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Transcription:

1-1. 大 腸 がん 治 療 におけるスチバーガ 錠 の 位 置 づけ-1 1スチバーガ 錠 は 大 腸 癌 治 療 ガイドライン( 医 師 用 14 年 版 )で 推 奨 されている 大 腸 癌 治 療 ガイドラインは 以 下 を 目 的 として 作 成 された (1) 大 腸 癌 の 標 準 的 な 治 療 方 針 を 示 すこと () 大 腸 癌 治 療 の 施 設 間 格 差 をなくすこと (3) 過 剰 診 療 治 療 過 小 診 療 治 療 をなくすこと (4) 一 般 に 公 開 し 医 療 者 と 患 者 の 相 互 理 解 を 深 めること 13 年 3 月 に 治 癒 切 除 不 能 な 進 行 再 発 の 結 腸 直 腸 癌 を 効 能 効 果 として 承 認 さ れたスチバーガ 錠 は 大 腸 癌 治 療 ガイドライン( 医 師 用 14 年 版 )の 5 化 学 療 法 ) 切 除 不 能 進 行 再 発 大 腸 癌 に 対 する 化 学 療 法 の 項 に 掲 載 されています 大 腸 癌 治 療 ガイドライン( 医 師 用 14 年 度 版 )におけるスチバーガ 錠 の 記 載 5 化 学 療 法 ) 切 除 不 能 進 行 再 発 大 腸 癌 に 対 する 化 学 療 法 三 次 治 療 以 降 三 次 治 療 以 降 の 化 学 療 法 として 次 のレジメンを 考 慮 する 注 IRI+Cmab/Pmab Cmab/Pmab regorafenib 注 : 16mg/body 1 日 1 回 内 服 3 週 内 服 1 週 休 薬 4 週 毎 に 繰 り 返 す コメント9 スチバーガ 錠 の 有 効 性 と 安 全 性 は CORRECT 試 験 * に 基 づいて 評 価 されたもの で 添 付 文 書 にも 記 載 されているように 一 次 治 療 および 二 次 治 療 における 有 効 性 と 安 全 性 は 確 立 していない また PS またはPS 1のみで 確 認 され PS からPS 4 の 患 者 に 対 する 有 効 性 と 安 全 性 は 評 価 されていないことに 留 意 する 必 要 がある *CORRECT 試 験 は 切 除 不 能 進 行 再 発 大 腸 癌 を 対 象 として 標 準 的 な 化 学 療 法 後 フッ 化 ピリミジ ン 剤 OX IRI Bmab Cmab/Pmab(KRAS 遺 伝 子 野 生 型 のみ) の 病 勢 進 行 に 対 する regorafenib 単 剤 投 与 の 有 効 性 と 安 全 性 をBSC と 比 較 検 討 した 国 際 共 同 第 Ⅲ 相 臨 床 試 験 である 大 腸 癌 治 療 ガイドライン 医 師 用 14 年 版 より

1-1. 大 腸 がん 治 療 におけるスチバーガ 錠 の 位 置 づけ- 切 除 不 能 進 行 再 発 大 腸 癌 に 対 する 化 学 療 法 のアルゴリズム 強 力 な 治 療 が 適 応 となる 患 者 注 : /(スラッシュ) は 列 記 したレジメンのいずれかを 選 択 するという 意 味 である *1:Bmabまたは 抗 EGFR 抗 体 などの 分 子 標 的 治 療 薬 の 併 用 が 推 奨 されるが 適 応 とならない 場 合 は 化 学 療 法 単 独 を 行 う *:KRAS 野 生 型 のみに 適 応 *3:Infusional 5-FU+LV+IRI+OX IRI165*mg/m ;OX 85mg/m ;OXと 同 時 にl-LV mg/m ;5-FU 3,**mg/m を 点 滴 静 注 : 週 毎 に 繰 り 返 す なお 国 内 で 承 認 されているl 型 ロイコボリンの 投 与 量 は 欧 米 で 使 用 されているdl 型 ロイコボリンの 半 量 で 等 量 と なる (*IRIの 添 付 文 書 の 用 法 用 量 では 15mg/m とあるが 年 齢 症 状 により 適 宜 増 減 するとある **5- FU 注 の 添 付 文 書 の 用 法 用 量 では3,mg/m まで とあ る ) 一 次 治 療 におけるFOLFOXIRIの 国 内 での 使 用 経 験 は 少 なく 安 全 性 に 十 分 配 慮 する 必 要 がある *4: ス チ バ ー ガ 錠 は 16mg/body 1 日 1 回 内 服 3 週 内 服 1 週 休 薬 4 週 毎 に 繰 り 返 す スチバーガ 錠 の 有 効 性 と 安 全 性 は CORRECT 試 験 に 基 づいて 評 価 されたもので 添 付 文 書 にも 記 載 され ているように 一 次 治 療 および 二 次 治 療 における 有 効 性 と 安 全 性 は 確 立 していない また PS またはPS 1の みで 確 認 され PS からPS 4の 患 者 に 対 する 有 効 性 と 安 全 性 は 評 価 されていないことに 留 意 する 必 要 がある CORRECT 試 験 は 切 除 不 能 進 行 再 発 大 腸 癌 を 対 象 として 標 準 的 な 化 学 療 法 後 フッ 化 ピリミジン 剤 OX IRI Bmab Cmab/Pmab(KRAS 遺 伝 子 野 生 型 の み) の 病 勢 進 行 に 対 するregorafenib 単 剤 投 与 の 有 効 性 と 安 全 性 をBSCと 比 較 検 討 した 国 際 共 同 第 Ⅲ 相 臨 床 試 験 である *5: ス チ バ ー ガ 錠 の 添 付 文 書 に 一 次 治 療 及 び 二 次 治 療 に おける 有 効 性 及 び 安 全 性 は 確 立 していないとの 記 載 が ある *6:PS 以 上 に 適 応 される *7:Infusional 5-FU+LV 大 腸 癌 治 療 ガイドライン 医 師 用 14 年 版 より

1-. 大 腸 がんに 対 するスチバーガ 錠 の 作 用 -1 1スチバーガ 錠 は 大 腸 がんの 進 行 を 抑 える 経 口 薬 である スチバーガ 錠 は 分 子 標 的 治 療 薬 に 分 類 され る 分 子 標 的 治 療 薬 は 一 般 的 な 抗 がん 剤 ( 化 学 療 法 剤 )とは 作 用 機 序 が 異 なり 主 として がんの 進 行 に 影 響 を 与 える 特 定 の 分 子 に 作 用 するようにデザインされた 薬 です 化 学 療 法 剤 は 増 殖 している 細 胞 (がん 細 胞 正 常 細 胞 の 区 別 がない)に 作 用 する 薬 です 当 初 分 子 標 的 治 療 薬 はがん 細 胞 だけを 標 的 とするようデザインされているため 化 学 療 法 剤 とは 異 なり 副 作 用 も 少 ないと 考 えられてきましたが 実 際 には 分 子 標 的 治 療 薬 ごとに 特 徴 的 な 副 作 用 も 報 告 されています

1-. 大 腸 がんに 対 するスチバーガ 錠 の 作 用 - 1スチバーガ 錠 は がん 細 胞 の 増 殖 信 号 をブロックする スチバーガ 錠 は がん 細 胞 に 栄 養 を 送 る 血 管 ができるのを 防 ぐ スチバーガ 錠 は 腫 瘍 の 増 殖 や 血 管 新 生 を 抑 制 する マルチキナーゼ 阻 害 剤 です スチバーガ 錠 は 非 臨 床 試 験 において 血 管 新 生 に 関 わるキナーゼ(VEGFR1 VEGFR VEGFR3 TIE) 腫 瘍 微 小 環 境 に 関 わるキナーゼ(PDGFRβ FGFR) および 腫 瘍 形 成 に 関 わるキナーゼ(KIT RET RAF-1 BRAF)を 阻 害 する 働 きが 示 されています

