Cellufine MAX AminoButyl, SDS# CPS-F-0053M 1/9 安 全 データシート (SDS) 作 成 2016 年 8 月 9 日 改 訂 ---- 年 -- 月 -- 日 1. 化 学 品 及 び 会 社 情 報 化 学 品 の 名 称 Cellufine MAX AminoButyl SDS 整 理 番 号 CPS-F-0053M 会 社 名 JNC 株 式 会 社 住 所 東 京 都 千 代 田 区 大 手 町 二 丁 目 2 番 1 号 新 大 手 町 ビル 担 当 部 門 ライフケミカル 推 進 室 電 話 番 号 03-3243-6150 FAX No. 03-3243-6219 緊 急 連 絡 先 同 上 03-3243-6150 推 奨 用 途 及 び 使 用 上 の 制 限 液 体 クロマトグラフィー 2. 危 険 有 害 性 の 要 約 GHS 分 類 物 理 化 学 的 危 険 性 引 火 性 液 体 健 康 に 対 する 有 害 性 眼 に 対 する 重 篤 な 損 傷 眼 刺 激 性 発 がん 性 生 殖 毒 性 特 定 標 的 臓 器 毒 性 ( 単 回 暴 露 ) 特 定 標 的 臓 器 毒 性 ( 反 復 暴 露 ) ラベル 要 素 絵 表 示 又 はシンボル 区 分 3 (9 項 物 理 的 及 び 化 学 的 性 状 引 火 点 を 参 照 下 さい ) 区 分 2B 区 分 1A 区 分 1A 区 分 3 ( 気 道 刺 激 性 麻 酔 作 用 ) 区 分 1 ( 肝 臓 ) 区 分 2 ( 中 枢 神 経 系 ) 注 意 喚 起 語 危 険 危 険 有 害 性 情 報 引 火 性 液 体 および 蒸 気. 眼 刺 激 発 がんのおそれ 生 殖 能 又 は 胎 児 への 悪 影 響 のおそれ 呼 吸 器 への 刺 激 のおそれ 眠 気 やめまいのおそれ 長 期 にわたる 又 は 反 復 ばく 露 による 臓 器 の 障 害 ( 肝 臓 ) 長 期 にわたる 又 は 反 復 ばく 露 による 臓 器 の 障 害 のおそれ( 中 枢 神 経 系 ) 注 意 書 き 安 全 対 策 ( 予 防 策 ) 使 用 前 に 取 扱 説 明 書 を 入 手 すること 全 ての 安 全 注 意 を 読 み 理 解 するまで 取 り 扱 わないこと 熱 火 花 裸 火 高 温 のもののような 着 火 源 から 遠 ざけること - 禁 煙 容 器 を 密 閉 しておくこと 容 器 を 接 地 すること アースをとること 防 爆 型 の 電 気 機 器 換 気 装 置 照 明 機 器 等 を 使 用 すること 火 花 を 発 生 させない 工 具 を 使 用 すること
Cellufine MAX AminoButyl, SDS# CPS-F-0053M 2/9 応 急 措 置 ( 対 応 ) 保 管 ( 貯 蔵 ) 廃 棄 静 電 気 放 電 に 対 する 予 防 措 置 を 講 ずること ミスト 蒸 気 スプレーを 吸 入 しないこと 取 扱 い 後 は 手 をよく 洗 うこと この 製 品 を 使 用 する 時 に 飲 食 または 喫 煙 をしないこと 屋 外 又 は 換 気 の 良 い 場 所 でのみ 使 用 すること 保 護 手 袋 保 護 衣 保 護 眼 鏡 保 護 面 を 着 用 すること 皮 膚 ( 又 は 髪 )に 付 着 した 場 合 直 ちに 汚 染 された 衣 類 を 全 て 脱 ぐこと 皮 膚 を 流 水 シャワーで 洗 うこと 吸 入 した 場 合 空 気 の 新 鮮 な 場 所 に 移 し 呼 吸 しやすい 姿 勢 で 休 息 させること 眼 に 入 った 場 合 水 で 数 分 間 注 意 深 く 洗 うこと 次 にコンタクトレ ンズを 着 用 していて 容 易 に 外 せる 場 合 は 外 すこと その 後 も 洗 浄 を 続 けること 眼 の 刺 激 が 続 く 場 合 医 師 の 診 断 手 当 てを 受 けること ばく 露 又 はばく 露 の 懸 念 がある 場 合 医 師 