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持 続 可 能 な 社 会 を 目 指 したトヨタと 水 素 燃 料 電 池 自 動 車 MIRAIの 挑 戦 2015 年 2 月 9 日 トヨタ 自 動 車 株 式 会 社

目 次 2 1. 自 動 車 普 及 の 歴 史 2.モビリティ 社 会 の 課 題 とトヨタの 取 り 組 み 3. 燃 料 電 池 自 動 車 への 取 り 組 み

3 1. 自 動 車 普 及 の 歴 史 2.モビリティ 社 会 の 課 題 とトヨタの 取 り 組 み 3. 燃 料 電 池 自 動 車 への 取 り 組 み

自 動 車 の 登 場 4 蒸 気 自 動 車 (1769 年 ) 電 気 自 動 車 (1899 年 ) BENZ Patent Motorwagen 価 格 エンジン 最 高 速 度 重 量 ガソリン 自 動 車 (1886 年 ) 2,750マルク( 約 1,000ドル) 水 平 単 気 筒 984cc/400rpm/0.9 馬 力 16km/h 313kg 出 典 :トヨタ 博 物 館 Wikipedia

自 動 車 技 術 の 革 新 5 電 気 式 セルフスターター(1911 年 ) 出 典 :CADILLAC 1912 INSTRUCTION BOOK

生 産 技 術 の 革 新 6 T 型 フォード 組 立 ライン T 型 フォード 生 産 方 式 革 新 による 低 価 格 化 US$850 (1908 年 ) US$780 (1910 年 ) 大 量 生 産 の 開 始 (1913 年 ) US$290 (1924 年 ) 出 典 :Ford Motor Company HP, Wikipedia, Utah Division of State History HP,アメリカ 自 動 車 工 業 の 研 究 (2001)

米 国 の 道 路 整 備 7 リンカーン ハイウェイ 1913 年 リンカーン ハイウェイ 協 会 創 設 1900 年 代 初 めの 道 路 大 陸 横 断 道 路 を 構 想 1919 年 陸 軍 自 動 車 キャラバン 隊 がリンカーン ハイウェイを 利 用 し 大 陸 を 横 断 出 典 :The Lincoln Highway HP, U.S. Department of Transportation Federal Highway Administration HP

米 国 の 道 路 整 備 8 インターステート ハイウェイ ( Dwight David Eisenhower National System of Interstate and Defense Highways ) 連 邦 補 助 高 速 道 路 法 (Federal-Aid Highway Act of 1956)に 基 づき 建 設 計 画 : 総 延 長 約 66,000km, 13 年 間 総 額 250 億 ドル 財 源 : Highway Trust Fund (1956 年 当 時 ガソリン 税 3 /ガロン) 出 典 :U.S. Department of Transportation Federal Highway Administration HP, Cato Handbook on Policy, 6 th Edition

ガソリン 燃 料 の 歴 史 9 19 世 紀 末 灯 油 が 石 油 の 主 要 製 品 であり 照 明 用 燃 料 として 広 く 普 及 ガソリンは 灯 油 精 製 時 の 副 産 物 でほとんど 使 い 道 なし 1879 年 電 球 発 明 その 後 光 源 として 電 気 が 急 速 に 普 及 1886 年 世 界 最 初 のガソリン 自 動 車 電 球 の 発 明 により 灯 油 の 需 要 は 減 少 自 動 車 の 普 及 により 石 油 製 品 の 主 力 がガソリンへ 出 典 : 石 油 の 世 紀 (1991)

ガソリン 燃 料 の 歴 史 10 1901 年 テキサス 州 で 油 田 発 見 1907 年 アメリカで 最 初 のガソリンスタンド 1913 年 熱 分 解 法 により 石 油 からのガソリン 抽 出 量 が 増 加 1929 年 アメリカでガソリンを 販 売 する 店 は30 万 軒 に 増 加 テキサス 州 ルカス 油 井 (1901 年 ) ドライブイン 式 ガソリンスタンド(1913 年 ) 出 典 : 石 油 の 世 紀 (1991), The Paleontological Research Institution HP, Gulf Oil HP