1-3. 大腸がんに対するスチバーガ 錠の有効性 CORRECT試験において スチバーガ 錠投与により ①生存期間の有意な延長が認められた ②無増悪生存期間の有意な延長が認められた ③病勢コントロール率が有意に良好であった スチバーガ CORRECT試験 概要 内容の補足 1 16mg 1日1回 3週間投与/1週間休薬 BSC n=55 1 全生存期間 OS 評 価 全生存期間 無増悪生存期間 スチバーガ スチバーガ 生存率 標準化学療法施行後 ランダム化 転移性結腸 直腸癌患者 76例 日本人患者1例含む 75 5 ランダム化 % 評価項目 : 標 準化学療 法施行中又は施行 後3ヵ月以内に病 勢進 行を認めた患者 又はこれらの治 療に対する忍容性不良の患者を対象とした なお 標準化学療法の : 標 準化学療 法施行中又は施行 後3ヵ月以内に病 勢進 行を認めた患者 又はこれらの治 療に対する忍容性不良の患者を対象とした なお 標準化学療法の : 標 準化学療 法施行中又は施行 後3ヵ月以内に病 勢進 行を認めた患者 又はこれらの治 療に対する忍容性不良の患者を対象とした なお 標準化学療法の 4 週間を1サイクルとして 病勢進行 PD 重篤な有害事象 患者からの中止意向等を認めるまで投与を継 続 治 療 歴は フッ化ピリミジン系 薬 剤 オキサリプラチン イリノテカン ベバシズマブを必 須とし 野生型の場合は 抗EGFR 抗体 セツキシマブ 又は 又はプラセボ 群に 1の割合でランダム化し 盲検にて投与 又はプラセボ 群に 1の割合でランダム化し 盲検にて投与 投与方法 投与方法 パニツムマブ の治 療歴も必 須とした スチバーガ 群 スチバーガ16mg を1日1回3週間経口投与/1週間休薬 支持 療 法 BSC スチバーガ 群 スチバーガ16mg を1日1回3週間経口投与/1週間休薬 支持 療 法 BSC 主要評価項目 全生存期間 OS ただし 術 後補助化 学療 法としてオキサリプラチンを投与中又は 投与終了後 6ヵ月以内に病勢進 行した患 者は 遠隔転 移後にオキサリプラチンが 投与 プラセボ 群 プラセボを1日1回3週間経口投与/1週間休 薬 BSC プラセボ 群 プラセボを1日1回3週間経口投与/1週間休 薬 BSC 副次的評価項目 無増悪生存期間 PFS 奏効率 病勢コントロール率 DCR など されていなくても対 象とした 4 週間を1サイクルとして 病勢進行 PD 重篤な有害事象 患者からの中止意向等を認めるまで投与を継 続 続 4 週間を1サイクルとして 病勢進行 PD 重篤な有害事象 患者からの中止意向等を認めるまで投与を継 Number at risk 5 5 4 38 98 Number at risk 51 9 6 4 8 6 6 1 8 8 1 1 ランダム化からの期間 月 ランダム化からの期間 月 ランダム化からの期間 月 4 51 6 8 9 51 9 1 1 8 14 1 1 1 14 14 6 3 8 9 1 3 35 35ランダム化からの期間 187 187 93 93 月 33 15 15 35 75 75 187 3 9 3 93 33 1 33 9 14 7 7 3 3 7 4 5 3 3 4 1 1 1 1 1 3 3 38 98 4 1 3 51 9 <.1 4 3 <.1 <.1 5 41. 4 3 41. 41. <.1 1 1 大腸がんの腫瘍増大が 抑えられていた患者割合 6.1 増加 41. 14.9 1 98 4 4 月 1 ランダム化からの期間 3 98 1 38 38 4 5 1.9ヵ月 1.7ヵ月.1 片側検定 層別log-rank検定.1 片側検定 層別log-rank検定 1.9-.1 1.7-1.7 ハザード比.49 95%CI.4-.58.1 片側検定 層別log-rank検定 4 1 1 45 8 6 1 ランダム化からの期間 ランダム化からの期間 月 7 93 33 月 4 75 45 45 5 1.7ヵ月 1.7ヵ月 Number at risk Number at risk 1.9ヵ月 1.9ヵ月 5 15 病勢コントロール率 1 6 4 187 病勢コントロール率 95 CI 1.9-.1 1.7-1.7 95 CI 1.9-.1 1.7-1.7 ハザー ド比.49 95%CI.4-.58 n 55 n 55.1 片側検定 層別log-rank検定 ハザー ド比.49 95%CI.4-.58 ハザー ド比.49 95%CI.4-.58 5 4 35 病勢コントロール率 病勢コントロール率 75 5 1 1 スチバーガ 錠のハザー ドを1としたときプラセボは1.3 1.77=1.3 と算出された 1 15 75 3 9 3 1.7ヵ月 n 55 n 55 n 55 n 55 1.7-1.7 中央値 95 CI 病勢コントロール率 無増悪生存率 無増悪生存率 無増悪生存率 無増悪生存率 % 中央値 中央値 75 % 5 % 5 1 75 8 月 ランダム化からの期間 Number at risk Number at risk 1.9ヵ月 1.9-.1 6 4 45 主要評価項目 全生存期間 OS 副次的評価項目 無増悪生存期間 PFS 奏効率 病勢コントロール率 DCR など 1 1 % 5.ヵ月 5.ヵ月 4.4-5.8 4.4-5.8 n 55 ハザード比.77 95%CI.64-.94 =.5 片側検定 層別log-rank検定 5 4 週間を1サイクルとして 病勢進行 PD 重篤な有害事象 患者からの中止意向等を認めるまで投与を継 続 n 55 n 55 大腸がんが進行するリスク 危険性 51 減少 5 Number at risk 増加 ハザー ド比.77 95%CI.64-.94 ハザー ド比.77 95%CI.64-.94 6.4ヵ月 5.ヵ月 =.5 片側検定 層別log-rank検定 層別log-rank検定 5.9-7.3 =.5 片側検定 4.4-5.8 中央値 95 CI Number at risk 中央値 95 CI 6.4ヵ月 6.4ヵ月 5.9-7.3 5.9-7.3 n 55 無増悪生存期間 PFS 75 % 5 副次的評価項目 無増悪生存期間 PFS 奏効率 病勢コントロール率 など など 副次的評価項目 無増悪生存期間 PFS 奏効率 病勢コントロール率 DCR プラセボ 群 プラセボを1日1回3週間経口投与/1週間休 薬 BSC DCR 1 75 5 5 1 ハザー ド比.77 95%CI.64-.94 n 55 n 55 n 55 n 55 =.5 片側検定 層別log-rank検定 中央値 中央値 95 CI 95 CI 75 5 5 投与方法 又はプラセボ 群に 1の割合でランダム化し 盲検にて投与 主要評価項目 全生存期間 OS 主要評価項目 全生存期間 OS スチバーガ 群 スチバーガ16mg を1日1回3週間経口投与/1週間休薬 支持 療 法 BSC 評価項目 評価項目 内容の補足 4.4-5.8 生存の可能性 5.ヵ月 3 % % 又はプラセボ 群に 1の割合でランダム化し 盲検にて投与 治 療 歴は 薬 剤 オキサリプラチン イリノテカン ベバシズマブを必 須とし 抗体 セツキシマブ 又は 又は 治 療フッ化ピリミジン系 歴は フッ化ピリミジン系 薬 剤 オキサリプラチン イリノテカン ベバシズマブを必 須とし 野生型の場合は抗EGFR 野生型の場合は抗EGFR 抗体 セツキシマブ 二重盲検 試験デザイン ランダム化 を1日1回3週間経口投与/1週間休薬 支持 パニツムマブ の治プラセボ対照比較試験 療歴も必 須とした パニツムマブ の治 療歴も必 須とした スチバーガ 群 スチバーガ16mg 療 法 BSC ただし 術 後補助化 学療 法としてオキサリプラチンを投与中又は 投与終了後 6ヵ月以内に病勢進 行した患 者は 遠隔転 移後にオキサリプラチンが 投与 投与 ただし 術 後補助化 学療 法としてオキサリプラチンを投与中又は 投与終了後 6ヵ月以内に病勢進 行した患 者は 遠隔転 移後にオキサリプラチンが 法施行後 の転移性 結腸 直腸癌患者 対 象 標準化学療 プラセボ 群 プラセボを1日1回3週間経口投与/1週間休 薬 BSC されていなくても対 象とした されていなくても対 象とした 評価項目 1 75 生存率 5 標準化学療 法施行後 の転移性 結腸 結腸 直腸癌患者 標準化学療 法施行後 の転移性 直腸癌患者 されていなくても対 象とした 対 象 対 象 投与方法 n 55 6.4ヵ月 5.9-7.3 1 1 生存率 ランダム化 ランダム化 PS : 又は1 n 55 中央値 95 CI 生存率 プラセボ 評 価 評 価 転移性結腸 直腸癌患者 76例 転移性結腸 直腸癌患者 76例 16mg 16mg 1日1回 1日1回 奏効率 3週間投与/1週間休薬 BSC 3週間投与/1週間休薬 BSC 3週間投与/1週間休薬 BSC 日本人患者1例含む 日本人患者1例含む n=55 病勢コントロール率 n=55 n=55 全生存期間 スチバーガ 全生存期間 1 1 評 価 転移性結腸 直腸癌患者 76例 16mg 1日1回 無増悪生存期間 無増悪生存期間 標準化学療法施行後 標準化学療法施行後 プラセボ プラセボ 3週間投与/1週間休薬 BSC 日本人患者1例含む 試験デザイン ランダム化 二重盲検 プラセボ対照比較試験 奏効率 奏効率 3週間投与/1週間休薬 BSC n=55 3週間投与/1週間休薬 BSC EC OG PS P : E C直腸癌患者 OG S又は1 : 又は1 全生存期間 標準化学療 法施行後 の転移性 結腸 n=55 1 n=55 病勢コントロール率 病勢コントロール率 対 象 無増悪生存期間 : 標 準化学療 法施行中又は施行 後3ヵ月以内に病 勢進 行を認めた患者 又はこれらの治 療に対する忍容性不良の患者を対象とした なお 標準化学療法の 標準化学療法施行後 プラセボ 治 療 歴は フッ化ピリミジン系 薬 剤 オキサリプラチン イリノテカン ベバシズマブを必 須とし 野生型の場合は 抗EGFR 抗体 セツキシマブ 又は 奏効率 3週間投与/1週間休薬 BSC パニツムマブ の治 療歴も必 須とした E試験デザイン 二重盲検 プラセボ対照比較試験 C OG ランダム化 P Sランダム化 : 又は1 試験デザイン 二重盲検 プラセボ対照比較試験 n=55 投与 ただし 術 後補助化 学療 法としてオキサリプラチンを投与中又は 投与終了後 6ヵ月以内に病勢進 行した患 者は 遠隔転 移後にオキサリプラチンが 病勢コントロール率 E COG 解説 14.9 14.9 14.9 1 CR+PR+ランダム化6週以降のSD CR+PR+ランダム化6週以降のSD CR+PR+ランダム化6週以降のSD Cochran-Mantel-Haenszel 検定 検定 Cochran-Mantel-Haenszel Cochran-Mantel-Haenszel 検定 治験責任医師 治験分担医師 によるRECIST Ver 1 1を用いた評価 治験責任医師 治験分担医師 によるRECIST Ver 1 1を用いた評価 治験責任医師 治験分担医師 によるRECIST Ver 1 1を用いた評価 CR+PR+ランダム化6週以降のSD Cochran-Mantel-Haenszel 検定 Grothey A et al. Lancet. 381, 33-31 13 より改変 治験責任医師 治験分担医師 によるRECIST Ver 1 1を用いた評価

