Clinical Indicator 2017 FUNABASHI MUNICIPAL REHABILITATION HOSPITAL

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クリニカルインディケーター 2017 の刊行にあたって 当院は開院以来 重症者にも対応できる医療 リハケア体制の整備 スタッフの量的および質的充実に向けた教育 研修体制の構築 チームアプローチの徹底や情報共有の強化 急性期病院および地域医療 介護との連携推進 生活 期リハの充実等 様々な取り組みを組

医療法人高幡会大西病院 日本慢性期医療協会統計 2016 年度

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A5 定刻に評価するためには その時刻に責任をもって特定の担当者が評価を行うことが必要 となる Q6 正看護師 准看護師 保健師 助産師以外に医師 セラピストなどが評価してもよいか A6 よい ただし 医療職に限られ 評価者は所定の研修を修了した者 あるいはその者が実施した院内研修を受けた者であるこ

リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

図表 リハビリテーション評価 患 者 年 齢 性 別 病 名 A 9 消化管出血 B C 9 脳梗塞 D D' E 外傷性くも幕下出血 E' 外傷性くも幕下出血 F 左中大脳動脈基始部閉塞 排尿 昼夜 コミュニ ケーション 会話困難 自立 自立 理解困難 理解困難 階段昇降 廊下歩行 トイレ歩行 病

平成 24 年度診療報酬説明会リハビリテーション関連 平成 24 年 4 月 21 日 公益社団法人 高知県理学療法士協会 医療部

地域医療連携パスの概念

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リハビリテーション歩行訓練 片麻痺で歩行困難となった場合 麻痺側の足にしっかりと体重をかけて 適切な刺激を外から与えることで麻痺の回復を促進させていく必要があります 麻痺が重度の場合は体重をかけようとしても膝折れしてしまうため そのままでは適切な荷重訓練ができませんが 膝と足首を固定する長下肢装具を

摂食嚥下訓練 排泄訓練等を開始します SCU で行うリハビリテーションの様子 ROM 訓練 ( 左 ) と端坐位訓練 ( 右 ) 急性期リハビリテーションプログラムの実際病棟訓練では 病棟において坐位 起立訓練を行い 坐位耐久性が30 分以上となればリハ訓練室へ移行します 訓練室訓練では訓練室におい

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平成 28 年 10 月 17 日 平成 28 年度の認定看護師教育基準カリキュラムから排尿自立指導料の所定の研修として認めら れることとなりました 平成 28 年度研修生から 排泄自立指導料 算定要件 施設基準を満たすことができます 下部尿路機能障害を有する患者に対して 病棟でのケアや多職種チーム

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平成 28 年度診療報酬改定情報リハビリテーション ここでは全病理に直接関連する項目を記載します Ⅰ. 疾患別リハビリ料の点数改定及び 維持期リハビリテーション (13 単位 ) の見直し 脳血管疾患等リハビリテーション料 1. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)(1 単位 ) 245 点 2

7 時間以上 8 時間未満 922 単位 / 回 介護予防通所リハビリテーション 変更前 変更後 要支援 Ⅰ 1812 単位 / 月 1712 単位 / 月 要支援 Ⅱ 3715 単位 / 月 3615 単位 / 月 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) の見直し リハビリテーションマネジメン


リハビリテーションを受けること 以下 リハビリ 理想 病院でも自宅でも 自分が納得できる 期間や時間のリハビリを受けたい 現実: 現実: リ ビリが受けられる期間や時間は制度で リハビリが受けられる期間や時間は制度で 決 決められています いつ どこで どのように いつ どこで どのように リハビリ

訪問介護事業所の役割 1 訪問介護計画や手順書への記載居宅サービス計画に通院介助及び院内介助の必要性が位置付けられている場合に限り 訪問介護サービスとして 介助が必要な利用者が 自宅から病院 受診手続きから診察 薬の受け取り 帰宅までの一連の行為を円滑に行うために訪問介護員が行うべき援助内容を訪問介

