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第 1 章 研 究 開 発 の 概 要 1-1 研 究 開 発 の 背 景 研 究 目 的 及 び 目 標 < 研 究 開 発 の 背 景 > がん 患 者 数 は 年 々 増 加 しており 昭 和 56 年 より 日 本 人 の 死 因 の 第 一 位 となって いる 5 年 生 存 率 ( 例 : 胃 がん) ステージⅠ( 早 期 がん):90% 以 上 ステージⅣ( 進 行 がん):10% 以 下 がんの 治 療 費 総 額 試 算 (5 年 生 存 時 ) ステージⅠ( 早 期 がん):88 万 円 ステージⅣ( 進 行 がん):280 万 円 がんの 治 療 には 早 期 発 見 が 極 めて 有 効 である がんに 罹 る 日 本 国 民 は 近 年 増 大 しており 医 療 費 もそれに 伴 い 増 大 し ているが がんの 早 期 発 見 によって 患 者 の 予 後 を 大 きく 改 善 し 死 亡 率 の 低 下 と 治 療 費 の 軽 減 による 医 療 費 の 削 減 が 可 能 となる がん 対 策 基 本 法 が 平 成 19 年 4 月 に 施 行 され がんの 早 期 発 見 を 目 的 として がん 検 診 の 受 診 率 を 50% 以 上 にすることが 目 標 とされている がんの 早 期 発 見 がん 検 診 の 受 診 率 について 50% 以 上 とする 5 年 以 内 現 在 がん 検 診 における 低 受 診 率 の 原 因 は 内 視 鏡 検 査 法 や 画 像 診 断 法 (CT MRI PET-CT 等 )における X 線 被 曝 への 抵 抗 感 身 体 的 負 担 時 間 的 拘 束 経 済 的 負 担 等 である また 腫 瘍 マーカーによる 血 液 検 査 は 簡 便 であるが 感 度 特 異 度 が 低 く 早 期 がんの 発 見 には 不 適 である これ らの 課 題 をふまえ がん 検 診 受 診 率 を 飛 躍 的 に 向 上 させるには 既 存 の 検 査 法 の 弱 点 を 大 幅 に 改 善 した 安 全 簡 便 高 感 度 低 価 格 で かつ 高 精 度 大 量 検 体 処 理 可 能 な 新 しいがん 検 査 技 術 とそれを 実 現 する 診 断 機 器 が 必 要 である 血 液 を 検 体 としての 検 査 では 非 常 に 簡 便 で 受 診 者 に 1

とっては 安 全 性 が 高 い 金 沢 大 学 恒 常 性 制 御 学 講 座 と 株 式 会 社 キュービ クスでは マイクロアレイを 用 いて 血 液 中 の 遺 伝 子 発 現 パターンの 解 析 により 消 化 器 がんを 高 い 精 度 で 診 断 する 消 化 器 がん 診 断 用 マーカー 遺 伝 子 ( 以 下 金 沢 大 学 がん 診 断 マーカー)を 発 見 消 化 器 がん 検 査 方 法 の 開 発 に 成 功 している 先 行 研 究 (BBRC 2010;400:7-15)における validation サンプルでの 結 果 同 方 法 の 感 度 は 100%(37/37) 特 異 度 は 86.7%(13/15)であり 既 存 の 腫 瘍 マーカーによる 血 液 検 査 と 比 較 して 非 常 に 高 感 度 であった 平 成 成 23 年 8 月 より 株 式 会 社 キュービクスにおいて 上 記 金 沢 大 学 がん 診 断 マーカーを 用 いた 消 化 器 がん 検 査 が 既 に 事 業 化 されており こ れまでに 東 京 都 大 阪 府 石 川 県 などの 20 以 上 の 医 療 機 関 の 医 師 の 裁 量 の 元 で 200 例 ほどの 依 頼 を 受 けて 検 査 を 行 っている そのうち 