目 次 第 1 章 計 画 の 基 本 的 な 考 え 方 P1 1 計 画 策 定 の 経 緯 P1 2 計 画 の 目 的 P2 3 防 犯 まちづくりの 範 囲 P2 4 計 画 期 間 P2 5 基 本 理 念 P2 第 2 章 防 犯 に 対 する 取 り 組 みの 課 題 P3 第 3



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第 2 次 久 留 米 市 防 犯 まちづくり 推 進 計 画 久 留 米 市

目 次 第 1 章 計 画 の 基 本 的 な 考 え 方 P1 1 計 画 策 定 の 経 緯 P1 2 計 画 の 目 的 P2 3 防 犯 まちづくりの 範 囲 P2 4 計 画 期 間 P2 5 基 本 理 念 P2 第 2 章 防 犯 に 対 する 取 り 組 みの 課 題 P3 第 3 章 防 犯 まちづくり 計 画 の 方 向 性 P5 1 目 標 P5 2 成 果 指 標 P7 第 4 章 防 犯 まちづくりを 推 進 するための 施 策 P11 1 施 策 の 体 系 P11 2 施 策 の 概 要 P13 3 セーフコミュニティ 関 連 施 策 P16 第 5 章 計 画 の 推 進 P17

第 1 章 計 画 の 基 本 的 な 考 え 方 1 計 画 策 定 の 経 緯 最 近 の 犯 罪 情 勢 をみますと 急 激 な 社 会 経 済 状 況 の 変 化 に 伴 い その 内 容 も 多 様 化 凶 悪 化 の 一 途 を 辿 るなど 治 安 の 悪 化 が 大 変 顕 著 になっており 本 市 においても 市 民 の 身 近 なところで 街 頭 犯 罪 等 が 多 発 していることから 市 民 の 体 感 治 安 1 は 悪 化 しつつあり 防 犯 まちづくりへの 取 り 組 みが 一 層 求 められるようになりました そこで 本 市 では 市 民 が 犯 罪 のない 安 全 で 安 心 して 暮 らすことができる 社 会 の 実 現 に 資 することを 目 的 に 平 成 20 年 4 月 に 久 留 米 市 防 犯 まちづくり 条 例 ( 以 下 条 例 と いう )を 施 行 するとともに その 後 平 成 21 年 3 月 に 同 条 例 に 基 づく 計 画 として 久 留 米 市 防 犯 まちづくり 推 進 計 画 ( 以 下 第 1 次 計 画 という )を 策 定 し 犯 罪 のない 安 全 で 安 心 な 久 留 米 市 の 実 現 に 向 け 総 合 的 に 防 犯 対 策 に 取 り 組 んできました しかしながら 市 民 の 身 近 な 犯 罪 は 今 なお 高 い 水 準 で 発 生 しているのに 加 え 市 内 で 相 次 いで 発 生 している 暴 力 団 の 抗 争 事 件 などの 影 響 から 市 民 の 犯 罪 に 対 する 不 安 感 が 高 ま っています そうした 中 本 市 では WHOセーフコミュニティ 協 働 センターが 推 進 する セーフコ ミュニティ 2 に 向 けて 取 り 組 むことを 平 成 23 年 7 月 に 宣 言 し 行 政 関 係 機 関 地 域 住 民 地 域 の 団 体 組 織 が 一 体 となって 安 全 安 心 に 向 けた 取 り 組 みを 進 めていくこと としています また セーフコミュニティでは 犯 罪 暴 力 の 予 防 が 3 重 点 取 り 組 み 分 野 3 として 設 定 されており 犯 罪 の 防 止 防 犯 力 の 向 上 に 重 点 的 に 取 り 組 んでいく こととしています こうした 背 景 や 平 成 21 年 3 月 に 策 定 した 第 1 次 計 画 が 平 成 24 年 度 で 終 了 すること を 受 けて 第 2 次 防 犯 まちづくり 推 進 計 画 を 策 定 するものです 1 体 感 治 安 とは 人 々が 感 覚 的 主 観 的 に 感 じている 治 安 の 情 勢 のこと 2 セーフコミュニティとは 生 活 の 安 心 と 安 全 を 脅 かす 事 故 やけがは 原 因 を 究 明 することで 予 防 することができる という 理 念 のもと 地 域 の 実 情 をデータを 用 いて 客 観 的 に 評 価 し 行 政 関 係 機 関 地 域 住 民 地 域 の 団 体 組 織 などが 力 をあわせて 安 心 して 生 活 できる 安 全 な まちづくり に 取 り 組 む 活 動 と それを 行 っている 自 治 体 などのことで WHOセーフコミュ ニティ 協 働 センターが 認 証 するもの 3 久 留 米 市 のセーフコミュニティにおける 重 点 取 り 組 み 分 野 及 び 重 点 取 り 組 み 項 目 重 点 取 り 組 み 分 野 - 1 - 重 点 取 り 組 み 項 目 1. 交 通 安 全 1 高 齢 者 の 交 通 事 故 防 止 2 自 転 車 事 故 の 防 止 2.こどもの 安 全 3 児 童 虐 待 の 防 止 4 学 校 の 安 全 3. 高 齢 者 の 安 全 5 転 倒 予 防 6 高 齢 者 虐 待 の 防 止 4. 犯 罪 暴 力 の 予 防 7 犯 罪 の 防 止 防 犯 力 の 向 上 8DV 防 止 早 期 発 見 5. 自 殺 予 防 9 自 殺 うつ 病 の 予 防 6. 防 災 10 地 域 防 災 力 の 向 上

