平成 29 年度志真志小学校の取り組み 1 研究主題 主体的に学ぶ意欲を育てる学習指導の工夫 ~ 聞くこと 話すことの体験活動を通したコミュニケーション能力の育成を目指して ~ 2 研究主題設定の理由小学校学習指導要領の外国語活動では 小学校段階での音声言語による聞くこと話すことを中心としたコミュニ

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自己紹介をしよう

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

いろいろな衣装を知ろう

うな活動を工夫して設定していく そして様々なバリエーションを体験させる中で何度も want との出会いを児童が繰り返し 自然と want への理解を深めたり want を使 って思いを伝えたりできるようにしたい 単元の目標 積極的にアルファベットの大文字を読んだり I want. の表現を使って 進

外国語活動の実践 外国語活動におけるコミュニケーションを大切にした活動の工夫 1 単元名 5 年数で遊ぼう ~ How many?~ ( 教材 Hi,friends! 1 文部科学省) 2 目標 積極的に数を数えたり, 尋ねたりしようとする 1~20の数の言い方や数の尋ね方に慣れ親しむ 言語には,

学級担任が T1 として授業を進められる環境の工夫 寿都町立寿都小学校 掲示物の工夫 教室環境の工夫 イングリッシュルーム設置の目的 学級担任によるT1の授業で 多様な学習形態で学習することにより 英語に対する児童の意欲を高めることができるようにする イングリッシュルーム活用の頻度 第 3~6 学年

< 児童の実態 > 男子 23 名, 女子 12 名, 計 35 名の学級である 男女の仲がよく, 休み時間など活発に遊んでいる様子が見られる いろいろなことに興味を持ち, 集中して努力することができる 最上級生として, 学校の中での活躍も見られるようになっている 学習に対する意欲は高くなってきてい

このような研究を進める中で はじめは英語での質問に日本語で答えていた児童も徐々に英語の単語で答えるようになり 文章で答えようとする児童も現れてくるようになった 音声を大切にしながら繰り返し聞かせることの成果を感じている 本単元では 授業のウォームアップとして Sit Down Game を行う 担任

も徐々に英語の単語で答えるようになり 文章で答えようとする児童も現れてくるようになった 音声を大切にしながら繰り返し聞かせることの成果を感じている 本単元では 授業のウォームアップとして Sit Down Game を行う 担任と児童のやりとりにおいて 職業を表す単語を繰り返し聞かせていく 歌の間に

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2 単元の目標 動物の言い方に興味をもち, 楽しんで発話する 動物の言い方に慣れ親しむ 動物の言い方を知り, 日本語と英語との言い方の違いに気付く 3 単元の内容 主としてコミュニケーションに関すること 主として言語や文化に関すること アニマルランドでクイズに答えたり友達と一緒に動物の名前を言ったり

保健体育科学習指導案

児童同士のペアトークやグループ活動などを取り入れる そして自分と友だちの考えの共通点や相違点などに気付かせることで, 自分の考えを伝えることの必要性を感じさせたり, 相手に伝わりやすい表現の仕方を考えさせたりする さらに, 今年度は学級担任の英語使用量の向上を目指した取組を進めており, ジェスチャー

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第 5 学年外国語活動指導案 日置市立伊集院小学校平成 21 年 6 月 25 日 ( 木 )5 校時 4 組男子 15 名女子 17 名計 32 名指導者長谷川仁 1 単元名 数で遊ぼう 2 単元について (1) 単元の位置とねらい本学級の児童は,5 年生になって 英語ノート を使った学習を始めて

(3) 児童観 本学級の児童数は 36 人で, 素直で学習意欲が高く, 学習課題に熱心に取り組み, 多くの児童が積極的に発表することができる 各教科の学習で取り組んでいるペアやグループ学習では, それぞれの意見を意欲的に伝え合うことができる しかしながら, 自分の考えや意見になかなか自信が持てない児

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平成 29 年 10 月 23 日 ( 月 ) 第 2 校時尾道市立日比崎小学校第 6 学年 1 組外国語科指導者 HRT 遠崎且典 JTE 片山奈弥津 単元名 台湾の友達との交流を深めよう ~Welcome to Japan.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 異文化理