の 診 断 手 当 てを 受 け ること 気 分 が 悪 いときは 医 師 の 診 断 手 当 てを 受 けること 火 災 の 場 合 消 火 するために 水 二 酸 化 炭 素 ドライケミカル 粉 末 耐 アルコール 性 泡 消 火 剤 を 使 用 すること 換 気 の 良 い 場 所 で 保 管 すること 容 器 を 密 閉 しておくこと 涼 しいところに 置 くこと 施 錠 して 保 管 すること 内 容 物 容 器 を 都 道 府 県 知 事 の 許 可 を 受 けた 専 門 の 廃 棄 物 処 理 業 者 に 業 務 委 託 すること ( 注 ) 物 理 化 学 的 危 険 性 健 康 に 対 する 有 害 性 環 境 に 対 する 有 害 性 に 関 し 上 記 以 外 の 項 目 は 現 時 点 で 分 類 対 象 外 分 類 できない 又 は 区 分 外 である 3. 組 成 及 び 成 分 情 報 単 一 製 品 混 合 物 の 区 別 混 合 物 ( 水 エタノール ゲルの 混 合 物 ) 化 学 名 または 一 般 名 Cellufine MAX AminoButyl (エタノール 水 懸 濁 液 ) 化 学 式 または 構 造 式 水 エタノール Cellufine MAX AminoButyl H 2 O C 2 H 5 OH 成 分 含 有 量 (wt%) 72-82 8-18 10 CAS No. 7732-18-5 64-17-5 EINECS No. 231-791-2 200-578-6 官 報 公 示 整 理 番 号 (2)-202 ( 化 審 法 安 衛 法 ) 危 険 有 害 成 分 エタノール
Cellufine MAX AminoButyl, SDS# CPS-F-0053M 3/9 4. 応 急 措 置 吸 入 した 場 合 皮 膚 に 付 着 した 場 合 眼 に 入 った 場 合 飲 み 込 んだ 場 合 急 性 症 状 及 び 遅 発 性 症 状 の 最 も 重 要 な 徴 候 及 び 症 状 5. 火 災 時 の 措 置 消 火 剤 使 ってはならない 消 火 剤 火 災 時 の 措 置 に 関 する 危 険 有 害 性 消 火 方 法 消 火 を 行 う 者 の 保 護 空 気 の 新 鮮 な 場 所 に 移 し 呼 吸 しやすい 姿 勢 で 休 息 させること 気 分 が 悪 いときは 医 師 に 連 絡 すること 直 ちに 汚 染 された 衣 類 を 全 て 脱 ぐこと 皮 膚 を 流 水 シャワーで 洗 うこと 刺 激 を 感 じるときは 医 師 に 連 絡 すること 水 で 数 分 間 注 意 深 く 洗 うこと 次 にコンタクトレンズを 着 用 していて 容 易 に 外 せる 場 合 は 外 すこと その 後 も 洗 浄 を 続 けること 眼 の 刺 激 が 続 く 場 合 は 医 師 の 診 断 手 当 てを 受 けること 口 をすすぐこと 気 分 が 悪 いときは 医 師 に 連 絡 すること 吸 入 ; 咳 頭 痛 疲 労 感 し 眠 皮 膚 接 触 ; 乾 燥 眼 接 触 ; 発 赤 痛 み 灼 熱 感 飲 み 込 み 込 んだ 場 合 ; 灼 熱 感 頭 痛 錯 乱 めまい 意 識 喪 失 特 に 限 定 は 無 い 一 般 火 災 に 準 じて 水 二 酸 化 炭 素 ドライケミカル 粉 末 耐 アルコール 性 泡 消 化 剤 を 用 いる 棒 状 注 水 不 完 全 燃 焼 で 有 毒 な 一 酸 化 炭 素 ガスが 発 生 する 可 能 性 がある 散 水 によって 逆 に 火 災 が 広 がるおそれがある 場 合 には 上 記 に 示 す 消 火 剤 のうち 散 水 以 外 の 適 切 な 消 火 剤 を 利 用 すること 危 険 でなければ 火 災 区 域 から 容 器 を 移 動 する 移 動 不 可 能 な 場 合 容 器 及 び 周 囲 に 散 水 して 冷 却 する 消 火 後 も 大 量 の 水 を 用 いて 十 分 に 容 器 を 冷 却 する 消 火 作 業 の 際 は 適 切 な 空 気 呼 吸 器 化 学 用 保 護 衣 を 着 用 する 6. 