早 期 大 腸 がん 1 名 すい 臓 がん 1 名 を 発 見 できた 早 期 大 腸 がん 症 例 は すぐに 内 視 鏡 による 切 除 でがんの 完 全 除 去 ができた これこそまさに 早 期 診 断 早 期 治 療 の 実 践 の 良 い 例 であった マイクロアレイや 試 薬 が 高 価 なため 検 査 費 用 ( 自 由 診 療 )は 6~10 万 円 であるが 医 療 現 場 や 受 診 者 からのニーズはさらに 高 くなっている しかし この 検 査 デバイスとし てのマイクロアレイ 検 査 では 原 価 が 高 額 で スキャナやオーブン データ 解 析 ソフトなどいくつもの 装 置 コンピュータやソフトウェアの 操 作 が 必 要 であり 検 査 の 手 技 や 原 理 の 理 解 といった 知 識 技 術 習 得 の 必 要 があるため すぐに 医 療 現 場 に 導 入 し 多 くの 検 体 処 理 に 対 応 する ことは 困 難 である これらの 課 題 を 克 服 する 方 法 は 1 人 手 による 手 作 業 工 程 のない 自 動 化 検 体 処 理 方 法 の 開 発 2 一 般 的 で 安 価 な 専 門 的 知 識 を 必 要 としない PCR 法 を 利 用 した 検 査 方 2

法 の 開 発 この 2 つの 開 発 により 自 動 検 査 システムを 完 成 させ 消 化 器 がんの 血 液 検 査 をより 安 く 自 動 で 検 査 できるシステムを 導 入 する マイクロアレイ 法 と PCR 法 はともに 遺 伝 子 の 発 現 パターンを 測 定 する 方 法 で 相 関 性 が 高 いが マイクロアレイ 法 は 全 遺 伝 子 の 網 羅 的 な 検 査 を 行 うのに 対 し PCR 法 では 必 要 な 遺 伝 子 だけを 絞 り 込 んで 検 査 を 行 うこ とが 可 能 である マイクロアレイ 法 は 費 用 が 高 く 作 業 工 程 も 多 く 時 間 ( 現 状 :72 時 間 )がかかりコストダウンには 向 かないが PCR 法 を 用 いることで 工 程 数 が 少 なくコストダウンも 容 易 となり 安 全 簡 便 高 感 度 低 価 格 な 改 良 医 療 機 器 の 開 発 が 可 能 である < 研 究 開 発 の 目 的 > 血 液 検 査 で 消 化 器 がんを 高 感 度 で 発 見 できる 消 化 器 がん 診 断 マーカー 遺 伝 子 が 金 沢 大 学 恒 常 性 制 御 学 講 座 により 発 見 され 研 究 成 果 が 学 術 誌 に 発 表 された また 株 式 会 社 キュービクスによりこれらの 研 究 成 果 が 事 業 化 され 医 師 の 裁 量 の 元 で 血 液 による 消 化 器 がんの 検 査 が 開 始 されている この 技 術 をさらに 発 展 させ 以 下 の 2 つの 開 発 を 行 う PCR 法 を 利 用 した 検 査 方 法 の 開 発 手 作 業 工 程 のない 自 動 化 検 体 処 理 方 法 の 開 発 この 2 つの 開 発 を 合 わせ 消 化 器 がんの 血 液 検 査 をより 安 く 自 動 で 検 査 できるシステムを 開 発 することが 本 事 業 の 目 的 である < 平 成 24 年 度 の 概 要 > がん 検 査 の 低 受 診 率 の 原 因 であるX 線 被 曝 への 抵 抗 感 身 体 的 負 担 時 間 的 拘 束 経 済 的 負 担 などを 克 服 するため PCR 法 を 用 いて 血 液 だけでがん 検 査 ができる 検 査 技 術 の 開 発 を 行 う 検 査 の 対 象 としては 消 化 器 がんである 胃 が ん 大 腸 がん 膵 臓 がん 胆 道 がんである この 開 発 により 検 査 に 使 用 される 試 薬 一 式 としての 消 化 器 がん A. 検 査 キッ トを 完 成 させ 安 全 簡 便 高 感 度 低 価 格 な 検 査 が 可 能 な 体 外 診 断 薬 として の 薬 事 承 認 申 請 を 目 指 すものである またこの 検 査 キットによる 自 動 で 検 査 が 3

