上 海 外 国 语 大 学 硕 士 学 位 论 文 トヨタ 危 機 から 見 る リスク マネージメントの 重 要 性 国 际 贸 易 学 日 本 经 济 方 向 朱 丽 娜 指 导 教 师 : 徐 宝 妹
謝 辞 本 論 文 の 作 成 にあたり 始 終 懇 切 なご 指 導 を 賜 りました 徐 宝 妹 先 生 に 心 より 御 礼 申 しあげます 大 学 時 代 には 先 生 の 担 当 された 授 業 を 受 講 させていただ き その 時 から 経 営 学 について 興 味 を 持 っております 大 学 院 に 進 学 してから 先 生 の 指 導 をいただき 日 頃 から 暖 かい 励 ましを 賜 り 経 営 学 をより 深 く 勉 強 したいと 思 っております 先 生 にはいつも 支 えていただき 心 強 く 感 じており ます また 日 本 へ 留 学 する 機 会 を 賜 り 新 たな 自 分 を 発 見 させていただきま した 日 本 文 化 経 済 学 院 の 陳 暁 芬 先 生 陸 静 華 先 生 には 大 変 お 世 話 になっており 本 論 文 の 内 容 に 関 しても 貴 重 なご 指 示 やご 助 言 を 賜 り 深 く 感 謝 いたします 日 本 に 留 学 した 時 桃 山 学 院 大 学 の 片 岡 信 之 先 生 信 夫 千 佳 子 先 生 には 論 文 の 書 き 方 や 資 料 の 集 め 方 に 関 して 親 切 なご 指 導 を 賜 り ここで 御 礼 申 し 上 げ ます 最 後 に 長 い 間 支 えてくれた 家 族 遠 く 離 れていても 励 ましてくれた 友 達 に 心 より 感 謝 の 意 を 表 します
要 旨 経 済 がますます 発 展 することによって 自 動 車 はもう 欠 かせない 存 在 になったと 思 う 車 なら トヨタ 自 動 車 は 世 界 で 高 い 評 価 を 受 けている 今 まで トヨタは 卓 越 した 品 質 を 誇 って 世 界 中 の 自 動 車 業 界 で 先 頭 を 立 っている そして 2008 年 に 米 国 の 自 動 車 大 手 3 社 (ビックスリー)を 追 いやって 日 本 自 動 車 産 業 のトップメーカーとして 世 界 でも ビックプレーヤの 地 位 を 確 固 した トヨタは 自 動 車 世 界 の 勝 者 になったのはいろいろな 原 因 がある トヨタ 綱 領 への 堅 持 顧 客 重 視 と 品 質 改 善 ジャスト イン タイム 生 産 方 式 カンバン 方 式 などすべてはトヨタを 成 功 させる 不 可 欠 な 原 因 である しかし 絶 好 調 に 進 んでいたトヨタは 2009 年 に 深 刻 なリコール 問 題 に 陥 った どうし て 今 までずっと 品 質 を 誇 っていたトヨタは 危 機 に 陥 ったのか その 背 後 に 根 本 的 な 原 因 を 探 さなければならない 真 の 原 因 を 見 つけないと 顧 客 はトヨタに 不 信 感 を 抱 え トヨタ から 離 れる 恐 れがある 今 度 のリコール 問 題 が 発 生 した 原 因 を 簡 単 にいえば 危 機 感 の 欠 如 過 度 なコストダウン 急 速 な 拡 張 現 場 主 義 と 顧 客 重 視 の 失 いである 激 しい 競 争 の 中 で トヨタは 世 界 市 場 で 利 益 を 獲 得 するため 世 界 を 驚 かせるほど 速 いスピードで 世 界 市 場 を 拡 大 し 過 酷 なコストダウンを 行 った それらの 原 因 で トヨタの 品 質 まで 影 響 を 及 んだ そして 危 機 が 発 生 するとき 企 業 のリスク マネージメントもとても 大 切 である 深 刻 な 危 機 に 対 応 するため トヨタにレベルの 高 い 危 機 管 理 能 力 が 求 められる 製 品 不 良 に 関 する 危 機 管 理 では 迅 速 かつ 適 切 な 対 応 がもっとも 重 要 である 対 応 如 何 によって 企 業 の イメージが 向 上 し 損 失 を 最 小 限 に 控 えることができる しかし トヨタの 危 機 管 理 はと ても 残 念 だった 対 応 の 遅 さ 責 任 の 否 定 誠 意 のない 謝 りなど 危 機 が 一 層 深 刻 になり トヨタのイメージも 悪 くなった ほとんどの 日 本 企 業 は 危 機 管 理 には 弱 く 世 界 強 者 のト ヨタでも 例 外 ではない これは 日 本 の 伝 統 的 な 文 化 と 関 係 していると 思 う 本 論 はトヨタのリコール 問 題 をめぐって 危 機 を 招 いたトヨタ 内 部 の 要 因 を 分 析 し ト ヨタ 危 機 管 理 の 適 切 でないことについて 話 を 進 みたい また 中 国 の 民 営 企 業 はこれから 経 済 発 展 の 主 力 だと 思 う 中 国 の 民 営 企 業 がトヨタ 危 機 から 学 ぶべきところを 提 言 したい と 思 う キーワード: リコール 拡 張 コストダウン 危 機 管 理 政 治 的 手 腕
