全 国 建 設 企 業 年 金 基 金 ( 仮 称 )について 平 成 29 年 春 の 設 立 に 向 けて 準 備 を 進 めています 平 成 26 年 10 月 全 国 建 設 厚 生 年 金 基 金 ( 注 ) 現 時 点 における 制 度 の 大 枠 であり 詳 細 については 今 後 検 討 を 行 います
1. 全 国 建 設 企 業 年 金 基 金 ( 仮 称 )について 全 国 建 設 企 業 年 金 基 金 ( 仮 称 )は 今 後 解 散 が 予 定 されている 全 国 建 設 厚 生 年 金 基 金 の 後 継 制 度 として 設 立 されます 全 国 建 設 厚 生 年 金 基 金 の 加 入 事 業 所 様 はもちろん すでに 解 散 した あるいは 今 後 解 散 する 予 定 の 都 道 府 県 建 設 業 厚 生 年 金 基 金 の 加 入 事 業 所 様 をはじめ 全 国 の 建 設 業 を 営 む 事 業 所 に 勤 務 される 従 業 員 のみなさまの 企 業 年 金 として 福 利 厚 生 の 向 上 にお 役 立 ていただくことができます 全 国 建 設 企 業 年 金 基 金 ( 仮 称 )は 事 業 主 のみなさまの 多 様 なニーズにお 応 えで きるよう 豊 富 な 加 入 メニューを 取 り 揃 えた 魅 力 ある 総 合 型 の 企 業 年 金 です 確 定 給 付 企 業 年 金 制 度 とは 確 定 給 付 企 業 年 金 制 度 は 平 成 14 年 4 月 税 制 適 格 年 金 制 度 や 厚 生 年 金 基 金 制 度 の 受 け 皿 として 創 設 されました 掛 金 が 全 額 損 金 へ 算 入 可 能 であることによる 節 税 効 果 の 他 退 職 一 時 金 と 比 べて 月 々の 負 担 額 の 変 動 が 少 ないため 資 金 計 画 が 立 てやすいなどの メリットがあります また 厚 生 年 金 基 金 制 度 と 異 なり 国 の 年 金 を 代 行 する 部 分 ( 代 行 部 分 )を 持 っていないため 財 政 運 営 リスクは 大 きく 抑 制 されます さらに 公 共 工 事 を 請 け 負 う 際 の 経 営 事 項 審 査 制 度 では 企 業 年 金 制 度 を 導 入 していることが 社 会 性 等 の 評 点 加 点 項 目 として 設 けられています 総 合 型 企 業 年 金 基 金 の 魅 力 総 合 型 企 業 年 金 基 金 は 多 くの 事 業 所 が 共 同 して 運 営 する 確 定 給 付 企 業 年 金 制 度 です 1 社 単 独 の 企 業 年 金 の 場 合 年 金 資 産 が 少 額 となり 資 産 運 用 のためのコ ストが 高 くなりますが 多 くの 事 業 所 が 集 まることによって 効 率 的 な 資 産 運 用 が 可 能 になります 多 くの 事 業 所 が 集 まることによって 掛 金 の 収 納 給 付 費 の 支 払 いといった 事 務 運 営 コストの 引 下 げを 実 現 することができます なお 総 合 型 企 業 年 金 基 金 に 加 入 している 場 合 は 退 職 給 付 債 務 の 計 上 は 不 要 とされています 1
2. 年 金 財 政 の 安 定 性 の 確 保 予 定 利 率 ( 運 用 目 標 ) 予 定 利 率 ( 運 用 目 標 )は2.5%とします この 結 果 リスクを 大 幅 に 抑 えた 資 産 運 用 が 可 能 となり 安 定 的 な 財 政 運 営 が 期 待 できます 確 定 給 付 企 業 年 金 の 予 定 利 率 の 分 布 40% 35% 平 均 予 定 利 率 :2.70% 30% 25% 20% 15% 規 約 型 基 金 型 10% 5% 0% ( 注 ) 企 業 年 金 連 合 会 調 べ( 平 成 25 年 ) キャッシュバランスプランの 採 用 キャッシュバランスプランでは 掛 金 に 付 与 する 利 息 を 市 場 金 利 に 連 動 させる ことで 財 政 運 営 上 のリスクを 抑 制 することが 可 能 です 掛 金 に 付 与 する 利 息 を 市 場 金 利 ではなく 運 用 実 績 に 連 動 (ただし 元 本 保 証 は 必 要 )させれば 掛 金 負 担 が 増 加 するリスクはほとんど 生 じません 確 定 年 金 確 定 給 付 企 業 年 金 は 退 職 金 の 一 部 との 意 味 合 いが 強 く 厚 生 年 金 基 金 のよう に 終 身 年 金 を 支 給 することが 義 務 付 けられていません このため 当 企 業 年 金 の 年 金 は 確 定 年 金 としています このことにより 掛 金 負 担 が 大 幅 に 軽 減 されているとともに 今 後 平 均 寿 命 が 伸 びたとしても 財 政 上 の 影 響 を 受 けません 2
