プレゼン

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●電力自由化推進法案

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

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為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

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プレゼン

公表表紙

1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

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は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし


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6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

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経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

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4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

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守 口 市 立 東 小 学 校 大 久 保 小 学 校 の 統 合 実 施 計 画 目 次 第 1 守 口 市 における 学 校 統 合 の 背 景 1 第 2 東 小 学 校 と 大 久 保 小 学 校 の 統 合 について 1 第 3 統 合 校 の 学 校 づくりについて 2 第 4 東 小

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別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

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2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運

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第 1 条 適 用 範 囲 本 業 務 方 法 書 は 以 下 の 性 能 評 価 に 適 用 する (1) 建 築 基 準 法 施 行 令 ( 以 下 令 という ) 第 20 条 の7 第 1 項 第 二 号 表 及 び 令 第 20 条 の 8 第 2 項 の 認 定 に 係 る 性 能 評

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その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

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平 成 27 年 5 月 12 日 楽 天 株 式 会 社 執 行 役 員 トラベル 事 業 長 山 本 考 伸 平 素 は 弊 社 サービスをご 愛 顧 賜 り 厚 く 御 礼 申 し 上 げます 昨 今 円 安 や 格 安 航 空 会 社 (LCC)を 中 心 とした 国 際 線 の 新 規 就

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4. 長 期 優 良 住 宅 に 係 る 特 例 の 延 長 長 期 優 良 住 宅 に 係 る 以 下 の 特 例 措 置 の 適 用 期 限 ( 平 成 28 年 3 月 31 日 )を 延 長 する 1 登 録 免 許 税 の 特 例 ( 所 有 権 の 保 存 登 記 : 本 則 0.4%

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

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工 事 名 能 代 南 中 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 5 月 24 日 ( 火

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16 日本学生支援機構

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 法 人 の 長 A 18,248 11,166 4, ,066 6,42

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入札公告 機動装備センター

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

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4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

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資料3 家電エコポイント制度の政策効果等について

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1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

1. 手 続 の 流 れ( 補 助 金 の 申 請 から 受 け 取 りまで) 加 美 町 申 請 者 受 付 審 査 補 助 金 交 付 申 請 書 ( 様 式 第 1 号 ) 申 請 交 付 決 定 申 込 順 に 予 算 の 範 囲 内 で 決 定 します 交 付 決 定 通 知 書 ( 様

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入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

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情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

目 次 第 1. 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 (1) 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 (2) 施 行 者 の 名 称 1 第 2. 施 行 区 1 (1) 施 行 区 の 位 置 1 (2) 施 行 区 位 置 図 1 (3) 施 行 区 の 区 域 1 (4) 施

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Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

する ( 評 定 の 時 期 ) 第 条 成 績 評 定 の 時 期 は 第 3 次 評 定 者 にあっては 完 成 検 査 及 び 部 分 引 渡 しに 伴 う 検 査 の 時 とし 第 次 評 定 者 及 び 第 次 評 定 者 にあっては 工 事 の 完 成 の 時 とする ( 成 績 評 定

市 町 村 税 の 概 況 市 町 村 税 の 概 況 は 平 成 25 年 度 地 方 財 政 状 況 調 査 平 成 26 年 度 市 町 村 税 の 課 税 状 況 等 の 調 及 び 平 成 26 年 度 固 定 資 産 の 価 格 等 の 概 要 調 書 等 報 告 書 等 の 資 料 に

岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

Transcription:

本 日 は パナソニックの 事 業 戦 略 をお 伝 えする 機 会 をいただき 誠 にありがとうございます まずは 私 から これまで 取 り 組 んできたこと 今 年 度 からの3カ 年 の 中 期 経 営 計 画 さらに 長 期 的 なビジョンとしての 成 長 戦 略 この3 点 について ポイントのみ お 話 させていただき その 後 で 皆 さまのご 質 問 にお 答 えしたいと 思 います 0