可 能 となる B. 自 動 検 査 装 置 を 医 療 機 器 として 開 発 する 以 下 に A. B.ごとの 内 容 を 列 記 する 24 年 度 は1234の4 項 目 につい て 実 施 する A. 消 化 器 がん 検 査 キット < 診 断 マーカー 遺 伝 子 の 選 択 > 1マイクロアレイ 法 と PCR 法 との 同 等 性 検 証 消 化 器 がん 診 断 マーカー 遺 伝 子 の 最 適 組 み 合 わせの 検 証 <PCR 検 査 工 程 の 確 立 > 2 低 価 格 短 時 間 となる 検 査 条 件 の 確 立 3 試 薬 分 注 工 程 の 自 動 化 自 動 化 PCR 検 査 における 感 度 の 検 証 < 検 体 処 理 技 術 の 安 定 化 > 4 磁 気 ビーズによる 血 液 検 体 処 理 工 程 の 確 立 磁 気 ビーズ 処 理 工 程 の 自 動 化 一 貫 した 自 動 検 査 工 程 の 確 立 及 び 動 作 感 度 検 証 < 薬 事 関 連 > 消 化 器 がん 診 断 メカニズムの 解 明 論 文 投 稿 特 許 申 請 治 験 薬 事 申 請 B. 自 動 検 査 装 置 <ソフトウェアの 開 発 > 検 査 結 果 自 動 出 力 ソフトウェアの 開 発 < 装 置 の 開 発 > 自 動 検 査 装 置 の 設 計 試 作 性 能 検 証 試 験 医 療 機 器 届 出 4

1-2 研 究 体 制 ( 研 究 組 織 管 理 体 制 研 究 者 氏 名 協 力 者 等 ) (1) 研 究 組 織 及 び 管 理 体 制 1) 研 究 組 織 ( 全 体 ) 乙 財 団 法 人 石 川 県 産 業 創 出 支 援 機 構 再 委 託 株 式 会 社 キュービクス 再 委 託 株 式 会 社 DNAチップ 研 究 所 再 委 託 国 立 大 学 法 人 金 沢 大 学 総 括 研 究 代 表 者 (PL) 所 属 株 式 会 社 キュービクス 役 職 代 表 取 締 役 社 長 氏 名 丹 野 博 副 総 括 研 究 代 表 者 (SL) 所 属 株 式 会 社 DNAチップ 研 究 所 役 職 代 表 取 締 役 社 長 氏 名 的 場 亮 5

2) 管 理 体 制 1 事 業 管 理 者 財 団 法 人 石 川 県 産 業 創 出 支 援 機 構 総 務 企 画 部 ( 経 理 担 当 者 : 中 尾 一 也 ) 産 業 振 興 部 理 事 長 副 理 事 長 専 務 理 事 常 務 理 事 事 務 局 参 事 販 路 開 拓 推 進 部 経 営 支 援 部 再 生 支 援 室 プロジェクト 推 進 部 ( 業 務 管 理 者 : 西 村 聡 ) 再 委 託 先 株 式 会 社 キュービクス 株 式 会 社 DNAチップ 研 究 所 国 立 大 学 法 人 金 沢 大 学 地 域 振 興 部 事 務 局 参 事 サイエンスパークオフィス 地 場 産 センター 2 再 委 託 先 株 式 会 社 キュービクス 代 表 取 締 役 社 長 ( 業 務 管 理 者 : 丹 野 博 ) 総 務 経 理 ( 経 理 担 当 者 : 吉 尾 知 子 ) 事 業 開 発 部 6