摘 要 随 着 经 济 的 不 断 发 展, 人 类 的 生 活 已 经 离 不 开 汽 车 了 提 到 汽 车, 就 会 使 人 联 想 到 丰 田, 有 路 就 有 丰 田 车, 丰 田 车 的 品 质 可 以 说 是 世 界 公 认 的 在 世 界 汽 车 行 业 中, 丰 田 汽 车 也 位 居 前 列 2008 年, 丰 田 汽 车 超 过 美 国 通 用, 占 据 了 汽 车 业 龙 头 的 位 置 丰 田 能 够 在 众 多 的 汽 车 企 业 中 脱 颖 而 出, 成 为 世 界 汽 车 业 的 领 跑 者, 相 信 其 背 后 有 许 多 原 因 几 十 年 如 一 日 对 丰 田 纲 领 的 坚 持, 对 顾 客 和 品 质 的 重 视,just in time 的 生 产 方 式, 看 板 方 式 等 都 是 丰 田 取 得 成 功 不 可 或 缺 的 重 要 原 因 但 是, 正 当 丰 田 以 强 劲 的 势 头 不 断 发 展 的 时 候, 却 在 2009 年 陷 入 了 深 刻 的 召 回 危 机 之 中 为 什 么 一 直 以 来 以 品 质 著 称 的 丰 田 会 陷 入 召 回 危 机 之 中 呢 找 出 背 后 存 在 的 原 因 刻 不 容 缓 如 果 不 能 找 出 真 正 的 原 因, 顾 客 对 丰 田 的 信 赖 将 一 去 不 返, 丰 田 将 失 去 众 多 的 顾 客, 这 是 关 系 到 丰 田 生 死 存 亡 的 重 要 问 题 此 次 丰 田 危 机 的 原 因, 简 单 来 说 就 是 危 机 感 的 缺 失, 过 度 的 削 减 成 本, 急 速 的 扩 张, 对 现 场 主 义 和 顾 客 的 忽 视 等 在 激 烈 的 国 际 竞 争 中, 丰 田 为 了 抢 夺 市 场 份 额 和 获 得 更 多 的 利 益, 以 惊 人 的 速 度 扩 大 市 场 并 大 幅 度 的 削 减 成 本 这 些 过 于 急 进 的 做 法 损 害 了 丰 田 产 品 的 质 量 同 时, 在 危 机 发 生 时, 如 何 应 对 危 机 是 十 分 重 要 的 在 严 重 的 召 回 危 机 面 前, 丰 田 必 须 采 取 高 水 平 的 危 机 处 理 措 施 应 对 由 于 企 业 产 品 质 量 问 题 而 引 起 的 危 机, 反 应 必 须 迅 速 而 准 确, 这 是 非 常 重 要 的 但 是, 当 时 丰 田 的 危 机 管 理 却 令 人 大 失 所 望 面 对 危 机 的 迟 钝 反 应, 逃 避 责 任, 毫 无 诚 意 的 道 歉, 这 些 都 进 一 步 加 深 了 危 机, 同 时 也 损 害 了 丰 田 的 形 象 不 仅 是 丰 田, 大 部 分 日 本 企 业 在 危 机 管 理 上 都 处 于 弱 势 相 信 跟 日 本 传 统 的 文 化 有 一 定 的 关 联 本 文 从 丰 田 的 历 史 分 析 丰 田 成 功 的 原 因, 同 时 围 绕 2009 年 发 生 的 汽 车 召 回 危 机, 探 究 危 机 发 生 的 原 因 在 找 出 原 因 的 基 础 上 寻 求 改 善 方 法 并 且, 中 国 民 营 企 业 是 今 后 中 国 经 济 发 展 的 支 柱, 民 营 企 业 也 应 该 从 此 次 丰 田 危 机 中 吸 取 经 验 教 训 关 键 词 : 召 回 扩 张 削 减 成 本 危 机 管 理 政 治 能 力
目 次 1 はじめに... 1 1.1 トヨタの 歴 史... 2 1.2 90 年 代 日 本 経 済 の 荒 波 をかぶって 各 企 業 の 選 択... 3 1.2.1 ソニーの 選 択... 3 1.2.2 日 産 の 変 化... 4 1.2.3 トヨタの 執 念... 4 1.3 トヨタ 成 功 の 要 因... 5 1.3.1 トヨタ 綱 領 への 堅 持... 5 1.3.2 顧 客 重 視 と 品 質 改 善... 5 1.3.3 トヨタ 独 特 の 生 産 方 式... 6 2 絶 好 調 に 潜 む 深 刻 な 危 機... 7 2.1 各 日 本 メーカーのリコールランキング... 8 2.2 一 連 の 品 質 問 題... 9 2.3 リコール 問 題 でトヨタの 損 失... 10 3 危 機 に 陥 った 要 因... 10 3.1 危 機 意 識 の 欠 如... 10 3.2 過 度 なコストダウン... 12 3.2.1 コストダウンの 手 法... 12 3.2.2 CCC21 計 画... 14 3.2.3 コストダウンの 影 響... 15 3.3 市 場 拡 大 に 専 念... 16 3.3.1 先 世 紀 の 1995 以 降 海 外 拠 点 の 急 増... 17 3.3.2 部 品 サプライヤーの 変 化... 20 3.3.3 現 場 主 義 の 失 い... 22 3.3.4 製 品 開 発 時 間 の 短 縮... 24 3.4 顧 客 重 視 から 利 益 重 視 へ... 24 4 リスク マネージメントの 欠 如... 26 4.1 危 機 管 理 の 原 則... 26 4.2 問 われるべきトヨタのリスク マネージメント... 27 4.2.1 遅 れた 対 応... 27 4.2.2 責 任 の 否 定... 28 4.2.3 誠 意 のない 説 明 会... 29 4.3 日 本 的 危 機 管 理... 29 4.3.1 恥 文 化... 30 4.3.2 階 層 制 度... 31 5 終 わり... 32
