老 人 保 健 福 祉 計 画 の 体 系 図 基 本 理 念 施 策 の 方 向 基 本 施 策 健 康 づ く り 1 1. 健 康 づくりの 推 進 1) 健 康 手 帳 生 き が い の た め の 2) 健 康 診 査 3) 健 康 教 育 4) 健 康 相 談 5)こころの 健 康 相



Similar documents
<4D F736F F D20819F964C96BE8E E682548AFA89EE8CEC816A8A C52E646F63>

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

スライド 1

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

1 はじめに 計 画 の 目 的 国 は 平 成 18 年 度 に 住 生 活 基 本 法 を 制 定 し 住 まいに 関 する 基 本 的 な 計 画 となる 住 生 活 基 本 計 画 ( 全 国 計 画 )を 策 定 し 住 宅 セーフティネットの 確 保 や 住 生 活 の 質 の 向 上

 

Microsoft Word - 02第3期計画(元データ).doc

<4D F736F F D2090BC8BBB959491BA8F5A91EE8A C52E646F63>

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

Microsoft Word - 目次.doc

(3) 福 祉 施 設 から 一 般 就 労 への 移 行 本 市 の 福 祉 施 設 利 用 者 の 中 で 平 成 24 年 度 に 一 般 就 労 により 退 所 した 人 は 3 人 です ここでいう 福 祉 施 設 とは 生 活 介 護 事 業 自 立 訓 練 事 業 ( 生 活 訓 練

<8BB388F58F5A91EE82A082E895FB8AEE967B95FB906A>

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

16 日本学生支援機構

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

小山市保育所整備計画

( 新 ) 医 療 提 供 の 機 能 分 化 に 向 けたICT 医 療 連 携 導 入 支 援 事 業 費 事 業 の 目 的 医 療 政 策 課 予 算 額 58,011 千 円 医 療 分 野 において あじさいネットを 活 用 したICT したICT 導 入 により により 医 療 機 能

福山市高齢者保健福祉計画2015

●幼児教育振興法案

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) (H25.4.1) (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.7.1) (H25.4.1) (H25.7.1)

Microsoft Word - 福祉医療費給付要綱

1 支 給 認 定 新 制 度 では 幼 稚 園 ( 新 制 度 に 移 行 する 幼 稚 園 のことで 以 下 同 じ) を 利 用 する 場 合 には お 住 まいの 市 町 村 から 支 給 認 定 証 の 交 付 を 受 ける 必 要 があります 認 定 の 区 分 は 年 齢 や 保 育

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

Microsoft Word - h28rifo

1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目 指 していること

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

Taro-01 議案概要.jtd

表紙-2.xdw

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

003-00個人の健康増進・疾病予防の推進のための所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)


各論_1章〜7章.indd

(\202g22\214\366\225\\.xls)

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

スライド 1

第3節 重点的な取り組み

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

技 能 労 務 職 平 均 年 齢 歳,7 平 均 給 料 月 額 歳 7,,8, 歳,9,57, 7,7 7,9 9,5 - (8,85) (5,) 類 似 団 体 5. 歳 9,8 9, 85, ( 注 ) 平 均 給 料 月 額 とは 平 成 5 年 月 日 現 在 における

公 営 企 業 職 員 の 状 況 1 水 道 事 業 1 職 員 給 与 費 の 状 況 ア 決 算 区 分 総 費 用 純 利 益 職 員 給 与 費 総 費 用 に 占 める ( 参 考 ) 職 員 給 与 費 比 率 22 年 度 の 総 費 用 に 占 A B B/A める 職 員 給 与

< EE597768E968BC688EA97972D372E786477>

計 画 書 は4 章 立 てで 第 1 章 が 計 画 策 定 にあたって 第 2 章 が 障 がい 者 を 取 り 巻 く 環 境 第 3 章 が 障 がい 者 計 画 第 4 章 が 障 がい 福 祉 計 画 です 第 1 章 計 画 策 定 にあたってについて 説 明 します まず 計 画 策

m07 北見工業大学 様式①

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 現 況 ( 平 成 22 1 号 給 の 給 料 月 額 137,9 188,9 226,7 266,4 294,3 最 高 号 給 の 給 料 月 額 247,9 314,9 362,8 399,9 415,1 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制

別紙3

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

介護保険制度改正にかかる事業所説明会

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

子ども・子育て支援新制度とは

07_住宅バウチャー(家賃補助)制度の表紙.doc

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

< F2D8E968BC6895E89638E77906A816988C4816A2E6A7464>

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

学校安全の推進に関する計画の取組事例

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

Microsoft Word - nagekomi栃木県特定医療費(指定難病)支給認定申請手続きのご案内 - コピー

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 H H H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H H H H5.4.1 H H5.4.1 ( 参 考

Microsoft PowerPoint - 【資料5】社会福祉施設職員等退職手当共済制度の見直し(案)について

住み慣れたこの町で最期まで 安心して暮らすために

< E88E68F5A91EE8C7689E68F912E786C73>

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

18 国立高等専門学校機構

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

Microsoft PowerPoint  22日修正最終確定.ppt

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

2 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (26 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 静 岡 県 国 類 似 団 体 2 技 能 労 務 職 区 41.8 歳 42.6 歳 43.5

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 () 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 4 月 日 現 在 ) 一 般 行 政 職 国 見 町 福 島 県 国 類 似 団 体 平 均 年 齢 4.6 歳 3

< EC8E F58B8B975E8CF6955C8CB48D652E786C73>

<4D F736F F D20836E E819592E88C5E B F944E82548C8E89FC90B3816A5F6A D28F57>

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

川越市幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

守 口 市 立 東 小 学 校 大 久 保 小 学 校 の 統 合 実 施 計 画 目 次 第 1 守 口 市 における 学 校 統 合 の 背 景 1 第 2 東 小 学 校 と 大 久 保 小 学 校 の 統 合 について 1 第 3 統 合 校 の 学 校 づくりについて 2 第 4 東 小

5 民 間 事 業 者 における 取 扱 いについて( 概 要 資 料 P.17~19) 6 法 人 番 号 について( 概 要 資 料 P.4) (3) 社 会 保 障 税 番 号 制 度 のスケジュールについて( 概 要 資 料 P.20) 1 平 成 27 年 10 月 から( 施 行 日 は

公表表紙

Microsoft Word - 26事業計画書_修正_

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

資料1:勧告の仕組みとポイント 改【完成】

Taro-iryouhoken

社会資源について 

別紙3

Transcription:

第 3 章 老 人 保 健 福 祉 計 画 55

老 人 保 健 福 祉 計 画 の 体 系 図 基 本 理 念 施 策 の 方 向 基 本 施 策 健 康 づ く り 1 1. 健 康 づくりの 推 進 1) 健 康 手 帳 生 き が い の た め の 2) 健 康 診 査 3) 健 康 教 育 4) 健 康 相 談 5)こころの 健 康 相 談 6) 訪 問 指 導 7) 歯 科 口 腔 保 健 8) 健 康 と 医 療 ゾーンの 整 備 2. 介 護 予 防 の 推 進 1) 二 次 予 防 事 業 2) 一 次 予 防 事 業 3) 介 護 予 防 事 業 4) 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 機 会 づ く り 2 生 き が い の た め の 1. 就 業 機 会 の 充 実 1)シルバー 人 材 センター 事 業 2. 生 涯 学 習 の 推 進 1) 高 齢 者 講 座 高 齢 者 自 主 サークル 3. 地 域 交 流 の 推 進 1) 老 人 クラブ 活 動 安 心 づ く り 3 1. 生 活 支 援 事 業 の 推 進 1) 生 活 支 援 に 関 すること 2) 家 族 介 護 支 援 に 関 すること 生 き が い の た め の 2. 福 祉 のまちづくりの 推 進 1) 高 齢 者 が 安 心 できるまちづくり 2) 高 齢 者 の 住 まいの 整 備 3) 公 共 交 通 網 の 整 備 3. 地 域 福 祉 活 動 の 推 進 1) 社 会 福 祉 協 議 会 活 動 2) 民 生 委 員 児 童 委 員 活 動 3) 民 間 団 体 ボランティア 等 の 活 動 4. 地 域 包 括 ケア 体 制 の 推 進 1) 地 域 包 括 支 援 センターの 充 実 機 能 強 化 2) 地 域 ケア 会 議 の 体 制 整 備 3) 地 域 密 着 型 サービスの 充 実 4) 医 療 と 介 護 の 連 携 の 強 化 56

第 1 節 生 きがいのための 健 康 づくり 施 策 の 方 向 基 本 施 策 健 康 手 帳 健 康 診 査 健 康 教 育 健 康 づくりの 推 進 健 康 相 談 こころの 健 康 相 談 訪 問 指 導 歯 科 口 腔 保 健 健 康 と 医 療 ゾーンの 整 備 二 次 予 防 事 業 二 次 予 防 事 業 の 対 象 把 握 事 業 通 所 型 介 護 予 防 事 業 1 運 動 器 の 機 能 向 上 事 業 訪 問 型 介 護 予 防 事 業 1 口 腔 機 能 向 上 栄 養 改 善 事 業 一 次 予 防 事 業 介 護 予 防 普 及 啓 発 事 業 1 転 倒 骨 折 予 防 教 室 2 運 動 教 室 介 護 予 防 の 推 進 3 脳 力 あっぷ 教 室 4 生 活 管 理 指 導 員 派 遣 事 業 5 西 吉 野 ふれあい 事 業 地 域 介 護 予 防 活 動 支 援 事 業 1ふれあい 活 動 推 進 チーム 事 業 ( 友 愛 訪 問 活 動 一 人 暮 らし 老 人 訪 問 事 業 ) 2 高 齢 者 の 生 きがいと 健 康 づくり 3 介 護 予 防 事 業 サポーター(ボランティアグループ) 介 護 予 防 事 業 生 きがい 活 動 支 援 通 所 事 業 食 の 自 立 支 援 事 業 ( 配 食 サービス) 生 活 管 理 指 導 短 期 宿 泊 事 業 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 57

1. 健 康 づくりの 推 進 高 齢 者 が 生 きがいをもって 暮 らすためには 心 と 身 体 がともに 健 康 であることが 非 常 に 大 切 です 我 が 国 は 今 日 世 界 有 数 の 長 寿 国 となっていますが 単 に 寿 命 が 長 いだけでなく 寝 たきりや 要 介 護 の 状 態 を 予 防 し 健 康 寿 命 の 延 伸 を 図 ることが 重 要 な 課 題 です そのためには 正 しい 生 活 習 慣 を 身 につけ 積 極 的 に 健 康 管 理 体 力 づくりに 取 り 組 むなど 生 涯 に わたる 健 康 づくりを 心 がけることが 大 切 です 健 康 づくりは 自 分 の 健 康 は 自 分 で 守 る という 住 民 自 らが 主 体 的 に 取 り 組 むべき 課 題 であるとい う 立 場 を 基 本 としながらも 地 域 ぐるみで 高 齢 者 が 安 心 して 暮 らし 続 けることができるまちづくりに 取 り 組 み 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 につなげていく 必 要 があります 五 條 市 においては 住 民 一 人 ひとりが 質 の 高 い 生 活 を 維 持 し 活 力 ある 地 域 社 会 を 実 現 させていく ために がん 対 策 を 含 めた 健 康 診 査 健 康 に 関 する 正 しい 情 報 の 提 供 必 要 な 助 言 指 導 等 を 充 実 し 健 康 管 理 健 康 づくり 対 策 を 推 進 します 1) 健 康 手 帳 健 康 増 進 法 に 基 づき がん 検 診 結 果 健 康 診 査 保 健 指 導 等 の 記 録 その 他 健 康 の 保 持 のために 必 要 な 事 項 を 記 載 し 自 らの 健 康 管 理 に 資 することを 目 的 として 交 付 します がん 検 診 受 診 時 や 健 康 相 談 の 参 加 時 等 に 健 康 手 帳 を 交 付 しており 年 間 600~700 名 程 度 に 交 付 して います 課 題 としては 自 身 の 健 康 管 理 や 健 康 づくりに 対 する 意 識 付 けのために 手 帳 交 付 後 の 活 用 方 法 について 周 知 していくことが 必 要 です 単 位 : 人 40~74 歳 606 464 548 健 康 手 帳 75 歳 以 上 48 253 74 計 654 717 622 引 き 続 き 市 民 自 らの 健 康 管 理 健 康 づくりに 対 する 意 識 づけを 行 うとともに 自 らの 健 康 管 理 に 役 立 てることができるよう 手 帳 の 普 及 啓 発 に 努 めます 58

