 2% レベルで有意に低い値を示した 朝食後にペプチド 4gを摂取した場合 9:00 の時点で RICE 群と SP1 群を比較して 6% レベルで低い値をしめし ( 有意ではない ) RICE 群と SP2 群を比較すると 0.02% レベルで有意に低い値を示した ストレス値については大豆ペプチド摂取による有意な差はみられなかった また摂食による影響も観察されなかった 安静時脈拍については以下のような結果となった 大豆ペプチド摂取や摂食による影響はみられなかった 脳波に関しては個人差が非常に影響し 有意な値は得られなかった 考察 1. 体温の変化について先行研究では食事によって体温が上昇すること たんぱく質は糖質や脂質に比べて高い食餌誘発性体熱産生 (DIT) をもたらすこと 大豆ペプチド摂取は熱産生を促進するなどの効果が示されているが 本研究では体温に関しては食後に若干の増加傾向を見せたが有意な結果は得られなかった また RICE 群とペプチド摂取群間の違いも観察されなかった 2. 安静時酸素摂取量 エネルギー代謝について藤井らの研究によると運動前にたんぱく質と糖質の混合食を摂取した場合 糖質摂取群と比較して脂質の酸化量が多く 糖質摂取群よりも酸素摂取量が多いことを明らかにしている また彼らは安静時でもこの傾向があることを明らかにしている また佐藤らによると安静時に大豆ペプチドを投与することで安静時酸素摂取量が増加することが観察されている 本研究では先に挙げた先行研究と同じく RICE 群と比較して一緒に大豆ペプチドを摂取した群のほうが安静時酸素摂取量は有意に高い値をしめした このことから大豆ペプチドと食事を組み合わせると安静時酸素摂取量が有意に増加するといえる また SP-1 は 11:00 以降は有意な差がみられなかったのに対し SP-2 は 9:00 から 12:00 まで有意な差を観察することができた 摂取する大豆ペプチドの種類によって安静時酸素摂取量増加の持続時間も変化するといえる 摂取量の違いによる差は観察されなかった また RQ と安静時酸素摂取量から糖質 脂質のエネルギー代謝における割合を求めたが RICE 群では食後に脂質代謝が低下する傾向がみられたが SP1を 4.0g 摂取 SP2 を 2.5g 4.0g 摂取した群では RICE 群と比較し減少幅は小さく 特に SP2 を 4g 摂取した群では脂質代謝が増加したことから大豆ペプチド摂取が脂質代謝を亢進させる可能性が示唆された また SP1 群では 4.0g 摂取した場合に 2.5g を摂取した場合と比較し 減少幅が小さくなっていたことから摂取量が多い場合に脂質代謝を亢進させる可能性も示唆された 3. 血糖値について血糖値の項目において SP-2 では摂取する量に関らず 2.5g では 0.4% 4g では 0.02% とどちらの群も有意な差を観察できた SP1 のほうは 2.5gを摂取した場合は RICE 群と比較してあまり差は見られなかったが 4 g 摂取することで有意ではないが 6% レベルで低かった ペプチドを摂取することで血糖値の上昇が抑制された理由としては大豆ペプチドが細胞の糖の取り込みを促進しているのではないかと考えられるが本研究の結果からは必ずしも明らかでない また被験者の中には 10:00 に血糖値のピークを迎えたものもおりグルコース保存の機能もあるのではないかと考えられる SP1 群では有意な結果は得られず SP2 群では 2.5g 摂取 4.0g 摂取のどちらの群も有意な結果が得られたことに関しては 加藤麻衣らの研究では分岐鎖アミノ酸を用いた運動実験で グルコース摂取群よりも分岐鎖アミノ酸 (+アルギニン ) とグルコースを摂取した群

が運動開始時および 運動開始後 15 分において血中グルコース濃度は有意に低かったとしている 本研究において SP2 を摂取した群が血糖値が低い傾向にあったことなどから よりアミノ酸の形に近い SP2 群が血糖値の上昇を抑制する効果が高いのではないかと考えられる また SP1 を摂取した群は 4.0g では有意ではないが 6.0% レベルで低い傾向にあったことから摂取量の違いで血糖値上昇抑制効果に差が出るのではないかと推察される 4. ストレス値についてストレス値についてはほとんどの群で食後にストレス値が上昇する傾向が見られたが 原因としては安静時のすごし方にあると考えられる 安静時は座位安静という指示はしていたが会話などについてはとくに指示はしていなかったのでそれらの外的ストレスが大きかったのではないだろうか またストレス値の測定に唾液中のアミラーゼ活性からストレス値を測定するニプロ株式会社製 COCORO METER( ココロメーター ) を使用したが 摂食や水分摂取が唾液中のアミラーゼ活性になんらかの影響を与えた可能性もありうる 5. 安静時脈拍について安静時脈拍はどの群もほぼ安定していた 大豆ペプチド摂取による有意さは得られなかった 6. 脳波について脳波に関しては先行研究において夕方に大豆ペプチドを摂取することで脳波の緊張度を示す α 波が増加 ( リラックス傾向 ) を示したという報告があるが 本研究では観察されなかった またこの先行研究では結果の再現性が課題とされている 本研究ではストレス値同様安静時の過ごし方による影響が大きいと考えられる 測定された脳波は各個人によって項目 ( 分散緊張 リラックス 集中 眠気 ) 間の違いが大きく また各時間ごとで違った傾向が観察された 本研究ではペプチド摂取による有意な差は得られなかった まとめ本研究では健康な男子大学生 8 名を対象として 朝食時における大豆ペプチド摂取がその後の血糖値変化などに及ぼす影響について検討した その結果以下のことが示された 1 血糖値の変化については大豆ペプチド ( ハイニュート AM2.5g 4.0g) を摂取した群は RICE 群と比較して 9:00 の時点で有意に低い値を示した 2 安静時酸素摂取量については大豆ペプチド摂取群は両群ともに RICE 群に比べ安静時酸素摂取量が有意に増加した またハイニュート AM 群がハイニュート YM 群と比較し安静時酸素摂取量増加の効果は持続した 3 安静時酸素摂取量と RER から糖質由来のエネルギーと脂質由来のエネルギーを求めた結果 大豆ペプチド 4g 摂取群が脂質代謝の増加傾向をみせたことから 大豆ペプチドが脂質代謝を亢進する効果がある可能性が示唆された 参考文献 増田研一, 戸村多郎, 松尾貴子 : 生化学 栄養筋損傷モデルに対する大豆ペプチド摂取の効果 : 免疫学 的検討を中心に ( 大豆たんぱく研究 )4(22) pp.83 86 2001

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