1 はじめに 経 済 が 発 展 することによって 車 はもう 欠 せない 存 在 になったと 思 う 車 といえば ト ヨタ 自 動 車 は 世 界 で 高 い 評 価 を 受 けている トヨタなら 卓 越 した 品 質 というイメージを 思 い 浮 かべる トヨタは 企 業 として 成 功 しているのは 広 く 知 られている トヨタは 創 業 して 以 来 70 年 以 上 に 渡 って トヨタの 経 営 方 式 を 守 りながら 米 国 の 自 動 車 大 手 3 社 (ビックスリー) 1 を 追 いやって 日 本 自 動 車 産 業 のトップメーカーとし て 世 界 でもビックプレーヤの 地 位 を 確 固 した しかし 絶 好 調 に 進 んでいたトヨタは 闇 に 陥 った 2009 年 のリコール 問 題 で トヨタ は 大 きな 危 機 に 陥 った 今 まで 人 々の 頭 の 中 で トヨタは 品 質 を 代 表 し トヨタの 自 動 車 なら 品 質 には 問 題 ないというイメージが 強 い 品 質 を 誇 っているトヨタはアメリカの 市 場 でも 大 きな 割 合 を 占 めている 1960 年 代 70 年 代 に アメリカの 国 産 自 動 車 産 業 は 顧 客 離 れという 深 刻 な 事 態 に 陥 った トヨタなどの 日 本 車 は 品 質 を 誇 りながら アメリカ 市 場 に 進 出 した そして 何 十 年 間 の 努 力 で アメリカでも 世 界 でも トヨタはいい 成 績 を 取 った 世 界 中 に 認 められ 注 目 を 浴 びていた 世 界 最 強 トヨタといっても 過 言 では ない そんな 強 いトヨタは 2009 年 のリコール 問 題 で 深 刻 な 危 機 に 陥 ったのは 誰 でも 思 わ なかった トヨタの 中 にはいったい 何 が 起 こったのか その 背 後 に 根 本 的 な 原 因 を 探 さなければな らない 真 の 原 因 が 見 つからないと 顧 客 はトヨタに 不 信 感 を 抱 いて トヨタから 離 れる 恐 れがある 今 度 のリコール 問 題 が 発 生 した 原 因 を 簡 単 にいえば 急 速 な 市 場 拡 大 利 益 への 追 求 でトヨタの 伝 統 を 失 ってしまったのだ トヨタは 世 界 トップの 王 座 を 得 るために 自 分 の 卓 越 した 品 格 をおろそかにした そして どうして 今 度 トヨタのリコール 問 題 の 影 響 はそんなに 大 きいのか それはト ヨタの 危 機 管 理 に 関 係 していると 思 う 深 刻 な 事 態 に 対 処 するため トヨタにレベルの 高 い 危 機 管 理 能 力 が 求 められていた 企 業 の 製 品 不 良 に 関 する 危 機 管 理 では 迅 速 かつ 適 切 な 対 応 がもっとも 重 要 である 対 応 如 何 によって 企 業 のイメージが 向 上 し 損 失 を 最 小 限 に 控 えることができる しかし ほとんどの 日 本 企 業 のリスク マネジメントが 弱 くて 世 界 強 者 のトヨタでも 例 外 ではない トヨタの 下 手 な 危 機 管 理 で トヨタのイメージが 下 降 し 損 失 がいっそう 大 きくなった 1 GM フォード クライスラー 1
本 論 はトヨタのリコール 問 題 をめぐって 危 機 を 招 いたトヨタ 内 部 の 要 因 を 分 析 し ト ヨタ 危 機 管 理 の 適 切 でないことについて 話 を 進 みたい また 中 国 の 民 営 企 業 はこれから 経 済 発 展 の 主 力 だと 思 う これらの 民 営 企 業 は 世 界 トップクラスの 企 業 になるため 今 度 のトヨタ 危 機 からいろいろなことを 学 ばなければならない 1.1 トヨタの 歴 史 トヨタは 今 まで 何 十 年 の 努 力 を 続 けて 小 さい 織 機 製 造 所 から 世 界 トップの 自 動 車 メー カーに 上 昇 した トヨタ 自 動 車 は 1933 年 ( 昭 和 8 年 )に 豊 田 自 動 織 機 製 作 所 ( 現 : 豊 田 自 動 織 機 ) 内 に 自 動 車 部 として 発 足 し 1937 年 に 豊 田 自 動 織 機 製 作 所 から 分 離 独 立 させ 新 会 社 ト ヨタ 自 動 車 工 業 株 式 会 社 として 設 立 された 翌 