3. 制 度 設 計 1 事 業 主 様 の 多 様 なニーズに 応 えられるよう Ⅰ~Ⅲの3つの 区 分 を 設 けました 事 業 主 のみなさまにはこの 中 から 自 社 ニーズに 合 った 区 分 をご 選 択 いただきま す 事 業 所 区 分 Ⅰ 考 え 方 給 与 比 例 制 予 定 利 率 2.5% 給 付 給 付 水 準 ( 持 分 付 与 率 ) < 第 1 給 付 > 第 1グループ=1 月 あたり 標 準 給 与 0.7%を 積 立 第 2グループ=1 月 あたり 標 準 給 与 1.0%を 積 立 事 業 所 様 ごとに 第 1 第 2いずれかのグループをご 選 択 ください < 第 2 給 付 > 1 月 あたり830 円 口 数 を 積 立 第 2 加 算 部 分 への 加 入 は 任 意 です 口 数 は 事 業 所 様 ごとに 任 意 の 口 数 を 設 定 いただきます 指 標 10 年 国 債 に 連 動 ( 上 下 限 を 設 定 ) 掛 金 < 第 1 給 付 > 第 1グループ = 標 準 給 与 0.7% 第 2グループ = 標 準 給 与 1.0% < 第 2 給 付 > 830 円 口 数 3
Ⅱ Ⅲグループは 定 額 口 数 制 のため 給 付 水 準 を 選 択 できる 自 由 度 の 高 い 設 計 です さらに Ⅲグループは 実 績 連 動 型 のため 掛 金 負 担 が 増 加 するリスクをほとんど 負 わない 設 計 です 事 業 所 区 分 Ⅱ 事 業 所 区 分 Ⅲ 考 え 方 定 額 制 実 績 連 動 型 予 定 利 率 2.5% 給 付 給 付 水 準 ( 持 分 付 与 率 ) 1 月 あたり1,000 円 口 数 を 積 立 口 数 は 事 業 所 様 ごとに 任 意 の 口 数 を 設 定 いただきます 指 標 10 年 国 債 に 連 動 ( 上 下 限 を 設 定 ) 運 用 実 績 に 連 動 ( 拠 出 した 掛 金 の 元 本 は 保 証 ) 掛 金 1,000 円 口 数 4
3. 制 度 設 計 2 ご 留 意 いただきたい 事 項 年 金 の 給 付 形 態 年 金 の 給 付 形 態 は 確 定 年 金 としています < 保 証 支 給 期 間 を20 年 とした 場 合 > 1 終 身 年 金 (20 年 保 証 ) 2 確 定 年 金 (20 年 ) 80 歳 以 降 も 亡 くなるまで 年 金 が 継 続 80 歳 で 年 金 の 支 給 は 終 了 60 歳 80 歳 60 歳 80 歳 1 2ともに20 年 以 内 に 死 亡 された 場 合 は 残 りの 期 間 分 の 年 金 を 遺 族 に 一 時 金 で 支 給 加 入 者 負 担 掛 金 次 の 理 由 から 加 入 者 負 担 掛 金 は 設 けません 確 定 給 付 企 業 年 金 における 加 入 者 負 担 掛 金 は 社 会 保 険 料 控 除 ではなく 生 命 保 険 料 となり 税 制 メリットが 小 さいこと 加 入 者 の 意 思 確 認 生 命 保 険 料 控 除 の 手 続 きなどの 事 業 主 様 の 事 務 負 担 が 大 きいこと 5
4. 掛 金 の 口 数 設 定 方 法 (ご 参 考 ) 外 枠 方 式 の 場 合 貴 社 の 退 職 金 規 程 に 企 業 年 金 からの 給 付 を 控 除 する 旨 の 定 めがない 場 合 ( 外 枠 方 式 と 言 います) 掛 金 の 口 数 を 増 やすことによって 将 来 の 受 取 額 を 増 加 することができます 7 頁 ~9 頁 のモデル 給 付 額 をご 参 照 いただき 給 付 水 準 に 見 合 った 口 数 を 設 定 してください 内 枠 方 式 の 場 合 貴 社 の 退 職 金 規 程 に 企 業 年 金 からの 給 付 を 控 除 する 旨 の 定 めがある 場 合 ( 内 枠 方 式 と 言 います) 掛 金 の 口 数 を 増 やすことによって より 多 くの 年 金 化 メリットが 受 けられます 7 頁 ~9 頁 のモデル 給 付 額 をご 参 照 いただき 退 職 一 時 金 額 を 超 えない 範 囲 で 口 数 を 増 やしていただくことを 推 奨 いたします < 年 金 化 によるメリット> 事 業 主 メリット 税 制 メリット 退 職 金 の 事 前 準 備 のための 掛 金 を 全 額 損 金 に 算 入 できます 社 内 引 当 金 の 場 合 益 金 として 課 税 資 金 負 担 の 平 準 化 定 年 退 職 者 が 集 中 した 場 合 でも 退 職 金 支 払 いのための 資 金 繰 りを 懸 念 する 必 要 がありません 従 業 員 の 満 足 度 の 向 上 従 業 員 の 満 足 度 が 向 上 し 会 社 への 定 着 が 期 待 できます 従 業 員 メリット 受 取 り 方 法 の 多 様 化 年 金 として 長 期 にわたり 受 給 できます ( 一 時 金 としても 受 け 取 れます) 社 外 積 立 てされていることの 安 心 感 事 業 所 から 独 立 した 基 金 名 義 で 退 職 金 が 保 全 されます 事 業 所 倒 産 等 による 退 職 金 不 払 い リスクなし 6
