全 国 拡 大 教 材 製 作 協 議 会 主 催 勉 強 会 資 料 拡 大 写 本 の 今 後 を 探 る 著 作 権 の 正 しい 理 解 について 平 成 25 年 1 月 23 日 マコル 代 表 コンサルタント 笹 本 雄 司 郎
講 師 紹 介 笹 本 雄 司 郎 (ささもと ゆうじろう) 株 式 会 社 マコル 取 締 役 代 表 コンサルタント URL http://www.makoru.co.jp e-mail info@makoru.co.jp 内 部 統 制 システム 構 築 支 援 検 証 機 構 事 務 局 長 日 本 CSR 普 及 協 会 理 事 運 営 委 員 http://www.jcsr.jp/ 青 山 学 院 大 学 大 学 院 法 学 研 究 科 兼 任 講 師 実 践 女 子 大 学 人 間 社 会 学 部 非 常 勤 講 師 大 東 建 託 株 式 会 社 社 外 取 締 役 主 な 著 書 等 おやじの 小 言 ~ 仕 事 や 職 場 での 心 構 え(マコル) こんぷら 社 長 が 語 る これならわかる!コンプライアンス ( 第 一 法 規 ) CSRの 心 ( 第 一 法 規 ) 会 社 員 のためのコンプライアンス 入 門 ( 第 一 法 規 ) 会 社 員 のための 労 務 コンプライアンス 管 理 職 マネージャー 向 け( 第 一 法 規 ) 会 社 員 のためのミニドラマで 学 ぶコンプライアンス ( 第 一 法 規 ) 会 社 員 のためのミニドラマで 学 ぶリスク 管 理 ( 第 一 法 規 ) コンプライアンス 推 進 のためのコミュニケーション トレーニング( 第 一 法 規 ) 経 営 法 友 会 ビジネス 選 書 知 的 財 産 法 務 ガイドブック( 商 事 法 務 研 究 会 ) 会 社 を 強 くする 倫 理 コンプライアンス 実 践 講 座 テキスト 編 集 協 力 執 筆 (きんざい) 1
1. 著 作 権 の 本 質 法 律 の 狙 いと 達 成 手 段 法 律 の 狙 い 価 値 ある 文 化 資 産 (コンテンツ) を 社 会 全 体 で 増 やすために 創 作 者 (クリエイター)に 特 典 を 与 えて 創 作 を 動 機 付 ける 達 成 手 段 動 機 付 けの 特 典 として そ のコンテンツの 利 用 から 得 られる 利 益 ( 許 諾 対 価 )の 独 占 を 創 作 者 に 認 める 勝 手 に 使 われて 一 銭 の 得 にもならな いよ~ もうやめた 収 入 や 評 価 にもつな がって 嬉 しいなぁ~ もっと 頑 張 ろう! 2
1. 著 作 権 の 本 質 ルールの 原 則 と 例 外 原 則 創 作 者 による 独 占 他 人 が 利 用 するには 創 作 者 ( 著 作 権 者 )の 了 解 が 必 要 OKか 駄 目 か 本 人 に 聞 いてみ なければわからない 本 人 の 了 解 があれば その 範 囲 でどんな 利 用 も 問 題 なし * 法 律 違 反 といっても 私 権 の 侵 害 なので 創 作 者 ( 著 作 権 者 )の 意 思 表 示 がないのに 刑 罰 や 賠 償 責 任 を 負 うことはない 例 外 権 利 制 限 規 定 法 律 に 明 記 された 目 的 態 様 であ れば 創 作 者 の 了 解 なく 利 用 可 能 1 個 人 的 範 囲 での 利 用 2 文 化 教 育 福 祉 目 的 での 利 用 3 国 民 の 知 る 権 利 に 資 する 利 用 4 技 術 的 理 由 で 不 可 避 な 利 用 * 拡 大 解 釈 や 類 推 解 釈 は 不 可 * 目 的 外 使 用 禁 止 出 所 明 示 補 償 金 などの 付 随 義 務 あり 3