38 年 に 挙 母 工 場 ( 現 :トヨタ 本 社 工 場 ) を 完 成 させ 本 格 的 に 生 産 を 開 始 した 1941 年 12 月 太 平 洋 戦 争 が 爆 発 した 1945 年 8 月 戦 争 が 終 わるまでの 四 年 間 に 日 本 の 工 業 生 産 の 設 備 はほとんど 破 壊 され トヨタの 工 場 も 大 きな 被 害 をこうむった 1962 年 戦 争 の 闇 から 回 復 したトヨタはヨーロッパ 市 場 に 進 出 した 同 年 トヨタ 自 動 車 の 生 産 台 数 は 初 めて 百 万 台 に 突 破 した 1965 年 トヨタはデミング 賞 2 を 獲 得 した 日 本 政 府 も 1965 年 に 輸 入 車 の 関 税 を 廃 止 した それから トヨタ 自 動 車 は 品 質 と 価 格 両 方 で 外 国 の 自 動 車 と 本 当 の 戦 いを 始 めた 1973 年 と 1979 年 の 石 油 危 機 をきっかけに トヨタはエコカーを 開 発 した エコカーの 登 場 はトヨタに 新 しい 契 機 を 持 ってきて トヨタは 日 増 しに 強 大 になった 今 トヨタは 海 外 で 大 きな 市 場 シェアを 占 めている 生 産 拠 点 も 世 界 中 にゆきわたった 図 1は 近 年 トヨタ 販 売 台 数 の 変 化 を 示 している 特 に 2000 年 以 降 トヨタ 海 外 での 販 売 台 数 は 急 増 した 2008 年 トヨタは 842.9 万 台 を 達 成 し GMを 超 え 世 界 一 位 の 王 座 を 獲 得 した トヨタは 創 業 して 以 来 70 年 以 上 に 渡 って トヨタの 経 営 方 式 を 守 り ながら 米 国 の 自 動 車 大 手 3 社 (ビックスリー)を 追 いやって 日 本 自 動 車 産 業 のトップ メーカーとして 世 界 でもビックプレーやの 地 位 を 確 固 した 2 デミング 賞 (デミングしょう Deming Prize)は TQM( 総 合 品 質 管 理 )の 進 歩 に 功 績 のあった 民 間 の 団 体 および 個 人 に 授 与 されている 賞 日 本 科 学 技 術 連 盟 により 運 営 されるデミング 賞 委 員 会 が 選 考 を 行 っている アメリカの 品 質 管 理 の 専 門 家 である W エドワーズ デミングからの 寄 付 を 契 機 として 設 立 された 2
図 1 トヨタ 販 売 台 数 の 推 移 トヨタ 販 売 台 数 の 推 移 9000 8000 7000 6000 販 売 台 数 ( 千 台 ) 5000 4000 3000 2000 1000 0 5261.9 5518.8 7921.6 8429.2 7996.1 6707.6 7267.2 6979.5 6070.4 2001 年 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 7527.2 国 内 販 売 合 計 海 外 販 売 合 計 グローバル 販 売 合 計 出 所 : トヨタホームページ トヨタの 地 域 別 販 売 台 数 の 推 移 より 作 成 1.2 前 世 紀 90 年 代 日 本 経 済 の 荒 波 をかぶって 各 企 業 の 選 択 前 世 紀 の 90 年 代 バブル 崩 壊 後 日 本 企 業 は 変 化 と 革 新 を 始 めた ほとんどの 日 本 企 業 (ソニー 日 産 など)は 米 国 の 経 営 方 式 を 導 入 した しかし トヨタは 引 き 続 き 日 本 的 経 営 方 式 を 採 用 した 今 まで ほとんどの 企 業 がなかなか 苦 境 から 脱 出 できないが トヨ タだけはバブル 崩 壊 後 のリストラ 戦 争 からいち 早 く 抜 け 出 し 大 幅 な 赤 字 経 営 で 苦 しむ 企 業 の 多 い 自 動 車 業 界 にあって 今 やトヨタは 独 り 勝 ち と 評 されるに 至 っている 日 本 経 済 の 失 われた 10 年 はトヨタ 高 度 発 展 の 10 年 である 1.2.1 ソニーの 選 択 1993 年 ソニーは 経 営 方 式 の 改 革 を 始 めた アメリカの 経 営 方 式 をモデルとして 徹 底 的 な 変 身 を 求 めた 2003 年 出 井 伸 之 は 基 礎 から 改 革 計 画 を 始 めた その 計 画 はグロバールのリストラ 職 員 を 13% 削 減 することであった そして 生 産 現 場 を 海 外 移 動 し 合 資 会 社 を 設 立 し た ソニーは 日 本 の 伝 統 的 な 経 営 方 式 を 捨 て アメリカの 経 営 方 式 を 導 入 した アメリカ の 経 営 方 式 を 採 用 したが ソニーの 改 善 はなかなか 見 えない それにもかかわらず 今 ソ ニーの 現 状 は 大 変 厳 しい テレビ 市 場 で 昔 はソニーと 比 べ 物 にならない 韓 国 のサムソン はいまソニーの 市 場 を 奪 っている 音 楽 の 市 場 でも ソニーはアップルの 後 ろに 落 ちた ソニーはいろいろな 挑 戦 の 前 に 大 幅 なリストラをし 始 めた 3