1-4. GISTに 対 するスチバーガ 錠 の 作 用 -1 1スチバーガ 錠 は G I S T の 進 行 を 抑 える 経 口 薬 で あ る スチバーガ 錠 は 分 子 標 的 治 療 薬 に 分 類 さ れ る 分 子 標 的 治 療 薬 は 一 般 的 な 抗 がん 剤 ( 化 学 療 法 剤 )とは 作 用 機 序 が 異 なり 主 として がんの 進 行 に 影 響 を 与 える 特 定 の 分 子 に 作 用 するようにデザインされた 薬 です 化 学 療 法 剤 は 増 殖 している 細 胞 (がん 細 胞 正 常 細 胞 の 区 別 がない)に 作 用 する 薬 です 当 初 分 子 標 的 治 療 薬 はがん 細 胞 だけを 標 的 とするようデザインされているため 化 学 療 法 剤 とは 異 なり 副 作 用 も 少 ないと 考 えられてきましたが 実 際 には 分 子 標 的 治 療 薬 ごとに 特 徴 的 な 副 作 用 も 報 告 されています

1-4. GISTに 対 するスチバーガ 錠 の 作 用 - 1スチバーガ 錠 は 腫 瘍 細 胞 の 増 殖 信 号 をブロックする スチバーガ 錠 は 腫 瘍 細 胞 に 栄 養 を 送 る 血 管 ができるのを 防 ぐ スチバーガ 錠 は 腫 瘍 の 増 殖 や 血 管 新 生 を 抑 制 する マルチキナーゼ 阻 害 剤 です スチバーガ 錠 は GISTの 発 症 および 進 行 に 関 わるとされている 変 異 型 KITおよび PDGFRαを 阻 害 する 働 きが 示 されています スチバーガ 錠 は 非 臨 床 試 験 において 血 管 新 生 に 関 わるキナーゼ(VEGFR1 VEGFR VEGFR3 TIE) 腫 瘍 微 小 環 境 に 関 わるキナーゼ(PDGFRβ FGFR) および 腫 瘍 形 成 に 関 わるキナーゼ(KIT RET RAF-1 BRAF)を 阻 害 する 働 きが 示 されています

1-5. GISTに対するスチバーガ 錠の有効性 対 象 イマチニブ及びスニチニブ治療後 の消化管間質腫瘍患者 盲検解除 の クロスオーバーもしくは の 投与継続 1 : 前 治療として少なくともイマチニブ 及びスニチニブ が 投与されており イマチニブ 治 療にて病 勢 進 行又は 不 耐 容が認められ かつスニチニブ 治 療でも病勢進行が 認められた患者を対象とした スニチニブ以外のVEGFR阻害剤の治 療歴のある患者は除外した 治療終了 ランダム化 スニ チ ニブ 治 療 後 E COG 中央画像判定による 16mg 1日1回 3週間投与/1週間休薬 BSC n=133 投与方法 又はに 1の割合でランダム化し 4週間を1サイクルとして 盲検にて投与 GRID試験において スチバーガ 錠投与により イマチ ニブ 及 び 試験デザイン ランダム化 二重盲検 プラセボ対照比較試験 病勢進行 PD スチバーガ 切除不能又は転移性の 消化管間質腫瘍患者 199例 日本人患者17例含む プラセボ 1日1回 3週間投与/1週間休薬 BSC n=66 ①無増悪生存期間の有意な延長が認められた ②病勢コントロール率が有意に良好であった PS : 又は1 内容の補足 ランダム化 イマチニブ 及び スニチニブ 治療 後 1 ECOG 盲検解除 16mg 1日1回 プラセボ 3週間投与/1週間休薬 BSC 1日1回 3週間投与/1週間休薬 n=133 P S : 又は1 n 133 4.8ヵ月 4.1-5.8 81 6.9% スチバーガは次の 病勢進行まで投与 無増悪生存率 GISTが進行するリスク 危険性 73 減少 内容の補足 又はに 1の割合でランダム化し 4週間を1サイクルとして 盲検にて投与 投与方法 主要評価項目 無増悪生存期間 PFS 評価項目 スチバーガ16mgを1日1回3週間経口投与/1週間休薬 支持療法 BSC プラセボを1日1回3週間経口投与/1週間休薬 BSC 病勢進行 中央画像判定 時には盲検解除し プラセボ 群のスチバーガ 投与へのクロスオーバーを可 能とした スチバーガ 群は治 験 責任医師が 臨床的に有益と判断した場合 投与継 続可能とした 副次的評価項目 全生存期間 OS 奏効率 病勢コントロール率 DCR など 評価項目 主要評価項目 無増悪生存期間 PFS 病勢コントロール率 ハザード比.7 95%CI.19-.39.1 片側検定 層別log-rank 検定 % : 前 治療として少なくともイマチニブ 及びスニチニブ が 投与されており イマチニブ 治 療にて病 勢 進 行又は不 耐 プラセボを1日1回3週間経口投与/1週間休薬 BSC 容が認められ かつスニチニブ 治 療でも病勢進行が 認められた患者を対象とした 病勢進行 中央画像判定 時には盲検解除し プラセボ 群のスチバーガ 投与へのクロスオーバーを可 スニチニブ以外のVEGFR阻害剤の治 療歴のある患者は除外した 能とした スチバーガ 群は 治 験 責任医師が 臨床的に有益と判断した場合 投与継 続可能とした 副次的評価項目 全生存期間 OS 奏効率 病勢コントロール率 DCR など 無増悪生存期間 PFS 5 イマチニブ及びスニチニブ治療後 の消化管間質腫瘍患者 対 象 スチバーガ16mgを1日1回3週間経口投与/1週間休薬 支持療法 BSC の 投与継続 1日1回 3週間投与/1週間休薬 n 66 BSC n=66.9ヵ月.9-1.1 63 95.5% 又はに 1の割合でランダム化し 4週間を1サイクルとして 盲検にて投与 投与方法 の スチバーガは次の クロスオーバーもしくは 病勢進行まで投与 プラセボ : 前 治療として少なくともイマチニブ 及びスニチニブ が 投与されており イマチニブ 治 療にて病 勢 進 行又は 不 耐 容が認められ かつスニチニブ 治 療でも病勢進行が 認められた患者を対象とした スニチニブ以外のVEGFR阻害剤の治 療歴のある患者は除外した ランダム化 二重盲検 プラセボ対照比較試験 試験デザイン 盲検解除 BSC n=66 1 ランダム化 二重盲検 プラセボ対照比較試験 イマチニブ及びスニチニブ治療後 の消化管間質腫瘍患者 対 象 病勢進行 PD の クロスオーバーもしくは 中央画像判定による の 投与継続 スチバーガ 中央値 95 CI イベント数 75 ランダム化 P S : 又 は1 試験デザイン 中央画像判定による 16mg 1日1回 3週間投与/1週間休薬 BSC n=133 1 副次的評価項目 全生存期間 OS 奏効率 病勢コントロール率 DCR など 治療終了 切除不能又は転移性の 消化管間質腫瘍患者 199例 スニ チ ニブ 治 療 後 日本人患者17例含む イマチ ニブ 及 び 評価項目 主要評価項目 無増悪生存期間 PFS 病勢進行 PD スチバーガ 日本人患者17例含む ECOG スチバーガは次の 病勢進行まで投与 スチバーガ16mgを1日1回3週間経口投与/1週間休薬 支持療法 BSC プラセボを1日1回3週間経口投与/1週間休薬 BSC 病勢進行 中央画像判定 時には盲検解除し プラセボ 群のスチバーガ 投与へのクロスオーバーを可 能とした スチバーガ 群は治 験 責任医師が 臨床的に有益と判断した場合 投与継 続可能とした 治療終了 切除不能又は転移性の GRID試験 概要 消化管間質腫瘍患者 199例 解説 <.1 6 GISTの腫瘍増大が 抑えられていた患者割合 5.6 5 5 75 Number at risk 無増悪生存率 1 3 4 6 n 133 8 1 n 66 4.8ヵ月 4.1-5.8 81 6.9%.9ヵ月.9-1.1 63 95.5% 中央値 ランダム化からの期間 月 95 CI イベント数 75 5 7 7 9 5 ハザード比.7 95%CI.19-.39.1 片側検定 層別log-rank 検定 Modified RECIST Ver.1.1を用いた中央画像判定の評価 5 4 6 8 1 1 5.6 5 5 8 7 7 9 1 5 3 Modified RECIST Ver.1.1を用いた中央画像判定の評価 6 1 5 <.1 5.6 4 3 Modified RECIST Ver.1.1を用いた中央画像判定の評価 CR+PR+1週以上持続するSD Cochran-Mantel-Haenszel 検定 4 9.1 <.1 6 病勢コントロール率 ランダム化からの期間 月 Number at risk % 43.5 増加 4 病勢コントロール率.9ヵ月.9-1.1 63 95.5% ハザード比.7 95%CI.19-.39.1 片側検定 層別log-rank 検定 5 無増悪生存率 8 n 66 4.8ヵ月 4.1-5.8 81 6.9% 1 % n 133 中央値 95 CI イベント数 病勢コントロール率 1 9.1 CR+PR+1週以上持続するSD Cochran-Mantel-Haenszel 検定 Demetri GD et al. Lancet. 381, 95-3 13 より改変 Modified RECIST Ver.1.1を用いた中央画像判定の評価 4 6 ランダム化からの期間 月 8 1 1 9.1

-1. スチバーガ 錠 の 服 用 サイクル 1スチバーガ 錠 は 1 日 1 回 服 用 す る スチバーガ 錠 は 3 週 間 毎 日 服 用 し 1 週 間 休 薬 する 3 飲 み 忘 れても 次 の 回 に 倍 量 服 用 しないこと 水 での 服 用 を 指 導 してください 休 薬 期 間 中 は 服 薬 をやめ 飲 み 忘 れ 分 などのスチバーガ 錠 が 余 って い て も 服 用 し な いように 指 導 してください 1 日 の 錠 数 や 服 用 時 間 休 薬 期 間 を 忘 れないための 工 夫 をするように 指 導 してください

-. スチバーガ 錠 の 服 用 量 1スチバーガ 錠 の1 日 の 服 用 量 は4 錠 である 医 師 の 判 断 で 服 用 量 や 服 用 期 間 を 調 整 する 場 合 がある 3 患 者 の 判 断 で 減 量 や 中 止 をせず 医 師 の 指 示 に 従 うこと 副 作 用 が 疑 われ 対 症 療 法 などによるコントロールが 困 難 な 場 合 適 宜 スチバーガ 錠 の 減 量 投 与 休 薬 または 投 与 中 止 を 考 慮 してください それぞれの 副 作 用 ごとのスチバーガ 錠 の 減 量 休 薬 また は 投 与 中 止 の 基 準 や 目 安 は 右 の スチバーガ 適 正 使 用 ガイド をご 参 照 ください 減 量 してスチバーガ 錠 の 投 与 を 継 続 する 場 合 は 4mg (1 錠 )ずつ 減 量 します(1 日 1 回 8mgを 下 限 とします)

-3. スチバーガ 錠 の 服 用 時 間 と 食 事 1スチバーガ 錠 は 食 後 3 分 以 内 に 服 用 する 服 用 前 の 食 事 は 高 脂 肪 食 を 避 ける 3 空 腹 時 の 服 用 も 避 ける 用 法 用 量 に 関 連 する 使 用 上 の 注 意 ( 抜 粋 ) 空 腹 時 に 本 剤 を 投 与 した 場 合 食 後 投 与 と 比 較 して 未 変 化 体 のCmax 及 びAUCの 低 下 が 認 められるこ とから 空 腹 時 投 与 を 避 けること また 高 脂 肪 食 摂 取 後 に 本 剤 を 投 与 した 場 合 低 脂 肪 食 摂 取 後 の 投 与 と 比 較 して 活 性 代 謝 物 のCmax 及 びAUCの 低 下 が 認 められることから 本 剤 は 高 脂 肪 食 後 の 投 与 を 避 けることが 望 ましい 食 事 の 影 響 外 国 人 健 康 男 性 に 本 剤 16mgを 低 脂 肪 食 ( 約 319kcal 脂 肪 含 量 8.g) 摂 取 後 に 単 回 経 口 投 与 し たとき 空 腹 時 と 比 較 して レゴラフェニブ M- 及 びM-5のAUCはそれぞれ136 14 及 び13% Cmaxはそれぞれ154 13 及 び11%でした また 高 脂 肪 食 ( 約 945kcal 脂 肪 含 量 54.6g) 摂 取 後 に 単 回 経 口 投 与 したとき 空 腹 時 と 比 較 して レゴラフェニブ M- 及 びM-5のAUCはそれぞれ 148 8 及 び49% Cmaxはそれ ぞれ173 7 及 び41%でした レ ゴラフェニブ 並 びに 活 性 代 謝 物 の 総 曝 露 量 は 低 脂 肪 食 摂 取 後 投 与 時 に 最 も 高 値 を 示 しました

