資 料 2 電 力 システム 改 革 ( 電 力 自 由 化 ) と 原 子 力 発 電 について 平 成 26 年 10 月 資 源 エネルギー 庁
電 力 システム 改 革 ( 電 力 自 由 化 ) 1
電 力 システム 改 革 の 目 的 2 1. 安 定 供 給 を 確 保 する 震 災 以 降 多 様 な 電 源 の 活 用 が 不 可 避 な 中 で 送 配 電 部 門 の 中 立 化 や 需 要 側 の 工 夫 を 取 り 込 むことで 需 給 調 整 能 力 を 高 めるとともに 広 域 的 な 電 力 融 通 を 促 進 2. 電 気 料 金 を 最 大 限 抑 制 する 競 争 の 促 進 や 全 国 大 で 安 い 電 源 から 順 に 使 う(メリットオーダー)の 徹 底 需 要 家 の 工 夫 による 需 要 抑 制 を 通 じた 発 電 投 資 の 適 正 化 により 電 気 料 金 を 最 大 限 抑 制 3. 需 要 家 の 選 択 肢 や 事 業 者 の 事 業 機 会 を 拡 大 する 需 要 家 の 電 力 選 択 のニーズに 多 様 な 選 択 肢 で 応 える また 他 業 種 他 地 域 から の 参 入 新 技 術 を 用 いた 発 電 や 需 要 抑 制 策 等 の 活 用 を 通 じて イノベーションを 誘 発 2
1. 広 域 系 統 運 用 の 拡 大 3 地 域 を 越 えた 電 気 のやりとりを 拡 大 地 域 を 越 えた 電 気 のやりとりを 容 易 にし 災 害 時 等 に 停 電 を 起 こりにくくする また 全 国 大 での 需 給 調 整 機 能 の 強 化 等 により 出 力 変 動 のある 再 生 可 能 エネル ギーの 導 入 拡 大 に 対 応 する そのための 司 令 塔 として 来 年 4 月 に 広 域 的 運 営 推 進 機 関 を 創 設 する 予 定 広 域 的 運 営 推 進 機 関 電 気 が 余 っている 地 域 電 気 の 供 給 電 気 の 供 給 電 気 が 余 っている 地 域 電 気 が 不 足 している 地 域 広 域 的 運 営 推 進 機 関 の 業 務 内 容 1 全 国 大 の 電 力 供 給 の 計 画 を 取 りまとめ 送 電 網 の 増 強 やエリアを 越 えた 全 国 大 での 系 統 運 用 等 を 進 める 2 平 常 時 において 広 域 的 な 運 用 の 調 整 を 行 う ( 周 波 数 調 整 は 各 エリアの 送 配 電 事 業 者 が 実 施 ) 3 災 害 等 による 需 給 ひっ 迫 時 において 電 源 の 焚 き 増 しや 電 力 融 通 を 指 示 することで 需 給 調 整 を 行 う 3
2. 小 売 全 面 自 由 化 4 電 気 の 小 売 を 全 面 的 に 自 由 化 一 般 家 庭 向 けの 電 気 の 小 売 業 への 新 規 参 入 を2016 年 から 解 禁 これにより 新 規 参 入 を 通 じた 競 争 の 促 進 が 期 待 される また 誰 でも 電 力 会 社 や 料 金 メニューを 自 由 に 選 択 できるように 安 定 供 給 の 要 である 送 配 電 部 門 については 自 由 化 せず 規 制 部 門 として 引 き 続 き 地 域 独 占 の 下 で 安 定 供 給 を 担 う 他 方 発 電 部 門 小 売 部 門 については 総 括 原 価 方 式 による 規 制 料 金 が 撤 廃 される (ただし 経 過 措 置 を 講 じる) 現 状 電 力 会 社 や 多 様 なメニューは 選 べない 小 売 参 入 全 面 自 由 化 後 (2016 年 目 途 に 実 施 ) 消 費 者 が 電 力 会 社 や 料 金 メニューを 選 べるようになる A 電 力 会 社 の 電 気 料 金 ( 標 準 料 金 ) A 電 力 会 社 の 電 気 料 金 ( 標 準 料 金 ) B 電 力 会 社 の 電 気 料 金 ( 標 準 料 金 ) B 電 力 会 社 の 電 気 料 金 ( 時 間 帯 別 料 金 ) グリーン 電 気 料 金 再 エネ100% (CO2フリー) 電 気 自 動 車 と 電 気 の セット 販 売 4
