2 具 体 的 施 策 と 目 標 (1) 健 康 寿 命 の 延 伸 健 康 寿 命 の 延 伸 は 生 活 習 慣 病 の 改 善 や 社 会 環 境 の 整 備 により 実 現 されるべき 最 終 的 な 目 標 です 健 康 寿 命 とは 健 康 上 の 問 題 で 日 常 生 活 が 制



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頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

003-00個人の健康増進・疾病予防の推進のための所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

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平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

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第 2 部 各 論 1 糖 尿 病 に 関 する 柏 市 の 現 状 及 び 健 康 課 題 糖 尿 病 に 関 する 柏 市 の 現 状 から, 柏 市 の 健 康 課 題 を 抽 出 します 柏 市 の 現 状 データ 疾 病 の 指 摘 状 況 再 掲 図 4 成 人 の 疾 病 の 指 摘

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

目次

主 要 な が ん 治 療 に つ い て 入 院 に か か る 医 療 費 の 支 払 い か ら 計 算 し た も の で す 例 え ば 胃 が ん に つ い て は 平 均 入 院 費 は 総 額 約 万 円 で 自 己 負 担 額 は 約 3 3 万 円 程 度 必 要

 

●幼児教育振興法案

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18 国立高等専門学校機構

05_現状把握指標一覧(H28.1.1時点)【 確定版】

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

Microsoft Word - 目次.doc

道 内 シ ル バ ー 人 材 セ ン タ ー の 現 状 に つ い て は 契 約 金 額 に お い て は 請 負 契 約 で は 減 少 し た も の の シ ル バ ー 派 遣 事 業 の 大 幅 な 伸 び に よ り 5 年 ぶ り に 前 年 実 績 を 上 回 っ た が 会

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有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

2 積 極 的 な 接 種 勧 奨 の 差 し 控 え 国 は 平 成 25 年 4 月 から 定 期 接 種 化 したが ワクチン 接 種 との 関 連 を 否 定 できない 持 続 的 な 痛 みなどの 症 状 が 接 種 後 に 見 られたことから 平 成 25 年 6 月 定 期 接 種 と

Microsoft PowerPoint - 390

( 新 ) 医 療 提 供 の 機 能 分 化 に 向 けたICT 医 療 連 携 導 入 支 援 事 業 費 事 業 の 目 的 医 療 政 策 課 予 算 額 58,011 千 円 医 療 分 野 において あじさいネットを 活 用 したICT したICT 導 入 により により 医 療 機 能

公表表紙

スライド 1

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3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

別紙3

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

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就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

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健 康 医 療 戦 略 に 係 る 農 林 産 省 の 主 な 取 組 みについて 1. 健 康 長 寿 社 会 の 形 成 のための 食 の 研 究 開 発 の 推 進 2. 医 福 食 農 連 携 の 取 組 の 推 進 3 5 2

Ⅰ 主 要 な 生 活 習 慣 病 発 症 予 防 と 重 症 化 予 防 徹 底 評 価 項 目 一 覧 81

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

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(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

16 日本学生支援機構

1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目 指 していること

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3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

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1 資 料 編 我 が 国 の 人 口 の 推 移 厚 労 働 全 般 平 成 24 年 版 厚 労 働 白 書 5

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

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2 特 別 給 人 事 委 員 会 の 勧 告 区 分 民 間 の 支 給 割 公 務 員 の 支 給 格 差 勧 告 年 間 支 給 数 合 A 数 B A-B ( 改 定 数 ) 年 度 ( 注 ) 民 間 の 支 給 割 合 は 民 間 事 業 所 で 支 払 われた 賞 与 等 の 特 別


社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

全設健発第     号

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41


技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

資 料 1 栄 養 食 生 活 脂 肪 やコレステロールを とり 過 ぎない 人 の 増 加 塩 分 を 控 える 人 の 増 加 色 の 濃 い 野 菜 を 食 べる 人 の 増 加 カルシウムを 多 くとる 人 の 増 加 体 重 コントロールを 実 践 する 人 の 増 加 児 童 生 徒 の

m07 北見工業大学 様式①

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

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Microsoft Word - H24様式(那珂市版).doc

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

1

掛 金 負 担 金 の 給 料 月 額 に 対 する 割 合 ( ) ( 単 位 : ) 短 期 介 護 短 期 介 護 短 期 介 護 一 般 職 特 別 職 市 町 村 長 組 合 員 34

守 口 市 立 東 小 学 校 大 久 保 小 学 校 の 統 合 実 施 計 画 目 次 第 1 守 口 市 における 学 校 統 合 の 背 景 1 第 2 東 小 学 校 と 大 久 保 小 学 校 の 統 合 について 1 第 3 統 合 校 の 学 校 づくりについて 2 第 4 東 小

Microsoft Word - 議題表紙.doc

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平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

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(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

(1) 児 童 福 祉 施 設 等 の 職 員 が 出 産 する 場 合 ( 以 下 産 休 の 場 合 という ) 次 のア 又 はイに 掲 げる 期 間 ア その 職 員 の 出 産 予 定 日 の6 週 間 多 胎 妊 娠 の 場 合 は14 週 間 前 の 日 から 産 後 8 週 間 を

Microsoft Word - 02第3期計画(元データ).doc

(5 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業 所 の 新 規 に 採 用 し た 全 て の 居 宅 介 護 従 業 者 に 対 し 熟 練 し た 居 宅 介 護 従 業 者 の 同 行 に よ る 研 修 を 実 施 し て い る こ と (6 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 の 設 置 なし 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 A B A-B ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 ( 参 考 ) 国 の 改 定 率 24 年 度 円 円 円 円 ( ) 改

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 135,6 243,7 2 級 185,8 37,8 3 級 4 級 222,9 354,7 ( 注 )

Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 H H H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H H H H5.4.1 H H5.4.1 ( 参 考

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

介護保険制度改正にかかる事業所説明会

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

2 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (26 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 静 岡 県 国 類 似 団 体 2 技 能 労 務 職 区 41.8 歳 42.6 歳 43.5

Transcription:

施 策 の 展 開 と 目 標 1 目 標 設 定 と 評 価 (1) 目 標 の 設 定 方 法 健 康 いきいき21- 健 康 しが 推 進 プラン- を 効 果 的 に 推 進 していくためには 市 町 健 康 づくりに 関 わる 団 体 等 すべての 関 係 者 が 目 指 すべき 目 標 を 共 有 しながら その 目 標 達 成 の 状 況 について 進 行 管 理 評 価 を 行 っていくことが 重 要 です そのため 県 は 県 民 の 健 康 増 進 についての 目 標 を 設 定 し 広 く 関 係 者 等 に 目 標 を 周 知 することとあわせて 継 続 的 に 指 標 の 推 移 等 を 調 査 分 析 することにより 県 民 の 意 識 の 向 上 や 自 主 的 な 取 り 組 みを 推 進 します 目 標 設 定 は これまでの 個 人 で 達 成 すべき 目 標 のみならず 社 会 環 境 に 関 する 目 標 についても 具 体 的 に 設 定 しました 目 標 の 終 期 については 将 来 の 望 ましい 姿 を 目 指 すための 中 期 的 な 目 標 として 平 成 3 年 を 達 成 時 期 として 設 定 することとしました また 本 県 の 関 係 計 画 指 針 等 におい て 健 康 づくりに 関 係 する 目 標 が 設 定 されている 場 合 は これらとの 整 合 性 を 図 ります (2) 目 標 の 評 価 目 標 の 評 価 については 実 質 的 な 改 善 効 果 を 中 間 段 階 で 確 認 できるよう 5 年 後 の 平 成 29 年 度 にすべての 目 標 について 中 間 評 価 を 行 うとともに 平 成 3 年 度 に 最 終 評 価 を 行 うことで 目 標 達 成 のための 活 動 の 成 果 を 適 切 に 評 価 し その 後 の 健 康 増 進 の 取 り 組 みに 反 映 することとします - 10 -

2 具 体 的 施 策 と 目 標 (1) 健 康 寿 命 の 延 伸 健 康 寿 命 の 延 伸 は 生 活 習 慣 病 の 改 善 や 社 会 環 境 の 整 備 により 実 現 されるべき 最 終 的 な 目 標 です 健 康 寿 命 とは 健 康 上 の 問 題 で 日 常 生 活 が 制 限 されることなく 生 活 ができる 期 間 を いいます 本 計 画 では 日 常 生 活 に 制 限 のない 期 間 の 平 均 と 日 常 生 活 動 作 が 自 立 し ている 期 間 の 平 均 の2つの 指 標 で 評 価 していくこととします 目 標 値 の 設 定 については 平 均 寿 命 と 健 康 寿 命 との 差 に 注 目 します この 差 は 日 常 生 活 に 制 限 のある 不 健 康 な 期 間 を 意 味 します 平 均 寿 命 と 健 康 寿 命 の 差 を 短 縮 することができれば 個 人 の 生 活 の 質 の 低 下 を 防 ぐと ともに 医 療 費 や 介 護 給 付 費 の 軽 減 も 期 待 でき 重 要 な 視 点 です 今 後 とも 疾 病 予 防 と 健 康 増 進 介 護 予 防 など 総 合 的 な 取 り 組 みを 推 進 します 目 標 値 目 標 項 目 現 状 値 目 標 値 (H3) 備 考 健 康 寿 命 の 延 伸 ( 日 常 生 活 に 制 限 の な い 期 間 の 男 性 70.67 年 女 性 72.37 年 平 均 ) ( 平 成 22 年 厚 生 労 働 平 均 寿 命 と 健 康 平 均 寿 命 (H22) 科 学 研 究 ) 寿 命 の 差 を 縮 め 男 性 :80.58 年 ( 日 常 生 活 動 作 が 自 立 し て い る 男 性 79.08 年 る 女 性 86.69 年 期 間 の 平 均 ) 女 性 83.50 年 ( 平 成 22 年 厚 生 労 働 科 学 研 究 ) - 11 -

(2) 健 康 なひとづくり ア 健 康 増 進 1 栄 養 食 生 活 栄 養 食 生 活 の 意 義 栄 養 食 生 活 は 生 命 を 維 持 し 子 どもたちが 健 やかに 成 長 し また 人 々が 健 康 で 幸 福 な 生 活 を 送 るために 欠 くことの 出 来 ない 営 みであり 多 くの 生 活 習 慣 病 の 予 防 のほか 生 活 の 質 の 向 上 及 び 社 会 機 能 の 維 持 向 上 の 観 点 から 重 要 です そこで 生 活 の 質 の 向 上 および 社 会 環 境 の 質 の 向 上 を 図 るために 身 体 的 精 神 的 社 会 的 に 良 好 な 食 生 活 の 実 現 を 図 ることを 目 標 とします ( 健 康 日 本 21( 2 次 )の 推 進 に 関 する 参 考 資 料 ) 現 状 (やせ 肥 満 の 状 況 ) 肥 満 者 の 割 合 は 男 性 で 平 成 12 年 度 19.8%が 平 成 21 年 度 25.1%と 増 加 しており 30 ~50 歳 代 で 割 合 が 高 く 0 歳 代 では 3 人 に 一 人 が 肥 満 となっています また 平 成 12 年 度 調 査 の 20 歳 代 と 10 年 後 の 平 成 21 年 度 調 査 の 30 歳 代 を 比 べると 肥 満 者 の 割 合 は 2.3 倍 平 成 12 年 度 調 査 の 30 歳 代 と 10 年 後 の 平 成 21 年 度 調 査 の 0 歳 代 を 比 べると 肥 満 の 割 合 は 1.5 倍 といずれも 大 幅 に 増 加 しています 図 ア-1-1 % 0 35 30 25 20 15 10 5 0 男 性 の 肥 満 者 の 割 合 12 年 度 16 年 度 21 年 度 33.7 25.9 27.3 28.7 27.1 2. 25. 22.5 22.9 20. 21.5 17.3 18.7 13.3 10.8 20~29 歳 30~39 歳 0~9 歳 50~59 歳 60~69 歳 ( 滋 賀 の 健 康 栄 養 マップ 調 査 ) 女 性 のやせの 人 の 割 合 は 15~19 歳 30.6% 20 歳 代 2.6%で 平 成 21 年 国 民 健 康 栄 養 調 査 の 15~19 歳 21.1% 20 歳 代 22.3%と 比 べると 全 国 より 高 い 状 況 です ( 食 生 活 状 況 ) 食 塩 の 摂 取 量 は 減 少 しています 食 事 のバランス 等 に 関 連 して 脂 肪 エネルギー 比 の 平 均 は 26.2%ですが 20 歳 代 では 30% 以 上 となる 割 合 が 最 も 高 く 特 に 女 性 で 高 い 傾 向 にあります 野 菜 摂 取 量 の 平 均 は 平 成 12 年 度 調 査 と 変 わらない 状 況 ですが 特 に 20~0 歳 代 の 摂 取 量 が 少 なく 目 標 量 (350g)に 対 して あと 100g 不 足 しています - 12 -