当院人工透析室における看護必要度調査 佐藤幸子 木村房子 大館市立総合病院人工透析室 The Evaluation of the Grade of Nursing Requirement in Hemodialysis Patients in Odate Municipal Hospital < 諸

このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

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Ⅰ 通所リハビリテーション業務基準 通所リハビリテーションのリハビリ部門に関わる介護報酬 1. 基本報酬 ( 通所リハビリテーション費 ) 別紙コード表参照 個別リハビリテーションに関して平成 27 年度の介護報酬改定において 個別リハビリテーション実施加算が本体報酬に包括化された趣旨を踏まえ 利用

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特別養護老人ホーム 優雅 社会福祉法人 桜寿会 ( 特別養護老人ホーム優雅 ) 福島県南会津郡南会津町田島字北下原 111 番 TEL: FAX: ( 郡山オフィス ) 福島県郡山市菜根一丁目 22 番 10 号 T

通所リハビリテーションとは 介護保険で認定を受けられた要支援 要介護の方を対象に機能訓練 歩行訓練や日常生活訓練 脳への刺激で認知症予防などを目的に リハビリテーション ( 以下 リハビリ ) を行う通いのサービスです 通所リハビリテーション ( 以下 通所リハビリ ) は 利用者様が可能な限り自宅

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2018 年 3 月 15 日 株式会社千早ティー スリー 代表取締役谷口仁志 平成 30 年度診療報酬改定における重症度 医療 看護必要度関連の変更について 拝啓時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます さて 平成 30 年度診療報酬改定における施設基準等が 3 月 5 日に公開され 重症度

また リハビリテーションの種類別では 理学療法はいずれの医療圏でも 60% 以上が実施したが 作業療法 言語療法は実施状況に医療圏による差があった 病型別では 脳梗塞の合計(59.9%) 脳内出血 (51.7%) が3 日以内にリハビリテーションを開始した (6) 発症時の合併症や生活習慣 高血圧を

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高齢者の日常生活機能維持 回復のための リハビリテーション 日本リハビリテーション病院 施設協会 会長 全国デイ ケア協会 会長 医療法人真正会 霞ヶ関南病院 理事長 斉藤正身 1

Q: 療養病棟が 2 病棟 (60 床 +60 床 ) あり 人員配置が共に施設基準をクリアしている場合には 2 病棟合計の 120 床に対して医療区分 2 3 の割合が 8 割以上となればよいのでしょうか 1 病棟 (60 床 ) 毎に 8 割以上でなければならないのでしょうか A: 療養病棟入院

簡易型 ADL 評価スケール S-スコア入力支援ソフト Version.1 は宮城県気仙沼保健福祉事務所 ( 気仙沼圏域地域リハビリテーション広域支援センター ) のホームページからダウンロードして御利用ください

< 集計分析結果 > ( 単純集計版 ) 在宅介護実態調査の集計結果 ~ 第 7 期介護保険事業計画の策定に向けて ~ 平成 29 年 9 月 <5 万人以上 10 万人未満 >

届出書 体制等状況一覧表 ( 別紙 1-3) の添付書類一覧 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 中山間地域等における小規模事業所加算 11 月当たりの平均延訪問回算定表 前年度の 4 月 ~2 月分 緊急時訪問看護加算 特別管理体制 ターミナルケア体制 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ) サービス提供

評価チームの職種別人数グラフ ( 人 ) 看護 472 医師 事務 介護 リハビリ MSW 106 栄養士 薬剤師 その他 47

体制強化加算の施設基準にて 社会福祉士については 退院調整に関する 3 年以上の経験を有する者 であること とあるが この経験は 一般病棟等での退院調整の経験でもよいのか ( 疑義解釈その 1 問 49: 平成 26 年 3 月 31 日 ) ( 答 ) よい 体制強化加算の施設基準にて 当該病棟に

課題名

資料編

グループ紹介 上尾中央医科グループ 上尾中央医科グループは 関東圏を中心とする病院 老健 学校 研究所などからなる関東有数の医療機関グループです * 理念 : 愛し愛される病院 施設 * 施設 : 病院 27 老健 20 学校 3 等 * 総病床数 :9,167 床 * 総職員数 :15,534 詳