3-1. スチバーガ 錠 服 用 時 に 起 こる 可 能 性 がある 副 作 用 -1 1スチバーガ 錠 の 服 用 時 に よくみられる 副 作 用 がある 裏 面 のような 副 作 用 が 起 こった 場 合 は 受 診 時 に 担 当 医 看 護 師 薬 剤 師 へ 連 絡 すること よくみられる 副 作 用 の 頻 度 ( 国 際 共 同 第 Ⅲ 相 臨 床 試 験 ) 大 腸 癌 CORRECT 試 験 より (5 例 : 日 本 人 患 者 65 例 含 む) GIST GRID 試 験 より (13 例 : 日 本 人 患 者 1 例 含 む) 手 足 症 候 群 45.% 65.9% 発 疹.6% 8.8% 高 血 圧 7.8% 48.5% 下 痢 33.8% 4.% 発 声 障 害 8.4% 33.3% 食 欲 減 退 3.4% 1.% 疲 労 9.% 9.5% スチバーガ 錠 4mg 添 付 文 書 ( 第 4 版 )

3-1. スチバーガ 錠 服 用 時 に 起 こる 可 能 性 がある 副 作 用 - 1スチバーガ 錠 の 服 用 時 に 頻 度 は 高 くないが 注 意 すべき 副 作 用 がある 裏 面 のような 副 作 用 が 起 こった 場 合 は スチバーガ 錠 の 服 用 をやめ 担 当 医 へ 緊 急 連 絡 すること 頻 度 は 高 くないが 注 意 すべき 副 作 用 の 頻 度 劇 症 肝 炎 頻 度 不 明 肝 不 全.5% 黄 疸.5% 肝 機 能 障 害.7% 出 血 9.8% 間 質 性 肺 疾 患 頻 度 不 明 消 化 管 穿 孔 消 化 管 瘻 消 化 管 穿 孔 ( 頻 度 不 明 ) 消 化 管 瘻 (.%) 可 逆 性 後 白 質 脳 症.% 血 栓 塞 栓 症 中 毒 性 表 皮 壊 死 融 解 症 ( T E N ) 心 筋 虚 血 (.%) 心 筋 梗 塞 (.%) 等 の 血 栓 塞 栓 症 があらわれる 頻 度 不 明 皮 膚 粘 膜 眼 症 候 群 (Stevens-Johnson 症 候 群 ).% 多 形 紅 斑.6% 血 小 板 減 少 11.% 頻 度 は 国 際 共 同 第 Ⅲ 相 試 験 (CORRECT 試 験 GRID 試 験 )の 集 計 に 基 づき 記 載 これら 以 外 からの 報 告 は 頻 度 不 明 とした スチバーガ 錠 4mg 添 付 文 書 ( 第 4 版 )

3-. スチバーガ 錠 服 用 時 の 副 作 用 発 現 時 期 1スチバーガ 錠 服 用 時 によくみられる 副 作 用 は 治 療 早 期 に 発 現 しやすく 1サイクル 目 に 頻 度 および 重 症 度 がピークとなることも 多 い スチバーガ 錠 投 与 開 始 後 特 に 数 日 間 は 十 分 な 経 過 観 察 が 必 要 である 31サイクル 目 で 患 者 の 状 況 に 応 じて 副 作 用 に 適 切 な 対 処 を 行 うことにより サイクル 目 以 降 の 副 作 用 の 重 症 化 を 防 ぐ CORRECT 試 験 では スチバーガ 群 におけるグレード 3 以 上 の 主 な 副 作 用 として 手 足 症 候 群 (CTCAE ver. 3.における 手 足 の 皮 膚 反 応 )16.6% 疲 労 9.6% 高 血 圧 7.% 下 痢 7.% 皮 疹 / 落 屑 5.8% 等 が みられました また 日 本 人 患 者 のサブグループ 解 析 では 手 足 症 候 群 7.7% 疲 労 7.7% 高 血 圧 1.8% 下 痢 1.5% 皮 疹 / 落 屑 3.1%でした 主 な 副 作 用 の 発 現 率 の 推 移 (CORRECT 試 験 ) CORRECT 試 験 概 要 Grothey A, et al. ASCO 13. Abstract # 3637より 改 変 Grothey A et al. Lancet. 381, 33-31(13)

4-1. 日 常 生 活 で 気 をつけておくこと 1スチバーガ 錠 以 外 の 服 用 薬 がないか スチバーガ 錠 服 用 中 は グレープフルーツまたはグレープフルーツジュース セイヨウオトギリソウ (セント ジョーンズ ワート)を 含 む 飲 食 物 の 摂 取 を 控 える 3 手 術 や 抜 歯 の 予 定 はないか 4 妊 娠 授 乳 していないか 5 湿 気 と 直 射 日 光 を 避 けて 薬 を 保 管 する セイヨウオトギリソウ(セント ジョーン ズ ワート) 含 有 食 品 (サプリメント 等 ) は CYP3A4 誘 導 作 用 を 有 するため スチバーガ 錠 の 血 中 濃 度 が 低 下 する 可 能 性 がある グレープフル ーツまたはグレープフ ルーツジュースは CYP3A4 阻 害 作 用 を 有 するため スチバーガ 錠 の 血 中 濃 度 が 上 昇 する 可 能 性 がある スチバーガ 錠 4mg 添 付 文 書 ( 第 4 版 ) 創 傷 治 癒 を 遅 らせる 可 能 性 があります スチバーガ 錠 投 与 中 に 手 術 が 必 要 な 場 合 は 手 術 の 前 にスチバーガ 錠 の 投 与 を 少 なくとも 週 間 休 薬 することを 推 奨 します

5-1. 高 額 療 養 費 の 還 付 について 1スチバーガ 錠 による 治 療 は 高 額 になるが 高 額 療 養 費 制 度 を 利 用 することで 自 己 負 担 額 を 抑 えられる 高 額 療 養 費 の 還 付 を 受 けるためには 患 者 さんによる 医 療 保 険 者 窓 口 への 申 請 が 必 要 右 の 表 をもとに 自 己 負 担 限 度 額 の 概 算 を 算 出 できますが 高 額 療 養 費 の 還 付 を 受 けるためには 患 者 さん 自 身 による 申 請 が 必 要 とな ります 詳 しくは 病 院 のソーシャルワー カーや 患 者 さんが 加 入 されてい る 健 康 保 険 組 合 に 問 い 合 わせるよ うご 指 導 ください 情 報 は14 年 月 現 在 のものです 制 度 は 変 更 されることがあります

6-1. スチバーガ 錠 を 服 用 するときの 食 事 について 1 一 般 的 に 家 庭 で 作 る 日 本 食 で 高 脂 肪 食 になる 可 能 性 は 低 い 家 庭 で 作 った 食 事 に 比 べると 外 食 ( 洋 食 中 華 など) 時 には 高 脂 肪 食 になる 可 能 性 が 高 くなる 3 油 脂 類 ( 揚 げ 物 やバター 動 物 性 脂 肪 など)の 摂 取 時 は 特 に 注 意 が 必 要 4 低 脂 肪 食 は 服 用 前 の 食 事 のみで その 他 は 通 常 通 りの 食 事 ができる スチバーガ 錠 を 飲 む 前 の 食 事 は 高 脂 肪 食 を 避 け 低 脂 肪 食 を 食 べるよう 指 導 してください 低 脂 肪 食 の 目 安 は 脂 肪 含 有 率 3% 以 下 の 食 事 です 脂 肪 含 有 率 の 計 算 法 脂 肪 含 有 率 ( % )= 低 脂 肪 食 にするコツ 食 事 に 含 ま れ る 脂 質 の グ ラム 数 9( k c a l ) 食 事 の 総 エ ネ ル ギ ー( kc a l ) 監 修 : 女 子 栄 養 大 学 栄 養 クリニック 主 任 蒲 池 桂 子 先 生

