宮崎大学教育学部紀要95号(A4).indd

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宮崎市 2 住吉 3,320 ( 宮 ) 42 ( 宮 ) 105 瓜生野 2,270 ( 宮 ) 85 ( 宮 ) 24 ( 宮 ) 50 木花 1,920 ( 宮 ) 36 ( 宮 ) 140 青島 1,210 ( 宮 ) 30 ( 宮 ) 9 ( 宮 ) 59 ( 宮 ) 25 生目 2,34

教育実践研究論文集 第 6 巻 平成 30 年度教育学部プロジェクト推進支援事業 附属学校改革専門委員会 第 3 期中期目標中期計画 ; 平成 年度中間報告 小規模 複式教育に資する教育実習カリキュラムの開発 ( 経過報告 ) 附属学校改革専門委員会 : 田代高章 ( 教育学部 ) 阿部真一( 教職

P5 26 行目 なお 農村部は 地理的状況や通学時 間等の関係から なお 農村部は 地理的状況や通学時 間等から P5 27 行目 複式学級は 小規模化による学習面 生活面のデメリットがより顕著となる 複式学級は 教育上の課題が大きいことから ことが懸念されるなど 教育上の課題が大きいことから P

目 次 Ⅰ 基本計画策定にあたって 1 1. 基本計画策定の趣旨 1 2. 基本計画策定の背景 1 Ⅱ 市立小 中学校の状況と課題 2 1. 児童 生徒数と学校数の推移 2 2. 児童 生徒数の将来推計 3 3. 小 中学校の規模 4 4. 学校の小規模化 大規模化に伴う課題 4 Ⅲ 学校の適正規模

★H30.1~11

(4) 教員数 [ 表 3] 教員数 は 1,295 人で 前より 43 人減少しました そのうち 女性教員の占める比率は 95.9% となっています (5) 小学校第 1 学年児童数に対する幼稚園修了者数の比率 [ 表 4] 当該の奈良県内の小学校第 1 学年の児童数に対する その年の 3 月の県

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平成 22 年 12 月 8 日 国立の教員養成大学 学部 ( 教員養成課程 ) の平成 22 年 3 月卒業者の就職状況について 小 中 高等学校等の教員養成を目的とする国立の教員養成大学 学部卒業者 (45 大学 学部 ) の教員養成課程の就職状況については 毎年 文部科学省において取りまとめ公

平成 23 年 12 月 27 日 国立の教員養成大学 学部 ( 教員養成課程 ) 等の平成 23 年 3 月卒業者の就職状況について 小 中 高等学校等の教員養成を目的とする国立の教員養成大学 学部卒業者 (44 大学 学部 ) の教員養成課程の就職状況については 毎年 文部科学省において取りまと

公式WEBサイト_取得できる免許・資格(H27入学生~)Ver_02

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45 宮崎県

平成 24 年度職場体験 インターンシップ実施状況等調査 ( 平成 25 年 3 月現在 ) 国立教育政策研究所生徒指導 進路指導研究センター Ⅰ 公立中学校における職場体験の実施状況等調査 ( 集計結果 ) ( ) は 23 年度の数値 1 職場体験の実施状況について ( 平成 24 年度調査時点

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

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平成28年度「英語教育実施状況調査」の結果について

1 大学等を卒業して小学校教諭普通免許状を取得する ( 免許法別表第 1) 基礎資格 種類 基礎資格 専修 修士の学位 ( 大学 ( 短期大学を除く ) の専攻科又は大学院に1 年以上在学し,30 単位以上修得した場合を含む ) 一種 学士の学位 ( 学校教育法第 102 条第 2 項により大学院へ

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2.調査結果の概要

「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(平成26年度)」の結果について

参考資料 校区別小中連携 一貫教育スケジュール表

2 幼保連携型認定こども園 [ 表 3] 主要指標の推移 教育 保育職員数 1 学級当たり教育 保育職員 ( 本務者 ) 園数学級数在園者数 ( 本務者 ) の在園者数 1 当たりの在園者数対前対前対前対前 (3~5 対前 (0~5 対前増減数増減率増減率増減率歳児 ) 増減数歳児 ) 増減数 園

H ( 木 ) H ( 水 ) H ( 金 ) H ( 金 ) H ( 土 ) H ( 月 ) H ( 月 ) H ( 木 ) H ( 金 ) H ( 火 ) H30.6.2

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01 表紙(進路調査編)

仙台市立小 中学校の 過大規模校化への対応方針

小学校と中学校の連携について


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45宮崎県4

3 調査項目一覧 分類問調査項目 属性 1 男女平等意識 F 基本属性 ( 性別 年齢 雇用形態 未既婚 配偶者の雇用形態 家族構成 居住地 ) 12 年調査 比較分析 17 年調査 22 年調査 (1) 男女の平等感 (2) 男女平等になるために重要なこと (3) 男女の役割分担意

平成30年度学校組織マネジメント指導者養成研修 実施要項

0107時点①24かがみ・本文

秋田市小・中学校配置案

教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

45.宮崎県

1

-26-

03所得

①CSの概要

2.調査結果の概要

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①H28公表資料p.1~2

資料 7 1 人口動態と子どもの世帯 流山市人口統計資料 (1) 総人口と年少人口の推移流山市の人口は 平成 24 年 4 月 1 日現在 166,924 人で平成 19 年から増加傾向で推移しています 人口増加に伴い 年尐人口 (15 歳未満 ) 及び年尐人口割合も上昇傾向となっています ( 人

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宮崎市 都城市 延岡市

小・中学校における学校選択制等の実施状況について(平成24年10月1日現在)

p.1~2◇◇Ⅰ調査の概要、Ⅱ公表について、Ⅲ_1教科に対する調査の結果_0821_2改訂

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

Taro-① 平成30年度全国学力・学習状況調査の結果の概要について

18 歳人口予測 ( 全体 : :217~228 年 ) 年 45,961 人 228 年 4,98 人 (5,863 人減少 ) は 12 年間で 5,863 人 12.8% 減少し 全国の減少率 9.6% を 3.2 ポイント上回る 223 年に 41,13 人まで減少した後 224

【資料2】社会教育主事講習の見直しについて【派遣社会教育主事制度とその現状】

○ 第1~8表、図1~4(平成25年度公立学校教員採用選考試験の実施状況について)

現場説明書 平成 30 年 8 月 27 日 宮崎県総務部危機管理局消防保安課長 業務名称 場所 期間 平成 30 年度防災保守第 20 号震度情報ネットワークシステム点検保守委託 宮崎市橘通東 2 丁目 10 番 1 号外 平成 30 年 10 月 1 日から平成 32 年 9 月 30 日まで

5 所要資格 基礎 免許 在職年数 有することを必要とする学校の免許状高等学校教諭普通免許状 1 基礎免許取得後 当該免許で良好な成績で勤務したことを必要とする最低在職年数以下に掲げる高等学校等における教員経験 高等学校 3 年 中等教育学校の後期課程 特別支援学校の高等部 基礎免許取得後 大学等に

参考 平成28年度 公立学校教員採用選考試験の実施状況調査

資料3-1 特別支援教育の現状について

第5回 東大和市学校規模等あり方検討委員会会議録

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(2) 学習指導要領の領域別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 学習指導要領の領域 領 域 話すこと 聞くこと 66.6(69.2) 77.0(79.2) 書くこと 61.8(60.6) 69.3(72.8) 読むこと 69.9(70.2) 77.4(78.5) 伝統的な言語文化等 78.3(

Microsoft Word - 学校適正規模基本方針.docx

(2) 幼保連携型認定こども園 1 園数 20 園 ( 公立 9 園 私立 11 園 : 前年度比 3 園増 ) 表 1 2 園児数 2,189 人 ( 前年度比 416 人増 ) 図 1 表 2 3 教員数 ( 本務者 ) 307 人 ( 前年度比 83 人増 ) 表 3 4 就園率 ( 本年度小

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スライド 1

2 次 2 次 率 2 次 2 次 大阪教育 ( 教育 - 小中 - 保健体育 ) 69 ( 教育 - 中等 - 保健体育 ) 奈良教育 ( 教育 - 教科 - 英語 ( 中 )) 55.0 山口 ( 教育 - 学校 - 国語 ) 50.0 ( 教育 - 学校 - 英語 ) 52.5 福岡教育 (

情報コーナー用

41-06 教員の養成に係る教育の質の向上に係る取組

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

茨城県における 通級による指導 と 特別支援学級 の現状と課題 IbarakiChristianUniversityLibrary ~ 文部科学省 特別支援教育に関する調査の結果 特別支援教育資料 に基づいて茨城キリスト教大学紀要第 52 ~号社会科学 p.145~ 茨城県における 通