漏 出 時 の 措 置 人 体 に 対 する 注 意 事 項 保 護 具 及 び 緊 急 時 措 置 環 境 に 対 する 注 意 事 項 封 じ 込 め 及 び 浄 化 の 方 法 及 び 機 材 漏 洩 物 に 触 れたり その 中 を 歩 いたりしない 直 ちに 全 ての 方 向 に 適 切 な 距 離 を 漏 洩 区 域 として 隔 離 する 関 係 者 以 外 の 立 入 りを 禁 止 する 作 業 者 は 適 切 な 保 護 具 ( 8. ばく 露 防 止 及 び 保 護 措 置 の 項 を 参 照 ) を 着 用 し 眼 皮 膚 への 接 触 やガスの 吸 入 を 避 ける 風 上 に 留 まる 低 地 から 離 れる 密 閉 された 場 所 に 入 る 前 に 換 気 する 河 川 等 に 排 出 され 環 境 へ 影 響 を 起 こさないように 注 意 する 少 量 の 場 合 乾 燥 土 砂 や 不 燃 材 料 で 吸 収 し あるいは 覆 って 密 閉 できる 空 容 器 に 回 収 する 少 量 の 場 合 吸 収 したものを 集 めるとき 清 潔 な 帯 電 防 止 工 具 を 用 いる 大 量 の 場 合 盛 土 で 囲 って 流 出 を 防 止 し 安 全 な 場 所 に 導 いて 回 収 する 大 量 の 場 合 散 水 は 蒸 気 濃 度 を 低 下 させる しかし 密 閉 された 場 所 では 燃 焼 を 抑 えることが 出 来 ないおそれがある 危 険 でなければ 漏 れを 止 める 漏 出 物 を 取 扱 うとき 用 いる 全 ての 設 備 は 接 地 する 蒸 気 抑 制 泡 は 蒸 発 濃 度 を 低 下 させるために 用 いる 二 次 災 害 の 防 止 策 すべての 発 火 源 を 速 やかに 取 除 く ( 近 傍 での 喫 煙 火 花 や 火 炎 の 禁 止 )
Cellufine MAX AminoButyl, SDS# CPS-F-0053M 4/9 7. 取 扱 い 及 び 保 管 上 の 注 意 取 扱 い 保 管 技 術 的 対 策 適 切 な 保 護 具 を 着 用 すること 局 所 換 気 または 全 体 換 気 が 十 分 行 き 届 いた 場 所 で 取 扱 うこと 眼 皮 膚 衣 類 に 触 れないようにする 熱 火 花 裸 火 から 避 ける 吸 入 飲 み 込 んではならない 安 全 取 扱 い 注 意 事 項 容 器 を 加 圧 したり 落 下 させない 不 適 切 なものと 接 触 させない 放 出 は 最 小 限 にする 製 品 の 変 質 を 避 けるために 放 置 乾 燥 凍 結 を 避 けること 接 触 回 避 熱 火 花 裸 火 のような 着 火 源 から 離 して 保 管 すること - 禁 煙 衛 生 対 策 安 全 な 保 管 条 件 安 全 な 容 器 包 装 材 料 8. ばく 露 防 止 及 び 保 護 措 置 作 業 エリアでの 飲 食 はしない 取 り 扱 い 後 は 十 分 手 洗 いを 行 う 冷 所 換 気 の 良 い 場 所 で 貯 蔵 すること 容 器 は 直 射 日 光 や 火 気 を 避 けること 開 封 後 は 密 閉 容 器 に 入 れ 遮 光 し 2~8 で 保 管 すること 0 以 下 にしてはならない 強 酸 化 性 物 質 等 反 応 性 の 高 い 物 質 から 離 して 保 管 すること エタノール Cellufine MAX AminoButyl 管 理 濃 度 設 定 されていない 設 定 されていない 許 容 濃 度 (ばく 露 限 界 値 ) 日 本 産 業 衛 生 学 会 設 定 されていない 設 定 されていない ACGIH(2009 年 度 版 ) 1000 ppm(tlv-stel) 設 定 されていない 設 備 対 策 取 扱 う 作 業 場 には 手 洗 い 洗 顔 器 シャワー 等 を 設 置 する 必 要 場 所 に は 局 所 または 全 体 換 気 装 置 を 設 置 する 保 護 具 適 切 な 保 護 具 を 必 要 に 応 じて 着 用 すること 保 護 マスク ( 有 機 ガス 用 ) 保 護 めがね ゴーグル 保 護 手 袋 保 護 衣 顔 面 保 護 具 9. 