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FMEAと 影 響 範 囲 絞 り 込 み によるテスト 選 択 大 日 本 スクリーン 製 造 株 式 会 社 ソフトウエア テンナインカンパニー 粕 渕 清 孝

Agenda 1. 4 点 法 FMEAとは 2. 背 景 課 題 3. 適 用 4. 考 察 Copyright 2008 Dainippon Screen MFG. Co., Ltd. All Right Reserved 2

会 社 紹 介 大 日 本 スクリーン 製 造 株 式 会 社 事 業 京 都 府 京 都 市 1943 年 設 立 東 証 一 部 売 上 3,013 億 円 (2008 年 3 月 期 ) 連 結 従 業 員 数 5,041 名 (2008 年 3 月 期 ) 半 導 体 製 造 装 置 (ハ ッチ 洗 浄 装 置 世 界 シェアNo.1) FPD 製 造 装 置 プリント 基 板 製 造 装 置 印 刷 製 版 機 器 IT 関 連 機 器 (CTP 世 界 シェアNo.1) ソフトウエア テンナインカンパニー 全 社 内 ソフトウェアの 開 発 Qualityflow( 社 内 ソフト 開 発 管 理 インフラ)の 開 発 半 導 体 製 造 装 置 ヒラギノフォント LeafThrough Copyright 2008 Dainippon Screen MFG. Co., Ltd. All Right Reserved 3

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4 点 法 FMEA [1] とは QS 9000 / TS16949 FMEA(10 点 法 )との 違 い 10 点 法 4 点 法 評 価 の 段 階 数 全 対 象 を 相 対 評 価 後 優 個 別 絶 対 評 価 による 即 時 対 先 順 位 づけ 応 評 価 の 安 定 性 10 段 階 で 選 択 しにくい 4 段 階 で 選 択 しやすい 評 価 の 速 度 遅 い 速 い 対 策 の 要 否 判 定 症 状 の 重 さをランキング 評 価 と 対 策 を 同 時 に 行 う Copyright 2008 Dainippon Screen MFG. Co., Ltd. All Right Reserved 5

故 障 [2], 故 障 モード [3] と 発 生 メカニズム [4] 発 生 故 障 モード 故 障 メカニズム (システム 破 壊 ) ( 機 能 障 害 ) 階 段 で 転 んで 足 の 骨 折 歩 けない 品 目 故 障 故 障 モード 発 生 メカニズム PFAチューブ 漏 れ 割 れ(クラック), 折 損, 緩 み, 磨 耗, 腐 食, 結 露 など 屈 曲 繰 り 返 し 動 作 で 熱 サイクルで 耐 薬 品 性 に 劣 る 材 質 を 使 っ て 塩 ビ 槽 処 理 不 可 処 理 槽 変 形 耐 熱 性 を 超 える 温 度 の 温 水 が 逆 流 して 処 理 槽 内 雰 囲 気 温 度 が 上 昇 して シリンダ 動 作 しない シャフトの 錆 び 薬 液 の 飛 沫 で 徐 々に 腐 食 し Copyright 2008 Dainippon Screen MFG. Co., Ltd. All Right Reserved 6 て 取 り 付 けエリア 雰 囲 気 によ って

FMEA リスク 値 4 段 階 で 評 価 がぶれにくい. 評 価 に 時 間 を 要 さない! RI(Risk Index)= 程 度 頻 度 潜 在 性 の3 乗 根 トータルコスト= 製 造 原 価 + 整 備 関 係 費 最 適 信 頼 性 は 経 済 的 合 理 性 を 考 慮 し,トータ ルコストが 低 いRI=2.0~2.3と 定 義 する. 2.3より 高 ければ 対 策 を 講 じ,RIを 下 げてい くことによって 最 適 信 頼 性 を 得 る. 評 価 しながら, 対 策 が 検 討 可 能.すべての 評 価 を 待 つ 必 要 性 なし! Copyright 2008 Dainippon Screen MFG. Co., Ltd. All Right Reserved 7

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背 景 課 題 2004 年 装 置 開 発 プ ロジェクト でFMEA 試 験 導 入 10 点 法 FMEA 試 験 導 入. ソフトウェア 部 門 も ブレーン ストーミング や なぜなぜ 分 析 に 参 加 した.しかし 労 力 の 割 に 効 果 を 実 感 できなかった. 工 程 FMEA 故 障 モードは レビュー 漏 れ や インスペク ション 手 順 間 違 い 等 の 規 定 違 反. ソフトウェア 開 発 にも 適 用 可 能. 2006 年 装 置 開 発 プ ロジェクト で4 点 法 FMEA 導 入 ハードウェア 部 門 が 先 行 して 導 入. ソフトウェアを 含 む 全 関 係 部 署 に 説 明 会 実 施. 設 計 FMEA ソフトウェアに 経 年 変 化 はない. ソフトウェアでは 故 障 モードに 該 当 するものは ないと 考 えるのが 普 通 だが. ソフトウェアへの 適 : Risk Indexによる 障 害 優 先 順 位 づけから 検 討 ハード/ソフト 未 分 化 な 設 計 段 階 であれば 利 用 可 SysMLのブロックのようなものを 想 定. 不 良, 故 障 の 違 いを 理 解 しつつ,4 点 法 FMEAの RIはテスト 選 択 に 活 用 できると 考 えた. Copyright 2008 Dainippon Screen MFG. Co., Ltd. All Right Reserved 9

