第 5 学年社会科学習指導案 日時 対象 授業者 平成 28 年 9 月 29 日 ( 木 ) 第 6 校時 第 5 学年 2 組 25 名 中野区立江古田小学校主任教諭笠原駿 都小社 5 年部会研究主題 よりよい社会について考えようとする子供の育成 ~ 国土や産業のすがたを追究し 社会の一員として

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( ) 単元計画 ( 全 6 時間 ) 段階 主な学習活動と内容 指導上の留意点 配時 私たちが食べているものは, どこからきて 既習を想起できるように, 農業や いるか考える 水産業の学習内容を掲示しておく 給食の献立から調べた食料自給率から, 給食の献立から調べた食料自給率本つ気づいたことや疑問

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

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4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

Microsoft Word - 社会科

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

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Microsoft Word - 小・社会・祭田①.doc

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

社会科学習指導案 横浜市立いぶき野小学校 指導者 後藤覚洋 1 単元名暮らしの中の政治 2 日時平成 28 年 1 月 27 日 ( 水 ) 5 校時 3 学年 組第 6 学年 1 組 40 名 4 単元目標身近な地域で行われている施策や国や地方公共団体のはたらきとしくみについて調べ, 政治は, 国

ICTを軸にした小中連携

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

社会科学習指導案

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

(Microsoft Word - \217\254\212w\202U\224N\201i\216R\217\343\201j.doc)

1 単元大豆大発見 2 単元設定の理由 第 2 学年 2 組技術 家庭科学習指導案 平成 28 年 10 月 28 日 ( 金 )10:00~10:50 被服室 指導者越野可奈子 生徒は, 前単元において栄養の学習を行い, 大豆はたんぱく質が豊富な食品であることを理解してい る 大豆について生徒に聞

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

国語科学習指導案様式(案)

Microsoft Word ~33第3学年1組  社会科学習指導案1

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

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たい 生徒は九州地方のイメージを漠然と 自然が多い 山がある 空気がおいしい というような自然や環境がよいことをあげていた そこで 九州地方の環境と産業の関わりや環境保全への取組 持続可能な社会を目指した活動についてなど 九州の地域的特色を捉えさせることが重要である そのために 環境保全には人々の積

技術 家庭科学習指導案 安芸高田市立向原中学校指導者久保田美恵 1 日時平成 26 年 11 月 10 日 ( 月 ) 第 5 校時 (14:15~15:05) 2 場所 2 年教室 3 学年 学級第 2 学年男子 11 名女子 11 名計 22 名 4 題材名 食品の選択 小題材名 加工食品の選び

(2) 各学年の目標 ア 知識 に関する目標 社会生活についての総合的な理解 第 3 学年 身近な地域や市区町村の地理的環境 地域の安全を守るための諸活動や地域 の産業と消費生活の様子 地域の様子の移り変わりについて 人々の生活と の関連を踏まえて理解する 第 4 学年 県の地理的環境の特色 地域の

第 3 学年社会科学習指導案 1 小単元名 わたしたちのまちのようす 平成 24 年 6 月 27 日 ( 水 ) 第 3 学年 2 組 3 3 名指導者 : 今橋美都 2 単元について本単元は学習指導要領の第 3 学年及び第 4 学年の内容 (1) アの内容に基づいている (1) 自分たちの住んで

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

Taro-4年 総合 指導案(最終)

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

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「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

3. 単元目標 自の育てている野菜の変化の様子を観察したり 地域の人に話しかけたりしながら すすんで課題を解決することができる ( 関心 意欲 態度 ) 野菜の生長の様子や 地域のお店の様子について気付いたことを絵や文章などにかき 伝えることができる ( 思考 表現 ) お店の人にインタビューしたり

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Microsoft Word - 学習指導案(公民的分野 ②).doc

gh 第 6 学年 3 組家庭科学習指導案 単元名 : わたしは料理家 ~ おすすめ給食献立を考えよう ~ 朝食から健康な 1 日の生活を 男子 15 名 女子 14 名計 29 名 指導者 T1 宮地仁美 ( 学級担任 ) T2 須山明香 ( 栄養教諭 ) 題材について 小学校学習指導要領家庭科第