算数科学習指導案

単元「英語の世界へようこそ」   英語で自己紹介

5. 評価規準評価の観点コミュニケーションへの関心 意欲 態度外国語への慣れ 親しみ言語や文化に関する気づき 主な評価規準 積極的に表情やジェスチャーを加えて 自分の思いを表現している 言葉だけでなく表情やジェスチャーを加えて コミュニケーションすることの大切さを知る 様々な感情や様子を表す表現に慣

第 3 学年 3 組外国語活動指導案平成 30 年 11 月 14 日 ( 水 )5 校時指導者飯島加奈子 ( 英語専科 ) 場所 3-3 教室 1 単元名 What s this? ~ 松江のおすすめクイズを作ろう ~( Let s try! 1 Unit8) 2 単元の目標 コミュニケーションへ

5学年 Lesson8「時間割を作ろう」

英語科学習指導案

小学生の英語学習に関する調査

1-L3指導案 岡山県備前市立片上小学校

Lesson1 My name is~. How are you? 簡単なあいさつや気分を表す表現に慣れ親しむ ジェスチャーゲームやを通して 動物の名前の表現に親しむ 学活 道徳 人間関係作り 学級愛自分らしさ 外国語活動 ABC タイム 英語の音声の慣れ親しみ 挨拶のしかた 数 色の表 道徳 体育

Taro-これなーんだ(4年)指導案.jt

第 6 学年外国語活動指導案 日時平成 25 年 10 月 4 日 ( 金 )5 校時場所 2 階ワークルーム指導者 HRT 佐藤香里 1 単元名 Hi,friends!2 Lesson5 Let s go to Italy. 2 単元の目標 自分の思いがはっきり伝わるように おすすめの国について発

5 年 No.9 Happy birthday! 誕生日を祝おう! 2/7 自分から進んで誕生日を尋ねたり 自分の誕生日を伝えたりしようとする 自分の知らない人の誕生日を知りたくなるように有名人 になりきる Activitey を取り入れる より多くの人に自分の英語が伝わる喜びを味わわせる 〇誕生日

Taro-21 情報研HP用 第5学

3 身近な動作やスポーツ 音楽 遊び等の できる できない という表現を使いながら楽しくゲームやクイズに参加している 6 本単元における研究主題に迫るための手だて (1) 指導方法の工夫ア自分の思いを選択して話す活動単元の第 3 時 第 4 時の活動では 慣れ親しんできた語彙や表現を使い 自分の思い

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

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6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

(2) 児童観 ( 省略 ) (3) 教材観本単元では 様々な数の言い方や尋ね方に触れさせていく 韓国語や中国語で 3 を表す言葉の音声が日本語と似ている点や 日本語では ものの数を表すときに様々な助数詞がつく点など 日本語と似ているところや違いを知ることで 言葉の面白さや豊かさに気付かせたい [

外国語活動(5年)学習指導案

生徒の活動

1 研究主題今後の国際社会を生きる児童生徒のための英語教育の在り方 ~ 英語を生活化させ豊かに伝え合う児童の育成 ~ 2 授業観察の視点 児童が 動物の世界 ( あにまるランド ) に入り込み 実感を持って英語を発するための手立ては具体的に行われ効果があったか 場面の設定は 適切だったか 特別な努力

指導案の形式について       2010

楽しい外国語活動を目指して

会話の中では感覚的にそれほど 違い を意識して使っているものではないと考え 今回は 同じ can を用いての表現として一連の学習として扱うことにした また 語 学習得において 自分の表現したいこと がはじめにあり それを何とか表現しよ うとする過程を通して初めて自分の言葉として言語を獲得できるという

(2) 学習指導要領の領域別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 学習指導要領の領域 領 域 話すこと 聞くこと 66.6(69.2) 77.0(79.2) 書くこと 61.8(60.6) 69.3(72.8) 読むこと 69.9(70.2) 77.4(78.5) 伝統的な言語文化等 78.3(

第 5 学年 1 組外国語活動学習指導案 学級 : 第 5 学年 1 組 場所 : 仙台市立大野田小学校音楽室授業者 :HRT 栄利滋人 1 単元名 Hi friends!1 Lesson8 I study Japanese. 夢の時間割 を作ろう 2 単元の目標 (1) 時間割について積極的に尋ね

学びをつなぐ教育の視点から Hi, friends! 1 Lesson7 What s this? ある物について積極的にそれが何かと尋ねたり 答えたりしようとするコミュニケーションへの関心 意欲 態度 ある物が何かと尋ねたり 答えたりする表現への慣れ親しみ 日本語と英語の共通点や相違点から ことば

