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(2) 開 示 状 況 ( 提 訴 前 ) 開 示 日 2004 年 9 月 から 2005 年 6 月 にかけて 順 次 開 示 された 非 開 示 部 分 については 黒 塗 り 開 示 割 合 第 1 表 についての 当 初 の 開 示 は 全 体 の85%(4280 事 業 所 ) 非 開 示 は15%(753 事 業 所 ) 但 し 非 開 示 事 業 所 には 業 界 として 非 開 示 が 多 い 業 種 ( 代 表 例 は 高 炉 による 製 鉄 所 石 油 精 製 業 セメント 製 造 業 一 部 化 学 品 製 造 業 な ど)と 大 半 の 事 業 所 が 開 示 しているが 一 部 非 開 示 の 事 業 所 がある 業 界 ( 食 品 製 造 業 界 自 動 車 製 造 業 界 など) 事 業 者 とに 区 分 された 非 開 示 の 理 由 各 経 済 産 業 局 による 非 開 示 の 事 由 は ほぼ 共 通 非 開 示 事 由 の 代 表 例 法 人 に 関 する 情 報 であって 通 常 一 般 には 入 手 できない 当 該 法 人 の 事 業 活 動 に 関 する 内 部 情 報 であり 当 該 情 報 を 競 合 他 社 が 入 手 し パンフ レット 等 により 生 産 量 等 の 情 報 を 知 りえた 場 合 製 品 あたりのエネルギ ーコスト 等 が 推 測 され 製 品 当 たりの 製 造 コストが 類 推 可 能 となり 競 合 他 社 との 競 争 上 の 不 利 益 や 販 売 先 事 業 者 との 価 格 交 渉 上 の 不 利 益 が 生 じること 等 が 想 定 される したがって これらの 情 報 を 公 にすること により 当 該 法 人 の 権 利 競 争 上 の 地 位 ノウハウ 等 正 当 な 利 益 を 害 す るおそれがあることから 法 第 5 条 第 2 号 イに 該 当 するため これらの 情 報 が 記 載 されている 部 分 を 不 開 示 とした 経 済 産 業 局 による 情 報 提 供 第 3 者 意 見 と 非 開 示 処 分 の 判 断 根 拠 本 件 情 報 は いわゆる 第 3 者 提 供 情 報 であることから 経 済 産 業 局 では 情 報 公 開 法 13 条 に 基 づき 提 供 事 業 所 に 意 見 を 求 め 当 該 事 業 所 の 意 見 に 基 づき 開 示 非 開 示 を 決 定 したもの( 国 の 答 弁 ) (3) 非 開 示 に 対 する 審 査 請 求 順 次 情 報 公 開 法 に 基 づき 非 開 示 事 業 所 全 部 について 情 報 公 開 個 人 情 報 保 護 審 査 会 に 審 査 請 求 を 行 っている 現 在 も 係 属 中 2.3 地 裁 に 代 表 的 事 業 所 について 情 報 公 開 訴 訟 を 提 起 気 候 ネットワークでは 審 査 会 の 結 論 には 時 間 がかかることが 多 いため 訴 訟 を 提 起 但 し 非 開 示 事 業 所 は 700 を 超 えていたため 代 表 的 事 業 所 を 選 別 して モデル 訴 訟 として 行 政 事 件 訴 訟 法 3 条 及 び37 条 の2に 基 づき 非 開 示 決 定 処 分 の 取 消 と 開 示 を 命 じる 義 務 づけ 訴 訟 (2005 年 行 政 訴 訟 法 改 正 により 導 入 された )を 提 訴 2