2009 年 1 月 ソニーは 14 年 ぶりの 営 業 赤 字 を 披 露 した 2008 年 のデーターによると 2600 億 円 の 経 営 赤 字 も 出 た 1.2.2 日 産 の 変 化 1999 年 当 時 日 本 第 二 位 の 自 動 車 ともいえる 日 産 自 動 車 は 深 刻 な 債 務 危 機 に 陥 った 危 機 から 逃 げ 出 すため ルノーの 傘 下 におさめられた その 後 ルノーとお 互 いに 資 本 提 携 を 行 った ルノーが 日 産 自 動 車 の 株 を 44.4% 持 ち 日 産 自 動 車 が 15%のルノーの 株 を 所 有 するという 形 で 株 を 持 ち 合 った そして ルノーが 日 産 自 動 車 に 経 営 陣 を 送 り 込 み 親 会 社 となったルノーは 日 産 の 経 営 再 建 に 着 手 した ルノーは 実 際 の 指 導 権 を 手 に 入 れた 日 産 はルノーの 傘 下 に 収 められた 後 ルノーはカルロス ゴーンを 最 高 経 営 責 任 者 とし て 日 産 自 動 車 に 送 り 込 んだ その 後 日 産 リバイバルプラン 計 画 を 発 表 した その 計 画 をもとに 東 京 都 武 蔵 村 山 市 にある 村 山 工 場 や 京 都 府 宇 治 市 の 日 産 車 体 京 都 工 場 などの 余 剰 の 生 産 拠 点 を 閉 鎖 し 余 剰 資 産 も 売 却 され そして 余 剰 人 員 も 削 減 された 日 産 は 危 機 の 前 に 日 本 的 経 営 方 式 を 捨 てた そして ルノーに 呑 まれ 今 まで 誇 った 日 本 企 業 の 特 徴 も 失 った 1.2.3 トヨタの 執 念 前 世 紀 の 90 年 代 ほとんどの 日 系 企 業 は 日 本 的 経 営 方 式 からアメリカ 経 営 方 式 に 変 わ った その 中 で トヨタは 勇 気 を 持 って 日 本 的 経 営 方 式 を 採 用 し 続 けた 終 身 雇 用 サ プライヤーとの 連 携 などはトヨタ 成 功 の 柱 になった 長 期 的 で 安 定 的 な 経 営 方 式 はトヨ タの 主 旨 である 人 を 中 心 とするのもトヨタ 経 営 の 神 髓 である 2008 年 トヨタ 車 の 販 売 台 数 は 842.9 万 台 を 達 成 し GMを 超 え 世 界 一 位 の 座 を 獲 得 した トヨタは 創 業 して 以 来 70 年 以 上 に 渡 って トヨタの 経 営 方 式 を 守 りながら 米 国 の 自 動 車 大 手 3 社 (ビックスリー)を 追 いやって 日 本 ではもちろん 世 界 でもビッ クプレーヤの 地 位 を 確 固 した 1.3 トヨタ 成 功 の 要 因 トヨタを 成 功 させるには いろいろな 要 因 があると 思 う それらの 要 因 を 検 討 してみよ う 4
1.3.1 トヨタ 綱 領 への 堅 持 豊 田 佐 吉 が 創 立 した 織 機 会 社 はトヨタ 自 動 車 のもとである 豊 田 佐 吉 は 1867 年 ( 慶 応 3 年 )に 静 岡 県 湖 西 市 に 生 まれた 彼 の 一 生 は 織 機 の 発 明 に 捧 げた 仕 事 をしていた 間 に 苦 難 に 屈 せず 初 志 を 貫 徹 する 国 家 社 会 に 貢 献 する 労 働 は 人 間 の 義 務 な り は 彼 の 信 念 であった 社 会 に 貢 献 し 報 徳 するのが 佐 吉 の 心 の 中 に 芽 生 えた 佐 吉 が 織 機 の 発 明 で 富 を 蓄 積 し それが 後 に 豊 田 喜 一 郎 が 自 動 車 産 業 に 進 出 するときの 資 源 と なる 1930 年 豊 田 佐 吉 は 逝 去 した 佐 吉 が 亡 くなった 五 年 後 娘 婿 の 豊 田 利 三 郎 と 長 男 の 豊 田 喜 一 郎 らの 手 によって 豊 田 綱 領 は 成 文 化 された トヨタ 綱 領 は 豊 田 佐 吉 の 遺 志 を 体 し 今 までトヨタの 綱 領 として 継 続 されている 豊 田 綱 領 を 徹 底 的 に 貫 くことはトヨタを 成 功 させる 要 因 の 一 つである 以 下 は 豊 田 綱 領 の 内 容 である 一. 上 下 一 致 至 誠 業 務 に 服 し 産 業 報 国 の 実 を 挙 ぐべし 一. 研 究 と 創 造 に 心 を 致 し 常 に 時 流 に 先 んずべし 一. 華 美 を 戒 め 質 実 高 見 剛 健 たるべし 一. 温 情 友 愛 の 精 神 を 発 揮 し 家 庭 的 美 風 を 作 興 すべし 一. 