宮崎県知事

補足説明資料_教員資格認定試験

平成29年度通級による指導実施状況調査結果について(別紙2)

直轄事業 ( 平成 30 年度当初予算 ) 林野公共事業 番号 実施都道府県名 関係市町村名 事 業 名 地 区 名 全体 主要工事計画 3 宮崎県宮崎市復旧治山事業片井野上流 200 渓間工 1 基 山腹工 1.00ha 宮崎県延岡市復旧治山事業二股 1 80 渓間工 2 基 -

校外教育施設について

発育状態調査 身長 身長 ( 平均値 ) を前年度と比較すると 男子は 5~8,10,11,16 歳で 女子は 7~12,15,17 歳で前年度を上回っている (13 年齢区分中 男子は増加 7 減少 4 女子は増加 8 減少 3) 全国平均と比較すると 男子は全ての年齢で 女子は 9~11 歳を除

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持続可能な教育の質の向上をめざして ~ 教員の多忙化解消プラン に基づく取組について ~ 平成 30 年 3 月 愛知県教育委員会

目 次 はじめに 1 1. 大空中学校 ( 大空小学校を含む ) の現状について 1 2. 学校規模の小規模化による影響について 1 3. 適正規模を確保するための 2 取り組み等に関する検討について (1) 通学区域の変更の検討 2 (2) 学校の統合の検討 3 (3) 小中一貫教育の検討 3 4

はじめに 高岡市教育将来構想検討会議 ( 以下 本検討会議 という ) は 本市における学校教育及び社会教育 生涯学習等の振興に向け 教育の充実や学校の再編 施設の有効活用などの諸課題について 今後 10 年を視野に基本的な方向を定める教育の将来構想を策定するため 中長期の視点に立って その諸課題を

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集計表H28.xlsx

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ICT による新しい学び 急速な情報通信技術 (ICT) の進展やグローバル化など 変化の激しい社会を生きる子供たちに 確かな学力 豊かな心 健やかな体の調和のとれた 生きる力 を育成することがますます重要になってきています 2

人口減少社会における ICT の活用による教育の質の維持向上に係る実証事業の実施概要 事業概要 過疎化や少子高齢化が進む人口過少地域において ICT の活用により 遠隔地間における児童生徒の学びの充実や 社会教育施設等と連携した遠隔講座の実施など 学校教育及び社会教育における教育の質の維持向上を図る


の間で動いています 今年度は特に中学校の数学 A 区分 ( 知識 に関する問題 ) の平均正答率が全 国の平均正答率より 2.4 ポイント上回り 高い正答率となっています <H9 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平

学校教員統計調査 1 調査の概要

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西宮市の将来人口推計 政策局政策総括室政策推進課 平成 24 年 7 月

Q4-1 中 1ギャップから小中ギャップへ A4-1 子供たちが小学校から中学校に進学する際 新しい環境での学習や生活に不適応を起こす現象のことを いわゆる 中 1ギャップ と言います 文部科学省が実施してきた 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 によれば 不登校児童生徒数 いじめの

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別紙1 H28体制整備

大学と学生第549号広島大学におけるアクセシビリティ支援と人材育成プログラム_広島大学(岡田 菜穂子)-JASSO

(市・町)        調査

目 次 1 これまでの経緯と今後の高校再編 1 (1) 最終報告 までの経緯 1 (2) 最終報告 以降の経過と現状 1 (3) 今後の高校再編を進めるにあたって 2 2 今後の高校再編の進め方 3 (1) 高校再編の新たな方針 基準 3 (2) 今後の検討方法 3 (3) 凍結した計画の取扱い 3

第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

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Transcription:

宮崎大学教育学部紀要 0 第 95 号 (00) 0-18 頁 竹内元 小林博典 藤本将人 吉村功太郎 遠藤宏美 Fundamental Research on Creating Small-scale Schools in Miyazaki Prefecture Gen TAKEUCHI Hironori KOBAYASHI Masato FUJIMOTO Kotaro YOSHIMURA and Hiromi ENDO 1 問題の所在 本学部では 文部科学省より 011 01 平成 5 年度の 年間に特別経費措置を受け 小中一貫教育支援プログラムの開発と実践 小中一貫教育に関する総合的研究とそれを基 盤とする新人教員養成及び現職教員研修 という事業を行った 研究プロジェクトの成果は 小中一貫 連携教育の理念と実践 美郷科カリキュラム の実践 宮崎大学小中一貫教 育支援研究プロジェクト編 兒玉修編集代表 東洋館出版社 01 年 と 小中一貫 連携 教育の実践的研究 これからの義務教育の創造を求めて 河原国男 中山迅 助川晃洋編著 東洋館出版社 01 年 にまとめ 公刊している また 01 平成 8 年度に改組した本 学部に 小中一貫教育コース を設定した 小中一貫教育コースでは 小学校主免専攻と中学 校主免専攻に分かれており 小学校と中学校の両方の教員免許状の取得を卒業要件としている 主免専攻の学校種における教育実習に加えて 異学校種の実習が1週間課されているほか 小 中一貫教育の理論と実践 年後期 が必修科目として設定された さらに 01 平成 5 年度より 本学部が実施する教員免許状更新講習における選択科目に 小中一貫教育の理論と 実践 を開講した 宮崎県では 00 平成 18 年に全国初の施設一体型小中一貫校である日向市立平岩小中 学校が設置された 日向市立平岩小中学校は 日向市小中一貫教育特区として開設され 開設 当時のは 0 名 は 1 学級 うち 学級が特別支援学級であった 各学年 1 学級で 1 学級あたりのは 1 人から 人の学級規模である 宮崎県の小中一貫 校は ほぼ毎年のように新たな設置が続き 令和元 年現在 宮崎県内には施設一体型 小中一貫校が 19 校存在する 19 校のうち 18 学級 1 学年 学級 以下の学校が 18 校であ り そのうちの 15 校が 9 学級 1 学年 1 学級 以下である 宮崎県における公立施設一体型 表 1 表 の小中一貫校は そのほとんどが単学級であり 小規模校であるといえる 1 * 宮崎大学大学院教育学研究科 宮崎大学教育学部

竹内元 小林博典 藤本将人 吉村功太郎 遠藤宏美 0 表 1 宮崎県における公立施設一体型小中一貫校一覧 (( 令和元 ) 年度 ) 令和元年 ( 年 ) 度状況 開校年度 名称 ( 設置自治体 ) 中学校 小学校 児童 生 徒数 備考 00 ( 平成 18) 平岩小中学校 ( 日向市 ) 岩脇中学校平岩小学校 0 9() 008 ( 平成 0) 大王谷学園 ( 日向市 ) 大王谷中学校大王谷小学校 958 0() 009 ( 平成 1) 北郷学園 ( 日南市 ) 北郷中学校 北郷小学校 ( 黒荷田小学校を統合 ) 88 10() 010 ( 平成 ) 笛水小中学校 ( 都城市 ) 笛水中学校笛水小学校 9 9 準へき地 小規模特認校 東郷学園 ( 日向市 ) 東郷中学校 ( 坪谷中学校を統合 ) 東郷小学校 ( 福瀬小学校を統合 ) 1 9() 011 鵜戸小中学校 ( 日南市 ) 鵜戸中学校 鵜戸小学校 ( 潮小学校を統合 ) 1 (1) ( 平成 ) へき地 級 美郷南学園 ( 美郷町 ) 南郷中学校 南郷小学校 ( 神門小学校 鬼神野小学校 水清谷小学校 渡川小学校を統合 ) 99 9() 01 西都銀上学園 ( 西都市 ) 銀鏡中学校銀上小学校 5 へき地 級 山村留学受入校 ( 平成 ) 新田学園 ( 新富町 ) 新田中学校新田小学校 5 1(5) 東郷小中学校 ( 日南市 ) 東郷中学校東郷小学校 9 10() 01 三納小中学校 ( 西都市 ) 三納中学校三納小学校 17 9() ( 平成 5) 三財小中学校 ( 西都市 ) 三財中学校三財小学校 199 9(5) 上江小中学校 ( えびの市 ) 上江中学校上江小学校 17 9()

