2012 年 5 月 18 日 に 実 施 したIR 電 話 会 議 の 質 疑 応 答 ( 要 旨 )を 以 下 のとおりまとめました Q1:2012 年 度 の 火 災 保 険 の 異 常 危 険 準 備 金 の 繰 り 入 れについて 2011 年 度 に 三 井 住 友 海 上 で 1,147 億 円 取 り 崩 し あいおいニッセイ 同 和 損 保 で 410 億 円 取 り 崩 しを 行 い 資 料 8を 見 ると 2012 年 度 に 異 常 危 険 準 備 金 の 取 崩 額 が 前 期 比 で 762 億 円 減 少 することになっているので 差 し 引 き 800 億 円 程 度 が 2012 年 度 のグロスの 取 崩 額 ということでしょうか A1: 資 料 8は 全 種 目 合 計 の 異 常 危 険 準 備 金 取 崩 額 (ネット)の 増 減 影 響 を 税 引 後 の 金 額 で 表 示 し ています 火 災 保 険 の 異 常 危 険 準 備 金 について 税 引 前 の 金 額 でご 説 明 しますと 三 井 住 友 海 上 では 2012 年 度 の 取 崩 額 は 1,229 億 円 繰 入 額 は 1,058 億 円 を 見 込 んでおり 繰 入 額 には 特 別 な 繰 り 入 れとしての 900 億 円 を 含 んでいます あいおいニッセイ 同 和 損 保 については 2012 年 度 の 取 崩 額 が 340 億 円 繰 入 額 が 235 億 円 うち 160 億 円 が 特 別 な 繰 り 入 れを 見 込 んだ 金 額 で す Q2:2012 年 4 月 の 再 保 険 更 改 に 伴 う 出 再 コストの 増 加 について 2012 年 度 の 影 響 額 はいくらでし ょうか A2:2012 年 度 の 特 約 更 改 では 東 日 本 大 震 災 やニュージーランド 地 震 タイ 洪 水 等 々の 自 然 災 害 が 頻 発 している 影 響 を 受 けて 自 然 災 害 カバーを 中 心 に 再 保 険 料 率 が 上 昇 しており この 結 果 既 存 の 再 保 険 特 約 の 更 改 において 再 保 険 コストが2 社 合 わせて 100 億 円 強 上 昇 しています Q: 出 再 コストの 増 加 分 は 一 部 を 契 約 者 に 保 険 料 として 転 嫁 するということでしょうか A: 企 業 物 件 のため 一 律 にということではありませんが 一 定 の 転 嫁 は 行 うことになります Q3: 異 常 危 険 準 備 金 の 特 別 な 繰 り 入 れは 2012 年 度 だけでしょうか A3: 特 別 な 繰 入 を 行 うのは 2012 年 度 のみと 考 えています なお 火 災 保 険 の 繰 入 率 は 両 社 とも 現 状 の 率 を 据 え 置 き 三 井 住 友 海 上 で 9% あいおいニッセイ 同 和 損 保 で 6%を 予 定 しています Q4:2012 年 度 通 期 予 想 の 自 動 車 保 険 の 損 害 率 について 三 井 住 友 海 上 で 2.1%ポイント あいおい ニッセイ 同 和 損 保 で 3.0%ポイント 低 下 する 見 込 みとなっていますが その 要 因 について 教 え てください A4: 三 井 住 友 海 上 あいおいニッセイ 同 和 損 保 ともに 過 年 度 の 料 率 改 定 効 果 が 本 格 化 するととも に 2012 年 10 月 からノンフリート 等 級 制 度 の 改 定 に 併 せて 三 井 住 友 海 上 で 約 0.8% あいお いニッセイ 同 和 損 保 で 約 1%の 料 率 の 引 き 上 げを 行 います また 事 故 防 止 の 取 り 組 み 等 々を 行 っていく 中 で 計 画 を 達 成 していきたいと 考 えています - 1 -
Q5: 三 井 住 友 海 上 ( 単 体 )の 2011 年 度 の 評 価 損 は 主 に 子 会 社 株 式 に 係 る 減 損 によるものですか A5:その 通 りです Q6:あいおいニッセイ 同 和 損 保 における 2011 年 度 の 自 動 車 保 険 の 契 約 台 数 が 減 少 している 要 因 に ついて 教 えてください A6: 東 日 本 大 震 災 の 対 応 等 の 影 響 もあり 契 約 台 数 は 1.3%となりましたが 下 期 からは 徐 々に 回 復 していることから 2012 年 度 は 反 転 し 増 加 を 見 込 んでいます Q: 契 約 台 数 の 減 少 には 受 再 の 減 少 に 伴 う 影 響 が 含 まれているのでしょうか A: 資 料 5の 数 値 は 国 内 元 受 契 約 の 数 値 であり 受 再 契 約 の 影 響 は 含 んでおりません Q7:2012 年 度 の 通 期 予 想 における パーチェス 差 額 について 経 常 利 益 と 当 期 純 利 益 における 金 額 を 教 えてください A7: 有 価 