株 式 会 社 DNAチップ 研 究 所 製 品 サービス 統 括 グループ 事 業 開 発 本 部 研 究 開 発 部 ( 業 務 管 理 者 : 石 澤 洋 平 ) 企 画 グループ 次 世 代 開 発 戦 略 グループ 広 域 戦 略 グループ 社 長 取 締 役 診 断 事 業 グループ ( 検 査 保 証 &CS) 経 理 部 ( 経 理 担 当 : 渡 邊 賢 司 ) 総 務 部 国 立 大 学 法 人 金 沢 大 学 学 長 医 薬 保 健 研 究 域 医 学 系 ( 業 務 管 理 者 : 金 子 周 一 ) 事 務 局 研 究 推 進 部 産 学 連 携 課 医 薬 保 健 系 事 務 部 会 計 課 ( 経 理 担 当 者 : 川 岸 孝 政 ) (2) 管 理 員 及 び 研 究 員 事 業 管 理 者 財 団 法 人 石 川 県 産 業 創 出 支 援 機 構 管 理 員 西 村 聡 高 畑 典 男 中 村 陽 一 橋 本 崇 史 中 尾 一 也 氏 名 所 属 役 職 実 施 内 容 ( 番 号 ) プロジェクト 推 進 部 長 プロジェクト 推 進 部 研 究 交 流 推 進 課 長 プロジェクト 推 進 部 技 術 開 発 支 援 課 主 査 産 業 振 興 部 人 材 支 援 課 アドバイザー 総 務 企 画 部 総 務 企 画 課 長 5 5 5 5 5 7

再 委 託 先 研 究 員 株 式 会 社 キュービクス 丹 野 博 宮 崎 義 孝 辰 巳 勇 竹 松 優 子 氏 名 所 属 役 職 実 施 内 容 ( 番 号 ) 代 表 取 締 役 社 長 事 業 開 発 部 長 事 業 開 発 部 員 事 業 開 発 部 員 134 134 13 13 株 式 会 社 DNAチップ 研 究 所 的 場 亮 石 澤 洋 平 中 村 誠 二 谷 野 元 彦 氏 名 所 属 役 職 実 施 内 容 ( 番 号 ) 代 表 取 締 役 社 長 ( 兼 ) 事 業 開 発 本 部 長 研 究 開 発 部 副 部 長 診 断 事 業 グループ リーダー 広 域 戦 略 グループ 研 究 員 12 12 12 12 国 立 大 学 法 人 金 沢 大 学 金 子 周 一 酒 井 佳 夫 氏 名 所 属 役 職 実 施 内 容 ( 番 号 ) 医 薬 保 健 研 究 域 医 学 系 教 授 医 薬 保 健 研 究 域 医 学 系 准 教 授 1 1 1-3 当 該 プロジェクト 連 絡 窓 口 所 在 地 ( 事 業 管 理 者 ) 財 団 法 人 石 川 県 産 業 創 出 支 援 機 構 920-8203 石 川 県 金 沢 市 鞍 月 2 丁 目 20 番 地 ( 最 寄 駅 : 西 日 本 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 北 陸 本 線 金 沢 駅 ) ( 経 理 担 当 者 ) 総 務 企 画 部 総 務 企 画 課 長 中 尾 一 也 ( 業 務 管 理 者 ) プロジェクト 推 進 部 長 西 村 聡 8

( 再 委 託 先 ) 株 式 会 社 キュービクス 921-8832 石 川 県 野 々 市 市 末 松 3-570 いしかわ 大 学 連 携 イン キュベータ203 ( 最 寄 駅 : 西 日 本 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 北 陸 本 線 野 々 市 駅 ) ( 経 理 担 当 者 ) 総 務 経 理 吉 尾 知 子 ( 業 務 管 理 者 ) 代 表 取 締 役 社 長 丹 野 博 株 式 会 社 DNAチップ 研 究 所 230-0045 神 奈 川 県 横 浜 市 鶴 見 区 末 広 町 1 丁 目 1-43 ( 最 寄 駅 : 東 日 本 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 鶴 見 線 鶴 見 小 野 駅 ) ( 経 理 担 当 者 ) 経 理 部 部 長 渡 邊 賢 司 ( 業 務 管 理 者 ) 研 究 開 発 部 副 部 長 石 澤 洋 平 国 立 大 学 