2 計 画 の 目 的 条 例 に 基 づき 防 犯 まちづくりに 関 する 施 策 を 総 合 的 に 推 進 するために 防 犯 に 係 る 現 状 や 課 題 を 明 らかにするとともに セーフコミュニティの 仕 組 みを 活 用 して 行 政 関 係 機 関 地 域 住 民 地 域 の 団 体 組 織 などが 横 断 的 に 連 携 しながら 今 後 取 り 組 むべき 施 策 をより 効 果 的 効 率 的 に 展 開 することを 目 的 として 策 定 します 3 防 犯 まちづくりの 範 囲 この 計 画 における 防 犯 まちづくり とは 犯 罪 の 防 止 に 関 する 自 主 的 な 活 動 犯 罪 の 防 止 に 配 慮 した 環 境 の 整 備 その 他 犯 罪 を 減 らすための 取 り 組 みを 指 します この 計 画 においては 主 に 日 常 の 行 動 範 囲 内 で 発 生 する 犯 罪 ( 空 き 巣 ひったくり 振 り 込 め 詐 欺 性 的 犯 罪 子 どもを 狙 った 犯 罪 等 )や 殺 人 強 盗 放 火 などの 凶 悪 犯 罪 暴 力 団 による 凶 悪 な 事 件 の 抑 止 を 目 的 として 取 り 組 みを 進 めることとします また ドメスティック バイオレンス(DV)や 交 通 安 全 児 童 高 齢 者 などに 対 する 虐 待 等 既 に 体 系 的 な 取 り 組 みが 行 われているものは その 取 り 組 みと 調 整 を 行 っていき ます 4 計 画 期 間 この 第 2 次 計 画 の 期 間 は 本 市 のセーフコミュニティの 再 認 証 までの 期 間 にあわせて 平 成 25 年 度 から 29 年 度 までの 5 年 間 とします ただし この 期 間 中 であっても 施 策 の 進 捗 状 況 や 社 会 情 勢 の 変 化 に 応 じて 適 宜 計 画 の 見 直 しを 行 うこととします 5 基 本 理 念 市 民 にとって 犯 罪 に 遭 遇 する 危 険 を 感 じることがなく 安 全 で 安 心 して 暮 らせること が 市 民 生 活 の 基 本 であることから この 計 画 においては 次 の 基 本 理 念 を 掲 げ 各 種 の 取 り 組 みを 進 めることとします 住 む 人 にとっても 訪 れる 人 にとっても 犯 罪 のない 安 全 で 安 心 な 久 留 米 市 の 実 現 - 2 -

第 2 章 防 犯 に 対 する 取 り 組 みの 課 題 別 冊 資 料 犯 罪 の 現 状 と 市 民 の 防 犯 意 識 を 踏 まえて 防 犯 に 対 する 取 り 組 みの 課 題 を 以 下 のとおり 整 理 しました 1 社 会 の 規 範 意 識 の 低 下 (1) 社 会 の 規 範 意 識 の 低 下 人 の 迷 惑 などを 考 えない 社 会 の 基 本 的 なルールを 守 らないなどの 公 共 心 や 法 律 を 遵 守 するという 規 範 意 識 が 低 下 傾 向 にあります 特 に 子 どもの 模 範 となるべき 大 人 につ いて 規 範 意 識 の 向 上 が 求 められます (2) 市 民 一 人 ひとりの 防 犯 意 識 の 欠 如 自 分 だけは 犯 罪 の 被 害 に 遭 わない 防 犯 は 警 察 行 政 他 人 に 任 せておけばよいと 考 える 人 が 多 くなっているなど 自 主 的 に 防 犯 対 策 に 取 り 組 む 意 識 が 欠 如 している 人 も 見 受 けられます 2 連 帯 感 の 希 薄 化 地 域 の 犯 罪 抑 止 力 の 低 下 地 域 での 犯 罪 を 防 止 するには 地 域 住 民 の 連 帯 感 を 高 め 地 域 住 民 の 目 が 行 き 届 いた 地 域 コミュニティを 形 成 する 必 要 があります しかしながら 少 子 高 齢 化 の 進 行 に 伴 う 核 家 族 化 や 都 市 化 により 孤 立 化 匿 名 傾 向 が 強 くなり 地 域 への 無 関 心 不 干 渉 の 傾 向 を 生 み 出 し 地 域 社 会 の 一 体 感 連 帯 感 が 希 薄 になるなど 犯 罪 抑 止 力 が 低 下 しています 3 犯 罪 情 報 の 不 足 身 近 で 犯 罪 が 発 生 しているにもかかわらず 警 察 や 行 政 が 入 手 している 犯 罪 発 生 状 況 や 被 害 状 況 など 防 犯 のために 必 要 である 的 確 な 情 報 が 地 域 社 会 全 体 で 不 足 しており 市 民 には 犯 罪 の 発 生 状 況 などの 情 報 提 供 を 求 める 声 が 多 い 状 況 です 4 安 全 な 生 活 環 境 の 整 備 (1) 生 活 環 境 の 悪 化 違 法 広 告 物 や 落 書 きなどの 氾 濫 放 置 自 転 車 違 法 駐 車 ごみのポイ 捨 てなどの 秩 序 違 反 行 為 迷 惑 行 為 の 放 置 は その 行 為 自 体 が 問 題 であるのみならず 犯 罪 を 誘 引 し 助 長 していく 大 きな 要 素 となっています (2) 犯 罪 が 発 生 しにくい 環 境 の 整 備 道 路 公 園 駐 輪 駐 車 場 など 行 政 が 整 備 や 管 理 している 公 共 施 設 だけではなく 不 特 定 多 数 の 者 が 利 用 する 場 所 においても 防 犯 カメラ 防 犯 灯 を 設 置 する 等 犯 罪 が 発 生 しにくい 環 境 の 整 備 が 必 要 です 人 が 多 く 集 まる 大 規 模 集 客 施 設 中 心 商 店 街 及 びその 周 辺 地 域 などでは 他 の 地 域 に 比 べると 犯 罪 の 発 生 率 が 高 くなっています - 3 -