0 北方学園小学校 北方学園 北方学園中学校 城小学校 三椪小学校 美々地 1 延岡市 01 小学校 北方小学校 平成 黒岩小中学校 黒岩中学校 黒岩小学校 5 7 南方中学校 上南方小学校 175 9 三川内中学校 三川内小学校 5 1 79 178 9 延岡市 上南方小中学校 延岡市 015 へき地 級 三川内小中学校 延岡市 平成 美郷北学園 へき地 1 級 北郷小学校 北郷中学校 美郷町 018 上新田学園 平成 0 新富町 小規模特認校 黒木小学校を統合 上新田中学校 宮崎県教職員録をもとに作成 の 上新田小学校 内は 特別支援を示す 表 宮崎県における公立施設一体型小中一貫校の学校規模 令和元 年度 10 学級以上 9 学級以下 学校数 割合 18 学級以下 15 79% 1% 95% 19 学級以上 計 1 19 5% 100% 表 1 より作成 割合は 小数点以下を四捨五入している 宮崎県においては 現在 小学校教員の採用数が増加している 従来原則として 新規採用 宮崎県においては 現在 小学校教員の採用数が増加している 従来原則として 新規採用 教員のへき地 小規模校への配置を避けてきた宮崎県でも この原則を転換せざるを得ない状 教員のへき地 小規模校への配置を避けてきた宮崎県でも この原則を転換せざるを得ない状 況が生じている 令和元 年度と 00 令和 年度には 新規に採用された小学校教 況が生じている 令和元 年度と 00 令和 年度には 新規に採用された小学校教 員が各 1 名 へき地 小規模校に赴任している また 大学卒業後 臨時的任用教員としてへ 員が各 1 名 へき地 小規模校に赴任している また 大学卒業後 臨時的任用教員としてへ き地 小規模校に勤務する可能性も高く 本学部には へき地 小規模校での勤務を念頭に置 き地 小規模校に勤務する可能性も高く 本学部には へき地 小規模校での勤務を念頭に置 いた新たな教員養成プログラムの検討が求められている このような状況の中で 本学部は いた新たな教員養成プログラムの検討が求められている このような状況の中で 本学部は 小規模校の学校づくり 授業づくりに関する研究ユニットを構成し 小規模校のニーズに対応 小規模校の学校づくり 授業づくりに関する研究ユニットを構成し 小規模校のニーズに対応 した学校を単位とした授業研究を推進するとともに 町内 小学校 1 中学校すべてがへき地 した学校を単位とした授業研究を推進するとともに 町内 小学校 1 中学校すべてがへき地 小規模校である五ヶ瀬町教育委員会と連携協力に関する協定を締結するとともに 村内 小学 小規模校である五ヶ瀬町教育委員会と連携協力に関する協定を締結するとともに 村内 小学 校 1 中学校すべてがへき地 小規模である椎葉村においても共同研究を推進することになっ 校 1 中学校すべてがへき地 小規模である椎葉村においても共同研究を推進することになっ ている ている そこで 小規模校の学校づくり 授業づくりに関する研究ユニットでは次の つの段階を経 そこで 小規模校の学校づくり 授業づくりに関する研究ユニットでは次の つの段階を経 て 宮崎県における小規模校の学校づくり 授業づくりの実践課題を定立することにした 第 て 宮崎県における小規模校の学校づくり 授業づくりの実践課題を定立することにした 第 一に 学校基本調査と宮崎県教職員録をもとに 宮崎県における学校の小規模校化の特質を明

竹内元 小林博典 藤本将人 吉村功太郎 遠藤宏美 05 一に 学校基本調査と宮崎県教職員録をもとに 宮崎県における学校の小規模校化の特質を明 らかにするとともに 小規模校の学校づくりの実践課題を検討する基礎資料を作成する 第二 に 学校数 等を分析して明らかとなった宮崎県における小規模校の特質 をもとに 対象地域の市町村教育委員会にヒアリング調査を行うことを通して 宮崎県におけ らかにするとともに 小規模校の学校づくりの実践課題を検討する基礎資料を作成する 第二 に 学校数 等を分析して明らかとなった宮崎県における小規模校の特質 る小規模校の学校づくりの実践課題を提起する 第三に 市町村教育委員会へのヒアリング調 をもとに 対象地域の市町村教育委員会にヒアリング調査を行うことを通して 宮崎県におけ 査をふまえて 対象校や対象校に勤務していた教職員に対するアンケート調査及びヒアリング る小規模校の学校づくりの実践課題を提起する 第三に 市町村教育委員会へのヒアリング調 調査を行うことを通して 小規模校の授業づくりに関する実践課題を提起する 本研究は 小 査をふまえて 対象校や対象校に勤務していた教職員に対するアンケート調査及びヒアリング 規模校の学校づくり 授業づくりの実践課題を定立していく最初の基礎作業に位置づくもので 調査を行うことを通して 小規模校の授業づくりに関する実践課題を提起する 本研究は 小 ある 規模校の学校づくり 授業づくりの実践課題を定立していく最初の基礎作業に位置づくもので ある 2 研究の方法と分析対象 2 研究の方法と分析対象 宮崎県の人口は全国より早くに減少に転じ かつ近年では減少の速度が増している 015 平 成 宮崎県の人口は全国より早くに減少に転じ 年 10 月 1 日現在の宮崎県の総人口はかつ近年では減少の速度が増している 015 1,10,09 人で 010 平成 年と比較する 平 と 1,1 7 年にピー 成 年 10人.75 の減少となっている 人口の推移をみると 1995 平成 月 1 日現在の宮崎県の総人口は 1,10,09 人で 010 平成 年と比較すると ク 1,175,819 人 を迎え その後は減少が続いている 年少人口の割合や合計特殊出生率は全 1,1 人.75 の減少となっている 人口の推移をみると 1995 平成 7 年にピーク 1,175,819 人 を迎え その後は減少が続いている 年少人口の割合や合計特殊出生率は全国有数の高さ 国有数の高さではあるが 出生数は減少傾向にある 2 宮崎県では 児童数は 1959 昭和 2 宮崎県では 児童数は 1959 昭和 年に 生徒 ではあるが 出生数は減少傾向にある 年に 生徒数は 19 昭和 7 年にピークを迎えた後 急激に減少し 昭和 50 年から 0 年 数は 19 昭和 7 年にピークを迎えた後 急激に減少し 昭和 50 年から 0 年にかけて増 にかけて増加に転じるものの 再び減少傾向を示している 学校数は小学校 中学校とも 昭 加に転じるものの 再び減少傾向を示している 学校数は小学校 中学校とも 昭和 010 年代 和 0 年代をピークに減少し 昭和 50 年代半ばでいったん落ち着きを見せるが 平成 年代 をピークに減少し 昭和 50 年代半ばでいったん落ち着きを見せるが 平成 10 年代後半より減 後半より減少が再開している 図1 参照 少が再開している 図1 参照 図1 宮崎県の児童 生徒数および小 中学校数の推移 学校基本調査各年度データより作成 学校数には分校を含む 中等教育学校は含めていない

0 令和元年度学校基本調査によれば 小学校数は 1 校 分校を含む 児童数は 1,17 人 令和元年度学校基本調査によれば 小学校数は 1 校 分校を含む 児童数は 1,17 人 中学校数は 18 校 分校を含む 生徒数は,905 人となっている 過去 0 年間では 小学 中学校数は 18 校 分校を含む 生徒数は,905 人となっている 過去 0 年間では 小学 校数は 8% 児童数は 78% 中学校数は 91% 生徒数は 5%に減少 直近 10 年間では 小学 校数は 8% 児童数は 78% 中学校数は 91% 生徒数は 5% に減少 直近 10 年間では 小学 校数は 90% 児童数は 9% 中学校数は 9% 生徒数は 8%に減少となっている 表 校数は 90% 児童数は 9% 中学校数は 9% 生徒数は 8% に減少となっている 表 表 宮崎県における小学校 中学校の及び学校数の推移 年度 小学校数 児童数 中学校数 生徒数 1 校 1,17 人 18 校,905 人 7 校,575 人 17 校 5,888 人 5 校 78,51 人 151 校 5,918 人 令和元 009 平成 1 1999 平成 11 学校基本調査より作成 小中一貫校や私立学校 国立学校を含む数値である 本研究では 宮崎県における学校数やがどのように減少しているか さらなる傾 本研究では 宮崎県における学校数やがどのように減少しているか さらなる傾 向と実態を明らかにするため の減少が再開している 1999 平成 11 年度以降の 向と実態を明らかにするため の減少が再開している 1999 平成 11 年 度以降の 0 年間に焦点を当て 学校基本調査だけではなく 宮崎県教職員録をもとにデータを作成し 0 年間に焦点を当て 学校基本調査だけではなく 宮崎県教職員録をもとにデータを作成し 3 宮崎県の公立小 中学校における小規模化の実態を分析する 3 宮崎県の公立小 中学校における小規模化の実態を分析する 3 結果 宮崎県における学校の小規模化の実態 3 結果 宮崎県における学校の小規模化の実態 1 宮崎県における学校数 職員数の推移 1 宮崎県における学校数 職員数の推移 宮崎県における学校数の推移は 以下の通りである 表 参照 表 参照 表宮崎県における学校数の推移は 以下の通りである 宮崎県における学校数の推移 表 宮崎県における学校数の推移

