第 8 回 社 会 福 祉 法 人 の 在 り 方 等 に 関 する 検 討 会 平 成 26 年 3 月 24 日 資 料 3 社 会 福 祉 法 人 の 更 なる 取 組 等 について 平 成 2 6 年 3 月 2 4 日 日 本 保 育 協 会 保 育 問 題 検 討 委 員 会 委 員 長 高 橋 英 治 1. 各 団 体 の 組 織 概 要 別 紙 参 照 2. 社 会 福 祉 法 人 の 更 なる 取 組 について (1) 公 益 性 非 営 利 性 を 要 素 とする 社 会 福 祉 法 人 として 地 域 の 福 祉 ニーズに 対 応 するため どのような 取 組 が 必 要 と 考 えているか (2)(1)の 取 組 の 現 在 の 実 施 状 況 はどのようになっているか (3)(1)の 取 組 を 促 進 するためにはどのようなことが 必 要 か 社 会 福 祉 法 人 自 らが 実 施 事 業 や 個 々のネットワークを 通 じて 地 域 ニーズをつかむ 取 り 組 みが 求 められているのは 当 然 の 問 いかけと 認 識 するが 一 方 住 民 主 体 の 原 則 ( 協 働 のまちづくり 等 ) に 基 づく 様 々な 地 域 ニーズを 行 政 計 画 として 取 りまとめ たものが 地 域 福 祉 計 画 であり この 地 域 福 祉 計 画 と 社 会 福 祉 法 人 をリンク すること 等 の 取 り 組 みが 必 要 ではないかと 考 える 保 育 所 は 特 に 地 域 性 が 濃 い 種 別 であり 現 在 でも 地 域 ( 例 えば 小 学 校 区 )の 様 々 な 各 種 団 体 で 構 成 される 組 織 の 一 員 に 属 し 地 域 全 体 のことや 子 どもに 関 わる 問 題 について 意 見 交 換 しているケースも 多 いと 聞 く 更 に 保 育 所 における 子 育 て 支 援 活 動 や 民 生 児 童 委 員 との 連 携 を 持 ち 育 児 相 談 や 育 児 講 座 の 開 設 などを 行 って おり 中 高 生 の 不 登 校 児 童 の 保 育 体 験 を 取 り 入 れているところもあるほか 実 習 生 の 積 極 的 な 受 け 入 れ 中 学 生 の 職 場 体 験 高 校 生 の 保 育 体 験 中 高 生 の 通 年 でのボ ランティアの 受 け 入 れ 保 育 というものをより 良 く 知 っていただくための 地 域 の 方 の 一 日 保 育 士 体 験 等 を 行 っているところもある 今 後 においても 地 域 の 組 織 の 構 成 員 の 一 員 として 地 域 のまちづくりに 参 画 でき るような 仕 組 み 作 りが 必 要 である また 昨 今 増 加 傾 向 にある 課 題 のある 子 どもへの 対 応 や 障 がい 児 保 育 の 促 進 等 行 政 機 関 や 療 育 専 門 機 関 との 連 携 を 密 にしていく 必 要 がある 地 域 によっては 行 政 の 保 健 師 が 視 力 検 査 や 聴 力 検 査 を 兼 ねて 課 題 のある 子 の 保 育 所 での 様 子 を 見 に 行 き 保 育 士 と 話 をし 行 政 と 連 携 して 早 期 療 育 につなげているケースもある
3. 社 会 福 祉 法 人 の 組 織 について (1) 社 会 福 祉 法 人 の 事 業 運 営 (2(1)の 取 組 含 む )について 地 域 の 福 祉 ニー ズへの 対 応 や 適 切 なPDCAサイクルを 確 保 するには どのような 法 人 組 織 の 改 善 が 必 要 か 前 述 した 地 域 の 組 織 の 構 成 員 の 一 員 として 参 画 することで 地 域 の 各 種 団 体 からの 思 いを 聞 くこともできる 定 期 的 にアンケート 等 を 実 施 することも 大 切 で ある (2) 社 会 福 祉 法 人 の 役 割 や 他 の 非 営 利 法 人 との 比 較 公 益 法 人 制 度 改 革 等 を 踏 ま え 理 事 等 の 権 限 と 責 任 の 明 確 化 ( 損 害 賠 償 責 任 等 ) 評 議 員 会 の 必 置 等 につい てどのように 考 えるか 近 年 保 育 所 に 対 する 予 算 補 助 事 業 として 取 り 組 んできた 地 域 子 育 て 支 援 セ ンター 事 業 及 び 一 時 保 育 事 業 が 個 別 の 第 二 種 社 会 福 祉 事 業 として 法 定 化 される 過 程 で 評 議 員 会 の 設 置 が 弊 害 となって 事 業 が 促 進 されないことなどの 理 由 から 保 育 所 の 経 営 と 併 せて 地 域 子 育 て 支 援 拠 点 事 業 と 一 時 預 かり 事 業 のいずれか 又 は 双 方 の 事 業 の 実 施 する 場 合 は 評 議 員 会 の 設 置 が 免 除 されている 経 緯 がある 一 方 平 成 27 年 4 月 からの 施 行 が 予 定 されている 子 ども 子 育 て 支 援 新 制 度 では 新 たに 小 規 模 保 育 事 業 病 児 保 育 事 業 子 育 て 援 助 活 動 支 援 事 業 等 が 第 二 種 社 会 福 祉 事 業 として 追 加 されるなど 保 育 所 の 運 営 に 深 く 関 わる 事 業 が 第 二 種 社 会 福 祉 事 業 として 法 定 化 されるなど 保 育 所 を 取 り 巻 く 状 況 は 大 きく 変 わろうとし ている 地 域 におけるきめ 細 かな 子 ども 子 育 て 支 援 の 推 進 が 強 く 要 請 されている 中 で 主 として 保 育 所 を 運 営 する 社 会 福 祉 法 人 に 多 い 小 規 模 な 法 人 における 評 議 員 会 設 置 の 課 題 や 対 応 策 などについて 組 織 としても 検 討 する 必 要 があると 考 えている 4. 社 会 福 祉 法 人 の 規 模 拡 大 について (1)2(1)の 取 組 や 福 祉 人 材 の 育 成 を 推 進 するためには どの 程 度 の 社 会 福 祉 法 人 の 規 模 が 必 要 か (2) 複 数 法 人 の 合 併 事 業 譲 渡 を 促 すためにはどのようなことが 必 要 か (3) 合 併 等 による 規 模 拡 大 がすぐに 出 来 ない 場 合 複 数 法 人 間 の 協 働 化 の 体 制 と してどのような 仕 組 みが 必 要 と 考 えるか (4) 合 併 等 による 規 模 拡 大 がすぐに 出 来 ない 場 合 複 数 の 法 人 を 社 員 とする 統 括 法 人 の 仕 組 み( 社 団 的 連 携 )についてどのように 考 えるか 保 育 所 については 待 機 児 童 の 問 題 があり 施 設 数 の 増 加 が 課 題 で 公 立 保 育 所 の 民 間 移 管 の 促 進 や 新 設 更 に 新 制 度 で 始 まる 小 規 模 保 育 事 業 等 を 含 めれば 法 人 の 規 模 も 複 数 の 施 設 を 経 営 するようになり 人 事 考 課 制 度 の 導 入 等 キャリアアッ プの 仕 組 みも 作 りやすくなる
また 子 ども 子 育 て 支 援 新 制 度 では 市 町 村 子 ども 子 育 て 支 援 計 画 の 策 定 が 義 務 付 けられ 教 育 保 育 提 供 区 域 が 設 定 され 提 供 区 域 における 保 育 所 等 の 役 割 が 明 確 化 される このような 中 で 提 供 区 域 内 や 隣 接 区 域 又 は 市 町 村 内 における 他 の 施 設 や 事 業 との 連 携 や 協 働 化 を 推 進 し 複 数 法 人 による 合 同 の 職 員 研 修 等 による 保 育 内 容 給 食 事 故 予 防 など 保 育 の 向 上 と 事 務 の 効 率 化 等 の 取 組 が 必 要 と 考 えてい る 5. 社 会 福 祉 法 人 の 透 明 性 の 確 保 について (1) 社 会 福 祉 法 人 の 説 明 責 任 の 対 象 方 法 についてどのように 考 えるか (2) 財 務 諸 表 の 公 表 の 徹 底 についてどのように 考 えるか (3) 財 務 諸 表 以 外 の 定 款 役 員 名 簿 役 員 報 酬 規 程 等 の 公 表 ( 公 益 財 団 法 人 と 同 等 )についてどのように 考 えるか 財 務 諸 表 の 公 開 等 は 積 極 的 に 行 うべきである また 財 務 内 容 については わか りやすくグラフ 化 することも 考 えられるのではないか 6. 