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頻出問題の解法 4. 絶対値を含む関数 4.1 絶対値を含む関数 絶対値を含む関数の扱い方関数 X = { X ( X 0 のとき ) X ( X <0 のとき ) であるから, 絶対値の 中身 の符号の変わり目で変数の範囲を場合分けし, 絶対値記号をはずす 例 y= x 2 2 x = x ( x

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2018試行 共通テスト 数学ⅠA 解答例

1 対 1 対応の演習例題を解いてみた 微分法とその応用 例題 1 極限 微分係数の定義 (2) 関数 f ( x) は任意の実数 x について微分可能なのは明らか f ( 1, f ( 1) ) と ( 1 + h, f ( 1 + h)

05 年度センター試験数学 ⅡB () において,cos q 0 であるから,P ( cos q, sin q) より, 直線 OP を表す方程式は y sin q sin q x cos q cos q x すなわち, (sin q) x - (cos q) y 0 ( ) ク 点 O,P,Q が

20~22.prt

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p tn tn したがって, 点 の 座標は p p tn tn tn また, 直線 l と直線 p の交点 の 座標は p p tn p tn よって, 点 の座標 (, ) は p p, tn tn と表され p 4p p 4p 4p tn tn tn より, 点 は放物線 4 p 上を動くこと

数学 Ⅲ 微分法の応用 大学入試問題 ( 教科書程度 ) 1 問 1 (1) 次の各問に答えよ (ⅰ) 極限 を求めよ 年会津大学 ( 前期 ) (ⅱ) 極限値 を求めよ 年愛媛大学 ( 前期 ) (ⅲ) 無限等比級数 が収束するような実数 の範囲と そのときの和を求めよ 年広島市立大学 ( 前期

2015-2018年度 2次数学セレクション(整数と数列)解答解説

学習指導要領

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公式集 数学 Ⅱ B 頭に入っていますか? 8 和積の公式 A + B A B si A + si B si os A + B A B si A si B os si A + B A B os A + os B os os A + B A B os A os B si si 9 三角関数の合成 si

2019対策 千葉大・文系数学

重要例題113

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( 表紙 )

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Wide Scanner TWAIN Source ユーザーズガイド

FdData中間期末数学2年

代数 幾何 < ベクトル > 1 ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 2 ベクトルの成分表示 平面ベクトル : a x e y e x, ) ( 1 y1 空間ベクトル : a x e y e z e x, y, ) ( 1 1 z1

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数学 ⅡB < 公理 > 公理を論拠に定義を用いて定理を証明する 1 大小関係の公理 順序 (a > b, a = b, a > b 1 つ成立 a > b, b > c a > c 成立 ) 順序と演算 (a > b a + c > b + c (a > b, c > 0 ac > bc) 2 図

< BD96CA E B816989A B A>

4STEP 数学 B( 新課程 ) を解いてみた 平面上のベクトル 6 ベクトルと図形 59 A 2 B 2 = AB 2 - AA æ 1 2 ö = AB1 + AC1 - ç AA1 + AB1 3 3 è 3 3 ø 1

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高ゼミサポSelectⅢ数学Ⅰ_解答.indd

「産業上利用することができる発明」の審査の運用指針(案)

Math-Aquarium 例題 図形と計量 図形と計量 1 直角三角形と三角比 P 木の先端を P, 根元を Q とする A 地点の目の位置 A' から 木の先端への仰角が 30,A から 7m 離れた AQB=90 と なる B 地点の目の位置 B' から木の先端への仰角が 45 であ るとき,

学習指導要領

< 図形と方程式 > 点間の距離 A x, y, B x, y のとき x y x y : に分ける点 æ ç è A x, y, B x, y のとき 線分 AB を : に分ける点は x x y y, ö ø 注 < のとき外分点 三角形の重心 点 A x, y, B x, y, C x, を頂

解答速報数学 2017 年度大阪医科大学 ( 前期 ) 一般入学試験 1 (1) 0, 8 1 e9 進学塾 0t= $ e e 0t= 11 2e -1 1 = 2 e 0t= -11 dy dx = -2 - t te 3t 2-1 = = ビッグバン dy (2) x

Σ(72回生用数ⅠA教材NO.16~30).spr

平成 30 年度入学試験問題 数学 注意事項試験開始後, 問題冊子及び解答用紙のページを確かめ, 落丁, 乱丁あるいは印刷が不鮮明なものがあれば新しいものと交換するので挙手すること 1. 試験開始の合図があるまで問題冊子を聞かないこと 試験開始後は, すべての解答用紙に受験番号 氏名を記入すること