まずはこれまで 取 り 組 んできたことです 2012 年 度 パナソニックは 2 年 連 続 の 大 赤 字 となり 資 金 リスクが 拡 大 し やむなく 無 配 に 転 落 いたしました 株 主 投 資 家 の 皆 様 のご 期 待 に 沿 えず 大 変 申 し 訳 なく 思 っております 私 は 昨 年 6 月 末 に 社 長 に 就 任 しましたが こうした 状 況 を 踏 まえ 大 きくご 覧 の4 点 に 取 り 組 んでまいりました まず 会 社 の 形 の 再 構 築 であります 本 社 の 機 能 を 大 幅 に 絞 り 込 むとともに 事 業 部 制 を 導 入 しました 1

パナソニック 復 活 の 大 前 提 は 個 々の 事 業 で 強 さを 取 り 戻 すことだ というのが 私 の 基 本 的 な 考 えです 事 業 部 は グローバルな 開 発 製 造 販 売 の 責 任 と 資 金 利 益 を 継 続 的 に 増 やしていく 責 任 を 負 います まさに 自 責 で 個 々の 事 業 を 強 くするための 仕 組 みです 当 社 は 日 本 で 最 も 早 く 事 業 部 制 を 採 用 したと 言 われています その 後 時 代 の 変 化 に 応 じて 組 織 の 形 も 変 えてきましたが もう 一 度 自 主 責 任 経 営 の 基 本 に 戻 ろう との 思 いで 復 活 させました 具 体 的 には 今 年 4 月 9ドメイン 88のビジネスユニットを 49の 事 業 部 に 括 り 直 し これを 経 営 の 基 軸 と 位 置 づけました 49 事 業 部 は 全 て 対 等 であり それぞれの 経 営 状 況 を 見 える 化 する 中 で 互 いに 競 い 合 い 協 力 し 合 う 形 にしています また 同 時 に ご 覧 の4 社 からなる カンパニー 制 を 導 入 いたしました カンパニーは 複 数 の 事 業 部 を 束 ねたものです 事 業 部 単 独 では 難 しい 大 きな 事 業 展 開 や 新 規 事 業 の 創 出 基 幹 デバイスの 強 化 などに 取 り 組 み 事 業 部 の 進 化 を 支 えてまいります 2

取 り 組 んできたことの2 点 目 は 課 題 事 業 の 方 向 付 けです 特 に 主 要 な 赤 字 事 業 については 抜 本 的 な 見 直 しの 方 向 付 けを 行 い 改 革 を 進 めております 同 時 に 個 々の 事 業 について 事 業 の 立 地 を 変 えて 再 生 を 図 る 転 地 の 戦 略 や 成 長 戦 略 を 策 定 し 中 期 経 営 計 画 CV2015 として 今 年 4 月 からスタートさせました さらに 喫 緊 の 課 題 であった 財 務 危 機 から 脱 出 するため グループを 挙 げた 資 金 創 出 活 動 に 取 り 組 んでまいりました 3

これまでの 取 り 組 みの 結 果 財 務 体 質 の 改 善 は 順 調 に 進 んでおります ネット 資 金 で 見 ると 1 年 前 は マイナス1 兆 円 を 超 えていたのが この 第 1 四 半 期 末 には マイナス5,778 億 円 となり さらに 今 年 度 末 までに マイナス5,000 億 円 以 内 の 水 準 に 収 めてまいります 4

こうした 財 務 体 質 の 改 善 に 加 え ご 覧 の 通 り 業 績 も 順 調 に 進 捗 しております また 財 務 諸 表 上 の 配 当 原 資 も 十 分 に 確 保 できております これらを 受 けまして 先 般 発 表 させていただいた 通 り 中 間 配 当 で 5 円 の 配 当 を 行 い 今 年 度 の 大 きな 目 標 の 一 つである 復 配 を 実 現 させる 予 定 であります 5

次 に 4 月 からスタートしております 2015 年 度 までの 中 期 計 画 CV2015 についてお 話 いたします 6

CV2015 では まずは 何 より 一 刻 も 早 く 赤 字 事 業 を 無 くすこと そして 同 時 に しっかりと 将 来 を 見 据 え 当 社 が 力 強 く 進 んでいける 道 筋 をつけること この2 点 に 不 退 転 の 決 意 で 取 り 組 んでまいります 7

