平成29年度 中学校英語科教育 B校の実践

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平成30年度 中学校英語科教育

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

平成29年度 中学校英語科教育 A校の実践

生徒の活動

英語科学習指導案

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

第 2 学年 1 組英語科学習指導案 日時平成 30 年 11 月 2 日 ( 金 ) 5 校時 (14:00~14:50) 場所第 2 学習室指導者教諭天津貴志 1. 育成する能力 学習指導要領内容 (4) イ 身近な話題について 事実や自分の考え 気持ちなどを整理し 簡単な語句や文を用いてまとま

3 人権教育の視点英語科の授業を通して 文化や習慣には多様性があることを理解させる そしてその中から 表現の仕方の違いや考え方の違いに気づかせ 互いに違いを認め合い尊重しながら共に生きようとする態度 他者 文化に興味 関心をもち 良い人間関係を築きながら生活する力を持った生徒を育成したい そこでこの

4 学習の活動 単元 ( 配当時間 ) Lesson 1 ( 15 時間 ) 題材内容単元の目標主な学習内容単元の評価規準評価方法 Get Your Goal with English より多くの相手とコミュニケーションをとる 自己紹介活動を行う コミュニケーションを積極的にとろうとしている スピー

新潟市立亀田西中学校

グリーン家の人々

い文章を読んで内容をつかむ読解力や正しく単語を書いたり文構造を意識しながら正しく英文を 書いたりする力が弱い (3) 指導観ステップコースの指導にあたっては, 基本的な新出文構造の並べかえ活動を行い, 視覚的に理解させていく またペアワークで, 形容詞の比較級 最上級の形を繰り返し読ませて定着を図る

英語科学習指導案

本学級の生徒に, 英語科に関する興味 関心を問うアンケートを実施したところ, 以下のようになった (28 年 9 月実施 ) はいややあまりいいえ英語の授業が好きだ 65% 29% 0% 6% ペア活動に積極的に取り組んでいる 68% 32% 0% 0% グループ活動に積極的に取り組んでいる 70%

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15 英語(菊池)

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第3学年英語科学習指導案

第○学年 ○○科指導計画

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英語科指導案

英語科学習指導案(2年授業参観)

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第3学年3組英語科学習指導案


答えさせる場合でも, 単語中心の発話にならないように, 帯学習から Q&A を取り入れ, 主語 動詞に着目させるようにする また, 事前に英語で原稿を作成させ, まとまった英文で Show & Tell が行えるように指導したい My Project 2 では, 自分の好きな人を紹介するスピーチを行

自己紹介をしよう

第 2 学年英語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 2 年 3 組教室 学級 2 年 3 組 ( 男子 17 名女子 18 名計 35 名 ) 授業者小田島篤史 1 単元名 PROGRAM 7 If You Wish to See

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

いろいろな衣装を知ろう

福翔高等学校「ライティング」学習指導案

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5 主体的 対話的で深い学びの視点 (1) 主体的な学びとしての視点主体的な学びとして 本単元ではプレゼンテーションを作成する段階で 聞き手の関心を最大限ひきつけることができるようなテーマの設定を生徒たち自身に行わせたい このことにより 教師から与えられたテーマではなく 自分たち自身もより興味 関心

たがって, 石川遼選手の作文に加えて, 教師自身の夢も英文で示すことを通して, 夢をもつということをより身近なものとして感じさせ, 自も書いてみよう という気持ちをもたせたい 5 単元の目標 読み手が理解しやすい英文を書くために, 英文を読み直したり書き直したりすることができる モデル文を聞いたり読

第○学年 ○○科指導計画

会話の中では感覚的にそれほど 違い を意識して使っているものではないと考え 今回は 同じ can を用いての表現として一連の学習として扱うことにした また 語 学習得において 自分の表現したいこと がはじめにあり それを何とか表現しよ うとする過程を通して初めて自分の言葉として言語を獲得できるという

英語科学習指導案 1 平成 16 年 10 月 26 日 ( 火 ) 第 6 校時 2 年 2 組 D( 男子 6 名 女子 7 名計 13 名 ) 指導者黛ゆかり Andy Fosset 第 1 時間目 (1) 本時のねらい ~ すること と目的語として使われる動名詞の表現に慣れる 英字新聞を話題

多いので, 簡潔に説明した後, 多めに練習をさせて定着を図る また, 複数回に渡って復習を入れることで, 確実に身に付けさせる 本文の学習においては, 一般動詞の三人称単数現在形の疑問文を話す練習にもなるので, 教科書本文を何度も音読させ, ペアで暗唱させることにより自然に一般動詞の三人称単数現在形