物 理 的 及 び 化 学 的 性 状 外 観 ( 物 理 的 性 状, 色 など) Cellufine MAX AminoButyl 白 ~ 灰 白 色 のスラリー 溶 液 無 色 膨 潤 度 12 to 16 ml/ g ( 乾 燥 物 1 g 相 当 の 見 かけの 体 積 ) 臭 気 エタノール 臭 臭 いの 閾 値 ph 融 点 凝 固 点 沸 点 初 留 点 及 び 沸 騰 範 囲 引 火 点 セタ 密 閉 式 35~38 引 火 点 23 および 60 の 判 定 基 準 より 引 火 性 液 体 の 区 分 3 とした 蒸 発 速 度
Cellufine MAX AminoButyl, SDS# CPS-F-0053M 5/9 燃 焼 性 ( 固 体 液 体 ) 燃 焼 又 は 爆 発 範 囲 の 上 限 及 び 下 限 蒸 気 圧 蒸 気 密 度 比 重 ( 相 対 密 度 ) 溶 解 度 n-オクタノール/ 水 分 配 係 数 自 然 発 火 温 度 分 解 温 度 粘 度 ( 粘 性 率 ) 10. 安 定 性 及 び 反 応 性 安 定 性 通 常 の 貯 蔵 及 び 使 用 条 件 では 安 定 である 危 険 有 害 反 応 性 通 常 の 貯 蔵 及 び 使 用 条 件 では 有 害 な 反 応 は 起 こらない 避 けるべき 条 件 いかなる 発 火 源 ( 火 花 あるいは 炎 ) も 近 づけてはならない 高 温 や 着 火 源 近 くでの 露 出 を 避 けること 混 触 危 険 物 質 強 酸 化 性 物 質 等 の 反 応 性 の 高 い 物 質 危 険 有 害 な 分 解 生 性 物 通 常 の 保 管 使 用 条 件 では 危 険 な 有 害 物 は 生 成 されない 不 完 全 燃 焼 した 場 合 は 一 酸 化 炭 素 が 発 生 する 11. 有 害 性 情 報 危 険 有 害 性 項 目 製 品 本 体 には 有 害 性 情 報 はなく 以 下 はエタノールの 有 害 性 情 報 エタノール 急 性 毒 性 ( 経 口 ) ラットの LD50 値 =6,200 mg/kg 11,500 mg/kg 17,800 区 分 外 mg/kg 13,700 mg/kg(patty(6th, 2012)) 15,010 mg/kg 7,000-11,000 mg/kg(sids(2005))はすべて 区 分 外 に 該 当 している 急 性 毒 性 ( 経 皮 ) ウサギのLDLo= 20,000 mg/kg(sids(2005))に 基 づき 区 分 区 分 外 外 とした 急 性 毒 性 ( 吸 入 ガス) GHS の 定 義 における 液 体 である 分 類 対 象 外 急 性 毒 性 ( 吸 入 蒸 気 ) ラットの LC50=63,000 ppmv(dfgot vol.12(1999)) 区 分 外 66,280 ppmv(124.7 mg/l)(sids(2005))のいずれも 区 分 外 に 該 当 する なお 被 験 物 質 の 濃 度 は 飽 和 蒸 気 圧 濃 度 78,026 ppmv(147.1 mg/l)の 90% [70,223 ppmv(132.4 mg/l)]より 低 い 値 であることから ppmv を 単 位 とする 基 準 値 を 用 いた 急 性 毒 性 ( 吸 入 粉 塵 ミスト) データ 不 足 のため 分 類 できない 分 類 できない 皮 膚 腐 食 性 / 刺 激 性 ウサギに4 時 間 ばく 露 した 試 験 (OECD TG 404)において 区 分 外 適 用 1 および 24 時 間 後 の 紅 斑 の 平 均 スコアが 1.0 その 他 の 時 点 では 紅 斑 及 び 浮 腫 の 平 均 スコアは 全 