2) 健 康 診 査 市 民 の 健 康 管 理 を 目 的 とした 事 業 として 健 康 診 査 やがん 検 診 を 実 施 しています 健 康 診 査 としては 40 歳 以 上 の 国 民 健 康 保 険 の 方 75 歳 以 上 の 後 期 高 齢 者 を 対 象 に 生 活 習 慣 病 の 疾 患 または 危 険 因 子 を 早 期 に 発 見 し 生 活 指 導 や 適 切 な 治 療 へと 結 びつけることによって 疾 病 を 予 防 することを 目 的 とした 特 定 健 診 後 期 高 齢 者 健 康 診 査 を 実 施 しています がんの 早 期 発 見 早 期 治 療 を 目 的 に 各 種 がん 検 診 ( 胃 肺 大 腸 がんは 40 歳 以 上 乳 がんは 40 歳 以 上 の 女 性 子 宮 がんは 20 歳 以 上 の 女 性 が 対 象 )を 実 施 しています 受 診 率 の 向 上 に 向 けて 各 種 健 診 を 併 せて 実 施 したり 休 日 に 健 診 を 受 診 できるようにしたりするな ど 健 診 の 実 施 方 法 を 検 討 した 結 果 受 診 率 は 徐 々に 増 加 をしていますが それでも 受 診 率 は 低 い 状 況 と なっています 健 診 実 施 の 周 知 の 方 法 や 健 診 体 制 を 検 討 し 受 診 者 の 増 加 を 図 る 必 要 があります なお がん 検 診 については 平 成 26 年 度 県 のモデル 事 業 を 実 施 し 受 診 率 の 向 上 に 努 めています 単 位 : 人 対 象 者 数 13,554 13,554 13,554 胃 がん 検 診 肺 がん 検 診 大 腸 がん 検 診 子 宮 がん 検 診 乳 がん 検 診 健 康 診 査 特 定 健 診 ( 国 保 ) 後 期 高 齢 者 健 診 受 診 者 数 660 823 888 受 診 率 4.9% 6.1% 6.6% 対 象 者 数 13,554 13,554 13,554 受 診 者 数 778 1,027 1,111 受 診 率 5.7% 7.6% 8.2% 対 象 者 数 13,554 13,554 13,554 受 診 者 数 1,680 2,026 2,214 受 診 率 12.4% 14.9% 16.3% 対 象 者 数 9,923 9,923 9,923 受 診 者 数 1,171 945 1,205 受 診 率 20.7% 21.0% 21.3% 対 象 者 数 8,536 8,536 8,536 受 診 者 数 910 788 1,031 受 診 率 19.2% 19.5% 20.8% 対 象 者 数 248 285 268 受 診 者 数 14 12 12 受 診 率 5.6% 4.2% 4.5% 対 象 者 数 7,558 7,313 7,334 受 診 者 数 1,534 1,674 1,537 受 診 率 20.3% 22.9% 21.0% 対 象 者 数 5,968 6,110 6,139 受 診 者 数 753 888 827 受 診 率 12.6% 14.5% 13.5% 乳 がん 検 診 と 子 宮 がん 検 診 は 受 診 間 隔 が 2 年 に 1 回 のため 受 診 率 の 算 定 方 法 は [( 前 年 度 の 受 診 者 数 + 当 該 年 度 の 受 診 者 数 - 前 年 度 及 び 当 該 年 度 における2 年 連 続 受 診 者 数 )/ 当 該 年 度 の 対 象 者 数 ] 100として 算 出 59

肥 満 に 加 えて 高 血 糖 高 血 圧 が 重 複 した 場 合 には 心 疾 患 脳 血 管 疾 患 等 のリスクが 高 くなるた め 健 康 診 査 の 受 診 率 向 上 を 目 指 すとともに 要 指 導 者 への 指 導 を 実 施 し 生 活 習 慣 病 の 予 防 に 努 めます がん 検 診 では 従 来 より 休 日 検 診 の 実 施 や 複 数 のがん 検 診 を 同 時 に 実 施 するなど 市 民 が 受 診 し やすい 取 り 組 みをすることで 受 診 率 のアップに 努 めてきました 平 成 26 年 度 に 実 施 した がん 検 診 受 診 率 向 上 に 向 けた 調 査 事 業 ( 県 補 助 事 業 ) 結 果 を 基 に 更 なる 受 診 率 の 向 上 と 効 果 的 効 率 的 な がん 検 診 の 実 施 に 向 けて 取 り 組 みます 3) 健 康 教 育 健 康 増 進 法 により 生 活 習 慣 病 予 防 や 健 康 増 進 に 関 する 正 しい 知 識 の 普 及 を 図 るとともに 適 切 な 指 導 を 行 うことにより 健 康 の 保 持 増 進 に 役 立 てることを 目 的 に 実 施 しています 平 成 24 年 度 と 平 成 25 年 度 は 実 施 回 数 が 平 成 23 年 度 より 多 くなっていますが 実 施 延 べ 人 数 は 実 施 回 数 ほど 増 加 していません 健 康 栄 養 運 動 に 関 する 教 室 を 開 催 し 健 康 の 保 持 や 増 進 に 取 り 組 んで いますが 今 後 は 参 加 者 の 個 別 性 を 重 視 することや より 実 践 的 な 内 容 を 企 画 していく 事 が 必 要 である と 考 えています また 参 加 者 を 増 やしていくために 事 業 の 周 知 の 方 法 について 検 討 が 必 要 です さらに 壮 年 期 の 健 康 づくりに 重 点 を 置 き 地 域 包 括 支 援 センターとも 連 携 しながら 介 護 予 防 につ ながるような 事 業 の 展 開 も 必 要 です 単 位 : 回 人 集 団 健 康 教 育 実 施 回 数 70 120 116 参 加 延 べ 人 数 2,858 3,034 2,828 健 康 栄 養 運 動 等 に 関 する 教 室 を 引 き 続 き 開 催 し 健 康 意 識 の 向 上 や 個 人 にあわせた 生 活 習 慣 改 善 及 び 健 康 づくりを 支 援 していきます また 壮 年 期 からの 健 康 づくりについては 体 力 づくりだけでなく 介 護 予 防 の 観 点 も 視 野 に 入 れ 運 動 習 慣 の 獲 得 などを 重 視 し 実 施 していきます 地 域 での 健 康 づくり 活 動 推 進 のため 運 動 普 及 推 進 員 食 生 活 改 善 推 進 員 及 び 地 区 の 健 康 づく り 推 進 員 の 育 成 や 活 動 支 援 を 行 い 地 域 ぐるみの 健 康 づくりを 支 援 していきます 60

4) 健 康 相 談 健 康 増 進 法 により 心 身 の 健 康 に 関 する 個 別 相 談 に 応 じて 必 要 な 指 導 助 言 を 行 い 健 康 の 自 己 管 理 に 役 立 てることを 目 的 に 実 施 しています 市 内 各 自 治 会 からの 要 請 に 応 じて 地 区 で 実 施 する 出 前 健 康 相 談 や 月 1 回 保 健 福 祉 センターで 健 康 相 談 を 実 施 し 生 活 習 慣 病 予 防 や 心 の 相 談 介 護 予 防 等 を 含 めた 心 身 の 健 康 に 関 する 個 別 相 談 に 応 じていま す 健 康 相 談 の 相 談 延 べ 人 数 としては 年 間 1,000 人 前 後 で 推 移 しています また 特 に 高 齢 化 率 が 高 い 西 吉 野 町 大 塔 町 においては 健 康 管 理 だけでなく 介 護 予 防 認 知 症 予 防 に 重 点 をおき 保 健 福 祉 センターと 地 域 包 括 支 援 センターが 合 同 で 健 康 相 談 を 実 施 しています 平 成 23 年 度 からは 災 害 被 災 者 への 健 康 相 談 も 月 1 回 実 施 しています 単 位 : 回 人 健 康 相 談 実 施 回 数 163 132 127 参 加 延 べ 人 数 1,004 854 1,226 身 近 な 地 域 で 気 軽 に 相 談 できる 場 として 開 催 できるよう 自 治 会 と 連 携 しながら 出 前 健 康 相 談 を 開 催 していきます 高 齢 者 が 多 い 地 域 では 地 域 包 括 支 援 センターと 合 同 で 開 催 するなど 地 域 の 健 康 課 題 に 適 応 した 健 康 相 談 を 実 施 していくとともに 市 民 からのあらゆる 相 談 に 対 して 適 切 な 指 導 対 応 を 行 っていきます 指 導 にあたっては 個 々のライフスタイルを 重 視 しながら 効 果 的 な 保 健 指 導 に 努 めます 61

5)こころの 健 康 相 談 平 成 23 年 12 月 より 精 神 的 不 調 を 持 つ 市 民 への 支 援 を 目 的 に 何 となく 調 子 が 悪 い 眠 れない ゆ ううつな 気 分 などの 症 状 が 続 くなど こころに 関 する 困 りごとを 抱 える 方 やそのご 家 族 の 方 を 対 象 に 臨 床 心 理 士 による 個 別 相 談 を 月 2 回 実 施 しています 平 成 25 年 度 は 災 害 支 援 として 県 が 8 回 実 施 し 市 実 施 分 と 併 せて 32 回 実 施 しました 平 成 25 年 度 は 市 として 24 回 実 施 するとともに 県 の 災 害 支 援 事 業 としても 8 回 実 施 されています 延 べ 相 談 人 数 は 51 名 となっています こころの 健 康 相 談 を 開 催 している 事 を 知 らない 方 も 多 いと 考 えられるので 周 知 方 法 の 検 討 が 必 要 です また 継 続 して 相 談 に 来 られる 方 も 多 く 今 後 相 談 者 の 増 加 も 考 えられるため 相 談 者 数 の 増 加 に 対 する 対 応 などが 課 題 となっています 単 位 : 回 人 こころの 健 康 相 談 実 施 回 数 6 24 32 参 加 延 べ 人 数 11 47 51 近 年 の 社 会 情 勢 からも 精 神 的 な 問 題 を 抱 える 人 たちが 増 加 してきていることから こころの 健 康 相 談 を 継 続 して 実 施 していきます また こころの 健 康 相 談 の 周 知 についても 様 々な 機 会 に 周 知 していきます 62

6) 訪 問 指 導 健 康 増 進 法 により 健 康 の 保 持 増 進 を 図 ることを 目 的 に 健 康 管 理 上 の 理 由 から 保 健 指 導 が 必 要 と 認 められる 人 あるいは 家 族 に 対 して 家 庭 に 訪 問 して 必 要 な 保 健 指 導 を 実 施 しています 平 成 23 年 度 から 災 害 被 災 者 への 家 庭 訪 問 を 実 施 しているため 平 成 23 年 度 の 実 施 延 べ 人 数 は 300 人 近 くと 多 くなっていますが 大 塔 町 へ 帰 宅 する 被 災 者 も 増 えたため 実 施 延 べ 人 数 は 減 少 しています 今 後 は 大 塔 町 へ 帰 宅 した 住 民 への 支 援 が 必 要 であると 考 えられるとともに 訪 問 指 導 が 必 要 な 対 象 者 の 把 握 に 努 めていく 必 要 があります 単 位 : 回 人 訪 問 指 導 実 施 回 数 27 32 33 参 加 延 べ 人 数 276 256 157 仮 設 住 宅 への 訪 問 を 含 みます( 各 年 間 12 回 実 施 ) 今 後 も 被 災 者 を 含 め 家 庭 への 訪 問 指 導 を 実 施 し 市 民 の 健 康 の 保 持 増 進 等 を 図 ります 63

7) 歯 科 口 腔 保 健 歯 と 口 腔 の 健 康 は 健 康 で 質 の 高 い 生 活 を 営 む 上 で 基 礎 的 かつ 重 要 な 役 割 を 担 うものです 特 に 高 齢 者 にとっては 咀 嚼 機 能 嚥 下 等 の 口 腔 機 能 の 維 持 の 良 否 は 栄 養 摂 取 状 況 にも 関 わり 極 めて 重 要 な 健 康 課 題 です 歯 と 口 腔 の 健 康 を 保 つためには 歯 周 疾 患 の 予 防 と 口 腔 機 能 維 持 に 対 する 適 切 な 指 導 が 重 要 なため 歯 周 疾 患 健 診 と 歯 科 衛 生 士 による 歯 科 保 健 相 談 を 実 施 しています 歯 周 疾 患 は 初 期 には 自 覚 症 状 に 乏 しく 中 高 年 以 降 の 歯 の 喪 失 の 原 因 の 第 1 位 であり 生 活 習 慣 病 に も 大 きな 影 響 があると 言 われていることから 平 成 25 年 度 より 新 たな 事 業 として 40~70 歳 までの 10 歳 刻 みの 人 を 対 象 に 歯 周 疾 患 健 診 を 実 施 しています 対 象 者 数 1,820 人 に 対 して 受 診 者 数 は 80 人 ( 受 診 率 5.5%)で 自 己 負 担 金 は 無 料 であるにも 関 わらず 受 診 率 が 非 常 に 低 くなっています また 歯 科 医 療 機 関 の 少 ない 西 吉 野 町 と 大 塔 町 において 歯 科 保 健 相 談 ( 歯 科 衛 生 士 による 歯 科 及 び 口 腔 内 の 相 談 歯 周 疾 患 予 防 嚥 下 咀 嚼 誤 嚥 予 防 など)を 平 成 25 年 度 に 7 回 実 施 しました 相 談 者 は 延 べ 201 名 となっています 単 位 : 人 対 象 者 1,820 歯 周 疾 患 健 診 受 診 者 80 受 診 率 4.4% 市 民 の 歯 と 口 腔 の 健 康 を 維 持 していくために 歯 科 疾 患 の 予 防 や 歯 科 口 腔 保 健 事 業 を 推 進 して いきます 歯 周 疾 患 健 診 の 周 知 については 対 象 者 に 個 別 通 知 を 行 い 案 内 していますが 受 診 者 が 少 ない 状 況 にあるため 歯 周 疾 患 についての 啓 発 を 行 う 等 受 診 率 向 上 について 検 討 が 必 要 です また 歯 周 疾 患 予 防 誤 嚥 や 嚥 下 困 難 などの 予 防 に 向 け 健 康 相 談 や 健 診 の 機 会 に 合 わせて 歯 科 衛 生 士 による 健 康 相 談 を 今 後 も 実 施 していきます 8) 健 康 と 医 療 ゾーンの 整 備 奈 良 県 との 連 携 を 図 り 県 立 五 條 病 院 のリニューアルを 機 に 市 民 の 健 康 づくりや 市 民 交 流 の 場 とし て まちの 保 健 室 の 整 備 等 一 体 的 な 活 用 を 図 れる 健 康 と 医 療 ゾーン として 新 しい 五 條 病 院 と 市 の 保 健 福 祉 センターを 中 心 とした 周 辺 整 備 を 検 討 していきます 64