第2学年3組 英語科学習指導案

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

(3) 教材観本単元ではジェスチャーの違いと異文化理解が題材となっている グローバル化が進む中で 文化的な背景の異なる人々とコミュニケーションを取ることがますます大切になってきている そのためこの単元の学習を通して 身振りやアイコンタクトなどのコミュニケーションスキルを高めることの必要性を理解させる

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

という目的を明確にするため 次のような場面を設定した 高知県の観光地に英文で書かれた看板がある そこで英語圏ではない外国人と出会う 相手は英語を少し話すことができるが十分に読むことができないため, その人に対して英文を読み取りリテリングをする必要がある という設定である よくある場面ではないかもしれ

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

H28.9【比嘉美佐代】英語科学習指導案

第 3 学年英語科学習指導案 日時 :2010 年 7 月 18 日 ( 日 ) 模擬授業 3 学年 : 第 3 学年場所 :323 教室授業者 : 高木麻衣 1. 単元名 :Sunshine English Course 3 Program7 Yuki in London 2. 単元について (1

英語科 「単元名 unit6」(1年)

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

英語第 2 学年福山市立城北中学校指導者岡田江美溝部良子瀧元美菜子 単元名 Unit5 A New Language Service 本単元で育成する資質 能力 思考力 判断力 表現力他者とかかわる力 主体的に学ぶ力 単元について 単元観本単元は, 緑市が外国人住民のためのボランティアを募集しており

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

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学校番号 2004 平成 29 年度外国語科 教科科目単位数指導学年教材名 副教材名 外国語英語表現基礎 2 第 1 学年 美誠社 ドリルで英文法 啓林館 Vision Quest 総合英語 基本例文集プリント補助教材等 1 担当者からのメッセージ ( 学習方法等 ) 積極的に英語でコミュニケーショ

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

第1学年4組 英語科学習指導案

4 学習の活動 単元 Lesson 1 (2 時間 ) 主語の決定 / 見えない主語の発見 / 主語の it 外国語表現の能力 適切な主語を選択し英文を書くことができる 外国語理解の能力 日本の年中行事に関する内容の英文を読んで理解できる 言語や文化についての知識 理解 適切な主語を選択 練習問題の

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

研究主題 自分の考えや意見を英語で発信できる力を育てる指導の一試み中学校 - 基礎 基本の定着を図り, アウトプット活動につなげる指導の工夫を通して - 研究分野英語科 中学校第 2 学年英語科学習指導案 実施日時 : 平成 24 年 10 月 17 日 ( 水 ) 9:40~10:30 実施場所

補充資料 2-1 単元 Let's Read 1 の指導展開案 (1) 単元 Let's Read 1 A Magic Box 1 の指導展開案(1/5 時間 ) (1) 目標 物語を読んで 場面展開を読み取ることができる 昨日の日記 というトピックに基づき 自分について英語で書いて表現できる (2

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英語科授業案 日時 平成 28 年 3 月 7 日 ( 月 )2 校時 生徒 2 年 B 組男子 16 名, 女子 16 名 計 32 名 授業場 2 年 B 組教室 授業者 造田あかね 1 単元名 Sunshine English Course 2 Program11 Yui To Share I

2010 年 7 月 18 日 ( 土 ) 英語科指導法 Ⅲ 模擬授業 2 学習指導案 第 2 学年英語科学習指導案 日時 :2010 年 7 月 18 日 ( 土 ) 第 4 時限目学年 : 第 2 学年場所 : 共通教育棟 3 号館 3F 332 教室授業者 : B082G031X 菊田真由 1

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Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

○○○

Microsoft Word - 社会科

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伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

中3_英語(東葛) 

生徒観本学級の生徒は 全体的に授業に前向きに取り組むことができるが 中には今までの学習内容が定着しておらず 英語に対して苦手意識を持っている生徒も少なくない そのためペアやグループ活動がスムーズに進まない場面も見られるが 各単元で設定したゴール活動や ゲーム的な要素を取り入れたグループでの取り組みに

保健体育科学習指導案

5 単元の指導計画と評価活動 ( 本時 3/7) 時間 ねらい 学習活動評価規準評価方法 1 to 不定詞 ( 名詞的用法 ) の文構造を理解する 自分が好きなことについて英文を書き 相手に伝える イ -1 評価カード ワークシート 教科書の本文から ~すること という表現を学ぶ 2 本文の中から不