4 研究成果物 小学校外国語活動学習指導要領 ( 案 ) 1 目標外国語を通じて 言語や文化について体験的に理解を深め 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り 外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら コミュニケーション能力の素地を養う 2 内容 第 1 学年および第 2 学

平成24年度 英語科 3年 年間指導計画・評価計画

使える英語プロジェクト事業 【研究の全体像】

6 月に行った外国語活動に関するアンケートの結果は次の通りであ 質 問 外国語活動の時間は楽しいですか それはなぜですか 外国語活動の時間に, 友だちの良さに気づきましたか よくあてはまる あてはまる あまり あてはまらない ( 人 ) あてはまらない 歌や

実践 報告書テンプレート

本学級の生徒に, 英語科に関する興味 関心を問うアンケートを実施したところ, 以下のようになった (28 年 9 月実施 ) はいややあまりいいえ英語の授業が好きだ 65% 29% 0% 6% ペア活動に積極的に取り組んでいる 68% 32% 0% 0% グループ活動に積極的に取り組んでいる 70%

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

1 単元名好きなものを伝えよう 第 5 年 2 組外国語活動学習指導案 平成 26 年 10 月 31 日 ( 金 ) 児童数 23 名 指導者 マッカーシー 恭子 ALT アンナ ハスヌマ 場 所 5 年 2 組 教室 2 児童の実態と本単元の意図 (1) 児童観 ( ホームページには掲載しません

Hi, friends!1 Lesson9

スライド 1

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

事例 2 主体的 対話的で深い学び の実現に向けて新学習指導要領の要素を取り入れた指導事例 2 題材名 夏休みの思い出を英語で伝えよう 第 6 学年 話すこと 自分の考えや気持ち, 事実などを聞き手に伝えること 1 単元の目標 相手に配慮しながら, 夏休みの思い出について伝えようとする コミュニケー

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Hi, friends!1 Lesson 7

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Microsoft Word - 英語活動年間指導計画 5年.docx

取扱内容容の構成分量等内 使用上の配慮等( 外国語 ) 科調査研究報告書 観 点 書名 2 東書第 1 学年英語 727 NEW HORIZON English Course 1 第 2 学年英語 827 NEW HORIZON English Course 2 第 3 学年英語 927 NEW H

英語で歌を歌い 英語でゲームすることを得意としている その一方で 英語に限らず自分のことや意見を発表することには 自信をもてず うまく表現できていない児童もいる しかし 外国語活動を通して自己表現することや友達とコミュニケーションを図ることの楽しさを徐々に感じ始めている 今回の単元で扱う 丁寧な表現

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

3 英語を使えるようになりたいですか そう思う 16 人 どちらかといえばそう思う 6 人 どちらかといえばそう思わない 0 人 そう思わない 1 人 4 学校の中で ALT の先生に進んで話しかけて いますか 話しかける 16 人 ときどき話しかける 6 人 あまり話しかけてない 0 人 ほとんど

新学習指導要領を具現化した新教材の解説

4 単元の目標 積極的に道を尋ねたり 道案内をしたりしようとする コミュニケーションへの関心 意欲 態度 目的地への行き方を尋ねたり 方向や動きを指示したりする表現に慣れ親しむ 外国語への慣れ親しみ 英語と日本語とでは 場所や建物の表し方が違うことに気付く 言語や文化に関する気付き 5 指導計画及び

24 京都教育大学教育実践研究紀要 第17号 内容 発達段階に応じてどのように充実を図るかが重要であるとされ CAN-DOの形で指標形式が示されてい る そこでは ヨーロッパ言語共通参照枠 CEFR の日本版であるCEFR-Jを参考に 系統だった指導と学習 評価 筆記テストのみならず スピーチ イン

Hi, friends!1 Lesson3

6 言語材料 Sentences Words I like ~ (vegetable). I don t like ~ (vegetable). ~, please. (vegetable), tomato, cucumber, onion, carrot, potato, green pepper

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

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指導観指導においては 留学生に日本の給食を紹介する というゴールを授業の最初に児童に伝え いつもそのゴールを意識しながら学習を進めたい 食に関する語彙や会話表現としては 1~3 年生で野菜や果物などの食べ物の学習 4 年生時には I like ~. で好きな食べ物 What would you li