5 犯 罪 の 複 雑 多 様 化 広 域 化 インターネットや 携 帯 電 話 の 普 及 により 生 活 が 著 しく 便 利 になった 反 面 ネット 詐 欺 や 出 会 い 系 サイトなど また 最 近 ではスマートフォンの 急 速 な 普 及 に 伴 う 危 険 性 の 増 大 が 危 惧 されます 6 子 ども 高 齢 者 女 性 への 犯 罪 に 対 する 不 安 感 の 高 まり 一 般 刑 法 犯 認 知 件 数 が 減 少 傾 向 にある 中 女 性 を 狙 った 性 犯 罪 の 認 知 件 数 は 全 国 の 水 準 と 比 較 して 高 い 状 況 です また 声 かけやつきまといなどの 性 犯 罪 前 兆 事 案 は 後 を 絶 た ず 子 どもや 女 性 の 犯 罪 被 害 の 不 安 感 が 高 まっています また 核 家 族 化 や 高 齢 社 会 化 が 進 む 中 高 齢 者 を 狙 った 振 り 込 め 詐 欺 やひったくり 1 人 暮 らしを 狙 った 侵 入 窃 盗 などの 被 害 の 増 加 が 懸 念 されます 7 青 少 年 の 非 行 化 の 抑 止 少 年 犯 罪 のうち 特 に 初 発 型 非 行 と 呼 ばれる 万 引 きや 自 転 車 盗 オートバイ 盗 が 占 める 割 合 は 高 い 水 準 にあり 1980 年 代 のアメリカで 提 唱 された 割 れ 窓 理 論 のように 他 の 犯 罪 に 比 較 して 軽 微 な 犯 罪 という 誤 った 認 識 から 犯 行 を 繰 り 返 し やがては 重 大 な 非 行 に 移 行 してしまう 恐 れがあります 特 に 近 年 青 少 年 が 携 帯 電 話 やインターネットを 利 用 する 機 会 が 増 えるにつれ そこに 氾 濫 (はんらん)する 違 法 有 害 な 情 報 が 青 少 年 に 与 える 悪 影 響 が 懸 念 されます 8 凶 悪 犯 罪 の 発 生 に 伴 う 体 感 治 安 の 悪 化 指 定 暴 力 団 間 の 一 連 の 抗 争 事 件 は 長 期 化 し 銃 器 による 発 砲 事 件 手 りゅう 弾 による 殺 人 未 遂 事 件 が 発 生 するなど 市 内 で 凶 悪 な 事 件 が 相 次 いで 発 生 し 市 民 の 体 感 治 安 が 悪 化 しています 割 れ 窓 理 論 1 枚 の 割 れたガラスを 放 置 しておくと たちまち 街 全 体 が 荒 れ 犯 罪 が 増 加 する という 理 論 で 1982 年 アメリカの 犯 罪 学 者 ジョージ ケリング 博 士 が 提 唱 したもの 落 書 きなどの 通 常 は 軽 微 な 犯 罪 とされる 行 為 であっても 見 過 ごしておけばさらに 重 大 な 犯 罪 を 誘 発 し 地 域 社 会 が 崩 壊 する 危 険 性 を 説 いたもので 言 い 換 えれば 小 さな 違 法 行 為 を 見 逃 さず 徹 底 した 取 り 締 りをすると 凶 悪 犯 罪 の 多 発 の 抑 制 につながるということ これを 実 践 したのが ニューヨーク 市 のR ジュリアーニ 市 長 です ジュリアーニ 市 長 は 割 れ 窓 理 論 を 採 用 し ニューヨークの 街 角 から 割 れ 窓 の 一 掃 と 警 察 官 5,000 人 を 新 たに 採 用 し 徹 底 した 徒 歩 パトロールと 軽 微 な 犯 罪 を 取 り 締 まった その 結 果 凶 悪 犯 罪 が 激 減 し ニューヨークは 犯 罪 都 市 の 汚 名 を 返 上 したもの - 4 -

第 3 章 防 犯 まちづくり 計 画 の 方 向 性 1 目 標 (1) 基 本 目 標 基 本 目 標 とは 防 犯 まちづくりの 推 進 に 当 たって 取 り 組 みの 方 向 性 の 基 本 となるもの で 市 警 察 市 民 などがそれぞれ 取 り 組 みを 行 う 際 の 目 標 とするものです 取 り 組 みを 行 うに 当 たっては 生 活 の 安 心 と 安 全 を 脅 かす 事 故 やけがは 偶 然 の 結 果 で はなく 原 因 を 究 明 することで 予 防 することができる という 理 念 の セーフコミュニテ ィ の 仕 組 みを 活 用 することとします 1 市 民 一 人 ひとりの 防 犯 及 び 規 範 意 識 の 高 揚 市 民 一 人 ひとりが 自 分 のことは 自 分 で 守 る という 防 犯 意 識 を 高 め 自 分 たちの 地 域 は 自 分 たちで 守 る という 地 域 の 安 全 に 対 する 自 覚 と 連 帯 意 識 を 持 ち 主 体 的 に 考 え 行 動 することが 必 要 です このため 個 人 が 犯 罪 被 害 に 遭 わないための 力 個 人 の 防 犯 力 を 高 めるとともに 個 人 が 地 域 でつながりあい 地 域 社 会 での 役 割 責 任 を 果 たしていくという 市 民 力 を 養 っていくことが 大 切 であり 個 人 の 防 犯 意 識 や 防 犯 知 識 を 高 める 啓 発 活 動 を 推 進 し ます 2 地 域 における 防 犯 活 動 の 推 進 地 域 の 防 犯 まちづくりを 推 進 していくうえで 地 域 コミュニティが 果 たす 役 割 は 非 常 に 大 きなものがあります 住 民 同 士 が 地 域 への 関 心 や 愛 着 を 持 って 互 いに 支 えあう 意 識 は 防 犯 まちづくりの 基 礎 といえます 市 や 警 察 などと 連 携 した 様 々な 市 民 活 動 によっ て 地 域 の 防 犯 力 を 高 めることが 必 要 です このため 市 民 による 日 常 生 活 における 自 主 的 な 防 犯 活 動 を 推 進 するとともに 防 犯 活 動 を 行 う 市 民 団 体 を 支 援 します 3 迅 速 な 犯 罪 情 報 の 共 有 化 正 確 な 防 犯 状 況 を 迅 速 に 提 供 することは 犯 罪 防 止 や 二 次 被 害 の 防 止 に 大 きく 役 立 ち ます このため 市 民 が 防 犯 活 動 の 必 要 性 や 重 要 性 を 認 識 するとともに 身 近 な 犯 罪 の 発 生 状 況 や 犯 罪 予 防 方 法 などを 把 握 できるように 多 様 な 伝 達 方 法 や 媒 体 を 活 用 することで 迅 速 かつ 効 果 的 に 情 報 を 伝 えることが 必 要 です - 5 -