神 仏 を 尊 崇 し 報 恩 感 謝 の 生 活 を 為 すべし その 綱 領 の 指 導 で トヨタは 正 しい 方 向 へ 向 かって 発 展 してきた それは 豊 田 佐 吉 がト ヨタに 残 った 貴 重 な 財 産 である 1.3.2 顧 客 重 視 と 品 質 改 善 顧 客 重 視 と 品 質 改 善 はトヨタの 伝 統 といえる トヨタは 今 まで 顧 客 の 信 頼 を 得 たのはト ヨタ 車 の 優 れた 品 質 である 顧 客 の 要 望 を 調 査 研 究 し 製 品 に 反 映 せよ 製 品 だけで なく 生 産 システムの 監 査 を 通 じて 製 品 を 改 良 せよ これらは 豊 田 喜 一 郎 がよく 言 った 言 葉 である 喜 一 郎 は 豊 田 織 機 時 代 の 昭 和 10 年 11 月 に 最 初 の 製 品 であるG1 トラックを 発 表 し 数 十 台 を 市 場 に 発 売 した しかし 故 障 が 次 々と 発 生 し 新 聞 でも 豊 田 車 また 故 障 と いう 見 出 しが 踊 った 販 売 を 全 面 的 に 任 せていた 神 谷 正 太 郎 が いくら 金 をかかってもい いから 故 障 はサービスでカバーしてくれ といって 次 々と 対 応 していった このように して 次 第 に 豊 田 車 の 故 障 は 減 っていったのだが 喜 一 郎 はこのような 経 験 から 社 内 の 営 5
業 試 験 だけで 問 題 を 完 全 に 出 し 切 ることは 難 しいと 考 えていた そこで 喜 一 郎 は 顧 客 の 要 望 を 調 査 研 究 し 製 品 に 反 映 せよ と 語 って 自 動 車 がユーザーの 手 に 渡 り 使 用 され た 結 果 についても 常 に 調 査 し 絶 えずユーザーの 要 望 に 沿 うように 自 動 車 の 改 良 を 続 け た そして その 実 施 組 織 として 社 内 で 特 権 的 に 品 質 問 題 を 監 査 し 改 善 を 指 示 する 監 査 改 良 室 や 監 査 改 良 委 員 会 をつくり 活 動 させた 3 もう 一 つの 例 は 戦 前 のことであるが ある 法 人 ユーザーが トヨタはどういう 姿 勢 で 車 を 販 売 するのか と 販 売 部 に 押 しかけてきたとき 販 売 部 の 責 任 者 であった 神 谷 はとっ さに 次 のように 答 えた とにかくお 客 様 を 第 一 に 考 えます メーカーは 後 回 しです と 語 った 苦 し 紛 れに 答 えた 言 い 逃 れだったが 法 人 ユーザーは 納 得 して 帰 ったという そ の 後 この 言 葉 は 一 にユーザー 二 にデイーラー 三 にメーカー という 言 葉 となって トヨタのキャッチフレーズになった この 言 葉 は 一 に 顧 客 志 向 マーケテイング 二 に 販 売 志 向 マーケテイング 三 に 生 産 志 向 マーケテイング という 現 代 のマーケテイング 原 則 に 匹 敵 する 考 え 方 であり きわめて 先 進 的 な 考 え 方 であった 4 顧 客 重 視 と 製 品 改 善 で トヨタは 世 の 中 に 信 頼 され 世 界 に 認 められた 1.3.3 トヨタ 独 特 の 生 産 方 式 トヨタを 成 功 させるもう 一 つの 要 因 はトヨタの 独 特 な 生 産 方 式 である トヨタ 自 動 車 の 生 産 ノウハウを 起 源 とする 製 品 の 生 産 手 法 である 効 率 的 な 手 法 として 業 界 や 国 を 超 え て 認 知 が 進 んでいる トヨタ 生 産 方 式 いわゆる TPS (Toyota Production System)と は トヨタにおけるものの 考 え 方 見 方 である この TPS のコンセプトは 無 駄 を 徹 底 的 に 排 除 することである 生 産 を 全 体 的 に 考 え 製 品 生 産 の 合 理 性 とコストダウンを 追 い 求 め る すべての 社 員 が 常 に 無 駄 を 意 識 し 改 善 を 続 けるというトヨタの 漸 進 的 なイノベーシ ョンの 礎 となっている TPS は 主 にジャスト イン タイム 生 産 方 式 とカンバン 方 式 両 方 含 んでいる (1)ジャスト イン タイム 生 産 方 式 JIT(just in time)というのはお 客 さんのニーズに 応 じて 必 要 なものを 生 産 する そ して 必 要 なものを 必 要 な 時 に 必 要 な 量 だけ 生 産 する これはトヨタ 独 特 な 生 産 シス テムである この 生 産 システムの 活 用 でものを 作 りすぎる 無 駄 を 排 除 し 在 庫 を 最 3 影 山 喜 一 トヨタシステムの 研 究 産 能 大 学 出 版 部 平 成 5 年 10 月 29 日 p18 4 影 山 喜 一 トヨタシステムの 研 究 産 能 大 学 出 版 部 平 成 5 年 10 月 29 日 p23 6