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

音声の特徴に気付く

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

プロジェクト型外国語活動におけるインプット増強のためのカリキュラムの提案

はじめに

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

第3学年3組英語科学習指導案

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

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いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

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Water Sunshine

朝来市立中川小学校第 5 学年外国語科学習指導案 指導者 ( H R T ) ( A L T ) 1 日時平成 29 年 11 月 15 日 ( 水 ) 公開授業 Ⅱ 10:50~11:35 2 学級第 5 学年 ( 男 13 名女 4 名計 17 名 ) 3 単元名 Unit6 I want to

Read the following text messages. Study the names carefully. 次のメッセージを読みましょう 名前をしっかり覚えましょう Dear Jenny, Iʼm Kim Garcia. Iʼm your new classmate. These ar

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タダでマナべるさかぽん先生.tv 一般動詞の否定文 疑問文 今日の単語今日の授業で使う英単語です しっかり覚えてから授業に進みましょう 単語を 覚えた =その単語を 読める 意味が分かる 書ける 声に出して書きながら覚えていきましょう 1 行く go 2 来る come 3 へ ( 行く

○○○

第5学年1組 英語活動指導案

自立活動学習指導案 授業者 1 単元名 のチャレンジ大作戦! 2 単元の目標 (1) 正しい口形や発音, 声の大きさを意識して話すことができる [6コミュニケーション(2)(3)][4 環境の把握 (3)] (2) 自分の障害を理解し, 自分の成長を確認することができる [1 健康の保持 (2)][

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

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1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

Transcription:

平成 29 年度志真志小学校の取り組み 1 研究主題 主体的に学ぶ意欲を育てる学習指導の工夫 ~ 聞くこと 話すことの体験活動を通したコミュニケーション能力の育成を目指して ~ 2 研究主題設定の理由小学校学習指導要領の外国語活動では 小学校段階での音声言語による聞くこと話すことを中心としたコミュニケーション能力の重要性があげられている これらは中高の英語科でのコミュニケーション能力育成の素地となる そこで 子どもたちが 積極的に相手の伝えたいことを聞き理解しようとする態度や自分の伝えたいことを話すという体験活動を通して 生きる力 の育成及び国際化の時代に必要な外国人との実践的コミュニケーション能力の基礎を育成し 主体的に学ぶ意欲が育つのではないかと考え 本テーマを設定した 3 研究内容 (1) 目標 英語を通じて 言語や文化について体験的に理解を深める 英語を通じて 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成する 英語を通じて 英語の音声や基本的な表現に慣れ親しませる (2) 指導方針 授業開始のグリーティングをその日のクラスリーダーが前に出て行う グリーティングでは 挨拶 天気 曜日 日時や学習ルールを確認する 給食時間に 授業で学習した英語音楽を放送する 毎時間のめあての確認や授業のふりかえりは 担任がしっかりと行う (3) 年間研究計画活動内容 今年度のテーマ 教科の確認 4 月 英語学習の授業の確認( クラスルームイングリッシュ ルールの確認 学習の流れ HRT ALT JTEの役割確認 ) 英語学習スタート時間割 ミーティング時間の確認 英語学習についての校内研修 10 月 運動会閉会式の全児童による英語ストレッチ体操の練習 実施 児童英検 6 学年 ( シルバー )5 学年 ( ブロンズ ) 12 月 小学校英会話形成的評価(1~4 学年 ) 1 月 研究のまとめ 2 月 次年度へ向けて

(4) 英語活動実践の様子 1 第 1 学年の取り組み 1 年生は ICTを活用した場面を好み ビデオを喜んで見たり フラッシュカードに意欲的に答えたりした そして 歌やダンス ゲームを通して 曜日や天気 動物や果物などの身近な英語表現に触れ 親しむことができた また 季節の行事としてハロウィーンで自分だけのモンスターを作ったりクリスマスの文化に触れたりした またそれらに関する言葉や表現に親しみ 英語を使ったコミュニケーションに慣れ親しむことができた 運動会の整理体操では Run,Jump など動きを言葉と体を動かして覚え 運動会で元気よく動くことができた Tuesday!! It s Thursday! 体を動かしながら 曜日を覚えました ポインティングゲーム I m fine! How are you? ハロウィン!! 自己紹介をしてじゃんけん列車! ボディーパーツを聞き取って 英語での自己紹介に挑戦しました 自分だけのモンスターを作ろう 2 第 2 学年の取り組み 2 年生は あいさつ 曜日 天気 数 形 色 体 などの身近な内容を取り上げ 友達とのコミュニケーションを楽しみながら英語に慣れ親しむことができた すきな動物をたずねよう では ゲームやインタビューを通して What animal do you like? の質問にほとんどの児童がこたえられるようになり 見学で訪れた動物園では 英語で動物の名前を言う合う姿が見られた 家族を紹介しよう では 歌やチャンツで表現に慣れ 自分の家族を友達に紹介できるようになった