て 0.0 であ り 刺 激 性 なし の 評 価 SIDS(2005)に 基 づき 区 分 外 とし た 眼 に 対 する 重 篤 な 損 傷 性 / 眼 刺 激 性 ウサギを 用 いた 2 つの Draize 試 験 (OECD TG 405)におい て 中 等 度 の 刺 激 性 と 評 価 されている(SIDS(2005)) この うち 1 つの 試 験 では 所 見 として 角 膜 混 濁 虹 彩 炎 結 膜 発 赤 結 膜 浮 腫 がみられ 第 1 日 の 平 均 スコアが 角 膜 混 濁 で 1 以 上 結 膜 発 赤 で 2 以 上 であり かつほとんどの 所 見 が 7 日 以 内 に 回 復 した(ECETOC TR 48(2)(1998))こと 区 分 2B
Cellufine MAX AminoButyl, SDS# CPS-F-0053M 6/9 呼 吸 器 感 作 性 皮 膚 感 作 性 生 殖 細 胞 変 異 原 性 発 がん 性 から 区 分 2B に 分 類 した データ 不 足 のため 分 類 できない なお アルコールによる 気 管 支 喘 息 症 状 の 誘 発 は 血 中 アルデヒド 濃 度 の 増 加 と 関 係 があると 考 えられている 一 方 軽 度 の 喘 息 患 者 2 人 が エタノールの 吸 入 誘 発 試 験 で 重 度 の 気 管 支 収 縮 を 起 こし たことが 報 告 されている(DFGOT vol.12 vol.12(1999))が その 反 応 がアレルギー 由 来 であることを 示 すものではな いとも 述 べられている(DFGOT vol.12 vol.12(1999)) ヒトでは アルコールに 対 するアレルギー 反 応 による 接 触 皮 膚 炎 等 の 症 例 報 告 がある(DFGOT vol.12 vol.12(1999)) との 記 述 があるが ヒトでは 他 の 一 級 または 二 級 アルコ ールとの 交 叉 反 応 性 がみられる 場 合 があること 動 物 試 験 で 有 意 の 皮 膚 感 作 性 はみられないことにより エタノー ルに 皮 膚 感 作 性 ありとする 十 分 なデータがない (SIDS (2005) DFGOT vol.12 vol.12(1999))の 記 述 に 基 づきデー タ 不 足 のため 分 類 できないとした in vivo in vitro の 陰 性 結 果 あるいは 陰 性 評 価 がされてお り 分 類 ガイダンスの 改 訂 により 区 分 外 が 選 択 できない ため 分 類 できない とした すなわち マウスおよびラッ トを 用 いた 経 口 投 与 (マウスの 場 合 はさらに 腹 腔 内 投 与 ) による 優 性 致 死 試 験 において 陽 性 結 果 (SIDS(2005) IARC(2010) DFGOT vol.12(1999) PATTY(6th, 2012))が あるものの 試 験 条 件 の 不 十 分 性 や 試 験 結 果 の 誤 りなど が 認 められ 信 頼 性 は 低 い 又 は 信 頼 性 なしと 評 価 している (SIDS(2005) DFGOT vol.12(1999)) また ラット マウス の 骨 髄 小 核 試 験 で 陰 性 ラット 骨 髄 及 び 末 梢 血 リンパ 球 の 染 色 体 異 常 試 験 で 陰 性 (SIDS(2005) PATTY(6th, 2012) IARC(2010) DFGOT vol.12(1999)) チャイニーズハムス ターの 骨 髄 染 色 体 異 常 試 験 で 陰 性 (SIDS(2005))である また マウス 精 子 細 胞 の 小 核 試 験 精 母 細 胞 の 染 色 体 異 常 試 験 ラット 精 原 細 胞 の 染 色 体 異 常 試 験 チャイニーズ ハムスター 精 原 細 胞 の 染 色 体 異 常 試 験 ( 異 数 性 )で 陰 性 で ある(IARC(2010) DFGOT vol.12(1999)) なお 陽 性 