竹内元 小林博典 藤本将人 吉村功太郎 遠藤宏美 07 学校数 1999 000 001 00 00 00 005 00 007 008 009 010 011 01 01 01 015 01 017 018 H11 H1 H1 H1 H15 H1 H17 H18 H19 H0 H1 H H H H5 H H H8 H H0 R1/H1 本校 8 7 7 1 9 7 5 59 5 5 0 1 18 17 1 15 国立 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 小学校 私立 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 分校 10 10 10 8 9 9 8 7 7 7 7 5 5 小計 89 88 88 8 81 9 5 8 51 1 0 5 1 0 19 本校 1 1 1 1 1 1 10 18 17 1 15 1 18 18 1 119 115 11 108 107 107 国立 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 中学校 県立 1 1 1 私立 5 7 8 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 小計 151 151 151 151 18 19 17 15 1 1 1 1 10 10 1 11 1 15 10 119 119 小中校一貫校 1 1 1 1 11 1 17(18) 17(18) 17(18) 18(19) 18(19) 高等学校 県立 9 9 8 8 8 8 8 9 9 私立 1 1 1 1 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 15 1 1 1 1 中等教育学校県立 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 特別支援学校県立 1 1 1 1 1 1 1 1 1 15 15 15 15 1 1 1 1 1 1 1 1 * 宮崎県教職員録より作成 一貫校の ( ) 内は分校を含む数である 009( 平成 1) 年度より県立盲 聾 養護学校は県 立特別支援学校となる 宮崎県におけるの推移は 以下の通りである ( 表 5 参照) 表 5 宮崎県におけるの推移 1999 000 001 00 00 00 005 00 007 008 009 010 011 01 01 01 015 01 017 018 H11 H1 H1 H1 H15 H1 H17 H18 H19 H0 H1 H H H H5 H H H8 H H0 R1/H1 本校 77,1 7,55 7,197 7,870 7,155 71,71 71,0 9,0 7,7 5,88 5,59,891,01 1, 0,151 59,957 58,95 58,875 58,87 58,97 58,91 国立 9 55 1 0 55 8 1 70 70 70 85 7 57 00 0 598 小学校 私立 9 0 0 71 7 7 85 89 101 11 1 15 分校 15 157 150 19 10 11 10 107 9 99 9 80 7 51 7 7 18 小計 77,97 77,5 75,008 7,9 7,90 7,1 7,11 9,778 8,99,1,,75,8, 0,91 0,7 59,7 59, 59,1 59,7 59, 本校,5,80 1, 9,5 7,55 7,5 5,08,1,,,5,59 1,9 0,79,79,7 8,817,5,5,7,0 国立 508 508 505 50 505 508 500 501 97 88 90 9 89 88 89 88 90 88 87 88 9 中学校 県立 80 159 5 7 19 59 9 18 0 59 0 0 0 私立 95 1,005 1,0 999 1,010 1,105 1,0 1,89 1,5 1,7 1,7 1,71 1,701 1,77 1,71 1,817 1,8 1,851 1,5 1,707 1,898 小計 5,918,1,778 0,8 9,170 8,9 7,08,1,5 5,95 5,80,8,05,1,9 1,90 1,9 0,0,,0,05 小中校一貫校 0 9 588 978 91 1,579,89,9,00,50,71, 高等学校 県立,8,97,5 1,15,98 8,71,10,101,10 5,8,9,989,5,0,99,90,97,59,78,005,7 私立 1,775 1,97 1,78 1,57 11,51 11,51 10,90 10,89 10,8 10,1 10, 10,017 10,8 10,5 10, 9,911 10,0 9,88 9,78 9,5 9, 中等教育学校県立 7 1 0 1 0 1 0 88 特別支援学校県立 91 98 1,00 978 1,005 1,01 1,07 1,111 1,07 1,188 1,188 1,19 1, 1,1 1, 1,1 1, 1,7 1,85 1,7 1,9 * 宮崎県教職員録より作成 009( 平成 1) 年度より県立盲 聾 養護学校は県立特別支援学校となる

08 宮崎県における教職員数の推移は 以下の通りである 表 参照 宮崎県における教職員数の推移は 以下の通りである 表 参照 表 宮崎県における教職員数の推移 1999 000 001 00 00 00 005 00 007 008 009 010 011 01 01 01 015 01 017 018 H11 H1 H1 H1 H15 H1 H17 H18 H19 H0 H1 H H H H5 H H H8 H H0 R1/H1 本校,0,59,80,18,5,,,087,00,11,07,0,98,878,790,001,,70,57,589,8 国立 8 8 8 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 分校 5 0 5 5 1 17 1 1 7 小計,5,,,,0,9,0,1,5,1,1,08,98,90,8,0,78,79,08,5,701 本校,88,80,788,75,70,9,5,507,581,55,551,51,,0,8,1,1,1,10,19,1 国立 0 0 0 0 0 0 8 0 8 8 11 11 1 1 5 5,57,1,59,59,5,517,8,,,1,190,1,0,00 18 1 01 0 県立 小計,91,850,818,78,7,7,81 一貫校 (7) 1(7) 8() (8) 5(8) 県立,70,9,1,58,98,,1,1,0,1,179,15,091,05,0,0,01.0,01,01 1,995 県立 1 0 9 9 9 9 9 0 0 0 9 9 9 9 9 県立 88 809 791 71 777 781 79 799 795 805 81 8 8 81 88 8 80 855 87 888 897 宮崎県教職員録より作成 一貫校の 内は分校を含む数である 009 平成 1)年度より県立盲 聾 養護学校は県 立特別支援学校となる 宮崎県の学校数 教職員数は 公立の小学校 中学校とも減少傾向である 10 宮崎県の学校数 教職員数は 公立の小学校 中学校とも減少傾向である 10 年前の009 平成 009 平成 1 年度と比較すると 令和元 年度の学校数は 小学校 本校 年前の 1 年度と比較すると 令和元 年度の学校数は 小学校 本校 数は85%に 中学校数は 85% に 中学校数は79%に減少している に着目すると 小学校 本校 の児 79% に減少している に着目すると 小学校 本校 の 数は 児童数は 89% 中学校の生徒数は 78% に減っている また 小学校 本校 の教職員数は 童数は 89% 中学校の生徒数は 78%に減っている また 小学校 本校 の教職員数は 90% 90% 中学校の教職員数は 8% に減っている さらに 0 年前の 1999 平成 11 年度と比較 中学校の教職員数は 8%に減っている さらに 0 年前の 1999 平成 11 年度と比較すると すると 小学校 本校 数は 77% 中学校数は 7% に減っている 小学校 本校 の児童数 小学校 本校 数は 77% 中学校数は 7%に減っている 小学校 本校 の児童数は 7% 中 は 7% 中学校の生徒数は 59% に減っている また 小学校 本校 の教職員数は 8% 中 学校の生徒数は 59%に減っている また 小学校 本校 の教職員数は 8% 中学校の教職員 学校の教職員数は 7% に減っている 直近の 10 年間で小学校と中学校は 校減少しており 数は 7%に減っている 直近の 10 年間で小学校と中学校は 校減少しており 生徒数は 生徒数は 1,95 人減少している 小中一貫校は 17 校の増加であり,91 人増加している 1,95 人減少している 小中一貫校は 17 校の増加であり,91 人増加している 学校数の 学校数の減少以上に の減少の速度が増しており 全県的にみると 学校規模が小 減少以上に が減少の速度が増しており 全県的にみると 学校規模が小さくなる さくなる傾向にある 傾向にある 宮崎県の小学校には 分校が設置されている学校もある 小学校の分校数の 0 年間の推移 宮崎県の小学校には 分校が設置されている学校もある 小学校の分校数の 0 に 児童数 年間の推移 を 表 7 に示した 10 年前の 009 平成 1 年度と比較すると 学校数は % は 19%7 に示した 10 に 教職員数は 年前の % に減少している 0 年前の 1999 平成 11 年度と比較すると を 表 009 平成 1 年度と比較すると 学校数は %に 児童数 0% 児童数は 1% 教職員数は 19% に減少している は学校数は 19%に 教職員数は %に減少している 0 年前の 1999 平成 11 年度と比較すると 学 校数は 0% 児童数は 1% 教職員数は 19%に減少している