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相加平均 相乗平均 調和平均が表す比 台形 の上底 下底 の長さをそれぞれ, とするとき 各平均により 台形の高さ はどのように比に分けられるだろうか 相乗平均は 相似な つの台形になるから台形の高さ を : の 比に分ける また 相加平均は は : の比に分けます 調和平均は 対角線 と の交点を

テレビ講座追加資料1105

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" 01 JJM 予選 4 番 # 四角形 の辺 上に点 があり, 直線 と は平行である.=,=, =5,=,= のとき, を求めよ. ただし,XY で線分 XY の長さを表すものとする. 辺 と辺 の延長線の交点を, 辺 と辺 の延長線の交点を G とする. 5 四角形 は直線 に関して線対称な


線形代数とは

I II III 28 29

生活設計レジメ

44 4 I (1) ( ) (10 15 ) ( 17 ) ( 3 1 ) (2)


178 5 I 1 ( ) ( ) ( ) ( ) (1) ( 2 )

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平成 25 年度京都数学オリンピック道場 ( 第 1 回 ) H 正三角形 ABC の外接円の,A を含まない弧 BC 上に点 P をとる. このとき, AP = BP + CP となることを示せ. 解説円周角の定理より, 4APC = 4ABC = 60, であるから, 図のよ

平成 30 年度 前期選抜学力検査問題 数学 ( 2 時間目 45 分 ) 受検番号氏名 注 意 1 問題は, 表と裏にあります 2 答えは, すべて解答欄に記入しなさい 1 次の (1)~(7) の問いに答えなさい (1) -3 (-6+4) を計算しなさい 表合計 2 次の (1)~(6) の問

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平成 年 月 7 日 ( 土 第 75 回数学教育実践研究会アスティ 45 ビル F セミナールーム A 札幌医科大学 年 P ab, を正の定数とする 平面上において ( a, を中心とする円 Q 4 C と (, b を中心とする円 C が 原点 O で外接している また P を円 C 上の点と

二次関数 1 二次関数とは ともなって変化する 2 つの数 ( 変数 ) x, y があります x y つの変数 x, y が, 表のように変化するとき y は x の二次関数 といいます また,2 つの変数を式に表すと, 2 y x となりま

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Transcription:

07 京都大学 ( 文系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ 曲線 y= x - 4x+ を C とする 直線 l は C の接線であり, 点 P(, 0) を通るもの とする また, l の傾きは負であるとする このとき, C と l で囲まれた部分の面積 S を求めよ --

07 京都大学 ( 文系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ 次の問いに答えよ ただし, 0.00 < log0 < 0.0 であることは用いてよい () 00 桁以下の自然数で, 以外の素因数をもたないものの個数を求めよ () 00 桁の自然数で, と 5 以外の素因数をもたないものの個数を求めよ --

07 京都大学 ( 文系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ 座標空間において原点 O と点 A (0, -, ) を通る直線を l とし, 点 B(0,, ) と点 C( -,, -) を通る直線を m とする l 上の 点 P, Q と, m 上の点 R を PQR が正三角形となるようにとる このとき, PQR の面積が最小となるような P, Q, R の座標を求めよ --

07 京都大学 ( 文系 ) 前期日程問題 4 解答解説のページへ p, q を自然数,, を, tan = p, tan = を満たす実数とする このとき, q 次の問いに答えよ () 次の条件 (A)tan( + ) = を満たす p, q の組 ( p, q) のうち, q であるものをすべて求めよ () 条件 (A) を満たす p, q の組 ( p, q) で, q > であるものは存在しないことを示せ -4-

07 京都大学 ( 文系 ) 前期日程問題 5 解答解説のページへ n を 以上の自然数とする さいころを n 回振り, 出た目の最大値 M と最小値 L の差 M - Lを X とする () X = である確率を求めよ () X = 5 である確率を求めよ -5-