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

解答類型

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

○数学科 2年 連立方程式

Taro-【HP用】指導案.jtd

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

3 題材の目標 (1) (2) 4 題材の評価規準 ( 指導要録の四つの観点 ( 生活や技術への関心 意欲 態度 ) から題材の学習を通して目指す生徒の姿を示します ) 文章の語尾は 評価規準の作成, 評価方法の工夫改善のための参考資料 ( 中学校技術 家庭 ) 平成 23 年 11 月 ( 国立教

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

(2) 単元観本単元は 学習指導要領の第 5 学年の目標 (2) 我が国の産業の様子 産業と国民生活との関連について理解できるようにし 我が国の産業の発展や社会の情報化の進展に関心をもつようにする 及び (3) 社会的事象を具体的に調査するとともに 地図や地球儀 統計などの各種の基礎的資料を効果的に

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

第3学年 理科学習指導案

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

Microsoft Word - 0表紙みどり1.doc

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

4 単元の評価規準 社会的事象への 社会的な思考 判断 観察 資料活用の 社会的事象について 関心 意欲 態度 技能 表現 の知識 理解 報道の在り方につい表現の自由と個人報道について調べ報道の意義や働き, て関心をもち, テレビの人権尊重という 2 たことを基に, これその仕事に携わる人番組や新聞

第 3 4 学年 ( 複式学級 ) 学級活動指導案 平成 26 年 6 月 11 日 ( 水 ) 第 5 校時指導者教諭 ( 学級担任 ) 養護教諭 1 題材 バランスよく食べよう ( 第 3 学年及び第 4 学年 (2) 日常の生活や学習への適応及び健康安全キ食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

給食の時間における食に関する指導事例 ( 小学校第 6 学年 ) 1 主題戦争中の食事を体験しよう 2 関連教科等 単元名社会科 長く続いた戦争と人々のくらし 3 献立名麦ごはん めざし みそ汁 たくわん 4 ねらい戦争中の食糧不足の食事を通して 食糧不足の時代と今の時代の食生活の違いが分かる <

6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

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Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

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平成15年度 家庭科 年間指導・評価計画

第(  )学年 国語科「         」年間指導計画

第5学年社会科学習指導案『日本は世界のどこにある?』

Microsoft Word - 高等学校公民科(大島).doc

第4学年算数科学習指導案

Taro-5年研究のまとめ

4 指導観 (1) 小単元観本小単元は学習指導要領の第 6 学年内容 (2) のア (2) 我が国の政治の働きについて 次のことを調査したり資料を活用したりして調べ 国民主権と関連付けて政治は国民生活の安定と向上を図るために大切な働きをしていること 現在の我が国の民主政治は日本国憲法の基本的な考え方

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

基礎を育てることを主なねらいとしている 現在 地方自治体を取り巻く状況は 少子高齢化 情報化 グローバル化 経済の変動などによ り急速に変化している また 地方分権を推進する法律がつくられ 各地方自治体は 財政の健全 化や組織の改編 市町村合併等の新しい枠組みづくりに取り組んでいる さらに 子育て支

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算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

<小学校 生活科>

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

今年度の校内研究について.HP

3 4 年上年間指導計画例 1 わたしたちのまちは, どんなまち (P6~41 25 時間 ) 本単元の学習目標身近な地域の特色ある地形や土地利用の様子, 主な公共施設などの場所と働き, 交通の様子, 古くから残る建造物の位置と様子を, 観察, 調査したり, 白地図にまとめたりして調べ, 地域の様子

Microsoft Word - t2gika1.doc

2 研究の歩みから 本校では平成 4 年度より道徳教育の研究を学校経営の基盤にすえ, 継続的に研究を進めてきた しかし, 児童を取り巻く社会状況の変化や, 規範意識の低下, 生命を尊重する心情を育てる必要 性などから, 自己の生き方を見つめ, 他者との関わりを深めながらたくましく生きる児童を育てる