(1) 提 訴 日 と 対 象 事 業 所 2005 年 7 月 29 日 名 古 屋 地 裁 ( 後 記 中 部 経 済 産 業 局 管 内 の 代 表 的 大 口 9 事 業 所 ) 2005 年 7 月 29 日 大 阪 地 裁 ( 後 記 近 畿 経 済 産 業 局 管 内 の 代 表 的 大 口 7 事 業 所 ) 2005 年 8 月 17 日 東 京 地 裁 ( 後 記 その 他 の 経 済 産 業 局 管 内 の 代 表 的 12 事 業 所 ) 計 28 事 業 所 (2) 訴 訟 途 中 で 追 加 開 示 され 対 象 事 業 所 の92%が 開 示 に 2006 年 5 月 ~7 月 にかけて 当 初 非 開 示 であった 753 事 業 所 のうち 340 事 業 所 につ いて 不 開 示 決 定 が 開 示 に 変 更 になった( 別 添 1に 内 訳 を 記 載 ) ( 但 し 訴 訟 で 開 示 を 求 めていた 事 業 所 で 追 加 開 示 された 事 業 所 についても 訴 訟 は 取 り 下 げていないため これらの 事 業 所 については 判 決 で 却 下 ( 既 に 開 示 されている ため)となっている ) このように 訴 訟 中 途 で 開 示 決 定 に 転 じた 理 由 は ある 事 業 所 からの 開 示 方 針 の 変 更 の 申 出 を 受 けて 経 済 産 業 省 において 非 開 示 事 業 所 に 再 度 意 思 確 認 を 行 った 結 果 で あると 説 明 されている 訴 訟 対 象 事 業 所 は 東 京 地 裁 3 名 古 屋 地 裁 4 大 阪 地 裁 4 残 る8%の 事 業 所 の 排 出 量 は16%に 及 ぶと 推 計 され 全 面 開 示 が 必 要 現 段 階 での 開 示 非 開 示 事 業 所 の 排 出 規 模 別 排 出 量 割 合 ( 直 接 排 出 ) その 他 非 開 示 中 小 家 庭 39% 日 本 のCO2 排 出 量 12 億 7940 万 t-co2 (2003 年 度 ) 開 示 上 位 150 事 業 所 37% 非 開 示 その 他 大 口 高 炉 以 外 の 鉄 鋼 化 学 3% 非 開 示 大 口 17 事 業 開 示 151 位 以 下 8% 所 ( 鉄 鋼 高 炉 ) 13% 3

(3) 訴 訟 経 過 と 判 決 名 古 屋 地 裁 国 からの 新 日 鉄 などの 担 当 者 の 証 人 尋 問 請 求 を 認 めず 2006 年 6 月 5 日 結 審 2006 年 10 月 5 日 残 る4 事 業 所 について 開 示 を 命 じる 判 決 ( 途 中 で 開 示 された 事 業 所 については 却 下 ) 2006 年 10 月 20 日 国 が 控 訴 新 日 鐵 などの 証 人 尋 問 請 求 2007 年 2 月 5 日 名 古 屋 高 裁 第 1 回 弁 論 2007 年 3 月 20 日 高 裁 第 2 回 弁 論 ( 結 審 の 可 能 性 もあり) 2007 年 11 月 15 日 名 古 屋 高 裁 判 決 予 定 大 阪 地 裁 2006 年 9 月 15 日 住 友 金 属 工 業 神 戸 製 鋼 カネカ 花 王 について 証 人 尋 問 を 実 施 2006 年 11 月 30 日 結 審 2007 年 1 月 30 日 残 る4 事 業 所 について 開 示 を 命 じる 判 決 2007 年 2 月 13 日 国 が 又 も 控 訴 2007 年 10 月 5 日 大 阪 高 裁 判 決 予 定 東 京 地 裁 2007 年 5 月 25 日 国 の 証 人 尋 問 請 求 を 採 用 せず 2007 年 7 月 13 日 結 審 2007 年 9 月 28 日 残 る3 事 業 所 について 全 面 開 示 を 命 じる 判 決 ( 中 部 近 畿 以 外 の 事 業 所 についてカバーする 訴 訟 ) (4) 国 ( 経 済 産 業 省 )の 主 張 と 判 決 理 由 ( 名 古 屋 地 裁 大 阪 地 裁 東 