2. 介 護 予 防 の 推 進 健 康 づくりには 要 介 護 状 態 を 予 防 することが 欠 かせません 五 條 市 においては 地 域 包 括 支 援 センターを 中 心 に 高 齢 者 が 要 介 護 状 態 になることを 予 防 し 活 動 的 で 生 きがいのある 生 活 を 送 ることができるようさまざまな 介 護 予 防 事 業 に 取 り 組 んできました 平 成 29 年 度 からは 介 護 予 防 に 関 する 事 業 の 体 系 が 変 わり 支 援 する 側 支 援 される 側 といった 画 一 的 なサービスから 市 民 の 参 画 も 含 めた 様 々な 主 体 によるサービス 提 供 によって 地 域 一 体 となって 高 齢 者 を 支 える 事 業 となることから 今 後 はこれまでの 介 護 予 防 事 業 を 進 めるとともに 新 しい 介 護 予 防 事 業 の 構 築 に 向 けて 検 討 を 進 めます 1) 二 次 予 防 事 業 二 次 予 防 事 業 とは 主 に 要 介 護 状 態 等 となるおそれの 高 い 状 態 にあると 認 められる 65 歳 以 上 の 高 齢 者 を 対 象 として 実 施 される 介 護 予 防 事 業 です (1) 二 次 予 防 事 業 の 対 象 者 把 握 事 業 二 次 予 防 事 業 の 対 象 者 を 決 定 することを 目 的 とした 事 業 です 毎 年 4 月 1 日 現 在 において 満 65 歳 以 上 の 第 1 号 被 保 険 者 に 対 し 日 常 生 活 で 必 要 となる 機 能 の 確 認 の ため 基 本 チェックリスト を 送 付 し 判 定 基 準 に 基 づき 二 次 予 防 事 業 対 象 候 補 者 を 決 定 その 後 生 活 機 能 評 価 を 受 けるよう 市 内 協 力 医 療 機 関 への 受 診 勧 奨 を 行 い その 結 果 対 象 者 を 決 定 します 主 にアンケートによって 対 象 者 を 把 握 しています 平 成 24 年 度 は 前 年 度 中 に 65 歳 に 到 達 した 高 齢 者 を 対 象 としたアンケート 調 査 であったため 対 象 者 数 が 少 なくなっています 単 位 : 人 二 次 予 防 事 業 対 象 者 把 握 事 業 二 次 予 防 事 業 対 象 者 数 1,805 54 1,463 対 象 者 選 定 のため 基 本 チェックリスト の 活 用 は 継 続 しますが 従 来 のようなアンケート 調 査 方 法 については 見 直 します また 生 活 機 能 評 価 については 平 成 26 年 度 をもって 終 了 します 65

(2) 通 所 型 介 護 予 防 事 業 1 運 動 器 の 機 能 向 上 事 業 二 次 予 防 事 業 対 象 者 のうち 運 動 器 の 機 能 が 低 下 している 人 に 対 して 理 学 療 法 士 等 が 有 酸 素 運 動 や 簡 易 な 器 具 を 用 いた 運 動 を 実 施 し 運 動 器 の 機 能 向 上 のための 支 援 を 行 うことを 目 的 とした 事 業 です 利 用 者 が 少 なく 特 に 平 成 25 年 度 は 参 加 者 が 大 きく 減 少 しています 事 業 を 効 果 的 に 継 続 していく ためには 民 間 企 業 の 参 入 が 必 要 と 考 えられます 単 位 : 回 人 実 施 回 数 24 24 13 運 動 器 の 機 能 向 上 事 業 参 加 実 人 員 12 14 4 参 加 延 べ 人 員 60 117 46 平 成 29 年 度 以 降 一 般 介 護 予 防 事 業 へと 移 行 しますが ニーズ 調 査 の 結 果 転 倒 認 知 症 リスク が 高 いことから 一 次 予 防 事 業 も 含 め 募 集 方 法 教 室 の 開 催 方 法 を 工 夫 することにより 教 室 利 用 者 数 の 増 加 に 努 めます 66

(3) 訪 問 型 介 護 予 防 事 業 1 口 腔 機 能 向 上 栄 養 改 善 事 業 高 齢 者 の 摂 食 咀 嚼 嚥 下 機 能 の 低 下 を 早 期 に 発 見 し その 悪 化 を 予 防 することで 食 生 活 を 豊 かに する 健 康 を 高 めるなど QOL( 生 活 の 質 )の 向 上 をめざすことを 目 的 に 実 施 しています また 口 腔 機 能 とは 単 に 口 の 中 だけではなく 笑 ったり 話 したりするときに 使 う 口 の 周 りの 筋 肉 や 唇 の 周 りの 働 きも 含 んでおり 口 腔 機 能 の 向 上 はコミュニケーションにも 欠 かせないものです 利 用 者 が 非 常 に 少 なく 平 成 24 年 度 と 平 成 25 年 度 については 募 集 をしたものの 参 加 者 がいない 状 況 となっています 事 業 を 効 果 的 に 継 続 していくためには 民 間 企 業 の 参 入 が 必 要 と 考 えられます 単 位 : 回 人 口 腔 機 能 向 上 栄 養 改 善 事 業 実 施 回 数 4 0 0 参 加 実 人 員 1 0 0 口 腔 機 能 向 上 栄 養 改 善 については 複 合 的 な 教 室 開 催 を 行 うなど 工 夫 し 訪 問 による 事 業 実 施 は 見 直 します 67

2) 一 次 予 防 事 業 一 次 予 防 事 業 は 主 に 活 動 的 な 状 態 にある 高 齢 者 を 対 象 に 生 活 機 能 の 維 持 または 向 上 に 向 けた 取 り 組 みを 行 う 介 護 予 防 事 業 です (1) 介 護 予 防 普 及 啓 発 事 業 1 転 倒 骨 折 予 防 教 室 高 齢 者 の 心 身 機 能 の 維 持 向 上 に 必 要 な 訓 練 を 通 じ 転 倒 または 骨 折 による 要 介 護 状 態 を 予 防 するとと もに 生 きがいと 社 会 参 加 を 促 すことで 住 み 慣 れた 地 域 での 自 立 した 生 活 を 営 めるように 支 援 すること を 目 的 としています 参 加 者 数 が 少 ない 状 況 が 続 いています 事 業 を 委 託 している 法 人 が 2 ヶ 所 と 少 ないこともあり 実 施 回 数 も 低 調 です 日 常 生 活 圏 域 ニーズ 調 査 では 1 次 予 防 事 業 対 象 者 における 転 倒 リスク 該 当 者 が 1 割 余 りいることか ら 事 業 への 参 加 促 進 が 必 要 です 単 位 : 回 人 箇 所 実 施 回 数 16 16 15 転 倒 骨 折 予 防 教 室 参 加 延 べ 人 員 54 49 58 開 催 箇 所 数 2 2 2 この 事 業 は 市 内 の 法 人 委 託 により 取 り 組 んでおり 定 着 化 しています 今 後 も 委 託 先 の 創 意 工 夫 に 期 待 しつつ 事 業 を 継 続 します また 多 くの 法 人 がこの 事 業 に 参 加 できるよう 努 めます 68

2 運 動 教 室 高 齢 者 が 自 ら 参 加 して 運 動 やレクリエーションを 行 うことによって 要 支 援 要 介 護 状 態 の 予 防 につ なげることを 目 的 に 実 施 しています 足 腰 元 気 塾 は 主 に 75 歳 以 上 の 後 期 高 齢 者 を 対 象 に ステップア ップ 運 動 教 室 は 65~74 歳 までの 前 期 高 齢 者 を 対 象 にそれぞれ 月 1 回 (10 回 / 年 ) ころばぬ 先 の 運 動 教 室 は マシーンを 利 用 した 少 人 数 制 で 平 成 25 年 度 に 18 回 開 催 しています また 西 吉 野 地 域 限 定 で 西 吉 野 元 気 あっぷ 教 室 (1 月 ~3 月 の 間 1/ 週 全 11 回 )を 実 施 しています 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 の 参 加 者 数 が 多 く 好 評 であったことから 平 成 25 年 度 からは 教 室 を 増 やして 実 施 しています また 西 吉 野 元 気 あっぷ 教 室 は 毎 年 開 催 地 を 変 更 し 多 くの 高 齢 者 が 運 動 に 関 心 を 持 ち 継 続 して 行 えるような 工 夫 を 行 っています しかしながら 現 状 の 教 室 運 営 を 維 持 する 事 が 精 一 杯 の 現 状 です 単 位 : 回 人 足 腰 元 気 塾 ステップアップ 運 動 教 室 ころばぬ 先 の 運 動 教 室 西 吉 野 元 気 あっぷ 教 室 実 施 回 数 10 10 10 参 加 延 べ 人 員 102 115 130 実 施 回 数 10 10 10 参 加 延 べ 人 員 137 135 78 実 施 回 数 18 参 加 延 べ 人 員 145 実 施 回 数 11 11 11 参 加 延 べ 人 員 135 132 175 ころばぬ 先 の 運 動 教 室 は 平 成 25 年 から 開 始 それぞれの 教 室 には 運 動 指 導 士 理 学 療 法 士 などの 専 門 職 種 を 配 置 していますが 確 保 が 困 難 な 状 況 にあります 今 後 安 定 した 教 室 運 営 のためには 民 間 参 入 ができないか 検 討 を 行 いながら 事 業 展 開 を 行 います 69

3 脳 力 あっぷ 教 室 加 齢 に 伴 う 脳 の 働 きの 衰 えによる 老 人 性 認 知 症 を 予 防 することを 目 的 に 実 施 しています 事 業 運 営 の ためのサポーターを 養 成 し くもん 学 習 療 法 を 用 いて 行 っています 参 加 者 は 横 ばいの 状 況 となっています また サポーターの 養 成 も 進 んでいません しかし 教 室 卒 業 者 からは 継 続 を 望 む 声 も 多 く 昨 年 度 からは OB 会 も 行 っています もちろんこの OB 会 を 支 援 しているのもサポーターの 方 々です 日 常 生 活 圏 域 ニーズ 調 査 では 1 次 予 防 事 業 対 象 者 における 認 知 症 予 防 リスク 該 当 者 が 25%いること から 事 業 への 参 加 促 進 が 必 要 です 単 位 : 回 人 時 間 実 施 回 数 26 28 28 参 加 実 人 数 14 12 12 教 室 の 状 況 参 加 延 べ 人 員 288 272 268 延 べサポーター 数 10 10 10 参 加 延 べ 人 員 186 235 235 サポーター 養 成 の 状 況 実 施 回 数 1 1 1 参 加 人 数 2 2 1 必 要 性 の 高 い 教 室 であるにもかかわらず サポーターが 不 足 しており 毎 年 養 成 講 座 を 開 くも のの 参 加 者 が 少 なく 増 えていない 状 況 にあります 今 後 はOB 会 の 開 催 も 含 め 開 催 場 所 を 増 や すのではなく 参 加 人 数 を 増 やす 工 夫 を 行 い 継 続 していきます 70

4 生 活 管 理 指 導 員 派 遣 事 業 概 ね 65 歳 以 上 の 比 較 的 元 気 な 高 齢 者 で 食 事 洗 濯 等 を 自 分 で 維 持 することが 困 難 な 人 を 対 象 に 生 活 習 慣 の 指 導 体 調 管 理 を 目 的 として 生 活 管 理 指 導 員 を 派 遣 して 日 常 生 活 に 関 する 指 導 支 援 を 行 うことにより 要 介 護 状 態 になることを 予 防 します 週 2 回 を 限 度 に 1 回 あたり 2 時 間 以 内 で 利 用 できます 利 用 内 容 は 家 事 援 助 がほとんどで 指 導 に 資 しているとはいえない 状 況 となっています 単 位 : 人 時 間 生 活 管 理 指 導 員 派 遣 事 業 対 象 者 5 3 2 派 遣 延 べ 時 間 260 172 198 他 の 生 活 支 援 等 の 事 業 と 統 合 するなど 事 業 の 見 直 しが 必 要 です 5 西 吉 野 ふれあい 事 業 西 吉 野 町 の 山 間 等 に 住 み 閉 じこもりがちな 高 齢 者 に 対 し ふれあいの 場 の 提 供 と 保 健 福 祉 サービス の 情 報 提 供 社 会 的 孤 立 感 の 解 消 や 自 立 生 活 の 助 長 及 び 要 介 護 状 態 になることへの 予 防 を 図 ることを 目 的 としています 西 吉 野 地 域 を3グループに 分 け2 会 場 において 月 1 回 認 知 症 予 防 や 筋 力 低 下 予 防 の 体 操 や 食 生 活 推 進 委 員 による 高 齢 者 の 栄 養 に 配 慮 した 昼 食 づくりを 実 施 し 食 事 の 大 切 さや 生 活 への 注 意 を 促 していま す 会 場 が 限 定 されているため 利 用 者 のかたよりも 見 られます 単 位 : 回 人 西 吉 野 ふれあい 事 業 実 施 回 数 24 44 40 参 加 延 べ 人 員 141 213 181 この 事 業 は 西 吉 野 地 域 の 方 限 定 で 実 施 しており ニーズ 調 査 から 閉 じこもり 認 知 症 転 倒 リスク が 他 の 地 域 より 高 いことから 事 業 内 容 及 び 周 知 方 法 や 事 業 実 施 場 所 の 見 直 し 等 検 討 が 必 要 です 71