高等学校第 2 学年保健体育科学習指導案 1 単元名生涯を通じる健康 ( 現代保健体育 大修館書店 ) 期日平成 23 年 10 月 19 日 ( 水 ) 第 5 校時場所県立宇土高等学校 2 年 2 組教室指導者教諭横田大典 2 単元について (1) 単元観本単元は 生涯の各段階において健康にかか

画像, 映像などの気象情報や天気と1 日の気温の変化の仕方に興味 関心をもち, 自ら気象情報を収集して天気を予想したり天気の観測をしたりしようとしている 気象情報を活用して, 天気の変化を予想することができる 1 日の気温の変化の仕方を適切に測り, 記録することができる 天気の変化は気象情報を用いて

資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

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国語科学習指導案

Microsoft Word - 研究協議会資料(保健分野学習指導案)

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3 特別支援学級における学習指導案 特別支援学級においても 学習指導案は授業の設計図としての働きに変わりはありません しかし 特別支援学級では 児童生徒の実態から指導の内容や計画を考えることに大きな意味があります 通常の学級の学習指導案では 例えば 単元について は学習指導要領に沿った指導計画に基づ

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

海洋教育プログラム 中学校学習指導案例 [1]-1 中学校地理的分野学習指導案 小単元 : 世界と日本の結び付き ( 配当 2 時間 ) グローバル化が進む世界 (1/2) 評価規準の例 * は学習指導要領との関連 指導目標社会的事象への関心 意欲 態度 * 世界的視野から日本と世界との交通 通信網

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第 5 学年社会科学習指導案 日時 対象 授業者 平成 28 年 9 月 29 日 ( 木 ) 第 6 校時 第 5 学年 2 組 25 名 中野区立江古田小学校主任教諭笠原駿 都小社 5 年部会研究主題 よりよい社会について考えようとする子供の育成 ~ 国土や産業のすがたを追究し 社会の一員としての考えを深める学習を通して ~ 1 小単元名 これからの食料生産とわたしたち 全 6 時間 2 小単元の目標と観点別評価規準 (1) 小単元の目標我が国の食糧生産の現状から学習問題を見出し 統計などの資料を活用して我が国の食糧生産をめぐる問題を読み取ってまとめるとともに それらをどのように解決するか 自分の考えをもち 適切に表現することができる また 我が国の食糧生産には 働く人の減少 環境への影響 低自給率などの問題があることを理解し 食料確保のための在り方を考えようとすることができる (2) 観点別評価規準 ア社会的事象への イ 社会的な ウ観察 資料活用の エ社会的事象についての 関心 意欲 態度 思考 判断 表現 技能 知識 理解 1 自分の生活と食料生産とのかかわりをもとに 我が国の食料生産について関心をもち調べている 2 我が国の食料生産の発展を願って これからの食料生産について考えようとしている 1 我が国の食料生産をめぐる問題について 学習問題や学習計画を考えようとしている 2 我が国の食料生産の取組みや外国との関係などからその意味について考え 表現している 1 我が国の食料生産の新たな取組みについて 統計などの資料を活用するなどして必要な情報を集めて読み取っている 2 調べたことを図や文章にまとめている 1 我が国の食料生産には 様々な問題を抱えながらも取組みをしていることを理解している 3 小単元について (1) 学習指導要領との関連 本小単元は学習指導要領の次の内容を受けて設定した (2) 我が国の農業や水産業について, 次のことを調査したり地図や地球儀, 資料などを活用したりして調べ, それらは国民の食料を確保する重要な役割を果たしていることや自然環境と深いかかわりをもって営まれていることを考えるようにする ア様々な食料生産が国民の食生活を支えていること, 食料の中には外国から輸入しているものがあること ウ食料生産に従事している人々の工夫や努力 生産地と消費地を結ぶ運輸などの働きこの小単元では 農業や水産業の様子や国民生活との関連を学習した後の小単元となる 日本の食料生産の現状や課題 食の国際化の現状をとらえそれらに対応していこうとする取組みについて調べていく 今回 4つの小単元を大きな大単元と捉え 以下のように構想した 国土の様子の学習で獲得した自然条件と生産のつながりという視点を生かしながら食料生産の学習を進めていった それぞれの小単元間で生かせることを整理し 本小単元へつなげるようにした 水産業では 自然条件を生かしながら生産する取組みに 外国との関係を加え 持続可能な水産業を考えていく 1