図 ア-1-2 食 塩 摂 取 量 年 次 推 移 (20 歳 以 上 ) 食 塩 摂 取 量 g/ 日 15 1 13 12 11 10 9 1.3 滋 賀 県 13. 全 国 12.2 11.8 男 性 11.1 11.1 10.5 10.5 9.9 総 数 女 性 H12 H16 H21 年 滋 賀 県 : 滋 賀 の 健 康 栄 養 マップ 調 査 全 国 : 国 民 健 康 栄 養 調 査 図 ア-1-3 野 菜 1 日 平 均 摂 取 量 (20 歳 以 上 ) g 350 野 菜 の 摂 取 量 緑 黄 色 野 菜 その 他 の 野 菜 300 250 200 150 159.5 157. 160.8 182.7 187.5 165 100 50 97.2 98.7 97.2 112.1 130.6 12.8 0 20 歳 代 30 歳 代 0 歳 代 50 歳 代 60 歳 代 70 歳 以 上 ( 平 成 21 年 度 滋 賀 の 健 康 栄 養 マップ 調 査 ) 朝 食 については 30 歳 代 の 男 性 の 欠 食 率 は 減 少 反 対 に 30 歳 代 の 女 性 の 欠 食 率 は 増 加 しており 女 性 の 就 労 の 増 加 等 もあり 働 く 女 性 への 支 援 が 必 要 です また 欠 食 習 慣 は 男 女 とも 高 校 卒 業 頃 20 歳 代 頃 からはじまる 人 が 割 にのぼることか ら この 年 代 への 支 援 が 必 要 です 図 ア-1- 朝 食 を 食 べなくなった 時 期 (20 歳 以 上 ) % % 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 小 学 生 の 頃 から 7.6 小 学 生 の 頃 から 6.6 中 学 生 の 頃 から 10.2 中 学 生 の 頃 から 7.6 高 校 生 の 頃 から 11.3 高 校 生 の 頃 から 6.8 高 校 を 卒 業 した 頃 から 21.3 高 校 を 卒 業 した 頃 から 17.2 20~29 歳 23.7 20~29 歳 27.5 30~39 歳 8.2 30~39 歳 10. 0~9 歳 5. 0~9 歳 8.1 50~59 歳 3.5 50~59 歳 6.1 60~69 歳 1.5 朝 食 を 食 べなくなった 時 期 ( 男 性 ) 60~69 歳 1.5 朝 食 を 食 べなくなった 時 期 ( 女 性 ) 70 歳 以 上 0. 70 歳 以 上 2.0 ( 平 成 21 年 度 滋 賀 の 健 康 栄 養 マップ 調 査 ) - 13 -

適 切 な 食 事 内 容 量 を 知 っている 人 は 増 加 していますが 標 準 体 重 に 近 づけよう 維 持 しようと 心 がける 人 や 栄 養 成 分 表 示 を 参 考 にしている 人 の 割 合 は 減 少 しており 自 分 の 食 事 を 良 くしたいと 思 う 人 は 75.8%で 平 成 12 年 度 調 査 と 変 わらない 状 況 です このことから 食 生 活 についての 知 識 はあるものの 食 生 活 改 善 に 向 けて 行 動 に 移 す 気 持 ちがないことが 見 受 けられ 今 後 とも 栄 養 食 生 活 の 正 しい 知 識 の 普 及 に 合 わせて その 知 識 を 容 易 に 行 動 に 移 すことができる 食 の 環 境 整 備 が 必 要 です また 子 どもの 頃 からの 正 しい 食 習 慣 の 定 着 のための 食 育 推 進 が 必 要 です ( 対 策 の 経 過 ) 平 成 1 年 2 月 に 滋 賀 いきいき 食 生 活 ガイド を 作 成 し 健 康 いきいき 21- 健 康 しが 推 進 プラン- の 栄 養 食 生 活 分 野 の 目 標 達 成 にむけ 食 生 活 の 改 善 を 進 めてきました 平 成 19 年 6 月 には 他 分 野 との 連 携 のもと 滋 賀 県 食 育 推 進 計 画 を 策 定 し 食 育 を 推 進 しています 食 育 月 間 食 育 の 日 等 において 県 民 への 啓 発 を 進 めています 平 成 11 年 度 から 飲 食 店 において エネルギー 量 や 栄 養 量 がメニューに 表 示 されるよう 外 食 栄 養 成 分 表 示 推 進 事 業 を 進 めてきており 平 成 23 年 度 末 で 160 店 となっています 施 策 の 方 向 目 標 ( 健 康 なひとづくり) 体 重 は 生 活 習 慣 病 や 健 康 状 態 との 関 連 が 強 く 肥 満 はがんや 循 環 器 疾 患 糖 尿 病 等 の 生 活 習 慣 病 との 関 連 があります このようなことから 適 正 体 重 を 維 持 している 人 の 増 加 を 目 標 とします また 若 年 女 性 のやせは 骨 量 の 減 少 や 低 出 生 体 重 児 出 産 のリスク 等 との 関 連 がありま す 低 出 生 体 重 児 増 加 の 要 因 としては やせ 低 栄 養 のほか 医 療 の 進 歩 多 胎 妊 娠 妊 娠 中 の 体 重 増 加 抑 制 喫 煙 等 が 考 えられ 関 連 する 分 野 において 低 出 生 体 重 児 の 割 合 を 指 標 とし その 改 善 をめざします 図 ア-1-5 全 出 生 数 中 の 低 出 生 体 重 児 の 割 合 の 推 移 12.0 20000 出 15000 生 数 ( 10000 人 ) 5000 8.9 15,96 8.3 1,863 13,607 13,320 1,087 12,899 6.9 5. 5.0 5.5 9. 9.9 13,363 13,338 10.0 8.0 6.0.0 2.0 2 5 0 0 ( g 未 % ) 満 の 出 生 割 合 0 0.0 55 60 2 7 12 17 22 23 年 ( 人 口 動 態 統 計 ) - 1 -

生 活 習 慣 病 予 防 の 基 本 となる 適 切 な 量 と 質 の 食 事 をとる 人 の 割 合 の 増 加 を 目 標 と し 食 生 活 でバランスのとれた 食 事 に 気 をつけている 人 の 割 合 を 増 加 させることを 目 指 し 次 の2つの 指 標 を 重 点 に 取 り 組 みます 1 食 塩 摂 取 量 の 減 少 食 塩 摂 取 量 は 血 圧 の 上 昇 に 関 連 があり 結 果 的 に 循 環 器 疾 患 と 関 連 します また 食 塩 高 塩 分 食 品 の 摂 取 は 胃 がんのリスクを 上 げることも 示 されています 2 野 菜 果 物 の 摂 取 量 の 増 加 野 菜 果 物 の 摂 取 量 の 増 加 は 体 重 のコントロールに 重 要 な 役 割 をもちます また 循 環 器 疾 患 やがんとの 関 連 も 示 唆 されています こうした 対 策 について 特 に 若 い 男 性 の 肥 満 対 策 と 野 菜 摂 取 量 の 増 加 に 向 けた 取 り 組 みを 関 係 団 体 や 企 業 等 と 連 携 して 進 めます 図 ア-1-6 果 物 1 日 摂 取 量 が 100g 未 満 の 者 の 割 合 の 年 次 推 移 (20 歳 以 上 ) H12 H16 H21 0 20 0 60 80 100 66. 66.3 69.9 滋 賀 県 全 国 (%) 果 物 摂 取 量 が 少 ない 場 合 がんのリ スクが 上 がるが 摂 取 量 が 多 いほど 低 下 するとはいえない 目 標 : 摂 取 量 が 100g 未 満 の 者 の 割 合 を 減 少 する 滋 賀 県 : 滋 賀 の 健 康 栄 養 マップ 調 査 全 国 : 国 民 健 康 栄 養 調 査 また 子 どものころからの 食 習 慣 の 定 着 が 重 要 であることから 子 どもの 朝 食 の 欠 食 率 の 減 少 肥 満 傾 向 にある 子 どもの 割 合 の 減 少 を 指 標 とし 学 校 や 保 育 所 地 域 にお いて 生 産 者 や 食 品 関 係 事 業 者 との 連 携 による 体 験 を 通 じた 食 育 を 今 後 とも 進 めてい きます 図 ア-1-7 小 学 校 5 年 生 中 等 度 高 度 肥 満 傾 向 児 の 出 現 率 の 推 移 (%) 5.0 男 子 高 度 (%) 5.0 女 子.0 3.0 2.0 1.0 0.59 0.19 2.7 2.23 0.36 3.23 0.65 3.96 中 等 度 0.26 3.02 2.76.0 3.0 2.0 1.0 0.7 1.65 0.6 1.1 高 度 中 等 度 0.36 0.17 2.51 2.2 1.99 1.89 0.0 H18 19 20 21 22 23 年 度 0.0 H18 19 20 21 22 23 年 度 ( 滋 賀 県 学 校 保 健 統 計 ) - 15 -