競 合 状 態 からガソリン 自 動 車 の 時 代 へ 11 馬 車 の 時 代 蒸 気 / 電 気 /ガソリン 自 動 車 の 競 合 ガソリン 自 動 車 の 時 代 道 路 リンカーン ハイウェイ 連 邦 補 助 高 速 道 路 法 燃 料 ガソリン 需 要 増 加 ガソリンスタンド 普 及 ガソリンスタンド 登 場 熱 分 解 法 開 発 自 動 車 台 数 蒸 気 自 動 車 電 気 自 動 車 大 量 生 産 電 気 式 セルフ スターター ガソリン 自 動 車 1900 1950 年 技 術 道 路 燃 料 が 共 に 進 化 したことでガソリン 自 動 車 が 普 及

自 動 車 が 実 現 してきたこと 2-1 12 移 動 能 力 の 拡 張 ( 人 モノ) 自 由 便 利 いつでも どこでも どこへでも 移 動 可 能 な 私 的 空 間 経 済 社 会 文 化 の 発 展 に 貢 献 = 移 動 の 価 値 を 向 上

一 人 当 たりの 移 動 距 離 経 済 成 長 と 交 通 需 要 の 伸 び 13 (km) 25,000 地 域 別 GDP, 移 動 距 離 (1950-1997) 1997 20,000 15,000 10,000 5,000 1950 北 米 西 ヨーロッパ 東 ヨーロッパ 豪 州 ニュージーランド 旧 ソ 連 中 央 アジア 南 アジア ラテンアメリカ 中 近 東 &アフリカ アフリカ 環 太 平 洋 アジア World 0 $0 $5,000 $10,000 $15,000 $20,000 $25,000 一 人 当 たりのGDP, US$(1985) 1985 $1= 250 出 典 :WBCSD Mobility 2001

安 全 安 心 経 済 社 会 文 化 の 発 展 高 速 長 距 離 移 動 移 動 の 価 値 14 持 続 可 能 なモビリティ 社 会 移 動 の 価 値 公 害 自 動 車 商 品 高 度 化 エネルギー 問 題 交 通 環 境 悪 化 今 後 の 取 り 組 み 触 媒 コンバータ エレクトロニクス 化 電 動 化 馬 車 歩 行 ~1800 年 代 1900 年 代 現 在 将 来

15 1. 自 動 車 普 及 の 歴 史 2.モビリティ 社 会 の 課 題 とトヨタの 取 り 組 み 3. 燃 料 電 池 自 動 車 への 取 り 組 み

自 動 車 を 取 り 巻 く 現 状 16 20 世 紀 以 降 における 工 業 技 術 の グローバルな 発 展 石 油 の 将 来 への 不 安 化 石 燃 料 の 大 量 消 費 CO2の 排 出 増 加 ( 地 球 温 暖 化 ) 大 気 汚 染 増 加 自 動 車 の 増 加

人 口 [ 億 人 ] 2050 年 の 世 界 17 世 界 人 口 / 都 市 人 口 推 移 世 界 GDP 推 移 出 典 : 国 連 経 済 社 会 局 テ ータ 出 典 :OECD Environmental Outlook 世 界 人 口 96 億 人 に 達 する 見 込 み 世 界 人 口 の70%が 都 市 部 に 集 中 世 界 GDPは3 倍 以 上 に 拡 大 急 速 な 人 口 増 加 ( 大 都 市 集 中 )と 経 済 発 展

石 油 換 算 バレル/ 日 原 油 供 給 の 見 通 し バレル 18 ( 10 6 ) 供 給 量 ( 10 12 ) 原 油 資 源 量 バイオ 燃 料 その 他 天 然 ガス 液 オイルサンド タイトオイル 深 海 油 田 残 存 資 源 量 原 油 ( 従 来 油 田 ) 累 積 生 産 量 非 在 来 型 資 源 の 開 発 により 世 界 の 原 油 供 給 能 力 自 体 は 増 加 出 典 :ExxonMobile