そして 本小単元は大単元における社会認識を ふかめる 位置づけとし 食料生産の未来を考えていく 輸出入の推移のグラフや TPP といった今日的な状況から問題をつかみ 外国とのかかわりの中で課題を解決しようとする取組みを具体的に調べていく そして 我が国の食料生産の取組みや外国との関係などからその意味について考え 我が国の食料生産の発展を願って これからの食料生産について考えさせたい 大単元の構想 前単元 国土単元 第 1 小単元食料の産地 分布 産地の空間的な把握と国土の関連 ( 身近な食べ物 食料生産と自分のつながり1) 第 2 小単元米づくりのさかんな地域 ( 事例 1) 自然を生かす人の工夫があること 第 3 小単元水産業のさかんな地域 ( 事例 2) 持続可能性の確保 ( 限られた海洋資源をどう守るか ) 第 4 小単元 社会認識をふかめる位置付け これからの食料生産とわたしたち 食料生産の未来を考える ( 自分とのつながり 2) 内容イ 内容ウ 内容ウ 内容アウ 国土の様子が食料生産にかかわっていそうだ ということ 米づくり 水産業への応用 転移 自然条件 国土との関連 自然を生かしながら工夫 努力し生産する人の姿 ( 応用転移できること ) 農家の生産を増やすための取組み 水産資源の保護( 外国との協力が必要 ) 開発を続ける人がいる解決策の例 3) 教材について本小単元では 水産業で学んだ世界との関係協力の必要性 TPP 食料輸入率問題や輸出入の特徴から日本の現状を把握し問題をつかんでいく その後 食料生産に携わる人々の未来に向けた取組みを調べていく 今回は 価格と費用 ( 新たな生産スタイル ) 高い生産技術と輸出 生産者の協力体制 3 つに分けて取り上げた 日本の食料生産の現状に目を向け それぞれの分野の人々が工夫や努力を重ねることで新しい形を作り出そうとしていることをとらえさせたい その上で それらは国民の食料を確保する重要な役割を果たしていることや海外の国々と深いかかわりをもって営まれていることを考えるようにする 価格と費用 ( 新たな産業スタイル ) 経営を六次産業化するという新しいスタイルが進んでいる 六次産業とは 生産 加工 販売の三つの産業を合わせて行うというものである この事により 生産者は収入の安定や 人材不足の解消など多くのメリットが期待されている 細かい部分ではデメリットも指摘されているが 国が補助金などの支援を行っているため 年々拡大傾向にあり 25 年度の時点で操縦児者数は 46 万人をこえている 高い生産技術と輸出和食の世界遺産登録などもあり 日本の食材の海外での需要が高まっている 10 年間の間で日本食のレストランの数は 4 倍になり 水産物 食品の輸出額は 1.5 倍になっている その中でも需要の高い 高品質の果物 特に 3 万 5 千トンもの輸出量のあるリンゴに注目する 生産者の協力体制 TPP など海外とのやり取りが増える中で 国の政策として法人化などの対策を強化してきている 経営上のメリットや制度面のメリットを取り扱っていく (4) 単元構想シート 2