5. がん患者さんの在宅医療 介護等の基礎知識 財団法人名古屋市療養サービス事業団名古屋市西区訪問看護ステーション所長訪問看護認定看護師村井満美子 講義の狙い がん患者さんの在宅医療と在宅医療 療養を支える資源について学ぶ 訪問看護の利用の仕方について学ぶ 事例を通してより良い在宅医療のあり方を学ぶ

老年看護学実習

点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

通所型サービスの例 ( 典型例として整理したもの ) 現行の通所介護相当 市場 ( 地域支援事業の外 ) で提供されるサービス Ⅰ 通所介護 Ⅱ 通所介護 Ⅲ 通所型サービス A ( 緩和したによるサービス ) Ⅳ 通所型サービス B ( 住民主体による支援 ) Ⅴ 通所型サービス C ( 短期集中

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事業内容

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Q3 回復期リハ病棟の施設基準とは? A3 標榜科名リハビリテーション科を標榜していること 医師病棟ごとに常勤の専任医を 1 名以上配置すること PT OT 看護職員 看護補助者 夜勤看護職員 夜勤看護補助者 リハ施設基準 病室床面積 廊下幅 その他の構造設備 リハ実施体制 日常生活機能評価 地方社

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地域包括ケア病棟入院料等の主な算定要件 施設基準 地域包括ケア病棟入院料 1 地域包括ケア入院医療管理料 1 地域包括ケア病棟入院料 2 地域包括ケア入院医療管理料 2 点数 ( 日 ) 2,558 点 2,558 点 2,058 点 2,058 点 算定上限 60 日 看護配置 13 対 1 その

DOTS 実施率に関する補足資料 平成 26 年 12 月 25 日 結核研究所対策支援部作成 平成 23 年 5 月に改正された 結核に関する特定感染症予防指針 に DOTS の実施状況は自治体による違いが大きく実施体制の強化が必要であること 院内 DOTS 及び地域 DOTS の実施において医療

特集 リハビリテーション科専門医のロールモデルとリハビリテーションのエビデンス Jpn J Rehabil Med 2016;53: 回復期リハビリテーション病棟をさらに進化させるために リハビリテーション科専門医に期待すること The Role Which is Expected

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平成26年度診療報酬改定 <リハビリテーション>

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基本料金明細 金額 基本利用料 ( 利用者負担金 ) 訪問看護基本療養費 (Ⅰ) 週 3 日まで (1 日 1 回につき ) 週 4 日目以降緩和 褥瘡ケアの専門看護師 ( 同一日に共同の訪問看護 ) 1 割負担 2 割負担 3 割負担 5, ,110 1,665 6,

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事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

1/5 Japanese Journal of Comprehensive Rehabilitation Science (2013) Original Article 脳卒中回復期リハビリテーションにおけるセラピストの臨床経験年数と FIM 利得 効率との関連性 河﨑靖範, 1,4 槌田義美, 1

3 病型別 初発再発別登録状況病型別の登録状況では 脳梗塞の診断が最も多く 2,524 件 (65.3%) 次いで脳内出血 868 件 (22.5%) くも膜下出血 275 件 (7.1%) であった 初発再発別の登録状況では 初発の診断が 2,476 件 (64.0%) 再発が 854 件 (22

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複数名訪問看護加算 (1 人以上の看護職員等と同 2 人以上による訪問看護を行う場合 行 ) 看護師等と訪問 看護師等と訪問 4,500 円 30 分未満 254 単位 准看護師と訪問 3,800 円 30 分以上 402 単位 看護補助者と訪問 ( 別に厚生労働省が定める場合 看護補助者と訪問 を

脳血管疾患による長期入院者の受診状況~レセプトデータによる入院前から退院後5年間の受診の分析

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Taro-指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準