家 族 との 共 食 ( 一 緒 に 食 べる) 頻 度 と 肥 満 や 食 物 摂 取 状 況 との 関 連 が 報 告 されており 学 童 思 春 期 の 共 食 の 推 進 は 健 康 状 態 や 栄 養 摂 取 等 食 習 慣 の 確 立 につながると 考 えら れます 家 族 と 一 緒 に 食 べる 日 がない 子 どもの 減 少 を 目 指 します 高 齢 期 の 適 切 な 食 事 は 生 活 の 質 だけではなく 身 体 機 能 を 維 持 し 自 立 した 生 活 ができ るためにも 重 要 です 高 齢 者 の 低 栄 養 状 態 を 予 防 改 善 し 適 切 な 栄 養 状 態 を 維 持 する ことができれば 健 康 寿 命 の 延 伸 が 期 待 できます そこで 低 栄 養 傾 向 の 高 齢 者 の 割 合 の 増 加 の 抑 制 を 目 指 します 医 療 機 関 介 護 保 健 施 設 学 校 保 育 所 事 業 所 行 政 等 の 領 域 において 生 活 習 慣 病 の 発 症 予 防 や 重 症 化 予 防 とともに 乳 幼 児 期 から 高 齢 期 まで 対 象 特 性 に 応 じた 栄 養 管 理 が 求 められています こうした 様 々な 場 において 管 理 栄 養 士 等 が 高 度 な 専 門 性 を 発 揮 できるよう 関 係 機 関 等 との 連 携 により 資 質 の 向 上 に 向 けた 取 り 組 みを 促 進 します ( 健 康 なまちづくり) 健 全 な 食 生 活 の 推 進 のため 食 育 ボランティア( 健 康 推 進 員 を 含 む)の 活 動 を 把 握 し 支 援 推 進 します 地 域 において 食 を 通 じた 世 代 交 流 の 場 づくりをすすめます 外 食 の 栄 養 の 改 善 は 多 くの 人 に 影 響 を 与 え 特 に 食 生 活 に 無 関 心 な 層 や 時 間 等 の 条 件 により 健 康 な 食 生 活 が 実 行 しにくい 層 に 大 きな 影 響 をもたらすことが 期 待 できること から 健 康 に 配 慮 した 飲 食 店 企 業 等 の 取 り 組 みを 推 進 します また 給 食 施 設 において 適 切 な 栄 養 管 理 の 下 で 給 食 が 提 供 されるよう 効 果 的 な 指 導 を 行 います 目 標 値 目 標 項 目 現 状 値 (H21) 目 標 値 (H3) 備 考 肥 満 者 の 割 合 の 減 少 小 5 男 子 3.02% 減 少 傾 向 ( 適 正 体 重 を 維 持 している 人 女 子 1.89% の 増 加 ) 20~60 歳 代 男 性 25.1% 22% 0~60 歳 代 女 性 16.1% 12% やせの 人 の 割 合 の 減 少 15~19 歳 代 女 性 30.6% 15% ( 適 正 体 重 を 維 持 し て い る 人 の 20 歳 代 女 性 2.6% 15% 増 加 ) 全 出 生 数 中 の 低 出 生 体 重 児 の 割 合 の 減 少 9.% 減 少 傾 向 へ (H29) 低 栄 養 傾 向 (BMI20 以 下 ) の 高 齢 者 の 割 合 の 増 加 の 22.6% 28.6% 抑 制 (65 歳 以 上 ) 朝 食 の 欠 食 率 の 減 少 小 5 2.7% (H22) 中 2 6.3% (H22) 高 2 10.7% (H22) 小 5 1% 中 2 3% 高 2 5% 滋 賀 県 食 育 推 進 計 画 に 準 ずる ( 目 標 年 度 H29) - 16 -

目 標 項 目 現 状 値 (H21) 目 標 値 (H3) 備 考 家 族 と 一 緒 に 食 べ る 日 が 朝 食 12~1 歳 1.0% 減 少 傾 向 へ ない 子 どもの 割 合 の 減 少 ( 共 食 の 増 加 ) 夕 食 15~19 歳 29.2% 12~1 歳 0.7% 減 少 傾 向 へ 食 生 活 で バ ラ ン ス の と れ た 食 事 に 気 を つ け て い る 人 の 割 合 の 増 加 15~19 歳 2.8% 20 歳 代 男 性 19.5% 女 性 3.% 30 歳 代 男 性 26.3% 女 性 57.3% 0 歳 代 男 性 32.2% 20 歳 代 男 性 30% 女 性 55% 30 歳 代 男 性 35% 女 性 65% 0 歳 代 男 性 5% 滋 賀 県 食 育 推 進 計 画 に 準 ずる ( 目 標 年 度 H29) 食 塩 摂 取 量 の 減 少 ( 成 人 一 人 当 たり 平 均 ) 野 菜 と 果 物 の 摂 取 量 の 増 加 ( 果 物 摂 取 量 100g 未 満 の 人 の 割 合 の 減 少 ) 食 品 中 の 食 塩 や 脂 肪 の 低 減 に 取 組 む 飲 食 店 登 録 数 の 増 加 利 用 者 に 応 じた 食 事 計 画 調 理 及 び 栄 養 の 評 価 改 善 を 実 施 し て い る 特 定 給 食 施 設 の 割 合 の 増 加 女 性 65.% 女 性 70% 10.6g 8g 野 菜 の 平 均 摂 取 量 350g 27.6g 果 物 摂 取 量 100g 未 満 35% の 割 合 69.9% 160 店 (H23) 350 店 ( 外 食 栄 養 成 分 表 示 店 ) 56.0% (H22) 67.% 管 理 栄 養 士 栄 養 士 を 配 置 し て い る 施 設 の 割 合 を 数 値 目 標 とする - 17 -

2 身 体 活 動 運 動 身 体 活 動 運 動 の 意 義 身 体 活 動 や 運 動 の 量 が 多 い 人 は 運 動 量 の 少 ない 人 と 比 較 して 循 環 器 疾 患 やがんなどの NCD( 非 感 染 性 疾 患 )の 発 症 リスクが 低 いとされており 身 体 活 動 運 動 の 不 足 は 喫 煙 高 血 圧 に 次 いでNCD による 死 亡 の3 番 目 の 危 険 因 子 であるとされています ま た 最 近 では 身 体 活 動 運 動 は 高 齢 者 の 認 知 機 能 や 運 動 器 機 能 の 低 下 などの 社 会 生 活 機 能 の 低 下 と 関 係 することとされ 身 体 活 動 運 動 の 意 義 と 重 要 性 が 広 く 認 知 され 実 践 されることは 健 康 寿 命 の 延 伸 に 有 用 です ( 健 康 日 本 21( 2 次 )の 推 進 に 関 する 参 考 資 料 ) 現 状 自 分 の 健 康 のために 意 識 的 に 運 動 をしている 人 の 割 合 は 平 成 12 年 度 は 男 性 17.3% 女 性 19.1%でしたが 平 成 21 年 度 には 男 性 21.2% 女 性 20.0%と 増 加 しています 徒 歩 10 分 のところへ 徒 歩 で 行 く 人 の 割 合 は 平 成 12 年 度 は 0 歳 代 で 男 性 20.5% 女 性 21.1%が 平 成 21 年 度 には 男 性 27.5% 女 性 20.5% 50 歳 代 では 男 性 25.8% 女 性 28.3%が 平 成 21 年 度 には 男 性 32.2% 女 性 29.0%と 男 性 では 増 加 しています 図 ア-2-1 徒 歩 10 分 の 場 所 へ 徒 歩 で 移 動 する 人 の 割 合 50 5 0 35 30 25 20 15 10 5 0 % 20.1 37.3 2.8 33.0 男 性 女 性 29.1 27.1 27.5 20.5 32.2 29.0 37.3 35.1 15~19 歳 20~29 歳 30~39 歳 0~9 歳 50~59 歳 60~69 歳 70 歳 以 上 37.6 6.7 ( 平 成 21 年 度 滋 賀 の 健 康 栄 養 マップ 調 査 ) 運 動 を 継 続 している 人 の 割 合 は 平 成 12 年 度 は 男 性 38.3% 女 性 37.3%でしたが 平 成 21 年 度 は 男 性 36.3% 女 性 31.2%と 減 少 しています ( 滋 賀 の 健 康 栄 養 マップ 調 査 ) 20 歳 ~6 歳 と 65 歳 以 上 で 運 動 を 継 続 している 人 の 割 合 をみると 65 歳 以 上 では 男 性 35.% 女 性 23.8%で 20 歳 ~6 歳 に 比 べて 高 い 状 況 です - 18 -

図 ア-2-2 0 35 運 30 動 習 25 慣 者 20 割 15 合 ( %) 10 5 0 運 動 習 慣 者 の 割 合 の 年 次 推 移 H12 H16 H21 1.8 16.0 15.8 1.2 35. 男 性 女 性 男 性 女 性 20 歳 ~6 歳 65 歳 以 上 23.8 運 動 習 慣 者 :30 分 週 2 回 以 上 の 運 動 を 1 年 以 上 継 続 している 者 H16 は 20 歳 ~59 歳 と 60 歳 以 上 H12 は 65 歳 以 上 データがない ( 対 策 の 経 過 ) 県 民 の 運 動 習 慣 定 着 を 促 進 し 市 町 にその 手 法 を 普 及 させるため 平 成 16 年 度 ~17 年 度 に 健 康 運 動 カレッジ を 開 催 し その 手 法 をまとめ 平 成 18 年 3 月 に 運 動 を 中 心 とした 健 康 づくり 支 援 の 企 画 運 営 マニュアル を 作 成 しました また このマニュアルの 普 及 および 市 町 や 職 域 等 の 運 動 実 践 教 室 等 の 支 援 ウォーキ ングの 啓 発 等 を 推 進 するため 健 康 運 動 支 援 ネットワーク 事 業 ( 平 成 18 年 度 から 22 年 度 ) 糖 尿 病 予 防 のための 運 動 普 及 事 業 ( 平 成 23 年 度 から)を 実 施 してきました 平 成 18 年 (2006 年 ) 度 には 国 民 が 自 分 の 目 標 を 設 定 するための 身 体 活 動 量 運 動 量 お よび 体 力 の 基 準 値 として 健 康 づくりのための 運 動 基 準 2006 が 厚 生 労 働 省 より 示 され この 基 準 を 周 知 し 健 康 づくりの 運 動 について 啓 発 してきました 施 策 の 方 向 目 標 ( 健 康 な 人 づくり) 意 識 的 に 運 動 をしている 人 の 割 合 が 増 加 する 等 身 体 活 動 や 運 動 の 必 要 性 を 認 識 してい る 人 は 増 えていますが 実 際 の 行 動 に 至 らない 状 況 です そのため 今 後 は 意 欲 や 動 機 付 け を 指 標 とするのではなく 歩 数 の 増 加 や 運 動 習 慣 のある 人 の 増 加 など 実 際 に 運 動 をしている 人 の 割 合 を 増 加 させることをめざします 男 性 に 比 べて 女 性 特 に 0 歳 代 の 女 性 の 運 動 習 慣 が 低 い 傾 向 にあり 働 き 盛 り 世 代 女 性 をターゲットとした 働 きかけを 推 進 します 歩 行 速 度 が 速 い 高 齢 者 ほど 生 活 機 能 を 維 持 しやすく 余 命 も 長 いことが 知 られています 高 齢 者 における 歩 行 速 度 は 65 歳 以 降 緩 やかな 直 線 的 な 低 下 を 示 し 閾 値 に 達 する 頃 に 日 常 生 活 に 不 自 由 が 生 じ 始 めます このことから 高 齢 者 の 運 動 器 の 健 康 維 持 はきわ めて 重 要 です この 運 動 器 の 健 康 維 持 を 広 く 普 及 することとし ロコモティブシンド ロームを 認 知 している 県 民 の 割 合 の 増 加 を 目 標 とします - 19 -

( 健 康 なまちづくり) 県 民 が 運 動 しやすいまちづくり 環 境 整 備 を 目 標 とし 各 市 町 や 職 域 における 住 環 境 や 就 労 環 境 の 改 善 に 取 り 組 みます 共 に 運 動 する 仲 間 づくりがすすむよう 関 係 団 体 等 の 活 動 を 促 進 します 目 標 値 目 標 項 目 現 状 値 (H21) 目 標 値 (H3) 備 考 運 動 や ス ポ ー ツ を 習 慣 的 に し て いる 子 どもの 割 合 の 増 加 ( 参 考 値 ) 週 に 3 日 以 上 (H22) 増 加 傾 向 へ ( 目 標 値 について 小 5 男 子 62.3% 女 子 32.7% は 今 後 検 討 ) 徒 歩 10 分 のところへ 徒 歩 で 行 く 人 の 割 合 の 増 加 20 歳 ~6 歳 男 性 29.7% 女 性 29.0% 20 歳 ~6 歳 男 性 女 性 0% ロコモティブシンドローム( 運 動 器 症 候 群 )を 認 知 している 県 民 の 割 合 の 増 加 運 動 習 慣 者 の 割 合 の 増 加 ( 運 動 習 慣 者 とは 1 回 30 分 以 上 の 運 動 を 週 2 回 以 上 1 年 以 上 継 続 している 人 ) 住 民 が 運 動 しやすいまちづくり 環 境 整 備 に 取 り 組 む 市 町 の 増 加 65 歳 以 上 男 性 35.% 女 性 23.8% 65 歳 以 上 男 性 女 性 50% H2 参 考 値 15.1% 80% 20 歳 ~6 歳 20 歳 ~6 歳 男 性 16.0% 男 性 26% 女 性 1.2% 女 性 25% 65 歳 以 上 65 歳 以 上 男 性 35.% 男 性 5% 女 性 23.8% 女 性 3% 10 市 町 (H2) 全 市 町 - 20 -