の 報 告 として ラット マウスの 姉 妹 染 色 分 体 交 換 試 験 があ る(DFGOT vol.12(1999) PATTY(6th, 2012))が SIDS (2005)などでは 評 価 されていない in vitro 変 異 原 性 試 験 として エームス 試 験 哺 乳 類 培 養 細 胞 を 用 いるマウスリ ンフォーマ 試 験 及 び 小 核 試 験 はすべて 陰 性 と 評 価 されて おり(PATTY(6th, 2012) IARC(2010) DFGOT vol.12 (1999) SIDS(2005) NTP DB(Access on June 2013)) in vitro 染 色 体 異 常 試 験 でもCHO 細 胞 を 用 いた 試 験 1 件 の 陽 性 結 果 を 除 き 他 はすべて 陰 性 であった(SIDS(2005) PATTY(6th, 2012) IARC(2010)) なお この 染 色 体 異 常 の 陽 性 結 果 は 著 しく 高 い 用 量 で 生 じており 高 浸 透 圧 のよ うな 非 特 異 的 影 響 に 起 因 した 染 色 体 傷 害 の 可 能 性 がある と 記 載 (SIDS(2005))されている エタノールは ACGIH で A3 に 分 類 されている(ACGIH(7th, 2012)) また IARC(2010)では アルコール 飲 料 の 発 が ん 性 について 多 くの 疫 学 データから 十 分 な 証 拠 があること 分 類 できない 分 類 できない 分 類 できない 区 分 1A
Cellufine MAX AminoButyl, SDS# CPS-F-0053M 7/9 生 殖 毒 性 特 定 標 的 臓 器 毒 性 ( 単 回 暴 露 ) 特 定 標 的 臓 器 毒 性 ( 反 復 暴 露 ) などから アルコール 飲 料 に 含 まれるエタノールの 摂 取 に より エタノール 及 び 主 代 謝 物 であるアセトアルデヒドが 食 道 などに 悪 性 腫 瘍 を 誘 発 することが 明 らかにされてい るため 区 分 1A に 分 類 する ヒトでは 出 生 前 にエタノール 摂 取 すると 新 生 児 に 胎 児 性 ア ルコール 症 候 群 と 称 される 先 天 性 の 奇 形 を 生 じることが 知 られている 奇 形 には 小 頭 症 短 い 眼 瞼 裂 関 節 四 肢 及 び 心 臓 の 異 常 発 達 期 における 行 動 及 び 認 知 機 能 障 害 が 含 まれる(PATTY(6th, 2012)) これらはヒトに 対 するエタ ノールの 生 殖 毒 性 を 示 す 確 かな 証 拠 と 考 えられるため 区 分 1A とした なお 胎 児 性 アルコール 症 候 群 は 妊 娠 期 に 大 量 かつ 慢 性 的 にアルコールを 飲 んだアルコール 依 存 症 の 女 性 と 関 連 している 産 業 的 な 経 口 経 皮 吸 入 ばく 露 による 胎 児 性 アルコール 症 候 群 の 報 告 はない また 動 物 実 験 でも 妊 娠 ラットに 経 口 投 与 した 試 験 で 奇 形 の 発 生 がみられている ヒトの 吸 入 ばく 露 により 眼 及 び 気 道 への 刺 激 症 状 が 報 告 さ れている(PATTY(6th, 2012)) 血 中 エタノール 濃 度 の 上 昇 に 伴 い 軽 度 の 中 毒 ( 筋 協 調 運 動 低 下 気 分 性 格 行 動 の 変 化 から 中 等 度 の 中 毒 ( 視 覚 障 害 感 覚 麻 痺 反 応 時 間 遅 延 言 語 障 害 ) さらに 重 度 の 中 毒 症 状 ( 嘔 吐 嗜 眠 低 体 温 低 血 糖 呼 吸 抑 制 など)を 生 じる さらに 呼 吸 または 循 環 不 全 により あるいは 咽 頭 反 射 が 欠 如 した 場 合 には 胃 内 容 物 吸 引 の 結 果 として 死 に 至 ると 記 述 され ている(PATTY(6th, 