脳卒中に関する留意事項 以下は 脳卒中等の脳血管疾患に罹患した労働者に対して治療と職業生活の両立支援を行うにあ たって ガイドラインの内容に加えて 特に留意すべき事項をまとめたものである 1. 脳卒中に関する基礎情報 (1) 脳卒中の発症状況と回復状況脳卒中とは脳の血管に障害がおきることで生じる疾患

目次 I. 調査概要 II. 調査票 調査目的調査期間調査対象調査方法サンプル数 III. 属性調査結果 性別年齢入院病棟入院日数当院を選んだ理由 IV. 満足度調査結果 1. 満足度ポイント一覧 2. 満足度構成比率総合満足度医療サービス施設 設備 情報提供師の接遇の接遇の接遇 V. ポートフォリ

能登における脳卒中地域連携

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別紙 1-2 移乗介助 ロボット技術を用いて介助者による抱え上げ動作のパワーアシストを行う非装着型の機器 移乗開始から終了まで 介助者が一人で使用することができる ベッドと車いすの間の移乗に用いることができる ( ベッドと車いすの間の移乗における使い勝手は ステージゲート審査での評価対象となる点に留

加算 栄養改善加算 ( 月 2 回を限度 ) 栄養スクリーニング加算 口腔機能向上加算 ( 月 2 回を限度 ) 5 円 重度療養管理加算 要介護 であって 別に厚生労働大が定める状態である者に対して 医学的管理のもと 通所リハビリテーションを行った場合 100 円 中重度者ケア体制加算

脳卒中地域連携クリティカルパス 北九州標準モデルについて

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27 年度調査結果 ( 入院部門 ) 表 1 入院されている診療科についてお教えください 度数パーセント有効パーセント累積パーセント 有効 内科 循環器内科 神経内科 緩和ケア内科

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第 3 節心筋梗塞等の心血管疾患 , % % % %

各論第 3 章介護保険 保健福祉サービスの充実

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

17★ 訪問看護計画書及び訪問看護報告書等の取扱いについて(平成十二年三月三十日 老企 厚生労働省老人保健福祉局企画課長通知)

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病院紀要02:p 松原.eca

1 届出 施設基準に 病院の一般病棟又は療養病棟の病棟 ( 病室 ) 単位で行うもの とあるが 一般病棟入院基本料や療養病棟入院基本料からの移行のみでなく障害可能である 者施設等入院基本料や亜急性期入院医療管理料 回復期リハビリテーション病棟入院料からの移行は可能か? 2 届出 当院は一般 10 対

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2) 各質問項目における留意点 導入質問 留意点 A B もの忘れが多いと感じますか 1 年前と比べてもの忘れが増えたと感じますか 導入の質問家族や介護者から見て, 対象者の もの忘れ が現在多いと感じるかどうか ( 目立つかどうか ), その程度を確認する. 対象者本人の回答で評価する. 導入の質

基本情報平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度単位収集期間定義備考 死亡患者 死亡退院数 人 年度 粗死亡率 % 年度 精死亡率 % 年度 死亡患者数 / 退院患者数 100 この病院での 1 年間の死亡の数です この

介護予防 日常生活支援総合事業単位数サービスコード表 ( 平成 29 年 4 月施行版 ) 1 介護予防訪問サービス ( みなし指定事業者用 ) 2 介護予防訪問サービス ( 平成 27 年 4 月 1 日以降の指定事業者用 ) 3 家事援助訪問サービス 4 介護予防通所サービス ( みなし指定事業

(4) 生活環境づくり 7 1 利用者が過ごしやすい環境づくりに取り組んでいる 施設の新築移転により全室個室化され プライバシーは確保されています 居室に私物の持ち込みができ 面会できる相談室も用意されており 過ごしやすい生活環境が整っています 園内はユニバーサルデザインであり 移動しやすいよう配慮

平成30年度高齢者等在宅医療・介護連携に関する相談支援事業     在宅医療・介護連携支援コーディネーター)活動報告会

シンポジウム 将来を見すえての病院経営 ―急性期・慢性期および療養医療の今後について―

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スライド 1

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Clinical Indicator 2017 FUNABASHI MUNICIPAL REHABILITATION HOSPITAL