4 犯 罪 が 起 きにくい 防 犯 に 配 慮 したまちづくりの 推 進 防 犯 まちづくりの 推 進 に 当 たっては 犯 罪 の 起 きにくい 環 境 や 防 犯 に 配 慮 したまちづ くりを 進 め 犯 罪 を 未 然 に 防 止 することが 必 要 です このため 犯 罪 が 起 きにくいまちづくりを 推 進 するとともに 公 共 施 設 等 の 防 犯 対 策 の 充 実 や 事 業 者 への 防 犯 対 策 の 普 及 啓 発 を 図 ります また 人 が 多 く 集 まる 大 規 模 集 客 施 設 中 心 商 店 街 及 びその 周 辺 地 域 などにおいて 市 警 察 事 業 者 地 域 が 連 携 し 安 全 確 保 を 図 ります 5 児 童 生 徒 の 安 全 の 確 保 防 犯 まちづくりの 推 進 に 当 たっては 特 に 学 校 内 や 地 域 等 において 児 童 生 徒 等 の 安 全 の 確 保 に 努 めると 共 に 子 どもの 時 から 防 犯 の 意 識 づけを 行 うことが 必 要 です このため 安 全 教 室 の 開 催 や 登 下 校 時 の 通 学 路 等 における 保 護 者 学 校 関 係 機 関 地 域 などが 一 体 となった 取 り 組 みを 行 います 6 高 齢 者 の 安 全 の 確 保 高 齢 化 が 進 む 中 高 齢 者 を 狙 った 振 り 込 め 詐 欺 やひったくり 1 人 暮 らしを 狙 った 侵 入 窃 盗 などの 被 害 から 高 齢 者 を 守 ることが 一 層 重 要 になっています このため 高 齢 者 が 犯 罪 被 害 に 遭 わない 為 高 齢 者 自 身 に 防 犯 に 関 する 知 識 を 習 得 し てもらうことや 市 警 察 地 域 が 一 体 になり 高 齢 者 を 犯 罪 から 守 る 取 り 組 みを 推 進 し ます 7 女 性 の 安 全 の 確 保 本 市 の 性 犯 罪 の 認 知 件 数 は 全 国 福 岡 県 に 比 べて 高 い 水 準 で 推 移 しています さら に 女 性 に 対 する 性 的 暴 行 などは 表 面 化 しにくく その 被 害 件 数 は 統 計 数 値 をはる かに 上 回 っていると 言 われており 女 性 の 安 全 の 確 保 が 一 層 重 要 になっています このため 性 犯 罪 を 許 さない 強 い 意 志 を 明 確 に 示 すなど 犯 罪 抑 止 のための 広 報 を 工 夫 して 実 施 するほか 性 犯 罪 は 被 害 者 でなく 加 害 者 に 責 任 があるという 観 点 からの 防 犯 対 策 の 啓 発 及 び 安 全 対 策 を 行 うなど 性 犯 罪 の 防 止 に 取 り 組 みます 8 青 少 年 の 健 全 な 育 成 刑 法 犯 総 検 挙 人 員 の 約 25%を 少 年 が 占 めていることから 青 少 年 の 健 全 な 育 成 を 図 る ことにより 青 少 年 の 非 行 防 止 及 び 少 年 犯 罪 の 減 少 を 図 っていく 必 要 があります このため 保 護 者 学 校 関 係 機 関 地 域 などが 一 体 となって 青 少 年 健 全 育 成 の 活 動 に 取 り 組 みます 9 暴 力 追 放 運 動 の 推 進 本 市 には 指 定 暴 力 団 が 存 在 しており これまで 数 々の 抗 争 事 件 を 起 こし 一 般 市 民 を 恐 怖 に 陥 れてきています 平 和 に 暮 らす 私 たちの 権 利 を 暴 力 で 侵 害 する 暴 力 団 を 根 絶 す る 必 要 があります このため 暴 力 団 を 利 用 しない 恐 れない 金 を 出 さない 交 際 しない の 運 動 を 推 進 するとともに 警 察 市 事 業 者 地 域 などが 連 携 し 暴 力 団 のいない 明 るい 地 域 社 会 の 実 現 を 目 指 します - 6 -

2 成 果 指 標 計 画 の 基 本 目 標 を 達 成 するために この 計 画 の 策 定 期 間 における 成 果 指 標 を 次 のよう に 設 定 します 〇 防 犯 まちづくり 全 体 での 指 標 成 果 指 標 第 1 次 計 画 策 定 時 ( 平 成 20 年 ) 現 状 ( 平 成 23 年 ) 目 標 ( 平 成 29 年 ) 一 般 刑 法 犯 認 知 件 数 5,113 件 4,590 件 3,500 件 以 下 防 犯 対 策 の 不 満 の 割 合 43.5% 40.9% 30% 以 下 久 留 米 市 新 総 合 計 画 ( 第 2 次 基 本 計 画 : 平 成 17 年 度 ~ 平 成 26 年 度 )における 指 標 一 般 刑 法 犯 認 知 件 数 ( 平 成 16 年 度 :7,058 件 平 成 26 年 度 5,500 件 以 下 ) 防 犯 対 策 の 不 満 の 割 合 ( 平 成 16 年 度 :50.9% 平 成 26 年 度 30% 以 下 ) 〇 基 本 目 標 の 指 標 (1)~(9)の 基 本 項 目 毎 に 成 果 指 標 を 設 定 します (1) 市 民 一 人 ひとりの 防 犯 及 び 規 範 意 識 の 高 揚 成 果 指 標 第 1 次 計 画 策 定 時 現 状 目 標 ( 平 成 20 年 ) ( 平 成 23 年 ) ( 平 成 29 年 ) 防 犯 活 動 に 参 加 したい 人 の 割 合 ( 意 識 調 査 ) - 10.1% 15% 以 上 一 人 ひとりの 防 犯 意 識 を 高 めることが 必 要 と 思 う 人 の 割 合 ( 意 識 調 査 ) - 64.1% 70% 以 上 (2) 地 域 における 防 犯 活 動 の 推 進 第 1 次 計 画 策 定 時 成 果 指 標 ( 平 成 20 年 ) 現 状 ( 平 成 23 年 ) 目 標 ( 平 成 29 年 ) 自 主 防 犯 活 動 団 体 登 録 人 数 地 域 で 安 全 安 心 のまちづ くり 活 動 が 行 われている かどうか 知 らない 人 の 割 合 ( 意 識 調 査 ) 13,765 人 21,463 人 27,000 人 以 上 - 31.7% 25% 以 下 - 7 -