3 休 養 こころの 健 康 休 養 こころの 健 康 の 意 義 こころの 健 康 を 保 つためには 適 度 な 運 動 や バランスのとれた 栄 養 食 生 活 などが 重 要 となり これらに 心 身 の 疲 労 の 回 復 と 充 実 した 人 生 を 目 指 す 休 養 が 加 えられ 健 康 のための3つの 要 素 とされてきました さらに 十 分 な 睡 眠 をとり ストレスと 上 手 に つきあうことはこころの 健 康 に 欠 かせない 要 素 です 健 康 づくりのための 休 養 には 休 む ことと 養 う ことの 二 つの 機 能 が 含 まれており 各 個 人 の 健 康 や 環 境 に 応 じて これら 両 者 の 機 能 を 上 手 に 組 み 合 わせることにより 健 康 づくりのための 休 養 が 一 層 効 果 的 なものとなります うつ 病 は こころの 病 気 の 代 表 的 なものであり 多 くの 人 がかかる 可 能 性 を 持 つ 精 神 疾 患 で 自 殺 の 背 景 にうつ 病 が 多 く 存 在 することも 指 摘 されています ( 健 康 日 本 21( 2 次 )の 推 進 に 関 する 参 考 資 料 ) 現 状 睡 眠 による 休 養 を 充 分 にとれていない 人 の 割 合 は 平 成 12 年 度 は 男 性 33.8% 女 性 33.3%でしたが 平 成 21 年 度 には 男 性 25.5% 女 性 28.5%と 減 少 しています この1ヶ 月 にストレスを 感 じた 人 の 割 合 (10~60 歳 代 ) は 平 成 12 年 度 は 男 性 72.0% 女 性 7.9%でしたが 平 成 21 年 度 には 男 性 72.9% 女 性 78.%と 増 加 しています % 0 35 30 25 20 15 10 5 0 図 ア-3-1 睡 眠 による 休 養 を 十 分 とれていない 人 の 割 合 の 推 移 33.8 33.3 27.9 30.7 男 性 25.5 H12 H16 H21 28.5 女 性 図 ア-3-2 % 90 80 70 60 50 0 30 20 10 0 この 1ヶ 月 にストレス を 感 じた 人 の 割 合 の 推 移 男 性 72.0 7.9 75.7 70.8 72.9 H12 H16 H21 女 性 78. ( 滋 賀 の 健 康 栄 養 マップ 調 査 ) 厚 生 労 働 省 の 患 者 調 査 によると うつ 病 を 含 む 気 分 障 害 の 患 者 が 増 加 しており 平 成 8 年 に 約 千 人 あったものが 平 成 20 年 には 8 千 人 となっています 人 口 動 態 統 計 によると 県 内 の 自 殺 者 数 は 平 成 10 年 は 268 人 平 成 18 年 は 277 人 平 成 23 年 は 309 人 であり 全 国 の 自 殺 者 数 は 減 少 傾 向 ですが 本 県 では 年 による 変 動 は あるものの 高 い 状 況 が 続 いています 350 図 ア-3-3 自 殺 死 亡 数 の 年 次 推 移 ( 人 口 動 態 統 計 ) 300 250 自 殺 200 数 ( 人 150 ) 100 50 女 男 79 6 72 75 58 71 63 71 17 153 178 19 198 150 115 106 121 11 11 112 92 78 90 88 6 66 77 91 76 9 7 80 9 81 9 96 239 207 19 207 203 212 218 21 198 213 0 元 2 3 5 6 7 8 9 10 11 12 13 1 15 16 17 18 19 20 21 22 23 年 - 21 -

( 対 策 の 経 過 ) 県 では 平 成 22 年 7 月 に 滋 賀 県 自 殺 対 策 指 針 を 策 定 し こころの 健 康 づくり うつ 病 等 への 早 期 対 応 相 談 体 制 の 充 実 等 を 推 進 しています 自 殺 予 防 週 間 いのちの 日 自 殺 対 策 強 化 月 間 等 で 県 民 への 啓 発 を 進 めています 施 策 の 方 向 目 標 ( 健 康 な 人 づくり) 睡 眠 不 足 は 疲 労 感 をもたらし 情 緒 を 不 安 定 にし 適 切 な 判 断 力 を 鈍 らせ 事 故 のリ スクを 高 めるなど 生 活 の 質 に 大 きく 影 響 します また 睡 眠 障 害 はこころの 病 気 の 一 症 状 としてあらわれることが 多 く また 肥 満 高 血 圧 糖 尿 病 の 発 症 悪 化 要 因 とも されることから 睡 眠 による 休 養 を 充 分 とれていない 人 の 割 合 を 減 少 させることを 目 指 します ストレスを 感 じている 人 は 増 加 傾 向 であり 過 度 のストレスは 精 神 的 健 康 や 身 体 的 健 康 に 影 響 を 及 ぼすことから ストレスをコントロールすることが 重 要 です そこで ストレスに 対 する 知 識 の 普 及 健 康 的 な 生 活 による 心 身 の 健 康 の 維 持 ストレ ス 状 態 の 把 握 リラックス 気 分 転 換 の 取 り 組 みについての 情 報 提 供 等 を 進 めます ( 健 康 なまちづくり) 自 殺 予 防 のため こころの 健 康 を 高 め 孤 立 を 防 ぐ 地 域 づくりを 進 めます そのため 県 民 の 方 や 地 域 のキーパーソンへの 普 及 啓 発 を 行 います 県 民 が 職 場 や 学 校 地 域 などで 自 殺 と 関 連 が 強 いとされるうつ 病 やアルコール 依 存 症 統 合 失 調 症 などの 精 神 疾 患 に 対 する 正 しい 知 識 と 理 解 を 深 めるため 各 種 の 講 演 会 や 研 修 会 等 を 実 施 します こころの 健 康 問 題 に 対 応 できる 相 談 機 関 を 充 実 するとともに 周 知 します 目 標 値 目 標 項 目 現 状 値 (H21) 目 標 値 (H3) 備 考 睡 眠 に よ る 休 養 を 十 分 と れ て い ない 者 人 の 割 合 の 減 少 (20 歳 以 上 ) 23.3% 16% この 1 ヶ 月 間 に 不 満 悩 み ス ト レ ス を 感 じ て い る 人 の 減 少 (20 歳 以 上 ) 男 性 68.8% 女 性 73.% 男 性 59% 女 性 63% 自 殺 者 の 減 少 309 人 (H23) 29 人 (H29) 滋 賀 県 自 殺 対 策 基 メ ン タ ル ヘ ル ス ケ ア を 実 施 し て いる 事 業 所 の 割 合 の 増 加.5%(H23) 100% ワ ー ク ラ イ フ バ ラ ン ス の 取 り 組 6.1% (H23) 増 加 傾 向 へ み で 労 働 時 間 削 減 を 実 施 し て い る 割 合 の 増 加 本 方 針 による 滋 賀 県 労 働 条 件 実 態 調 査 - 22 -

喫 煙 喫 煙 の 健 康 影 響 喫 煙 による 健 康 被 害 は 多 数 の 科 学 的 知 見 によりその 因 果 関 係 が 確 立 しています 具 体 的 には 喫 煙 はがん 循 環 器 疾 患 呼 吸 器 疾 患 糖 尿 病 周 産 期 の 異 常 歯 周 病 等 の 原 因 になるとされています また 受 動 喫 煙 も 虚 血 性 心 疾 患 肺 がん 乳 幼 児 の 喘 息 や 呼 吸 器 感 染 症 乳 幼 児 突 然 死 症 候 群 (SIDS) 等 の 原 因 です たばこの 消 費 を 継 続 的 に 減 らすことによって 日 本 人 の 死 因 の 一 位 であるがんをはじ めとした 喫 煙 関 連 疾 患 による 超 過 死 亡 と 超 過 医 療 費 経 済 的 損 失 等 を 将 来 的 に 確 実 に 減 少 させることができることから たばこ 対 策 の 着 実 な 実 行 が 求 められています ( 健 康 日 本 21( 2 次 )の 推 進 に 関 する 参 考 資 料 ) 現 状 成 人 の 喫 煙 率 (20 歳 代 ~60 歳 代 )は 平 成 12 年 度 は 男 性 56.2% 女 性 10.0%でしたが 平 成 21 年 度 には 男 性 38.% 女 性 7.%と 男 女 ともに 減 少 しています 喫 煙 が 及 ぼす 健 康 影 響 についての 知 識 を 持 つ 者 の 割 合 は 平 成 16 年 度 調 査 から 大 きく 増 えたとは 言 えませんが 喫 煙 と 歯 周 病 肺 気 腫 等 との 関 連 についての 知 識 を 持 つ 者 は 増 加 しています 未 成 年 者 の 喫 煙 率 は 平 成 12 年 度 は 男 性 10.7% 女 性 2.1% 平 成 21 年 度 は 男 性 3.8% 女 性 2.3%となっています 官 公 庁 の 禁 煙 分 煙 は 健 康 増 進 法 により 普 及 しており 市 町 庁 舎 の 敷 地 内 建 物 内 禁 煙 は 79.%です 市 町 が 実 施 主 体 である 健 康 増 進 事 業 に 基 づく 禁 煙 プログラムを 実 施 している 市 町 数 は 5 市 町 です 図 ア--1 喫 煙 率 の 年 次 推 移 (20 歳 以 上 ) (%) 60 56.2 滋 賀 県 喫 煙 率 50 0 30 20 32.3 5. 25.9 38. 22.0 全 国 男 性 総 数 10 0 10.0 8.5 7. H12 H16 H21 女 性 年 ( 厚 生 労 働 省 国 民 健 康 栄 養 調 査 報 告 滋 賀 県 滋 賀 の 健 康 栄 養 マップ 調 査 ) - 23 -