6-1. スチバーガ 錠 を 服 用 するときの 食 事 について 朝 食 例 1 朝 からこってりした 食 事 を 食 べることは 少 ないので 高 脂 肪 食 になることは 比 較 的 少 ない バターや 卵 を 使 った 洋 風 の 朝 食 では 注 意 が 必 要 焼 き 魚 のサバ イワシ サンマなどは 脂 分 が 多 いです 子 持 ちシシャモなど 卵 が 含 まれるものはアジの 倍 程 度 の 油 が 含 まれます パンには バターの 代 わりに 小 さじ1 程 度 のジャムを 塗 ると 低 脂 肪 になります 卵 料 理 は ゆで 卵 < 目 玉 焼 き<ハムエッグ<スクランブ ルエッグ<オムレツの 順 に 油 の 量 が 増 えます 牛 乳 は 意 外 に 脂 肪 分 が 多 いので 低 脂 肪 に 調 整 したも のを 選 びます また 量 を 減 らして 低 脂 肪 乳 でカフェ オ レにしたり 同 じ 乳 製 品 でも 低 脂 肪 のヨーグルトに 変 更 することもおすすめです 下 記 高 脂 肪 食 改 善 レシピ も ご 活 用 ください 上 記 冊 子 をご 希 望 の 場 合 は 弊 社 MRまでご 連 絡 ください 監 修 : 女 子 栄 養 大 学 栄 養 クリニック 主 任 蒲 池 桂 子 先 生

6-1. スチバーガ 錠を服用するときの食事について 昼食例 内容の補足 解説 ①家庭で作った食事に比べると 外食 洋食 中華など 時には高脂肪食になる可能性 が高くなる ②油脂類 揚げ物やバター 動物性脂肪など の摂取時は特に注意が必要 焼きうどんは 具にするバラ肉を もも肉やエビ イカなどに変えると 脂肪の量は半分程度に減ります カツカレーでは 豚肉 カツの衣 カレールーに含まれるバターに脂 肪分が多く含まれます 量を調整しましょう 下記 高脂肪食改善レシピ も ご活用ください 肉入りのカレーを食べたい場合は 赤身の肉を使ったドライカレーに します サラダドレッシングはノンオイルのものを選びましょう 内容の補足 動物系よりも魚介系スープを選びます チャーシューメンではなく もやしやねぎが多い野菜ラーメンを選ぶと 脂肪分が抑えられます 焼ぎょうざはひき肉や 焼くときに使う油で脂肪分が多くなりがち です ラーメンとセットで食べるなら ごはんのほうがおすすめです ハンバーグをどうしても食べたい時は 1 2切れを味見する程度に しておきましょう 同じ肉なら しょうが焼きや 皮をカリカリにして油 を落とした鶏肉のグリルを バターで炒められている付け合わせの野 菜は 残すようにしましょう ポタージュ コーンスープなどクリーム系のスープは牛乳や生クリー ムが入っているので避け わかめスープやコンソメスープを選びま しょう 上記冊子をご希望の場合は 弊社MRまでご連絡ください 監修 女子栄養大学 栄養クリニック 主任 蒲池 桂子 先生

6-1. スチバーガ 錠 を 服 用 するときの 食 事 について 夕 食 例 1 一 般 的 に 家 庭 で 作 る 日 本 食 で 高 脂 肪 食 になる 可 能 性 は 低 い 家 庭 で 作 った 食 事 に 比 べると 外 食 ( 洋 食 中 華 など) 時 には 高 脂 肪 食 になる 可 能 性 が 高 くなる 3 油 脂 類 ( 揚 げ 物 やバター 動 物 性 脂 肪 など)の 摂 取 時 は 特 に 注 意 が 必 要 豆 腐 やごま 豆 腐 は 低 脂 肪 高 タンパクで 口 当 たりも よいので 食 欲 のないときにもおすすめです クリーム 系 のポタージュスープはバターが 含 まれ 脂 肪 が 多 いので コンソメベースのスープを 選 びま しょう 野 菜 は それ 自 体 のカロリーや 脂 肪 分 が 低 いのでお すすめですが 油 を 吸 いやすい 野 菜 には 注 意 が 必 要 です 揚 げたり 炒 めたりする 場 合 は なす さやい んげんは 避 け ししとうがらし アスパラガスなどを 選 ぶと 脂 肪 分 が 抑 えられます 下 記 高 脂 肪 食 改 善 レシピ も ご 活 用 ください 上 記 冊 子 をご 希 望 の 場 合 は 弊 社 MRまでご 連 絡 ください 監 修 : 女 子 栄 養 大 学 栄 養 クリニック 主 任 蒲 池 桂 子 先 生

7-1. 手 足 症 候 群 症 状 1 手 のひら 足 の 裏 など 普 段 から 圧 力 や 摩 擦 のかかるところ 角 質 が 厚 くなっているか か と 等 ( 角 質 肥 厚 部 )に 多 く 発 現 する 投 与 開 始 からヵ 月 以 内 に 起 こることが 多 く 特 に 投 与 開 始 1~ 週 間 以 内 の 発 現 頻 度 が 高 い

7-1. 手 足 症 候 群 予 防 対 処 方 法 1 患 者 さんによる 手 足 への 刺 激 除 去 と 保 湿 のセルフケアが 重 要 早 期 発 見 対 処 することが 重 要 なため 手 足 の 状 態 を 毎 日 確 認 し 服 用 ダイアリー 手 帳 に 記 録 するよう 指 導 する 3 症 状 がある 場 合 は 速 やかに 症 状 や 経 過 を 医 師 へ 提 示 し 適 切 な 処 置 方 法 やスキンケ アについてのアドバイスを 受 けるよう 指 導 する

7-1. 手 足 症 候 群 保 湿 ケア 1スチバーガ 錠 投 与 開 始 前 ~ 治 療 中 は こまめに 保 湿 剤 を 塗 り 皮 膚 の 乾 燥 を 防 ぐ ドラッグストアで 購 入 可 能 ( 処 方 せん 不 要 )な 市 販 のスキンケア 用 品 でも 保 湿 効 果 は 得 られますが 角 質 肥 厚 部 位 の 軟 化 作 用 抗 炎 症 作 用 を 望 む 場 合 は 尿 素 ヘパリン 類 似 物 質 ジメチルイソプロピルアズレンを 含 有 した 保 湿 剤 を 選 択 します 手 足 症 候 群 に 対 して 使 用 される 主 な 保 湿 剤 ( 例 ) 種 別 商 品 名 期 待 効 果 尿 素 含 有 製 剤 へパリン 類 似 物 質 含 有 製 剤 ケラチナミンコーワクリーム パスタロン ソフト 軟 膏 パスタロン クリーム ウレパール クリーム ウレパール ローション ヒルドイド クリーム ヒルドイド ソフト 軟 膏 保 湿 効 果 と 角 質 軟 化 作 用 がある 刺 激 性 があり 傷 がある 場 合 使 用 しにくい 顔 には 不 向 き 刺 激 性 が 少 なく 顔 にも 使 用 可 能 ビタミン 含 有 軟 膏 ザーネ 軟 膏 ユベラ 軟 膏 ビタミンA 含 有 皮 膚 浸 透 性 がよい ジメチルイソプロピル アズレン 含 有 軟 膏 アズノール 軟 膏 抗 炎 症 作 用 がある 白 色 ワセリン 白 色 ワセリン プロペト サン ホワ イト P -1 作 用 時 間 が 長 く 保 湿 効 果 は 高 い べたつきが 強 いため 就 寝 前 に 使 用 するなど 工 夫 が 必 要 グリセリン ニュートロジーナ ハンドクリーム 主 に 保 湿 効 果