2012)) ヒトに 加 えて 実 験 動 物 でも 中 枢 神 経 系 の 抑 制 症 状 がみられている(SIDS(2005)) 以 上 より 区 分 3( 気 道 刺 激 性 麻 酔 作 用 )とした ヒトでのアルコールの 長 期 大 量 摂 取 はほとんど 全 ての 臓 器 に 悪 影 響 を 及 ぼすが 最 も 強 い 影 響 を 与 える 標 的 臓 器 は 肝 臓 であり 障 害 は 脂 肪 変 性 に 始 まり 壊 死 と 線 維 化 の 段 階 を 経 て 肝 硬 変 に 進 行 する(DFGOT vol.12(1999))との 記 載 に 基 づき 区 分 1( 肝 臓 )とした また アルコール 乱 用 及 び 依 存 症 患 者 の 治 療 として 米 国 FDA は 3 種 類 の 治 療 薬 を 承 認 しているとの 記 述 がある(HSDB(Access on June 2013))ことから 区 分 2( 中 枢 神 経 系 )とした なお 動 物 実 験 では 有 害 影 響 の 発 現 はさほど 顕 著 ではなく ラットの 90 日 間 反 復 経 口 投 与 試 験 において ガイダンス 値 範 囲 をか なり 上 回 る 高 用 量 で 肝 臓 への 影 響 として 脂 肪 変 性 が 報 告 されている(SIDS(2005) PATTY(6th, 2012)) 区 分 1A 区 分 3( 気 道 刺 激 性 麻 酔 作 用 ) 区 分 1 ( 肝 臓 ) 区 分 2 ( 中 枢 神 経 系 ) 吸 引 性 呼 吸 器 有 害 性 データ 不 足 のため 分 類 できない 分 類 できない 12. 環 境 影 響 情 報 危 険 有 害 性 項 目 製 品 には 環 境 影 響 情 報 なし 以 下 はエタノールの 情 報 エタノール 水 生 環 境 有 害 性 ( 急 性 ) 藻 類 (クロレラ)の 96 時 間 EC50 = 1000 mg/l(sids, 2005) 甲 殻 類 (オオミ ジンコ)の 48 時 間 EC50 = 5463 mg/l(ecetoc TR 91 2003) 魚 類 (ニジマ ス)の 96 時 間 LC50 = 11200 ppm(sids, 2005)より 藻 類 甲 殻 類 及 び 魚 類 において 100 mg/l で 急 性 毒 性 が 報 告 されていないことから 区 分 外 とし た
Cellufine MAX AminoButyl, SDS# CPS-F-0053M 8/9 水 生 環 境 有 害 性 ( 長 期 間 ) 慢 性 毒 性 データを 用 いた 場 合 急 速 分 解 性 があり(BOD による 分 解 度 89% ( 既 存 点 検, 1993)) 甲 殻 類 (ニセネコゼミジンコ 属 の 一 種 )の 10 日 間 NOEC = 9.6 mg/l(sids, 2005)であることから 区 分 外 となる 慢 性 毒 性 データが 得 られていない 栄 養 段 階 に 対 して 急 性 毒 性 データを 用 いた 場 合 藻 類 魚 類 ともに 急 性 毒 性 が 区 分 外 相 当 であり 難 水 溶 性 では ない(miscible ICSC, 2000)ことから 区 分 外 となる 以 上 の 結 果 から 区 分 外 とした 残 留 性 分 解 性 易 生 分 解 性 生 体 蓄 積 性 情 報 なし 土 壌 中 への 移 動 性 情 報 なし オゾン 層 への 有 害 性 モントリオール 議 定 書 の 付 属 書 に 列 記 さていないため 分 類 できない 13. 