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概 念 データモデル テスト と 障 害 FMEA Risk Index の 関 連 テスト と トレーサビリティマトリクス の 関 連 トレーサビリティマトリクス テスト 対 象 要 求 親 要 求 要 求 関 連 要 求 親 モジュール TM モジュール TM テスト テスト 対 象 障 害 障 害 - FMEA RI 関 連 障 害 FMEA RI Copyright 2008 Dainippon Screen MFG. Co., Ltd. All Right Reserved 11

FMEAによるテスト 選 択 障 害 対 応 RIによるテスト 選 択 1. 障 害 発 生 2.RI 評 価 [5][6] 4.RI 再 設 定 ( 障 害 調 査 時 ) 分 類 要 対 策 保 留 合 格 RI 数 値 RI>23 RI>2.3 2.0<RI 2.3 RI 2.0 3. 要 対 策 障 害 を 修 正 発 生 したソフトウェア 障 害 を RI(Risk Index)で 評 価. RI>2.3の 障 害 については 他 障 害 の 評 価 を 待 たずに 修 正 を 行 う. 対 策 後 のリスクをRIに 反 映. RI 値 にもとづいてテストの 優 先 順 位 づけを 行 う. 対 策 前 のRI 値 を 使 用 し,テスト 計 画 作 成 変 更 時 にテストを 選 択 抽 出 する. リスクベースドテストとも 言 える. Copyright 2008 Dainippon Screen MFG. Co., Ltd. All Right Reserved 12

トレーサビリティマトリクス 障 害 モジュール TM 要 求 モジュール TM 障 害 モジュール ル モジュール ル 要 求 1. 障 害 原 因 モジュール 特 定 2. 障 害 修 正 の 影 響 範 囲 把 握 要 求 および 障 害 とモジュールとの 関 連 をプロット モジュールとは 構 造 化 分 析 設 計 のモジュールやソースコード 構 成 管 理 ツールのプロジェクト(フォルダ)もしくはUMLクラス 図 におけるパッ ケージ 程 度 の 粒 度 モジュール 数 が 多 いと 管 理 しずらいのでせいぜい 百 数 個 程 度 まで 障 害 原 因 調 査 時 に 原 因 モジュールを 特 定 基 本 設 計 時 に 要 求 毎 の 関 連 モジュールをレビュー Copyright 2008 Dainippon Screen MFG. Co., Ltd. All Right Reserved 13

影 響 範 囲 絞 り 込 みによる テスト ス 選 択 1 障 害 修 正 の 影 響 範 囲 を 絞 り 込 んでテストを 行 いたい { 要 求, 障 害 } モジュールTMを 利 用 障 害 要 求 から 影 響 範 囲 を 絞 り 込 んでテストを 選 択 修 正 モジュール 関 連 する 他 要 求 障 害 要 求 要 求 確 認 テスト 回 帰 テスト テスト テスト テスト テスト テスト 確 認 テストと 絞 り 込 んだ 回 帰 テストを 抽 出 テスト 仕 様 書 テスト Copyright 2008 Dainippon Screen MFG. Co., Ltd. All Right Reserved 14

影 響 範 囲 絞 り 込 みによる テスト ス 選 択 2 変 更 要 求 の 影 響 範 囲 を 絞 り 込 んでテストを 行 いたい 要 求 モジュールTMを 利 用 変 更 要 求 関 連 要 求 から 影 響 範 囲 を 絞 り 込 んでテストを 選 択 変 更 モジュール 関 連 する 他 要 求 変 更 要 求 要 求 要 求 テスト 回 帰 テスト テスト テスト テスト テスト テスト 派 生 開 発 での 絞 り 込 んだ 回 帰 テストを 抽 出 テスト 仕 様 書 テスト Copyright 2008 Dainippon Screen MFG. Co., Ltd. All Right Reserved 15

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考 察 と 課 題 考 察 FMEA RIによるテスト 選 択 は 有 効. 影 響 範 囲 絞 り 込 みによるテスト 選 択 はモジュールの 粒 度 がポイント. 課 題 : 工 程 FMEA( 開 発 プロセス 改 善 ) 設 計 FMEAに 加 え 工 程 FMEAも 活 用 していきたい. 課 題 : 構 成 管 理 ツールとの 自 動 連 携 要 求 モジュールTMを 設 定 入 力 するのが 面 倒 な 場 合 がある. ソースコード 構 成 管 理 ツールと 連 携 し 入 力 を 自 動 化 したい. Tips:FMEAをソフトウェアへ 適 用 する 場 合 特 性 要 因 図 はマインドマップで 代 用 可 能. QC 工 程 表 はCMMIのプロジェクト 計 画 書 やプロセスフローに 相 当. Copyright 2008 Dainippon Screen MFG. Co., Ltd. All Right Reserved 17

参 考 文 献 とQualityflowご 紹 介 [1][2][3][4] 鵜 沼 崇 郎, 客 観 的 品 質 管 理 QC TQM FMEA FTA, http://www.geocities.jp/takaro_u/ [5] Rex Black, 基 本 から 学 ぶテストプロセス 管 理,テスト 技 術 者 交 流 会 訳,P26,2004, 日 経 BP 社 [6] Rex Black,ソフトウェアテスト12の 必 勝 プロセス,テスト 技 術 者 交 流 会 訳,P30,2005, 日 経 BP 社 Qualityflow http://www.screen.co.jp/ten9/producnts/index.html q-flow@screen.co.jp Copyright 2008 Dainippon Screen MFG. Co., Ltd. All Right Reserved 18