7-1. 手 足 症 候 群 手 の 保 護 1 手 のひらへ 強 い 刺 激 や 圧 力 がかかることは 避 ける 水 を 使 うときは 手 袋 で 防 水 して 作 業 をする 手 足 症 候 群 は 皮 膚 への 刺 激 がきっかけで 発 症 すると 考 えられます スチバーガ 錠 投 与 開 始 前 ~ 治 療 中 は 物 理 的 刺 激 水 による 刺 激 などから 指 先 や 足 の 裏 を 保 護 する 必 要 があります 手 足 の 皮 膚 は 日 常 動 作 で 絶 えず 刺 激 を 受 ける 部 分 なので 生 活 指 導 やさまざまな 工 夫 により 刺 激 を 除 去 軽 減 する 必 要 があります

7-1. 手 足 症 候 群 足 の 保 護 1 足 へ 強 い 刺 激 や 圧 力 がかかることは 避 ける 締 め 付 けの 強 い 靴 下 や 靴 は 履 かない 手 足 症 候 群 は 皮 膚 への 刺 激 がきっかけで 発 症 すると 考 えられます スチバーガ 錠 投 与 開 始 前 ~ 治 療 中 は 物 理 的 刺 激 水 による 刺 激 などから 指 先 や 足 の 裏 を 保 護 する 必 要 があります 手 足 の 皮 膚 は 日 常 動 作 で 絶 えず 刺 激 を 受 ける 部 分 なので 生 活 指 導 やさまざまな 工 夫 により 刺 激 を 除 去 軽 減 する 必 要 があります

7-. 発 疹 1 顔 頭 皮 体 にピリピリ 感 または 熱 感 または 赤 い 発 疹 が 現 れる 発 疹 の 多 くは 軽 度 かつ 一 過 性 に 経 過 する 3まれに 発 熱 まぶたや 眼 の 充 血 結 膜 のただれ ひどい 口 内 炎 唇 や 口 内 のただれなどが 起 こり 中 毒 性 表 皮 壊 死 融 解 症 (TEN)や 皮 膚 粘 膜 眼 症 候 群 (Stevens-Johnson 症 候 群 ) 多 形 紅 斑 などの 重 度 の 皮 膚 障 害 が 疑 われる 場 合 は スチバーガ 錠 の 投 与 を 中 止 する 発 疹 のセルフケア 直 射 日 光 を 避 ける 日 焼 け 止 めを 塗 布 したり 帽 子 をかぶったりして 日 焼 けを 避 ける 皮 膚 の 乾 燥 を 避 けるために 保 湿 クリーム ローションを 頻 回 に 塗 布 する 就 寝 前 には 保 湿 剤 を 塗 布 し 手 袋 を 着 用 する 入 浴 やシャワーを 毎 日 行 い 皮 膚 を 清 潔 にする 刺 激 や 洗 浄 力 の 強 い 石 鹸 の 使 用 熱 いシャワーは 避 ける 中 毒 性 表 皮 壊 死 融 解 症 (TEN): 広 範 囲 な 紅 斑 と 全 身 の1% 以 上 の 水 疱 表 皮 剥 離 びらんなどの 顕 著 な 表 皮 の 壊 死 性 障 害 を 認 め! 高 熱 と 粘 膜 疹 を 伴 います 皮 膚 粘 膜 眼 症 候 群 (SJS): 発 熱 を 伴 う 口 唇 眼 結 膜 外 陰 部 などの 皮 膚 粘 膜 移 行 部 における 重 症 の 粘 膜 疹 および 皮 膚 の 紅 斑 で しばしば 水 疱 表 皮 剥 離 などの 表 皮 の 壊 死 性 障 害 を 認 めます 多 形 紅 斑 : 特 徴 的 な 環 状 浮 腫 性 紅 斑 が 手 背 や 四 肢 伸 側 を 中 心 にして 左 右 対 称 に 多 発 します 主 に 皮 膚 のみに 病 変 が 限 定 されます

7-3. 高 血 圧 1 高 血 圧 の 既 往 歴 を 確 認 する スチバーガ 錠 投 与 開 始 前 および 投 与 中 は 定 期 的 に 血 圧 測 定 するよう 指 導 する 3 血 圧 が 急 上 昇 して めまい 頭 痛 などの 症 状 が 出 た 場 合 ( 高 血 圧 クリーゼ 高 血 圧 緊 急 症 )や 最 高 血 圧 が18mmHg または 最 低 血 圧 が1mmHgを 超 えた 場 合 けいれん 意 識 障 害 視 力 障 害 が 現 れた 場 合 ( 可 逆 性 後 白 質 脳 症 )は スチバーガ 錠 の 服 用 をやめて 担 当 医 へ 緊 急 連 絡 するよう 指 導 する 4 高 血 圧 治 療 ガイドライン9では 高 血 圧 治 療 開 始 の 目 安 は 収 縮 期 血 圧 14mmHg 以 上 拡 張 期 血 圧 9mmHg 以 上 である 血 圧 の 上 昇 がみられた 場 合 は 担 当 医 へ 連 絡 する 予 定 より 早 く 来 院 するなどの 対 応 を 指 導 する 高 血 圧 症 の 患 者 への 投 与 は 慎 重 投 与 に 該 当 します 高 血 圧 症 を 有 する 患 者 では 本 剤 の 投 与 により 高 血 圧 が 悪 化 するおそれがあることから このような 患 者 に 本 剤 を 投 与 する 場 合 には 降 圧 剤 等 により 適 切 に 血 圧 をコントロール した 上 で 本 剤 の 投 与 を 開 始 してください スチバーガ 錠 投 与 開 始 前 および 投 与 中 は 定 期 的 に 血 圧 測 定 を 行 い 必 要 に 応 じて 降 圧 剤 の 投 与 を 行 うなど 適 切 な 処 置 を 行 ってください 症 候 性 または 降 圧 治 療 でコント ロールできない 場 合 については スチバーガ 錠 を 休 薬 し てください 可 逆 性 後 白 質 脳 症 が 疑 われる 症 状 ( 痙 攣 頭 痛 錯 乱 視 覚 障 害 皮 質 盲 等 )が 認 められた 場 合 には スチバーガ 錠 の 投 与 を 中 止 し 血 圧 のコントロール 抗 痙 攣 薬 の 投 与 等 の 適 切 な 処 置 を 行 ってください 可 逆 性 後 白 質 脳 症 は 高 血 圧 との 関 連 が 知 られています ( 可 逆 性 後 白 質 脳 症 : 頭 痛 痙 攣 視 覚 異 常 意 識 障 害 ならびにしばし ば 血 圧 の 急 速 な 上 昇 を 臨 床 的 に 主 症 状 とし 画 像 上 脳 浮 腫 と 思 われ る 病 変 が 主 に 後 部 大 脳 白 質 を 中 心 に 認 められ しかも 臨 床 的 画 像 的 異 常 が 原 因 となっている 状 態 の 是 正 により 可 逆 的 に 消 失 するという 病 態 に 対 して 1996 年 Hincheyらによって 提 唱 された 疾 患 概 念 です )

7-4. 下 痢 1 食 事 や 生 活 に 気 をつけることが 症 状 の 悪 化 を 防 ぐポイント 症 状 が 現 れたら 脱 水 症 状 を 防 ぐため 水 をたくさん 飲 む 症 状 重 症 度 等 に 応 じてスチバーガ 錠 の 減 量 休 薬 中 止 を 考 慮 してください 必 要 に 応 じて 止 瀉 薬 (ロペラミド 等 )の 投 与 や 補 液 等 の 適 切 な 処 置 を 行 ってください 肝 機 能 検 査 値 異 常 手 足 症 候 群 高 血 圧 以 外 の 用 量 調 節 基 準 グレード3 以 上 の 副 作 用 発 現 時 は グレード 以 下 に 軽 快 するまで 休 薬 し 投 与 量 を4mg(1 錠 ) 減 量 し 再 開 します 又 は 投 与 の 中 止 を 考 慮 してください グレードはCTCAEに 準 じる