京 地 裁 ) ア 情 報 の 類 型 的 な 性 質 を 前 提 に 一 般 的 類 型 的 に 支 障 が 生 じるおそれがあると 判 段 できれば 非 開 示 情 報 該 当 性 が 肯 定 されるべき - 公 にすることにより 当 該 法 人 の 正 当 な 利 益 を 害 する 可 能 性 があるというだけ では 足 りず それによって 当 該 法 人 の 正 当 な 利 益 が 害 される 蓋 然 性 が 認 め られることが 必 要 ( 名 古 屋 地 裁 ) -おそれがあるというためには 単 に 事 業 者 の 利 益 が 侵 害 され 得 るという 抽 象 的 な 可 能 性 が 認 められるだけでは 足 りず 法 的 保 護 に 値 する 程 度 の 蓋 然 性 をもっ て 利 益 侵 害 が 生 じ 得 ると 認 められることが 必 要 ( 大 阪 地 裁 ) - 一 般 的 類 型 的 主 張 立 証 にとどまらざるをえないとしても それだからといっ て 当 該 情 報 を 公 にした 場 合 の 支 障 の 有 無 内 容 程 度 等 についての 主 張 立 証 が 一 般 的 類 型 的 でよいことにはならない 当 該 情 報 に 係 る 個 々の 法 人 等 の 利 4

益 が 具 体 的 に 侵 害 さえる 危 険 性 の 存 することが 必 要 ( 東 京 地 裁 ) イ 平 成 10 年 の 国 会 審 議 において 政 府 委 員 が 公 開 になじまない と 答 弁 している - 定 期 報 告 には 設 備 の 概 要 稼 働 状 況 及 び 新 設 改 造 又 は 撤 去 ( 第 2 表 ) 原 単 位 の 前 年 度 比 1% 以 上 改 善 できなかった 場 合 のその 理 由 ( 第 5 表 )なども 含 むも ので 本 件 では 第 1 表 のみの 開 示 請 求 かつ 情 報 公 開 法 施 行 前 の 答 弁 ウ 開 示 に 反 対 しない 事 業 者 が 多 数 存 在 することの 意 味 -92%が 開 示 を 承 諾 これは 自 社 の 正 当 な 利 益 が 害 されるおそれが 大 きくない と 判 断 した 結 果 開 示 による 競 争 上 の 地 位 その 他 正 当 な 利 益 が 害 されるおそれ が 一 般 的 に 存 在 するということの 推 認 を 妨 げる 事 情 ( 大 阪 地 裁 ) エ 製 品 毎 のエネルギーコストが 推 計 でき 製 造 原 価 が 推 計 されることによる 不 利 益 -いくつもの 仮 定 を 前 提 とし 相 当 程 度 の 誤 差 を 含 む 概 算 値 を 算 出 できるに 過 ぎ ず 複 数 製 品 を 製 造 している 大 工 場 では 製 品 単 位 当 たりのエネルギーコスト は 極 めて 粗 いものに 過 ぎず エネルギー 消 費 量 の 製 品 出 荷 額 に 占 める 割 合 は 平 均 2.1%で 労 務 費 や 減 価 償 却 費 などの 推 計 について 正 確 な 推 計 は 困 難 ( 被 告 の 証 拠 によっても 石 炭 の 価 格 にも2 倍 の 幅 エネルギーコスト 率 の 低 い 業 種 がむしろ 非 開 示 が 多 いなど ) -かなりの 精 度 で 推 計 できることが 認 められるが このような 推 計 情 報 を 競 合 他 社 が 取 得 した 後 にどのような 機 序 を 経 て 新 日 本 製 鐵 にどのような 競 争 上 の 不 利 益 が 及 ぶのか 不 明 瞭 具 体 的 な 利 益 侵 害 の 危 険 性 が 法 的 保 護 に 値 する 蓋 然 性 を もって 客 観 的 に 存 在 しているものとは 言 い 難 い( 東 京 地 裁 ) 表 2 エネルギーコストと 無 関 係 な 開 示 非 