平成24年度幸手市教育委員会・東部教育事務所教育事務所教育支援担当・学力推進担当学校訪問について

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

うな活動を工夫して設定していく そして様々なバリエーションを体験させる中で何度も want との出会いを児童が繰り返し 自然と want への理解を深めたり want を使 って思いを伝えたりできるようにしたい 単元の目標 積極的にアルファベットの大文字を読んだり I want. の表現を使って 進

ていきたい 題材は, 平和市で起こった小さい女の子の事故をきっかけに, 現在ある公園を駐輪場に作り替えるかどうかという議論に発展していく内容となっている 近年は公共のマナーの話題をよく耳にすることもあり, 生徒にとって, 身近なテーマと言える 賛否の論点を整理し, 自分の意見をまとめる活動を通し,

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Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

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上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

(3) 児童観 本学級の児童数は 36 人で, 素直で学習意欲が高く, 学習課題に熱心に取り組み, 多くの児童が積極的に発表することができる 各教科の学習で取り組んでいるペアやグループ学習では, それぞれの意見を意欲的に伝え合うことができる しかしながら, 自分の考えや意見になかなか自信が持てない児

第 2 学年 1 組外国語科 ( 英語 ) 学習指導案 平成 24 年 11 月 22 日 ( 木 ) 第 5 校時益田市立益田東中学校教諭上田陽一郎 1 単元 Unit 6 The Story of an Old Clock (New Horizon English Course Book 2)

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6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

高等学校英語科学習指導案 平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 )2 校時沖縄県立 高等学校 1 年 7 組 35 名 ( 男子 15 名女子 20 名 ) 授業者 : T S 指導教諭 : 1. 単元名 When I Was Sixteen ( 三省堂 CROWN English Serie

5. 評価規準評価の観点コミュニケーションへの関心 意欲 態度外国語への慣れ 親しみ言語や文化に関する気づき 主な評価規準 積極的に表情やジェスチャーを加えて 自分の思いを表現している 言葉だけでなく表情やジェスチャーを加えて コミュニケーションすることの大切さを知る 様々な感情や様子を表す表現に慣

研修報告書

補足資料 2 How many を用いる数の尋ね方について理解する 3 買い物特有の表現や数を尋ねる言い方を用いて, 買い物ごっこに積極的に参加しようとする 4 Let s を用いた文と一般動詞から始まる命令文についての文の構造を知る 5 相手からの指示や提案に対して, 簡単な言葉や動作などで反応す

Listening 天気予報と予定 (2) 天気などの身近な情報を表すを正しく身につけ運用す 6 What Can We Do for Others?(8) 義務について伝え 必要か不必要かを伝え 自分の考えを伝え Speaking 電話 ( 依頼する 誘う )(2) 電話で用いる定型を身につけ運用

第○学年 ○○科指導計画

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

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内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

取扱内容容の構成分量等内 使用上の配慮等( 外国語 ) 科調査研究報告書 観 点 書名 2 東書第 1 学年英語 727 NEW HORIZON English Course 1 第 2 学年英語 827 NEW HORIZON English Course 2 第 3 学年英語 927 NEW H

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

3 単元の目標 英語での表現活動に積極的に取り組む ペアやグループ活動に積極的に取り組む 自分の周りの人 ( 友達, 家族, 好きなタレント ) を紹介する また, 友達が紹介した人について, 質問する 本文を読んで, 内容を正しく理解する 三人称単数現在形の形 意味 用法を理解する 4 単元の評価

Transcription:

