4STEP 数学 B( 新課程 ) を解いてみた 平面上のベクトル 6 ベクトルと図形 59 A 2 B 2 = AB 2 - AA æ 1 2 ö = AB1 + AC1 - ç AA1 + AB1 3 3 è 3 3 ø 1

Similar documents
1 対 1 対応の演習例題を解いてみた 平面のベクトル 例題 1 つなぐ, 伸ばす / 正多角形正 n 角形問題を解くとき注目すべき主な点 角 図形点について頂点, 辺の中点, 外接円の中心角について円周角, 中心角図形について頂点を結んで

数論入門

2 (1) a = ( 2, 2), b = (1, 2), c = (4, 4) c = l a + k b l, k (2) a = (3, 5) (1) (4, 4) = l( 2, 2) + k(1, 2), (4, 4) = ( 2l + k, 2l 2k) 2l + k = 4, 2l

2016年度 筑波大・理系数学

2017年度 長崎大・医系数学

<8D828D5A838A817C A77425F91E6318FCD2E6D6364>

( )

2013年度 九州大・理系数学

熊本県数学問題正解

FdData中間期末数学2年

丛觙形ㆮ隢穓ㆮ亄ç�›å‹ƒç·ı

2018年度 神戸大・理系数学

Math-quarium 練習問題 + 図形の性質 線分 は の二等分線であるから :=:=:=: よって = = = 線分 は の外角の二等分線であるから :=:=:=: よって :=: したがって == 以上から =+=+= 右の図において, 点 は の外心である α,βを求めよ α β 70

2015年度 金沢大・理系数学

18 ( ) ( ) [ ] [ ) II III A B (120 ) 1, 2, 3, 5, 6 II III A B (120 ) ( ) 1, 2, 3, 7, 8 II III A B (120 ) ( [ ]) 1, 2, 3, 5, 7 II III A B (

76 3 B m n AB P m n AP : PB = m : n A P B P AB m : n m < n n AB Q Q m A B AQ : QB = m : n (m n) m > n m n Q AB m : n A B Q P AB Q AB 3. 3 A(1) B(3) C(

1 12 ( )150 ( ( ) ) x M x 0 1 M 2 5x 2 + 4x + 3 x 2 1 M x M 2 1 M x (x + 1) 2 (1) x 2 + x + 1 M (2) 1 3 M (3) x 4 +

< D8C6082CC90AB8EBF816989A B A>

O E ( ) A a A A(a) O ( ) (1) O O () 467

2016年度 九州大・理系数学

2017年度 信州大・医系数学

2018年度 筑波大・理系数学

2015年度 岡山大・理系数学

入試の軌跡

() () () F において, チェバの定理より, = F 5 F F 7 これと条件より, = よって, = すなわち F:F=7:0 F 7 F 0 FO F と直線 について, メネラウスの定理より, = F O 5 7 FO これと条件および () より, = 0 O FO よって, =

【】 1次関数の意味

2019年度 千葉大・理系数学

1 29 ( ) I II III A B (120 ) 2 5 I II III A B (120 ) 1, 6 8 I II A B (120 ) 1, 6, 7 I II A B (100 ) 1 OAB A B OA = 2 OA OB = 3 OB A B 2 :

線形代数とは

20~22.prt

STEP 数学 Ⅰ を解いてみた から直線 に下ろした垂線の足を H とすると, H in( 80 ) in より, S H in H 同様にして, S in, S in も成り立つ よって, S in 三角形の面積 ヘロンの公式 in in 辺の長

公式集 数学 Ⅱ B 頭に入っていますか? 8 和積の公式 A + B A B si A + si B si os A + B A B si A si B os si A + B A B os A + os B os os A + B A B os A os B si si 9 三角関数の合成 si

2016年度 広島大・文系数学

< BD96CA E B816989A B A>

p tn tn したがって, 点 の 座標は p p tn tn tn また, 直線 l と直線 p の交点 の 座標は p p tn p tn よって, 点 の座標 (, ) は p p, tn tn と表され p 4p p 4p 4p tn tn tn より, 点 は放物線 4 p 上を動くこと

さくらの個別指導 ( さくら教育研究所 ) A 2 P Q 3 R S T R S T P Q ( ) ( ) m n m n m n n n

【】三平方の定理

A(6, 13) B(1, 1) 65 y C 2 A(2, 1) B( 3, 2) C 66 x + 2y 1 = 0 2 A(1, 1) B(3, 0) P 67 3 A(3, 3) B(1, 2) C(4, 0) (1) ABC G (2) 3 A B C P 6