法 人 金 沢 大 学 医 薬 保 健 研 究 域 医 学 系 恒 常 性 制 御 学 講 座 921-8640 石 川 県 金 沢 市 宝 町 13-1 ( 最 寄 駅 : 西 日 本 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 北 陸 本 線 金 沢 駅 ) ( 経 理 担 当 者 ) 医 薬 保 健 系 事 務 部 会 計 課 経 理 係 長 河 岸 孝 政 ( 業 務 管 理 者 ) 医 薬 保 健 研 究 域 医 学 系 教 授 金 子 周 一 9

第 2 章 本 論 2-1 マイクロアレイ 法 とPCR 法 との 同 等 性 検 証 ( 株 式 会 社 キュービクス 株 式 会 社 DNA チップ 研 究 所 国 立 大 学 法 人 金 沢 大 学 ) < 平 成 24 年 度 実 施 内 容 > 金 沢 大 学 の 研 究 成 果 である 消 化 器 がん 診 断 マーカー 遺 伝 子 はマイクロアレイ 法 に よる 解 析 で 発 見 されたものである これらの 遺 伝 子 群 はマイクロアレイ 法 では 消 化 器 がんを 判 別 する 遺 伝 子 群 として 働 く 事 が 認 められているが PCR 法 でも 同 様 に 機 能 するかについて 同 一 症 例 ( 消 化 器 がん 症 例 健 常 人 症 例 )について 検 証 を 行 う 1 マイクロアレイ 法 消 化 器 がん 症 例 59 例 ( 胃 がん 22 例 大 腸 がん 12 例 膵 臓 がん 17 例 胆 道 が ん 8 例 ) 及 び 健 常 人 13 例 をそれぞれマイクロアレイ 法 による 解 析 と PCR 装 置 を 用 いた PCR 法 による 検 査 を 行 い 遺 伝 子 の 発 現 量 に 関 して 消 化 器 がん 症 例 群 と 健 常 人 群 における 有 意 差 の 検 定 消 化 器 がん 症 例 群 と 健 常 人 群 における 平 均 値 の 比 較 2 PCR 法 金 沢 大 学 消 化 器 がん 診 断 マーカー 遺 伝 子 のうち 特 に 差 異 のある5 遺 伝 子 について マイクロアレイ 法 と 同 等 の 変 動 を 確 認 できるかの 検 証 をまずは 実 施 する < 結 果 > 消 化 器 がん 症 例 59 例 ( 胃 がん 22 例 大 腸 がん 12 例 膵 臓 がん 17 例 胆 道 がん 8 例 ) 及 び 健 常 人 13 例 の 血 液 検 体 から 遺 伝 子 を 抽 出 した その 後 マイクロアレイ 法 及 び PCR 法 により 遺 伝 子 の 発 現 量 を 測 定 した その 結 果 マイクロアレイ 法 においては 有 意 差 の 検 定 平 均 値 の 比 較 のどちらにおいても 金 沢 大 学 の 研 究 成 果 と 同 様 に 消 化 器 がん 症 例 と 健 常 人 の 発 現 量 に 差 異 が 確 認 できた また PCR 法 による 発 現 量 の 測 定 結 果 でも 金 沢 大 学 消 化 器 がん 診 断 マーカー 遺 伝 子 のうち 特 に 差 異 のある5 遺 伝 子 については 有 意 差 の 検 定 平 均 値 の 比 較 のどちらにおいても 消 化 器 がん 症 例 と 健 常 人 の 遺 伝 子 発 現 量 に 差 異 があることが 確 認 できた 消 化 器 がん 症 例 と 健 常 人 との 間 に 差 異 があると 確 認 できたということは その 10