第 2 学年英語科学習指導案 1 単元名 PROGRAM 6 A Work Experience Program (SUNSHINE ENGLISH COURSE 2) 2 単元について (1) 教材観本単元では, 不定詞を使って, 自分のしたいこと, 行動の目的, 何をするためのものかを英語で表現する能力とそれらを積極的に相手に伝えようとする態度を育成することがねらいである Section 1,2 では, これまでに学習してきた過去形や不定詞を使って, 職場体験でそれぞれの生徒が体験したことについてやり取りを行わせる Section 3 では, これまでに学習してきた過去形, 未来表現, 助動詞などを使って, 職場体験で学んだことや今後努力していくこと, 将来の夢について, まとまりのある英語でスピーチを行わせる 本単元終了後には, コミュニケーション活動 POWER-UP 5 インタビュー記事を書こう で体験記を作成する PROGRAM 6 でインタビューやスピーチを行い, その内容をまとめて体験記を書くという, 複数の技能を統合した活動を行う これらの活動に取り組ませることによって, それぞれの生徒が自分の実体験を踏まえ, 学習した内容をどう使うかを思考し, 判断する力を養うことができる教材である (2) 生徒観本学級の生徒は, 全体的に英語学習への関心が高い 男女間の関係が良好で, ペアでの学習では, 互いに教え合いながら取り組むことができている 10 月に実施した意識調査では, 全体の87% の生徒が, ペアやグループで英語を話す活動が 好き まあまあ好き と答えていた しかし, 四技能の中で 話すこと に一番苦手意識を持っている生徒が, 全体の50% いることが明らかになった 練習にはまじめに取り組んでいるものの, 学習した表現を正確に使いこなすことができない生徒が見られる 課題テストの結果や授業中の見取りからも, 正確さ という面で, 二極化が進んでいることが分かる 知識や技能の習得が困難な生徒たちに応じた 細やかな手立てを取っていく必要がある (3) 指導観 1 学期は, プロジェクトゴール My Project 4 スキット作りを楽しもう に向けて, 各単元のBasic Dialogをスキットに発展させ, ペアごとに発表させてきた 2 学期からは, 帯活動のMini 2 Talkを取り入れ, 身近な話題で30 秒程度会話することに慣れさせている Section 1,2では, 自分の職場体験に関するメモを頼りに, ウッド先生のインタビューに答える対話活動を行う Section 3では, 桃子のスピーチを参考にして,40 秒程度のスピーチ活動を行う 書く活動の前に対話やスピーチをさせることで, 即興で話すことに慣れさせたい また, 話した内容を書くことにおいて再現させることで, 正確さを意識させたり, 内容について再考させたりすることができると考える Section 3のスピーチ後に, 体験記の英作文を作らせる 英作文は互いに読み合わせた後に, 簡単にコメントさせる活動を行う 文化発表会において, 本単元で作成した体験記を展示し, 生徒が本文を基にインタビュー活動を行う映像を上映する予定である また, 代表生徒はステージ上に登場し, 職場体験や将来の夢について英語でスピーチしたりやり取りしたりすることを計画している 本単元の学習を文化発表会における発表につなげることで, 生徒が学習したことを発信する機会を作り, 学習内容と学校行事とを関連させることで, 生徒の意欲を高めさせたい さらに, 本単元の学習を通して, スピーチの型を身に付け,2 学期のプロジェクトゴール My Project 5 スピーチをしよう こんな人になりたい につなげられると考える B 校の実践 -8

3 単元の目標 (1) メモを頼りに,40 秒程度の会話やスピーチができる (2) 職場体験や将来の夢について 8 文以上の英文を書くことができる 4 評価規準 アコミュニケーションへ の関心 意欲 態度 1 ペアやグループの活動で積極的にコミュニケーションを図ろうとしている 2 分からない単語や英文を辞書や教科書等を使い, 調べて表現しようとしている イ外国語表現の能力 1 メモを頼りに,40 秒程度のやり取りやスピーチができる 2 構成を考えながら 8 文以上の英文を書くことができる ウ外国語理解の能力 1 教科書の本文を聞いたり, 読んだりして正しく理解することができる 2 クラスメートのスピーチを聞いたり, 体験記を読んだりして正しく理解することができる エ言語や文化について の知識 理解不定詞の名詞的用法, 副詞的用法, 形容詞的用法の運用についての知識を身に付けている 5 単元計画 ( 全 11 時間本時 5/11) 時間 ねらい 学習活動評価規準評価方法 本単元で身に付ける技能や理解する内容を知る ア12 不定詞の名詞的用法 ~すること を理解する エ 1 want to と like to を使ったコミュニケーション活動を行う 英語のインタビューに慣れる ウ 1 2 新出語句の導入, 本文の音読, 内容理解をする Section 1 本文を参考にし, 自分の職場体験についてやり取りを行う 不定詞の副詞的用法 ~ するために を理解する エ 3 Section 1 本文を参考にし, 自分の職場体験についてやり取りを行う ~ するために した を使ったコミュニケーション活動を行う インタビューに 2~3 文で答える練習をする ウ 1 4 新出語句の導入, 本文の音読, 内容理解をする Section 2 の本文を参考にし, 職場体験についてやり取りを行う ワークシート メモを頼りに, 職場体験や将来の夢について会話し, その内容を基にスピ イ 1 5 本時 ーチの練習をする Section 1,2 の本文を参考にし, 職場体験や将来の夢についてやり取りを行う 後日発表 会話用のメモを頼りに, スピーチを行う練習をする 不定詞の形容詞的用法 ~ するための を理解する エ 6 I have a lot of things to learn. に続けて, 自分が今やるべきことについ て 3 文以上で伝える活動を行う B 校の実践 -9