証 券 の 売 却 等 を 主 因 として 経 常 利 益 に 64 億 円 不 動 産 の 効 率 化 を 進 める 中 で 一 定 の 売 却 も 織 り 込 んでおり 当 期 利 益 では 102 億 円 を 見 込 んでいます Q8:2012 年 度 における 政 策 株 式 売 却 の 想 定 額 を 教 えてください A8:2012 年 度 の 業 績 予 想 における 政 策 株 式 の 売 却 想 定 額 としては グループとして 1,000 億 円 を 上 回 る 金 額 を 置 いています Q: グループで 1,000 億 円 以 上 の 株 の 売 却 を 想 定 しているということですが 会 社 別 に 見 た 場 合 三 井 住 友 海 上 に 大 きく 寄 った 計 画 になっているのでしょうか A: 株 式 は 資 産 規 模 に 見 合 った 割 合 で 売 却 する 計 画 としているため 必 ずしも 三 井 住 友 海 上 に 大 きく 寄 っているということではありません また 株 価 動 向 を 睨 みながら 売 却 を 進 めていくこ とにもなるので 出 来 上 がりとしてどのような 割 合 になるかといったことは 現 時 点 では 確 答 し 難 い 点 ご 了 解 いただければと 思 います Q9:2011 年 度 実 績 2012 年 度 予 想 におけるグループコア 利 益 について 教 えてください A9:6 月 1 日 に 開 催 予 定 のインフォメーションミーティングでご 説 明 しますので 本 日 は 開 示 でき ないことについてご 理 解 をお 願 いいたします -2-
Q10:2012 年 度 通 期 予 想 における 全 種 目 合 計 の 税 引 前 の 異 常 危 険 準 備 金 の 繰 入 額 取 崩 額 につい て 三 井 住 友 海 上 あいおいニッセイ 同 和 損 保 のそれぞれについて 教 えてください A10: 三 井 住 友 海 上 で 取 崩 額 が 1,556 億 円 繰 入 額 が 1,401 億 円 あいおいニッセイ 同 和 損 保 は 取 崩 額 が 614 億 円 繰 入 額 が 516 億 円 です Q11: 現 時 点 の 時 価 純 資 産 と 統 合 リスク 量 の 差 額 について 前 回 発 表 されている 数 値 から 大 きな 変 動 はありますか A11:6 月 1 日 に 開 催 予 定 のインフォメーションミーティングでご 説 明 しますので 本 日 は 開 示 で きないことについてご 理 解 をお 願 いいたします Q12:2012 年 度 の 配 当 は 54 円 を 維 持 で 公 表 されていますが 当 期 純 利 益 等 の 回 復 に 伴 い 今 後 増 配 の 余 地 があるのかどうか 教 えてください A12: 安 定 配 当 を 堅 持 しつつ 今 後 の 増 配 につきましては そのつど 適 切 に 判 断 していきたいと 考 えています Q13: 再 保 険 の 出 再 コストは 100 億 円 超 増 加 したということですが 料 率 の 上 昇 による 影 響 カバ ーを 増 やしたことによる 影 響 のどちらが 大 きいのでしょうか A13: 先 ほど 申 し 上 げたのは 基 本 的 に 料 率 上 昇 による 影 響 です Q: 再 保 険 カバーの 買 い 増 しを 行 っている 場 合 2012 年 度 決 算 に 及 ぼす 影 響 について 教 えてください A: 買 い 増 しは 行 っており コストは 50 億 円 強 を 見 込 んでいます Q14:2011 年 度 実 績 で 火 災 保 険 の 出 再 保 険 料 が 増 加 している 要 因 について 教 えてください A14: 三 井 住 友 海 上 において 2011 年 度 の 火 災 保 険 出 再 保 険 料 が 増 加 した 主 な 要 因 は 東 日 本 大 震 災 による 再 保 険 マーケットのハード 化 の 影 響 に 加 え タイ 洪 水 に 伴 い 再 保 険 を 復 元 させ るための 保 険 料 を 計 上 した 影 響 です Q: 復 元 保 険 料 は 2012 年 度 以 降 も 支 払 いが 続 くのでしょうか A: 現 在 見 込 まれる 復 元 保 険 料 は すべて 2011 年 度 の 出 再 保 険 料 に 含 まれております 2012 年 度 の 出 再 保 険 料 については 復 元 保 険 料 が 追 加 で 発 生 することは 見 込 んでおりません 補 足 :あいおいニッセイ 同 和 損 保 において2011 年 度 の 火 災 保 険 出 再 保 険 料 が 増 加 したのは リスク 削 減 を 目 的 として 比 例 再 保 険 への 出 再 比 率 を 引 上 げたことが 主 因 です -3-