小 限 に 控 え コストも 削 減 された さらに 合 理 的 にものを 生 産 し 効 率 を 高 める のだ (2)カンバン 方 式 カンバン 方 式 はトヨタ 生 産 現 場 での 管 理 方 法 である カンバン 方 式 は 札 の 上 に 生 産 の 情 報 ( 部 品 名 数 量 など)を 書 いてあり この 札 で 作 業 の 指 示 を 伝 える 方 法 である 情 報 の ある 札 を 工 程 間 で 回 し 生 産 を 管 理 する カンバンは 生 産 指 示 引 き 取 り 指 示 輸 送 指 示 を 下 し 現 場 で 生 産 をコントロールする カンバンは 見 える 道 具 として 各 部 門 はカンバ ン 通 りに 作 業 し お 互 いに 協 力 しながら 生 産 を 調 整 する ものの 生 産 部 門 供 給 部 門 とマ ーケテイング 部 門 は 密 着 し 力 を 合 わせ 合 理 的 に そして 効 率 よく 輸 出 と 輸 入 物 流 を 手 配 する 市 場 の 需 要 を 満 たし 生 産 プロセス 全 体 の 定 刻 性 同 時 性 と 在 庫 最 小 限 を 実 現 し JIT をサポートする すなわち ゼロ 在 庫 が 実 現 できる それらのことによって 企 業 の 利 益 を 守 ることができる ジャスト イン タイム 方 式 とカンバン 方 式 はトヨタの 成 長 に 大 きな 役 割 を 発 揮 した もちろん トヨタの 成 功 に 自 動 化 標 準 作 業 などの 働 きも 忘 れてはいけない それらの 生 産 方 式 がお 互 いに 協 力 し トヨタは 今 まで 勢 いよく 発 展 してきた トヨタの 生 産 方 式 も 成 功 企 業 のモデルとして 多 くの 企 業 がトヨタ 方 式 を 学 んでいる 2 絶 好 調 に 潜 む 深 刻 な 危 機 2008 年 トヨタは 長 年 の 夢 を 実 現 した 2008 年 トヨタの 販 売 台 数 は 842.9 万 台 を 達 成 し アメリカのビックスリーを 追 いやって 世 界 トップの 王 座 を 手 に 入 れた しかし 競 争 が 激 しい 世 の 中 で 好 況 は 永 遠 に 続 くわけではない 勝 者 の 座 を 守 るため 少 しの 油 断 でも 許 さない 一 瞬 機 会 は 危 機 に 変 わることも 少 なくない 今 まで 絶 好 調 に 発 展 していたトヨタは 深 刻 な 危 機 を 招 いた 創 業 して 以 来 ずっと 卓 越 した 品 質 を 誇 るトヨタは 次 から 次 へとリコール 問 題 が 起 こった 2.1 各 日 本 メーカーのリコールランキング 日 本 国 土 交 通 省 が 発 表 した 主 要 メーカーのリコール 台 数 ランキングによると 2001 年 度 から 2005 年 度 にかけて トヨタの 合 計 リコール 台 数 は 529 万 台 であった 日 本 の 自 動 車 業 界 でリコール 台 数 の 一 番 多 いメーカーであった さらに 2009 年 末 から 2010 年 2 月 7
にかけてトヨタ 自 動 車 の 一 連 の 品 質 問 題 (フロアマット アクセルペダル プリウスのブ レーキ)が 起 こった それらの 問 題 は 世 界 で 大 騒 ぎを 起 こし トヨタ 車 の 品 質 問 題 は 一 層 目 立 ちになった ずっと 高 品 質 を 誇 るトヨタは 苦 戦 を 始 めた 表 1 は 日 本 国 土 交 通 省 が 公 表 した 日 本 国 内 の 年 度 メーカー 別 のリコール 届 出 件 数 及 び 対 象 台 数 [ 国 産 車 主 要 メーカー]である 表 1 年 度 メーカー 別 のリコール 届 出 件 数 及 び 対 象 台 数 [ 国 産 車 主 要 メーカー] 製 作 者 平 成 19 年 度 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 ( 順 不 同 ) 件 数 対 象 台 数 件 数 対 象 台 数 件 数 対 象 台 数 件 数 対 象 台 数 トヨタ 自 動 車 6 809,394 7 1,168,734 5 563,132 14 2,121,187 日 産 自 動 車 11 607,554 7 566,271 14 625,738 11 947,306 三 菱 自 動 車 工 業 12 290,122 8 295,672 3 83,412 10 254,066 三 菱 ふそうトラ ック バス 28 68,240 25 216,679 19 184,575 19 43,472 マツダ 7 323,528 6 241,292 3 93,476 3 64,602 本 田 技 研 工 業 10 392,486 8 801,714 3 5,817 9 1,048,443 いすゞ 自 動 車 19 184,996 27 531,975 21 91,270 23 295,443 富 士 重 工 業 6 44,438 3 227,686 2 7,814 4 