エネルギー 輸 出 入 バランスの 見 通 し 19 ヨーロッパ 旧 ソ 連 北 米 中 東 中 国 インド 輸 出 南 米 アフリカ 輸 入 その 他 アジア 太 平 洋 10 9 トン ( 石 油 換 算 ) 1 0-1 1990 2010 2030 見 通 し 経 済 成 長 が 進 行 するアジア 地 域 で エネルギーの 輸 入 が 大 きく 増 加 出 典 :BP

トヨタの 基 本 スタンス 20 省 エネルギー 燃 料 多 様 化 への 対 応 エコカーは 普 及 してこそ 環 境 への 貢 献

自 動 車 用 燃 料 パワートレーンの 多 様 化 21 一 次 エネルギー 自 動 車 用 燃 料 パワートレーン 石 油 ガソリン 軽 油 従 来 車 & HV 基 盤 技 術 天 然 ガス ガス 燃 料 石 炭 植 物 ウラン 合 成 液 体 燃 料 バイオ 燃 料 電 気 PHV EV 次 世 代 技 術 水 力 太 陽 地 熱 水 素 FCV

燃 費 向 上 とハイブリッドシステムのコスト 低 減 22 (km/l) 燃 費 28.0 35.5 29.6 38.0 32.6 日 本 10-15モード 日 本 JC08モード HV シ ス テ ム コ ス ト 初 代 プリウス 2 代 目 プリウス 現 行 プリウス 次 期 プリウス さらなる 進 化 に 向 けて 開 発 を 推 進

ハイブリッド 技 術 の 展 開 23 EV モーター PCU バッテリー HV エ ン ジ ン 燃 料 タンク モーター エ ン ジ ン PCU 発 電 機 燃 料 タンク バッテリー PHV モーター PCU エ ン ジ ン 発 電 機 燃 料 タンク バッテリー FCV モーター PCU バッテリー 燃 料 電 池 水 素 タンク ハイブリッド 技 術 は PHV EV FCVの 要 素 技 術 を 含 む コア 技 術

HVのラインアップ 24 コンパクト ミディアム ラージ プレミアム SUV ミニバン 商 用 車 2014 年 11 月 末 時 点 全 カテゴリーにHVをラインアップ

HVの 販 売 台 数 25 累 計 ( 万 台 900 800 700 600 500 400 200 100 <ハイブリッド 車 世 界 販 売 台 数 > 2012 年 初 めて 年 間 100 万 台 を 達 成 2014 年 9 月 700 万 台 超 え ) 300 万 台 300 累 計 販 売 台 数 200 万 台 100 万 台 500 万 台 400 万 台 700 万 台 600 万 台 年 間 販 売 台 数 140 120 100 80 60 40 20 年 間 ( 万 台 ) 0 1997 1999 2001 2003 2005 2007 2009 2011 2013 2014 0 2014 年 11 月 末 時 点

パワートレーン 多 様 化 の 再 来 26 100 年 以 上 前 現 在 ガソリン ディーゼル ハイブリッド (HV) ガソリン 電 気 燃 料 電 池 (FCV) 電 気 (EV) プラグイン ハイブリッド (PHV) 蒸 気 天 然 ガス (CNG) フレックス フューエル 出 典 :Wikipedia

石 油 代 替 燃 料 の 特 徴 27 電 気 水 素 バイオ 燃 料 天 然 ガス EV FCV 内 燃 機 関 内 燃 機 関 Well to Wheel CO2 ~ ~ ~ 供 給 量 航 続 距 離 給 油 時 間 ( 充 電 / 充 填 ) インフラ いずれの 代 替 燃 料 も 一 長 一 短 あり 国 地 域 でエネルギー 政 策 も 異 なるため 一 つに 絞 れない

EVの 特 徴 28 EVの 利 点 走 行 中 の 排 出 ガスゼロ 走 行 中 静 か 家 庭 で 充 電 可 能 EVの 課 題 航 続 距 離 が 短 い 電 池 のコストが 高 い 充 電 時 間 が 長 い 急 速 充 電 インフラ 整 備 が 必 要 EVは 近 距 離 用 途 や フリートユース などに 適 したクルマ