5.モデル 給 付 額 1( 事 業 所 区 分 Ⅰ 第 1 給 付 ) 事 業 所 区 分 Ⅰ( 第 1 給 付 )のモデル 給 付 額 一 時 金 額 ( 円 ) 2,500,000 2,000,000 1,500,000 1,000,000 500,000 0 22 27 32 37 42 47 52 57 年 齢 ( 歳 ) 第 1グループ,1.5% 第 1グループ,2.0% 第 1グループ,2.5% 第 2グループ,1.5% 第 2グループ,2.0% 第 2グループ,2.5% ( 金 額 単 位 : 円 ) 加 入 員 第 1グループ( 標 準 掛 金 0.7%)の 場 合 年 齢 期 間 一 時 金 受 取 額 ( 歳 ) 拠 出 額 ( 年 ) 利 回 り1.5% 利 回 り2.0% 利 回 り2.5% 27 5 97,276 101,000 103,000 104,000 32 10 202,069 218,000 223,000 229,000 37 15 314,962 352,000 365,000 379,000 42 20 436,579 505,000 531,000 558,000 47 25 567,595 680,000 724,000 771,000 52 30 708,737 879,000 947,000 1,022,000 57 35 860,786 1,105,000 1,206,000 1,318,000 60 38 957,600 1,254,000 1,379,000 1,520,000 加 入 員 第 2グループ( 標 準 掛 金 1.0%)の 場 合 年 齢 期 間 一 時 金 受 取 額 ( 歳 ) 拠 出 額 ( 年 ) 利 回 り1.5% 利 回 り2.0% 利 回 り2.5% 27 5 138,965 145,000 146,000 148,000 32 10 288,670 311,000 319,000 327,000 37 15 449,945 503,000 522,000 541,000 42 20 623,684 722,000 758,000 797,000 47 25 810,850 972,000 1,034,000 1,101,000 52 30 1,012,481 1,256,000 1,353,000 1,460,000 57 35 1,229,695 1,578,000 1,722,000 1,883,000 60 38 1,368,000 1,792,000 1,970,000 2,171,000 平 均 給 与 を300,000 円 昇 給 率 を1.5%とした 場 合 の 受 取 予 想 額 です 7
5.モデル 給 付 額 2( 事 業 所 区 分 Ⅰ 第 2 給 付 ) 事 業 所 区 分 Ⅰ( 第 2 給 付 )のモデル 給 付 額 一 時 金 額 ( 円 ) 1,400,000 1,200,000 1,000,000 800,000 600,000 400,000 200,000 0 22 27 32 37 42 47 52 57 年 齢 ( 歳 ) 1 口 830 円,1.5% 1 口 830 円,2.0% 1 口 830 円,2.5% 2 口 1,660 円,1.5% 2 口 1,660 円,2.0% 2 口 1,660 円,2.5% ( 金 額 単 位 : 円 ) 加 入 員 1 口 ( 月 額 830 円 )の 場 合 年 齢 期 間 一 時 金 受 取 額 ( 歳 ) 拠 出 額 ( 年 ) 利 回 り1.5% 利 回 り2.0% 利 回 り2.5% 27 5 49,800 52,000 53,000 54,000 32 10 99,600 108,000 111,000 113,000 37 15 149,400 168,000 174,000 181,000 42 20 199,200 233,000 245,000 258,000 47 25 249,000 302,000 323,000 345,000 52 30 298,800 377,000 409,000 443,000 57 35 348,600 458,000 503,000 