It s an elephant. Tooty Ta Tooty Ta It s a giraffes. Tungue out. This is my sister. This is my brother. Nice to meet you. 3 第 3 学年の取り組み毎時間 あいさつやルール確認の後に 〇〇リレー と題して 曜日や日付などのグリーティングで使う会話表現を練習することで 日直になった時にスムースに始めることができ 自信をつけることができた また 形成評価でも成果がみられた ALT JTEが楽しい歌やダンスなどを用意してくれるので 楽しんで学習することができた 休み時間などにも口ずさむ姿も見られ 外国語に親しんでいることがわかる 〇〇リレー 毎時間 グリーティングの後は 〇〇リレー! 友だちと質問したり 答えたりして 楽しく英語に親しんでいます 単元の始めには 楽しんでインプットできるように カルタやタッチアンドゴーゲームなどでALT JTEの発音を聞く活動を多く取り入れました

最終段階としてインタビューゲームをしました What food do you like? I like sushi! 4 第 4 学年の取り組み I like ~, ~ and ~. What subject do you like?

5 第 5 学年の取り組み 5 年生は, 毎回挨拶 天気 曜日 日時や6つの学習ルールを クラスリーダーと確認しながら授業を開始している あなたの好きな物はどっち? や いろいろな物や様子を表す表現( 反対語 ) 等学習した単語やフレーズを使って作った問題で クイズ大会を行った また 調理実習( ゆで野菜 ご飯とみそ汁 ) や離島体験など 他の教科で学習した内容や学年行事と関連させながら 学習した英語を活用する場を設けることで 友達と関わり合い 楽しみながら学習している 児童英検に向けて ヒアリングができるように 聞き取り練習を行い 簡単な質問に答えられるようになった 6 第 6 学年の取り組み授業開始時のグリーティングでは クラスリーダーを中心に 挨拶 天気 曜日 日時や6つの学習ルールを確認している 6 年生は 歌 スキット Show&Tell 体験的活動を通して 英語表現活動に慣れ親しみ 実用的な会話を使えるような場面を多く設定した 友達を旅行にさそおう では 自分用のパスポートを作成し 英語で入国審査体験活動ができた 知らない土地の情報を共有できたことで 英語活動や異文化への興味 関心が高まった また 友達を紹介しよう では 個性の言い方を知り お互いにインタビューをしながら英語表現に親しめた ALT JT Eが前期 後期で担当の学年を入れ替えることで 学級の児童 担任が ALT JTEと関わることができた

Where do you want to go? I m from Japan. Are you ready? My birthday is July 21st. 4. 成果と課題 対応策 < 成果 > 歌やゲーム チャンツを通して英語の正しいリズムやアクセントに気づき 発話することができた 簡単なあいさつや 動物 家族 について, 英語で尋ねたり 答えたりすることができた 英語への興味関心が高まり 授業以外の場面で学習した英語表現を使う姿が見られた ALTやJTEの話す英語を 理解しようとする姿勢で話を聞いたり 指示に従って動いたりすることが出来るようになってきた フォニックスに興味を持って練習する姿がみられた 学習したフレーズをゲームで活用することから しっかり覚えようと意識する子が増えた 授業外で既習の英語表現を使い ALT JTEとコミュニケーションを図る児童が増えた ALT JTEの話す英語を理解し 指示に従って動くことができるようになった < 課題 対応策 > 掲示物の工夫 ( 視覚的に英語に触れさせる工夫 ) が必要である 基本的なあいさつや自己紹介 曜日 天気等に個人差が見られる 朝の会や帰りの会など普段の学校生活の中で英語に触れる機会を増やし 自信を持たせるようにさせたい 積極的に発表する児童が少なく 日付 曜日 天気等の質問に一人になるとこたえられない児童がいる ペア学習やグループ学習などを取り入れ 自信をもって発話できる環境を作っていきたい