開 示 結 果 売 上 高 等 に 占 め る 燃 料 購 入 電 力 使 用 額 の 割 合 開 示 に 応 じた 事 業 所 の 多 い 業 種 非 開 示 の 多 い 業 種 30% 以 上 35.8% 液 化 ガス 製 造 業 (3 分 の2 非 開 示 ) 亜 鉛 第 1 次 製 錬 精 製 石 灰 製 造 業 (3 分 の1 非 開 示 ) 23.0% 20.2% 業 ( 全 社 開 示 ) 20~30% アルミニウム 第 1 次 製 錬 20.5% 精 製 業 (1 社 のみ 非 開 示 ) 15~20% 18.4% セメント 製 造 業 ( 大 半 開 示 ) 19.6% ソーダ 工 業 ( 約 半 数 が 非 開 示 ) 10~15% 12.4% 粘 土 かわら 製 造 ( 大 半 開 示 ) 12.2% 板 紙 製 造 業 ( 全 社 開 示 ) 10.7% 塩 製 造 業 ( 大 半 開 示 ) 10.7% ガラス 容 器 製 造 ( 大 半 開 示 ) 5

7.0% 洋 紙 製 造 業 ( 全 社 開 示 ) 8.5% 石 油 化 学 系 製 造 業 (4 割 非 開 示 ) 5~10% 6.9% 無 機 顔 料 製 造 業 ( 大 半 開 示 ) 7.0% 合 成 繊 維 製 造 業 (4 割 非 開 示 ) 6.3% 高 炉 による 製 鉄 業 ( 全 社 非 開 示 ) 5.9% プラスチック 製 造 業 (2 割 非 開 示 ) 2.8% 石 油 精 製 業 ( 全 社 開 示 ) 1.0% 石 けん 合 成 洗 剤 製 造 業 (4 割 非 開 示 ) 5% 未 満 2.1% 製 造 業 全 体 (92% 開 示 ) ( 非 開 示 8% 大 排 出 産 業 に 集 中 ) オ 製 造 原 価 が 推 計 されることにより 競 業 他 社 による 低 価 格 戦 略 を 誘 発 するおそれ 取 引 先 による 値 下 げ 圧 力 を 強 めるおそれ 競 業 他 社 に 将 来 的 な 技 術 開 発 戦 略 や 営 業 戦 略 を 推 知 されるおそれがある - 製 造 原 価 についてはいまだ 抽 象 論 のレベルにとどまり 法 的 保 護 に 値 する 程 度 の 蓋 然 性 は 一 般 的 には 認 められない( 大 阪 地 裁 ) -エネルギーコストが 優 位 に 低 下 するのは 原 料 炭 等 のエネルギー 単 価 が 大 きく 下 落 する 場 合 か エネルギー 効 率 の 改 善 おんための 設 備 投 資 効 果 が 大 きく 現 れ る 場 合 であるところ 後 者 は 設 備 投 資 のコストが 減 価 償 却 として 製 造 原 価 を 引 き 上 げる 方 向 に 働 くことになり 取 引 の 相 手 方 も 通 常 は 承 知 供 給 者 側 が 一 方 的 に 不 利 な 状 況 になるとは 直 ちにいえず 価 格 低 下 の 蓋 然 性 が 客 観 的 に 存 在 し ているとはいえない( 東 京 地 裁 ) カ エネルギー 効 率 化 技 術 の 水 準 等 を 推 測 されることによる 不 利 益 - 今 日 において 多 くの 事 業 者 がエネルギーの 効 率 化 に 取 り 組 んでいることは 公 知 の 事 実 であるから 効 率 改 善 傾 向 にあるという 事 実 は 特 段 秘 匿 すべき 情 報 と 取 り 扱 っているとは 考 えられない 具 体 的 取 組 内 容 は 秘 密 に( 大 阪 地 裁 ) キ 燃 料 等 の 調 達 需 要 を 推 知 されることによる 不 利 益 - 大 口 需 要 家 は 供 給 者 にとって 大 切 な 顧 客 であり 他 の 事 業 者 へのシフトは 絶 対 に 避 けたいであろうから 本 件 数 値 情 報 が 開 示 されたとしても 