1 入院 4 1- Ⅰ リハビリ実施単位数 単価 4 1 患者 1 人 1 日あたりのリハビリ単位数 年別 4 2 疾患別リハビリ単位数 年別 ( 脳血管 運動器 廃用 ) 4 3 スタッフ配置数 4 1- Ⅱ 退院患者 5 1 疾患別患者数 5 2 年齢 性別構成 5 3 発症 ~ 初回入院までの期間 5 4 在院日数 6 5 疾患別平均在院日数 6 6 患者住所 6 7 最終退院先 7 8 最終退院先 年別 (2013 年 ~ 2017 年 ) 7 9 他医療機関への治療目的での転院理由 7 10 リハビリテーション実績指数 8 1- Ⅲ 気管切開 経管栄養 膀胱カテーテルの状況 9 1 気管切開抜去率 9 2 経管栄養離脱率 9 3 膀胱カテ-テルの離脱率 9 1- Ⅳ 栄養状態の改善 10 1 栄養状態の割合の変化 10 1- Ⅴ リハビリによる改善 11 1 FIM 入院時 退院時の散布図 11 2 ADL の改善 ( 疾患別 ) 11 3 食事 11 4 整容 12 5 更衣上 12 6 更衣下 12 7 ベッド移乗 13 8 トイレ移乗 13 9 トイレ動作 13 10 排尿コントロール 14 11 排便コントロール 14 12 清拭 14 13 浴槽移乗 15 14 移動 ( 歩行 ) 15 15 階段 15 16 言語理解 16 17 言語表出 16 18 社会的交流 16 19 問題解決 17 20 記憶 17 21内服管理 : 入院時 看護師管理 が退院時に看護師管理 自己管理 1 日分 自己管理 1 週間分 自己管理 17 22屋外歩行 : 入院時 非実施 が退院時に 非実施 200m 未満 500m 未満 1km 未満 2 km 未満 18 23公共交通機関 : 入院時 非実施 が退院時に全介助 一部介助 見守り 自立 18

24買い物 金銭管理 : 入院時 非実施 が退院時に全介助 一部介助 見守り 自立 18 25調理 炊事 : 入院時 非実施 が退院時に全介助 一部介助 見守り 自立 19 26掃除 : 入院時 非実施 が退院時に全介助 一部介助 見守り 自立 19 27洗濯 : 入院時 非実施 が退院時に全介助 一部介助 見守り 自立 19 28 Brunnstrom Stage 20 29歩行自立と入退院日の関係 26 1- Ⅵ 看護必要度 (A 項目 ) 日常生活機能評価(B 項目 ) 27 1 新規入院患者看護必要度 ( 入院時 退院時 ) 27 2 新規入院患者日常生活機能評価 27 3 退院患者日常生活機能評価 27 4 改善度 ( 入院時 10 点以上対象のうち 4 点以上改善した患者の割合 ) 28 1- Ⅶ 院内事故 転倒 29 1 院内事故 転倒件数年別 (2013 年 ~ 2017 年 ) 29 1- Ⅷ その他調査 30 1 退院前ケアカンファレンス実施件数 30 2 家庭訪問の実施件数 30 3 介護保険認定者のうち家屋改修の有無 30 4 福祉用具導入の有無 ( 介護度別の割合と全体の割合 ) 31 5 利用サービスの割合 ( 介護度別の割合 ) 31 6 退院患者の生活期リハ ( 法人内 ) への移行件数 療法の割合 ( 外来 通所 訪問 ) 31 7 患者食の食材費 32 8 栄養指導件数 ( 入院 外来 訪問 ) 32 9 嗜好調査 ( 満足度 ) 結果 32 10 褥瘡の発生率 33 11 車椅子使用数 ( 入院時 退院時 ) 33 12 下肢装具 : 種類別割合 33 13 下肢装具 : 入院 ~ 処方日までの期間 34 14 入院時リスク対策の割合 34 15 患者満足度 34 2 外来 35 1 件数 35 2 年齢 性別 35 3 居住地 35 3 通所 36 1 件数 36 2 年齢 性別 36 3 居住地 36 4 要介護度 37 4 訪問 38 1 件数 38 2 年齢 性別 38 3 居住地 38 4 要介護度 39