廃 棄 上 の 注 意 残 余 廃 棄 物 特 別 な 廃 棄 方 法 留 意 点 など 無 い 廃 棄 においては 関 連 法 規 ならび に 地 方 自 治 体 の 基 準 に 従 うこと 都 道 府 県 知 事 などの 許 可 を 受 けた 産 業 廃 棄 物 処 理 業 者 もしくは 地 方 公 共 団 体 がその 処 理 を 行 っている 場 合 にはそこに 委 託 して 処 理 する 廃 棄 物 の 処 理 を 委 託 する 場 合 処 理 業 者 等 に 危 険 性 有 害 性 を 十 分 告 知 の 上 処 理 を 委 託 する 汚 染 容 器 及 び 包 装 容 器 は 清 浄 にしてリサイクルするか 関 連 法 規 ならびに 地 方 自 治 体 の 基 準 に 従 って 適 切 な 処 分 を 行 う 空 容 器 を 廃 棄 する 場 合 は 内 容 物 を 完 全 に 除 去 すること 14. 輸 送 上 の 注 意 国 際 規 制 海 上 規 制 情 報 UN No. IMDG コード 非 該 当 (IMDG 特 別 規 定 SP144 により アルコールの 含 有 率 が 24 容 量 % 以 下 の 水 溶 液 は 危 険 品 非 該 当 ) Proper Shipping name Class PG 航 空 規 制 情 報 ICAO/ IATA UN No. 非 該 当 (IATA 特 別 規 定 A58 により アルコールの 含 有 率 が 24 容 量 % 以 下 の 水 溶 液 は 危 険 品 非 該 当 ) Proper Shipping name Class PG 国 内 規 制 船 舶 安 全 法 非 該 当 (アルコールの 含 有 率 が 24 容 量 % 以 下 の 水 溶 液 は 危 険 品 非 該 当 ) 航 空 法 非 該 当 (アルコールの 含 有 率 が 24 容 量 % 以 下 の 水 溶 液 は 危 険 品 非 該 当 ) 消 防 法 非 該 当 (アルコールの 含 有 率 が 60 質 量 % 未 満 の 水 溶 液 は 危 険 品 非 該 当 ) 15. 適 用 法 令 名 称 等 を 通 知 すべき 有 害 物 施 行 令 第 18 条 の 2 別 表 第 9 労 働 安 全 衛 生 法 政 令 番 号 第 61 号 エタノールを 0.1% 以 上 含 有 するもの 危 険 物 引 火 性 の 物 施 行 令 別 表 第 1 第 4 号 海 洋 汚 染 防 止 法 有 害 液 体 物 質 Z 類 物 質 エタノール 施 行 令 別 表 第 1 消 防 法 非 該 当 (アルコールの 含 有 率 が 60 質 量 % 未 満 の 水 溶 液 は 危 険 品 非 該 当 )
Cellufine MAX AminoButyl, SDS# CPS-F-0053M 9/9 化 学 物 質 管 理 促 進 法 非 該 当 毒 物 及 び 劇 物 取 締 法 非 該 当 船 舶 安 全 法 非 該 当 (アルコールの 含 有 率 が 24 容 量 % 以 下 の 水 溶 液 は 危 険 品 非 該 当 ) 航 空 法 非 該 当 (アルコールの 含 有 率 が 24 容 量 % 以 下 の 水 溶 液 は 危 険 品 非 該 当 ) 火 薬 類 取 締 法 非 該 当 高 圧 ガス 保 安 法 非 該 当 化 審 法 ( 監 視 特 定 化 学 物 質 ) 非 該 当 16. その 他 の 情 報 参 考 文 献 各 データ 毎 に 参 考 文 献 を 記 載 した JIS Z 7253 2012 事 業 者 向 け GHS 分 類 ガイダンス( 平 成 25 年 度 改 訂 版 ) 経 済 産 業 省 HP 平 成 25 年 度 厚 生 労 働 省 環 境 省 によるGHS 分 類 結 果 独 立 行 政 法 人 製 品 評 価 技 術 基 盤 機 構 HP GHS 対 応 モデル SDS 情 報 厚 生 労 働 省 HP( 職 場 のあんぜんサイト) 注 意 記 載 内 容 は 現 時 点 で 入 手 できる 資 料 情 報 データに 基 づいて 作 成 しており 新 しい 知 見 により 改 訂 されることがあ ります また 注 意 事 項 は 通 常 の 取 扱 いを 対 象 としたものであって 特 別 な 取 扱 いをする 場 合 は 用 途 用 法 に 適 した 安 全 対 策 を 実 施 のうえ ご 利 用 下 さい 記 載 内 容 は 情 報 提 供 であって 保 証 するものではありません