教材の構造 時間的 日本の食料の輸入量の変化 ( 第 1 時 ) 少しずつ増加傾向 食の国際化 TPP による今後の変化 ( 第 1 時 ) 国や生産者も悩み それに向けた取組が始まっていること 食料生産の未来について考える活動 ( 第 6 時 ) 空間的 いろいろな地域で新たな取組が始まっていること ( 主に第 6 次産業 農水省資料をもとに日本地図に作成 ) ( 第 5 時 ) 問 3 生活との関連 ( 消費者としての立場 ) 食の国際化が進んでいること ( 第 1 時 ) 毎日食べている食料は輸入されているものが多いこと ( 第 1 時 ) 消費者としての自分の立場 ( 第 1 時 ~ 第 6 時 ) 日本は外国からの輸入で食生活が支えられていること ( 外国との関わり 食の国際化 ) ( 第 1 時 ) TPP による外国とのバランス ( 第 1 時 ) 食料の品質向上と輸出の増加 ( 第 3 時 ) 問 1 相互関連的 外国とのかかわり 生産者が新たな取組をしていること ( 映像 文章資料 ) 1 品質向上と輸出 外国への販路拡大 ( 第 3 時 ) 問 1 2 地産地消 法人化 協力体制 ( 第 4 時 ) 問 2 3 第六次産業 国内の販売量を増やす ( 第 5 時 ) 問 3 相互関連的 人々 ( 生産者 ) の工夫や努力 問いの構造 資料 1 日本の食料の輸入量のグラフ ( 米 野菜 果実 大豆 ) 年々増加していること 資料 2 日本と世界の大豆の輸出量の変化 世界的に増えていること 資料 3 日本の食料の輸出量のグラフ ここ数年で果物が増えていること 学習問題 食料生産にかかわる人々は いろいろな問題を抱えながら どのような取組みをしているのだろうか? 資料 4 TPP という問題もあること ( 映像資料 ) 問 1 食料生産にかかわる人々は品質のよいものを作るためにどのような技術開発をしているのだろうか 問 2 食料生産にかかわる人々は誰とどのように協力しているのだろうか 輸出の事例を調べる 法人化 協力体制について調べる 問 3 食料生産にかかわり人はどのように利益を高めようとしているのか また どのように広まっているのか 第 6 次産業 輸出の事例を調べる 結論 国内だけでは支えきれないところが多く このままの現状のままいったら日本の食料生産は心配だったけれども 新たな取組をしている人もいる 自分たちも TPP などに関心をもち 日本の食料生産がよりよくなるように消費者 ( 安全性や産地を考えるなど ) としてかかわっていきたい 消費者として安全性 地産地消など考えた上で選択していきたい 日本や世界の食料生産がどうなのかについて関心をもっていきたい ( 小単元の終末の児童の姿 ) 3

4 4 知識の構造と育てたい子供の姿我が国の食料生産を発展させるためには 様々な課題の解決が必要であり わたしたち国民の努力も大切である 5 日本は 多くの食料を外国から輸入していて T P P が発効されると より多くの食料が外国から輸入される可能性がある 1 食料生産費かかわる人々は 国や地方自治体と協力しながら 国産食料品のさらなる国内普及に取り組んでいる 4 T P P 輸入 輸出関税食料自給率多角経営補助金国の法人化日本食のブランド化日本食のブランドイメージ ( ヘルシー 安全 高品質 ) (2) 我が国の農業や水産業について, 次のことを調査したり地図や地球儀, 資料などを活用したりして調べ, それらは国民の食料を確保する重要な役割を果たしていることや自然環境と深いかかわりをもって営まれていることを考えるようにする ア様々な食料生産が国民の食生活を支えていること 食料の中には外国から輸入しているものがあること 学習指導要領中心概念具体的知識用語等 食料生産に従事している人たちの思いや願いに共感する子供 自分の生活が食料生産に支えられていることを理解し これからも食料生産について関心をもち続ける子供 育てたい子供の姿食料生産にかかわる人々は 収入を安定させるために 生産 加工 販売を一括で行う会社を作り 費用を抑えながら食料品をたくさん作って売る取り組みをし その取り組みは日本各地に広がっている 5 6 次産業生産組合食料生産にかかわる人々は 品質の高い食料品を作るための技術開発に取り組み 品質の高い食料品は ブランド化され 海外から高い評価を受け 輸出されている 3