納 入 比 率 の 高 い 供 給 者 が 供 給 打 ち 切 りを 示 唆 して 価 格 交 渉 を 迫 り 需 要 家 がこれに 応 じざる をえないような 事 態 が 生 じる 蓋 然 性 が 一 般 的 には 認 められない( 大 阪 地 裁 ) - 複 数 の 燃 料 業 者 から 燃 料 調 達 して 調 達 側 の 価 格 交 渉 を 高 める 努 力 ( 東 京 地 裁 ) ク 当 該 事 業 者 が 契 約 違 反 を 問 われる 危 険 - 情 報 公 開 法 所 定 の 手 順 に 従 って 開 示 される 限 り 当 該 事 業 者 に 何 らの 帰 責 性 は ない( 大 阪 地 裁 ) -このようなリスクがあるとの 具 体 的 な 主 張 立 証 がない( 東 京 地 裁 ) ケ 海 外 企 業 との 競 争 上 の 不 利 益 - 海 外 企 業 が 本 件 数 値 情 報 の 開 示 の 有 無 を 問 わず エネルギー 効 率 化 水 準 の 向 上 に 努 力 しており 本 件 開 示 が 原 因 となって 効 率 化 技 術 の 優 位 性 が 短 期 間 で 喪 6

失 される 結 果 となるとは 考 えにくい 抽 象 的 な 可 能 性 ( 大 阪 地 裁 ) 3. 日 本 のCO2 排 出 増 加 の 現 状 とその 背 景 京 都 議 定 書 目 標 達 成 には 現 状 から 8.4% 削 減 が 必 要 増 加 分 は 石 炭 消 費 の 増 加 分 にあ たる その 大 半 は 電 力 会 社 の 石 炭 火 力 発 電 所 であり 新 たな 石 炭 火 力 発 電 所 の 供 用 開 始 だけでなく 石 炭 火 発 の 稼 働 率 が 他 の 発 電 所 よりも 圧 倒 的 に 高 いことによる 工 場 の 石 炭 による 自 家 発 電 も 増 加 ( 百 万 トンCO2) 1,300 1,200 1,100 1,000 12 億 6,100 万 トン 2005 年 日 本 の 温 室 効 果 ガス 排 出 量 2005 年 度 における 我 が 国 の 排 出 量 は 基 準 年 比 7.8% 上 回 っており 議 定 書 の6% 削 減 約 束 の 達 成 には 8.4%の 排 出 削 減 が 必 要 13 億 5,700 万 トン (+7.6%) 原 発 の 利 用 率 低 下 による (+4.8%) 一 時 的 影 響 13 億 6,000 万 トン (+7.8%) (+5.5%) -0.6% -6% 8.4%の 排 出 削 減 が 必 要 森 林 吸 収 源 対 策 で3.8% 京 都 メカニズムで1.6% の 確 保 を 目 標 温 室 効 果 ガス 排 出 量 ( 百 万 t-co2) 1,600 1,400 1,200 1,000 800 600 400 200 0 197 78 20 36 1,163 1,122 1990 2004 基 準 年 排 出 量 ( 原 則 1990 年 ) 2004 年 度 排 出 量 2005 年 度 排 出 量 京 都 議 定 書 削 減 約 束 (2008 年 ~2012 年 ) その 他 全 排 出 石 炭 火 発 ( 自 家 発 ) 石 炭 火 発 ( 電 気 事 業 者 ) 4.