OABC OA OC 4, OB, AOB BOC COA 60 OA a OB b OC c () AB AC () ABC D OD ABC OD OA + p AB + q AC p q () OABC 4 f(x) + x ( ), () y f(x) P l 4 () y f(x) l P

二次関数 1 二次関数とは ともなって変化する 2 つの数 ( 変数 ) x, y があります x y つの変数 x, y が, 表のように変化するとき y は x の二次関数 といいます また,2 つの変数を式に表すと, 2 y x となりま

05 年度センター試験数学 ⅡB () において,cos q 0 であるから,P ( cos q, sin q) より, 直線 OP を表す方程式は y sin q sin q x cos q cos q x すなわち, (sin q) x - (cos q) y 0 ( ) ク 点 O,P,Q が

0.6 A = ( 0 ),. () A. () x n+ = x n+ + x n (n ) {x n }, x, x., (x, x ) = (0, ) e, (x, x ) = (, 0) e, {x n }, T, e, e T A. (3) A n {x n }, (x, x ) = (,

2014年度 筑波大・理系数学

B. 41 II: 2 ;; 4 B [ ] S 1 S 2 S 1 S O S 1 S P 2 3 P P : 2.13:

頻出問題の解法 Check Exercize 1. 四角形 ABCD において 辺 AB, BC,CD, DA の中点をそれぞれ P,Q, R, S とすると 四角形 PQRS は平行四辺形であることを証明せよ 2. AB=2, BC =4,CA=3 である ABC において 辺 BC の中点を M


1 1 3 ABCD ABD AC BD E E BD 1 : 2 (1) AB = AD =, AB AD = (2) AE = AB + (3) A F AD AE 2 = AF = AB + AD AF AE = t AC = t AE AC FC = t = (4) ABD ABCD 1 1

2017年度 神戸大・理系数学

2017年度 千葉大・理系数学


2014年度 センター試験・数学ⅡB

学習の手順

1999年度 センター試験・数学ⅡB

高校生の就職への数学II

1 対 1 対応の演習例題を解いてみた 微分法とその応用 例題 1 極限 微分係数の定義 (2) 関数 f ( x) は任意の実数 x について微分可能なのは明らか f ( 1, f ( 1) ) と ( 1 + h, f ( 1 + h)

空き容量一覧表(154kV以上)

頻出問題の解法 4. 絶対値を含む関数 4.1 絶対値を含む関数 絶対値を含む関数の扱い方関数 X = { X ( X 0 のとき ) X ( X <0 のとき ) であるから, 絶対値の 中身 の符号の変わり目で変数の範囲を場合分けし, 絶対値記号をはずす 例 y= x 2 2 x = x ( x

2/8 一次二次当該 42 AX 変圧器 なし 43 AY 変圧器 なし 44 BA 変圧器 なし 45 BB 変圧器 なし 46 BC 変圧器 なし

2015-2017年度 2次数学セレクション(複素数)解答解説

Microsoft Word - スーパーナビ 第6回 数学.docx

さくらの個別指導 ( さくら教育研究所 ) A AB A B A B A AB AB AB B

Math-Aquarium 例題 図形と計量 図形と計量 1 直角三角形と三角比 P 木の先端を P, 根元を Q とする A 地点の目の位置 A' から 木の先端への仰角が 30,A から 7m 離れた AQB=90 と なる B 地点の目の位置 B' から木の先端への仰角が 45 であ るとき,

さくらの個別指導 ( さくら教育研究所 ) A 2 2 Q ABC 2 1 BC AB, AC AB, BC AC 1 B BC AB = QR PQ = 1 2 AC AB = PR 3 PQ = 2 BC AC = QR PR = 1

1 26 ( ) ( ) 1 4 I II III A B C (120 ) ( ) 1, 5 7 I II III A B C (120 ) 1 (1) 0 x π 0 y π 3 sin x sin y = 3, 3 cos x + cos y = 1 (2) a b c a +

平成 25 年度京都数学オリンピック道場 ( 第 1 回 ) H 正三角形 ABC の外接円の,A を含まない弧 BC 上に点 P をとる. このとき, AP = BP + CP となることを示せ. 解説円周角の定理より, 4APC = 4ABC = 60, であるから, 図のよ

IMO 1 n, 21n n (x + 2x 1) + (x 2x 1) = A, x, (a) A = 2, (b) A = 1, (c) A = 2?, 3 a, b, c cos x a cos 2 x + b cos x + c = 0 cos 2x a