( 参 考 )これまでの 小 売 自 由 化 の 経 緯 5 契 約 kw ( 電 圧 V) 2,000kW (20,000V) 500kW 50kW (6,000V) (100~200V) 2000 年 3 月 ~ 2004 年 4 月 ~ 2005 年 4 月 ~ 自 由 化 部 門 特 別 高 圧 産 業 用 大 規 模 工 場 特 別 高 圧 業 務 用 テ ハ ート オフィスヒ ル 電 力 量 26% 規 制 部 門 高 圧 B 中 規 模 工 場 電 力 量 9% 高 圧 A 小 規 模 工 場 電 力 量 9% 高 圧 業 務 用 スーハ ー 中 小 ヒ ル 電 力 量 19% 低 圧 コンビニ 事 業 所 等 電 力 量 5% 電 灯 家 庭 電 力 量 32% 特 別 高 圧 産 業 用 大 規 模 工 場 特 別 高 圧 業 務 用 テ ハ ート オフィスヒ ル 高 圧 B 中 規 模 工 場 高 圧 業 務 用 (500kW 以 上 ) スーハ ー 中 小 ヒ ル 高 圧 A 小 規 模 工 場 電 力 量 9% 自 由 化 部 門 電 力 量 40% 高 圧 業 務 用 500kw 未 満 電 力 量 14% 低 圧 コンビニ 事 業 所 等 電 力 量 5% 電 灯 家 庭 規 制 部 門 電 力 量 31% 自 由 化 部 門 特 別 高 圧 産 業 用 大 規 模 工 場 特 別 高 圧 業 務 用 テ ハ ート オフィスヒ ル 高 圧 B 中 規 模 工 場 高 圧 業 務 用 スーハ ー 中 小 ヒ ル 高 圧 A 小 規 模 工 場 電 力 量 62% (2013 年 度 時 点 ) 規 制 部 門 低 圧 コンビニ 事 業 所 等 電 力 量 5% 電 灯 家 庭 電 力 量 38% 電 力 量 74% 電 力 量 60% 電 力 量 38% (2013 年 度 時 点 ) ( 注 ) 沖 縄 電 力 の 自 由 化 の 範 囲 は2 万 kw 6 万 V 以 上 から 平 成 16 年 (2004 年 )4 月 に 特 別 高 圧 需 要 家 ( 原 則 2 千 kw 以 上 )に 拡 大 新 規 参 入 者 のシェアは 自 由 化 さ れ た 需 要 の 4.2% 全 需 要 の2.6%に とどまる(2013 年 度 ) また 一 般 電 気 事 業 者 が 区 域 (エリア)を 超 え て 供 給 することも 可 能 だ が 実 績 は1 件 のみ 料 金 規 制 は 無 く 自 由 な 料 金 設 定 が 可 能 現 在 は 一 般 電 気 事 業 者 が 独 占 的 に 供 給 してい るが 今 回 の 改 革 で 自 由 化 を 行 う 現 行 の 料 金 規 制 を 今 回 の 改 革 で 撤 廃 (ただし 経 過 措 置 を 講 じる) 5