竹内元 小林博典 藤本将人 吉村功太郎 遠藤宏美 表 7 09 小学校 分校 の学校数 児童数 教職員数の推移 表 7 学校数 児童数 小学校 分校 の学校数 児童数 教職員数の推移 平成 1 年 学校数 児童数18 教職員数 教職員数 平成1 年 1 年 009 平成 7 18 9 009 平成11 年 1 年 1999 平成 71 9 15 1999 平成 11 年 1 15 学校基本調査と宮崎県教職員録より作成 令和元 年度の学校数には閉校中である日向市美々津小学校田の原分校 学校基本調査と教職員録より作成 令和元 年度の学校数には閉校中である日向市美々津小学校田の原分校も含ま も含まれている れている 宮崎県では 分校を閉校してきたことがわかる 00 令和 年度現在 開設されている 宮崎県では 分校を閉校してきたことがわかる 00 令和 年度現在 開設されている 宮崎県では 分校を閉校してきたことがわかる 00 令和 年度現在 開設されている 小学校の分校は 西都市立都於郡小学校山田分校と都農町立都農東小学校内野々分校と日向市 小学校の分校は 西都市立都於郡小学校山田分校と都農町立都農東小学校内野々分校と日向市 小学校の分校は 西都市立都於郡小学校山田分校と都農町立都農東小学校内野々分校と日向市 立東郷学園若竹分校 中学部も併設 である 西都市立都於郡小学校山田分校は 令和元 立東郷学園若竹分校 中学部も併設 である 西都市立都於郡小学校山田分校は 令和 立東郷学園若竹分校 中学部も併設 である 西都市立都於郡小学校山田分校は 令和 年度で児童数が 年生 名 年生 1 名 年生 5 名 特別支援学級 名の 10 名であり 年 元 年度で児童数が 名 年生 年生1 1 名 年生 5 名 特別支援学級 名の 10 名であり 元 年度で児童数が 年生 年生 名 名 年生 5 名 特別支援学級 名の10 名であり 生と 年生の複式学級の計 学級である 西都市立都於郡小学校山田分校の児童は 5 年生よ 年生と 年生の複式学級の計 年生の複式学級の計 学級である 西都市立都於郡小学校山田分校の児童は 5 年 年生と 学級である 西都市立都於郡小学校山田分校の児童は 5 年 り本校である西都市立都於郡小学校に通学する 都農町立都農東小学校内野々分校は 令 生より本校である西都市立都於郡小学校に通学する 都農町立都農東小学校内野々分校は 生より本校である西都市立都於郡小学校に通学する 都農町立都農東小学校内野々分校は 和元 年度で児童数が1年生 名 年生 1 名 年生 名であり 1 年生と 年生を含め複 令和元 年度で児童数が1年生 名 年生 1 名 年生年生 名であり 1 年生と年生と 年生 年生 令和元 年度で児童数が1年生 名 年生 1 名 名であり 1 式学級の計 学級である 都農町立都農東小学校内野々分校の児童は 5 年生より本校である を含め複式学級の計 学級である 都農町立都農東小学校内野々分校の児童は 5 年生より本 を含め複式学級の計 学級である 都農町立都農東小学校内野々分校の児童は 5 年生より本 都農町立都農東小学校に通学する 日向市立東郷学園若竹分校は 自閉症 情緒障がい特別支 校である都農町立都農東小学校に通学する 日向市立東郷学園若竹分校は 自閉症 情緒障が 校である都農町立都農東小学校に通学する 日向市立東郷学園若竹分校は 自閉症 情緒障が 援学級のみが 小学部 中学部に設置されている 在籍している児童生徒は 宮崎県内の各地 い特別支援学級のみが 小学部 中学部に設置されている 在籍している児童生徒は 宮崎県 い特別支援学級のみが 小学部 中学部に設置されている 在籍している児童生徒は 宮崎県 から居住を移して施設で生活し 校舎の 1 階は 児童心理治療施設であるひむかひこばえ 内の各地から居住を移して施設で生活し 校舎の 1 階は 児童心理治療施設であるひむかひ 内の各地から居住を移して施設で生活し 校舎の 1 階は 児童心理治療施設であるひむかひ 学園の生活空間として活用されている 若竹分校は ひむかひこばえ学園との緊密な連携のも こばえ学園の生活空間として活用されている 若竹分校は ひむかひこばえ学園との緊密な連 とに 総合環境療法の一部として機能している学校である こばえ学園の生活空間として活用されている 若竹分校は ひむかひこばえ学園との緊密な連 携のもとに 総合環境療法の一部として機能している学校である 宮崎県における学校統廃合は ここ 10年間には 年間には 校の小学校と 1 校の中学校を小中一貫 携のもとに 総合環境療法の一部として機能している学校である 宮崎県における学校統廃合は ここ 10 校の小学校と 1 校の中学校を小中一貫校 校に統合した美郷町立美郷南学園 011 平成 年開校 と延岡市立北方学園 01 平 に統合した美郷町立美郷南学園 011 平成 年開校 と延岡市立北方学園 01 平成 宮崎県における学校統廃合は ここ 10 年間には 校の小学校と 1 校の中学校を小中一貫校 成 年開校 に加え 校の中学校を1校に統合した串間市立串間中学校 017 平成 年開校 に加え 校の中学校を1校に統合した串間市立串間中学校 017 平成 年 に統合した美郷町立美郷南学園 011 平成 年開校 と延岡市立北方学園 01 平成 年開校 など 大規模な統廃合も見られる しかし 統合しても なお小規模校であることに 開校 など 大規模な統廃合も見られる しかし 統合しても なお小規模校であることに変 年開校 に加え 校の中学校を1校に統合した串間市立串間中学校 017 平成 年 変わりないことも多い 直近 年間に統合がなされた 校の状況と学校規模を示すと 以下 わりないことも多い 直近 55年間に統合がなされた 11 11 校の状況と学校規模を示すと 以下の 開校 など 大規模な統廃合も見られる しかし 統合しても なお小規模校であることに変 の表になる 表 表 9 参照 9 参照 表になる 表 8 表 わりないことも多い 直近 5 年間に統合がなされた 11 校の状況と学校規模を示すと 以下の 表になる 表 8 表 9 参照 表 8 宮崎県における統廃合の状況 015 平成 年度から 令和元 年度 令和元 年 表 年度から 開校年8 宮崎県における統廃合の状況 015 平成 閉校した学校 統合先の学校 令和元 年度 統合前児童 生徒数 開校年 平成 1 018 平成 1 平成 0 018 017 平成 0 017 閉校した学校 宮崎市立浦之名小学校 えびの市立加久藤小学校尾八重 宮崎市立浦之名小学校 野分校 011 年より休校 え串間市立福島中学校 びの市立加久藤小学校尾八重 野分校 011 年より休校 串間市立福島中学校 統合前児童 令和元 年 統合先の学校 生徒数 7 宮崎市立高岡小学校 19 1 7 宮崎市立高岡小学校 えびの市立加久藤小学校 串間市立串間中学校 07 9 9 えびの市立加久藤小学校 串間市立串間中学校 19 11 1 1 11 07 1

10 平成 串間市立北方中学校 5 串間市立大束中学校 71 串間市立本城中学校 18 串間市立市木中学校 10 串間市立都井中学校 9 日南市立酒谷中学校 1 日南市立飫肥中学校 15 5 串間市立市木小学校 8 串間市立都井小学校 1 日向市立幸脇小学校 1 日向市立美々津小学校 7 1 五ヶ瀬町立鞍岡中学校 0 五ヶ瀬町立五ヶ瀬中学校 1 五ヶ瀬町立三ヶ所中学校 8 えびの市立飯野小学校 8 1 美郷町立美郷小学校 79 5 串間市立市木小学校築島分校 010 年度より休校 01 串間市立大納小学校 平成 8 010 年度より休校 えびの市立大河平小学校 1 008 年度より休校 015 美郷町立北郷小学校 平成 美郷町立黒木小学校 11 高千穂町立岩戸中学校 51 高千穂町立高千穂中学校 宮崎県教職員録より作成 休校後に統合した学校は 休校前のを示している 統合後のの 内 は 特別支援を示す 表 9 015~ 年度に統合した宮崎県の学校の学校規模 令和元 年度 小学校 学級以下 中学 小学校 7 学級以上 1 学級未 小学校 1 学級以上 中学校 7 校 学級以下の学校数 満 中学校 学級以上 学 学級以上の学校数 級未満の学校数 学校数 割合 % % % % 表 8 より作成 割合は 小数点以下を四捨五入している なお 合計が 100%にならない場合がある 宮崎県におけるへき地校数 複式学級を有する学校数の推移は 以下の通りである 宮崎県におけるへき地校数 複式学級を有する学校数の推移は 以下の通りである 表 10 表参照 10 参照