2015年度 京都大・理系数学

2011年度 筑波大・理系数学

2018年度 東京大・理系数学

解答例 ( 河合塾グループ株式会社 KEI アドバンスが作成しました ) 特別奨学生試験 ( 平成 29 年 12 月 17 日実施 ) 数 学 数学 2= 工 経営情報 国際関係 人文 応用生物 生命健康科 現代教育学部 1 整理して (60 分 100 点 ) (2 3+ 2)(

2014年度 千葉大・医系数学

2017年度 金沢大・理系数学

29

[ ] Table

17 ( ) II III A B C(100 ) 1, 2, 6, 7 II A B (100 ) 2, 5, 6 II A B (80 ) 8 10 I II III A B C(80 ) 1 a 1 = 1 2 a n+1 = a n + 2n + 1 (n = 1,

2019対策 千葉大・理系数学

代数 幾何 < ベクトル > 1 ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 2 ベクトルの成分表示 平面ベクトル : a x e y e x, ) ( 1 y1 空間ベクトル : a x e y e z e x, y, ) ( 1 1 z1

HITACHI 液晶プロジェクター CP-AX3505J/CP-AW3005J 取扱説明書 -詳細版- 【技術情報編】

補足 中学で学習したフレミング左手の法則 ( 電 磁 力 ) と関連付けると覚えやすい 電磁力は電流と磁界の外積で表される 力 F 磁 電磁力 F li 右ねじの回転の向き電 li ( l は導線の長さ ) 補足 有向線分とベクトル有向線分 : 矢印の位

ピタゴラスの定理の証明4

S02 1 図において = =とする このとき = であることを証明せよ と において = 1 = 2 辺 は共通 より 3 辺 (3 組の辺 ) がそれぞれ等しい よって 合同な三角形の対応する角の大きさは等しい ゆえに = である

数学 A 図形の性質発展問題 ( 1) ( 平行線と線分比 ) 3 角形の角の 2 等分線の定理 問 1 ABC の内角 Aの 2 等分線が辺 BCと交わる点を Dとする 内角 Aの外角の 2 等分線が辺 BCの延長線と交わる点を Eとする AB:AC=BD:CD AB:AC=BE:EC が成り立つ

重要例題113

取扱説明書 -詳細版- 液晶プロジェクター CP-AW3019WNJ

平成 年 月 7 日 ( 土 第 75 回数学教育実践研究会アスティ 45 ビル F セミナールーム A 札幌医科大学 年 P ab, を正の定数とする 平面上において ( a, を中心とする円 Q 4 C と (, b を中心とする円 C が 原点 O で外接している また P を円 C 上の点と

図形と証明 1 対頂角 a = b ( 証明 ) a+ c= 180 なので a = c b+ c= 180 なので b = c 1 2 1,2 から a = b a と b のように 交わる直線の向かい合う角を対頂角といいます 等しいことは 当然のように見えますが 証明とは

2001 Mg-Zn-Y LPSO(Long Period Stacking Order) Mg,,,. LPSO ( ), Mg, Zn,Y. Mg Zn, Y fcc( ) L1 2. LPSO Mg,., Mg L1 2, Zn,Y,, Y.,, Zn, Y Mg. Zn,Y., 926, 1

Microsoft Word - 中2数学解答【一問一答i〜n】.doc.pdf

数学 ⅡB < 公理 > 公理を論拠に定義を用いて定理を証明する 1 大小関係の公理 順序 (a > b, a = b, a > b 1 つ成立 a > b, b > c a > c 成立 ) 順序と演算 (a > b a + c > b + c (a > b, c > 0 ac > bc) 2 図

2014年度 九州大・文系数学

< 中 3 分野例題付き公式集 > (1)2 の倍数の判定法は 1 の位が 0 又は偶数 ( 例題 )1~5 までの 5 つの数字を使って 3 ケタの数をつくるとき 2 の倍数は何通りできるか (2)5 の倍数の判定法は 1 の位が 0 又は 5 ( 例題 )1~9 までの 9 個の数字を使って 3

(1.2) T D = 0 T = D = 30 kn 1.2 (1.4) 2F W = 0 F = W/2 = 300 kn/2 = 150 kn 1.3 (1.9) R = W 1 + W 2 = = 1100 N. (1.9) W 2 b W 1 a = 0

2018年度 岡山大・理系数学

() () () () () 175 () Tel Fax

. 角の二等分線と調和平均 平面上に点 を端点とする線分 と を重ならないようにとる, とし とする の二等分線が線分 と交わる点を とし 点 から に垂直に引いた直線が線分 と交わる点 とする 線分 の長さを求めてみよう 点 から に垂直な直線と および との交点をそれぞれ, Dとする つの直角三