Ⅰ 入院 1- Ⅰ リハビリ実施単位数 単価 1 患者 1 人 1 日あたりのリハビリ単位数 年別 当院では 1 日平均 8.78 単位 (1 単位 =20 分 ) の個別リハビリテーションを提供しています 2 疾患別リハビリ単位数 年別 ( 脳血管 運動器 廃用 ) 3 スタッフ配置数 より良い医療を提供出来るよう 必要かつ十分なスタッフを配置しています (2018 年 4 月時点定数 ) 4

1- Ⅱ 退院患者 退院患者 (n=871 人 ) 同一者の同一疾患での再入院は 1 入院として扱っております 回復期リハビリテーション病棟協会が 2018 年 2 月に発表した 回復期リハビリテーション病棟の現状と課題に関する調査報告書 内の全国平均値を 一部 当院の実績と比較しています 1 疾患別患者数 (n=871) 2 年齢 性別構成 (n=871) 3 発症 ~ 初回入院までの期間 (n=871) 5

4 在院日数 (n=871) 5 疾患別平均在院日数 (n=871) 6 患者住所 (n=871) 6

7 最終退院先 (n=871) 8 最終退院先 年別 (2013 年 ~ 2017 年 ) 9 他医療機関への治療目的での転院理由 (n=119) 重篤な合併症の発症等によりリハビリテーションの継続が困難 あるいは専門的な精査 治療が望まれる場合には 必要に応じて急性期病院 ( 原則として紹介元病院 ) に転院し専門的な治療を受けていただいています 昨年は 7.8% の方が急性期病院に転院されました 治療が終了し, リハビリ再開が可能となりましたら当院に再入院いただけます 7

10 リハビリ実績指数 リハビリテーション実績指数とは FIM 得点の改善度を 患者の入棟時の状態および在院日数を踏まえて指数化し たものです 以下の式により算出します 実績指数 = Σ( 退棟時の FIM 運動項目の得点 - 入棟時の FIM 運動項目の得点 ) Σ( 各患者の入棟から退棟までの日数 患者の入棟時の状態に応じた算定上限日数 ) 厚労省の定めた基準では この実績指数が 27 以上 であれば 一定の基準以上のリハビリテーションを提供し ていると判断されます 8

1- Ⅲ 気管切開 経管栄養 膀胱カテーテルの状況 1 気管切開抜去率 (n=20 人 ) 当院入院時に気管切開 気管カニューレ留置の状態で入院された方の 70% が 退院までに気管カニューレを抜去し 気管切開孔を閉鎖することが出来ました 2 経管栄養離脱率 (n=92 人 ) 口から十分に食べられずに経管栄養が必要な状態で当院に入院された方のうち 56.5% の方が退院までに 3 食経口摂取ができるようになり 3.3% の方が一部経口摂取可能となりました 3 膀胱カテーテルの離脱率 (n=73 人 ) 膀胱カテーテル留置の状態で入院された方 のうち 62% の方のカテーテルを抜くことができ 自排尿の状態で退院されました また 4% の方は夜間のみカテーテルを留置する ナイトバルーン の状態で退院され ました 9

1- Ⅳ 栄養状態の改善 1 栄養状態の割合の変化 (n=799 人 ) BMI(Body Mass Index: 体格指数 ) が 18.5kg/ m2未満の低栄養状態の方の割合は 入院時 22.9% から退院時 21.9% に減少しました BMI が 25kg/ m2以上の肥満の方の割合は 入院時 15.8% から退院時 13.1% に減少しました 10

1- Ⅴ リハビリによる改善 1 FIM 入院時 退院時の散布図 (n=804) 日常生活の自立度の指標であるFIM (Functional Independence Measure) の利得 ( 退院時 FIM 入院時 FIM) は平均で 26.3 点改善しました 2 ADL の改善 ( 疾患別 )(n=804) FIM 利得算出方法 = 退院時 FIM - 入院時 FIM 3 食事 (n=804) 11