この 図 は 3 年 間 の 道 筋 を 単 純 化 して 示 したものであります 2013 年 度 は 営 業 利 益 2,500 億 円 以 上 純 利 益 500 億 円 以 上 を 目 指 しております 純 利 益 500 億 円 は 復 配 の 前 提 となる 最 低 限 の 利 益 水 準 と 考 えております そして 2014 年 度 までの2 年 間 で 赤 字 事 業 の 止 血 大 きな 構 造 改 革 を 積 み 残 すことなく やり 遂 げてまいります また 同 時 に 各 事 業 部 が 営 業 利 益 率 5% 以 上 を 目 指 して 継 続 的 に 収 益 改 善 を 図 ってまいります これらによって 2015 年 度 には 営 業 利 益 3,500 億 円 以 上 営 業 利 益 率 5% 以 上 そして フリーキャッシュフロー 3 年 累 計 6,000 億 円 以 上 を 達 成 していきたいと 考 えております 8

赤 字 事 業 の 止 血 に 向 けては 着 実 に 手 を 打 っているところで あります 特 に ご 覧 の3 事 業 は 業 績 全 体 に 与 える 影 響 も 大 きく 本 社 と 事 業 部 門 が 一 体 となって 改 革 を 進 めております 必 ずや2014 年 度 までに 事 業 構 造 改 革 をやり 遂 げ 2015 年 度 には 赤 字 事 業 部 ゼロ を 目 指 してまいります 9

その 他 の 事 業 についても それぞれ 変 革 を 図 っております 例 えば 小 型 二 次 電 池 事 業 では これまでのICT 分 野 中 心 から 当 社 の 強 みである 高 容 量 高 信 頼 性 高 い 制 御 技 術 が 生 かせる 動 力 産 業 分 野 を 大 きく 伸 ばしてまいります 2015 年 度 には リチウムイオン 電 池 の 販 売 に 占 める この 分 野 の 比 率 を 現 在 の20% 台 から 40% 以 上 に 高 めるのが 目 標 であります 実 際 足 元 では EV 向 けの 受 注 が 拡 大 しており 日 本 の 生 産 拠 点 を 強 化 して お 客 様 の 販 売 増 に 対 応 できる 体 制 を 構 築 中 であります また インドでは 携 帯 電 話 の 基 地 局 向 けの 蓄 電 システムを 受 注 し 第 一 弾 の 納 入 を 開 始 しております この 小 型 二 次 電 池 事 業 は 第 1 四 半 期 に 黒 字 転 換 し 営 業 利 益 率 5.8%を 達 成 いたしました 全 ての 事 業 がこうした 事 業 変 革 に 取 り 組 み 2015 年 度 営 業 利 益 率 5% 以 上 を 目 指 してまいります 10

続 きまして 今 後 長 期 的 に 取 り 組 むテーマとして お 客 様 価 値 からの 逆 算 による 成 長 戦 略 について ご 説 明 いたします 11

これは パナソニックの 目 指 す 姿 をイメージ 図 にしたものであります 私 たちがこれまで 培 ってきた 家 電 のDNA を 中 核 に 置 き これを 継 承 しながら 住 宅 社 会 ビジネス 旅 自 動 車 など 様 々な 空 間 領 域 で お 客 様 の いいくらし を 拡 げる 存 在 になっていきたいと 考 えております これを 実 現 するには 各 空 間 と 密 接 に 関 わっている 産 業 に 対 して しっかりと 向 き 合 うことが 大 事 であります 4つのカンパニーを 中 心 に それぞれの 産 業 の 中 核 となる 企 業 の 皆 様 とパートナー 関 係 を 構 築 し より 一 層 お 客 様 への 貢 献 を 果 たしてまいります さらに パートナー 様 とともにつくり 上 げた いいくらし を 新 しい 家 電 を 生 み 出 す 力 にもしていきたい と 考 えております 12