これまでに 開 示 された 定 期 報 告 情 報 から 明 らかになったこと (1)17の 高 炉 による 製 鉄 所 を 含 む 約 200の 発 電 所 工 場 からの 排 出 が 日 本 のCO2 直 接 排 出 の 約 半 分 を 占 めることが 明 らかになった 業 種 別 割 合 は 以 下 のとおり 産 業 部 門 排 出 事 業 所 別 にみた 日 本 のCO2 排 出 構 造 1 億 2800 万 人 5000 万 世 帯 運 輸 ( 家 庭 ) 6% 家 庭 5% 廃 棄 物 3% 電 力 (82 発 電 所 ) 28% 業 務 8% 運 輸 ( 企 業 ) 14% 日 本 のCO2 排 出 量 12 億 8600 万 トン (2003 年 度 ) 大 口 180 事 業 所 51% 事 業 者 数 82 5000 事 業 所 産 業 その 他 13% 鉄 鋼 (17 工 場 ) 13% セメント 化 学 製 紙 他 製 油 (27 工 場 ) (28 工 場 7) (26 工 場 ) 4% 3% 3% 気 候 ネットワークによる 省 エネ 法 情 報 開 示 資 料 (2003 年 度 ) 温 室 効 果 ガスインベントリなどより 作 成

日 本 のCO2の 半 分 は35 社 が 排 出 企 業 別 割 合 35 社 で 約 半 分 数 百 万 社 5 千 万 世 帯 35 社 以 外 50% 商 船 三 井 川 崎 汽 船 日 本 航 空 全 日 空 JR 東 日 本 日 本 のCO2 排 出 量 12 億 8400 万 t-co2 (2003) 運 輸 (5 社 ) 2% 電 力 (11 社 ) 28% 鉄 鋼 ( 高 炉 4 社 ) 11% 石 油 素 材 製 造 業 (15 社 ) 9% 東 京 電 力 中 部 電 力 電 源 開 発 中 国 電 力 関 西 電 力 東 北 電 力 九 州 電 力 北 海 道 電 力 北 陸 電 力 四 国 電 新 日 本 製 鐵 JFE 住 友 金 属 工 業 神 戸 製 鋼 所 石 油 (5 社 ) 新 日 本 石 油 出 光 興 産 昭 和 シェル 石 油 コスモ 石 油 ジャパンエナジー セメント(3 社 ): 住 友 大 阪 セメント 太 平 洋 セメント 宇 部 興 産 製 紙 (3グループ) 日 本 製 紙 王 子 製 紙 大 王 製 紙 化 学 (4 社 ): 菱 化 学 井 化 学 出 典 : 環 境 報 告 書 のCO2 排 出 量 ( 経 産 省 まとめ) 直 接 排 出 で 計 算 工 場 などの 購 入 電 力 分 CO2は 資 エ 庁 エ ネルギー 統 計 の 電 力 割 合 を 基 に 差 引 工 業 プロセスを 追 加 日 本 製 紙 王 子 製 紙 日 本 航 空 はグループ 会 社 の 排 出 量 を 含 む これらの 大 口 排 出 事 業 所 については 一 定 量 の 削 減 を 確 実 に 達 成 できるC&T 型 排 出 量 取 引 制 度 が 効 果 的 であり また 必 要 であることを 示 している 2003 年 度 から 業 務 事 業 所 も 報 告 義 務 対 象 となったが 上 位 1000 事 業 所 から の 直 接 排 出 は1% (2) 燃 料 別 使 用 量 から 燃 料 転 換 による 排 出 削 減 のポテンシャル 開 示 事 業 所 の 排 出 量 1 位 である 中 部 電 力 碧 南 火 力 発 電 所 ( 石 炭 )と 第 6 位 の 同 じ 中 部 電 力 の 川 越 火 力 発 電 所 (LNG)の 排 出 量 は 前 者 が 後 者 の 約 2 倍 であるが 経 済 産 業 省 の 統 計 ( 電 力 需 給 の 概 要 2004 経 済 産 業 省 )によると 両 者 で 発 電 量 は 1 割 程 度 しか 差 がない 表 1 石 炭 火 発 と LNG 火 発 の 極 端 な 排 出 量 差 違 発 電 量 あたり 2003 年 度 CO2 排 出 発 電 量 CO2 排 出 量 量 [ 万 t-co2] [ 百 万 kwh] [kg-co2/kwh] 中 部 電 力 碧 南 火 発 ( 石 炭 ) 2,209 29206 0.76 中 部 電 力 川 越 火 発 (LNG) 1,075 26750 0.40 8