1. 著 作 権 の 本 質 利 用 側 の 考 え 方 とリスク 考 え 方 1 安 全 確 実 を 優 先 して 創 作 者 の 了 解 を 得 よう どうし ても 了 解 が 得 られなければ 無 理 はしない リスク 了 解 が 得 られなければ 製 作 を 断 念 せざるを 得 ない 考 え 方 2 この 程 度 なら 本 人 も 文 句 を 言 わないのではないか 言 われたら 謝 って 了 解 を 取 り 直 せばよい リスク 相 手 から 回 収 や 損 害 賠 償 を 求 められる 可 能 性 がある 考 え 方 3 権 利 の 濫 用 だ なにかあれば 権 利 の 侵 害 にあたらな いことを 法 的 に 主 張 して 争 う リスク 主 張 次 第 では 周 囲 からの 信 頼 や 協 力 を 失 いかねない 4
1. 著 作 権 の 本 質 書 籍 における 著 作 物 の 意 味 書 籍 のコンテンツ - 説 明 - 物 語 - 解 説 - 頁 - - 楽 譜 - 歌 詞 - 図 画 - 挿 絵 - 写 真 - 映 像 * 一 般 的 な 単 行 本 の 場 合 書 籍 全 体 は 独 立 した 著 作 物 ではない * 雑 誌 百 科 事 典 資 料 集 などは 編 集 著 作 物 となる 可 能 性 がある * コンテンツのひとつひとつが 独 立 した 著 作 物 として 扱 われる * 全 体 を 複 製 するにはすべての 著 作 物 につ いて 創 作 者 ( 著 作 権 者 )の 了 解 が 必 要 * 翻 訳 脚 色 映 画 化 造 形 化 編 曲 要 約 する と 二 次 的 著 作 物 となる 5
1. 著 作 権 の 本 質 書 籍 出 版 物 の 著 作 権 者 原 則 ひとつひとつのコンテンツ( 文 章 絵 写 真 グラフ)の 創 作 者 が 著 作 権 をもっている 多 くの 場 合 発 行 者 ( 出 版 社 )は 創 作 者 や 権 利 処 理 代 行 機 関 と 利 用 許 諾 の 契 約 をむすび 一 定 の 使 用 条 件 で 対 価 を 支 払 って 書 籍 や 出 版 物 に 掲 載 発 行 している したがって 発 行 者 に 利 用 許 諾 を 求 めても 回 答 できないケースが 多 い 例 外 1. 発 行 者 が 創 作 者 に 書 き 下 ろし を 依 頼 し かつ 創 作 者 から 著 作 権 を 取 得 しているケース 2. 発 行 者 が 創 作 者 から 著 作 物 の 利 用 を 第 三 者 に 許 諾 する 代 理 代 行 権 限 を 与 えられているケース 6
1. 著 作 権 の 本 質 著 作 権 の 内 容 著 作 物 利 用 アクセス コントロール( 暗 号 鍵 ) 知 覚 著 作 権 は 他 者 による 利 用 をコントロールできる 創 作 者 の 権 利 著 作 権 が 及 ぶ 利 用 は 著 作 権 法 で 限 定 される( 創 作 者 の 著 作 権 が 適 用 されない 利 用 は 原 則 自 由 と 解 釈 してよい) 1 2 3 4 5 6 無 断 で 公 表 されない 権 利 無 断 で 氏 名 表 示 を 変 えられない 権 利 無 断 で 改 変 ( 同 一 性 侵 害 ) されない 権 利 無 断 で コピー されない 権 利 無 断 で 公 衆 に 伝 達 されない 権 利 無 断 で 二 次 的 著 作 物 を 利 用 されない 権 利 7
1. 著 作 権 の 本 質 拡 大 写 本 の 製 作 に 伴 う 利 用 行 為 1. 著 作 物 の 原 本 を 別 の 媒 体 に 謄 写 する 複 製 手 書 き( 手 写 し) スキャニング PCへの 記 録 PCでの 再 現 記 憶 メディアへの 書 込 コピー 機 による 複 製 プリント 出 力 2. 著 作 物 に 変 更 を 加 える 改 変 レイアウト サイズの 変 更 色 書 体 線 幅 の 変 更 白 黒 反 転 てかり 防 止 内 容 の 一 部 省 略 ( 単 純 化 ) 8