地 域 安 全 マップ を 活 用 して 自 主 防 犯 活 動 に 取 り 組 んでいる 校 区 数 自 転 車 ツーロックの 自 転 車 駐 車 場 や 商 業 施 設 など での 啓 発 活 動 箇 所 数 - - 46 校 区 ( 全 小 学 校 区 数 ) - - 13 箇 所 / 年 以 上 (3) 迅 速 な 犯 罪 情 報 の 共 有 化 成 果 指 標 第 1 次 計 画 策 定 時 ( 平 成 20 年 ) 現 状 ( 平 成 23 年 ) 目 標 ( 平 成 29 年 ) ふっけい 安 心 メール の 登 録 者 数 5,657 人 8,274 人 14,000 人 以 上 発 生 状 況 や 安 全 に 関 する 情 報 提 供 に 力 を 入 れても らいたいと 思 う 人 の 割 合 - 47.5% 40% 以 下 ( 意 識 調 査 ) ふっけい 安 心 メール 福 岡 県 警 察 が 県 内 で 発 生 した 事 件 情 報 や 防 犯 情 報 などを 配 信 するメールのこと (4) 犯 罪 が 起 きにくい 防 犯 に 配 慮 したまちづくりの 推 進 成 果 指 標 第 1 次 計 画 策 定 時 ( 平 成 20 年 ) 現 状 ( 平 成 23 年 ) 目 標 ( 平 成 29 年 ) 街 頭 犯 罪 の 認 知 件 数 2,775 件 2,572 件 1,900 件 以 下 窃 盗 犯 罪 を 不 安 に 思 う 人 の 割 合 ( 意 識 調 査 ) - 62.1% 60% 以 下 重 点 パトロール 実 施 回 数 - - 12 回 / 年 以 上 犯 罪 多 発 地 域 などにおけ る 改 善 箇 所 数 ( 街 頭 防 犯 カ - メラの 設 置 など) の 累 計 ) 街 頭 犯 罪 警 察 における 重 点 対 象 罪 種 具 体 的 には 車 上 ねらい 自 転 車 盗 オートバイ 盗 自 動 販 売 機 ねら い 部 品 ねらい 万 引 き 強 制 わいせつ 強 盗 空 巣 居 空 き( 在 宅 中 の 家 屋 などに 忍 び 込 み 金 品 などを 盗 む 犯 罪 ) 忍 込 み( 夜 間 の 就 寝 中 家 屋 などに 忍 び 込 み 金 品 などを 盗 む 犯 罪 ) 自 動 車 盗 ひったくり 万 引 きの 13 罪 種 とする - 30 箇 所 以 上 ( 平 成 25~29 年 - 8 -

(5) 児 童 生 徒 の 安 全 の 確 保 成 果 指 標 学 校 等 からの 教 育 委 員 会 へ の 不 審 者 情 報 の 数 学 校 や 登 下 校 時 のけがや 事 故 を 不 安 に 思 う 人 の 割 合 ( 意 識 調 査 ) 第 1 次 計 画 策 定 時 ( 平 成 20 年 ) 現 状 ( 平 成 23 年 ) 目 標 ( 平 成 29 年 ) - 52 件 40 件 以 下 - 24.3% 20% 以 下 (6) 高 齢 者 の 安 全 の 確 保 成 果 指 標 第 1 次 計 画 策 定 時 ( 平 成 20 年 ) 現 状 ( 平 成 23 年 ) 目 標 ( 平 成 29 年 ) 特 殊 詐 欺 認 知 件 数 - 7 件 5 件 以 下 70 歳 以 上 で 窃 盗 犯 罪 を 不 安 に 思 う 割 合 ( 意 識 調 査 ) - 54.4% 40% 以 下 特 殊 詐 欺 振 り 込 め 詐 欺 の 他 犯 行 の 態 様 や 手 口 から これと 同 一 視 できるもの (7) 女 性 の 安 全 の 確 保 成 果 指 標 第 1 次 計 画 策 定 時 ( 平 成 20 年 ) 現 状 ( 平 成 23 年 ) 目 標 ( 平 成 29 年 ) 街 頭 犯 罪 の 内 性 犯 罪 の 認 52 件 36 件 25 件 以 下 知 件 数 女 性 で 性 的 犯 罪 を 不 安 に 感 じている 割 合 ( 意 識 調 査 ) - 34.6% 25% 以 下 女 性 に 対 する 性 犯 罪 などは 表 面 化 しにくく 評 価 指 標 の 街 頭 犯 罪 の 内 性 犯 罪 の 認 知 件 数 の 数 値 はそのまま 評 価 するのが 難 しい 面 があります (8) 青 少 年 の 健 全 な 育 成 成 果 指 標 第 1 次 計 画 策 定 時 ( 平 成 20 年 ) 現 状 ( 平 成 23 年 ) 目 標 ( 平 成 29 年 ) 刑 法 犯 少 年 検 挙 補 導 人 員 ( 久 留 米 市 居 住 者 ) 416 人 362 人 270 人 以 下 - 9 -

(9) 暴 力 追 放 運 動 の 推 進 成 果 指 標 久 留 米 市 内 に 本 拠 を 置 く 指 定 暴 力 団 の 県 内 の 構 成 員 等 数 発 砲 事 件 などの 暴 力 団 犯 罪 により 治 安 が 悪 くなっ たと 思 う 人 の 割 合 ( 意 識 調 査 ) 暴 追 大 会 等 独 自 の 暴 追 取 り 組 みを 行 っている 校 区 数 第 1 次 計 画 策 定 時 ( 平 成 20 年 ) 現 状 ( 平 成 23 年 ) 目 標 ( 平 成 29 年 ) 480 人 500 人 400 人 以 下 - 45.1% 35% 以 下 - 14 校 区 46 校 区 ( 全 小 学 校 区 数 ) 暴 力 団 排 除 などの 防 犯 教 - 77 校 88 校 / 年 以 上 育 活 動 を 行 った 学 校 数 暴 力 団 排 除 などの 防 犯 教 育 活 動 を 行 った 学 校 数 とは 暴 力 団 排 除 教 育 や 防 犯 教 室 及 びシンナー 等 薬 物 乱 用 防 止 教 室 を 開 催 している 幼 稚 園 保 育 園 を 除 く 全 ての 教 育 機 関 数 をいう - 10 -