4 整容 (n=804) 5 更衣上 (n=804) 6 更衣下 (n=804) 12

7 ベッド移乗 (n=804) 8 トイレ移乗 (n=804) 9 トイレ動作 (n=804) 13

10 排尿コントロール (n=804) 11 排便コントロール (n=804) 12 清拭 (n=804) 14

13 浴槽移乗 (n=804) 14 移動 ( 歩行 )(n=569) 15 階段 (n=804) 15

16 言語理解 (n=804) 17 言語表出 (n=804) 18 社会的交流 (n=804) 16

19 問題解決 (n=804) 20 記憶 (n=804) 21内服管理 : 入院時 看護師管理 が退院時に看護師管理 自己管理 1 日分 自己管理 1 週間分 自己管理 (n=780) 17

22屋外歩行 : 入院時 非実施 が退院時に 非実施 200m 未満 500m 未満 1km 未満 2km 未満 (n=799) 23公共交通機関 : 入院時 非実施 が退院時に全介助 一部介助 見守り 自立 (n=799) 24買い物 金銭管理 : 入院時 非実施 が退院時に全介助 一部介助 見守り 自立 (n=794) 18

25調理 炊事 : 入院時 非実施 が退院時に全介助 一部介助 見守り 自立 (n=793) 26掃除 : 入院時 非実施 が退院時に全介助 一部介助 見守り 自立 (n=794) 27洗濯 : 入院時 非実施 が退院時に全介助 一部介助 見守り 自立 (n=794) 19

28 Brunnstrom stage(n=237) Br.Stage(Brunnstrom stage: ブルンストロームステージ ) とは 脳卒中などによる片麻痺患者の 上肢 手指 下肢の運動麻痺を評価するために使用される指標です その経過を追うことで 回復過程を知ることができます 麻痺の程度はⅠ( 完全麻痺 )~Ⅵ( ほぼ正常 ) で評価されます 退院時上肢 Br.Stage(n=173) 退院時手指 Br.Stage(n=172) 退院時下肢 Br.Stage(n=162) 20

入院時上肢 Br.StageⅠ(n=28) 入院時上肢 Br.Stage Ⅱ(n=39) 入院時上肢 Br.Stage Ⅲ(n=31) 21

入院時上肢 Br.Stage Ⅳ(n=21) 入院時上肢 Br.Stage Ⅴ(n=54) 入院時手指 Br.StageⅠ(n=41) 22

入院時手指 Br.Stage Ⅱ(n=32) 入院時手指 Br.Stage Ⅲ(n=14) 入院時手指 Br.Stage Ⅳ(n=31) 23

入院時手指 Br.Stage Ⅴ(n=54) 入院時下肢 Br.StageⅠ(n=16) 入院時下肢 Br.Stage Ⅱ(n=38) 24

入院時下肢 Br.Stage Ⅲ(n=24) 入院時下肢 Br.Stage Ⅳ(n=34) 入院時下肢 Br.Stage Ⅴ(n=50) 25

29歩行自立と入退院日の関係 入院日から歩行自立までの日数 ( 病棟歩行 )(n=488) 入院日から歩行自立までの日数 ( 院内歩行 )(n=291) 歩行自立から退院日までの日数 ( 病棟歩行 )(n=488) 歩行自立から退院日までの日数 ( 院内歩行 )(n=291) 26

1- Ⅵ 看護必要度 (A 項目 ) 日常生活機能評価 (B 項目 ) 退院患者 (n=871) 同一者の同一疾患での再入院は 1 入院として扱っております 1 新規入院患者看護必要度 ( 入院時 退院時 )(n=871) 看護必要度とは 全 7 項目 : 合計 0 点 ~8 点であり 合計点数が高い程 医療の必要性が高く 重症の患者さまである事を意味しています 2 新規入院患者日常生活機能評価 (n=871) 日常生活機能評価とは 全 13 項目 : 合計 0 点 ~ 18 点であり 合計点数が高い程 重症の患者さまである事を意味しています 3 退院患者日常生活機能評価 (n=871) 27