竹内元 小林博典 藤本将人 吉村功太郎 遠藤宏美 11 表 10 宮崎県におけるへき地校数 複式学級を有する学校数の推移 小学校 中学校 小中一貫校 009 010 011 01 01 01 015 01 017 018 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 R1 学校数 5 5 0 1 18 17 1 15 へき地校 55 8 7 複式学級を有 する学校数 7 5 80 1 59 55 5 55 51 5 学校数 15 1 18 18 1 119 115 11 108 107 107 へき地校 19 18 1 17 1 1 1 1 1 複式学級を有 する学校数 7 7 5 5 学校数 1 11 1 17(18) 17(18) 17(18) 18(19) 18(19) へき地校 0 1 1 0 0 0 複式学級を有 する学校数 0 1 5 5 5 宮崎県教職員録から作成 小学校は 分校を含む 日向市立東郷学園若竹分校は除く 都城市立笛水小中学校は 01 年 01 年 01 年 015 年とへき地等級が宮崎県教職員録では記載されていない 西都市立西都銀上学園は 01 年 01 年 015 年とへき地等級が宮崎県教職員録では記載されていない まずは 小学校を見てみよう 令和元 年度のへき地校数は 校であり 小学校全 まずは 小学校を見てみよう 令和元 年度のへき地校数は 校であり 小学校全 体に占めるへき地校の割合は 1% となっている 009 平成 1 年度の 55 校より 8 校減っ 体に占めるへき地校の割合は 1%となっている 009 平成 1 年度の 55 校より 校減っ ており 51% の減少である 令和元 年度の複式学級を有する学校数は 5 8 校であり ており 51%の減少である 令和元 年度の複式学級を有する学校数は 5 校であり 7 小学校全体に占める複式学級を有する学校の割合は 5% である 平成 1 009 年度の 小学校全体に占める複式学級を有する学校の割合は 5%である 平成 1 009 年度の 7 校 校より 0 校減っており 10 年間で % 減少した 小学校の場合 複式学級を有する学校数 より 0 校減っており 10 年間で %減少した 小学校の場合 複式学級を有する学校数のほ のほうがへき地校よりも多いことから へき地以外の地域にも複式学級を有する学校が少なく うがへき地校よりも多いことから へき地以外の地域にも複式学級を有する学校が少なくない ないことがわかる ことがわかる 次に 中学校を見ると 令和元 年度のへき地校数は 1 校であり 中学校全体に占 次に 中学校を見ると 令和元 年度のへき地校数は 校であり 中学校全体に占 めるへき地校の割合は 11% である 009 平成 1 年度の 1 校より 1 校減っており 5% の減少となっている 令和元 年度の複式学級を有する学校数は 5 校であり 中学校 めるへき地校の割合は 11%である 009 平成 1 年度の 校より 1 校減っており 5% 1 年度の 全体に占める複式学級を有する学校の割合は 5% とわずかである 5 009 平成 の減少となっている 令和元 年度の複式学級を有する学校数は 5 校であり 中学校全 5 7体に占める複式学級を有する学校の割合は 校より 校減っており % の減少である 中学校は小学校よりも複式学級を編制する基準 5%とわずかである 009 平成 1 年度の 7 校 が厳しいこともあり 複式学級を有する学校数は極めて少ない より 校減っており %の減少である 中学校は小学校よりも複式学級を編制する基準が厳 小中一貫校を見ると 令和元 年度のへき地校数は 校であり 小中一貫校全体に占 しいこともあり 複式学級を有する学校数は極めて少ない めるへき地校の割合は 17% である 令和元 年度の複式学級を有する学校数は 5 校であり 小中一貫校を見ると 令和元 年度のへき地校数は 校であり 小中一貫校全体に 小中一貫校全体に占める複式学級を有する学校の割合は 8 である 占めるへき地校の割合は 17%である 令和元 年度の複式学級を有する学校数は 5 校で 宮崎県では 小学校 中学校ともにへき地校数 複式学級を有する学校数ならびにそれらの あり 小中一貫校全体に占める複式学級を有する学校の割合は 8 である 割合は減少傾向にある 宮崎県では 小学校 中学校ともにへき地校数 複式学級を有する学校数ならびにそれらの 割合は減少傾向にある

1 2 宮崎県におけるを視点とした学校規模の推移 図 宮崎県におけるを視点とした小学校の規模の推移 別学校数の割合 小学校 1999 001 00 005 007 009 011 01 015 017 0% 0% 0% 学級以下 0% 7 11学級 80% 1 18学級 100% 19学級以上 図 宮崎県におけるを視点とした中学校の規模の推移 別学校数の割合 中学校 1999 001 00 005 007 009 011 01 015 017 0% 0% 学級以下 または5学級 0% 9学級 0% 10または11学級 80% 100% 1学級以上 別の学校数の割合がこの 年間でどのように変化してきたのかを 図 小学校 別の学校数の割合がこの00 年間でどのように変化してきたのかを 図 小学校 図 図 中学校 に示した 中学校 に示した 小学校は 学級以下 学級 1 学年 小学校は 学級以下 学級 1 学年1 1学級 である割合が若干減少しているものの 約半 学級 である割合が若干減少しているものの 約半

竹内元 小林博典 藤本将人 吉村功太郎 遠藤宏美 1 数を占めており 最も多い割合であることに変わりはない さらに 7 11 学級を加えた 1 学 年 学級未満のいわゆる 小規模校 はおおむねどの年度でも 割を超えている 一方 標準 的な規模 適正規模 とされる 1 18 学級の学校数は約 割で やや減少傾向にある 数を占めており 最も多い割合であることに変わりはない さらに 7 11 学級を加えた 1 中学校は 学級以下 学級 1 学年 1 学級 が 000 年代に増加した後 減少傾向がみられ 学年 学級未満のいわゆる 小規模校 はおおむねどの年度でも 割を超えている 一方 標 る 代わって増加しているのは 9 学級の学校である これは 1 学年 学級の規模であ 準的な規模 適正規模 とされる 1 18 学級の学校数は約 割で やや減少傾向にある る 中学校は 学級以下 学級 1 学年 1 学級 が 000 年代に増加した後 減少傾向がみられる 宮崎県 市町村のうち 令和元 年度に 各市町村内すべての学校が小学校で 学 代わって増加しているのは 9 学級の学校である これは 1 学年 学級の規模である 級以下 中学校で 学級以下の小規模校である市町村は 西米良村 諸塚村 椎葉村 日之影 宮崎県 市町村のうち 令和元 年度に 各市町村内すべての学校が小学校で 学 町 五ヶ瀬町の 市町村のうち 19 を占める そのうち 町村内の 級以下 中学校で5 町村であり 宮崎県内 学級以下の小規模校である市町村は 西米良村 諸塚村 椎葉村 日之影 すべての学校がへき地指定を受けているのは 西米良村と諸塚村 椎葉村 五ヶ瀬町である 町 五ヶ瀬町の 5 町村であり 宮崎県内 市町村のうち 19 を占める そのうち 町村内の 市町村内の学校が 中学校 1 校 小学校 1 校の市町村は 綾町と西米良村 木城町である 表 すべての学校がへき地指定を受けているのは 西米良村と諸塚村 椎葉村 五ヶ瀬町である 11 参照 市町村内の学校が 中学校 市町村内の学校が 中学校 1 校 小学校11校 小学校が複数校ある市町村は 各市町村内の学校 校の市町村は 綾町と西米良村 木城町である 表 11 参照 市町村内の学校が 中学校 1 校 小学校が複数校ある市町村は 各市町村内の学 が小学校で 学級以下 中学校で 学級以下の小規模校である諸塚村 椎葉村 日之影町 五 校が小学校で 学級以下 中学校で 学級以下の小規模校である諸塚村 椎葉村 日之影町 ヶ瀬町の 町村に加えて 串間市 三股町 都農町の 市町村である 表 1 参照 市町村 五ヶ瀬町の 町村に加えて 串間市 三股町 都農町の 市町村である 表 1 参照 市 内の学校が 中学校 校 小学校が複数校ある市町村は 高原町 高鍋町 川南町 門川町で 町村内の学校が 中学校 ある 表 1 参照 校 小学校が複数校ある市町村は 高原町 高鍋町 川南町 門川 町である 表 1 参照 門川町の門川町立西門川中学校は 令和 年度より門川町立門川中学校に統合されており 門川町の門川町立西門川中学校は 令和 年度より門川町立門川中学校に統合されており 門川町は 実質 中学校 1 校 小学校が複数校となる 中学校が 1 校のみの市町村は 門川町 門川町は 実質 中学校 1 校 小学校が複数校となる 中学校が 1 校のみの市町村は 門川町 を含め全 市町村のうち 11 に及び %を占める を含め全 市町村のうち 11 に及び % を占める 表 11 市町村単位における 中学校 1 校小学校 1 校の市町村 市町村 学校名 備考 綾小学校 15 8 15 綾中学校 188 7 村所小学校 1 5 へき地 1 級 19 へき地 1 級 木城小学校 1 17 9 木城中学校 19 綾町 西米良村 西米良中学校 木城町 宮崎県教職員録より作成 統合後のの 内は 特別支援を示す

