( 財 ) 財 務 会 計 基 準 機 構 会 員 各 位 平 成 25 年 10 月 23 日 会 社 名 株 式 会 社 コシダカホールディングス 代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 腰 髙 博 問 合 せ 先 (JASDAQ コード2157) 取 締 役 執 行 役 員 グループ 管 理 担 当 土 井 義 人 電 話 027-280-3371 東 北 大 学 加 齢 医 学 研 究 所 当 社 子 会 社 株 式 会 社 カーブスジャパン による 共 同 研 究 発 表 に 関 するお 知 らせ 当 社 子 会 社 である 株 式 会 社 カーブスジャパンは 認 知 症 などの 加 齢 脳 疾 患 や 難 治 症 のがんを 克 服 することを 目 的 に 長 年 にわたり 研 究 を 進 める 東 北 大 学 加 齢 医 学 研 究 所 と 共 同 研 究 を 行 い 短 期 間 のサー キットトレーニングが 高 齢 者 の 認 知 機 能 に 及 ぼす 効 果 について 科 学 的 な 検 証 を 実 施 しました その 結 果 別 紙 のとおり 4 週 間 のサーキットトレーニングが 実 行 機 能 エピソード 記 憶 処 理 速 度 など 広 範 囲 な 認 知 機 能 を 改 善 することが 実 証 されましたのでお 知 らせいたします サーキットトレーニングは 高 齢 者 でも 取 り 組 みやすいため 今 後 急 速 な 増 加 が 見 込 まれる 高 齢 者 の 認 知 症 予 防 や 認 知 機 能 リハビリなどへの 応 用 が 期 待 されます 以 上 1
添 付 資 料 2013 年 10 月 23 日 株 式 会 社 カーブスジャパン 東 北 大 学 加 齢 医 学 研 究 所 株 式 会 社 カーブスジャパン 共 同 研 究 発 表 筋 トレおよび 有 酸 素 運 動 による 効 果 について 4 週 間 のサーキットトレーニングが 高 齢 者 の 記 憶 などの 広 範 囲 な 認 知 機 能 を 改 善 ~ 認 知 症 予 防 や 認 知 機 能 リハビリへの 応 用 が 期 待 ~ 女 性 だけの 30 分 フィットネス カーブス を 日 本 で FC 展 開 する 株 式 会 社 カーブスジャパン( 住 所 : 東 京 都 港 区 / 代 表 : 増 本 岳 )は 認 知 症 などの 加 齢 脳 疾 患 や 難 治 症 のがんを 克 服 することを 目 的 に 長 年 にわたり 研 究 を 進 める 東 北 大 学 加 齢 医 学 研 究 所 と 共 同 研 究 を 行 い 短 期 間 のサーキットトレーニングが 高 齢 者 の 認 知 機 能 に 及 ぼす 効 果 について 科 学 的 な 検 証 を 実 施 しました その 結 果 4 週 間 のサーキットトレーニングが 実 行 機 能 エピソード 記 憶 処 理 速 度 など 広 範 囲 な 認 知 機 能 を 改 善 することが 実 証 されました サーキットトレーニングは 高 齢 者 でも 取 り 組 みやすいため 今 後 急 速 な 増 加 が 見 込 まれる 高 齢 者 の 認 知 症 予 防 や 認 知 機 能 リハビリなどへの 応 用 が 期 待 されます サーキットトレーニングによる 効 果 実 証 研 究 の 背 景 2010 年 の 段 階 で 認 知 症 を 有 する 高 齢 者 は 226 万 人 ですが 2020 年 には 325 万 人 まで 増 加 するとされ ており ( ) 今 後 の 高 齢 者 社 会 に 伴 い 認 知 症 に 対 する 関 心 は 高 まっています 認 知 機 能 低 下 は 加 齢 とともに 低 下 し 基 本 的 な 日 常 活 動 を 実 行 する 上 で 困 難 を 生 じさせます 一 方 近 年 の 高 齢 者 における 健 康 ブームから サーキットトレーニングに 取 り 組 む 高 齢 者 が 増 えています サーキッ トトレーニングは 運 動 する 複 数 の 人 たちで 輪 (サーキット)になり 有 酸 素 運 動 トレーニングと 筋 力 トレーニ ングとを 交 互 に 組 み 合 わせて 行 い 一 回 30 分 という 短 時 間 でできることから 高 齢 者 