創 作 者 ( 著 作 権 者 )への 配 慮 ボランティアの 気 持 我 々はいいことをしているのだ 創 作 者 ( 著 作 権 者 )や 発 行 者 も 協 力 してあたりまえだ 創 作 者 ( 著 作 権 者 )の 気 持 著 作 物 は 自 分 の 生 活 の 糧 個 人 や 会 社 の 負 担 には 限 界 がある 公 益 の 確 保 は 税 金 で 賄 うのが 筋 文 化 的 所 産 の 公 正 な 利 用 に 留 意 しつつ 著 作 者 等 の 権 利 の 保 護 を 図 り もって 文 化 の 発 展 に 寄 与 する( 著 作 権 法 第 1 条 ) 9
利 用 制 限 の 回 避 個 人 的 家 庭 内 使 用 著 作 権 法 第 30 条 の 私 的 使 用 のための 複 製 に 該 当 する 利 用 は 著 作 権 者 の 了 解 なく 行 える 条 件 1. 個 人 的 家 庭 内 など 限 られた 範 囲 内 で 仕 事 以 外 の 目 的 に 使 用 すること 2. 使 用 する 本 人 がコピーすること 3. 誰 でも 使 える 状 態 で 設 置 してあるダビング 機 などを 用 いないこと( 当 分 の 間 コンビニのコピー 機 など 文 献 複 写 のみに 用 いるものは 除 く) 4. コピー 制 限 機 能 を 解 除 してコピーするものではないこと 弱 視 の 子 供 もしくは 同 居 の 親 が 手 書 きもしくは 自 宅 内 の 機 械 器 具 を 使 って 学 習 目 的 で 拡 大 写 本 を 作 る 場 合 はこれに 該 当 する ボランティアが 拡 大 写 本 を 作 る 場 合 は 該 当 しない( 詳 細 は 次 頁 参 照 ) 作 り 方 を 指 導 して 親 が 作 るならば 該 当 するが 共 同 作 業 は 該 当 しない 10
補 足 個 人 的 家 庭 内 使 用 の 限 界 創 作 者 ( 著 作 権 者 )の 経 済 的 利 益 に 影 響 を 及 ぶような 利 用 には 著 作 権 法 第 30 条 の 権 利 制 限 ( 個 人 的 家 庭 内 使 用 )は 適 用 できない 適 用 できる 場 合 会 社 の 役 職 者 が 秘 書 にコピーをとらせる 場 合 のように 使 用 者 の 手 足 としてその 支 配 下 にある 者 に 単 純 な 複 製 作 業 を 行 わせる 適 用 できない 場 合 コピー 作 業 や 自 炊 作 業 の 代 行 など 私 的 複 製 を 大 量 に 行 うシステムを 構 築 して そのサービスをユーザに 提 供 する 1 依 頼 者 から 独 立 した 作 業 である 2ボランティア 団 体 の 固 有 ノウハウ である 3 受 託 側 で 確 保 した 設 備 を 使 う といった 要 素 から 総 合 的 に 判 断 すると 複 製 主 体 は 利 用 者 本 人 ボランティア 団 体 は 本 人 の 手 足 と いう 説 明 で 第 30 条 を 適 用 を 主 張 するのは 難 しい 11
利 用 制 限 の 回 避 授 業 過 程 の 使 用 著 作 権 法 第 35 条 1 項 の 授 業 の 過 程 に 使 用 するための 複 製 に 該 当 する 利 用 は 著 作 権 者 の 了 解 なく 行 える( 注 意 : 保 存 や 次 年 度 の 使 い 回 しは 不 可 ) 条 件 1. 営 利 を 目 的 としない 教 育 機 関 であること 2. 授 業 等 を 担 当 する 教 員 等 やその 授 業 を 受 ける 学 習 者 自 身 がコピーする こと( 助 手 など 指 示 に 従 って 作 業 してくれる 人 に 頼 むことは 可 能 ) 3. 必 要 な 限 度 内 の 部 数 で かつ 授 業 のなかでそのコピーを 使 用 すること 4. ソフトウェアやドリルなど 個 々の 学 習 者 が 購 入 することを 想 定 して 販 売 されているものではないこと ボランティア 団 体 が 弱 視 の 子 供 の 親 や 教 員 から 頼 まれて 授 業 資 料 の 拡 大 写 本 を 制 作 する 場 合 第 35 条 1 項 の 適 用 を 主 張 できる 可 能 性 はある 授 業 で 使 用 しない 教 材 類 には 適 用 がない 12