第 4 章 防 犯 まちづくりを 推 進 するための 施 策 1 施 策 の 体 系 課 題 を 踏 まえて 本 計 画 の 実 現 に 向 けて 次 のように 施 策 を 体 系 化 します 施 策 体 系 課 題 基 本 目 標 施 策 の 方 向 期 待 される 効 果 基 本 理 念 1 社 会 の 規 範 意 識 の 低 下 2 連 帯 感 の 希 薄 化 地 域 の 犯 罪 抑 止 力 の 低 下 3 犯 罪 情 報 の 不 足 4 安 全 な 生 活 環 境 の 整 備 5 犯 罪 の 複 雑 多 様 化 広 域 化 6 子 ども 高 齢 者 女 性 への 犯 罪 に 対 する 不 安 感 の 高 まり 7 青 少 年 の 非 行 化 の 抑 止 8 凶 悪 犯 罪 の 発 生 に 伴 う 体 感 治 安 の 悪 化 1 市 民 一 人 ひとりの 防 犯 市 民 個 人 の 防 犯 意 識 防 犯 能 力 及 び 規 範 意 識 の 高 揚 の 向 上 市 民 の 防 犯 活 動 の 活 発 化 支 援 2 地 域 における 防 犯 活 動 地 域 ぐるみによる 防 犯 の 取 り 組 の 推 進 み 事 業 所 における 自 主 防 犯 活 動 の 推 進 3 迅 速 な 犯 罪 情 報 の 共 有 犯 罪 情 報 の 迅 速 かつ 効 果 的 な 発 化 信 提 供 防 犯 に 配 慮 した 道 路 公 園 建 4 犯 罪 が 起 きにくい 防 物 等 の 整 備 の 促 進 犯 に 配 慮 したまちづく りの 推 進 関 係 団 体 との 連 携 による 安 全 で 安 心 な 環 境 づくり 5 児 童 生 徒 の 安 全 の 保 護 者 学 校 関 係 機 関 地 域 確 保 が 一 体 となった 取 り 組 み 6 高 齢 者 の 安 全 の 確 保 被 害 予 防 の 広 報 啓 発 の 推 進 性 犯 罪 防 止 に 関 する 広 報 啓 発 7 女 性 の 安 全 の 確 保 等 の 推 進 保 護 者 学 校 関 係 機 関 地 域 8 青 少 年 の 健 全 な 育 成 が 一 体 となった 取 り 組 み 久 留 米 市 暴 力 追 放 推 進 協 議 会 を 9 暴 力 追 放 運 動 の 推 進 中 心 とした 地 域 社 会 が 一 丸 とな った 取 り 組 み 市 民 一 人 ひとりの 防 犯 に 関 する 意 識 犯 罪 被 害 に 遭 わないための 能 力 が 向 上 する 多 くの 市 民 による 幅 広 い 防 犯 活 動 が 展 開 される 地 域 の 連 帯 感 が 高 まり 地 域 コミュニティ 全 体 の 防 犯 力 が 向 上 する 従 業 員 等 の 自 主 的 な 防 犯 活 動 により 地 域 の 防 犯 力 が 向 上 する 二 次 被 害 の 減 少 に 繋 がる 犯 罪 発 生 の 機 会 を 減 らし 安 全 で 安 心 な 空 間 が 創 出 される 関 係 団 体 が 連 携 し 効 果 的 な 防 犯 の 取 り 組 みが 行 われる 子 どもが 犯 罪 に 巻 き 込 まれる 不 安 がなくなる 高 齢 者 が 巻 き 込 まれる 犯 罪 を 未 然 に 防 止 し 犯 罪 機 会 が 減 少 する 女 性 が 犯 罪 に 巻 き 込 まれる 不 安 が 少 なくなる 規 範 意 識 を 持 った 青 少 年 が 育 成 される 暴 力 団 を 壊 滅 に 追 い 込 む 気 運 が 醸 成 される 暴 力 団 の 資 金 力 と 組 織 力 の 弱 体 化 に 繋 がる 住 む 人 に と っ て も 訪 れ る 人 に と っ て も 犯 罪 の な い 安 全 で 安 心 な 久 留 米 市 の 実 現 - 11 -

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2 施 策 の 概 要 各 基 本 目 標 に 施 策 の 方 向 に 沿 って 次 の 項 目 を 中 心 に 施 策 展 開 を 図 ります (1) 市 民 一 人 ひとりの 防 犯 及 び 規 範 意 識 の 高 揚 1 市 民 個 人 の 防 犯 意 識 防 犯 能 力 の 向 上 ア. 犯 罪 情 報 防 犯 知 識 の 提 供 広 報 くるめ ホームページ 等 により 犯 罪 情 報 や 防 犯 知 識 の 情 報 等 を 提 供 すると ともに 防 犯 に 関 する 相 談 業 務 の 推 進 を 図 ります イ. 啓 発 活 動 の 実 施 全 国 地 域 安 全 運 動 久 留 米 市 民 大 会 の 開 催 出 前 講 座 等 により 防 犯 意 識 の 高 揚 を 図 ります ウ. 規 範 意 識 の 高 揚 子 どもから 大 人 まで 市 民 全 体 の 規 範 意 識 の 高 揚 を 図 ります エ. 防 犯 への 意 識 の 涵 養 幼 少 期 から 青 年 期 に 至 る 過 程 で 善 悪 を 判 断 する 能 力 を 養 い 暴 力 に 頼 らないで 問 題 解 決 を 図 る 生 き 方 等 をあらゆる 教 育 の 場 での 啓 発 を 図 ります (2) 地 域 における 防 犯 活 動 の 推 進 1 市 民 の 防 犯 活 動 の 活 発 化 支 援 ア. 自 主 防 犯 活 動 の 促 進 支 援 地 域 において 防 犯 活 動 を 行 う 団 体 に 対 して パトロール 活 動 などに 必 要 な 物 的 支 援 や 財 政 的 支 援 を 推 進 します イ. 既 存 の 防 犯 活 動 団 体 の 活 性 化 防 犯 協 会 など 既 にある 防 犯 活 動 団 体 の 活 動 を 支 援 するとともに 参 加 者 を 増 や す 等 の 組 織 活 性 化 を 支 援 します 2 地 域 ぐるみによる 防 犯 の 取 り 組 み ウ. 地 域 全 体 による 防 犯 の 取 り 組 みの 推 進 防 犯 活 動 団 体 だけでなく 自 治 会 老 人 クラブ 女 性 の 会 婦 人 会 等 各 種 団 体 が 連 携 し 地 域 ぐるみで 防 犯 の 取 り 組 みを 促 進 します エ. 地 域 防 犯 リーダー 等 の 育 成 地 域 において 防 犯 活 動 に 取 り 組 む 個 人 グループ 等 の 発 掘 や 育 成 に 努 めます 3 事 業 所 における 自 主 防 犯 活 動 の 推 進 オ. 事 業 所 における 自 主 防 犯 活 動 の 推 進 地 域 の 一 員 として 地 域 住 民 と 連 携 した 自 主 防 犯 活 動 に 努 めるとともに 業 務 で 地 域 を 巡 回 する 中 常 に 防 犯 パトロールを 行 っているという 認 識 を 持 つように 努 めます - 13 -