遺 伝 子 を 測 定 することで 消 化 器 がんの 有 無 を 判 別 できることを 示 唆 する また マ イクロアレイ 法 による 消 化 器 がん 症 例 と 健 常 人 との 差 異 と 検 体 の 臨 床 症 状 と 比 較 解 析 し た 結 果 は 下 記 の 学 会 にて 発 表 された JDDW2012( 消 化 器 学 会 週 間 神 戸 )シンポジウム 9 消 化 器 がん 検 診 における 新 しい 診 断 方 法 の 展 開 金 沢 大 学 附 属 病 院 消 化 器 内 科 小 村 卓 也 他 第 20 回 浜 名 湖 シンポジウム 一 般 演 題 末 梢 血 液 細 胞 の 遺 伝 子 発 現 変 化 に 見 られるは ん 反 応 解 析 とがん 診 断 法 開 発 の 可 能 性 金 沢 大 学 附 属 病 院 消 化 器 内 科 酒 井 佳 夫 他 2-2 低 価 格 短 時 間 となる 検 査 条 件 の 確 立 ( 株 式 会 社 DNA チップ 研 究 所 ) < 平 成 24 年 度 実 施 内 容 > PCR 法 におけるコスト 削 減 のために 試 薬 使 用 量 の 調 整 試 験 を 行 った ( 試 験 方 法 )8 例 の 検 体 を 使 用 し PCR 反 応 条 件 に 変 化 を 与 えない 試 薬 使 用 量 の 調 整 試 験 をおこない 最 小 限 の 使 用 量 を 確 立 する < 結 果 > 消 化 器 がん 診 断 マーカー 遺 伝 子 のうち A_24_P201702 A_24_P169378 を 用 いて 試 薬 量 をマニュアル 通 り 1/2 量 1/5 量 で PCR 法 による 遺 伝 子 発 現 量 の 測 定 を 行 った 結 果 A_24_P201702 A_24_P169378 ともに 1/2 量 の 測 定 においては マニュアル 通 りの 測 定 結 果 との 統 計 的 有 意 差 は 無 かった しかし A_24_P201702 の 1/5 量 での 測 定 結 果 において 有 意 差 アリの 結 果 が 出 たため 1/5 量 ではマニュアル 通 り の 測 定 結 果 との 間 に 差 異 があった ( 有 意 差 検 定 :p 値 が 0.05 未 満 を 有 意 差 があると 設 定 した )これらの 測 定 結 果 から 試 薬 量 のコストダウンに 関 しては 1/2 量 までは 問 題 ないと 確 認 できた 2-3 試 薬 分 注 工 程 の 自 動 化 ( 担 当 : 株 式 会 社 キュービクス) < 平 成 24 年 度 実 施 内 容 > ヒューマンエラーによる 試 薬 分 注 上 のミスを 排 除 するため 分 注 の 自 動 化 装 置 開 11

発 が 期 待 されている この 開 発 は 自 動 化 の 確 立 のみならず 多 数 検 体 の 同 時 処 理 も 可 能 となる 開 発 には 自 動 分 注 装 置 の 分 注 プログラムを 新 たに 作 成 する 必 要 があり そ の 動 作 確 認 及 び 手 作 業 との 品 質 確 認 を 行 う 16 例 の 検 体 を 用 いて PCR 法 の 試 薬 分 注 を 手 作 業 と 自 動 分 注 装 置 とで 計 3 回 行 い( 合 計 48 検 体 )PCR 法 による 遺 伝 子 発 現 量 の 測 定 結 果 を 比 較 検 証 し 自 動 分 注 装 置 を 用 いた 場 合 と 手 作 業 分 注 の 場 合 とに 有 意 差 が 無 いこ とを 検 証 した ( 有 意 差 検 定 :p 値 が 0.05 未 満 を 有 意 差 があると 設 定 した ) 検 証 には 試 薬 メーカーから PCR 法 において 検 体 差 で 変 動 にない 遺 伝 子 として 販 売 されている GUSB 遺 伝 子 の 試 薬 を 使 用 した (PCR 法 における 検 証 の 重 複 回 数 は 試 薬 メーカー 実 験 手 順 に 従 い 3 回 とした) < 結 果 > 1 回 目 2 回 目 3 回 目 の 検 証 すべてにおいて 自 動 分 