メモを頼りに, スピーチを行う練習をする ア 12 7 新出語句の導入, 本文の音読, 内容理解をする Section 3 の本文を参考にして, 職場体験や将来の夢についてスピーチ ウ 2 をする 8 9 10 11 職場体験や将来の夢について,40 秒程度の会話やスピーチをする Section 1,2 の本文を参考にし, 職場体験についてやり取りを行う ( 撮影 ) メモを頼りに, 職場体験や将来の夢についてスピーチをする ( 撮影 ) スピーチの内容に改良を加え, よりよい職場体験スピーチにする スピーチの構成を知る 職場体験や将来の夢について,8 文以上の英文を書く 体験記を完成させ, 互いの体験記にコメントする 互いの体験記を読み合う 友達の体験記を読んで, 簡単にコメントする 単元テストを行う 単元のまとめをする イ2 発表 ( 撮影 ) エ体験記ウ2 体験記ウ1 ペーパーテエスト B 校の実践 -10

6 本時の目標 メモを頼りに, 適切な声量や明瞭さで 40 秒程度のやり取りができる ( 外国語表現の能力 ) 7 本時の展開 過程 学習活動 教師の指導 支援 活動が十分でない生徒への手立て 評価の方法 1 Mini 2 Talk を行う 会話を続けるポイントを示す 会話の苦手な生徒に, 人の発話をまね してよいことを伝える 2 Dictionary Game を行う 問題を出す代表の生徒に, 大きな声で 分かりやすく発話するよう促す 導入 3 Shadowing を行う ( 教科書 Section 1,2) 英語のリズムを意識しながら shadowing するよう促す 表現の定着に向けて, 発音や文法, 意 4 学習目標を確認する 味を意識して十分練習を行わせる めあて : メモを頼りに, 即興でインタビューに答えよう! 5 Review 1 生徒役 ( インタビューに答える人 ) は, Section 1 を基に職場体験イ 自分のことについて 2~3 文で反応 ンタビューを行う するように指示する 展開 6 Review 2 教科書本文のやり取りを参考にさせる ウッド先生役 ( インタビューする 行動観察 Section 2 を基に職場体験イ 人 ) は, 相手の応答に対してうなず ( 後日発表 ) ンタビューを行う いたり, コメントしたりするよう声 掛けをする 7 Challenge 生徒役 ( インタビューに答える人 ) は, メモを頼りに, スピーチに挑 自分のことについて 2~3 文で反応 戦する するように指示する 話す順番を検討する時間を十分取り, 展開 個人で練習させてからペアでの活動を行う メモを見ながらスピーチしてよいこ とを伝える インタビューへの答えをそのまま 1 文ずつつなぐようにして話すよう促 す ま 8 活動を振り返り, パフォーマ 活動の良かった点を褒め, 生徒の意欲 と ンスの撮影への見通しを持つ を高める め B 校の実践 -11

8 本時の評価評価規準 ( やり取り ) 判断するめやす ( 判定基準 ) (B),(C) と判断した生徒への支援評価方法 メモを頼りに, 適切な声量や明瞭さで 40 秒程度のやり取りができる ( 外国語表現の能力 ) 十分満足できる状況 (A) おおむね満足できる状況 (B) 努力を要する状況 (C) 適切な声量や明瞭さで, 適切な英文を用いて,40 秒以上のやり取りができる 不自然な間が空いたり, 不完全な英文が含まれていたりするが, 適切な声量や明瞭さで 40 秒程度のやり取りができ (B) に達していない状況 る つなぎ言葉を使うよう声掛けする 後日発表 やり取りのモデル文を提示し, 参考にして英文を作ることができるようにする Teacher Talk や帯活動において, キーワードや絵を頼りに行うやり取りを継続して取り入れ, 即興でのやり取りに慣れることができるようにする 資料 1 発表ややり取りの内容についてアイディアを出すワークシートの記述例 B 校の実践 -12

資料 2 ワークシート B 校の実践 -13

資料 3 学習内容と目標を示したリスト 資料 4 活動内容や目標の提示用スライド B 校の実践 -14