1 表 1 市町村単位における ( 中学校 1 校小学校複数校の市町村 ) 市町村 学校名 小計 小計 備考 福島小学校 17() 5(1) 有明小学校 (1) (1) 北方小学校 () 8() 金谷小学校 (1) (1) 串間市 秋山小学校 9 58(10) 75(0) 大束小学校 (1) 89() 大平小学校 10 特地 本城小学校 () 0(5) 市木小学校 都井小学校 1 串間中学校 1() 87(0) 三股小学校 18() 50(0) 勝岡小学校 1() 9(15) 三股町 梶山小学校 (1) 5() 7(15) 1807(77) 宮村小学校 () 1(5) 長田小学校 5 三股西小学校 (1) 70() 三股中学校 () 799(1) 都農小学校 9() 1(1) 都農町 都農南小学校 () 190(1) (8) 8(77) 都農東小学校 () 9() 内野々分校 8 都農中学校 8(1) (8) 諸塚小学校 (1) 1() へき地 級 諸塚村 荒谷小学校 11 () へき地 級 七ツ山小学校 (1) 1(1) 令和 年度に閉校予定 諸塚中学校 へき地 級 椎葉小学校 (1) 9(1) へき地 級 尾向小学校 へき地 級 椎葉村 不土野小学校 1 へき地 級 1() 1() 小崎小学校 7 令和 年度から椎葉小学校に統合 大河内小学校 (1) 10(1) へき地 級 松尾小学校 7 へき地 級 椎葉中学校 (1) 58(1) へき地 級 宮水小学校 (1) 70(1) 日之影町 八戸小学校 17 令和 年度から宮水小学校に統合 17() 10() 高巣野小学校 5(1) (1) 準へき地 日之影小学校 (1) 1(1) 日之影中学校 89 へき地 1 級 鞍岡小学校 (1) (1) へき地 級 五ヶ瀬町 三ケ所小学校 (1) 5(1) へき地 1 級 17() 15() 坂本小学校 1 へき地 1 級 上組小学校 へき地 級 五ヶ瀬中学校 (1) () へき地 1 級

竹内元 小林博典 藤本将人 吉村功太郎 遠藤宏美 表 1 市町村単位における 中学校 校小学校複数校の市町村 市町村 学校名 高原小学校 1 広原小学校 5 1 小計 小計 備考 0 1 59 1 1 狭野小学校 0 後河内小学校 高原町 高原中学校 0 8 後河内中学校 1 高鍋東小学校 1 5 1 1 1 1 5 9 高鍋西小学校 15 高鍋東中学校 9 105 1 5 高鍋町 8 1 17 川南町 5 5 高鍋西中学校 8 9 川南小学校 1 07 通山小学校 17 7 東小学校 多賀小学校 89 山本小学校 7 唐瀬原中学校 8 8 1 11 8 0 11 1 5 1 19 国光原中学校 181 8 門川小学校 1 19 1 草川小学校 11 8 5 9 9 98 西門川小学校 1 1 1 五十鈴小学校 11 5 1 門川中学校 1 令和年度より閉校 門川町 0 7 15 西門川中学校 10 令和年度より門川中 学校に統合 4 考察 4 考察 一つには 宮崎県における小中一貫校は ほとんどが 1 学年 1 学級の小規模校という点である 一つには 宮崎県における小中一貫校は ほとんどが 1 学年 1 学級の小規模校という点であ 1 学年 1 学級であることがどのような学びを保障し どのような学びの困難をもたらしている る 1 学年 1 学級であることがどのような学びを保障し どのような学びの困難をもたらして かに迫る必要がある 小中一貫校ごとのや学級のの違いをふまえながら いるかに迫る必要がある 小中一貫校ごとのや学級のの違いをふまえな 9 年間を通して同じ集団で学ぶことがどのような意味を持つのかを検討するのである とりわ がら 9 年間を通して同じ集団で学ぶことがどのような意味を持つのかを検討するのである け 美郷町は 校がすでに小中一貫校になっていることに加え 田代小学校と西郷中学校を とりわけ 美郷町は 校がすでに小中一貫校になっていることに加え 田代小学校と西郷中 6 すべて 1 学年 1 学年 学級の小規模校であり 統合し 義務教育学校にする計画がある 6 美郷町は 学校を統合し 義務教育学校にする計画がある 美郷町は すべて 1 学級の小規模校 9 年間を見通した学校となる 表 1 参照 であり 9 年間を見通した学校となる 表 1 参照 15