(3) 同 一 業 種 工 場 間 の 原 単 位 ( 生 産 量 発 電 量 当 たりのエネルギー 使 用 量 CO2 排 出 量 )のバラツキが 大 きい( 工 場 のトップランナー 化 を 進 めることによる 削 減 可 能 性 ) 1 発 電 所 の 効 率 分 布 エネルギー 消 費 原 単 位 の 大 きさ 別 発 電 量 ( 電 力 ) 発 電 効 率 (%) 26-28 28-30 30-32 32-34 34-36 36-38 38-40 40-42 42-44 44-46 46-48 48-50 同 業 種 の 事 業 所 の 中 で 原 単 位 が 高 い 傾 向 にあります 省 エネの 余 地 を 検 討 し トッ プランナーを 目 指 しましょう 四 国 地 方 の 卸 発 電 所 の 例 最 頻 値 38-40% ( 平 均 値 40%) 東 京 電 力 千 葉 (LNG) 東 京 電 力 品 川 (LNG), 中 部 電 力 新 名 古 屋 (LNG) 0 50,000 100,000 150,000 200,000 発 電 電 力 量 ( 百 万 kwh) データ: 資 源 エネルギー 庁 電 力 需 給 の 概 要 発 電 効 率 大 半 の 天 然 ガス 発 電 所 > 石 炭 火 力 発 電 所 稼 働 率 天 然 ガス 発 電 所 < 大 半 の 石 炭 火 力 発 電 所 1) 天 然 ガス 発 電 所 の 稼 働 率 向 上 による 排 出 削 減 の 可 能 性 2) 天 然 ガス 発 電 所 等 への 省 エネ 投 資 による 効 率 向 上 の 削 減 可 能 性 2 セメント 製 造 業 の 効 率 分 布 5.2-5.4 5.0-5.2 4.8-5.0 エネルギー 原 単 位 (GJ/t) 4.6-4.8 4.4-4.6 4.2-4.4 4.0-4.2 3.8-4.0 3.6-3.8 最 頻 値 4.0? 4.2GJ/t ( 平 均 値 4.0GJ/t) 3.4-3.6 3.2-3.4 3.0-3.2 0 5,000 10,000 15,000 新 日 鐵 高 炉 小 倉 太 平 洋 熊 谷 クリンカ 生 産 量 ( 千 トン) 9

5. 現 行 対 策 では 京 都 議 定 書 目 標 達 成 は 危 うい( 削 減 不 足 量 は1 億 5000 万 tco2 にも) 第 1 約 束 期 間 以 降 も 大 幅 な 排 出 削 減 は 不 可 避 実 効 性 ある 排 出 削 減 のための 経 済 的 仕 組 み( 炭 素 税 や 税 のグリーン 化 排 出 量 取 引 自 然 エネルギー 買 取 制 度 の 導 入 財 源 の 効 果 的 活 用 制 度 の 導 入 が 早 急 に 必 要 世 界 全 体 で 今 後 10~15 年 の 間 にピークを 迎 え 2050 年 に 半 減 それでも 現 状 から2 未 満 に 抑 制 するのは 難 しい 日 本 は 京 都 議 定 書 目 標 達 成 も その 後 の 中 長 期 削 減 目 標 を 設 定 できていない 温 室 効 果 ガス 排 出 量 基 準 年 =100% 120% 世 界 2020 年 まで 増 加 から 減 少 へ 100% 80% 60% 日 本 2008-12 年 6% 削 減 ( 基 準 年 比 ) 世 界 2050 年 50% 削 減 ( 基 準 年 比 ) 日 本 40% 2020 年 30% 削 減 20% ( 基 準 年 比 ) 日 本 2050 年 60-80% 削 減 0% ( 基 準 年 比 ) 12 1990 2000 2010 2020 2030 2040 2050 2100 年 別 添 1 経 済 産 業 局 別 の 追 加 開 示 事 業 所 数 対 象 事 業 所 総 当 初 非 開 示 事 追 加 開 示 事 業 うち 訴 訟 対 象 数 業 所 数 所 数 事 業 所 北 海 道 138 18 11 1 東 北 327 49 19 0 関 東 2007 240 116 4 中 部 727 106 47 5 近 畿 863 135 53 3 中 国 392 88 41 0 四 国 154 30 13 1 九 州 401 84 38 3 沖 縄 24 3 2 0 合 計 5033 753 340 17 10