超 小 型 EVの 活 用 例 29 乗 りたい 時 にちょっとだけ 乗 る ハーモ ライド 公 共 交 通 から 乗 り 換 えラクラク 超 小 型 EVで 狭 い 街 中 もスイスイ もちろんエコ 目 的 地 近 くで 乗 捨 て! 自 宅 目 的 地 <コムス> <TOYOTA i-road> 公 共 交 通 と 連 携 する 超 小 型 EVを 用 いたワンマイルモビリティ

PHVの 特 徴 30 近 距 離 はEV 遠 距 離 はHV 電 池 切 れの 心 配 なし 家 庭 で 気 軽 に 充 電 可 能 ハイブリッドモード EVモード PHVは HVとEVを 融 合 進 化 させたクルマ

PHVの 位 置 付 け 31 いつでも 安 心 して 制 約 なく 使 用 可 能 EV 電 気 HV ガソリン HVにつぐ 次 世 代 環 境 車 の 柱

250 プリウスPHV: お 客 様 走 行 実 績 ( 日 本 ) 32 200 平 均 燃 費 33.9 km/l お 客 様 数 ( 人 ) 150 100 50 ( 参 考 :プリウス20.9 km/l) 0 ~10 ~20 ~30 ~40 ~50 ~60 ~70 ~80 ~90 ~100 100~ 燃 費 (km/l) 2012 年 5 月 ~2013 年 4 月 お 客 様 数 : 681 人 約 2 割 のユーザーが 燃 費 50km/L 以 上

モビリティの 棲 み 分 けイメージ 33 HV PHV 領 域 FCV 領 域 路 線 バス 車 両 サ イ ズ EV 領 域 近 距 離 用 途 小 型 宅 配 車 両 EV 乗 用 車 HV PHV FCV FCV(BUS) 大 型 トラック 宅 配 トラック パーソナルモビリティ 移 動 距 離 燃 料 電 気 ガソリン 軽 油 バイオ 燃 料 CNG 合 成 燃 料 etc. 水 素 EV : 近 距 離 用 途 HV PHV : 乗 用 車 全 般 FCV : 中 長 距 離 用 途

34 1. 自 動 車 普 及 の 歴 史 2.モビリティ 社 会 の 課 題 とトヨタの 取 り 組 み 3. 燃 料 電 池 自 動 車 への 取 り 組 み

水 素 とは 35 水 や 化 石 資 源 の 形 で 豊 富 に 存 在 常 温 常 圧 で 無 色 無 臭 非 常 に 軽 い 拡 散 しやすい 反 応 しやすく 用 途 が 広 い 化 学 材 料 から 燃 料 まで さらに 燃 料 電 池 により 高 い 発 電 効 率 が 可 能

水 素 の 主 な 用 途 36 200 年 以 上 の 利 用 の 歴 史 あり 街 : ガス 灯 家 庭 : 都 市 ガス( 水 性 ガス 石 炭 ガス) 産 業 : 肥 料 製 造 (アンモニア) 石 油 精 製 ( 脱 硫 など) 自 動 車 : 燃 料 水 素 は 今 までの 豊 富 な 経 験 と 最 新 の 知 識 を 活 用 し ガソリンや 天 然 ガスと 同 様 に 安 全 に 使 うことができる 燃 料

水 素 の 特 徴 37 使 用 時 CO 2 排 出 ゼロ 低 炭 素 社 会 実 現 の 担 い 手 多 様 な 一 次 エネルギーから 製 造 可 能 天 然 ガスなどの 化 石 燃 料 や 未 利 用 の 下 水 汚 泥 からも 製 造 可 能 太 陽 光 や 風 力 などの 自 然 エネルギーを 活 用 し 水 から 製 造 電 気 に 比 べてエネルギー 密 度 が 高 く 貯 蔵 輸 送 が 容 易 エネルギーの 地 域 的 な 偏 在 解 消 自 然 エネルギーの 課 題 である 変 動 に 対 応 可 能 利 用 用 途 が 多 様 家 庭 での 利 用 から 自 動 車 用 燃 料 発 電 への 活 用 も 期 待