5 学年の研究主題との関連 本部会では 全体研究主題である よりよい社会の形成に参画する資質や能力の基礎を養う社会科教育 特に 今年度から変更された副主題 社会的事象の見方 考え方を用い 社会認識を深める学習を通して を踏まえた上で 5 年部会の副主題 国土や社会を追及し 社会の一員として考えを深める指導の工夫 に重点を置き 児童の社会認識を深め 参画意識を培うための手立てを以下のように設定した (1) 社会認識を深め 参画意識を培うための教材の工夫 1 我が国の食料生産の現状と未来が見える教材の開発本小単元では 現在の食料生産を外国とのつながりという視点から考えられるような教材を開発した まず 食の国際化が進む中 我が国の食料生産がどのように進んでいくのかを捉えさせるために TPP の取組みを紹介する 次に 調べる内容の中で新たな産業スタイル (6 次産業 ) や日本の食材の海外輸出 農業の法人化などから 食料生産に関わっている人々が 外国とのかかわりの中でどのような工夫や努力をしているのかをとらえやすくし 我が国の食料生産の現状が見えるようにした 以上のことを調べていくことで 児童が我が国の食料生産に対する社会認識を深められるようにした 2 社会的事象の見方 考え方の視点に基づいた教材分析本小単元で扱う教材が 社会的事象の見方 考え方のどの視点に位置づくかを分類 整理することで 児童が社会的な見方 考え方をいつ どのように身に付けていくかが明確なると考え 前述の単元構想シートに示した 視点 1 時間的に考えることができる 輸入量の変化 TPP による影響視点 2 空間的に考えることができる いろいろな地域で新たな取組みが広がっている視点 3 事象や人々の相互関係を考えることができる 生産者と国の協力体制視点 4 国民生活との関連を実感できる 我が国の現状と将来の食料生産視点 5 人の営みが見える 生産者の新たな取組みと収入の安定 (2) 社会認識を深め 参画意識を培うための指導の工夫 1 社会的事象の見方 考え方の追及の視点を生かした問いの設定児童にどのような学習過程を展開すれば 社会的事象の見方 考え方の追及の視点を生かした問いが生まれ その問いが結論につながっていくのかを構造的に示した そこでは 児童の結論に至るまでの 1 時間ごとの問いを検討し その問いによってどんな知識が獲得できるかを明確に表すことで さらに 一つ一つの問いが中心概念とどのように関わっているのかを知識の構造図で整理した 2 思考を促す学習活動の工夫 つかむ 段階の第 1 時で 児童に TPP について生産者の立場から意見を書かせて交流知ることで 同じ立場でも色々な考えがあることに気付くことができると考えた 点の位置が異なることで 食料生産における日本と外国の関わり方に対する疑問も生まれ 第 2 時で学習問題に対する予想を立てる際 児童の思考を促す根拠になると考えた まとめる 段階において チャート図を用いて 様々な立場の人たちの取組みを関連付けながら考えられるようにした そして チャート図を用いて共通点を見出すことで 国民生活や自分の生活をつなげて我が国の食料生産の発展を考えられるようにした (3) 社会認識を深め 参画意識を培うための学習過程の設定前小単元の水産業の学習のふかめる段階で 外国とのつながりを意識させる活動を設定した それが 本小単元の つかむ段階 で TPP を資料として提示した際に TPP の取組を通して我が国の食料生産と外国とのつながりを生産者の立場から考えられるようにした まとめる 段階では 食料生産について学んできたことの意味を再考し 社会の一員としての考えをもたせるために 現在の取組みが発展すれば 将来の日本の食料生産は国民生活を支え続けることができるのだろうか という問いをもたせ これからの食料生産について考えさせる場面を設定した 5