ご 覧 の 図 は 当 社 の 現 在 の 売 上 構 成 を 示 したものです パナソニックは 家 電 の 会 社 とのイメージが 強 いと 思 いますが 家 電 事 業 は 全 社 の25%に 過 ぎず すでに75%はBtoB 事 業 です このBtoB 事 業 のうち 住 宅 に 関 わる 事 業 が1.1 兆 円 規 模 あり 全 体 の15%を 占 めます 当 社 は 住 宅 内 外 の 設 備 電 材 建 材 の 全 てを 持 っており 特 に 電 材 は 日 本 やアジアで 寡 占 的 シェアを 有 しております 加 えて グループ 内 に パナホーム という 住 宅 メーカーもあります 日 本 市 場 が 中 心 ではありますが 住 宅 へのトータル 提 案 ができる ことは 大 きな 強 みです 一 方 自 動 車 の 関 連 も 約 1 兆 円 規 模 で 全 体 の14%を 占 めます 高 い 競 争 力 を 持 つナビゲーションやバッテリー 各 種 デバイスを グローバルのカーメーカー 様 システムサプライヤー 様 (Tier1) デバイスサプライヤー 様 (Tier2)などに ご 提 案 ご 提 供 しています 残 る46%が 住 宅 車 載 以 外 のBtoB 事 業 です ICT 産 業 分 野 向 けデバイスや AVCのBtoB 事 業 店 舗 ビルなどの 非 住 宅 向 け 事 業 等 で 構 成 され 約 3.4 兆 円 の 規 模 となっております 13

このうち 自 動 車 と 住 宅 関 連 については 向 き 合 う 産 業 の 規 模 が 巨 大 であり しかも それぞれの 産 業 の 構 図 を 大 きく 変 えるような 技 術 変 化 が 起 きております これを 捉 えることで 当 社 の 貢 献 領 域 を 飛 躍 的 に 拡 大 できると 考 えております 自 動 車 関 連 であれば 車 の 電 子 化 電 動 化 に 伴 って バッテリーシステムのみならず サウンドシステムや コックピットシステム センサーやカメラの 類 まで 総 合 的 に 提 案 するチャンスが 広 がります 現 在 ガソリン 車 で1 台 あたりで 数 万 円 規 模 のビジネスが 一 気 に10 倍 以 上 に 広 がる 可 能 性 があると 見 ております 14

住 宅 では エネルギー 革 命 が 進 みつつあります 住 宅 産 業 のパートナーと 上 手 く 手 を 組 み 住 宅 のスマートハウス 化 の 流 れを 創 り 出 すことができれば 現 在 は1 棟 あたり 最 大 2~300 万 円 規 模 のビジネスを 倍 増 できる 可 能 性 があります 具 体 的 には 画 面 右 側 に 示 しているような 当 社 が 強 みを 持 つ 創 エネ 蓄 エネ 省 エネ 機 器 と エネルギーマネジメントシステムを 組 み 合 わせて 展 開 してまいります さらにそれらを 既 存 事 業 の 商 品 も 含 めてクラウドでつなぎ 新 しいくらしを 提 案 していきたいと 考 えております 15

実 際 に 我 々は グループの 総 力 を 結 集 した スマートハウス を すでに 商 品 化 しております 今 年 4 月 パナホームから 発 売 した カサート エコ コルディス は ソーラーパネルと 屋 根 を 完 全 に 一 体 化 した これまでにない 戸 建 住 宅 です スマートHEMSも 標 準 装 備 し エネルギーの 見 える 化 を 実 現 しています また 今 後 テレビを ビルトイン にして スマートHEMSと 組 み 合 わせて 提 供 することも 提 案 してまいります これらによって 価 格 競 争 から 離 れ 我 々の 強 みが 発 揮 できる ビジネスモデルを 展 開 したいと 考 えております さらには 街 づくり 事 業 にも 取 り 組 んでおります 日 本 で 初 めて 街 全 体 で ネット ゼロ エネルギー を 達 成 する スマートシティ 潮 芦 屋 や 約 1000 戸 のスマートハウスで 構 成 される Fujisawa サスティナブル スマートタウン などを 開 発 中 です 16