1 表 1 美郷町にある学校と学校規模 令和元 年度 学校名 表 1 美郷町にある学校と学校規模 令和元 年度 美郷町立田代小学校 1 9 学校名 美郷町立西郷中学校 1 1 美郷町立田代小学校 1 9 美郷町立美郷南学園 99 美郷町立西郷中学校 1 1 美郷町立美郷北学園 美郷町立美郷南学園 7 99 宮崎県教職員録より作成 統合後のの 美郷町立美郷北学園 内は 特別支援を示す 7 宮崎県教職員録より作成 統合後のの 内は 特別支援を示す 二つには すべての小学校が 学級以下であり 中学校が 1 校かつ 学級以下である市町村 二つには すべての小学校が 学級以下であり 中学校が 学級以下である市町村 は 中山間地域である諸塚村 椎葉村 日之影町 五ヶ瀬町である そのさい 一つの小学校 二つには すべての小学校が 学級以下であり 中学校が1 1校かつ 校かつ 学級以下である市町村 は 中山間地域である諸塚村 椎葉村 日之影町 五ヶ瀬町である そのさい 一つの小学校 以外のすべての小学校が 学級以下であり 中学校が 1 校かつ 学級以上である串間市 都農 は 中山間地域である諸塚村 椎葉村 日之影町 五ヶ瀬町である そのさい 一つの小学校 以外のすべての小学校が 学級以下であり 中学校が 1 校かつ 学級以上である串間市 都農 町と比較して検討することができる さらに 町村全体がへき地指定を受けており小規模校で 以外のすべての小学校が 学級以下であり 中学校が 1 校かつ 学級以上である串間市 都農 町と比較して検討することができる さらに 町村全体がへき地指定を受けており小規模校で ある西米良村と諸塚村 椎葉村 五ヶ瀬町では 交流学習をどのように位置づけているかを検 町と比較して検討することができる さらに 町村全体がへき地指定を受けており小規模校で ある西米良村と諸塚村 椎葉村 五ヶ瀬町では 交流学習をどのように位置づけているかを検 討する必要がある 1 小学校しかない西米良村と複数の学校を抱える諸塚村 椎葉村 五ヶ瀬 ある西米良村と諸塚村 椎葉村 五ヶ瀬町では 交流学習をどのように位置づけているかを検 討する必要がある 1 小学校しかない西米良村と複数の学校を抱える諸塚村 椎葉村 五ヶ瀬 町では違いがあるのか 隣接小学校までの距離に大きな違いのある五ヶ瀬町と諸塚村 椎葉村 討する必要がある 1 小学校しかない西米良村と複数の学校を抱える諸塚村 椎葉村 五ヶ瀬 町では違いがあるのか 隣接小学校までの距離に大きな違いのある五ヶ瀬町と諸塚村 椎葉村 では どのような違いがあるのか 集合型学習と遠隔授業をどのように位置づけているかなど 町では違いがあるのか 隣接小学校までの距離に大きな違いのある五ヶ瀬町と諸塚村 椎葉村 では どのような違いがあるのか 集合型学習と遠隔授業をどのように位置づけているかなど 検討するのである なお 西米良村と同様に 1 中学校と 1 小学校であり小規模校である地域 では どのような違いがあるのか 集合型学習と遠隔授業をどのように位置づけているかなど 検討するのである なお 西米良村と同様に 1 中学校と 1 小学校であり小規模校である地域に に 宮崎県で唯一の島である延岡市の島野浦地区がある 延岡市立島野浦小学校と延岡市立島 検討するのである なお 西米良村と同様に 1 中学校と 1 小学校であり小規模校である地域 宮崎県で唯一の島である延岡市の島野浦地区がある 延岡市立島野浦小学校と延岡市立島野浦 野浦中学校のとの推移は 以下の通りである 表 15 参照 に 宮崎県で唯一の島である延岡市の島野浦地区がある 延岡市立島野浦小学校と延岡市立島 中学校のとの推移は 以下の通りである 表 15 参照 野浦中学校のとの推移は 以下の通りである 表 15 参照 表 15 延岡市島野浦地区の学校のとの推移 規模 015 01 017 018 表学校名 1 延岡市島野浦地区の学校のとの推移 延 学校名 岡市立島 規模 野浦小学校 延岡市立島 015 01 017 018 18 19 延岡市立島 野浦小学校 18 19 野浦中学校 延岡市立島 0 15 1 1 1 宮崎県教職員録より作成 野浦中学校 0 15 1 1 1 宮崎県教職員録より作成 三つには 宮崎県における複式学級を有する学校数は 減少傾向であるが 割合に変化がな 三つには 宮崎県における複式学級を有する学校数は 減少傾向であるが 割合に変化がない い 各学校が複式をどのように解消しているのかを明らかにする必要がある 特に 町村全体 三つには 宮崎県における複式学級を有する学校数は 減少傾向であるが 割合に変化がな 各学校が複式をどのように解消しているのかを明らかにする必要がある 特に 町村全体がへ がへき地指定を受けている西米良村と諸塚村 椎葉村 五ヶ瀬町では教職員の配置の在り方や き地指定を受けている西米良村と諸塚村 椎葉村 五ヶ瀬町では教職員の配置の在り方や授業 い 各学校が複式をどのように解消しているのかを明らかにする必要がある 特に 町村全体 授業研究をどのように位置づけているかも含めて検討を加えたい 宮崎県では 学校数 児童 研究をどのように位置づけているかも含めて検討を加えたい 宮崎県では 学校数 児童生徒 がへき地指定を受けている西米良村と諸塚村 椎葉村 五ヶ瀬町では教職員の配置の在り方や 数 教職員数とも減少の一途をたどっており 統廃合を通して学校のあり様を変化させること 生徒数 教職員数とも減少の一途をたどっており 統廃合を通して学校のあり様を変化させる 授業研究をどのように位置づけているかも含めて検討を加えたい 宮崎県では 学校数 児童 で人口減少に対応してきたが 限界も見出せる 10 校の小学校を抱えながら中学校を 1 校に ことで人口減少に対応してきたが 限界も見出せる 10 校の小学校を抱えながら中学校を 1校 生徒数 教職員数とも減少の一途をたどっており 統廃合を通して学校のあり様を変化させる 統合した串間市は 中高連携を進めながらもどのような課題があるのか 通学等にはどのよう に統合した串間市は 中高連携を進めながらもどのような課題があるのか 通学等にはどのよ ことで人口減少に対応してきたが 限界も見出せる 10 校の小学校を抱えながら中学校を 1 校 な課題があるのか 町村内 1 中学校の学校には 共通してどのような課題があるのか 地域と うな課題があるのか 町村内 1 中学校の学校には 共通してどのような課題があるのか 地域 に統合した串間市は 中高連携を進めながらもどのような課題があるのか 通学等にはどのよ 学校の関係を検討する必要がある と学校の関係を検討する必要がある うな課題があるのか 町村内 1 中学校の学校には 共通してどのような課題があるのか 地域 と学校の関係を検討する必要がある

竹内元 小林博典 藤本将人 吉村功太郎 遠藤宏美 5 今後の課題 本研究では 宮崎県における学校数 の推移や学級規模を視点とした学校規模の 推移をもとに 宮崎県の公立小 中学校における小規模化の実態を分析してきた 人口減少社会では すでに町村内に 1 小学校と 1 中学校しかない町村も増えてきており こ れ以上統廃合が進められない学校では 今後も小規模化が進んでいくことが予想される 人口 減少が進む自治体では すでに全学年が単学級となっている学校も少なくなく 小規模化した 学校の教育活動をいかに発展させるかが課題となっている 今後は 宮崎県内の市町村の特性をふまえて 教育委員会等へのヒアリング調査をすすめる とともに 今回はとりあげることができなかったを視点とした学級規模や詳細に検 討することができなかった教職員数の推移等も視野に 宮崎県における小規模校の学校づくり の実践課題に迫っていきたい 6 註 1 日向市立大王谷学園は 宮崎県教職員録では 小学部と中等部が分離して記載され 校扱いとなって いる また 高千穂町立上野小中学校を小中一貫校とする考え方もある 住所も同じ 施設も隣接し 校 長や養護教諭は兼務 職員室は小中共有であり 学校行事も合同で行ってもいるため 小中一貫校ととら えている教職員や保護者 地域住民も多い 実質上 小中一貫校といえなくもないが 宮崎県教職員録で は別々に記載されており 校扱いとなっている 2 00 年 月 1 日時点での人口推計によると 年 10 月 1 日時点では 宮崎県の年少人口の割合は 全国で 番目に高い 1.% である 3 なお 宮崎県教職員録では 都城市立白雲小学校 都城市立白雲中学校 日向市立東郷学園若竹分校 の は示されていないので 宮崎県教職員録から作成するデータには入れていない 宮 崎県教育委員会による 学校一覧 によると 令和元年 5 月 1 日現在で 都城市立白雲小学校の児童数は 1 学級 1 名であり 都城市立白雲中学校は 1 学級 名である 4 さらに 県立中学校は 007 平成 19 年度に開設した県立宮崎西高等学校附属中学校がある 開設 当時の生徒数は 1 年生の 80 名である また 010 平成 年度より 県立都城泉ヶ丘高等学校附属中 学校が 1 年生 0 名で開設している 高等学校は 010 平成 年度に県立小林工業高等学校と県立小 林商業高等学校は 県立小林秀峰高等学校に統廃合され 011 平成 年度に県立日南農林高等学校と 県立日南振徳高等学校と県立日南工業高等学校が 県立日南振徳商業高等学校に統廃合されている 最近 では 00 令和 年度に県立西都商業高等学校と県立妻高等学校が 県立妻高等学校に統合されている 中等教育学校は 県立五ヶ瀬中等教育学校一校のみである 199 平成 年に全国最初の公立中高一貫校 として 県立五ヶ瀬中学校と県立五ヶ瀬高等学校が五ヶ瀬町に設立され 1999 平成 11 年に学校教育法 の一部改正に伴い 全国最初の中等教育学校 県立五ヶ瀬中等教育学校に校名を変更した 1 学年 0 名の 全寮制であり 1 学年から 学年までを前期課程 学年から 学年までを後期課程 高等学校に相当する 後期課程は 全日制の普通科であり 年間を見通した教育活動を展開している 令和元 年度にお いて 県立五ヶ瀬中等教育学校の生徒数は 8 名 うち前期課程の生徒数は 118 名である 5 なお 令和元 年度の宮崎県における複式学級を有する中学校は 都城市立西岳中学校 1 学級 生徒数 11 人 都城市立夏尾中学校 学級 生徒数 1 人 高原町立後河内中学校 学級 うち 1 学級 17

18 は特別支援学級 生徒数 15 人 うち 1 人が特別支援学級 延岡市立南浦中学校 学級 うち 1 学級は 特別支援学級 生徒数 15 人 うち 1 人が特別支援学級 延岡市立南浦中学校 学級 うち 1 学級は特別 特別支援学級 生徒数 10 人 うち 人が特別支援学級 延岡市立島野浦中学校 学級 生徒数 1 人 支援学級 生徒数 10 人 うち 人が特別支援学級 延岡市立島野浦中学校 学級 生徒数 1 人 であ である る 6 町村内すべてが小中一貫校となる可能性がある町村に 新富町がある 令和元 年度の新富町 6 町村内すべてが小中一貫校となる可能性がある町村に 新富町がある 令和元 年度の新富町にお における学校と学校規模は 以下の通りである の 内は 特別支援を示す ける学校と学校規模は 以下の通りである の 内は 特別支援を示す 学校名 新富町立富田小学校 19 0 新冨町立富田中学校 8 5 新富町立田園の里新田学園 1 5 5 新富町立学びの丘上新田学園 9 178