6 小単元の指導計画 ( 全 6 時間 ) 過程 ( 水産業 ふかめる ) つかむ ねらい ( 数字は時数 ) 9 学習をふりかえりながら これからの水産業について話し合う事を通して 海外との関係に関心をもつことができる 1 これまでに学んだ学習や輸出入の推移から食料生産は国内的にも外国とのつながりにおいても難しい問題を抱えていることを知り 学習問題を立てる 学習をふりかえる 主な学習活動 予想される児童の反応 各漁業の推移のグラフから今後の漁業について話し合う 水産業で行われている取組みを調べる 世界や日本の消費量 輸入量のグラフを読み取る 日本の水産業は輸入に支えられている 世界の漁獲量の推移のグラフを読み取る 公海サンマの問題を知る 世界的な規模で水産資源の需要が高まり 枯渇傾向にある 日本の水産業についてどう思うか意見を交流する 農業 漁業についての課題をふりかえる 米が余る 後継者不足 高齢化 働き手減 TPP 作付面積減 漁場減 中韓 高齢化 水産資源減 輸入量増 日本の食品の輸入量のグラフを読み取る 魚だけでなく たくさんのものを輸入に頼っている 日本はたくさんの食料品を輸入している このまま輸入が増えると 日本の生産者は困るのではないか 日本は輸入に頼っていて大丈夫かな 日本の輸出入の推移のグラフを読み取ったことをもとに話し合う 最近になって増えてきている 輸出も輸入も増えている 輸出は少しずつ増えている 教師の指導 支援 ( 留意点 資料 評価 ) 獲る漁業と育てる漁業の関係や各漁業の推移を確認する 各漁業の推移のグラフ 取組みについての資料 ( 資料集 ) 消費量 輸入量のグラフ 公海サンマについて ( 動画 ) 世界の漁獲量のグラフ 日本の水産業が国民の食料を確保する重要な役割を果たしていることや自然環境 外国との関係と深い関わりをもって営まれていることを考え 表現している 農業 漁業 国内 国外で分ける 日本の食料の輸入量のグラフ ノートの付箋を振り返らせる 板書をベン図のようにして整理していく 国内産と外国産が分かるように画像で示す 大豆の輸入量のグラフ 日本の輸出入のグラフ TPP について知り 日本の食料生産についての考えを生産者の立場に立って書いたことをもとに 学習問題を立てる 外国の品物が入ってきて大変 TPP みたいのが始まって日本の全体の食料生産が心配だ 食料生産にかかわる人々は いろいろな問題を抱えながら どのような取組みをしているのだろうか TPP についての資料 ( 動画 文書 ) 国内の現状や課題をもとに 我が国の食料生産について関心をもつことができている 関 意 態 6

調べる 2 学習問題に対する予想をし 学習計画を立てる ( 本時 ) 4 果実や水産物の輸出を調べる事を通して 高い生産技術を生み出していることが分かる 学習問題 本時の課題の確認をする 日本の食料生産の現状を読み取り 分かったことをもとに 他の所を通るよりもの早く届けられる 海外で日本の果物が売られている 知恵を絞りだして一緒に考えている 分かった事をもとにどんな解決につながりそうか予想を立てる 予想を発表し 分類する 安い輸入品に負けないように 高くても売れる品質のよいものを生産し 海外にも輸出しようとしている 高い生産技術と輸出 個人の努力では勝てないので たくさんの人と協力している 協力体制 安い輸入品に負けないように 価格を安くしている もうけることができるようにしている 価格と費用 分類した予想から問いを確認する よい品物を作るためには どのような技術開発をしているのだろうか ( 時間 ) 高い生産技術と輸出 どのように協力しているのだろうか?( 関係 ) 協力体制 どのように利益を高めようとしているのか また どのように広まっているのだろうか ( 空間 ) 価格と費用 学習計画を確認する 問 1 食料生産にかかわる人々は よい品物を作るためには どのような技術開発をしているのだろうか 日本の食材が海外で高く評価されている事例を調べる 日本から輸出されている製品を調べる 直売の流通の図 海外で売られている果物の写真 農家同士のイラスト 資料をもとに予想を立てさせるようにする 予想の短冊 予想を短冊に書き 大きく 3 つに分けるようにする それぞれの資料に共通することがある場合も示していく グルーピングしたものから児童と一緒に問いを作っていく 学習問題に対する予想を立て 学習計画を考えようとしている 思 判 表 リンゴの輸出についての資料 米の輸出についての資料 日本の食材の輸出一覧 輸出が拡大している意味やよりよいものを作る技術を高める事の意味について話し合う まとめ 食料生産にかかわる人々は よりよい品物を作るために 細かい所まで工夫や努力を重ねている そしてそれらは海外に認められて年々輸出は増え 海外に広がっている 日本の輸出量のグラフ 取組みについて 統計などの資料を活用するなどして必要な情報を集めて読み取っている 技 7