(3) 迅 速 な 犯 罪 情 報 の 共 有 化 1 犯 罪 情 報 の 迅 速 かつ 効 果 的 な 発 信 提 供 ア. 犯 罪 情 報 の 提 供 メール 配 信 などにより 緊 急 性 の 高 い 犯 罪 情 報 について 迅 速 かつ 効 果 的 な 情 報 提 供 に 努 めるとともに メール 受 信 登 録 の 普 及 を 図 ります イ. 地 域 内 における 犯 罪 情 報 の 伝 達 と 共 有 化 各 校 区 コミュニティ 組 織 内 における 情 報 伝 達 網 を 構 築 し 犯 罪 発 生 情 報 等 に 関 し 防 犯 団 体 関 係 者 への 迅 速 かつ 効 果 的 な 情 報 伝 達 を 促 進 します (4) 犯 罪 が 起 きにくい 防 犯 に 配 慮 したまちづくりの 推 進 1 防 犯 に 配 慮 した 道 路 公 園 建 物 等 の 整 備 の 促 進 ア. 公 共 施 設 の 防 犯 対 策 道 路 公 園 建 物 等 の 公 共 施 設 について 死 角 を 解 消 し 見 通 しを 良 くする 等 の 防 犯 対 策 に 努 めます イ. 犯 罪 が 起 きにくい 地 域 環 境 づくり 不 特 定 多 数 の 者 が 利 用 する 場 所 など 犯 罪 が 起 こりやすい 場 所 について 市 警 察 関 係 団 体 等 が 一 体 となって 安 心 感 を 高 める 環 境 づくりに 努 めます 2 関 係 団 体 との 連 携 による 安 全 で 安 心 な 環 境 づくり ウ. 健 全 で 魅 力 ある 賑 わい 空 間 の 形 成 繁 華 街 商 店 街 大 規 模 集 客 施 設 周 辺 など 犯 罪 が 多 く 発 生 している 地 域 におい て 地 域 の 犯 罪 情 勢 を 踏 まえた 重 点 的 なパトロールを 実 施 するなど 安 全 で 安 心 できる 環 境 づくりを 推 進 します エ. 事 業 者 の 防 犯 対 策 の 普 及 事 業 所 における 防 犯 意 識 の 向 上 を 図 るため 従 業 員 自 らが 積 極 的 に 防 犯 意 識 の 高 揚 を 図 るとともに 警 察 や 市 が 実 施 する 防 犯 教 室 等 への 積 極 的 な 参 加 を 促 進 しま す また 事 業 所 内 の 警 備 員 の 配 置 防 犯 機 器 の 設 置 による 防 犯 の 強 化 等 により 自 主 的 な 防 犯 活 動 を 促 進 します (5) 児 童 生 徒 の 安 全 の 確 保 1 保 護 者 学 校 関 係 機 関 地 域 が 一 体 となった 取 り 組 み ア. 登 下 校 時 のパトロール 活 動 等 の 推 進 保 護 者 学 校 が 主 体 となり 地 域 等 と 連 携 して パトロール 活 動 の 強 化 など 児 童 生 徒 の 安 全 対 策 のために 必 要 な 施 策 を 推 進 します イ. 公 園 遊 び 場 等 の 安 全 確 保 保 護 者 学 校 をはじめ 地 域 ぐるみで 公 園 遊 び 場 等 の 安 全 確 保 に 努 めます (6) 高 齢 者 の 安 全 の 確 保 1 被 害 予 防 の 広 報 啓 発 の 推 進 ア. 高 齢 者 が 被 害 に 遭 いやすい 犯 罪 防 止 の 広 報 啓 発 活 動 の 推 進 警 察 や 関 係 機 関 団 体 などと 連 携 して 振 り 込 め 詐 欺 やひったくりなどの 高 齢 者 - 14 -

が 被 害 に 遭 いやすい 犯 罪 について 防 犯 対 策 の 啓 発 を 推 進 します イ. 防 犯 意 識 の 高 揚 警 察 や 関 係 機 関 団 体 と 連 携 して 防 犯 出 前 講 座 等 を 実 施 し 防 犯 意 識 の 高 揚 を 図 ります (7) 女 性 の 安 全 の 確 保 1 性 犯 罪 防 止 に 関 する 広 報 啓 発 等 の 推 進 ア. 性 犯 罪 防 止 の 広 報 啓 発 活 動 等 の 推 進 警 察 や 関 係 機 関 団 体 と 連 携 して 性 犯 罪 を 許 さない 強 い 意 志 を 明 確 に 示 すな ど 犯 罪 抑 止 のための 広 報 を 工 夫 して 実 施 します また 性 犯 罪 は 被 害 者 ではな く 加 害 者 に 責 任 があるとの 観 点 からの 犯 罪 対 策 の 啓 発 及 び 安 全 対 策 を 推 進 しま す イ. 防 犯 意 識 の 高 揚 警 察 や 関 係 機 関 団 体 と 連 携 して 防 犯 出 前 講 座 等 を 実 施 し 防 犯 意 識 の 高 揚 を 図 ります (8) 青 少 年 の 健 全 な 育 成 1 保 護 者 学 校 関 係 機 関 地 域 が 一 体 となった 取 り 組 み ア. 少 年 非 行 シンナー 等 薬 物 乱 用 防 止 活 動 等 の 推 進 二 輪 車 盗 などの 初 発 型 非 行 をはじめとする 少 年 による 犯 罪 や 非 行 シンナー 等 薬 物 乱 用 の 防 止 有 害 情 報 対 策 など 青 少 年 の 健 全 育 成 を 図 るため 保 護 者 学 校 関 係 機 関 地 域 が 一 体 となって 取 り 組 みを 推 進 します (9) 暴 力 追 放 運 動 の 推 進 1 久 留 米 市 暴 力 追 放 推 進 協 議 会 を 中 心 とした 地 域 社 会 が 一 丸 となった 取 り 組 み ア. 暴 力 団 壊 滅 に 向 けた 取 り 組 み 地 域 社 会 全 体 で 暴 力 団 を 根 絶 するため 市 警 察 事 業 者 市 民 が 連 携 して 粘 り 強 い 暴 力 追 放 運 動 と 暴 力 団 排 除 活 動 を 展 開 し 暴 力 団 を 壊 滅 に 追 い 込 む 気 運 の 醸 成 を 図 ります また 暴 力 団 対 策 法 及 び 暴 力 団 排 除 条 例 を 効 果 的 に 活 用 し 暴 力 団 の 存 在 を 支 えている 資 金 力 と 組 織 力 を 弱 体 化 させるとともに 児 童 生 徒 青 少 年 への 研 修 や 啓 発 を 実 施 し 暴 力 団 への 加 入 防 止 に 努 めます - 15 -