問題のページへ 曲線 C : y= x - 4x+ に対して y = x -4となるので, 点 (, t t - 4t+ ) における接線 l の方程式は, y -( t - 4t+ ) = (t -4)( x- t), y= (t -4) x- t + が P(, 0) を通ることより, 0= (t -4)- t + t - 9t + = 0, これより, t =-, 4 さて, l の傾きは負なので, - <-, ( t+ )(t - t+ ) = 0 となる t - 4< 0すなわち- < t < となり, + > - > -6 =.5 >. =.8 > 4 4 4 よって, を満たす t は, t =-だけであり, このときから, l : y=- x+ 4 そこで, 4 を連立すると, x -x- = 0, x - 4x+ =- x+ となり, ( x+ ) ( x- ) = 0 すると, x =-, となり, - x において C と l の上下関係は変わらないの で, C と l で囲まれた部分の面積 S は, ò - S = {( x - 4x+ ) -(- x+ )} dx ò = ( x+ ) ( x+ -) dx - 4 = é ( ) ( ) 4 x x ù êë + - + úû - ò - ò = ( x+ ) ( x-) dx - = {( x+ ) - ( x+ ) } dx = - 4 4 = 7 4 [ 解説 ] 次曲線と接線に囲まれた部分の面積を求める超頻出問題です 計算が面倒なのは, t の値を絞り込む箇所ぐらいです -- 電送数学舎 07

問題のページへ 0 () 以外の素因数をもたない自然数は, m を整数として,,,,, m と表 00 される そのうち, 00 桁以下のものは, m < 0 から, m log0 < 00, m < 00 log0 ここで, 0.00 < log0 < 0.0 から. < 00 <. となり, m log0 より, 00 桁以下で 以外の素因数をもたない自然数の個数は である () と 5 以外の素因数をもたない 00 桁の自然数は, m, n を 0 以上の整数として, 99 m n 00 0 5 < 0 (i) m nのとき m= 99 + k, n= 99 - l ( k 0, 0 l 99) とおくと, より, 99 99+ k 99-l 00 0 5 < 0, 5 < 0, k -l ここで, l = 0,,,, 99 とすると, から, k < 5, k 5 < 5, k 5 < 5,, l k+ l l+ l k l+ 5 < 5 99 k 00 5 < 5 さらに, これらの不等式を, 0 <0 と変形をすると, k k+ k+ k+ < 0, 0 < 0, 0 < 0,, 0 < 0 99 99 00 00 すると, これらの不等式を満たす k の個数の総数は, m < 0 となる m の個数に一致する すなわち, () より, その個数は である よって, を満たす ( k, l) は, m= nのとき 個, m> nのとき 個ある (ii) m nのとき m= 99- i, n= 99 + j (0 i 99, j 0) とおくと, より, 99 99- i 99+ j 00 -i j 0 5 < 0, 5 < 0, ここで, i = 0,,,, 99 とすると, から, j 5 < 5, j 5 < 5, j 5 < 5,, i j+ i i+ i j i+ 5 < 5 99 j 00 5 < 5 さらに, これらの不等式を, 0 5 <0 と変形をすると, j j+ j+ j+ 5 < 0, 0 5 < 0, 0 5 < 0,, 0 5 < 0 すると, これらの不等式を満たす j の個数の総数は, に一致する ここで, () と同様にすると, n < 00 = 00 log 5 - log そして, 0 0 0 99 99 00 00 5 n < 0 となる n の個数 4.0 < 00 < 4. から n 4 より, n の個数は 44 である - log よって, を満たす (, i j) は, m= nのとき 個, m< nのとき 4 個ある (i)(ii) より, を満たす ( m, n) の個数は, + + 4 = 476 である -- 電送数学舎 07

[ 解説 ] () はを満たす ( m, n) の個数を求めるために, まず各辺に対数をとって格子点の 個数と考えたものの, 無理そうなので方針を転換しました 次に, すぐわかることですが, ( m, n ) = (99, 99) はを満たし, その 99 から m, n の値をともに増やした ( m, n ), ともに減らした ( m, n) はを満たしません このことから, (i) として m を 増やし n を減らす, (ii) として m を減らし n を増やすと場合分けをしています そし l k+ l l+ て, 解答例のように, 不等式 を0 <0 と変形すると, () の結論がストレ ートに利用でき, 意外な展開でした -- 電送数学舎 07