(2) 地 域 介 護 予 防 活 動 支 援 事 業 1ふれあい 活 動 推 進 チーム 事 業 ( 友 愛 訪 問 活 動 一 人 暮 らし 老 人 訪 問 活 動 ) 老 人 クラブに 委 託 して 一 人 暮 らし 高 齢 者 の 家 庭 を 定 期 的 に 訪 問 し 安 否 確 認 を 行 っています 活 動 しているチーム 数 が 年 々 減 少 しており 平 成 25 年 度 は 2 チームと 非 常 に 少 なくなっています 限 られたチーム 人 員 で 増 加 傾 向 にある 一 人 暮 らし 高 齢 者 を 訪 問 するのには 難 しい 状 況 となっています 単 位 :チーム 人 友 愛 訪 問 活 動 一 人 暮 らし 老 人 訪 問 事 業 チーム 数 5 3 2 チーム 人 員 30 30 10 訪 問 対 象 者 数 9 7 7 訪 問 以 外 による 安 否 確 認 もできるよう サロン 事 業 などを 検 討 します 2 高 齢 者 の 生 きがいと 健 康 づくり 高 齢 者 に 適 したスポーツを 通 じて 社 会 参 加 を 推 進 することにより 生 きがいと 健 康 づくりの 確 保 を 図 っています 多 くの 高 齢 者 が 参 加 できるように 軽 スポーツを 実 施 しています いずれの 大 会 でも 参 加 者 は 横 ば いの 状 況 となっています 単 位 : 人 グラウンドゴルフ 大 会 332 323 319 高 齢 者 の 生 きがい と 健 康 づくり ゲートボール 大 会 69 69 59 スカイクロス 大 会 33 48 46 ペタンク 大 会 32 39 38 合 計 466 479 462 関 係 部 局 との 連 携 をとりながら 高 齢 者 だけではなく 若 い 世 代 との 交 流 を 図 りながら 健 康 づく りができるよう 事 業 を 見 直 す 必 要 があります 72

3 介 護 予 防 事 業 サポーター(ボランティアグループ) 五 條 市 運 動 普 及 推 進 員 五 條 市 食 生 活 改 善 推 進 員 五 條 市 健 康 づくり 推 進 員 五 條 脳 トレ 会 等 の 団 体 に 対 する 育 成 支 援 を 保 健 福 祉 センターとともに 実 施 しています 各 団 体 グループは 介 護 予 防 事 業 の 支 援 を 行 うとともに 介 護 予 防 に 資 する 自 主 活 動 を 展 開 していま す 育 成 支 援 をしている 団 体 グループが 増 えておらず 新 たな 養 成 ができていない 状 況 です 現 状 のボランティアグループについては 従 来 どおり 養 成 講 座 の 開 催 等 育 成 と 支 援 を 行 い 人 員 数 を 増 やすことで 活 動 範 囲 の 拡 大 に 努 めます 新 たなサポーター 養 成 については 地 域 性 や 地 域 課 題 を 整 理 明 確 にし 検 討 します 73

3) 介 護 予 防 事 業 (1) 生 きがい 活 動 支 援 通 所 事 業 要 介 護 認 定 の 対 象 とならない 家 に 閉 じこもりがちな 高 齢 者 に 対 して 日 常 動 作 訓 練 や 健 康 チェック 生 活 指 導 等 の 各 種 サービスを 提 供 することで 介 護 予 防 や 生 きがい 活 動 につなげています 市 内 の 社 会 福 祉 法 人 等 で 入 浴 給 食 生 活 指 導 等 のサービスを 実 施 しています 利 用 者 数 は 減 少 傾 向 にあり 事 業 の 周 知 について 検 討 が 必 要 です 単 位 : 人 回 生 きがい 活 動 支 援 通 所 事 業 延 べ 対 象 者 数 128 71 74 実 施 延 べ 回 数 418 274 254 利 用 しやすい 事 業 となるよう 委 託 事 業 所 等 の 増 設 を 検 討 します (2) 食 の 自 立 支 援 事 業 ( 配 食 サービス) 一 人 暮 らしまたは 高 齢 者 のみの 世 帯 を 対 象 に 本 人 の 状 態 や 生 活 状 況 の 調 査 を 行 った 上 で より 良 い 食 事 環 境 を 整 えるために 週 6 回 まで 夕 食 の 配 食 を 実 施 するとともに 配 達 時 に 利 用 者 の 安 否 を 確 認 しま す 市 内 の 社 会 福 祉 法 人 2 ヶ 所 に 委 託 して 旧 五 條 地 区 において 1 日 110 食 を 限 度 に 実 施 しています 配 食 数 は 横 ばいの 状 況 となっています 単 位 : 食 食 の 自 立 支 援 事 業 配 食 数 27,063 28,113 28,319 民 間 企 業 の 参 入 の 動 向 をみながら 西 吉 野 地 区 や 大 塔 地 区 にサービス 提 供 を 拡 充 することを 検 討 します 74

(3) 生 活 管 理 指 導 短 期 宿 泊 事 業 基 本 的 生 活 習 慣 が 欠 如 している 対 人 関 係 が 成 立 しないなど 社 会 適 応 が 困 難 な 高 齢 者 に 対 して 短 期 間 の 宿 泊 による 生 活 習 慣 の 指 導 体 調 管 理 を 行 う 事 業 です 市 立 養 護 老 人 ホーム 花 咲 寮 において 実 施 しています 利 用 者 数 は 多 くありませんが 緊 急 時 の 対 応 と して 必 要 な 事 業 となっています 単 位 : 人 回 生 活 管 理 指 導 短 期 宿 泊 事 業 利 用 者 数 0 1 2 実 施 延 べ 回 数 0 4 25 緊 急 対 応 時 の 体 制 と 関 係 機 関 とのネットワークの 強 化 を 図 ります 4) 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 第 5 期 に 地 域 支 援 事 業 で 実 施 していた 一 次 予 防 事 業 二 次 予 防 事 業 及 び 介 護 予 防 事 業 は 第 6 期 期 間 中 に 再 編 され 一 次 二 次 を 分 け 隔 てず 広 く 高 齢 者 にアプローチをしていく 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 に 移 行 されます また 予 防 給 付 としてサービス 提 供 されていた 通 所 介 護 と 訪 問 介 護 も 地 域 支 援 事 業 である 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 に 移 行 されます 介 護 予 防 事 業 を 大 きく 再 編 する 目 的 は これまで 全 国 一 律 であった 介 護 予 防 通 所 介 護 及 び 介 護 予 防 訪 問 介 護 を 市 が 実 施 することで 要 支 援 者 自 身 の 能 力 を 最 大 限 に 活 かしつつ 地 域 の 実 情 に 応 じた 多 様 な 主 体 が 参 画 するサービスを 充 実 し 地 域 の 支 え 合 いの 体 制 づくりや 要 支 援 者 等 に 対 する 効 果 的 で 効 率 的 な 支 援 を 提 供 できるような 仕 組 みとすることにあります 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 では 地 域 の 社 会 資 源 を 積 極 的 に 活 用 した 介 護 予 防 の 取 り 組 み を 実 施 していくこととなるため 現 行 の 介 護 予 防 通 所 介 護 や 介 護 予 防 訪 問 介 護 に 相 当 する 専 門 的 なサー ビスに 加 えて NPO やボランティアなど 多 様 な 主 体 によるサービス 提 供 が 図 られるようにしていく 必 要 がありますが 新 しいサービスの 受 け 皿 となる 多 様 な 提 供 主 体 を 確 保 することや 事 業 の 体 制 を 整 備 す るには 相 当 の 期 間 が 必 要 となることから 五 條 市 では 平 成 29 年 度 から 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 を 実 施 することとします また 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 で 取 り 組 む 介 護 予 防 は 地 域 住 民 がサービス 提 供 側 とし て 参 加 することができるようになります その 中 で 高 齢 者 自 身 が 支 え 手 側 に 回 ることも 考 えられます が 地 域 活 動 に 参 加 することは 生 きがいや 介 護 予 防 につながることが 大 いに 期 待 できることから 市 は 高 齢 者 がサービス 提 供 主 体 として 活 動 することを 積 極 的 に 支 援 していきます 75

第 2 節 生 きがいのための 機 会 づくり 施 策 の 方 向 基 本 施 策 就 業 機 会 の 充 実 生 涯 学 習 の 推 進 地 域 交 流 の 推 進 シルバー 人 材 センター 事 業 高 齢 者 講 座 高 齢 者 自 主 サークル 老 人 クラブ 活 動 1. 就 業 機 会 の 充 実 高 齢 者 が 自 分 らしく 仕 事 をし 社 会 の 中 で 自 身 の 存 在 価 値 を 味 わえるような 機 会 が 提 供 されることは 生 きがいづくりに 大 きくつながります 高 齢 者 に 就 業 の 機 会 を 提 供 しているシルバー 人 材 センターは その 人 のライフスタイルに 合 わせた 臨 時 的 かつ 短 期 的 軽 易 な 就 業 を 提 供 するとともに ボランティア 活 動 等 の 社 会 参 加 を 通 じて 健 康 で 生 きがいのある 生 活 の 実 現 と 地 域 社 会 の 福 祉 の 向 上 と 活 性 化 に 貢 献 しており 高 齢 者 の 就 業 機 会 の 充 実 のため 一 層 推 進 していく 必 要 があります 1)シルバー 人 材 センター 事 業 定 年 退 職 者 やその 他 高 齢 者 に 対 し 希 望 に 応 じた 臨 時 的 かつ 短 期 的 な 就 業 の 機 会 を 確 保 し 高 齢 者 の 能 力 を 積 極 的 に 活 用 するため 組 織 的 に 就 業 を 促 進 することにより 高 齢 者 の 生 きがいの 充 実 や 福 祉 の 増 進 を 図 り 活 力 あるまちづくりを 目 指 す 事 業 です 平 成 25 年 度 の 登 録 会 員 数 は 323 人 で 会 員 数 は 伸 び 悩 んでいる 状 況 です 高 齢 者 が 持 つ 豊 かな 経 験 や 知 識 を 活 かせる 場 として また 就 業 を 通 した 生 きがいを 持 てる 場 としてシルバー 人 材 センターは 重 要 な 位 置 を 占 めており 生 きがいづくりのために 高 齢 者 に 積 極 的 に 活 用 していただきたい 事 業 です 今 後 加 入 促 進 を 図 ることと 高 齢 者 の 経 験 が 活 かしやすい 受 託 事 業 を 増 やしていくことが 必 要 です 単 位 : 人 シルバー 人 材 センター 事 業 登 録 会 員 数 336 309 323 見 守 り 調 理 掃 除 買 い 物 等 の 生 活 支 援 サービスを 中 心 に 支 援 を 必 要 とする 高 齢 者 を 支 え る 事 業 を 積 極 的 に 受 託 し 登 録 会 員 が 自 身 の 経 験 や 知 識 を 発 揮 できる 場 を 広 げ それが 地 域 の 高 齢 者 支 援 につながるよう 事 業 を 展 開 していきます 76

2. 生 涯 学 習 の 推 進 学 ぶことは 学 生 や 就 業 者 に 限 らず 高 齢 者 にとっても 生 きがいにつながる 大 切 な 機 会 です 従 来 の 高 齢 者 という 観 点 からではなく 健 康 への 意 識 が 高 く 実 際 に 地 域 で 活 躍 している 例 もあり 高 齢 者 自 ら 有 する 知 識 や 経 験 を 社 会 に 還 元 しつつ よりよい 社 会 をつくる 主 役 として 選 択 的 に 自 身 の 生 きがい を 選 び 取 れる 社 会 であることが 求 められています 五 條 市 では 関 係 部 局 との 連 携 を 図 りながら 生 涯 学 習 の 実 態 や 今 後 のニーズを 把 握 し 高 齢 者 の 学 習 意 欲 に 応 えられるような 講 座 を 開 催 し 生 きがいにつながるよう 取 り 組 みの 充 実 を 図 ります 1) 高 齢 者 講 座 高 齢 者 自 主 サークル 高 齢 者 の 学 習 意 欲 に 応 え 生 きがいにつながるよう 公 民 館 や 通 所 事 業 所 において 高 齢 者 にとって 関 心 の 深 い 福 祉 問 題 や 健 康 問 題 をはじめ 人 権 問 題 国 際 問 題 環 境 問 題 など 幅 広 い 講 座 を 開 催 すると ともに 高 齢 者 の 自 主 的 なサークル 活 動 を 支 援 しています また 地 区 公 民 館 では 各 地 区 の 特 色 を 打 ち 出 した 活 動 を 行 い 各 地 域 の 体 育 施 設 でも 地 区 毎 のグループで 軽 スポーツを 行 うなど 気 軽 に 参 加 で きる 環 境 を 作 っています 五 條 市 の 住 民 の 健 康 や 生 涯 学 習 への 意 識 は 他 市 や 国 の 調 査 と 比 較 しても 高 い 傾 向 があるものの 講 座 等 に 参 加 する 高 齢 者 は 固 定 化 する 傾 向 にあり 活 動 する 人 としない 人 に 分 かれています また 講 座 活 動 などに 求 められる 目 的 などにも 多 様 化 がみられるため 柔 軟 に 対 応 し 魅 力 ある 講 座 を 開 催 すること で 利 用 促 進 を 図 ることが 必 要 です 高 齢 者 の 生 きがいにつながるような 活 動 とするために 五 條 市 生 涯 学 習 推 進 計 画 との 連 携 を 図 りながら 高 齢 者 の 活 動 を 支 援 し 高 齢 者 自 身 が 講 師 となれるよう 引 き 続 き 自 主 的 な 講 座 開 催 を 推 進 していきます 77