3. 送 配 電 部 門 の 一 層 の 中 立 化 6 送 配 電 網 (ネットワーク)を 利 用 しやすく 発 電 した 電 気 の 売 買 には 送 配 電 網 (ネットワーク)を 使 うことが 不 可 欠 電 力 会 社 の 送 配 電 部 門 を 別 の 会 社 に 分 離 し( 法 的 分 離 ) 自 由 化 された 電 力 市 場 に 参 入 する 誰 もがこのネットワークを 公 平 に 利 用 できるようにする 発 電 料 ( 社 内 取 引 ) 中 立 化 の 必 要 性 電 気 料 金 既 存 電 力 会 社 発 電 部 門 小 売 部 門 需 要 家 送 配 電 事 業 とそれ 以 外 の 事 業 が 一 貫 体 制 となっている 託 送 料 相 当 額 ( 社 内 取 引 ) 送 配 電 部 門 発 電 料 託 送 料 送 配 電 網 の 利 用 の 公 平 性 を 懸 念 小 売 事 業 者 新 規 参 入 者 発 電 事 業 者 ( 新 電 力 ) 電 気 料 金 6
3 段 階 での 改 革 の 実 施 スケジュールが 第 1 弾 改 正 法 で 規 定 されている このスケジュールに 基 づ き 来 年 の 通 常 国 会 に 送 配 電 部 門 の 法 的 分 離 を 盛 り 込 んだ 法 案 提 出 を 目 指 す 改 革 の 具 体 的 詳 細 な 仕 組 みは 経 済 産 業 大 臣 の 諮 問 機 関 である 総 合 資 源 エネルギー 調 査 会 の 下 のワーキンググループ( 有 識 者 消 費 者 既 存 電 力 会 社 新 規 参 入 者 らが 参 加 する 公 開 の 作 業 部 会 )において 検 討 を 精 力 的 に 進 めている 改 革 の 柱 1 改 革 の 柱 2 改 革 の 柱 3 2013 年 2 月 15 日 総 合 資 源 エ 報 ネ 告 ル 書 ギ を ー 取 調 り 査 ま 会 と の め 専 門 委 員 会 で 第 1 弾 改 正 第 2 弾 改 正 第 3 弾 改 正 2013 年 2014 年 2015 年 第 1 段 階 臨 時 国 会 通 常 国 会 通 常 国 会 2015 年 4 月 提 出 成 立 提 出 成 立 提 出 を 目 指 す 設 立 2013 年 4 月 2 日 閣 議 決 定 電 力 シ ス テ ム に 関 す る 改 革 方 針 2013 年 11 月 13 日 第 1 弾 改 正 法 案 成 立 つ 第 い 2 て 段 も 階 方 針 第 を 3 規 段 定 階 に 2014 年 6 月 11 日 第 2 弾 改 正 法 案 成 立 3 段 階 の 実 施 スケジュール 広 域 的 運 営 推 進 機 関 の 設 立 ( 2015 年 目 途 : 新 たな 規 制 組 織 ) 第 2 段 階 2016 年 4 月 を 目 途 に 実 施 小 売 全 面 自 由 化 ( 参 入 自 由 化 ) 料 金 規 制 の 経 過 措 置 期 間 ( 国 が 競 争 状 況 をレビュー) 第 3 段 階 2018~2020 年 を 目 途 に 実 施 料 金 規 制 の 撤 廃 法 的 分 離 と 同 時 期 かそれ 以 ( 経 過 措 置 終 了 ) 降 のタイミング 送 配 電 部 門 の 法 的 分 離 7 7
競 争 環 境 下 における 原 子 力 事 業 の 在 り 方 8
エネルギー 基 本 計 画 における 記 載 安 定 的 な 事 業 環 境 の 確 立 原 子 力 事 業 者 は 高 いレベルの 原 子 力 技 術 人 材 を 維 持 し 今 後 増 加 する 廃 炉 を 円 滑 に 進 めつつ 東 京 電 力 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 の 発 生 を 契 機 とした 規 制 強 化 に 対 し 迅 速 かつ 最 善 の 安 全 対 策 を 講 じ 地 球 温 暖 化 対 策 やベースロード 電 源 による 安 定 的 な 供 給 に 貢 献 することが 求 められている このため 国 は 電 力 システム 改 革 に よって 競 争 が 進 展 した 環 境 下 においても 原 子 力 事 業 者 がこうした 課 題 に 対 応 できる よう 海 外 の 事 例 も 参 考 にしつつ 事 業 環 境 の 在 り 方 について 検 討 を 行 う 9