利 用 制 限 の 回 避 拡 大 教 科 書 の 製 作 著 作 権 法 第 33 条 の2の 拡 大 教 科 書 ための 複 製 に 該 当 する 利 用 は 著 作 権 者 の 了 解 なく 行 える 条 件 1. 教 科 書 目 録 に 掲 載 された 教 科 書 であること 2. 視 覚 障 害 学 習 障 害 等 で 通 常 の 教 科 書 の 使 用 が 困 難 な 児 童 生 徒 の 学 習 の 用 に 供 すること 3. 著 作 物 の 全 部 又 は 相 当 部 分 を 複 製 すること 4. あらかじめ 発 行 者 に 通 知 すること( 注 : 了 解 を 得 る 必 要 はない) 5. 営 利 目 的 で 販 売 するときは 発 行 者 に 補 償 金 を 支 払 うこと ボランティア 団 体 が 弱 視 の 子 供 の 親 から 頼 まれて 拡 大 教 科 書 を 制 作 す る 場 合 はこれに 該 当 する( 発 行 者 への 通 知 は 必 要 ) 教 科 書 目 録 に 掲 載 された 教 科 書 以 外 の 出 版 物 等 には 適 用 がない 13
適 用 施 設 の 指 定 による 利 用 制 限 の 回 避 ボランティア 団 体 が 文 化 庁 長 官 から 著 作 権 法 第 37 条 第 3 項 適 用 施 設 に 指 定 されれば 複 製 音 声 化 ネット 配 信 等 の 利 用 を 著 作 権 者 の 了 解 なく 行 える 条 件 1. 視 覚 障 害 者 に 情 報 提 供 する 活 動 を 行 う 団 体 で かつ 視 覚 障 害 者 のため の 複 製 又 はネット 配 信 を 的 確 かつ 円 滑 に 行 うことができる 技 術 的 能 力 経 理 的 基 礎 その 他 の 体 制 を 有 するとして 文 化 庁 長 官 が 指 定 すること 2. 著 作 権 者 や 発 行 者 が 同 様 の 利 用 を 公 共 に 提 供 していないこと 文 化 庁 著 作 権 課 に 確 認 したところ 現 時 点 の 解 釈 運 用 では 拡 大 写 本 の 製 作 には 適 用 しない 相 談 には 応 じるが 文 化 庁 長 官 の 指 定 は 事 実 上 無 理 と 考 えて 欲 しい とのこと ( 理 由 ) 点 訳 や 音 訳 デイジーなど 一 般 的 には 利 用 できない 特 殊 な 方 式 で あって 権 利 者 の 利 益 を 害 さない 利 用 のみを 認 めるのが 指 導 方 針 14
補 足 拡 大 写 本 が 抱 える 難 しさ 他 の 支 援 活 動 は 権 利 者 の 利 益 を 害 さない という 印 象 を 与 えるので 著 作 権 者 や 発 行 者 の 了 解 を 得 やすく 受 容 性 が 広 い 点 字 化 ( 著 作 権 法 37 条 ) 音 声 化 ( 著 作 権 法 37 条 ) 読 み 聞 かせ 会 ( 著 作 権 法 38 条 原 文 朗 読 かつ 非 営 利 ) 絵 本 の 文 章 に 翻 訳 シールを 貼 って 途 上 国 に 送 る 一 方 拡 大 写 本 は 創 作 者 ( 著 作 権 者 )の 琴 線 に 触 れる 要 素 が 多 い 1 オリジナルと 別 物 には 見 えない 作 家 の 努 力 へのただ 乗 り? 2 創 作 者 の 美 的 感 覚 に 一 致 しない 作 品 を 価 値 を 傷 付 ける 3 目 的 外 に 流 用 される 危 険 がある 経 済 的 なダメージも 心 配 15