BtoCについては 地 域 起 点 の 商 品 展 開 を 徹 底 してまいります 当 社 の 家 電 事 業 の 伸 びしろ は やはり 海 外 にあります 白 物 家 電 では 重 点 市 場 と 位 置 付 けた 欧 州 中 国 アジア ブラジルの 販 売 合 計 を 年 平 均 で14% 伸 ばす 計 画 にしております 基 本 は 現 地 のお 客 様 が 欲 しいもの の 徹 底 追 求 であります 一 例 として 中 国 市 場 向 けの 空 気 清 浄 機 では 現 地 主 導 の 生 活 研 究 や 商 品 開 発 で 中 国 独 自 モデルを 展 開 し 現 地 企 業 を 大 きく 引 き 離 して フィリップスとトップシェアを 争 う 存 在 に 定 着 しております もちろん 自 前 にこだわるのではなく 現 地 企 業 との 協 業 にも 積 極 的 に 踏 み 込 んでまいります 7 月 に 発 表 しました 欧 州 の 家 電 企 業 ゴレーネ 社 との 資 本 業 務 提 携 も その 一 つです 同 社 からのOEM 共 同 開 発 同 社 の 販 路 活 用 などを 進 め 現 地 に 合 った 商 品 を 現 地 に 合 った 販 売 網 できめ 細 かく 展 開 します 家 電 事 業 は 足 元 AVC 分 野 を 中 心 に 前 年 割 れの 傾 向 にありますが こうした 取 組 みで 現 地 のお 客 様 のニーズを 的 確 にとらえていけば まだまだ 挽 回 できると 考 えております 17

この 図 は 当 社 の 創 業 100 周 年 となる2018 年 に 向 けた 売 上 成 長 のイメージです これまでお 話 ししてきた 取 り 組 みを 中 心 に 家 電 事 業 で 現 在 の2 兆 円 規 模 を 維 持 しながら 住 宅 車 載 を それぞれ 現 在 の 約 2 倍 の2 兆 円 規 模 に 拡 大 することを 目 指 してまいります そして その 上 に 住 宅 車 載 以 外 のBtoB 事 業 を 高 収 益 な バーティカルソリューション の 集 まりとして 積 み 上 げることを 目 指 します バーティカルソリューションのイメージは 個 々の 事 業 の 単 位 で リーディングカスタマーに 深 く 入 り 込 み そこから 他 のカスタマーへ 他 の 事 業 へと 貢 献 の 幅 を 広 げていくというものです 当 社 でいえば 航 空 機 用 のアビオニクスや 警 察 やガス 会 社 向 けの タフブックなどが 典 型 です 深 い 結 びつきによって お 客 様 価 値 を 高 め 続 けるBtoB 事 業 を 構 築 し この 領 域 で 全 体 の 収 益 性 を 高 めたいと 思 います 家 電 2 兆 住 宅 2 兆 車 載 2 兆 プラス 高 収 益 なバーティカルソリューション これを 目 指 す 姿 として 今 後 成 長 戦 略 の 具 体 化 に 取 り 組 んで まいります 18

パナソニックはお 客 様 と 共 に 歩 んできた 会 社 であり BtoBも 実 際 にはBtoBtoCというつながりで 展 開 する 事 業 が 多 くを 占 めます 目 指 すのは あくまでも 1 人 ひとりのお 客 様 のお 役 に 立 つこと です 様 々なパートナー 様 と 共 に お 客 様 1 人 ひとりにとっての より 良 いくらし より 良 い 世 界 を 実 現 していく そのような 思 いを 込 めて 9 月 から A Better Life, A Better World を パナソニックの 新 たなブランドスローガンといたしました このスローガンのもと 全 社 一 丸 となって お 客 様 へのお 役 立 ちを 果 たし 全 社 の 収 益 を 高 めてまいります どうか より 一 層 のご 支 援 ご 鞭 撻 を 賜 りますよう お 願 い 申 し 上 げます ご 清 聴 誠 に 有 難 うございました 19