原 子 力 小 委 員 会 について 今 後 政 府 は 省 エネ 再 エネ 原 子 力 など 各 分 野 において エネルギー 基 本 計 画 において 示 さ れた 方 針 に 基 づき 必 要 な 措 置 を 検 討 し 講 じていく このため 総 合 資 源 エネルギー 調 査 会 電 力 ガス 事 業 分 科 会 原 子 力 小 委 員 会 ( 委 員 長 : 安 井 至 独 立 行 政 法 人 製 品 評 価 技 術 基 盤 機 構 理 事 長 )を 開 催 し エネルギー 基 本 計 画 において 示 された 原 子 力 分 野 に 関 する 方 針 を 具 体 化 すべく 必 要 な 措 置 のあり 方 について 検 討 する (これまでの 開 催 実 績 ) 第 3 回 第 5 回 において 廃 炉 電 力 自 由 化 後 の 原 子 力 事 業 のあり 方 について 議 論 第 1 回 (6 月 19 日 ) 第 2 回 (7 月 11 日 ) 第 3 回 (7 月 23 日 ) 第 4 回 (8 月 7 日 ) 第 5 回 (8 月 21 日 ) 第 6 回 (9 月 16 日 ) 第 7 回 (10 月 2 日 ) エネルギー 基 本 計 画 における 原 子 力 の 位 置 付 け 国 内 外 有 識 者 からのヒアリング 原 子 力 依 存 度 低 減 の 達 成 に 向 けた 課 題 原 子 力 の 自 主 的 安 全 性 の 向 上 技 術 人 材 の 維 持 発 展 について 競 争 環 境 下 における 原 子 力 事 業 のあり 方 使 用 済 燃 料 問 題 の 解 決 に 向 けた 取 組 と 核 燃 料 サイクル 政 策 の 推 進 世 界 の 原 子 力 平 和 利 用 への 貢 献 10
原 子 力 事 業 を 巡 る 課 題 懸 念 投 資 額 が 巨 額 であり 事 業 投 資 回 収 期 間 が 長 期 にわたる 等 の 特 殊 性 を 有 する 原 子 力 事 業 につ いて 2016 年 以 降 投 資 回 収 を 保 証 してきた 地 域 独 占 と 総 括 原 価 料 金 規 制 が 撤 廃 されることを 見 据 え 長 期 的 に 投 資 費 用 の 回 収 ができなくなるリスクを 懸 念 する 指 摘 が 顕 在 化 例 えば 以 下 のような 課 題 や 懸 念 が 指 摘 されている 1 廃 炉 の 判 断 に 伴 って 費 用 回 収 が 中 断 すると 財 務 会 計 上 の 損 失 が 発 生 するため そのことが 廃 炉 の 判 断 に 影 響 を 与 える 可 能 性 がある 2 将 来 的 に 投 資 が 未 回 収 に 終 わることを 懸 念 し 規 制 基 準 適 合 に 甘 んじ より 高 い 安 全 に 向 け た 投 資 への 判 断 が 阻 害 されるおそれあり 3 バックフィットを 含 む 規 制 基 準 の 変 更 等 に 伴 って 一 括 で 多 額 の 財 務 的 な 損 失 が 発 生 場 合 によっては 事 業 者 の 財 務 状 況 が 著 しく 悪 化 し 電 力 の 安 定 供 給 の 確 保 に 支 障 を 来 たす 可 能 性 もあり 4 直 接 競 争 にさらされるフロント 事 業 ( 発 電 事 業 )について 上 記 1~3のような 指 摘 がある 中 バックエンド 事 業 等 従 来 より 共 同 で 実 施 している 事 業 の 取 扱 いも 課 題 これらについては 安 定 的 な 事 業 実 施 の 確 保 に 対 する 社 会 的 な 要 請 は 一 層 強 いが 現 在 の 実 施 主 体 の 性 格 ( 純 粋 民 間 株 式 会 社 )に 鑑 みれば 競 争 との 両 立 が 難 しくなるおそれが 高 い 11