利 用 許 諾 の 交 渉 相 手 著 作 権 者 の 了 解 なく 利 用 できる 例 外 事 由 (10~14 頁 )に 該 当 しない 場 合 は オリジナル 本 に 基 づいて 拡 大 写 本 を 製 作 することについて 権 利 者 から 利 用 許 諾 を 受 ける 必 要 がある 最 初 に 誰 に 連 絡 をとればよいか? (1) 著 作 権 者 ( 作 家 著 者 画 家 )が 特 定 できる 作 品 で かつ 連 絡 先 もわかる 場 合 は 本 人 に 直 接 連 絡 をとって 利 用 の 許 諾 をお 願 いする * この 場 合 でも ボランティア 団 体 から 発 行 者 の 耳 に 入 れておく 配 慮 が 望 ましい (2) 上 記 以 外 の 場 合 は 奥 付 に 記 載 されている 発 行 者 に 連 絡 をとって 著 作 権 者 ( 作 家 著 者 画 家 )の 橋 渡 し 役 をお 願 いする それ 以 後 は 著 作 権 者 に 直 接 コンタクトする もし 利 用 許 諾 の 取 得 まで 発 行 者 が 代 行 してく れたら 大 感 謝! * この 場 合 の 発 行 者 は 自 社 の 資 産 である 版 面 の 同 一 性 もなくなることを 承 知 で 協 力 してくださる 点 を 理 解 することが 大 切 16
利 用 許 諾 の 障 害 ~ 相 手 側 の 心 理 ~ 1. 著 作 権 者 の 気 持 (1) そもそも 自 分 の 作 品 が 加 工 されることを 許 容 できない (2) 依 頼 者 の 素 性 がわからない (3) どうして 拡 大 コピーではダメなのかわからない (4) 作 品 がどのように 変 形 されるのかわからない (5) 作 品 の 販 売 機 会 の 喪 失 にならないか 不 安 が 残 る (6) 一 度 OKを 出 したら 以 後 好 き 勝 手 をされないか 不 安 が 残 る 2. 発 行 者 の 気 持 (1) 依 頼 者 の 素 性 がわからない (2) 手 間 と 時 間 がかかる( 件 数 が 増 えると 対 応 できない) (3) 作 家 著 者 画 家 との 関 係 を 悪 化 させたくない 17
お 願 いの 上 手 な 進 め 方 1. 広 報 活 動 ( 講 演 手 紙 Webサイト)で 拡 大 写 本 活 動 を 理 解 してもらう (1) 弱 視 とは ~ 単 純 な 拡 大 コピーではダメなわけ~ (2) 拡 大 写 本 製 作 とは ~ 同 一 性 をどの 程 度 損 なうかを 正 直 に~ (3) ボランティア 団 体 とは ~ 活 動 歴 組 織 連 絡 先 ~ 2. 著 作 権 者 発 行 者 とのやり 取 り (1) 駄 目 と 言 われても 仕 方 ないという 姿 勢 で 丁 寧 にお 願 いする (2) まず 電 話 し 検 討 するといわれたら 文 書 かWebサイトで 申 し 込 む (3) 団 体 のプロフィール 児 童 生 徒 の 症 状 依 頼 の 経 緯 等 を 説 明 する (4) なにをどのように 加 工 したいかがわかるサンプルをつける (5) 特 定 の 利 用 者 の 製 作 であり 他 に 流 用 させない 点 を 明 記 する (6) 必 要 ならば 依 頼 者 ( 親 御 様 )からも 連 絡 してもらう (7) トラブル 防 止 のために できるだけ 書 面 で 許 諾 通 知 を 受 ける * 申 し 込 み 時 に 承 諾 書 式 返 信 封 筒 切 手 の 同 封 を 忘 れない 18
講 師 からの 提 言 1. 他 人 の 著 作 権 を 尊 重 する * 自 分 が 芸 術 家 だと 仮 定 して 勝 手 に 作 品 を 利 用 加 工 されたらどん な 気 持 ちか という 相 手 本 位 の 観 点 で 考 えましょう 2. 拡 大 写 本 の 社 会 的 意 義 を 広 く 社 会 に 訴 える * PCやデジタルコンテンツを 使 えない 低 年 齢 者 の 興 味 や 能 力 を 育 む ことの 重 要 性 や 弱 視 の 子 供 へのサポートが 不 十 分 な 日 本 社 会 の 現 状 を 理 解 してもらいましょう 3. 高 い 目 標 に 挑 戦 する * ボランティア 自 身 が 夢 を 持 つために 創 作 者 ( 著 作 権 者 )の 理 解 と 協 力 の 下 発 行 者 とボンティア 団 体 とが 手 を 組 んだ 拡 大 写 本 の 貸 出 ライブラリー 運 動 などにも 挑 戦 してみましょう 19