問題のページへ原点 O と点 A (0, -, ) を通る直線 l 上に 点 P, Q, 点 l O P M Q A B(0,, ) と点 C( -,, -) を通る直線 m 上に点 R が ある ここで, 線分 PQ の中点を M とするとき, PQR が正三角形より, その面積は, PQR = MR MR MR = すると, PQR の面積が最小となるのは, MR が最小の場合である すなわち, MR ^ l かつ MR ^ m そこで, OA = ( 0, -, ) である, BC = (-, 0, -4 ) =-(, 0, ) なので, t, s を実数 とすると, 直線 l, m は, l :( x, y, z) = t(0, -, ), m:( x, y, z) = (0,, ) + s(, 0, ) これより, M(0, - t, t), R( s,, + s) とおけ, MR = ( s, + t, + s-t) さて, MR ^ l から MR OA = 0 となり, -- t+ + s- t= 0, - t+ s= また, MR ^ m から MR BC = 0 となり, s+ (+ s- t) = 0, - t+ 5s=- より, s =-, t =- となり, M( 0,, - ), R( -,, -) である これより, MR = ( -,, ) から, MR = + + = 6 4 4 すると, PQ = 6 = となり, OA = + = から, 点 P, Q の座標は, OM PQ OA = ( 0,, - ) ( 0, -, ) = ( 0,, - ) ( 0, -, ) よって, P( 0,, - ), Q( 0,, - ), または P(0,, - ), Q( 0,, -) である m B R C [ 解説 ] 高校数学に 代数 幾何 という科目があったころの頻出題の つです ポイントは, 正三角形の中線がねじれの位置にある l と m の共通垂線ということです なお, 最後の点 P, Q の座標を求める計算は, 単位ベクトルを利用しています -4- 電送数学舎 07

4 問題のページへ () tan = p, tan =, tan( + ) = に対して, p は自然 q 数, また q は 以下の自然数から q =,, である (i) q = のとき より, tan = から, n を整数として, = n + となり, より, 4 tan( + ) = tan( + n + ) =- =- p tan すると, より p =-となり, 不適である (ii) q = のとき より, tan = となり, tan = = 4-4 4 4 ( ) p + = - p, p = よって, p = (iii) q = のとき より, tan = となり, となり, 不適である ( ) p + 4 = - p 4, である すると, より, tan = = である すると, より, - 4 9 5 5 p = 4 よって, p = となり, 適する (i)~(iii) より, ( p, q ) = (, ) である () q が q > の自然数のとき, から, q q tan = = - - q q となり, より, q ( q + = - ) p q - p q -, ( q -q- ) p= q + 4q- q > のとき q + 4q- q -q- = q( q-) - > 0から, p = ( q -q- ) 4 q + 4q- ここで, p は自然数より, 4から ( q -q-) となり, q + 4q- ( q -q-), q -6q- 0 これより, - 0 q + 0 となり, < 0 < 4から q 7 のときは p は 自然数ではなく不適である そこで, 以下, q = 4, 5, 6 の場合について調べる -5- 電送数学舎 07

(iv) q = 4 のとき 4より, (v) q = 5 のとき 4より, p = 6 + 6- = となり不適である (6-4-) p = 5 + 0 - = となり不適である (5-5-) 9 (vi) q = 6 のとき 4より, p = 6 + 4 - = 59 となり不適である (6-6-) 58 (iv)~(vi) より, 条件 (A) を満たす ( p, q) で, q > であるものは存在しない [ 解説 ] 誘導にしたがって解答例を作りましたので, やや冗長な感じがします まず, () で一般的な関係式を導いた後, () の数値をあてはめても構いません -6- 電送数学舎 07

5 問題のページへ () さいころを n 回振り, 出た目の最大値を M, 最小値を L としたとき, M - L= となるのは, ( L, M ) = (, ), (, ), (, 4), (4, 5), (5, 6) の場合である まず, ( L, M ) = (, ) のときは, 出た目がすべて または のいずれかという 事象から, だけおよび だけという事象を除いたものより, その確率は, n n n n n ( ) -( ) -( ) = ( ) - ( ) 6 6 6 6 また, 他の場合も同様なので, M - L= である確率は, n n 5{( ) - n n ( ) } = 5( ) - 0( ) 6 6 () M - L= 5 となるのは, ( L, M ) = (, 6) の場合だけである そこで, 出た目がすべて 以上 5 以下の事象を A, 以上 6 以下の事象を B とすると, M - L= 5 である確率は, - P ( A B) = -P ( A) - P( B) + P( A B) 5 n 5 n n = - 4 ( ) -( ) + 5 n n ( ) = - ( ) + ( ) 6 6 6 6 [ 解説 ] 余事象の考え方がポイントである確率の有名問題です 頭を整理するには, 図を書くと効果的です -7- 電送数学舎 07