3. 地 域 交 流 の 推 進 高 齢 者 の 生 きがいづくりを 促 進 するため 老 人 クラブ 活 動 の 活 性 化 やふれあいいきいきサロンの 活 動 ( 社 会 福 祉 協 議 会 活 動 )の 充 実 に 取 り 組 みます 老 人 クラブは 高 齢 者 同 士 の 自 主 的 な 交 流 を 通 じて 孤 立 せずにいきいきと 豊 かな 日 常 生 活 を 築 くために 大 切 な 活 動 を 行 っています また ふれあいいきいき サロンの 活 動 地 域 の 拡 大 を 推 進 し 高 齢 者 の 閉 じこもりをなくし 地 域 での 支 え 合 いの 活 動 として 充 実 を 図 っていく 必 要 があります 1) 老 人 クラブ 活 動 概 ね 60 歳 以 上 の 会 員 が 自 らの 手 でその 生 活 を 健 全 で 豊 かなものにするため 同 一 の 地 域 に 住 む 高 齢 者 が 自 主 的 に 集 まり 自 らの 教 養 の 向 上 健 康 の 増 進 社 会 活 動 などによる 地 域 社 会 との 交 流 等 を 総 合 的 に 行 う 組 織 です 高 齢 者 人 口 が 増 加 しているにもかかわらず 加 入 者 数 は 年 々 減 少 しています 老 人 クラブの 主 な 活 動 内 容 として 地 域 の 老 人 クラブの 上 位 組 織 である 老 人 クラブ 連 合 会 では 健 康 づくり 介 護 予 防 事 業 ( 女 性 部 によるペタンク 普 及 活 動 事 業 高 齢 者 の 健 康 促 進 事 業 ) 地 域 支 え 合 い 事 業 ( 高 齢 者 と 他 世 代 との 交 流 促 進 事 業 いきいき 学 習 事 業 ) 市 町 村 老 連 活 動 支 援 体 制 強 化 事 業 ( 女 性 部 会 員 の 婦 人 活 動 促 進 事 業 )など クラブの 目 的 に 沿 った 補 助 事 業 を 展 開 しているほか ふれあい 活 動 推 進 事 業 ( 友 愛 訪 問 活 動 ) 高 齢 者 の 生 きがいと 健 康 づくり 事 業 ( 各 種 軽 スポーツ 大 会 ) 高 齢 者 の 生 き がい 支 援 事 業 ( 園 芸 部 による 公 共 施 設 への 花 植 )の 委 託 事 業 を 実 施 しています また 自 主 的 な 事 業 と して 高 齢 者 市 民 の 集 いの 開 催 老 人 クラブ 連 合 会 主 催 のゲートボール 大 会 等 を 開 催 し 活 発 に 活 動 して います 単 位 : 人 % 60 歳 以 上 人 口 13,139 13,247 13,319 老 人 クラブ 活 動 加 入 者 数 2,631 2,442 2,287 加 入 率 20% 18% 17% 加 入 者 の 減 少 に 対 して 促 進 の 取 り 組 みが 必 要 ですが 特 に 若 年 高 齢 者 の 加 入 を 促 進 し クラブ の 活 性 化 につなげていきます また 介 護 予 防 事 業 にさらに 力 を 入 れ 高 齢 者 の 健 康 づくりにも つながるよう 事 業 を 展 開 していきます 78

第 3 節 生 きがいのための 安 心 づくり 施 策 の 方 向 基 本 施 策 生 活 支 援 に 関 すること 外 出 支 援 サービス 事 業 軽 度 生 活 援 助 事 業 訪 問 理 美 容 サービス 日 常 生 活 用 具 給 付 事 業 生 活 支 援 事 業 の 推 進 緊 急 通 報 体 制 整 備 事 業 ( 高 齢 者 見 守 り 支 援 ネットワーク 事 業 ) ふれあい 収 集 事 業 救 急 医 療 情 報 キット 配 布 事 業 家 族 介 護 支 援 に 関 すること 家 族 介 護 教 室 家 族 介 護 用 品 の 支 給 高 齢 者 が 安 心 できるまちづくり 福 祉 のまちづくりの 推 進 高 齢 者 の 住 まいの 整 備 公 共 交 通 網 の 整 備 社 会 福 祉 協 議 会 活 動 地 域 福 祉 活 動 の 推 進 民 生 委 員 児 童 委 員 活 動 民 間 団 体 ボランティア 等 の 活 動 地 域 包 括 支 援 センターの 充 実 機 能 強 化 相 談 体 制 の 充 実 ( 総 合 相 談 支 援 事 業 ) 高 齢 者 の 人 権 の 尊 重 ( 権 利 擁 護 事 業 ) 認 知 症 高 齢 者 対 策 の 推 進 ケアマネジメントの 推 進 地 域 包 括 ケア 体 制 の 推 進 1 介 護 予 防 ケアマネジメントの 推 進 2 包 括 的 継 続 的 ケアマネジメントの 推 進 生 活 支 援 体 制 サービスの 体 制 整 備 地 域 ケア 会 議 の 体 制 整 備 地 域 密 着 型 サービスの 充 実 医 療 と 介 護 の 連 携 の 強 化 79

1. 生 活 支 援 家 族 介 護 支 援 の 推 進 高 齢 者 がいつまでも 住 み 慣 れた 家 庭 や 地 域 で 安 全 に 安 心 して 暮 らしていくことができるよう 介 護 保 険 サービスのみならず 高 齢 者 の 在 宅 生 活 を 支 える 生 活 支 援 家 族 介 護 支 援 のサービスについて 取 り 組 みを 充 実 させ 高 齢 者 と 介 護 者 の 負 担 軽 減 に 努 めていきます 1) 生 活 支 援 に 関 すること (1) 外 出 支 援 サービス 事 業 生 きがい 活 動 支 援 通 所 事 業 を 利 用 する 高 齢 者 であって 公 共 の 交 通 機 関 の 利 用 が 困 難 な 人 を 対 象 に 移 送 用 車 両 等 により 利 用 者 の 居 宅 と 生 きがい 活 動 支 援 事 業 の 会 場 との 間 の 送 迎 を 行 う 事 業 です 生 きがい 活 動 支 援 通 所 事 業 の 対 象 者 の 減 少 にともない 外 出 支 援 サービス 事 業 の 利 用 者 も 減 少 してい ます 単 位 : 人 外 出 支 援 サービス 事 業 延 べ 利 用 者 数 128 61 74 今 後 介 護 保 険 の 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 への 移 行 を 検 討 し 生 きがい 活 動 支 援 通 所 事 業 と 外 出 支 援 サービスがともに 利 用 しやすい 事 業 となるよう 事 業 の 内 容 や 委 託 先 の 事 業 所 を 増 やすなど 体 制 の 整 備 に 努 めます 80

(2) 軽 度 生 活 援 助 事 業 概 ね 65 歳 以 上 の 一 人 暮 らしの 人 や 高 齢 者 のみの 世 帯 の 人 要 介 護 認 定 が 非 該 当 の 人 で 日 常 生 活 に 援 助 が 必 要 な 人 を 対 象 に 軽 易 な 日 常 生 活 上 の 援 助 ( 買 い 物 掃 除 外 出 時 の 移 動 介 護 など)を 行 います この 援 助 によって 在 宅 の 一 人 暮 らし 高 齢 者 等 の 自 立 した 生 活 の 継 続 を 可 能 にし また 要 支 援 要 介 護 状 態 への 進 行 を 予 防 する 事 業 です 利 用 者 数 は 減 少 しています 軽 度 生 活 援 助 事 業 の 実 施 はシルバー 人 材 センターに 委 託 をしていますが 地 域 によって 登 録 会 員 の 不 足 があり 利 用 の 希 望 があっても 会 員 を 派 遣 できない 状 況 も 起 こっています 単 位 : 人 時 間 軽 度 生 活 援 助 事 業 年 度 末 利 用 者 数 200 185 166 利 用 延 べ 時 間 1,200 1,148 902 介 護 保 険 の 介 護 予 防 日 常 生 活 支 援 総 合 事 業 への 移 行 を 検 討 し 事 業 を 必 要 とする 人 が 利 用 で きないことがないよう 事 業 の 委 託 先 を 増 やすなど 体 制 の 整 備 に 努 めます (3) 訪 問 理 美 容 サービス 概 ね 65 歳 以 上 で 老 衰 心 身 の 障 害 及 び 疾 病 等 の 理 由 により 理 美 容 院 に 出 向 くことが 困 難 な 要 介 護 4 または 5 の 高 齢 者 が 訪 問 による 理 美 容 サービスを 受 けることができる 事 業 で 理 美 容 師 が 自 宅 まで 訪 問 するためにかかる 費 用 を 市 が 負 担 しています 利 用 者 はほぼおらず 需 要 が 非 常 に 低 い 事 業 となっています 単 位 : 人 訪 問 理 美 容 サービス 利 用 者 数 3 0 0 関 係 団 体 と 協 議 をし 事 業 の 方 向 性 について 検 討 を 行 います 81

(4) 日 常 生 活 用 具 給 付 事 業 概 ね 65 歳 以 上 で 寝 たきり 高 齢 者 や 一 人 暮 らし 高 齢 者 等 に 対 して 介 護 保 険 の 福 祉 用 具 貸 与 購 入 の 対 象 とならない 電 磁 調 理 器 等 の 日 常 生 活 用 具 を 給 付 または 貸 与 することにより 日 常 生 活 を 安 全 に 暮 ら せるよう 便 宜 を 図 る 事 業 です 利 用 者 はほぼおらず 需 要 が 非 常 に 低 い 事 業 となっています 単 位 : 件 日 常 生 活 用 具 給 付 事 業 給 付 貸 与 件 数 0 1 0 給 付 対 象 の 内 容 を 含 めて 事 業 の 方 向 性 について 検 討 を 行 います (5) 緊 急 通 報 体 制 整 備 事 業 ( 高 齢 者 見 守 り 支 援 ネットワーク 事 業 ) 急 病 災 害 等 の 緊 急 時 に 迅 速 かつ 適 切 な 対 応 を 図 るため 一 人 暮 らし 高 齢 者 等 の 自 宅 に 緊 急 通 報 装 置 を 設 置 し 緊 急 時 には 電 話 回 線 を 通 じて 24 時 間 365 日 対 応 の 受 信 センターへ 通 報 し 消 防 署 への 救 急 要 請 を 始 め 近 隣 の 協 力 員 や 民 生 委 員 児 童 委 員 等 の 関 係 機 関 と 緊 急 体 制 の 連 携 を 図 ります 緊 急 通 報 センター 装 置 の 老 朽 化 にともない 装 置 の 設 置 保 守 点 検 相 談 業 務 を 一 本 化 するようシス テムの 見 直 しを 行 ったことで 申 請 から 設 置 までの 時 間 を 短 縮 することができました また 緊 急 時 の 対 応 に 加 えて 24 時 間 365 日 対 応 する 相 談 業 務 の 実 施 や 月 1 回 の 安 否 確 認 の 電 話 を 実 施 し 高 齢 者 の 見 守 りネットワークづくりを 図 っています 単 位 : 台 年 度 末 保 有 台 数 550 555 538 緊 急 通 報 体 制 整 備 事 業 新 規 設 置 台 数 55 57 85 利 用 廃 止 台 数 56 52 102 一 人 暮 らしの 高 齢 者 の 増 加 とともに 事 業 の 利 用 は 今 後 も 増 えていくと 考 えられます 緊 急 時 の 対 応 や 日 頃 の 相 談 安 否 確 認 が 今 後 も 滞 ることなく 実 施 できるよう 体 制 の 整 備 を 図 っていき ます 82