4 改善度 ( 入院時 10 点以上対象のうち 4 点以上改善した患者の割合 )(n=305) 回復期リハビリテーション病棟に入院した患者さまのうち入院時の判定で 10 点以上であった患者さまが退院時に 4 点以上改善した割合です 28

1- Ⅶ 院内事故 転倒 1 院内事故 転倒件数 年別 (2013 年 ~ 2017 年 ) その他 チューブ抜去 離院 離棟 セラピストによる訓練時間の間違い等 29

1- Ⅷ その他調査 1 退院前ケアカンファレンス実施件数 (n=160 人 /806 人 ) 退院後に必要な医療 介護 リハビリのサービスを受けていただくためには 退院前にしっかりと準備をしておくことが重要です 当院では 患者さまやご家族および地域の医療 介護スタッフと十分に情報を共有し 退院後のサービスプランを検討する 退院前ケアカンファレンス を必要に応じて開催しています 昨年度は年間 160 件の退院前ケアカンファレンスを実施しました 退院前ケアカンファレンスの実施日は退院日の平均 11.9 日前でした 2 家庭訪問の実施件数 (n=247 人 /806 人 ) 当院では必要に応じて 退院前にスタッフが患者さまのご自宅を訪問し 必要な家屋改修や福祉用具の導入を検討する 家庭訪問 を行っています 昨年度は年間 247 件の家庭訪問を実施しました 家庭訪問の実施日は退院日の平均 36.2 日前でした 3 介護保険認定者のうち家屋改修の有無 (n=125 人 /557 人 ) 30

4 福祉用具導入の有無 ( 介護度別の割合と全体の割合 )(n=309 人 /571 人 ) 5 利用サービスの割合 ( 介護度別の割合 )(n=389 人 ) 6 退院患者の生活期リハ ( 法人内 ) への移行件数 療法の割合 ( 外来 通所 訪問 )(n=790 人 ) 31

7 患者食の食材費 献立は 365 日和食 洋食 or 中華からの選択メニューを用意し 和食 洋食の専門調理師が調理を行っています 8 栄養指導件数 ( 入院 外来 訪問 ) (n=496) 9 嗜好調査 ( 満足度 ) 結果年に 2 回 経口摂取の患者さま全員に記述式でアンケートをお願いし 食事の満足度 味付け 固さ 温度 サービス等を調査する事によって 食事改善に役立てています 32

10 褥瘡の発生率 褥瘡有病率算出方法 : 褥瘡保有患者数 / 入院患者数 100(%) 褥瘡発生率算出方法 : 褥瘡保有患者数 - 持ち込み患者数 / 入院患者数 100(%) 11 車椅子使用数 ( 入院時 退院時 ) (n=798) 12 下肢装具 : 種類別割合 (n=104 人 ) 33

13 下肢装具 : 入院 ~ 処方日までの期間 (n=85 人 ) 14 入院時リスク対策の割合 (n=801 人 ) 当院では転倒予防対策として 1 基準以上の人員配置 2 転倒リスクの評価 3 転倒予防対策の作成 4 環境調整 5 特殊コール 6 情報共有の徹底 7 介護指導を行っています 入院時に 21.8% の方に特殊コールを設置し ベッド低床 (10.7%) 等の対策を施行しました 15 患者満足度 (n=337 人 ) とても信頼している おおむね信頼している合わせ 98.2% の評価を頂きました どのスタッフさん達も一生懸命接して下さり 家族も頑張ろうという気持ちになれました 設備も整っていて 居心地がとても良かったです などご意見を頂きました 34

2 外来 1 件数 2 年齢 性別 (n=777) 3 居住地 (n=777) 35

3 通所 1 件数 2 年齢 性別 (n=174) 3 居住地 (n=174) 36

4 要介護度 (n=174) 37

4 訪問 1 件数 2 年齢 性別 (n=556) 3 居住地 (n=532) 38

4 要介護度 (n=556) 39

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