注 装 置 を 用 いた 場 合 と 手 差 作 業 分 注 の 場 合 とに PCR 法 による 測 定 結 果 に 有 意 差 は 無 かった この 結 果 から 手 作 業 で 分 注 していた PCR 法 の 試 薬 分 注 を 自 動 分 注 装 置 に 置 き 換 えて 作 業 させることが 可 能 と 確 認 できた 2-4 磁 気 ビーズによる 血 液 検 体 処 理 工 程 の 確 立 ( 担 当 : 株 式 会 社 キュービクス) < 平 成 24 年 度 実 施 内 容 > 血 液 検 体 から 検 査 に 必 要 な 遺 伝 子 を 抽 出 する 方 法 として これまでは 遠 心 分 離 法 で 行 っ てきたが 自 動 化 装 置 による PCR 法 では 磁 気 ビーズ 法 にて 行 われている 血 液 検 体 処 理 工 程 の 確 立 にはその 比 較 検 証 が 必 要 であるため 従 来 法 と PCR 法 での 比 較 検 討 を 行 った < 方 法 > 遠 心 分 離 法 と 磁 気 ビーズ 法 によりそれぞれ 10 例 の 血 液 検 体 処 理 を 行 い 抽 出 された 遺 伝 子 の 量 や 分 解 度 の 品 質 チェックを 行 った < 結 果 > 1. 抽 出 される 遺 伝 子 の 量 PCR 法 ( 磁 気 ビーズ 法 )> 従 来 の 抽 出 方 法 2. 遺 伝 子 の 品 質 12

遺 伝 子 を 電 気 泳 動 による 品 質 チェックを 行 った 分 解 度 :PCR 法 ( 磁 気 ビーズ 法 )> 従 来 の 抽 出 方 法 であり 磁 気 ビーズ 法 では 遺 伝 子 の 分 解 度 が 大 きい 結 果 であった 遺 伝 子 の 分 解 度 が 大 きいことはマイクロアレイ 法 PCR 法 の 両 方 の 検 査 において 正 確 な 遺 伝 子 発 現 量 の 測 定 が 出 来 ないことを 示 すため 磁 気 ビーズの 種 類 の 変 更 を 検 討 しなければならなくなった( 有 意 差 検 定 :p 値 が 0.05 未 満 を 有 意 差 があると 設 定 した )その 後 遠 心 分 離 法 で 使 用 している 試 薬 メーカー 製 の 磁 気 ビーズに 切 り 換 えを 行 い 新 たな 血 液 検 体 4 例 を 用 いて 検 証 を 行 った 結 果 遺 伝 子 品 質 の 低 下 を 示 すデータは 無 かった そのため 遠 心 分 離 法 を PCR 法 における 磁 気 ビーズ 法 ( 従 来 法 と 同 一 メーカーのもの)による 血 液 検 体 処 理 に 切 り 換 える 可 能 性 が 示 唆 されたが 但 し 遠 心 分 離 法 の 数 値 は 10 例 でのデータであるため 新 しい 磁 気 ビーズを 用 いた 検 体 処 理 をあと 6 例 行 い 合 計 10 例 での 検 証 を 継 続 している 第 3 章 まとめ 3-1 平 成 24 年 度 59 例 の 消 化 器 がん 症 例 13 例 の 健 常 人 症 例 を 用 い マイクロアレイ 法 および PCR 法 の 同 等 性 試 験 を 実 施 した 消 化 器 がん 診 断 マーカー 遺 伝 子 を 用 いたマイクロアレイ 法 で の 検 証 では 既 に 発 表 のとおりの 判 別 能 を 再 確 認 でき 金 沢 大 学 の 研 究 者 によって 学 会 での 発 表 が 行 われたことは 大 変 大 きな 成 果 であった マイクロアレイ 法 で 得 られた 消 化 器 がん 診 断 マーカー 遺 伝 子 のうち 特 に 差 異 のある 遺 伝 子 群 を 用 いた PCR 法 でもマイクロアレイ 法 と 同 様 に 機 能 することを 確 認 できたことはマイクロアレイ 法 から PCR 法 への 移 