(6) ふれあい 収 集 事 業 日 常 のごみの 排 出 が 困 難 で 親 族 や 近 隣 住 民 の 協 力 を 得 られない 高 齢 者 等 の 世 帯 に 対 して 戸 別 に 玄 関 先 等 でごみ 収 集 を 行 い また ごみの 排 出 がなかった 場 合 に 対 象 者 の 安 否 確 認 を 行 います 平 成 25 年 度 からの 新 規 事 業 で まだ 利 用 者 は 少 ない 状 況 です 今 後 一 人 暮 らしの 高 齢 者 が 増 加 するため 利 用 者 数 が 増 加 すると 見 込 まれます 単 位 : 人 ふれあい 収 集 事 業 利 用 者 数 9 平 成 25 年 度 からの 新 規 事 業 一 人 暮 らしの 高 齢 者 の 増 加 とともに 事 業 の 利 用 は 今 後 も 増 えていくと 考 えられるため 事 業 の 内 容 等 の 周 知 を 積 極 的 に 行 います (7) 救 急 医 療 情 報 キット 配 布 事 業 一 人 暮 らしの 高 齢 者 や 高 齢 者 のみの 世 帯 等 に 対 して かかりつけ 医 療 機 関 持 病 その 他 救 急 時 に 必 要 な 情 報 を 保 管 する 救 急 医 療 情 報 キットを 配 布 することにより 急 病 などの 緊 急 時 に 適 切 な 対 応 ができる よう 市 民 の 安 全 と 安 心 の 確 保 を 図 っています また キットは 冷 蔵 庫 に 保 管 することを 勧 めています そうすることで 火 災 時 に 消 失 しにくい 支 援 者 がすぐに 確 認 することができます 平 成 24 年 度 からの 新 規 事 業 で 民 生 委 員 児 童 委 員 を 通 じて 一 人 暮 らしの 65 歳 以 上 の 高 齢 者 や 高 齢 者 のみの 世 帯 に 救 急 医 療 情 報 キットの 配 布 を 行 い 自 宅 の 目 のつき 易 い 冷 蔵 庫 に 保 管 してもらい 救 急 時 の 対 応 を 図 っています 平 成 25 年 度 末 現 在 で 累 計 2,848 件 配 布 を 行 いました 今 後 事 業 の 周 知 やキ ットの 活 用 について 消 防 機 関 等 との 密 な 連 携 が 必 要 です 単 位 : 件 救 急 医 療 情 報 キット 配 布 事 業 配 布 累 計 数 2,679 2,848 平 成 24 年 度 からの 新 規 事 業 新 たに 対 象 となる 者 への 救 急 医 療 情 報 キットの 配 布 について 事 業 の 周 知 や 民 生 委 員 を 通 じて の 配 布 などを 積 極 的 に 行 っていきます また 救 急 医 療 情 報 キットの 活 用 については 急 病 等 の 救 急 時 の 対 応 の 他 に 災 害 時 の 避 難 行 動 等 に 対 応 できるよう 関 係 機 関 との 連 携 を 図 っていきます 83

2) 家 族 介 護 支 援 に 関 すること (1) 家 族 介 護 教 室 高 齢 者 を 介 護 している 家 族 や 近 隣 の 援 助 者 等 に 対 し 介 護 方 法 介 護 予 防 介 護 者 の 健 康 づくり 等 の 知 識 技 術 を 習 得 してもらうための 教 室 を 開 催 する 事 業 です 市 内 社 会 福 祉 法 人 3 施 設 に 事 業 を 委 託 し 教 室 を 開 催 しています 開 催 回 数 は 横 ばいの 状 態 で 参 加 人 数 も 増 えていません 老 老 介 護 の 世 帯 が 増 加 している 中 介 護 者 の 負 担 軽 減 に 向 けて 教 室 の 内 容 等 をより 利 用 者 のニーズに 沿 ったものにしていく 必 要 があります 単 位 : 回 人 家 族 介 護 教 室 (3 施 設 開 催 計 ) 回 数 15 15 14 参 加 人 数 419 411 427 介 護 が 必 要 な 高 齢 者 を 支 える 家 族 や 近 隣 の 人 にとって より 充 実 した 教 室 となるよう 内 容 の 見 直 し 検 討 を 行 います (2) 家 族 介 護 用 品 の 支 給 重 度 の 介 護 を 要 する 高 齢 者 ( 要 介 護 度 3~5)を 介 護 している 低 所 得 世 帯 ( 市 民 税 非 課 税 世 帯 )の 家 族 に 対 し 紙 おむつを 支 給 しています 介 護 を 必 要 とする 高 齢 者 が 増 加 している 中 事 業 の 利 用 者 は 減 少 傾 向 にあります サービスを 必 要 と する 人 に 事 業 の 情 報 が 届 くよう 周 知 を 図 る 必 要 があります 単 位 : 人 紙 おむつ 等 年 間 延 べ 受 給 者 数 825 881 759 事 業 の 周 知 によって 潜 在 的 なニーズを 掘 り 起 こすとともに 利 用 しやすい 給 付 方 法 を 検 討 しま す 84

2. 福 祉 のまちづくりの 推 進 高 齢 者 が 安 心 安 全 に 暮 らせるようにしていくため 公 共 施 設 等 のバリアフリー 化 や 病 院 や 買 い 物 等 の 移 動 手 段 である 公 共 交 通 網 の 整 備 を 促 進 し 福 祉 のまちづくりに 積 極 的 に 取 り 組 む 必 要 があります 1) 高 齢 者 が 安 心 できるまちづくり 台 風 や 地 震 など 自 然 災 害 に 対 する 備 えや 高 齢 者 及 び 身 体 障 害 者 の 利 用 に 配 慮 したバリアフリー 化 の 整 備 は 安 心 して 暮 らせるまちづくりに 非 常 に 重 要 なものです 市 内 の 公 共 公 益 施 設 については 各 種 事 業 の 推 進 活 用 により 施 設 の 多 くが 改 良 改 修 整 備 され バリアフリー 化 が 進 んでいます 高 齢 者 の 増 加 等 に 対 応 した 人 にやさしい 都 市 空 間 づくりをめざし 市 役 所 等 の 公 共 施 設 医 療 福 祉 施 設 や 主 要 道 路 などにおいて ユニバーサルデザインの 導 入 を 引 き 続 き 推 進 します ユニバーサルデザイン 誰 にでも 使 え 柔 軟 に 使 用 でき 使 い 方 が 簡 単 にわかり 使 う 人 に 必 要 な 情 報 が 簡 単 に 伝 わり 間 違 えても 重 大 な 結 果 にならず 少 ない 力 で 効 率 的 に 楽 に 使 え 使 うときに 適 当 な 広 さがある デザイン 2) 高 齢 者 の 住 まいの 整 備 地 域 包 括 ケアの 実 現 に 向 けて 高 齢 者 が 地 域 で 安 心 して 暮 らせる 住 まいの 確 保 に 努 めます 五 條 市 には 生 活 支 援 施 設 として 養 護 老 人 ホーム( 市 立 花 咲 寮 )が 1 ヶ 所 軽 費 老 人 ホーム A 型 が 1 ヶ 所 ケアハウスが 1 ヶ 所 サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 が 1 ヶ 所 あります 養 護 老 人 ホームは 経 済 的 な 理 由 及 び 環 境 上 の 理 由 により 在 宅 での 生 活 が 困 難 な 高 齢 者 の ための 入 所 施 設 で 入 所 されている 人 が 自 立 して 生 活 できる 社 会 復 帰 できる ことを 目 指 し 支 援 しています 軽 費 老 人 ホーム A 型 は 60 歳 以 上 で 家 庭 の 事 情 等 により 居 宅 において 生 活 することが 困 難 な 高 齢 者 が 低 額 な 料 金 で 入 所 できる 施 設 で 給 食 や 生 活 相 談 等 の 日 常 生 活 に 必 要 なサービスを 利 用 できます ケアハウスは 60 歳 以 上 で 自 炊 ができない 程 度 の 身 体 機 能 の 低 下 等 が 認 められ 独 立 して 生 活 する には 不 安 のある 人 が 自 立 した 生 活 を 維 持 できるように 車 いすでの 利 用 を 容 易 にし ホームヘルパー の 派 遣 など 外 部 からの 在 宅 福 祉 サービスを 受 けることを 可 能 とした 軽 費 老 人 ホームです また 環 境 上 の 理 由 及 び 経 済 的 理 由 によって 居 宅 において 養 護 を 受 けることが 困 難 な 高 齢 者 が 養 護 老 人 ホーム 等 に 入 所 するための 措 置 も 行 っています サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 は 安 否 確 認 や 生 活 相 談 などのサービスを 提 供 するバリアフリー 化 され 85

た 高 齢 者 向 けの 賃 貸 住 宅 等 です 高 齢 者 の 居 住 の 安 定 を 確 保 することを 目 的 に 平 成 23 年 10 月 から 開 始 されました 日 常 生 活 圏 域 ニーズ 調 査 では 今 後 利 用 したい 施 設 サービスとして 軽 費 老 人 ホーム(ケアハウス) 養 護 老 人 ホーム を 挙 げる 回 答 が 他 の 施 設 より 多 くなっており これらの 生 活 支 援 施 設 のニーズが 高 いことがうかがえます しかしながら 日 常 生 活 圏 域 ニーズ 調 査 では 持 ち 家 率 は 高 い 結 果 となってお り 住 み 替 えが 難 しい 高 齢 者 が 自 宅 で 暮 らし 続 けるためには 大 規 模 な 改 修 が 必 要 となることも 考 えら れます 介 護 保 険 制 度 の 改 正 により 介 護 施 設 に 入 所 するほど 介 護 度 は 高 くないが 自 宅 で 暮 らし 続 ける のは 厳 しい 高 齢 者 の 住 まいの 検 討 が 必 要 となります 生 活 支 援 施 設 が 高 齢 者 の 住 まいとして 一 定 の 役 割 を 果 たす 重 要 な 施 設 であることから 施 設 の 活 用 や 充 実 等 を 図 っていきます その 中 で 五 條 市 立 養 護 老 人 ホーム 花 咲 寮 においては 施 設 の 老 朽 化 が 著 しく 時 代 のニーズ にあった 施 設 として 建 替 え 検 討 をしています また 奈 良 県 が 策 定 している 奈 良 県 高 齢 者 居 住 安 定 確 保 計 画 との 整 合 性 をとりながら 一 人 暮 らしの 高 齢 者 が 共 同 で 住 むための 取 り 組 みや 高 齢 者 の 経 済 的 な 負 担 に 配 慮 したサービス 付 高 齢 者 住 宅 の 整 備 について 検 討 し また 公 営 住 宅 においては 五 條 市 市 営 住 宅 等 長 寿 命 化 計 画 に 基 づき 福 祉 対 応 型 住 宅 の 整 備 に 向 けて 関 係 部 局 と 連 携 しながら 高 齢 者 が 安 心 して 暮 らせ る 住 まいの 確 保 に 努 めます 3) 公 共 交 通 網 の 整 備 高 齢 者 や 身 体 障 害 者 などの 交 通 弱 者 といわれる 人 に 配 慮 した 公 共 交 通 網 の 整 備 を 進 めていきます 高 齢 者 にとって 日 頃 から 外 出 の 機 会 をもつことは 社 会 参 加 や 健 康 維 持 という 観 点 から とても 意 義 があることです 現 状 においては 自 家 用 車 を 持 たない 高 齢 者 などにとっては 公 共 交 通 の 運 行 本 数 が 少 ないことから 移 動 手 段 がなかったり バス 停 留 所 までの 距 離 が 遠 くて 出 かけることが 困 難 であったりなど 社 会 生 活 を 送 っていく 上 で 利 用 しにくいという 要 因 が 残 っています 今 後 高 齢 者 などの 交 通 弱 者 が 公 共 交 通 を 利 用 することにより 更 に 社 会 生 活 を 活 発 に 送 ることがで きるよう 利 便 性 の 高 い 公 共 交 通 の 取 り 組 みが 必 要 です 第 3 次 五 條 市 地 域 公 共 交 通 総 合 連 携 計 画 による 事 業 スケジュールに 基 づき 運 行 内 容 の 抜 本 的 な 見 直 し( 時 刻 ルート 予 約 方 法 など)や 新 たな 運 行 形 態 の 導 入 (フルデマンド 化 など) 新 設 される 南 和 広 域 医 療 組 合 南 奈 良 総 合 医 療 センター への 運 行 を 含 む 市 外 への 運 行 拡 大 などの 検 討 を 進 めてい き 市 の 実 状 に 応 じて 誰 もが 利 用 しやすい 地 域 に 密 着 した 公 共 交 通 網 の 整 備 を 進 めていきます 86

3. 地 域 福 祉 活 動 の 推 進 社 会 福 祉 協 議 会 は 住 民 が 安 心 して 暮 らせる 福 祉 コミュニティづくりと 地 域 福 祉 の 推 進 を 使 命 とする 公 共 性 公 益 性 の 高 い 民 間 の 非 営 利 団 体 であり 住 民 主 体 の 地 域 福 祉 活 動 を 推 進 する 上 で 大 きな 役 割 を 果 たす 組 織 です 日 常 生 活 圏 域 での 住 民 の 自 主 的 な 地 域 福 祉 活 動 のあり 方 については 社 会 福 祉 協 議 会 と 行 政 が 協 力 しながら 検 討 していく 必 要 があります また 民 生 委 員 児 童 委 員 の 活 動 を 支 援 し 地 域 で 経 済 的 な 問 題 日 常 生 活 の 課 題 を 抱 えている 人 々や 児 童 障 害 者 高 齢 者 等 への 相 談 援 助 活 動 情 報 提 供 等 を 行 います さらに 民 間 団 体 ボランティアの 活 動 の 活 性 化 を 図 り 地 域 福 祉 の 推 進 を 図 っ ていきます 1) 社 会 福 祉 協 議 会 活 動 地 域 が 抱 えているさまざまな 福 祉 問 題 を 地 域 全 体 の 問 題 としてとらえ みんなで 考 え 話 しあい 協 力 して 解 決 を 図 ることを 目 的 とし 地 域 の 住 民 やボランティア 福 祉 保 健 等 の 関 係 者 行 政 機 関 と 協 働 連 携 のもとに 福 祉 のまちづくりを 目 指 す 組 織 です 活 動 内 容 として 住 民 の 福 祉 活 動 への 参 画 や 場 づくりなどの 援 助 や 社 会 福 祉 にかかわる 関 係 者 団 体 行 政 との 連 携 の 推 進 地 域 に 必 要 な 福 祉 サービスの 企 画 や 実 施 を 行 います 五 條 市 社 会 福 祉 協 議 会 は 地 域 福 祉 活 動 を 推 進 するため 地 区 社 会 福 祉 協 議 会 や 自 治 会 民 生 委 員 児 童 委 員 等 と 連 携 し 高 齢 者 障 害 者 児 童 等 を 対 象 としたさまざまな 支 援 活 動 を 展 開 しています その 一 つである 小 地 域 ネットワーク 活 動 では 支 援 が 必 要 な 人 を 早 期 に 発 見 し 地 域 のみんなで 見 守 り 声 かけ 励 まし を 実 施 して 支 えています ボランティアによる ふれあい 型 給 食 サービス や 歩 いていける 地 域 で 気 軽 に 集 える 仲 間 づくりの 場 を 提 供 する ふれあい いきいきサロン などさまざ まな 活 動 が 展 開 されています また 判 断 能 力 の 不 十 分 な 人 への 福 祉 サービス 利 用 援 助 や 金 銭 管 理 等 を 行 うことにより 地 域 で 安 心 し て 暮 らせるように 支 援 する 地 域 福 祉 権 利 擁 護 事 業 の 実 施 や 常 設 の 総 合 相 談 所 ふれあい 相 談 の 設 置 により 身 近 な 相 談 窓 口 としての 機 能 を 果 たしています そのほか 毎 年 高 齢 者 に 関 する 調 査 を 実 施 し 高 齢 者 問 題 の 調 査 研 究 や 地 域 の 課 題 の 把 握 災 害 時 の 対 応 等 に 努 めています 介 護 保 険 制 度 においては 居 宅 介 護 支 援 訪 問 介 護 事 業 者 として また 介 護 予 防 に 重 点 をおいた 受 託 事 業 を 実 施 しています 一 人 暮 らし 高 齢 者 や 高 齢 者 世 帯 が 増 加 する 一 方 で 家 庭 では 同 居 や 扶 養 意 識 が 変 化 し 地 域 では 近 隣 同 士 の 互 助 意 識 が 低 下 するなど 以 前 は 家 庭 や 地 域 が 持 っていた 機 能 が 低 下 しています 地 域 全 体 で 高 齢 者 を 支 えていくためには 公 的 なサービスだけでは 不 十 分 であり 住 民 同 士 の 助 けあい 支 えあいが 重 要 となります 87