図 ア--2 成 人 の 喫 煙 率 (20 歳 以 上 ) 60 男 性 9.1 50 滋 賀 県 3.2 2.8 5.6 全 国 図 -2 38. 0 性 年 齢 階 級 別 の 喫 煙 率 ( 平 成 21 年 ) 31.7 喫 煙 率 ( 30 %) 20 10 0 18.7 7. 12.8 女 性 10.3 9.1 6.6 5.2 2.1 ( 厚 生 労 働 省 平 成 21 年 国 民 健 康 栄 養 調 査 報 告 滋 賀 県 平 成 21 年 度 滋 賀 の 健 康 栄 養 マップ) ( 対 策 の 経 過 ) 本 県 では 平 成 1 年 (2002 年 )12 月 に 健 康 しが たばこ 対 策 指 針 を 策 定 し たば この 健 康 への 影 響 に 関 する 普 及 啓 発 を 進 めるとともに 未 成 年 者 の 防 煙 ( 喫 煙 防 止 ) 受 動 喫 煙 を 防 止 するための 分 煙 対 策 喫 煙 習 慣 を 改 善 するための 禁 煙 支 援 を 進 めてきま した その 後 国 において 平 成 15 年 に 施 行 された 健 康 増 進 法 において 多 数 の 者 が 利 用 する 施 設 を 管 理 する 者 に 対 し 受 動 喫 煙 防 止 のための 措 置 を 講 じることが 努 力 義 務 として 規 定 されました また 平 成 17 年 2 月 に たばこの 規 制 に 関 する 世 界 保 健 機 関 枠 組 み 条 約 に 批 准 さらに 平 成 22 年 厚 生 労 働 省 健 康 局 長 通 知 ( 受 動 喫 煙 防 止 対 策 について ) では 今 後 の 受 動 喫 煙 防 止 対 策 の 基 本 的 な 方 向 性 として 多 数 の 者 が 利 用 する 公 共 的 な 空 間 は 原 則 として 全 面 禁 煙 であるべきとされました これらの 流 れを 受 け 平 成 22 年 11 月 に 健 康 しが たばこ 対 策 指 針 を 改 定 しました 本 県 では 平 成 16 年 から 飲 食 店 での 受 動 喫 煙 を 防 止 するため 受 動 喫 煙 ゼロのお 店 推 進 事 業 を 開 始 し 平 成 23 年 度 末 現 在 237 店 が 登 録 しています 施 策 の 方 向 目 標 ( 健 康 な 人 づくり) 喫 煙 による 健 康 影 響 を 低 下 させるため 成 人 の 喫 煙 率 を 低 下 させることを 目 指 します 健 康 日 本 21( 二 次 ) では 個 別 目 標 として 喫 煙 をやめたい 人 に 対 する 禁 煙 支 援 を 行 っていくことを 目 標 とする こととされており 喫 煙 をやめたい 人 が 禁 煙 する 環 境 整 備 を 推 進 します 健 康 影 響 についての 正 しい 知 識 が 持 てるよう 様 々な 機 会 を 通 じて 正 確 で 十 分 な 情 報 提 供 を 行 います また いったん 習 慣 化 した 喫 煙 行 動 を 中 断 することが 困 難 であることから 未 成 年 の 喫 煙 開 始 を 防 止 し 喫 煙 習 慣 を 持 たない 世 代 の 育 成 を 推 進 します さらに 妊 婦 の 喫 煙 は 妊 娠 合 併 症 のリスクを 高 め 児 の 低 体 重 等 のリスクとなること から 妊 娠 中 の 喫 煙 をなくすことを 目 指 し たばこを 吸 わない 世 代 の 育 成 を 妊 娠 期 から - 2 -

始 めることとします ( 健 康 なまちづくり) 受 動 喫 煙 防 止 対 策 では 受 動 喫 煙 の 機 会 が 少 なくなることが 重 要 です そのため 医 療 機 関 官 公 庁 等 の 公 共 の 場 の 禁 煙 に 加 え 職 場 における 受 動 喫 煙 防 止 対 策 の 推 進 のほか 子 どもへの 受 動 喫 煙 防 止 対 策 の 観 点 から 家 庭 での 受 動 喫 煙 防 止 の 普 及 啓 発 を 行 います 受 動 喫 煙 ゼロのお 店 の 普 及 を 引 き 続 き 推 進 します 目 標 値 目 標 項 目 現 状 値 (H21) 目 標 値 (H3) 備 考 成 人 の 喫 煙 率 の 減 少 ( 喫 煙 をやめ たい 者 がやめる) 未 成 年 者 の 喫 煙 をなくす (15~19 歳 の 喫 煙 者 の 割 合 ) 男 性 38.% 女 性 7.% 男 性 3.8% 女 性 2.3% 男 性 27.2% 女 性.% 0% 妊 娠 中 の 喫 煙 をなくす 受 動 喫 煙 対 策 を 実 施 し て い る 機 関 の 増 加 ( 行 政 機 関 医 療 機 関 ) 受 動 喫 煙 の 機 会 の 減 少 ( 家 庭 ) 行 政 機 関 今 後 モニタリング 予 定 79.% (H2) ( 敷 地 内 建 物 内 禁 煙 ) 医 療 機 関 80.5% (H2) ( 受 動 喫 煙 対 策 実 施 ) 12.6% % 100% 行 政 機 関 ( 滋 賀 県 禁 煙 分 煙 実 態 調 査 ) 医 療 機 関 ( 病 院 機 能 調 査 ) ( 職 場 ) 3%( 職 場 学 校 での 受 動 喫 煙 20 歳 以 上 ) 受 動 喫 煙 のない 職 場 の 実 現 * 今 後 職 場 でモ ニタリング ( 飲 食 店 ) 0.% 1% - 25 -

5 飲 酒 飲 酒 の 健 康 影 響 飲 酒 の 健 康 影 響 は WHOの 推 計 によると 死 亡 への 負 荷 は 8 位 ですが 死 亡 以 外 の 有 病 や 障 害 なども 加 味 すると3 番 目 に 大 きな 健 康 リスクといわれています 平 成 15 年 (2003 年 )に 実 施 された 全 国 飲 酒 実 態 調 査 に 基 づく 推 計 では アルコール 依 存 症 が 疑 われる 人 は 全 国 で 0 万 人 アルコール 依 存 症 の 診 断 を 満 たす 人 は 約 80 万 人 と 推 計 されました また 患 者 調 査 の 結 果 によると 総 患 者 数 ( 調 査 日 現 在 において 継 続 的 に 医 療 を 受 けているアルコール 依 存 症 患 者 数 )の 推 計 値 は 平 成 11 年 が 3.7 万 人 平 成 1 年 が.2 万 人 平 成 17 年 が.3 万 人 平 成 20 年 が. 万 人 と 増 加 傾 向 にありま す 生 活 習 慣 病 のリスクを 高 める 飲 酒 量 は 1 日 の 平 均 純 アルコール 摂 取 量 が 男 性 で 0g 以 上 女 性 で 20g 以 上 とされています ( 健 康 日 本 21( 2 次 )の 推 進 に 関 する 参 考 資 料 ) 図 ア-5-1 生 活 習 慣 病 のリスクを 高 める 量 を 飲 酒 している 者 の 割 合 の 年 次 推 移 0 10 20 30 0 50 (%) (20 歳 以 上 ) H12 2.2 5.3 男 性 0g/ 日 以 上 H16 2.2 5.3 女 性 20g/ 日 以 上 H21 5.8 21.8 ( 滋 賀 の 健 康 栄 養 マップ 調 査 ) 現 状 20 歳 代 ~60 歳 代 の 多 量 飲 酒 者 (1 日 平 均 純 アルコール 60g 以 上 日 本 酒 なら 3 合 程 度 以 上 )の 割 合 は 平 成 12 年 度 は 男 性 7.% 女 性 0.%でしたが 平 成 21 年 度 には 男 性 8.3% 女 性 1.2%と 増 加 しています 未 成 年 者 の 飲 酒 は 平 成 12 年 度 は 男 性 12.7% 女 性 11.5%が 平 成 21 年 度 には 9.2% 7.0%と 減 少 しています 節 度 のある 飲 酒 を1 合 と 知 っている 人 の 割 合 は 平 成 16 年 度 は 男 性 51.3% 女 性 55.2% 平 成 21 年 度 は 男 性 77.8% 女 性 72.9%と 増 加 しています ( 対 策 の 経 過 ) アルコール 関 連 問 題 への 対 策 は 基 本 的 には 地 域 や 教 育 現 場 での 予 防 活 動 を 中 心 として 教 育 機 関 との 連 携 による 未 成 年 者 へのアルコール 教 育 や 地 域 関 係 機 関 や 企 業 などを 通 しての 一 般 の 市 民 向 けへのセミナーなどを 実 施 して 節 度 ある 適 度 の 飲 酒 の 啓 発 を 行 ってきました また 地 域 で 住 民 への 健 康 づくり 支 援 を 行 っている 市 町 等 職 員 を 対 象 とした アルコー - 26 -

ル 依 存 症 についての 研 修 を 行 って 来 ました 施 策 の 方 向 目 標 ( 健 康 な 人 づくり) 生 活 習 慣 病 のリスクを 高 める 量 を 飲 酒 している 人 (1 日 当 たりの 純 アルコール 摂 取 量 が 男 性 0g 以 上 女 性 20g 以 上 の 人 )の 割 合 を 減 らすことを 目 指 し 飲 酒 の 健 康 影 響 や 節 度 ある 適 度 な 量 の 飲 酒 などの 情 報 提 供 を 行 います 未 成 年 者 の 飲 酒 は アルコールの 健 康 影 響 を 受 けやすく また 将 来 アルコール 依 存 症 になるリスクが 高 くなること 等 から 未 成 年 者 の 飲 酒 をなくすことを 目 指 します 妊 婦 の 飲 酒 は 妊 婦 自 身 の 妊 娠 合 併 症 などのリスクを 高 めるだけでなく 胎 児 にも 悪 影 響 があるため 妊 娠 中 の 飲 酒 をなくすことを 目 指 します ( 健 康 なまちづくり) 家 庭 学 校 職 場 地 域 などあらゆる 場 面 で アルコール 関 連 問 題 の 早 期 発 見 と その 対 応 等 適 切 な 介 入 が 必 要 です そのため 従 事 者 の 資 質 向 上 のための 適 切 な 情 報 提 供 や 研 修 が 必 要 です また アルコール 関 連 問 題 に 気 づいた 県 民 が 相 談 できる 場 を 確 保 し その 周 知 を 図 ると ともに 相 談 ネットワーク 体 制 の 構 築 をすすめます 目 標 値 目 標 項 目 現 状 値 (H21) 目 標 値 (H3) 備 考 生 活 習 慣 病 の リ ス ク を 高 め る 量 を 飲 酒 している 人 の 割 合 の 減 少 ( 一 日 あ た り の 純 ア ル コ ー ル 摂 取 量 * が 男 性 0g 以 上 女 性 20g 以 上 の 人 ) 男 性 21.8% 男 性 18.5% 女 性 5.8% 女 性 5.0% 未 成 年 者 の 飲 酒 をなくす 男 性 9.2% 0% (15~19 歳 の 飲 酒 者 の 割 合 ) 妊 娠 中 の 飲 酒 をなくす 女 性 7.2% 今 後 モニタリング 予 定 * 表 主 な 種 類 の 換 算 の 目 安 ビール 清 酒 ウィスキー 焼 酎 (25 度 ) ワイン お 酒 の 種 類 ( 中 瓶 1 本 (1 合 180ml) フ ランテ ー (1 合 180ml) (1 杯 120ml) 500ml) (タ フ ル 60ml) アルコール 度 数 5% 15% 3% 25% 12% 純 アルコー ル 量 20g 22g 20g 36g 12g - 27 -