行 への 大 きなステップとなった また 検 査 キットに 使 用 される PCR 法 の 試 薬 量 を 少 なくとも 1/2 に 削 減 できることが 確 認 でき これは 検 査 費 用 の 低 減 に 寄 与 する 試 薬 分 注 工 程 の 自 動 化 においては 自 動 検 査 装 置 と 手 作 業 とでは PCR 法 による 検 査 結 果 に 差 異 がないことが 確 認 できた 血 液 検 体 処 理 工 程 の 確 立 に 関 しては 当 初 予 定 していた 磁 気 ビーズの 性 能 が 予 想 されたも のではなかったことから 急 遽 新 しい 磁 気 ビーズへと 切 り 換 えて 検 証 を 行 っている いまの ところ 遺 伝 子 の 品 質 低 下 を 示 すデータはない 平 成 24 年 度 に 購 入 した 機 器 は 自 動 分 注 装 置 と PCR 装 置 を 各 1 台 ずつである 自 動 分 注 装 置 は 試 薬 分 注 ミスを 回 避 するために 人 間 の 手 作 業 がどれだけ 装 置 に 置 き 換 えられるのかを 確 認 する 工 程 にて 使 用 された (2-3 試 薬 分 注 工 程 の 自 動 化 ) 13

PCR 装 置 は 上 記 自 動 分 注 装 置 を 用 いた 試 薬 分 注 による PCR 結 果 と 人 間 の 手 作 業 での 試 薬 分 注 による PCR 結 果 を 比 較 検 証 する 工 程 において 使 用 された (2-3 試 薬 分 注 工 程 の 自 動 化 ) 平 成 25 年 度 はマイクロアレイ 法 で 検 証 する 検 体 数 をさらに 増 加 させることで 解 析 の 精 度 を 高 め 消 化 器 がん 症 例 と 健 常 人 とで 発 現 量 に 差 のある 遺 伝 子 の 中 から 100 個 の 遺 伝 子 のピックアップを 行 う その 後 PCR 法 による 検 証 を 行 い 30 個 程 度 に 絞 り 込 むことを 目 標 とする 平 行 して 文 献 や 研 究 データから 遺 伝 子 の 機 能 解 析 や PCR 法 による 検 査 感 度 など の 学 術 統 計 的 な 裏 付 けも 行 う 試 薬 分 注 工 程 の 自 動 化 においては 平 成 24 年 度 の 成 果 である 試 薬 量 を 1/2 へと 削 減 し た PCR 法 の 分 注 を 自 動 分 注 装 置 に 作 業 させ PCR 法 による 検 査 結 果 の 検 証 を 行 う 磁 気 ビーズ 処 理 工 程 の 自 動 化 においては 今 年 度 に 切 り 換 えを 行 った 新 しい 磁 気 ビーズの 性 能 検 証 を 行 い 品 質 確 認 が 出 来 た 後 に 自 動 分 注 装 置 による 作 業 へと 移 行 する 平 成 25 年 度 の 計 画 において 自 動 分 注 装 置 は 試 薬 使 用 量 を 1/2 へと 削 減 した PCR 法 の 試 薬 分 注 工 程 の 自 動 化 及 び 血 液 検 体 処 理 における 磁 気 ビーズ 処 理 工 程 の 自 動 化 に 使 用 される 予 定 である ミス 無 く 均 一 品 質 な 検 査 体 制 への 足 がかりとなる PCR 装 置 は 上 記 自 動 分 注 装 置 がミス 無 く 均 一 品 質 を 保 持 するように 稼 働 しているかどう かを 検 証 するために 使 用 される 予 定 である 自 動 分 注 装 置 によって 分 注 された 試 薬 や 検 体 は 最 終 的 に PCR 法 による 遺 伝 子 発 現 量 の 測 定 が 行 われる その 結 果 を 解 析 することで 分 注 ミ スの 有 無 や 品 質 の 均 一 性 の 検 証 が 可 能 である 14