129,282 ダイハツ 工 業 4 433,033 6 300,488 7 462,389 11 1,769,774 スズキ 6 468,654 5 478,075 11 725,947 13 407,368 日 野 自 動 車 工 業 13 13,402 17 82,996 9 56,612 14 6,919 日 産 ディーゼル 9 23,341 16 33,150 11 23,689 9 9,984 ヤマハ 発 動 機 5 77,952 2 54,284 1 7,386 3 34,806 川 崎 重 工 業 5 2,317 2 967 4 2,198 0 0 出 所 : 自 動 車 のリコール 不 具 合 情 報 国 土 交 通 省 自 動 車 局 審 査 リコール 課 表 1は 平 成 19 年 (2007 年 )から 平 成 22 年 (2010 年 )まで 日 本 の 各 自 動 車 大 手 メー カーのリコール 対 象 台 数 を 示 している 平 成 19 年 (2007 年 )と 平 成 20 年 (2010 年 )に トヨタ 自 動 車 のリコール 対 象 台 数 はそれぞれ 809,394 台 と 1,168,734 台 であった ほかの 自 動 車 メーカーと 比 べると リコール 台 数 はかなり 多 かった 平 成 21 年 のリコール 台 数 は 563,132 台 で 以 前 よりちょっと 減 らしたが 平 成 22 年 にまた 2,121,187 台 まで 増 加 し トヨタをリコール 王 と 呼 んでも 過 言 ではない 今 度 のリコール 事 件 で トヨタ 車 の 品 質 問 題 は 暴 露 された 今 まで 品 質 を 誇 ったトヨタ 車 は 信 頼 危 機 に 陥 り トヨタの 品 質 神 話 も 破 綻 の 窮 境 に 迫 られた 一 方 北 米 ヨーロッ パ 日 本 市 場 がだんだん 縮 小 しており 販 売 台 数 がますます 減 少 している 市 場 が 大 変 厳 しい 最 強 トヨタ 世 界 ナンバーワンのエクセレントカンパニーートヨタが 深 刻 な 危 機 に 陥 った トヨタの 中 で いったい 何 が 起 こったのか どうすれば 早 く 窮 境 から 脱 出 で 8
きるのか これは 今 トヨタの 大 きな 課 題 である 2.2 一 連 の 品 質 問 題 トヨタはここ 数 年 来 トヨタらしくない 品 質 問 題 は 次 から 次 へと 出 てきたのだ 1 2007 年 3 月 に 米 国 の 顧 客 よりトヨタ タンドラの アクセルペダルの 戻 りが 悪 い という 苦 情 が 出 てきた 2 ヨーロッパでも 2008 年 末 頃 から 顧 客 より アクセルペダルが 戻 りにくい という クレームがあった 3 2009 年 8 月 にはカリフォルニア 州 サンディエゴで 同 社 のレクサス ES350 が フロ アマットを 二 重 に 敷 いたことにより 暴 走 し 4 人 が 死 亡 する 事 故 が 発 生 した この 事 故 についてトヨタは 自 社 の 責 任 を 否 定 しながら 2009 年 11 月 25 日 には 米 国 国 内 で 販 売 した 車 種 の 乗 用 車 計 約 426 万 台 を 対 象 にペダルの 無 償 交 換 などのリコー ルを 発 表 した 5 4 2010 年 1 月 21 日 には 加 えて フロアマットとは 関 係 なくアクセルペダルが 元 の 位 置 に 戻 りにくい 不 具 合 発 生 の 可 能 性 があるとして アメリカ 国 内 で 販 売 した カロ ーラ や カムリ RAV4 セコイア タンドラ など 計 8 車 種 約 230 万 台 に ついてリコールを 実 施 すると 発 表 した 5 2010 年 1 月 27 日 には 前 年 11 月 25 日 に 行 われたリコールの 対 象 車 に ポンティ アック ヴァイブ(ヴォルツの 同 型 車 )を 含 む 5 車 種 109 万 台 の 追 加 リコールを 発 表 した 6 ヨーロッパ 市 場 において 2010 年 1 月 29 日 に 8 車 種 最 高 180 万 台 のリコールを 発 表 した そして RAV4 については 同 年 1 月 28 日 に 中 国 においてもリコールを 発 表 し た 7 2010 年 2 月 12 日 タコマ のプロペラシャフトに 亀 裂 が 入 り 暴 走 する 恐 れがあ る 事 が 製 造 過 程 で 判 明 し 北 米 でアメリカでの 8,000 台 を 初 めとした 約 1 万 台 のリ コールを 発 表 した トヨタ 自 動 車 はフロアマット アクセルペダル プリウスのブレーキなど 複 数 の 部 品 の 品 質 問 題 で 2009 年 末 から 2010 年 の 二 月 にかけてトヨタは 一 千 万 台 近 くの 車 をリコール 5 トヨタ: 米 で 230 万 台 リコール 信 頼 揺 らぐ 米 紙 厳 しく 報 道 毎 日 jp 9