6 歯 口 腔 の 健 康 歯 口 腔 の 健 康 の 意 義 健 康 でいきいきとした 生 活 を 送 るために 食 べる 話 す などの 機 能 を 果 たす 口 腔 の 健 康 が 重 要 です 歯 の 喪 失 による 咀 嚼 機 能 や 構 音 機 能 の 低 下 は 生 活 の 質 に 大 きく 関 連 することから 歯 の 喪 失 原 因 の 二 大 疾 患 である むし 歯 と 歯 周 病 を 予 防 することが 大 切 です ( 健 康 日 本 21( 2 次 )の 推 進 に 関 する 参 考 資 料 ) 現 状 自 分 の 歯 でよく 味 わって 食 べていくために 80 歳 で 20 本 以 上 の 歯 を 保 とう という 8020 運 動 が 全 国 的 に 展 開 されています 本 県 では 80 歳 以 上 で 20 本 以 上 の 歯 をもつ 者 は 15.5%( 平 成 21 年 度 滋 賀 の 健 康 栄 養 マップ 調 査 )となっています また 60 歳 代 で 2 本 以 上 の 歯 を 有 する 者 は 9.5%となっています 傾 向 としては 加 齢 により 歯 を 喪 失 せず 一 生 涯 自 分 の 歯 を 多 く 持 つ 者 が 増 えてきており その 結 果 食 生 活 を 営 むうえで 噛 むことに 満 足 している 者 は 年 々 増 加 しています むし 歯 は 乳 幼 児 や 学 齢 期 において 年 々 減 少 してきていますが 罹 患 状 況 は 圏 域 によ って 差 があります 歯 周 病 については 県 の 罹 患 状 況 は 把 握 できていませんが 成 人 の 約 8 割 に 歯 肉 炎 や 歯 周 炎 などの 所 見 があるとされており( 平 成 23 年 歯 科 疾 患 実 態 調 査 ) 現 状 把 握 も 含 め 対 策 の 充 実 が 必 要 です 図 ア-6-1 図 ア-6-2 本 2.5 一 人 平 均 むし 歯 数 の 推 移 3 歳 児 本 5 一 人 平 均 むし 歯 数 の 推 移 中 学 校 1 年 生 2.0 1.5 1.81 滋 賀 県 全 国 平 均 3 2.79 1.0 2 1 1.06 0.5 0.0 0.69 H11 H12 H13 H1 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 0 H 11 H 12 H 13 H 1 H 15 H 16 H 17 H 18 H 19 H 20 H 21 H 22 H 23 H 2 歯 周 疾 患 と 糖 尿 病 が 相 互 の 病 状 に 影 響 するなど 近 年 歯 周 疾 患 と 全 身 疾 患 について の 関 連 があることがわかってきました 相 互 の 効 果 的 な 治 療 のため 医 科 と 歯 科 の 連 携 による 治 療 体 制 の 構 築 を 推 進 しており 糖 尿 病 治 療 における 医 科 と 歯 科 の 連 携 状 況 としては 歯 科 診 療 所 では 31 診 療 所 (6.5%) 病 院 歯 科 では 15 病 院 (100%)で 連 携 がある 状 況 です 1 また 医 科 の 一 般 診 療 所 では 69 診 療 所 (10.7%) 病 院 では 38 病 院 (77.6%)で 糖 尿 病 治 療 において 歯 科 と 連 携 している 状 況 です 2 ( 1 医 科 から 歯 科 歯 科 から 医 科 への 患 者 情 報 提 供 状 況 調 査 より 平 成 2 年 3 月 現 在 ) ( 2 医 療 機 能 および 医 療 連 携 実 態 調 査 より 平 成 2 年 8 月 現 在 ) たばこは 歯 周 病 を 悪 化 させる 要 因 になりますが たばこが 歯 周 病 を 進 行 させる 原 因 になると 知 っている 者 は 72%となっています - 28 -

( 対 策 の 経 過 ) 県 では 平 成 6 年 より 歯 科 保 健 に 関 する 計 画 を 策 定 し その 間 平 成 13 年 平 成 23 年 に 二 度 の 改 定 を 行 い 歯 科 疾 患 の 予 防 口 腔 機 能 維 持 向 上 のための 対 策 等 を 推 進 してい ます 歯 の 衛 生 週 間 等 で 県 民 への 啓 発 を 進 めています 施 策 の 方 向 目 標 ( 健 康 な 人 づくり) 定 期 的 に 歯 科 健 診 や 歯 石 取 りを 受 けることは むし 歯 予 防 や 歯 周 病 予 防 として 大 変 重 要 です 定 期 的 に 歯 科 健 診 を 受 ける 人 は 少 しずつ 増 えている 状 況 ですが さらに 増 加 させることを 目 指 します むし 歯 は ジュースやおやつを 頻 回 に 摂 取 することが 罹 患 リスクの 要 因 となります そのため 市 町 の 乳 幼 児 健 診 時 において 積 極 的 に 歯 科 保 健 指 導 ( 支 援 )や 情 報 提 供 が 行 えるよう 支 援 します 歯 周 疾 患 は 適 切 な 歯 磨 きや 歯 石 除 去 等 により 予 防 することが 可 能 なことから 歯 磨 き 習 慣 の 定 着 化 や 歯 間 清 掃 用 具 の 使 用 等 について 歯 科 保 健 指 導 等 の 機 会 を 通 じ て 推 進 します また 禁 煙 は 歯 周 病 治 療 の 改 善 の 大 きな 要 因 となることから 禁 煙 支 援 による 歯 周 疾 患 対 策 について 推 進 します ( 健 康 なまちづくり) 市 町 においては 歯 周 疾 患 予 防 むし 歯 予 防 について 様 々な 効 果 的 な 取 組 が 行 われ るよう 情 報 提 供 を 行 います 職 域 での 歯 周 疾 患 対 策 について 効 果 的 かつ 実 施 可 能 な 取 り 組 みの 普 及 について 検 討 します むし 歯 を 予 防 するには 規 則 正 しい 食 生 活 や 歯 磨 き 習 慣 の 定 着 とともに 歯 質 を 強 化 するためのフッ 化 物 の 利 用 が 効 果 的 です 学 校 歯 科 医 などを 中 心 に 関 係 者 で 問 題 の 共 有 や 解 決 策 としてのフッ 化 物 洗 口 の 導 入 について 検 討 します 歯 周 病 治 療 および 糖 尿 病 治 療 の 相 互 の 治 療 充 実 のため 医 科 歯 科 連 携 による 糖 尿 病 および 歯 周 病 の 治 療 を 推 進 します 目 標 値 目 標 項 目 現 状 値 (H21) 目 標 値 (H3) 備 考 80 歳 以 上 で 20 本 以 上 の 自 分 の 歯 がある 人 の 割 合 の 増 加 口 腔 機 能 の 維 持 向 上 (60 歳 代 で 15.5% 59.% 50% 70% 滋 賀 県 歯 科 保 健 計 画 と 整 合 を と 噛 む こ と に 満 足 し て い る 人 の 割 合 の 増 加 ) る 60 歳 代 で 2 本 以 上 の 自 分 の 歯 9.5% 60% - 29 -

がある 人 の 割 合 の 増 加 目 標 項 目 現 状 値 (H21) 目 標 値 (H3) 備 考 20 歳 代 で 歯 ぐきから 血 が 出 る 人 の 割 合 の 減 少 3% 25% 12 歳 児 の 一 人 平 均 むし 歯 数 の 減 1.06 本 0.5 本 滋 賀 県 歯 科 保 健 少 3 歳 児 で む し 歯 の な い 人 の 割 合 (H2) 80.3% 90 % 計 画 と 整 合 を と る の 増 加 (H23) 定 期 的 に 歯 科 健 診 を 受 け る 人 の 30 歳 代 1.5% 30 歳 代 20% 割 合 の 増 加 50 歳 代 20.5% 50 歳 代 0% - 30 -

イ 生 活 習 慣 病 の 発 症 予 防 と 重 症 化 予 防 健 康 寿 命 の 延 伸 のためには 生 活 習 慣 病 の 予 防 重 症 化 予 防 が 必 要 です 特 に 主 要 な 死 亡 原 因 であるがんおよび 循 環 器 疾 患 への 対 策 に 加 え 患 者 数 が 増 加 傾 向 にあり かつ 重 大 な 合 併 症 を 引 き 起 こすおそれのある 糖 尿 病 や 死 亡 原 因 として 急 速 に 増 加 すると 予 測 さ れるCOPDへの 対 策 は 国 民 の 健 康 寿 命 の 延 伸 を 図 る 上 で 重 要 な 課 題 です ( 健 康 日 本 21( 2 次 )の 推 進 に 関 する 参 考 資 料 ) 1がん 現 状 平 成 23 年 人 口 動 態 統 計 によると 滋 賀 県 でがんにより 死 亡 した 県 民 は 約 317 人 ( 男 性 2090 人 女 性 1327 人 )で 総 死 亡 の 約 30%を 占 めています がんによる 死 亡 数 を 部 位 別 に 見 ると 男 性 では 肺 がん 胃 がんの 順 に 多 く 女 性 では 肺 がん 大 腸 がん 胃 がんの 順 に 多 い 状 況 です ( 人 口 動 態 統 計 調 査 より) がん 検 診 の 受 診 率 は 全 国 と 比 べて 低 い 状 況 にあります ( 国 民 生 活 基 礎 調 査 より) 図 イ-1-1 がん 検 診 の 受 診 率 推 移 0 35 30 受 25 診 率 ( 20 %) 15 10 5 0 男 性 26.5 31.5 33.1 12.7 22.1 19.0 2.7 28.5 27.3 H16 H19 H22 H16 H19 H22 H16 H19 H22 国 滋 賀 県 胃 がん 肺 がん 大 腸 がん 35 30 25 受 診 20 率 ( 15 %) 10 5 0 女 性 29.2 29.3 19.8 22.5 23.2 7.2 1.0 13.7 19.2 2.2 21.0 19.1 19.5 18.9 18.1 H16 H19 H22 H16 H19 H22 H16 H19 H22 H16 H19 H22 H16 H19 H22 国 滋 賀 県 胃 がん 肺 がん 大 腸 がん 子 宮 がん 乳 がん ( 国 民 生 活 基 礎 調 査 ) 肺 がん 胃 がん 大 腸 がんの 合 計 年 齢 調 整 死 亡 率 は 平 成 10 年 で 75.7 でしたが 平 成 21 年 は 57.8 と 減 少 しました 年 齢 調 整 死 亡 率 の 推 移 を 部 位 別 にみると 男 性 では 胃 がんが 減 少 傾 向 にあり 肺 がんお - 31 -

よび 大 腸 がんは 平 成 12 年 頃 までは 増 加 傾 向 でしたが その 後 減 少 傾 向 にあります しかし 膵 がんおよび 前 立 腺 がんに 増 加 傾 向 がみられます また 女 性 では 胃 がんが 減 少 傾 向 にあり 子 宮 がんは 平 成 2 年 まで 減 少 傾 向 でしたが その 後 横 ばいとなっていま す 大 腸 がんは 男 性 と 同 様 で 平 成 12 年 頃 までは 増 加 傾 向 でしたが その 後 減 少 傾 向 にあります しかし 乳 がんおよび 膵 がんに 増 加 傾 向 がみられます 男 性 の 肺 がんの 標 準 化 死 亡 比 (SMR)は 平 成 10 年 が 119 でしたが 平 成 21 年 が 108.6 と 減 少 しています 女 性 の 胃 がんの 標 準 化 死 亡 比 (SMR)は 平 成 10 年 が 113.2 でしたが 平 成 21 年 が 112. と 変 わらない 状 況 です ( 対 策 の 経 過 ) 滋 賀 県 のがん 予 防 対 策 を 総 合 的 に 推 進 するための 指 針 として 平 成 15 年 9 月 に 滋 賀 県 が ん 予 防 戦 略 を 策 定 し 一 次 予 防 から 三 次 予 防 にいたるまで 一 貫 した 施 策 を 進 めてきま した こうした 中 平 成 19 年 月 に がん 対 策 基 本 法 が 施 行 され 同 年 6 月 がん 対 策 推 進 基 本 計 画 が 閣 議 決 定 されました 本 県 においては 平 成 20 年 12 月 にがん 対 策 を 強 力 に 推 進 するため 滋 賀 県 がん 対 策 推 進 計 画 を 策 定 し 平 成 23 年 3 月 中 間 評 価 を 行 い ました 平 成 25 年 度 より 2 期 滋 賀 県 がん 対 策 推 進 計 画 により 対 策 をすすめます 施 策 の 方 向 目 標 ( 発 症 予 防 ) がんのリスクを 高 める 要 因 として 喫 煙 ( 受 動 喫 煙 を 含 む) 過 剰 飲 酒 低 身 体 活 動 肥 満 やせ 野 菜 果 物 不 足 塩 分 の 過 剰 摂 取 がんに 関 連 するウイルスや 細 菌 への 感 染 があります これらのリスクを 低 減 させるため 正 しい 知 識 の 普 及 啓 発 および 環 境 整 備 を 推 進 します がん 検 診 の 受 診 率 は 増 加 していますが いずれも 全 国 平 均 を 下 まわっていることから 受 診 率 50%に 向 けて 市 町 企 業 や 関 係 団 体 に 積 極 的 に 働 きかけを 行 います がん 検 診 精 密 検 査 受 診 率 についても 向 上 していますが 100% 達 成 に 向 けてさらに 働 きか けを 行 います 市 町 で 行 うがん 検 診 について 科 学 的 根 拠 に 基 づくがん 検 診 が 実 施 できるよう 支 援 しま す ( 重 症 化 予 防 ) 進 行 がんの 罹 患 率 を 減 少 させ がんによる 死 亡 を 防 ぐために 最 も 重 要 なことは 早 期 発 見 です 定 期 的 ながん 検 診 の 受 診 と 自 覚 症 状 がある 場 合 にはいち 早 く 医 療 機 関 を 受 診 することについて 様 々な 機 会 を 通 じて 普 及 啓 発 します がんの 年 齢 調 整 死 亡 率 を 減 少 させるため がん 予 防 及 びがんの 早 期 発 見 を 推 進 するとと もに 滋 賀 県 がん 対 策 推 進 計 画 に 揚 げられている 放 射 線 療 法 化 学 療 法 手 術 療 法 の 更 なる 充 実 等 のがん 医 療 への 対 応 や 小 児 がん 対 策 の 充 実 等 を 総 合 的 かつ 計 画 的 に 実 施 し て 行 きます - 32 -