でも 取 り 組 みやすく 筋 力 向 上 や 生 活 習 慣 病 の 改 善 などの 効 果 が 得 られることがわかっています これまでの 先 行 研 究 では 42 週 間 サーキットトレーニングを 継 続 することで 高 齢 者 の 記 憶 力 改 善 に 効 果 をもたらすとされていたものの 健 康 な 高 齢 者 において 短 期 間 のサーキットトレーニング が 認 知 機 能 を 改 善 させるか という 未 解 決 点 が 残 されていました そこでこのたび 短 期 間 のサーキットトレーニングが 健 康 な 高 齢 者 において 種 々の 認 知 機 能 を 改 善 するかどうか 検 証 することを 目 的 に 4 週 間 60 歳 以 上 の 男 女 64 人 を 対 象 に 東 北 大 学 加 齢 医 学 研 究 所 と 共 同 研 究 を 実 施 しました ( ) 厚 生 労 働 省 HP みんなのメンタルヘルス より 1/4
研 究 概 要 運 動 介 入 期 間 : 2012 年 5 月 ~2012 年 6 月 の 4 週 間 対 象 : 60 歳 以 上 の 男 女 64 人 参 加 条 件 : 1) 右 利 きで 日 本 語 を 母 国 語 とする 2) 自 己 の 記 憶 機 能 に 問 題 を 感 じておらず 認 知 機 能 を 妨 害 する 薬 (ベンゾジアゼピン 類 抗 うつ 剤 その 他 の 中 枢 神 経 作 用 剤 を 含 む)を 服 用 しておらず 甲 状 腺 異 常 多 発 性 硬 化 症 パーキンソン 氏 病 脳 溢 血 重 度 の 高 血 圧 ( 収 縮 期 血 圧 180 以 上 拡 張 期 血 圧 110 以 上 ) 糖 尿 病 などの 中 枢 神 経 にかかわる 病 気 の 疾 患 既 往 歴 がないこと 3) 他 の 運 動 に 関 する 研 究 に 参 加 していないこと 4) 定 期 的 な 運 動 をしていないこと 5)ジムまたはヘルスクラブの 会 員 でないこと 抽 出 方 法 : 地 域 タウン 誌 の 広 告 で 募 集 サーキットトレーニング 介 入 あり( 介 入 群 ) なし( 無 介 入 群 ) に 関 しては 無 作 為 に 抽 出 測 定 項 目 : 実 行 機 能 エピソード 記 憶 作 業 記 憶 読 解 力 注 意 力 処 理 速 度 測 定 方 法 : 被 験 者 64 人 をサーキットトレーニング 介 入 群 無 介 入 群 の 2 つの 群 (A と B)に 分 け ト レーニング 開 始 前 終 了 後 に 介 入 群 無 介 入 群 に 対 し 認 知 機 能 検 査 を 実 施 サーキットトレーニング 内 容 : 筋 力 トレーニングと 有 酸 素 運 動 を 30 秒 間 隔 で 繰 り 返 す 研 究 結 果 サーキットトレーニング 介 入 群 が 無 介 入 群 よりも 実 行 機 能 (ストループ 検 査 流 暢 性 検 査 ) エピソード 記 憶 ( 物 語 記 憶 検 査 ) 処 理 速 度 ( 符 号 検 査 記 号 検 査 )の 認 知 機 能 において 改 善 することが 明 らかになりま した ( 結 果 まとめ 参 照 ) 研 究 の 意 義 今 回 の 成 果 より 高 齢 者 でも 4 週 間 のサーキットトレーニングで 広 範 囲 な 認 知 機 能 が 改 善 することが 判 明 し ました サーキットトレーニングは 高 齢 者 でも 取 り 組 みやすいため 今 後 急 速 な 増 加 が 見 込 まれる 高 齢 者 の 認 知 症 予 防 や 認 知 機 能 リハビリなどへの 応 用 が 期 待 されます < 年 齢 と 認 知 機 能 の 関 連 性 > 高 齢 者 の 認 知 機 能 低 下 は 日 常 生 活 を 困 難 にするため 認 知 機 能 の 改 善 が 大 切 である 2/4