広 範 囲 な 市 域 を 有 する 五 條 市 において きめ 細 かな 地 域 福 祉 活 動 を 推 進 していくためには 住 民 参 加 が 不 可 欠 であることから 社 会 福 祉 協 議 会 活 動 へのさらなる 理 解 と 認 識 を 深 めていただけ るよう 各 種 の 事 業 や 活 動 を 通 じて 啓 発 を 行 い 住 民 参 加 による 福 祉 のまちづくり に 努 めま す また 地 域 社 会 や 家 庭 の 様 相 が 大 きく 変 容 し 福 祉 問 題 も 複 雑 多 岐 にわたっていることから 平 成 27 年 度 から5カ 年 計 画 で 策 定 する 地 域 福 祉 活 動 計 画 により 住 民 ニーズに 対 応 した 地 域 福 祉 活 動 を 推 進 していきます 2) 民 生 委 員 児 童 委 員 活 動 民 生 委 員 児 童 委 員 は 地 域 で 経 済 的 な 問 題 日 常 生 活 の 課 題 を 抱 えている 方 々や 児 童 障 害 者 高 齢 者 等 への 相 談 援 助 活 動 情 報 提 供 等 を 行 います 平 成 26 年 度 現 在 122 名 の 民 生 委 員 児 童 委 員 が 活 動 しています 近 年 家 族 や 地 域 社 会 のつながりが 希 薄 化 し 孤 立 感 が 高 まると 共 に 孤 立 死 や 高 齢 者 児 童 に 対 する 虐 待 将 来 いつ 起 こるかわからない 自 然 災 害 への 不 安 など 多 様 化 する 生 活 課 題 福 祉 課 題 が 大 きな 社 会 問 題 となっています 民 生 委 員 児 童 委 員 は 問 題 の 予 防 や 早 期 発 見 のため 関 係 機 関 及 び 団 体 と 協 力 連 携 し 地 域 に 根 ざ した 活 動 を 進 めるなかで よりキメ 細 かな 見 守 りや 支 援 を 行 うことが 重 要 になります 今 地 域 でどのような 課 題 が 生 じているかを 把 握 し そのなかで 民 生 委 員 児 童 委 員 に 求 められる 活 動 を 一 丸 となってすすめます 助 けあい 支 えあうまちづくりのため 個 人 の 人 格 を 尊 重 し 守 秘 義 務 を 徹 底 し これまで 築 い てきた 住 民 や 関 係 機 関 との 信 頼 関 係 のもと 地 域 を 愛 する 気 持 ちをもって 以 下 の 活 動 に 取 り 組 みます 災 害 に 備 えた 取 り 組 みと 相 談 支 援 見 守 り 体 制 の 強 化 子 どもを 地 域 で 守 り 育 てるための 環 境 づくりへの 取 り 組 み 推 進 福 祉 サービスを 適 切 に 利 用 するため 必 要 な 情 報 提 供 の 推 進 など 88

3) 民 間 団 体 ボランティア 等 の 活 動 ボランティア 活 動 の 活 性 化 を 図 るため さまざまなまちづくりの 分 野 におけるボランティアの 確 保 組 織 化 のための 取 り 組 みを 進 めます 五 條 市 では 平 成 25 年 度 末 現 在 16 グループ 287 人 がボランティア 活 動 を 活 発 に 行 っています 地 域 に 密 着 して 活 動 をする 組 織 として 高 齢 者 の 支 援 には 欠 かせない 存 在 であることから ボランティ ア 等 との 連 携 を 強 化 していくことが 必 要 です 人 口 減 少 と 高 齢 化 が 進 む 中 地 域 を 支 えるボランティア 活 動 には 大 きな 期 待 が 寄 せられますが 継 続 してボランティア 活 動 が 展 開 できるようにするためには 育 成 事 業 にも 力 を 入 れる 必 要 があります 単 位 :グループ 人 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 区 分 グループ 数 人 数 グループ 数 人 数 グループ 数 人 数 手 話 録 音 2 53 2 51 2 46 給 食 10 200 10 198 10 208 福 祉 施 設 等 5 33 3 28 3 25 子 育 て 支 援 1 21 1 22 1 8 個 人 48 64 58 福 祉 委 員 協 力 員 194 194 194 計 18 549 16 557 16 539 地 域 において 高 齢 者 の 支 援 体 制 を 構 築 していけるよう より 一 層 福 祉 教 育 の 充 実 人 材 の 養 成 確 保 ボランティアコーディネート 強 化 に 努 めるとともに 積 極 的 にボランティア 等 の 協 力 を 得 ながらあらゆる 事 業 や 活 動 を 進 め 民 間 団 体 ボランティア 等 の 活 動 の 活 性 化 を 図 ります また 団 塊 の 世 代 や 高 齢 者 自 身 が 社 会 参 加 の 機 会 として 自 らボランティアに 参 加 できる 体 制 づくりにも 力 を 入 れます 89

4. 地 域 包 括 ケア 体 制 の 推 進 五 條 市 では 6 つの 中 学 校 区 をそれぞれ 高 齢 者 が 生 活 する 身 近 な 地 域 である 日 常 生 活 圏 域 として 位 置 づけており それぞれの 圏 域 で 地 域 包 括 ケアの 形 成 を 目 指 しています 地 域 包 括 ケアとは 高 齢 者 の 生 活 を 地 域 で 支 えるために 高 齢 者 のニーズに 応 じ1 住 まい 2 生 活 支 援 ( 介 護 保 険 外 サービス) 3 介 護 保 険 サービス 4 介 護 予 防 サービス 5 在 宅 生 活 の 質 を 確 保 するために 不 可 欠 なサービスを 総 合 的 に 提 供 する 地 域 づくりのことであり これらのサービス 提 供 を 一 体 的 に 切 れ 目 なく 実 施 していく 体 制 をつ くるというものです 五 條 市 においては 第 5 期 介 護 保 険 事 業 計 画 の 計 画 開 始 期 間 である 平 成 24 年 度 から 地 域 包 括 ケア 体 制 の 構 築 に 積 極 的 に 取 り 組 んできました 団 塊 の 世 代 が 後 期 高 齢 者 (75 歳 以 上 )になる 2025 年 ( 平 成 37 年 )に 向 けて さらに 地 域 包 括 ケアを 推 進 し 高 齢 者 が 地 域 で 安 心 して 暮 らせる 体 制 整 備 を 進 め ます 厚 生 労 働 省 資 料 より 抜 粋 1) 地 域 包 括 支 援 センターの 充 実 機 能 強 化 地 域 包 括 支 援 センターは 地 域 での 総 合 的 な 高 齢 者 の 支 援 や 地 域 包 括 ケアの 推 進 の 中 心 的 役 割 を 果 た す 施 設 であり 地 域 住 民 の 心 身 の 健 康 の 保 持 及 び 生 活 の 安 定 のために 必 要 な 援 助 を 行 うことにより その 保 健 医 療 の 向 上 及 び 福 祉 の 増 進 を 包 括 的 に 支 援 する という 基 本 方 針 をかかげ 地 域 福 祉 の 推 進 に 取 り 組 んでいます 現 在 五 條 市 には 直 営 の 地 域 包 括 支 援 センター1ヶ 所 とサブセンターとしての 西 吉 野 大 塔 在 宅 介 護 支 援 センターがあります 今 後 地 域 包 括 支 援 センターの 充 実 機 能 強 化 のためサブセンターを 含 め 専 門 職 種 の 増 員 及 び 次 期 計 画 を 見 据 え 認 知 症 ケア 専 門 士 等 の 専 門 職 種 の 確 保 に 努 めます また 基 幹 型 と 機 能 強 化 型 の 地 域 包 括 支 援 センターを 設 けるなど 体 制 整 備 についても 検 討 を 進 めます 基 幹 型 :センター 間 の 統 合 調 整 他 センターの 後 方 支 援 地 域 ケア 会 議 の 開 催 などを 担 う 機 能 強 化 型 : 過 去 の 実 績 や 得 意 分 野 を 踏 まえて 機 能 を 強 化 し 他 のセンターの 後 方 支 援 も 担 う 90

(1) 相 談 体 制 の 充 実 ( 総 合 相 談 支 援 事 業 ) 地 域 に 住 む 高 齢 者 のさまざまな 相 談 を 受 け 止 め 適 切 な 機 関 制 度 サービスにつなぎ 継 続 的 にフ ォロー 等 を 行 っています 相 談 件 数 は 減 少 をしていますが 今 後 高 齢 者 の 増 加 や 判 断 能 力 が 十 分 でない 認 知 症 高 齢 者 の 増 加 が 予 想 されることから 相 談 件 数 は 増 加 すると 考 えられます きめ 細 やかな 相 談 を 実 施 していくためには 人 員 の 補 充 や 体 制 の 整 備 を 検 討 する 必 要 があります 単 位 : 件 介 護 保 険 その 他 の 保 健 福 祉 サービスに 関 すること 81 51 47 権 利 擁 護 ( 成 年 後 見 制 度 等 )に 関 すること 19 13 7 高 齢 者 虐 待 に 関 すること 12 27 19 その 他 249 187 163 計 361 278 236 現 在 の 専 門 スタッフに 加 えて 人 員 の 充 実 を 図 るとともに 社 会 福 祉 協 議 会 において 取 り 組 んで いる 相 談 業 務 とも 連 携 しながら 相 談 体 制 の 整 備 をすることにより 増 加 が 見 込 まれる 相 談 業 務 に 対 応 していきます 91

(2) 高 齢 者 の 人 権 の 尊 重 ( 権 利 擁 護 事 業 ) 権 利 侵 害 行 為 の 対 象 となっている 高 齢 者 や 対 象 となりやすい 高 齢 者 あるいは 自 ら 権 利 主 張 や 権 利 行 使 することができない 状 況 にある 高 齢 者 に 対 して 権 利 侵 害 の 予 防 や 対 応 権 利 行 使 の 支 援 を 専 門 的 に 行 っていきます また 認 知 症 などにより 判 断 能 力 が 不 十 分 になった 高 齢 者 の 権 利 擁 護 を 図 るため 成 年 後 見 制 度 の 普 及 啓 発 に 努 めています 成 年 後 見 制 度 の 利 用 が 必 要 な 高 齢 者 に 対 しては 市 長 申 立 や 利 用 支 援 事 業 の 活 用 を 勧 めています 五 條 市 では 高 齢 者 への 虐 待 防 止 に 向 けて 多 職 種 連 携 による 高 齢 者 虐 待 防 止 ネットワーク 委 員 会 を 設 置 し 虐 待 防 止 関 係 機 関 との 連 携 強 化 早 期 発 見 や 未 然 防 止 対 策 等 を 協 議 しています 高 齢 者 の 増 加 にともない 権 利 侵 害 の 通 報 件 数 も 増 えることが 見 込 まれます まず 人 権 侵 害 が 起 こ らないように 関 係 機 関 と 十 分 に 連 携 し 虐 待 予 防 に 向 けた 取 り 組 みを 行 うことが 必 要 です 成 年 後 見 市 長 申 立 事 業 では やむを 得 ない 事 情 により 高 齢 者 本 人 もしくはその 親 族 が 成 年 後 見 審 判 申 立 を 行 うことができない 場 合 市 長 が 代 わって 審 判 申 立 を 行 います 平 成 25 年 度 の 市 長 申 立 件 数 は 0 件 となっています また 経 済 的 な 理 由 により 成 年 後 見 審 判 申 立 ができない 高 齢 者 に 対 して 申 立 費 用 や 後 見 人 報 酬 を 負 担 する 制 度 として 成 年 後 見 制 度 利 用 支 援 事 業 を 実 施 しています 平 成 25 年 度 の 実 績 は 0 件 となっ ています 高 齢 者 の 権 利 擁 護 が 着 実 に 行 われるよう 高 齢 者 虐 待 防 止 ネットワーク 委 員 会 の 活 性 化 を 図 り ます また ご 近 所 見 守 りネットワークを 推 進 することで 地 域 への 啓 発 活 動 とともに 顔 の 見 える 横 のつながり を 持 つ 連 携 体 制 の 構 築 に 引 き 続 き 取 り 組 みます 成 年 後 見 制 度 利 用 支 援 事 業 は 高 齢 者 の 人 権 を 尊 重 する 取 り 組 みとして 不 可 欠 であり この 制 度 を 必 要 とする 高 齢 者 が 利 用 することができるよう 市 長 申 立 を 含 め 事 業 の 一 層 の 充 実 に 努 め ます 92