適 切 な 監 督 指 導 について (1) 所 轄 庁 の 監 督 指 導 の 範 囲 内 容 についてどのように 考 えるか (2) 第 三 者 評 価 の 受 審 促 進 についてどのように 考 えるか 第 三 者 評 価 については 前 向 きに 取 り 組 みを 進 めていく 必 要 がある また 評 価 機 関 の 充 実 を 図 る 必 要 がある 7. 福 祉 人 材 の 確 保 について (1) 社 会 福 祉 法 人 は どのような 人 材 確 保 に 向 けた 取 組 を 進 めて 行 くべきか 1 職 員 の 処 遇 改 善 について 2 小 規 模 法 人 のグループによる 共 同 の 人 材 育 成 研 修 等 について 3 出 産 育 児 介 護 といった 主 要 な 離 職 原 因 への 対 応 について 4 ケアをサポートする 補 助 器 具 やICTの 活 用 について (2) 福 祉 人 材 確 保 の 効 果 的 な 取 組 を 促 進 するためには どのような 方 策 が 考 えら れるか 1 地 域 コミュニティ 学 校 地 方 公 共 団 体 と 連 携 協 働 するための 方 策 につい て 2 先 進 的 又 は 優 れた 取 組 を 行 う 法 人 を 評 価 するなどの 法 人 間 の 努 力 を 促 す 方 策 について 3 地 域 に 求 められる 介 護 サービス( 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 定 期 巡 回 随 時 対 応 型 訪 問 看 護 等 )の 共 同 実 施 によるキャリアコースの 多 様 化 や 処 遇 改 善 に ついて
実 習 生 の 積 極 的 な 受 け 入 れ 中 学 校 の 職 場 体 験 の 受 入 れや 高 校 生 の 保 育 体 験 の 受 入 れ 中 高 生 が 通 年 でボランティアに 参 加 できる 仕 組 み (まちづくりパスポート 制 度 等 の 活 用 )また 保 育 士 においては 資 格 取 得 のあり 方 も 含 め 職 務 基 準 の 明 確 化 と 合 わせたキャリアアップできる 仕 組 み 作 りも 必 要 である また 県 において 無 料 職 業 紹 介 所 として 保 育 士 人 材 バンクを 立 ち 上 げ 人 材 を 求 める 保 育 施 設 と 働 く 意 思 のある 保 育 士 が 登 録 し 雇 用 条 件 の 調 整 等 を 行 い 就 職 に 結 びつける 事 業 を 行 っているところもある 更 に 保 育 士 就 職 支 援 セミナーや 実 地 体 験 研 修 ( 保 育 実 習 )を 県 内 の 保 育 所 とタイアップして 行 っている 8.その 他 要 望 など
別 紙 社 会 福 祉 法 人 日 本 保 育 協 会 の 概 要 事 務 所 150-0001 T E L 東 京 都 渋 谷 区 神 宮 前 5 丁 目 5 3 番 1 号 03-3486-4412 設 立 昭 和 37 年 10 月 31 日 社 団 法 人 日 本 保 育 協 会 設 立 認 可 昭 和 48 年 10 月 22 日 社 会 福 祉 法 人 日 本 保 育 協 会 設 立 認 可 ( 改 組 ) 全 国 の 民 間 保 育 所 を 会 員 とし 各 都 道 府 県 ( 指 定 都 市 中 核 市 )に 55 支 部 をおく ( 会 員 7,792 施 設 平 成 26 年 3 月 現 在 ) 目 的 児 童 の 福 祉 の 増 進 について 相 談 に 応 ずる 事 業 保 育 所 を 経 営 する 事 業 に 関 する 連 絡 調 整 を 行 う 事 業 役 員 会 長 津 島 雄 二 理 事 長 石 井 哲 夫 事 業 の 概 要 1 家 庭 児 童 相 談 (ママさん110 番 ) 2 保 育 事 業 に 関 する 連 絡 調 整 ( 会 員 の 増 強 支 部 活 動 の 強 化 及 び 推 進 福 利 厚 生 ) 3 保 育 所 職 員 等 の 研 修 を 行 う 事 業 4 保 育 事 業 の 調 査 研 究 並 びに 普 及 宣 伝 を 行 う 事 業 5 保 育 用 品 の 調 査 研 究 並 びに 開 発 普 及 を 行 う 事 業 6 保 育 に 関 する 出 版 物 の 発 行 を 行 う 事 業 ( 機 関 紙 保 育 界 の 発 行 等 ) 7 保 育 士 登 録 事 務 処 理 の 受 託 事 業