目 標 値 目 標 項 目 現 状 値 (H22) 目 標 値 (H29) 備 考 75 歳 未 満 のがんの 年 齢 調 整 死 亡 率 の 減 少 (10 万 対 ) がん 検 診 の 受 診 率 向 上 ( 胃 がん 肺 がん 大 腸 がん 乳 がん 0~69 歳 ) 75.0 63.7 男 性 96.8 男 性 82. 女 性 5.3 女 性 6.6 胃 がん 男 性 35.9% 女 性 26.6% 肺 がん 男 性 20.5% 女 性 15.6% 大 腸 がん 男 性 28.2% 女 性 23.9% 滋 賀 県 がん 対 策 推 進 計 画 と 整 合 をとる 50% ( 子 宮 頸 がん 20 歳 ~69 歳 ) 子 宮 頸 がん 女 性 3.7% 乳 がん 女 性 28.7% - 33 -

2 循 環 器 疾 患 脳 血 管 疾 患 と 心 疾 患 を 含 む 循 環 器 疾 患 はがんと 並 んで 主 要 死 因 となっており 平 成 22 年 人 口 動 態 統 計 では 25.8%と 人 に 一 人 が 循 環 器 疾 患 で 亡 くなっている 状 況 です 循 環 器 疾 患 の 予 防 は 基 本 的 には 危 険 因 子 の 管 理 が 重 要 で 確 立 した 危 険 因 子 としては 高 血 圧 脂 質 異 常 症 喫 煙 糖 尿 病 の つがあります このうち 高 血 圧 と 脂 質 異 常 症 ( 高 コレステロール 血 症 )についてここでとりあげることとし 喫 煙 と 糖 尿 病 については 別 に 記 載 します また 関 連 する 生 活 習 慣 として 栄 養 食 生 活 運 動 飲 酒 がありますが 別 に 記 載 し ます ( 健 康 日 本 21( 2 次 )の 推 進 に 関 する 参 考 資 料 ) 現 状 カリウム 摂 取 量 については 平 成 12 年 度 調 査 2.78g 平 成 21 年 度 調 査 2.19gと 有 意 に 減 少 しています ( 滋 賀 の 健 康 栄 養 マップ 調 査 ) 食 塩 の 摂 取 量 は 低 下 していますが 目 標 としていた 10g 未 満 には 届 かない 状 況 です 高 血 圧 症 で 服 薬 中 の 人 の 割 合 は 平 成 20 年 度 30.2% 平 成 23 年 度 3.9%となって います ( 特 定 健 診 特 定 保 健 指 導 法 定 報 告 ( 市 町 国 保 分 )) 脂 質 異 常 症 で 服 薬 中 の 人 の 割 合 については 平 成 20 年 度 18.3% 平 成 23 年 度 16.9%と なっています ( 特 定 健 診 特 定 保 健 指 導 法 定 報 告 ( 市 町 国 保 分 )) ( 対 策 の 経 過 ) 適 切 な 栄 養 食 生 活 の 理 解 のため 滋 賀 いきいき 食 生 活 ガイド の 作 成 や 食 事 バラン スガイド の 普 及 啓 発 を 実 施 しました 健 康 づくり 運 動 支 援 ネットワーク 事 業 により 運 動 実 践 のための 支 援 体 制 を 推 進 しまし た あわせて 健 康 づくりのための 運 動 基 準 2006 を 啓 発 しました 食 の 環 境 整 備 として 外 食 栄 養 成 分 表 示 を 推 進 しました 平 成 20 年 度 から 実 施 された 特 定 健 診 特 定 保 健 指 導 について 従 事 者 研 修 を 実 施 する 等 支 援 してきました 施 策 の 方 向 ( 発 症 予 防 ) 循 環 器 疾 患 の 予 防 において 重 要 なのは 危 険 因 子 の 管 理 であり そのためには 関 連 する 生 活 習 慣 の 改 善 が 最 も 重 要 です 循 環 器 疾 患 の 危 険 因 子 と 関 連 する 生 活 習 慣 としては 栄 養 運 動 喫 煙 飲 酒 があり 必 要 とされる 対 策 については 該 当 項 目 に 記 載 しています その 他 として 循 環 器 疾 患 と 危 険 因 子 の 関 連 危 険 因 子 と 個 々の 生 活 習 慣 の 関 連 につい ての 理 解 を 深 めるための 啓 発 を 行 います 保 険 者 における 特 定 健 康 診 査 の 結 果 発 症 リスクの 高 い 人 に 保 健 指 導 が 確 実 にできる 体 制 を 促 進 します 保 健 指 導 が 必 要 な 人 が 支 援 を 受 けられるため 健 診 受 診 率 の 向 上 に 向 けた 働 きかけを 促 進 します 平 成 23 年 度 に 作 成 した 国 民 健 康 保 険 保 健 指 導 事 業 管 理 ガイドラインをもとに 特 定 健 康 - 3 -

診 査 保 健 指 導 の 実 施 体 制 充 実 のための 支 援 を 行 います ( 重 症 化 予 防 ) 高 血 圧 及 び 脂 質 異 常 症 の 治 療 率 をあげるため 受 診 継 続 のための 支 援 が 必 要 です 高 血 圧 及 び 脂 質 異 常 症 この2つの 危 険 因 子 は 肥 満 を 伴 わない 場 合 にも 多 く 認 められ 発 症 リスクは 肥 満 を 伴 う 場 合 とかわりないことが 示 されていることにも 注 意 し 特 定 健 康 診 査 の 結 果 受 診 勧 奨 値 以 上 であった 人 が 確 実 に 医 療 機 関 へ 受 診 できるよう 各 医 療 保 険 者 が 働 きかけを 行 う 体 制 づくりを 支 援 します 目 標 値 目 標 項 目 現 状 値 (H22) 目 標 値 (H3) 備 考 脳 血 管 疾 患 虚 血 性 心 疾 患 の 年 齢 脳 血 管 疾 患 調 整 死 亡 率 の 減 少 男 性 2.8 男 性 36.0 (10 万 対 ) 女 性 2.2 女 性 22.2 虚 血 性 心 疾 患 男 性 30.5 男 性 26.3 女 性 1.2 女 性 12.7 高 血 圧 の 改 善 ( 収 縮 期 血 圧 の 平 均 男 性 130.2mmHg 男 性 126mmHg 市 町 国 民 健 康 値 の 低 下 ) 女 性 127.8mmHg 女 性 12mmHg 保 険 データ 脂 質 異 常 症 の 減 少 男 性 10.6% 男 性 8.0% 市 町 国 民 健 康 (LDL コレステロール 160mg/dl 以 上 女 性 16.3% の 者 の 割 合 ) メ タ ボ リ ッ ク シ ン ド ロ ー ム の 該 当 者 および 予 備 群 の 減 少 特 定 健 康 診 査 特 定 保 健 指 導 の 実 施 率 の 向 上 H20に 比 べて 1.3% 増 加 特 定 健 康 診 査 女 性 12.2% H20 に 比 べて 25% 減 少 (H29) 2.6% 70%(H29) 特 定 保 健 指 導 13.0% 5%(H29) 保 険 データ 医 療 費 適 正 化 計 画 と 整 合 - 35 -

3 糖 尿 病 糖 尿 病 実 態 調 査 をもとにした 滋 賀 県 糖 尿 病 患 者 推 計 によると 平 成 19 年 では 糖 尿 病 を 強 く 疑 う 者 約 11 万 6 千 人 糖 尿 病 を 否 定 できない 者 約 16 万 7 千 人 と 増 加 しています 糖 尿 病 は 血 管 疾 患 のリスクを 高 め 神 経 障 害 網 膜 症 腎 症 足 病 変 といった 合 併 症 を 併 発 するなどにより 生 活 の 質 ならびに 社 会 経 済 的 活 力 に 多 大 な 影 響 を 及 ぼします ( 健 康 日 本 21( 2 次 )の 推 進 に 関 する 参 考 資 料 ) 現 状 糖 尿 病 の 発 症 には 内 臓 脂 肪 の 蓄 積 が 大 きく 関 与 していることが 明 らかになっており メタボリックシンドロームに 着 目 した 特 定 健 康 診 査 保 健 指 導 が 実 施 されています 平 成 22 年 度 の 特 定 健 康 診 査 の 受 診 率 は 2.6% 特 定 保 健 指 導 の 実 施 率 は 13.0%でし た 図 イ-3-1 図 イ-3-2 5.0 3.0 1.0 39.0 39.5 特 定 健 康 診 査 受 診 率 0.1 38.9 1.3 滋 賀 県 全 国 特 定 保 健 指 導 実 施 率 16 3.3 1 2.6 12 10.9 10 8 7.6 7.7 6 12.3 滋 賀 県 13.7 13.0 全 国 37.0 35.0 平 成 20 年 度 21 年 度 22 年 度 2 0 平 成 20 年 度 21 年 度 22 年 度 特 定 健 康 診 査 の 結 果 医 療 受 診 が 必 要 となった 人 への 受 診 勧 奨 はすべての 市 町 国 民 健 康 保 険 保 険 者 で 実 施 されていますが 未 受 診 者 への 働 きかけを 行 っているのは 63.2%でし た 平 成 20 年 患 者 実 態 調 査 では 滋 賀 県 において 医 療 機 関 に 受 診 している 糖 尿 病 者 数 は 約 2 万 6 千 人 と 推 計 されます 平 成 18 年 に 滋 賀 県 医 師 会 が 実 施 した 糖 尿 病 実 態 調 査 によると 調 査 機 関 に 医 療 機 関 を 受 診 した 糖 尿 病 患 者 について 19,039 例 の 報 告 がありました そして その 管 理 状 況 をみ ると 全 登 録 患 者 の 平 均 HbA1c は 6.9%(JSD 値 )であり 平 成 12 年 の 同 調 査 と 同 じ 値 で した 全 登 録 患 者 の 60% 薬 剤 治 療 患 者 の 70%が HbA1c6.5% 以 上 と 血 糖 管 理 は 不 良 な 状 況 でした 日 本 透 析 医 学 会 および 滋 賀 透 析 研 究 会 の 調 査 によると 県 内 の 慢 性 透 析 患 者 数 は 増 加 し ており 平 成 23 年 12 月 末 現 在 で 2,862 人 となっています また 新 規 透 析 導 入 患 者 のうち 導 入 原 疾 患 が 糖 尿 病 性 腎 症 の 割 合 は 39.7%と 最 も 多 くを 占 めており 課 題 となっ ています - 36 -