別 添 2 各 地 裁 における 訴 訟 対 象 事 業 所 ( 濃 い 網 掛 けは 2006 年 7 月 以 降 に 開 示 に 変 更 されたもの 薄 い 網 掛 けは 2006 年 5 月 に 開 示 に 変 更 されたもの) 東 京 地 裁 訴 訟 対 象 12 事 業 所 非 開 示 のまま 新 日 本 製 鐵 ( 株 ) 君 津 製 鐵 所 千 葉 県 非 開 示 のまま JFEスチール( 株 ) 西 日 本 製 鉄 所 ( 福 山 地 区 ) 広 島 県 非 開 示 のまま 東 ソー( 株 ) 南 陽 事 業 所 山 口 県 開 示 へ 変 更 昭 和 電 工 ( 株 ) 大 分 工 場 大 分 県 開 示 へ 変 更 旭 化 成 せんい( 株 ) レオナ 繊 維 長 浜 工 場 宮 崎 県 開 示 へ 変 更 三 菱 化 学 ( 株 ) 鹿 島 事 業 所 茨 城 県 開 示 へ 変 更 太 平 洋 セメント( 株 ) 上 磯 工 場 北 海 道 開 示 へ 変 更 三 菱 マテリアル( 株 ) 九 州 工 場 福 岡 県 開 示 へ 変 更 大 王 製 紙 ( 株 ) 三 島 工 場 愛 媛 県 開 示 へ 変 更 新 日 本 石 油 精 製 ( 株 ) 根 岸 製 油 所 神 奈 川 県 開 示 へ 変 更 東 燃 ゼネラル 石 油 ( 株 ) 川 崎 工 場 神 奈 川 県 開 示 へ 変 更 日 産 自 動 車 ( 株 ) 追 浜 工 場 神 奈 川 県 大 阪 地 裁 訴 訟 対 象 7 事 業 所 非 開 示 のまま ( 株 )カネカ 高 砂 工 業 所 兵 庫 県 非 開 示 のまま 花 王 ( 株 ) 和 歌 山 工 場 和 歌 山 県 非 開 示 のまま ( 株 ) 神 戸 製 鋼 所 加 古 川 製 鉄 所 兵 庫 県 非 開 示 のまま 住 友 金 属 工 業 ( 株 ) 和 歌 山 製 鉄 所 和 歌 山 県 開 示 へ 変 更 東 燃 ゼネラル 石 油 ( 株 ) 和 歌 山 工 場 和 歌 山 県 開 示 へ 変 更 住 友 大 阪 セメント( 株 ) 赤 穂 工 場 兵 庫 県 開 示 へ 変 更 日 本 ハム( 株 ) 兵 庫 工 場 兵 庫 県 名 古 屋 地 裁 訴 訟 対 象 9 事 業 所 非 開 示 のまま 新 日 本 製 鐵 ( 株 ) 名 古 屋 製 鐵 所 愛 知 県 非 開 示 のまま 東 ソ-( 株 ) 四 日 市 事 業 所 三 重 県 非 開 示 のまま 三 菱 化 学 ( 株 ) 四 日 市 事 業 所 川 尻 工 場 三 重 県 非 開 示 のまま 三 菱 化 学 ( 株 ) 四 日 市 事 業 所 四 日 市 工 場 三 重 県 開 示 へ 変 更 出 光 興 産 ( 株 ) 愛 知 製 油 所 愛 知 県 開 示 へ 変 更 昭 和 四 日 市 石 油 ( 株 ) 四 日 市 製 油 所 三 重 県 開 示 へ 変 更 横 浜 ゴム( 株 ) 新 城 工 場 愛 知 県 開 示 へ 変 更 横 浜 ゴム( 株 ) 三 重 工 場 三 重 県 開 示 へ 変 更 明 治 乳 業 ( 株 ) 愛 知 工 場 愛 知 県 11

参 考 省 エネ 法 の 定 期 報 告 書 の 様 式 電 気 燃 料 等 古 屋 地 裁 は 7 月 13 日 に 国 の 証 人 尋 問 請 求 を 採 用 せず 結 審 し 本 日 原 告 の 請 求 12