Q15:2012 年 度 通 期 予 想 のインカードロスの 見 込 みについて ノンフリート 新 等 級 制 度 導 入 による 事 故 抑 止 効 果 として 想 定 している 金 額 を 教 えてください A15:ノンフリート 等 級 制 度 の 改 定 により 事 故 後 の 保 険 料 アップが 従 来 よりも 大 きくなることか ら 事 故 抑 止 効 果 が 一 定 出 ることが 予 想 されますが 具 体 的 な 金 額 は 個 別 には 見 込 んでおり ません 事 故 防 止 に 対 するご 契 約 者 の 意 識 が 飛 躍 的 に 高 まると 思 われますので 事 故 防 止 サ ービスを 一 層 充 実 させることで 事 故 防 止 に 取 り 組 んでいきます Q16: 資 料 3にタイ 洪 水 のインカードロスの 予 想 からの 変 動 要 因 が 記 載 されていますが 詳 細 につ き 教 えてください A16: 会 社 別 には 三 井 住 友 海 上 および 海 外 再 保 険 子 会 社 の 合 計 で+420 億 円 の 増 加 となっており そのうち 為 替 影 響 が+120 億 円 再 保 険 会 社 の 受 再 部 分 も 含 めた 他 社 幹 事 契 約 での 増 加 分 が +100 億 円 となりました 自 社 幹 事 分 については 機 械 建 物 +130 億 円 利 益 保 険 +60 億 円 その 他 で+10 億 円 増 加 しています あいおいニッセイ 同 和 損 保 については 45 億 円 の 減 少 になっていますが 為 替 影 響 は+14 億 円 他 社 幹 事 契 約 のロスは 50 億 円 減 少 しています 自 社 幹 事 契 約 で 増 加 した 要 因 ですが 機 械 については 精 密 機 械 を 中 心 に 損 害 確 認 のために 専 門 業 者 による 洗 浄 検 査 を 実 施 した 結 果 修 理 範 囲 の 拡 大 や 全 損 認 定 の 件 数 が 増 えた 点 建 物 については 損 傷 範 囲 が 当 初 見 積 りよりも 拡 大 した 点 が 挙 げられます Q17:2011 年 度 実 績 のパーチェス 差 額 について 金 額 を 教 えてください A17: 経 常 利 益 で 103 億 円 当 期 純 利 益 で 32 億 円 です Q18:2012 年 度 通 期 予 想 において 自 動 車 保 険 の 増 収 率 が 三 井 住 友 海 上 で+2.5% あいおいニッセ イ 同 和 損 保 で+2.6%となっていますが 料 率 改 定 の 影 響 を 教 えてください A18:2012 年 度 の 自 動 車 保 険 付 保 台 数 ( 付 保 割 合 変 更 を 含 む)は 国 内 市 場 全 体 で 微 増 を 予 想 して おり 三 井 住 友 海 上 についても 一 定 の 台 数 増 を 見 込 んでいますが 増 収 の 多 くは 2011 年 10 月 の 改 定 効 果 ( 営 業 保 険 料 ベースで 約 1.9%の 料 率 改 定 )が 本 格 化 することによるものです また 2012 年 10 月 の 改 定 ( 約 0.8%の 料 率 改 定 )についても 織 り 込 んでいます あいおいニッセイ 同 和 損 保 についても 同 様 に 増 収 の 多 くはこれまでの 料 率 改 定 の 効 果 によ るものですが 2012 年 10 月 の 改 定 ( 約 1%の 料 率 改 定 )についても 織 り 込 んでいます -4-
Q19:タイのビジネスをこれまでどおり 継 続 するについては 洪 水 リスクに 関 する 再 保 険 の 引 き 受 け 手 を 確 保 したのでしょうか A19:タイの 洪 水 リスクについては 原 則 として 引 き 受 けておりません 罹 災 しなかった 物 件 で か つ 洪 水 リスクが 低 いと 判 断 できる 場 合 に 限 り 引 受 限 度 額 を 設 定 し 例 外 的 にお 引 受 けして います お 客 様 へ 丁 寧 に 説 明 し ご 理 解 いただくことで 進 めています Q20:2012 年 度 通 期 予 想 について あいおいニッセイ 同 和 損 保 の 正 味 事 業 費 率 が 35.1%から 34.2% に 低 下 する 要 因 について 教 えてください A20:2012 年 度 においても 合 併 に 伴 う 事 業 費 削 減 の 効 果 があり 加 えて 正 味 収 入 保 険 料 の 増 収 を 見 込 んでいることから 事 業 費 率 が 改 善 する 見 通 しです 以 上 本 資 料 に 記 載 されている 内 容 は 当 社 が 現 在 入 手 している 情 報 や 本 資 料 の 作 成 時 点 において 行 った 予 測 等 に 基 づいています これらの 記 述 は 将 来 の 業 績 を 保 証 するものではなく さま ざまな 要 因 により 実 際 の 業 績 が 本 資 料 の 記 載 内 容 と 異 なる 結 果 になる 可 能 性 があることをご 承 知 おきください -5-