554,000 60 38 378,480 509,000 565,000 628,000 加 入 員 2 口 ( 月 額 1,660 円 )の 場 合 年 齢 期 間 一 時 金 受 取 額 ( 歳 ) 拠 出 額 ( 年 ) 利 回 り1.5% 利 回 り2.0% 利 回 り2.5% 27 5 99,600 104,000 105,000 107,000 32 10 199,200 215,000 221,000 226,000 37 15 298,800 335,000 348,000 362,000 42 20 398,400 465,000 489,000 516,000 47 25 498,000 604,000 645,000 689,000 52 30 597,600 754,000 817,000 886,000 57 35 697,200 915,000 1,006,000 1,108,000 60 38 756,960 1,018,000 1,129,000 1,255,000 8
5.モデル 給 付 額 3( 事 業 所 区 分 Ⅱ Ⅲ) 事 業 所 区 分 Ⅱ Ⅲのモデル 給 付 額 一 時 金 額 ( 円 ) 2,500,000 2,000,000 1,500,000 1,000,000 500,000 0 22 27 32 37 42 47 52 57 2 口 2,000 円,1.5% 2 口 2,000 円,2.0% 2 口 2,000 円,2.5% 3 口 3,000 円,1.5% 3 口 3,000 円,2.0% 3 口 3,000 円,2.5% 年 齢 ( 歳 ) ( 金 額 単 位 : 円 ) 加 入 員 2 口 ( 月 額 2,000 円 )の 場 合 年 齢 期 間 一 時 金 受 取 額 ( 歳 ) 拠 出 額 ( 年 ) 利 回 り1.5% 利 回 り2.0% 利 回 り2.5% 27 5 120,000 125,000 127,000 128,000 32 10 240,000 259,000 266,000 273,000 37 15 360,000 404,000 420,000 436,000 42 20 480,000 560,000 589,000 621,000 47 25 600,000 727,000 777,000 830,000 52 30 720,000 908,000 984,000 1,067,000 57 35 840,000 1,103,000 1,212,000 1,335,000 60 38 912,000 1,227,000 1,361,000 1,513,000 加 入 員 3 口 ( 月 額 3,000 円 )の 場 合 年 齢 期 間 一 時 金 受 取 額 ( 歳 ) 拠 出 額 ( 年 ) 利 回 り1.5% 利 回 り2.0% 利 回 り2.5% 27 5 180,000 187,000 190,000 192,000 32 10 360,000 389,000 399,000 409,000 37 15 540,000 606,000 629,000 654,000 42 20 720,000 839,000 884,000 932,000 47 25 900,000 1,091,000 1,165,000 1,245,000 52 30 1,080,000 1,362,000 1,475,000 1,601,000 57 35 1,260,000 1,654,000 1,818,000 2,002,000 60 38 1,368,000 1,840,000 2,041,000 2,269,000 区 分 Ⅱ Ⅲを 選 択 した 場 合 2 口 ( 月 額 2,000 円 )で 区 分 現 行 Ⅰ 第 1 加 算 部 分 第 1グループ 3 口 ( 月 額 3,000 円 )で 同 第 2グループの 受 取 額 とおおむね 同 じ 金 額 になります 9
6. 今 後 のスケジュール 確 定 給 付 企 業 年 金 移 行 までの 予 定 同 意 手 続 き 全 国 建 設 企 業 年 金 基 金 ( 仮 称 )にご 加 入 いただくには 各 事 業 所 様 の 従 業 員 の みなさま( 厚 生 年 金 の 加 入 者 )の2 分 の1 以 上 の 同 意 が 必 要 です お 問 い 合 わせ 先 当 資 料 に 関 するご 質 問 などがございましたら 下 記 までお 気 軽 にご 連 絡 くだ さい 全 国 建 設 厚 生 年 金 基 金 事 務 局 担 当 須 田 野 村 電 話 :03-5733-0789 住 所 : 東 京 都 港 区 虎 ノ 門 5-12-1 10
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