(3) 認 知 症 高 齢 者 対 策 の 推 進 認 知 症 高 齢 者 を 抱 える 家 族 がひとりで 悩 まないよう 問 題 の 早 期 発 見 と 認 知 症 に 対 する 正 しい 理 解 と 知 識 の 普 及 のため 保 健 福 祉 センター 等 関 係 機 関 との 連 携 を 図 っています 平 成 24 年 度 から 認 知 症 キャラバン メイト 及 び 認 知 症 サポーターの 養 成 が 進 み 平 成 25 年 度 は 認 知 症 サポーター 数 が 100 名 を 超 えました 今 後 認 知 症 高 齢 者 の 増 加 が 予 想 されることから さらにサポ ーターの 数 を 増 やしていく 必 要 があります また 認 知 症 高 齢 者 が 地 域 で 安 心 して 暮 らせるようにするためには 地 域 の 協 力 も 必 要 になりますが 地 域 の 見 守 り 体 制 は 十 分 とは 言 えない 状 況 です 単 位 : 人 キャラバン メイト 数 15 17 28 認 知 症 サポーター 数 0 60 106 認 知 症 サポーター 養 成 講 座 を 積 極 的 に 開 催 し 認 知 症 への 理 解 者 を 地 域 で 増 やしていく 取 り 組 みを 進 めます また サポーター 養 成 の 担 い 手 となるキャラバン メイト 同 士 が 情 報 交 換 を 行 う 場 を 設 けるな ど 活 動 のための 支 援 を 行 います 認 知 症 キャラバン メイト 認 知 症 に 関 する 知 識 の 普 及 啓 発 地 域 での 見 守 り 支 援 する 連 携 体 制 づくりを 推 進 する 人 認 知 症 サポーター 認 知 症 を 正 しく 理 解 して 認 知 症 の 人 や 家 族 を 暖 かく 見 守 る 応 援 者 93

(4)ケアマネジメントの 推 進 1 介 護 予 防 ケアマネジメントの 推 進 高 齢 者 が 日 常 生 活 で 抱 えているさまざまな 課 題 に 対 し 適 切 な 支 援 を 行 うことにより 要 支 援 要 介 護 状 態 の 予 防 やその 重 症 化 の 予 防 改 善 を 図 ります 高 齢 者 数 の 増 加 とともに 指 定 介 護 予 防 支 援 事 業 ( 要 支 援 1 2 のケアマネジメントを 実 施 )の 件 数 は 年 々 増 加 をしています 要 支 援 者 の 人 数 は 今 後 もさらに 増 えることが 見 込 まれますが 現 在 の 人 員 体 制 では 充 分 な 対 応 が 難 しい 状 況 となっています 単 位 : 件 地 域 包 括 支 援 センター 件 数 1,971 1,982 2,072 事 業 所 委 託 件 数 1,168 1,543 1,796 合 計 3,139 3,525 3,868 認 定 者 の 増 加 に 対 応 できるよう 専 門 スタッフを 充 実 させ 要 支 援 要 介 護 状 態 の 予 防 やその 重 症 化 の 予 防 改 善 を 図 ります 94

2 包 括 的 継 続 的 ケアマネジメントの 推 進 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して 暮 らすことができるよう 介 護 支 援 専 門 員 地 域 の 関 係 機 関 等 と 連 携 し 高 齢 者 や 家 族 の 抱 える 課 題 に 応 じられる 社 会 資 源 を 適 切 に 活 用 できるように 包 括 的 継 続 的 ケアマネジメントの 実 践 が 可 能 な 環 境 整 備 と 介 護 支 援 専 門 員 へのサポートを 行 います 介 護 支 援 専 門 員 への 個 別 対 応 件 数 は 平 成 25 年 度 は 合 計 54 件 となっており 介 護 支 援 専 門 員 からの 相 談 等 に 大 きな 変 動 はありません 研 修 会 は 平 成 25 年 度 に 回 数 を 増 やして 実 施 をしています 介 護 支 援 専 門 員 のスキルアップのために 研 修 や 情 報 交 換 会 などによって 一 層 連 携 を 図 る 必 要 があります 単 位 : 件 窓 口 電 話 62 22 38 介 護 支 援 専 門 員 個 別 対 応 の 状 況 介 護 支 援 専 門 員 の 研 修 会 開 催 状 況 同 行 訪 問 18 6 16 その 他 0 0 0 開 催 回 数 1 1 3 参 加 延 べ 人 数 79 44 86 研 修 会 の 開 催 に 加 えて 多 職 種 連 携 の 個 別 の 事 例 検 討 会 (ケア 会 議 )を 定 期 的 に 実 施 し 介 護 支 援 専 門 員 のスキルアップを 図 ります 主 任 介 護 支 援 専 門 員 連 絡 会 では 介 護 支 援 専 門 員 のリーダーとして 研 修 会 の 企 画 やケア 会 議 へ の 参 与 を 行 います また 今 後 も 介 護 支 援 専 門 員 の 意 見 情 報 交 換 を 行 う 場 を 提 供 し 日 頃 の 悩 み 等 に 対 応 できるよう 支 援 します (5) 生 活 支 援 サービスの 体 制 整 備 生 活 支 援 サービスの 体 制 整 備 のために 元 気 な 高 齢 者 をはじめ 住 民 が 担 い 手 として 参 加 する 住 民 主 体 の 活 動 やNPO 社 会 福 祉 法 人 社 会 福 祉 協 議 会 協 同 組 合 民 間 企 業 シルバー 人 材 センターなど 多 様 な 主 体 による 多 様 なサービスの 提 供 体 制 を 構 築 し 高 齢 者 を 支 える 地 域 の 支 え 合 いの 体 制 づくりを 第 7 期 計 画 に 向 け 推 進 します 95

2) 地 域 ケア 会 議 の 体 制 整 備 厚 生 労 働 省 資 料 より 抜 粋 平 成 24 年 度 からは 大 塔 地 区 において 小 地 域 における 地 域 ケア 会 議 を 開 催 しており ネットワーク 構 築 や 地 域 づくり 資 源 開 発 機 能 を 担 う 会 議 となっています また 平 成 26 年 度 より 主 任 介 護 支 援 専 門 員 が 中 心 となり 個 別 課 題 解 決 機 能 の 事 例 検 討 会 を 開 催 しています ネットワーク 構 築 と 地 域 課 題 の 検 討 に 取 り 組 む 必 要 があります 地 域 包 括 支 援 センターでは 個 別 支 援 課 題 解 決 からネットワーク 構 築 機 能 を 担 う 事 例 検 討 会 を 定 期 的 に 開 催 し 地 域 課 題 発 見 機 能 を 備 えた 地 域 ケアの 開 催 をめざします 中 山 間 地 域 の 西 吉 野 大 塔 地 区 においては 小 地 域 での 地 域 ケア 会 議 を 定 期 的 に 開 催 し 資 源 開 発 地 域 づくりに 努 めます 地 域 包 括 ケアを 推 進 するため 保 険 者 は 地 域 づくり 資 源 開 発 機 能 政 策 形 成 機 能 を 担 う 地 域 ケア 会 議 の 開 催 をめざします 96

五 條 市 における 現 状 の 各 種 会 議 と 地 域 ケア 会 議 の 関 係 及 び 検 討 事 項 個 別 課 題 解 決 機 能 ネットワーク 構 築 機 能 地 域 課 題 発 見 機 能 地 域 づくり 資 源 開 発 機 能 政 策 形 成 機 能 地 域 包 括 支 援 センター 運 営 協 議 会 地 域 密 着 型 サービス 運 営 協 議 会 介 護 保 険 事 業 運 営 協 議 会 ( 仮 称 ) 介 護 福 祉 課 介 護 福 祉 課 介 護 福 祉 課 おおとう 元 気 会 議 地 域 包 括 支 援 センター 地 域 包 括 支 援 ネットワーク 全 市 に 共 通 する 課 題 解 決 に 対 する 市 レベルでの ネットワーク 構 築 施 策 事 業 立 案 を 協 議 介 護 福 祉 課 地 域 包 括 支 援 センター 介 護 支 援 専 門 員 介 護 サービス 事 業 者 民 生 委 員 児 童 委 員 医 師 会 歯 科 医 師 会 などで 構 成 五 條 見 える 事 例 検 討 会 地 域 包 括 支 援 センター 主 任 介 護 支 援 専 門 員 連 絡 会 会 議 名 開 催 主 催 者 点 線 は 今 後 設 置 を 検 討 している 会 議 介 護 保 険 事 業 運 営 協 議 会 ( 仮 称 )については 五 條 市 老 人 保 健 福 祉 計 画 及 び 五 條 市 介 護 保 険 事 業 計 画 運 営 推 進 委 員 会 ( 五 條 市 老 人 保 健 福 祉 計 画 及 び 五 條 市 介 護 保 険 事 業 計 画 推 進 委 員 会 ) 及 び 地 域 包 括 支 援 セ ンター 運 営 協 議 会 地 域 密 着 型 サービス 運 営 協 議 会 を 見 直 し 新 たに 設 置 することを 検 討 します 97

3) 地 域 密 着 型 サービスの 充 実 高 齢 化 の 進 展 に 伴 い 認 知 症 の 高 齢 者 や 高 齢 者 単 身 世 帯 が 増 加 するなか 高 齢 になっても 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して 暮 らし 続 けることができるよう 身 近 な 生 活 圏 域 での 福 祉 サービス 拠 点 として 地 域 密 着 型 サービスの 整 備 を 進 めています 市 内 には 平 成 25 年 度 末 時 点 で 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 (グループホーム)が 5 施 設 認 知 症 対 応 型 通 所 介 護 が 2 施 設 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 が 1 施 設 整 備 されています 単 位 : 箇 所 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 4 5 5 認 知 症 対 応 型 通 所 介 護 1 1 2 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 1 1 1 平 成 28 年 4 月 から 定 員 18 名 以 下 の 通 所 介 護 が 地 域 密 着 型 サービスに 移 行 するため 市 の 実 状 に 応 じた 運 営 基 準 を 策 定 するなど 円 滑 な 移 行 の 準 備 を 進 めます また 今 後 在 宅 における 支 援 の 充 実 や 認 知 症 高 齢 者 の 増 加 によって 必 要 性 が 高 くなると 見 込 まれる 認 知 症 対 応 型 通 所 介 護 施 設 については 第 6 期 事 業 期 間 中 に 五 條 東 中 学 校 区 を 優 先 的 に 1 ヶ 所 また 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 施 設 については 平 成 28 年 度 及 び 平 成 29 年 度 に 五 條 中 学 校 区 及 び 五 條 東 中 学 校 区 を 優 先 的 に 各 1 ヶ 所 整 備 を 検 討 していきます なお 認 知 症 対 応 型 共 同 生 活 介 護 施 設 については 第 6 期 事 業 期 間 中 においては 現 状 の 5 施 設 90 人 を 定 員 として 事 業 を 進 めていきます 98

4) 医 療 と 介 護 の 連 携 の 強 化 年 齢 を 重 ねるごとに 介 護 のニーズと 医 療 のニーズは 高 くなる 傾 向 がありますが この 2 つのニーズ への 対 応 が 一 体 的 に 継 続 して 提 供 されることが 疾 病 を 抱 えても 自 宅 等 の 住 み 慣 れた 場 所 で 自 分 らし い 生 活 を 続 けるために 非 常 に 重 要 になってきます 地 域 包 括 ケアシステムでは 医 療 と 介 護 は 不 可 欠 な 要 素 ですが それぞれが 独 立 してサービスを 提 供 す るのではなく その 人 の 身 体 の 状 態 によって 必 要 な 医 療 と 介 護 が 包 括 的 に 提 供 されることで 個 々の 高 齢 者 が 地 域 で 安 心 して 暮 らせる 社 会 の 構 築 につながります これを 実 現 するためには 地 域 の 医 療 を 担 っている 在 宅 医 療 が 介 護 と 緊 密 に 連 携 してサービスを 提 供 していくことが 必 要 となります 在 宅 医 療 は 地 域 のかかりつけ 医 をはじめ 歯 科 医 師 薬 剤 師 看 護 師 リハビリ 関 係 職 種 等 多 くの 職 種 によって 提 供 されます 五 條 市 は これまで 以 上 に 地 域 の 医 師 会 等 と 連 携 し これら 在 宅 医 療 に 介 護 に 携 わる 職 種 を 加 えた 多 職 種 による 包 括 的 ケアの 体 制 整 備 を 推 進 し 高 齢 者 の 生 活 を 支 える 仕 組 みを 構 築 します 99

100