( 参 考 ) 現 在 の 実 施 スキーム 事 業 実 施 主 体 資 金 の 確 保 手 段 実 施 主 体 に 関 する 現 状 と 見 通 し 発 電 事 業 原 子 力 事 業 者 株 式 会 社 原 子 力 事 業 者 の 卸 小 売 電 気 料 金 各 事 業 者 が 個 別 に 事 業 を 実 施 自 由 化 原 発 依 存 度 低 減 の 中 においても 各 事 業 者 が 実 施 していくことが 原 則 か 廃 炉 原 子 力 事 業 者 株 式 会 社 原 子 力 事 業 者 の 卸 小 売 電 気 料 金 各 事 業 者 が 個 別 に 事 業 を 実 施 自 由 化 原 発 依 存 度 低 減 の 中 においても 各 事 業 者 が 実 施 していくことが 原 則 か 破 綻 した 場 合 には 破 産 管 財 人 が 実 施 する こととなっている 再 処 理 等 の 核 燃 料 サイクル 事 業 日 本 原 燃 株 式 会 社 株 式 会 社 原 子 力 事 業 者 から の 出 資 金 前 払 金 債 務 保 証 による 借 入 金 各 事 業 者 が 出 資 債 務 保 証 により 共 同 で 事 業 実 施 しているが 法 律 上 の 位 置 づけはない 自 由 化 原 発 依 存 度 低 減 の 中 で 安 定 的 に 実 施 する 観 点 から 見 直 すべき 点 はあるか 最 終 処 分 事 業 原 子 力 発 電 環 境 整 備 機 構 (NUMO) 特 別 の 法 律 により 設 立 される 法 人 原 子 力 事 業 者 から の 拠 出 金 法 律 上 実 施 主 体 が 位 置 づけられ 解 散 に 法 律 上 歯 止 めがかかっている 自 由 化 原 発 依 存 度 低 減 の 中 においても 安 定 的 な 事 業 実 施 が 可 能 12
原 子 力 小 委 員 会 における 意 見 競 争 環 境 下 でも 技 術 人 材 を 確 保 し 安 全 性 向 上 を 最 優 先 としながら 事 業 リスクへの 対 処 が 必 要 ただ 規 制 変 更 や 政 策 変 更 など 民 間 でマネジメントできる 範 囲 を 超 えるリスクについて 事 業 環 境 整 備 が 必 要 自 由 化 が 進 む 中 で 規 制 変 更 で 損 失 が 発 生 すると 原 子 力 を 維 持 管 理 するのは 容 易 でない そうし たインパクトを 平 均 して 回 収 できるようにしたり 核 燃 料 サイクル 事 業 に 国 が 関 与 するなど リスク を 軽 減 する 仕 組 みが 必 要 自 由 化 の 中 で 再 処 理 のキャパシティを 維 持 し また 安 定 的 に 事 業 を 実 施 していくためにも 国 との 役 割 を 見 直 すべき 自 由 化 市 場 について 民 間 事 業 者 が 何 を 負 うのか バックエンドは 国 がリスク 責 任 を 負 い フロン トエンドは 民 で 競 争 というのがあるべき 姿 だと 思 う 自 由 化 によって これまで 総 括 原 価 方 式 で( 事 業 者 は) 潰 れなかったが 今 後 は 潰 れるようになる こうした 中 で 使 用 済 燃 料 や 廃 棄 物 を100 年 単 位 で 抱 えるということは 民 間 では 難 しい 期 間 で 分 けるということも 考 えるべき 核 不 拡 散 平 和 利 用 やセキュリティもあり 他 の 分 野 に 比 べても 国 の 関 与 の 必 要 性 が 高 い 廃 炉 については 会 社 がなくなっても 廃 炉 が 進 むような 仕 組 みにすべき 13