5 法人化や国の政策を調べる事を通して 国レベルで協力体制を作り取り組んでいることが分かる 36 次産業や地産地消を調べる事を通して 生産性を高める事が分かる 問 2 食料生産にかかわる人々は どのように協力しているのだろうか? 共同経営の事例を調べる 国の法人化や協力体制を調べる 共同や多角で事業を進める事の意味について話し合う まとめ 食料生産にかかわる人々は 個人で生産を進めるよりも 共同生産したり 多角経営をして協力体制を作ったりしている また 国もそれを支援していて広がってきている そのため 費用をおさえられている 問 3 食料生産にかかわる人々は どのように利益を高めようとしているのか また どのように広まっているのだろうか 米のネット販売について調べる 6 次産業について調べる 生産性を高める事の意味について話し合う 共同経営の事例の資料 法人化や協力体制についての資料 様々な人々が工夫や努力を重ね国民生活を支えていることを理解している 知 理 米のネット販売の図 6 次産業についての事例の資料 まとめる 6 調べたことを チャート図を活用してまとめ 自分とつなげながら学習問題に対する自分の考えを書く まとめ 食料生産にかかわる人々は より利益を高めるために 生産 加工 販売する会社を作って費用をおさえながらたくさん作って売る取組みをし 若い人たちが関わるようになってきている また それらの取り組みは日本各地に広がっている Yチャートを活用して食料生産の解決に向けての考えを出し合う 調べてきた取組みを行っていれば本当に食料生産はこれからも持続するのか話し合う 生産者任せではなく 消費者がもっと理解して 目的に応じて賢く日本産のものを買っていけばよいのでは? 学習のまとめを行い 学習問題に対する考えを自分とつなげながら書く つながりを意識して賢く選択すること 日本の食料生産や世界の食料事情に関心を持ち続けることが大切だ 取組みについて 統計などの資料を活用するなどして必要な情報を集めて読み取っている 技 チャート図 ( ワークシート ) チャート図にまとめながら共通点などを見出す 問い返しを行い 批判的思考を促す 我が国の食料生産にかかわる問題 外国との関係などについて考え 表現している 思 判 表 これまで学んだことを振り返りながら書かせる 我が国の食料生産の発展を願って これからの食料生産について考えようとしている 関 意 態 8

7 本時の指導 ( 全 6 時間中の 2 時間目 ) (1) 本時のねらい学習問題に対する予想をして 学習計画を立てる (2) 本時の展開 時間 児童の活動 ( 主な学習活動 児童の反応 内容 ) 教師の指導 支援 ( 留意点 教材 評価 ) 5 分 前時の振り返りをする TPP が決まると 日本の食料生産は大丈夫だろうか これからの食料生産はどうしたら外国に負けないようなことができるのだろうか 学習問題 本時の課題の確認をする 学習問題の予想を立てて 学習計画を作ろう 外国との関わりに関して疑問をもっている児童の感想を取り上げる 15 分 20 分 日本の食料生産の現状について分かったことを話し合う 海外で日本の果物が売られている 日本のリンゴが置いてある 海外で日本の果物が売られている 他の所を通るよりもの早く届けられる 安く手に入れることができている 知恵を絞りだして一緒に考えている 協力してやっている 分かったことをもとに予想を立てる 安い輸入品に負けないように 高くても売れる品質のよいものを生産し 海外にも輸出しようとしているのではないか 高い生産技術と輸出 個人の努力では勝てないので たくさんの人と協力していると思う 協力体制 安い輸入品に負けないように 価格を安くしていると思う 生産者がもうけることのできるようにしているだろう 価格と費用 直売の流通の図 海外で売られている果物の写真 農家同士のイラスト これまでの食料生産の学習を想起させるようにする 資料の意味を考えさせながら予想を立てさせるようにする 予想の短冊 必要に応じてグループで話し合わせるようにする 予想を短冊に書かせ 分類する それぞれの資料に共通することがある場合も示していく 10 分 分類した予想から問い ( 学習計画 ) を確認する よい品物を作るためには どのような技術開発をしているのだろうか ( 時間 ) 高い生産技術と輸出 どのように協力しているのだろうか?( 関係 ) 協力体制 どのように利益を高めようとしているのか また どのように広まっているのだろうか ( 空間 ) 価格と費用 グルーピングしたものから児童と一緒に問いを確認していく 学習問題に対する予想を立て 学習計画を考えようとしている 思 判 表 9