エネルギー 密 度 の 比 較 38 (Wh/kg) 水 素 (70MPa) 重 量 当 た り の エ ネ ル ギ ー 密 度 10000 1000 100 ガス 燃 料 電 池 リチウムイオン ニッケル 水 素 鉛 天 然 ガス(20MPa) 水 素 吸 蔵 合 金 (2wt%) 10 0 1000 2000 3000 4000 体 積 当 たりのエネルギー 密 度 水 素 の 体 積 エネルギー 密 度 は 電 池 の 約 7 倍 5000 (Wh/L) トヨタ 試 算

FCVのうれしさ 39 エネルギーの 多 様 化 水 素 は 多 様 な 一 次 エネルギーから 製 造 可 能 ゼロエミッション 走 行 中 のCO2 排 出 ゼロ 走 りの 楽 しさ モーター 駆 動 ならではの 滑 らかな 走 りと 静 粛 性 発 進 ~ 低 中 速 域 の 加 速 の 良 さ 使 い 勝 手 の 良 さ 航 続 距 離 の 長 さ 水 素 充 填 時 間 非 常 時 電 源 供 給 供 給 能 力 の 大 きさ

トヨタのFCV 開 発 40 トヨタにおけるFCVの 開 発 は1992 年 にスタート 1992 年 : 開 発 をスタート 1996 年 : 開 発 車 両 を 初 公 開 燃 料 電 池 と 水 素 吸 蔵 合 金 タンクを 搭 載 1996 年 10 月 第 13 回 電 気 自 動 車 シンポジウム (EVS13)にて 大 阪 御 堂 筋 をパレード

トヨタのFCV 開 発 41 2002 年 :リース 販 売 開 始 世 界 に 先 駆 け 日 米 で 限 定 販 売 2005 年 : 改 良 モデルを 発 表 国 内 で 初 めて 型 式 認 証 取 得 2008 年 : 新 型 モデルを 発 表 航 続 距 離 氷 点 下 始 動 性 を 大 幅 向 上 2008 年 モデル TOYOTA FCHV-adv 最 高 速 度 155 km/h 航 続 距 離 乗 車 人 員 最 高 貯 蔵 タンク 圧 力 燃 料 電 池 出 力 830 km (10 15モード トヨタ 測 定 値 ) 5 人 70MPa 90kW 日 米 で100 台 以 上 のFCV 走 行 実 績 が200 万 キロを 突 破

トヨタのFCV 開 発 42 2013 年 : 公 道 走 行 試 験 試 乗 会 豊 田 市 から 東 京 まで 約 320kmを 走 行 2013 年 : 東 京 モーターショー 出 展 試 乗 会 セダンタイプコンセプトモデルを 公 開 TOYOTA FCV CONCEPT 最 高 速 度 航 続 距 離 乗 車 人 員 水 素 タンク 充 填 圧 力 燃 料 電 池 最 高 出 力 170 km/h 以 上 約 700 km (JC08モード トヨタ 測 定 値 ) 4 人 70MPa 100kW 以 上

トヨタのFCV 開 発 43 2014 年 : 新 型 FCV MIRAIを 発 売 米 国 は2015 年 秋 頃 から 欧 州 は2015 年 9 月 頃 から 発 売 の 予 定 日 米 欧 の 水 素 供 給 インフラが 整 備 される 見 込 みの 地 域 へ 導 入 日 本 では4 大 都 市 圏 から 導 入 ( 首 都 圏 中 京 圏 関 西 圏 福 岡 圏 ) 販 売 目 標 台 数 ( 日 本 ) 2015 年 末 までに 約 400 台 車 両 価 格 ( 日 本 ) 723.6 万 円 ( 消 費 税 込 み)