( 対 策 の 経 過 ) 平 成 16 年 度 に 滋 賀 県 糖 尿 病 対 策 推 進 プランを 策 定 し 糖 尿 病 対 策 を 具 体 的 に 推 進 するた め 滋 賀 県 糖 尿 病 対 策 マニュアルを 作 成 しました 平 成 23 年 度 には 医 療 連 携 体 制 の 構 築 を 目 指 して 滋 賀 県 糖 尿 病 地 域 医 療 連 携 指 針 を 策 定 しました 平 成 20 年 度 から 実 施 された 特 定 健 診 特 定 保 健 指 導 の 実 施 を 推 進 支 援 してきました 施 策 の 方 向 ( 発 症 予 防 ) 糖 尿 病 予 防 対 策 として 適 切 な 食 生 活 や 運 動 の 必 要 性 など 県 民 が 正 しい 知 識 をもち 実 践 できるよう 啓 発 等 を 進 めます 保 険 者 における 特 定 健 康 診 査 の 結 果 発 症 リスクの 高 い 人 に 保 健 指 導 が 確 実 にできる 体 制 を 促 進 します 保 健 指 導 が 必 要 な 人 が 支 援 を 受 けられるため 健 診 受 診 率 の 向 上 に 向 けた 働 きかけを 促 進 します 平 成 23 年 度 に 作 成 した 国 民 健 康 保 険 保 健 指 導 事 業 管 理 ガイドラインをもとに 特 定 健 康 診 査 保 健 指 導 の 実 施 体 制 充 実 のための 支 援 を 行 います ( 重 症 化 予 防 ) 未 治 療 の 人 や 治 療 を 中 断 している 人 をさらに 減 少 させるために 糖 尿 病 治 療 の 重 要 性 に 対 する 社 会 全 体 の 認 知 度 向 上 のための 啓 発 を 行 います 治 療 中 の 人 により 積 極 的 な 保 健 指 導 を 実 施 できるよう 体 制 を 促 進 します 滋 賀 県 糖 尿 病 地 域 医 療 連 携 指 針 をもとに 適 切 な 治 療 の 開 始 継 続 を 支 援 できるよう 二 次 医 療 圏 ごとの 医 療 連 携 体 制 の 構 築 を 推 進 します 目 標 値 目 標 項 目 現 状 値 (H22) 目 標 値 (H3) 備 考 ( 再 掲 )メタボリックシンド ロ ー ム の 該 当 者 お よ び 予 備 H20に 比 べて 1.3% 増 加 H20 に 比 べて 25 % 減 少 ( H 2 群 の 減 少 9) 医 療 費 適 正 化 計 画 ( 再 掲 ) 特 定 健 康 診 査 特 定 特 定 健 康 診 査 70% (H29) と 整 合 保 健 指 導 の 実 施 率 の 向 上 2.6% 特 定 保 健 指 導 5% (H29) 13.0% 糖 尿 病 有 病 者 の 減 少 ( 増 加 の 抑 制 ) 8.0% 8.0% 糖 尿 病 有 病 者 の 増 加 が 見 込 ま れ る が 割 合 は 増 加 し な い こ と を 目 指 す ( 市 町 国 保 データ) 治 療 継 続 者 の 割 合 の 増 加 50.8% 61% 市 町 国 保 データ - 37 -

目 標 項 目 現 状 値 (H22) 目 標 値 (H3) 備 考 血 糖 コ ン ト ロ ー ル 指 標 に お け る コ ン ト ロ ー ル 不 良 者 の 割 合 の 減 少 0.6% 0.5% HbA1c が JDS 値 8.0%(NGSP 値 8.%) 以 上 の 者 の 割 合 の 減 少 ( 市 町 国 保 データ) 合 併 症 ( 糖 尿 病 腎 症 による 年 間 新 規 透 析 導 入 患 者 数 )の 減 少 137 人 126 人 新 規 導 入 率 8% 低 下 COPD( 慢 性 閉 塞 性 肺 疾 患 ) COPD( 慢 性 閉 塞 性 肺 疾 患 )は 主 として 長 期 の 喫 煙 によってもたらされる 肺 の 炎 症 性 疾 患 で 咳 痰 息 切 れを 愁 訴 として 徐 々に 呼 吸 障 害 が 進 行 します かつて 肺 気 腫 慢 性 気 管 支 炎 と 称 されていた 疾 患 が 含 まれています COPDの 原 因 の 90%はたばこの 煙 によっており 喫 煙 者 の 20%がCOPDを 発 症 する とされています (1) 健 康 日 本 21( 2 次 )の 推 進 に 関 する 参 考 資 料 ) 現 状 ( 国 の 現 状 ) 2000 年 の 日 本 における 0 歳 以 上 のCOPD 有 病 率 は 8.6% 患 者 数 530 万 人 と 推 定 されています 一 方 2008 年 患 者 調 査 によると 医 療 機 関 に 入 院 又 は 通 院 しているCO PD 患 者 数 ( 治 療 患 者 数 )は 約 17 万 3 千 人 に 過 ぎず 大 多 数 の 患 者 が 未 診 断 未 治 療 の 状 況 であると 推 察 されます COPDによる 死 亡 数 は 増 加 傾 向 にあり 平 成 22 年 には 16,293 人 となり 死 亡 順 位 9 位 で 男 性 では 7 位 になっている ( 本 県 の 現 状 ) 平 成 22 年 人 口 動 態 統 計 によると 滋 賀 県 のCOPD( 慢 性 閉 塞 性 肺 疾 患 )による 死 亡 数 は 男 性 138 人 女 性 31 人 です 平 成 2 年 度 滋 賀 の 医 療 福 祉 に 関 する 県 民 意 識 調 査 によると COPDの 認 知 度 ( 名 前 は 聞 いたことがある どんな 病 気 かよく 知 っている)は 29.1%でした 施 策 の 方 向 COPDが 予 防 可 能 な 生 活 習 慣 病 であることを 理 解 できるよう 啓 発 を 行 います 目 標 値 目 標 項 目 現 状 値 (H2 参 考 値 ) 目 標 値 (H3) 備 考 COPD 認 知 度 の 向 上 29.1% 80% - 38 -

(3) 健 康 なまちづくり ア 健 康 を 支 援 する 住 民 活 動 の 推 進 現 状 と 施 策 の 方 向 地 域 のつながりが 健 康 に 影 響 するといわれています また 健 康 でかつ 医 療 費 が 少 ない 地 域 の 背 景 には いいコミュニティ があることが 指 摘 されています これらのことか ら いいコミュニティ が 健 康 づくりに 貢 献 すると 考 えられます 平 成 2 年 滋 賀 の 医 療 福 祉 に 関 する 県 民 意 識 実 態 調 査 によると 地 域 のつながりがい い 方 だと 思 う 人 ( 強 い 方 だと 思 う どちらかといえば 強 い 方 だと 思 う)は 37.2%で 域 別 に 見 ると 東 近 江 湖 北 圏 域 はつながりが 強 いと 思 っている 人 が 多 く 割 を 超 えて いました 県 民 一 人 ひとりが 主 体 的 に 社 会 参 加 しながら 支 え 合 い 地 域 や 人 とのつながりを 深 め 楽 しく 主 体 的 に 健 康 づくりに 取 り 組 むことを 促 進 します これまで 健 康 づくりのボランティアとして 健 康 推 進 員 が 地 域 で 活 動 を 展 開 しており 平 成 2 年 度 は 3,79 人 が 活 動 を 行 っています また 食 育 推 進 ボランティアの 登 録 数 は 平 成 23 年 度 3,31 人 です 今 後 とも 健 康 づくり 食 育 推 進 のための 活 動 を 促 進 しま す 子 どもから 高 齢 者 までが 参 加 できる 健 康 づくりを 目 的 とした 主 体 的 活 動 の 展 開 が 必 要 で すでに 実 施 されている 生 涯 スポーツ 福 祉 防 災 等 の 様 々な 地 域 活 動 のネットワークに 健 康 の 視 点 を 取 り 入 れていけるよう 支 援 していきます 目 標 値 目 標 項 目 現 状 値 目 標 値 (H3) 備 考 地 域 のつながりの 強 化 37.2% 50% (H2 参 考 値 ) 健 康 づくりを 目 的 とした 活 動 に 主 体 的 に 関 わっている 団 体 の 増 加 25 団 体 (H23) 850 団 体 参 考 :( 介 護 予 防 食 育 ボランティア 団 体 数 ) イ 健 康 を 支 援 する 社 会 環 境 整 備 現 状 と 施 策 の 方 向 健 康 を 支 え 守 るための 社 会 環 境 が 整 備 されるために 企 業 民 間 団 体 等 の 多 様 な 主 体 が 自 発 的 に 健 康 づくりに 取 り 組 むことができるよう 支 援 します 職 業 生 活 等 において 強 いストレス 等 を 感 じる 労 働 者 は 約 60%に 上 っており 精 神 障 害 に 係 る 労 災 認 定 件 数 は 増 加 傾 向 にある 一 方 職 場 におけるメンタルヘルス 対 策 に 取 り 組 ん でいる 事 業 所 は 3 分 の1にとどまっています ( 全 国 の 状 況 ) 平 成 23 年 滋 賀 県 労 働 条 件 実 態 調 査 において メンタルヘルスケアを 実 施 している 事 業 所 は.5%でした 受 動 喫 煙 ゼロの 店 や 外 食 栄 養 成 分 表 示 の 店 等 の 推 進 は 健 康 づくりに 無 関 心 な 層 や 時 間 - 39 -

等 の 条 件 により 行 動 を 実 行 しにくい 層 に 大 きな 影 響 をもたらすことが 期 待 できることか ら 登 録 数 を 拡 大 します 健 康 づくりを 県 民 運 動 として 実 効 性 のあるものとするためには 健 康 意 識 の 向 上 や 行 動 変 容 をサポートする 関 連 情 報 を 積 極 的 に 発 信 する 企 業 の 役 割 は 重 要 で 企 業 等 と 連 携 し 健 康 づくり 対 策 を 積 極 的 に 推 進 します 目 標 値 目 標 項 目 現 状 値 (H23) 目 標 値 (H3) 備 考 ( 再 掲 )メンタルヘルスケアを 実.5% 100% 施 している 事 業 所 の 割 合 の 増 加 滋 賀 県 労 働 条 件 ( 再 掲 )ワークライフバランスの 6.1% 増 加 傾 向 へ 実 態 調 査 取 り 組 みで 労 働 時 間 削 減 を 実 施 している 事 業 所 の 割 合 の 増 加 健 康 づくりに 関 して 身 近 で 気 楽 に 専 門 的 な 支 援 相 談 が 受 けられ る 民 間 団 体 の 活 動 拠 点 の 増 加 ( 再 掲 ) 食 品 中 の 食 塩 や 脂 肪 の 低 減 等 に 取 組 む 飲 食 店 登 録 数 の 増 加 ( 再 掲 ) 利 用 者 に 応 じた 食 事 計 画 調 理 及 び 栄 養 の 評 価 改 善 を 実 施 している 特 定 給 食 施 設 の 割 合 の 増 加 健 康 づくりに 関 する 活 動 に 取 り 組 み 自 発 的 に 情 報 発 信 を 行 う 企 業 数 の 増 加 ( 再 掲 ) 住 民 が 運 動 しやすいまち づくり 環 境 整 備 に 取 り 組 む 市 町 の 増 加 課 題 となる 健 康 の 実 態 を 把 握 し 対 策 を 実 施 している 市 町 の 数 82 170 ( 相 談 支 援 が 受 けら 160 店 350 店 ( 外 食 栄 養 成 分 表 示 店 ) れる 薬 局 数 栄 養 ケ アステーション 数 ) 56.0% (H22) 67.% ( 管 理 栄 養 士 栄 養 75 件 1500 件 10 市 町 (H2) 全 市 町 11 市 町 (H2) 全 市 町 士 を 配 置 している 施 設 の 割 合 ) ( 外 食 栄 養 成 分 表 示 店 受 動 喫 煙 ゼロの 店 その 他 の 取 組 の 合 計 ) - 0 -