解答速報数学 2017 年度大阪医科大学 ( 前期 ) 一般入学試験 1 (1) 0, 8 1 e9 進学塾 0t= $ e e 0t= 11 2e -1 1 = 2 e 0t= -11 dy dx = -2 - t te 3t 2-1 = = ビッグバン dy (2) x

【Z会】数学-複素数平面1:ポイント整理の学習

数学Ⅲ立体アプローチ.pdf

< 図形と方程式 > 点間の距離 A x, y, B x, y のとき x y x y : に分ける点 æ ç è A x, y, B x, y のとき 線分 AB を : に分ける点は x x y y, ö ø 注 < のとき外分点 三角形の重心 点 A x, y, B x, y, C x, を頂

A B 5 C mm, 89 mm 7/89 = 3.4. π 3 6 π 6 6 = 6 π > 6, π > 3 : π > 3

Transcription:

平面上のベクトル 6 ベクトルと図形 A B AB AA AB + AC AA + AB AA AB + AC AB AB + AC + AC AB これと A B ¹, AB ¹ より, A B // AB \A B //AB A C A B A B B C 6 解法 AB b, AC とすると, QR AR AQ b QP AP AQ AB + BC b b + ( b ) b b b QR よって,P, Q, R は一直線上にあり,QR:QP:

解法 : 平面図形の問題として解く AQ QB BP PC CR RA よって, メネラウスの定理の逆より, 点 P, Q, R は一直線上にある QA BC PR したがって, QBP と線分 AC についてメネラウスの定理より, AB CP RQ よって, RQ PR QA AB BC CP ゆえに,QR:QP: 補足 メネラウスの定理とチェバの定理をまとめて覚える方法 三角形 ABC の辺を AB,BC,CA と表し, それぞれの辺の内分点 外分点を P,Q,R とすると, 比の取り方は下表となる 辺内分点 外分点比の取り方 AB P AP/PB BC Q BQ/QC CA R CR/RA すると, メネラウスの定理の式とチェバの定理の式は, と統一できる 後は, 外分点の数が偶数のときは, チェバの定理より ~ 外分点の数が奇数のときは, メネラウスの定理より ~ とすればよい

A P R 6 解法 : ベクトルの問題として解く () B PC BC BP BC PQ BQ BP BA BD 7 7 7 7 BA ( BA + AD) BA C Q () よって, PQ 7 PC ゆえに, 点 P, Q, C は同一直線上にある () より,PQ:QC:

解法 : 平面図形の問題として解く () () 直線 PC と対角線 BD の交点を Q', 対角線の交点を E とすると, AP BQ' EC ABE と線分 PC について, メネラウスの定理より, PB Q' E CA 条件より, AP PB 平行四辺形の性質より, Q' E \ BQ' AP PB EC CA EC CA これより, BQ' の長さを k とすると Q' E k よって, ED BE BQ' + Q' E 7k ゆえに, BQ' : Q' D BQ' : Q' E + ED k : k : BQ:QD : だから,Q と Q' は同一の点である これと P, Q', C は同一直線上にあることから, P,Q,C は同一直線上にある AB PQ CE APC と線分 BE について, メネラウスの定理より, BP QC EA QC AB \ PQ BP CE EA ゆえに,PQ:QC:

6 解法 : 通常の解法 BP : PE s : s ( < s < ) とすると, AP ( s) AB + sae ( s) b + s ( < ) DP : PC t : t ( t) AP tad + AC tb + ( t) < t とすると, よって, ( s) b + s tb + ( t) これと b と は でない互いに独立なベクトルであることから, s t かつ s t ゆえに, AP b + 解法 : メネラウスの定理を利用 8 \ s, t AD BP EC ABE と線分 DC について, メネラウスの定理より, DB PE CA PE AD EC \ BP DB CA 8 ゆえに, BP : PE 8 : より, 8 AP AB + AE 8 b + b +

6 () () ( < ) DP : PB s : s ( s) OP sod + OB s + ( s)b ( < ) CP : PM t : t OP toc + ( t) OM < s とすると, < t とすると, ü ( b ) + ( t) ì tí + ý î þ t + t + b 6 b と b は でない互いに独立なベクトルだから, t + s t かつ s 6 \ s, t ゆえに, OP + b OQ kop k + kb Q は線分 AB 上の点だから, k + k ゆえに, OQ + b \k 6

7 6 解法 OA, OC とすると, CD, OE +, OE CD + よって, OE CD ^ 解法 ( ) ( ) ( ) C,, A,,, O とすると, OC OA CD + + OC OA OE OE CD よって, OE CD ^