FCスタック( 燃 料 電 池 ) 44 出 力 密 度 2.2 倍 向 上 (TOYOTA FCHV-adv 比 ) 出 力 114kW(155PS) 世 界 トップレベル 3.1kW/L 達 成 小 型 化 シート 下 配 置 を 実 現 体 積 64L / 重 量 108kg / 400セル 体 積 37L / 重 量 56kg / 370セル FCスタックの 性 能 向 上 と 小 型 化 を 実 現

高 圧 水 素 タンク 45 タンク 貯 蔵 性 能 約 20% 向 上 (TOYOTA FCHV-adv 比 ) 車 両 搭 載 本 数 2 本 に 半 減 材 料 製 造 工 程 の 見 直 し 5.7wt% 達 成 低 コスト 化 世 界 トップレベル (70MPa) (70MPa) 高 圧 水 素 タンクの 性 能 向 上 と 低 コスト 化 を 実 現

トヨタフューエルセルシステム 46 加 湿 器 レス 信 頼 性 向 上 小 型 軽 量 化 低 コスト 化 昇 圧 コンバーター 採 用 FCセル 枚 数 削 減 モーター 小 型 化 パワーコントロールユニット 駆 動 用 バッテリー 高 圧 水 素 タンク モーター FCスタック 昇 圧 コンバーター FCシステムを 大 幅 に 進 化

FCシステムのコスト 低 減 47 FCHV-adv (2008 年 ) 1/20 以 下 (2014 年 ) さらなる コスト 低 減 限 定 導 入 期 技 術 課 題 解 決 設 計 生 産 技 術 普 及 開 始 コスト 低 減 本 格 普 及 期 量 産 効 果 FCシステムコストを 大 幅 に 低 減 本 格 普 及 に 向 けてさらにコストを 低 減

トヨタグループでの 幅 広 い 取 組 み 48 トヨタ 自 動 車 FCV 日 野 自 動 車 FCバス 2016 年 の 市 場 導 入 を 目 指 し 開 発 中 豊 田 自 動 織 機 FCフォークリフト アイシン 精 機 家 庭 用 燃 料 電 池 発 電 効 率 46.5% ( 世 界 最 高 水 準 ) 2012 年 4 月 発 売 大 阪 ガス 京 セラ 長 府 製 作 所

世 界 の 水 素 インフラ 動 向 49 US 連 邦 H2USA 設 立 DOEと 民 間 でインフラ 構 築 を 目 指 す カリフォルニア 北 東 部 州 2020 年 100ヶ 所 を 目 指 し 活 動 / 議 論 開 始 ニューヨーク 英 国 UKH2Mobility 67 箇 所 のST 計 画 提 示 英 仏 北 欧 独 北 欧 MOU 北 欧 での 水 素 推 進 計 画 策 定 独 国 2015 年 50ヶ 所 2012 年 政 府 民 間 で 基 本 合 意 日 本 2013 年 度 19か 所 建 設 スタート 2015 年 度 約 100ヶ 所 目 標 2012 年 日 本 再 生 戦 略 に 明 記 中 国 韓 国 日 本 ハワイ カルフォルニア 州 2014 年 37ヶ 所 (2015 年 68ヶ 所 計 画 ) 2012 年 CaFCP ロードマップ 稼 働 中 計 画 停 止 中 2015 年 当 初 から インフラが 期 待 できる 地 域 2015 年 以 降 徐 々に インフラが 期 待 できる 地 域 2015 年 には 全 世 界 で 数 百 基 の 水 素 ステーション 設 置 が 計 画

インフラ 整 備 への 取 り 組 み 50 燃 料 電 池 自 動 車 の 国 内 市 場 導 入 と 水 素 供 給 インフラ 整 備 に 関 する 共 同 声 明 (2011 年 1 月 13 日 : 自 動 車 メーカー 水 素 供 給 事 業 者 合 わせて13 社 ) 自 動 車 メーカー FCV 量 産 車 を2015 年 に 4 大 都 市 圏 を 中 心 とした 国 内 市 場 への 導 入 と 一 般 ユーザーへの 販 売 開 始 を 目 指 す 水 素 供 給 事 業 者 100 箇 所 程 度 の 水 素 供 給 インフラの 先 行 整 備 自 動 車 メーカーと 水 素 供 給 事 業 者 全 国 的 なFCVの 導 入 拡 大 と 水 素 供 給 インフラ 網 の 整 備 に 共 同 で 取 組 み 普 及 戦 略 について 官 民 共 同 で 構 築 することを 政 府 に 対 して 要 望