3 セーフコミュニティ 関 連 施 策 地 域 における 防 犯 活 動 の 推 進 犯 罪 が 起 きにくい 防 犯 に 配 慮 したまちづくり の 推 進 暴 力 追 放 運 動 の 推 進 の3つの 項 目 の 内 で 次 の 施 策 についてはセーフ コミュニティの 施 策 として 取 り 組 みます 地 域 における 防 犯 活 動 の 推 進 1 小 学 校 区 毎 の 地 域 安 全 マップの 作 成 地 域 において フィールドワークを 行 いながら 地 域 内 を 点 検 診 断 し 犯 罪 が 起 こり やすい 場 所 や 犯 罪 が 発 生 した 場 所 を 確 認 マッピングを 行 い 地 域 安 全 マップ の 作 成 を 図 ります 2 自 転 車 ツーロックの 推 進 自 転 車 駐 車 場 や 商 業 施 設 など 自 転 車 盗 が 多 く 発 生 する 箇 所 において 無 施 錠 車 に 対 して ワイヤーロックの 安 全 性 等 を 啓 発 し 自 転 車 ツーロック 推 進 を 呼 びかけるなど 自 転 車 利 用 者 に 対 して ツーロックの 推 進 を 図 ります 犯 罪 が 起 きにくい 防 犯 に 配 慮 したまちづくりの 推 進 3 犯 罪 多 発 地 域 での 重 点 パトロールの 実 施 各 校 区 における 防 犯 パトロール 活 動 に 加 え 犯 罪 が 多 く 発 生 している 地 域 をパトロール 重 点 地 区 に 指 定 し 各 種 機 関 団 体 と 連 携 した 全 市 一 体 となった 重 点 パトロールを 図 りま す 4 安 全 安 心 感 を 高 めるための 地 域 環 境 の 整 備 地 域 行 政 警 察 関 係 団 体 などが 一 体 となって 犯 罪 が 起 こりやすいと 思 われる 場 所 について 地 域 安 全 マップ などを 活 用 しながら それぞれ 危 険 の 原 因 を 取 り 除 く 方 策 ( 防 犯 カメラ 防 犯 灯 注 意 喚 起 の 看 板 の 設 置 等 )を 講 じるよう 努 めます 暴 力 追 放 運 動 の 推 進 5 暴 力 団 追 放 市 民 総 決 起 大 会 等 の 開 催 地 域 社 会 全 体 で 暴 力 追 放 に 取 り 組 むため 警 察 行 政 市 民 事 業 者 が 連 携 し 市 民 総 決 起 大 会 を 開 催 します また 一 部 校 区 で 実 施 されている 暴 追 大 会 を 全 校 区 で 実 施 される よう 拡 充 を 図 ります 6 警 察 OBなどによる 児 童 生 徒 青 少 年 への 暴 力 団 の 実 態 や 構 成 員 等 への 加 入 防 止 ための 研 修 や 啓 発 の 実 施 警 察 OBなど 暴 力 団 排 除 に 関 して 専 門 知 識 がある 者 による 小 学 生 高 学 年 中 学 生 高 校 生 を 対 象 とした 暴 力 団 の 実 態 や 構 成 員 等 への 加 入 防 止 のための 研 修 や 啓 発 を 図 りま す - 16 -

第 5 章 計 画 の 推 進 市 市 民 ( 地 域 ) 事 業 者 がそれぞれの 役 割 を 果 たし 協 働 しながら 計 画 の 実 現 に 向 け 取 り 組 んでいくためのあり 方 を 示 します 1 市 市 民 ( 地 域 ) 事 業 者 の 役 割 分 担 住 む 人 にとっても 訪 れる 人 にとっても 犯 罪 のない 安 全 で 安 心 な 久 留 米 市 を 実 現 するために 市 市 民 ( 地 域 ) 事 業 者 役 割 を 久 留 米 市 防 犯 まちづくり 条 例 に 基 づき 次 のとおり 整 理 します 市 の 役 割 市 民 ( 地 域 )の 役 割 事 業 者 の 役 割 基 本 理 念 にのっとり 防 犯 まちづくりに 関 する 施 策 を 策 定 し 及 び 実 施 するものとします 策 定 する 施 策 に 市 民 及 び 事 業 者 の 意 見 を 反 映 させるとともに 当 該 施 策 の 実 施 に 当 たっては 市 民 及 び 事 業 者 の 理 解 と 協 力 を 得 るための 情 報 の 提 供 技 術 的 な 助 言 その 他 必 要 な 措 置 を 行 うものとします 国 県 警 察 その 他 の 関 係 行 政 機 関 及 び 関 係 団 体 と 密 接 な 連 携 を 図 るものとします 防 犯 まちづくりに 関 する 理 解 を 深 め 日 常 生 活 における 自 ら の 安 全 を 確 保 するよう 努 めるものとします 互 いに 協 力 して 地 域 の 自 主 防 犯 活 動 の 推 進 に 努 めるとともに 市 及 び 事 業 者 と 連 携 し 防 犯 まちづくりを 推 進 するよう 努 め るものとします 防 犯 まちづくりに 関 する 理 解 を 深 め 地 域 社 会 の 一 員 である との 認 識 の 下 に 地 域 活 動 に 参 加 するよう 努 めるとともに 市 及 び 市 民 と 連 携 して 防 犯 まちづくりを 推 進 するよう 努 める ものとします その 所 有 し 又 は 管 理 する 施 設 等 及 び 事 業 活 動 について 防 犯 まちづくりのために 必 要 な 措 置 を 講 ずるよう 努 めるものと します 従 業 員 等 に 防 犯 まちづくりに 必 要 な 知 識 及 び 技 術 を 習 得 させ るよう 努 めるものとします 市 が 実 施 する 防 犯 まちづくりの 推 進 に 関 する 施 策 に 協 力 する よう 努 めるものとします 2 市 市 民 ( 地 域 ) 事 業 者 の 連 携 協 働 防 犯 施 策 の 実 効 性 を 高 めていく 為 には 市 市 民 ( 地 域 ) 事 業 者 の 連 携 を 強 化 し そ れぞれの 役 割 分 担 を 発 揮 していくことが 重 要 です そのためには 緊 密 に 情 報 交 換 を 行 う など 連 携 協 働 しながら 施 策 の 推 進 に 取 り 組 みます - 17 -

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