6 外心は各辺の垂直二等分線の交点だから OM ^ BC これと AN ^ BC より, OM//AN \ AH OM ここで, OA, OB b, OC とすると, OH OA + AH + OM b + + + b + b よって, CH AB {( + b + ) } ( b ) ( b + ) ( b ) b ゆえに, CH ^ AB これと AH ^ BC より,H は ABC の垂心である A H O B N M C 8

例題 6 別解 : 図形と式で解く xy 直交座標平面上に OAB の O を原点,A の座標を (, ) B の座標について OA OB os ÐAOB OA OB 6 6 また, これより, sin Ð AOB 6 よって,B の座標は ( os ÐAOB, sin ÐAOB), 直線 OH の方程式直線 OH は原点を通り直線 AB に垂直な直線である,B を第 象限にとる 直線 AB の傾きは より, 直線 OH の傾きは よって, 直線 OH の方程式は y H の座標について x 直線 OH と直線 BH の交点, すなわち y x と x の交点が H の座標であるから, H の座標は OH について, 直線 BH と x 軸との交点を D とすると,H は BD を : に内分する点である また,D, より, OD よって, OH OD + OB + b コメント,A (, ) 例題の場合は解答の解き方の方が楽であるが, 別解の方が楽な場合もあるので, 座標平面上に図形を描くことで, 臨機応変に対処できるようにするのがよい

y B H O D A x

66 解法 : ベクトルの連立方程式を利用して解く OA, OB b とすると, と b は でない互いに独立なベクトルだから, OH は定数 s, t を用いて OH s + tb とただ 通りに表せる AH OB より, AH OB これと AH OB {( s + tb) } {( s ) + tb} ( s ) ( s ) ( s ) b b b + t b よ b os ÐAOB + 6t 6 ( s + t ) + 6t より, s + t \ s + t BH OA より, B H OA これと BH OA {( s + tb) b} { s + ( t ) s 6 + ( t ) s + ( t ) ( s + t ) b よ より, s + t \ s + t,の連立方程式を解くことにより, s, t よって, OH + b

解法 : 図形と式で解く xy 直交座標平面上に OAB の O を原点,A の座標を (, ) また,B を第 象限にとると, ÐAOB 6,OB より, B の座標は ( os 6, sin 6 ) (, ) これらより, 直線 BH の式は x 直線 AH は A (, ) その式は ( x 6) 6 とする 6 を通り, 直線 OB( 傾き ) と直交するから, y H は直線 AH と直線 BH の交点だから,かつより, その座標は, よって, 直線 BH と x 軸との交点を D とすると,H は BD を : に内分する点である また,D (, ),A (, ) 6 より, OD ゆえに, OH OD + OB + b

y B H O D 6 A x

67 解法 : ベクトルの連立方程式を利用して解く b と は でない互いに独立なベクトルだから, AO は定数 s, t を用いて AO sb + t とただ 通りに表せる 外心は各辺の垂直二等分線の交点だから,AB の中点を D,AC の中点を E とすると, OD AB,OE AC より, OD AB, OE AC これと OD AB OA + AB b sb t + b b s + b tb s + t os 6 s t + OE AC OA + AC sb t + sb + t + s + t + s t + より, s + t かつ s + t ゆえに, A O b + 6 \ s, t 6

解法 : 図形と式で解く xy 直交座標平面上に ABC の A を原点,B の座標を (, ) また,C を第 象限にとると, ÐA 6,AC より, C の座標は ( os 6, sin 6 ) (, ) とする 外心は各辺の垂直二等分線の交点だから,AB の中点を通り x 軸に垂直な直線と AC の中点を通り AC に垂直な直線の交点が O である AB の中点を通り x 軸に垂直な直線の式 AB の中点の座標は, AC の中点を通り AC に垂直な直線の式 AC の中点座標は,,より, 外心 O の座標は, だから, x,ac の傾き より, 6 y x + A O sb + t とすると, + s t より, s + t かつ t 6 6 よって, s, t 6 ゆえに, A O b + 6

y C O B A x 6

68 6 () AB b, AC とすると, AD b +, BD AD AB b + よって, AD BD AD BD これより, ( + BD ) AD b b AB + b + b + + AC AD + 6BD b + b + b + ゆえに, AB + AC ( AD + BD ) AL + ( s) b s ( t) BM BA + AC b + ( t) + b b + CN CA + uab ub () AL + BM + CN ( s) b + s b + ( t) ( s + u) b + ( s t) よって, ( s + u) b + ( s t) + ub これと b と が でない互いに独立なベクトルであることから, s + u かつ s t ゆえに, s t u 7