インフラ 整 備 への 取 り 組 み 51 1. 水 素 ステーションの 展 開 2. 水 素 ステーションの 技 術 開 発 とよたエコフルタウン 水 素 ステーション ( 商 用 仕 様 実 証 水 素 ステーション) 3. 規 制 見 直 し 2010 年 12 月 規 制 の 再 点 検 に 係 る 工 程 表 が 公 表 材 質 基 準 耐 圧 基 準 蓄 圧 タンク 構 造 ステーション 併 設 定 期 検 査 方 法 セルフ 化 など 所 在 地 方 式 原 料 特 徴 充 填 圧 力 70MPa 充 填 方 針 愛 知 県 豊 田 市 オンサイト 型 都 市 ガス FCV,FCバス 用 大 容 量 充 填 対 応 パッケージ 型 設 備 70/35 MPa 直 充 填 出 典 : 水 素 供 給 利 用 技 術 研 究 組 合 (HySUT) 資 料

インフラ 整 備 への 取 り 組 み 52 H2 Mobility initiative パートナー 企 業 が 水 素 ステーション 整 備 計 画 を 合 意 (2013 年 9 月 30 日 :Air Liquide, Daimler, Linde, OMV, Shell, Total) 2023 年 までにドイツ 全 土 の 水 素 ステーションの ネットワークを 約 400ヶ 所 に 拡 大 ( 現 在 15ヶ 所 ) 今 後 4 年 間 で100ヶ 所 の 水 素 ステーションを 設 置 投 資 額 は 約 3.5 億 ユーロ 出 典 :NOW(Nationale Organisation Wasserstoff- und Brennstoffzellentechnologie) Homepage

大 容 量 外 部 電 源 供 給 システム 53 供 給 電 力 量 約 60kWh 最 大 供 給 電 力 9kW

日 本 にとっての 付 加 価 値 HV 技 術 FC 技 術 54 パワーコントロール ユニット FCスタック( 電 解 質 膜 セパレーター) モーター 駆 動 用 バッテリー 高 圧 水 素 タンク(カーボンファイバー) 日 本 での 開 発 導 入 は 国 際 競 争 力 産 業 育 成 雇 用 創 出 への 効 果 大

水 素 社 会 の 実 現 55 再 生 可 能 エネルギーを 水 素 に 変 換 して 貯 蔵 輸 送 水 素 社 会 実 現 へFCVも 貢 献

まとめ 56 自 動 車 普 及 の 歴 史 技 術 進 化 環 境 整 備 など 多 くの 困 難 を 乗 り 越 えて 普 及 実 現 継 続 的 に 社 会 ニーズへ 対 応 し 経 済 社 会 文 化 の 発 展 に 貢 献 モビリティ 社 会 の 課 題 とトヨタの 取 り 組 み 基 本 スタンス: 省 エネルギー 燃 料 多 様 化 普 及 促 進 ハイブリッド 技 術 をコアとして 全 方 位 で 次 世 代 環 境 車 を 開 発 燃 料 電 池 自 動 車 への 取 り 組 み 新 型 FCV MIRAIを 発 売 FCV 水 素 活 用 による 産 業 振 興 やエネルギー 利 用 最 適 化

FCVがもたらすイノベーション 57 モビリティの イノベーション 水 素 社 会 への イノベーション エネルギー 問 題 環 境 問 題 低 炭 素 な 社 会 持 続 可 能 な 社 会 これからのモビリティ 社 会 に 向 けた 提 案 長 いチャレンジ 新 しい 価 値 を 当 たり 前 の 価 値 にしていく