結 果 まとめ 4 週 間 のサーキットトレーニングは 実 行 機 能 とエピソード 記 憶 と 処 理 速 度 を 向 上 させた 実 行 機 能 や 処 理 速 度 や 記 憶 は 加 齢 と 共 に 低 下 しやすい 認 知 機 能 であり 日 常 生 活 を 行 う 上 で 必 要 な 認 知 機 能 である 4 週 間 のサーキットトレーニングで 認 知 機 能 が 向 上 した 本 研 究 成 果 は 社 会 的 に 大 きな インパクトがあると 考 えられる 認 知 機 能 検 査 の 結 果 ( 変 化 量 ) 数 字 はすべてポイント( 点 ) (1) サーキットトレーニング 介 入 群 の 実 行 機 能 が 改 善 実 行 機 能 : 行 動 や 思 考 を 制 御 し 実 行 する 能 力 (2) サーキットトレーニング 介 入 群 のエピソード 記 憶 が 改 善 エピソード 記 憶 : 情 報 を 覚 える 能 力 3/4
(3) サーキットトレーニング 介 入 群 の 処 理 速 度 が 改 善 処 理 速 度 : 限 られた 時 間 で 多 くの 作 業 を 行 う 能 力 講 師 プロフィール 東 北 大 学 加 齢 医 学 研 究 所 教 授 川 島 隆 太 氏 東 北 大 学 医 学 部 卒 業 同 大 学 院 医 学 研 究 科 修 了 ( 医 学 博 士 ) スウェーデン 王 国 カロリンスカ 研 究 所 客 員 研 究 員 東 北 大 学 加 齢 医 学 研 究 所 助 手 講 師 を 経 て 現 在 は 東 北 大 学 加 齢 医 学 研 究 所 教 授 脳 機 能 イメージング 基 礎 研 究 成 果 をトップダウン 的 に 応 用 することにより 認 知 症 高 齢 者 や 健 常 人 の 認 知 機 能 を 向 上 させる 新 しいシステムの 開 発 と 普 及 に 成 功 学 習 療 法 と 呼 ばれる 認 知 症 患 者 の 認 知 機 能 を 向 上 させるシステムは 2006 年 度 末 に 全 国 で 400 以 上 の 施 設 で 約 6000 名 の 認 知 症 患 者 のケアに 用 いられている また 一 般 向 け の 著 作 等 を 通 し 脳 科 学 の 知 識 を 広 く 社 会 に 啓 発 普 及 東 北 大 学 災 害 科 学 国 際 研 究 所 助 教 野 内 類 氏 明 治 学 院 大 学 文 学 部 卒 業 中 央 大 学 文 学 研 究 科 修 了 ( 博 士 ( 心 理 学 )) 東 北 大 学 加 齢 医 学 研 究 所 博 士 研 究 員 日 本 学 術 振 興 会 特 別 研 究 員 (PD)を 経 て 現 在 は 東 北 大 学 災 害 科 学 国 際 研 究 所 助 教 どうしたら 記 憶 成 績 は 良 くなるのか 高 齢 者 の 認 知 機 能 を 向 上 させる 方 法 があるの か 認 知 機 能 に 及 ぼす 個 人 差 の 影 響 はあるのか などの 日 常 的 な 疑 問 を 明 らかに するために 心 理 学 神 経 科 学 疫 学 的 な 手 法 を 用 いて 研 究 東 北 大 学 加 齢 医 学 研 究 所 とは 結 核 とハンセン 病 の 克 服 を 目 的 として 1941 年 加 齢 医 学 研 究 所 の 前 身 である 抗 酸 菌 病 研 究 所 が 創 立 加 齢 医 学 研 究 所 長 佐 竹 正 延 氏 国 立 大 学 法 人 の 中 で 唯 一 加 齢 医 学 研 究 を 標 榜 している 附 置 研 究 所 であり 全 国 共 同 利 用 共 同 研 究 の 加 齢 医 学 研 究 拠 点 として 日 本 の 加 齢 医 学 研 究 の 中 核 的 役 割 を 果 たしている 加 齢 の 基 本 的 メカニズムを 解 明 するとともに 認 知 症 などの 加 齢 脳 疾 患 や 難 治 性 のがんを 克 服 することを 目 的 とし そ の 目 的 を 達 成 するため 加 齢 制 御 腫 瘍 制 御 脳 科 学 を3つの 柱 として 研 究 に 取 り 組 んでいる また 加 齢 を 個 人 と 社 会 のさらなる 成 熟 発 展 ととらえる スマート エイジング の 実 現 を 最 終 的 目 標 とし 研 究 所 大 学 の 知 の 集 結 と 産 学 連 携 一 般 市 民 参 加 の 有 機 的 体 制 にてその 実 現 を 目 指 している 本 件 に 関 するお 問 合 せ 先 株 式 会 社 カーブスジャパン 広 報 室 片 桐 TEL:03-5418-9911 FAX:03-3455-9122 株 式 会 社 プラップジャパン 江 川 須 藤 川 上 TEL:03-4580-9103 FAX:03-4580-9129 4/4