7-5. 発 声 障 害 1 声 を 使 う 職 業 かどうかを 確 認 する ささやき 声 になるほどの 重 症 な 報 告 はない 発 声 障 害 とは 声 の 変 化 のことで スチバーガ 錠 で 起 こる 可 能 性 があるもののほとん どが しわがれたかすれ 声 である 嗄 声 です 対 処 法 は 確 立 していませんが CTCAEのグレード 分 類 による 高 度 の 声 の 変 化 (グレー ド 3 )で は ス チ バ ー ガ 錠 の 休 薬 や 減 量 等 の 処 置 も 必 要 と 考 えられます

7-6. 食 欲 減 退 疲 労 1 疲 労 感 の 具 体 的 な 症 状 について 伝 えることの 重 要 性 食 欲 が 無 い 時 でも 水 分 補 給 を 心 がける 日 常 生 活 における 疲 労 感 の 対 策 優 先 順 位 を 付 けて 自 分 にとって 重 要 な 活 動 を 行 いましょう 1 日 の 中 で 何 時 ごろが 一 番 体 調 がよいかを 考 えて その 時 間 に 必 要 な 活 動 を 行 いましょう 短 い 休 憩 を 頻 繁 にとりましょう 昼 寝 を 長 く 行 うことは 夜 眠 れなくなるので 避 けましょう 気 分 ののらないときでも 散 歩 などの 規 則 的 な 運 動 をしましょう 読 書 や 音 楽 友 人 の 訪 問 など 自 分 の 楽 しめる 活 動 を 行 いましょう 疲 労 感 はがん 患 者 さんの 日 常 生 活 やQOLを 低 下 させる 大 きな 要 因 になりえる 副 作 用 です 疲 労 感 は がんそのものやがん 治 療 貧 血 や 副 作 用 による 有 害 反 応 などの 身 体 的 な 要 因 ストレスや 生 活 バランス の 乱 れなどの 精 神 的 な 要 因 など 様 々な 要 因 によって 引 き 起 こされる 自 覚 症 状 であり 客 観 的 な 評 価 を 行 うこと が 難 しい 性 質 を 持 っています 医 療 従 事 者 の 問 いかけにより 患 者 さんが 症 状 を 表 現 することを 助 けることも 必 要 です 例 ) 疲 労 感 を 感 じていますか? 疲 れてしまって 何 か 活 動 が 制 限 されていますか?

7-7. 頻 度 は 高 くないが 注 意 すべき 副 作 用 -1 1 裏 面 のような 症 状 が 起 こった 場 合 は スチバ ーガ 錠 の 服 用 をやめて 担 当 医 へ 緊 急 連 絡 する 医 療 機 関 での 緊 急 処 置 が 必 要 となる 副 作 用 である 劇 症 肝 炎 肝 不 全 肝 機 能 障 害 黄 疸 患 者 に 対 し 副 作 用 として 肝 機 能 障 害 が 発 生 する 場 合 があることを 予 め 説 明 し 食 欲 不 振 悪 心 嘔 吐 全 身 倦 怠 感 腹 痛 下 痢 発 熱 尿 濃 染 眼 球 結 膜 黄 染 等 があらわれた 場 合 には 直 ちに 医 療 機 関 に 連 絡 するよう 十 分 説 明 を 行 ってください ス チ バ ー ガ 錠 の 投 与 開 始 前 および 投 与 中 は 定 期 的 に 肝 機 能 検 査 ( 投 与 期 間 の 最 初 のサイク ルにおいては ALT ASTおよびビリルビンの 検 査 を 少 なくとも 週 1 回 )を 行 ってください 異 常 が 認 められた 場 合 は 減 量 休 薬 または 投 与 を 中 止 し 適 切 な 処 置 を 行 ってください 出 血 ( 消 化 管 出 血 喀 血 肺 出 血 腹 腔 内 出 血 腟 出 血 脳 出 血 鼻 出 血 血 尿 など) 重 篤 な 出 血 が 認 められた 場 合 はスチバーガ 錠 の 投 与 を 中 止 し 適 切 な 処 置 を 行 ってください 消 化 管 出 血 および 尿 生 殖 器 出 血 に 関 し 発 現 時 期 に 特 定 の 傾 向 は 認 められませんでした 間 質 性 肺 疾 患 異 常 が 認 められた 場 合 はスチバーガ 錠 の 投 与 を 中 止 し すみやかに 呼 吸 器 専 門 医 にご 相 談 くだ さい 消 化 管 穿 孔 異 常 が 認 められた 場 合 はスチバーガ 錠 の 投 与 を 中 止 し 適 切 な 処 置 を 行 ってください

7-7. 頻 度 は 高 くないが 注 意 すべき 副 作 用 - 1 裏 面 のような 症 状 が 起 こった 場 合 は スチバ ーガ 錠 の 服 用 をやめて 担 当 医 へ 緊 急 連 絡 する 医 療 機 関 での 緊 急 処 置 が 必 要 となる 副 作 用 である 可 逆 性 後 白 質 脳 症 痙 攣 頭 痛 錯 乱 視 覚 障 害 皮 質 盲 等 が 認 められた 場 合 には スチバーガ 錠 の 投 与 を 中 止 し 血 圧 のコントロール 抗 けいれん 薬 の 投 与 等 の 適 切 な 処 置 を 行 ってください 発 現 例 が 少 数 のため スチバーガ 錠 における 発 現 時 期 の 傾 向 は 不 明 です 血 栓 塞 栓 症 血 栓 塞 栓 症 またはその 既 往 歴 のある 患 者 は 慎 重 投 与 の 対 象 なので リスクベネフィットを 十 分 に 考 慮 して 投 与 可 否 をご 判 断 ください 異 常 が 認 められた 場 合 はスチバーガ 錠 の 投 与 を 中 止 し 適 切 な 処 置 を 行 ってください 発 現 時 期 に 特 定 の 傾 向 は 認 められませんでした 中 毒 性 表 皮 壊 死 融 解 症 (TEN)や 皮 膚 粘 膜 眼 症 候 群 (Stevens-Johnson 症 候 群 ) 多 形 紅 斑 異 常 が 認 められた 場 合 はスチバーガ 錠 の 投 与 を 中 止 し 適 切 な 処 置 を 行 ってください 血 小 板 減 少 異 常 が 認 められた 場 合 はスチバーガ 錠 の 減 量 休 薬 または 投 与 を 中 止 するなど 適 切 な 処 置 を 行 ってくだ さ い CORRECT 試 験 では 初 回 投 与 から 血 小 板 減 少 発 現 までの 中 央 値 は15 日 (8~114 日 )でした GRID 試 験 では 初 回 投 与 から 血 小 板 減 少 発 現 までの 中 央 値 は14.5 日 (1~67 日 )でした

7-8. 服 用 ダイアリー 手 帳 の 使 い 方 1ライフサイクルに 合 わせて 服 用 時 間 を 決 め その 時 間 を 服 用 ダイアリー 手 帳 に 記 入 する 服 用 状 況 と 体 調 を 毎 日 服 用 ダイアリー 手 帳 に 記 録 する 3 受 診 日 に 服 用 ダイアリー 手 帳 を 持 参 し 担 当 医 に 見 せて 相 談 する 手 足 症 候 群 をはじめとする 各 種 副 作 用 を 早 期 に 発 見 するためには メディカルスタッフは もちろん 患 者 自 身 による 体 調 の 観 察 と 記 録 が 重 要 です 服 用 ダイアリー 手 帳 を 活 用 して 毎 日 の 記 録 を 習 慣 づけるよう 患 者 さんにご 指 導 ください 上 記 ダイアリーをご 希 望 の 場 合 は 弊 社 MRまでご 連 絡 ください また 患 者 様 向 けサイト(http://www.stivarga.jp)からもダウンロード 印 刷 が 可 能 ですので こちらもご 利 用 ください