第 1 学 年 4 組 技 術 科 学 習 指 導 案 平 成 16 年 10 月 1 日 ( 金 ) 第 3 4 校 時 指 導 者 松 浜 中 教 諭 小 林 秀 雄 1 題 材 名 A 技 術 とものづくり 木 材 の 特 徴 と 木 工 具 の 構 造 との 関 係 を 学 び その 使 用 方 法 を 習 得 しよう 2 題 材 の 目 標 生 活 に 必 要 な 製 品 を 自 ら 設 計 し 製 作 できるよう 木 材 と 木 工 具 の 構 造 との 関 係 を 学 び 木 工 具 の 使 用 方 法 を 習 得 する 3 題 材 と 生 徒 (1) 題 材 観 日 頃 何 気 なく 使 っている 製 品 には 合 理 的 かつ 安 全 な 構 造 といったものが 施 されている あたりまえに 感 じているため つい 見 過 ごしてしまいそれらに 気 付 くことはほとんどない じっくりと 見 たり 確 かめるよ うにさわったり また 作 ってみたりした 時 に 初 めて 私 たちの 生 活 をより 豊 かに より 充 実 したものにして くれる 技 術 にふれるのである 本 題 材 は 木 工 具 ( 両 刃 のこぎり 1 枚 刃 かんな 鉄 鋼 ヤスリ 布 ヤスリ 紙 ヤスリ 等 )を 使 って 加 工 練 習 をしていくことを 通 して 木 材 の 特 徴 や 性 質 と 木 工 具 の 構 造 や 道 具 の 中 に 施 されている 科 学 的 な 根 拠 に 基 づいた 構 造 や 合 理 性 安 全 性 等 との 関 係 に 気 付 くこと そして 我 々の 日 々の 生 活 を 支 える 技 術 を 体 験 的 に 捉 えることに 学 習 の 意 義 がある また 中 学 校 の 段 階 において のこぎりやかんなといった 木 工 具 を 適 切 に 使 用 して 素 材 を 加 工 するため の 基 礎 的 な 技 術 を 身 につけておくことは 今 後 の 生 活 を 充 実 向 上 させる 上 で 重 要 なことである 本 校 の A 技 術 ともの 作 り においては 1 年 時 には 主 として 材 料 の 特 徴 や 工 具 の 使 い 方 を 学 習 し その 学 んだこと をベースとして2 年 時 に 自 由 設 計 の 作 品 製 作 を 行 う 加 工 材 料 に 木 材 を 使 用 するのは 下 記 の 理 由 からである 1 他 の 材 料 に 比 べて 加 工 がしやすい 2 木 目 や 木 肌 が 美 しく 温 かみのある 手 触 りである 3 身 の 回 りに 様 々な 技 を 施 した 製 品 が 多 くあり 作 品 製 作 の 参 考 にできる 4 安 価 で 入 手 しやすい 等 々 (2) 生 徒 の 実 態 全 員 の 生 徒 が 本 立 てや 本 箱 簡 単 な 木 製 品 の 製 作 を 経 験 しており のこぎり げんのう 釘 ぬき きり といった 木 工 具 及 び 糸 のこ 盤 などを 使 用 した 経 験 を 持 つ 自 分 の 作 りたいものが 容 易 に 製 作 できる 点 から 木 材 加 工 に 対 して 生 徒 の 興 味 関 心 は 高 い しかし 木 や 木 材 の 性 質 や 特 徴 については これまで 詳 しく 知 る 機 会 が 少 なかったため それらを 良 く 理 解 しないまま 製 作 してきている そこで のこぎりは なぜ 引 く 時 に 力 を 入 れるのか とか かんなで 逆 目 に 削 ると 仕 上 がり 面 が 汚 い ということを 木 材 の 構 造 を 学 習 し 実 際 に 作 業 を 通 して 確 かめながら 学 習 を 進 めさせたいと 考 える 材 料 の 特 徴 を 考 えた 結 果 今 の 道 具 が 作 られたことにも 気 づかせたい また 発 展 的 学 習 として もっと 効 率 よく 作 業 を 行 うにはどうしたらいいのか といった 製 作 工 程 に 対 しての 疑 問 を 持 たせられたらとも 考 える - 1 -
4 題 材 の 評 価 規 準 評 価 規 準 関 木 材 の 特 徴 や 加 工 道 具 に 関 心 を 持 ち 構 想 した 通 りの 加 工 を 行 おうとしている 心 道 具 の 特 徴 を 考 えて 合 理 的 な 使 用 の 仕 方 をしようとしている 安 全 に 注 意 して 作 業 を 行 おうとしている 意 欲 身 近 な 製 品 に 関 心 を 持 ち 使 われ 方 や 材 料 の 特 徴 を 考 えようとする 製 作 する 作 品 の 参 考 となるポイントを 調 べようとしている 態 作 品 に 適 した 材 料 を 自 ら 選 定 している 度 工 繊 維 の 方 向 を 考 えて 自 分 なりに 加 工 方 法 を 工 夫 している 夫 学 び 方 イ 学 び 方 の 方 法 多 面 的 に 物 事 を 考 え 意 志 決 定 をする 創 両 刃 のこぎりの 刃 やかんながけの 方 向 は 木 材 の 繊 維 方 向 により 決 定 することを 多 面 的 に 考 えて 造 選 択 している す る 道 具 の 仕 組 みを 考 えて 作 業 を 工 夫 して 行 うことができる 能 引 いて 加 工 することから 机 やいすの 止 め 木 ( 材 料 を 固 定 する)の 使 い 方 を 考 えて 材 料 が 動 か 力 ないよう 固 定 して 作 業 を 行 える 製 図 の 規 則 に 従 って 正 しく 描 くことができる 生 2 通 りの 描 き 方 で 正 確 に 図 を 描 きあらわすことができる 活 の 道 具 を 正 しく 用 いて 適 切 な 作 業 を 行 うことができる 技 学 び 方 ア 学 び 方 の 技 能 正 しい 道 具 の 使 い 方 ができる 能 さし 金 を 使 った 線 の 引 き 方 のこぎりを 使 った 切 断 の 仕 方 かんなを 使 った 切 削 の 仕 方 直 角 定 規 を 使 った 検 査 の 仕 方 いろいろな 材 料 との 比 較 を 通 して 木 材 の 特 徴 ( 長 所 )がわかる 知 学 び 方 イ 学 び 方 の 方 法 比 較 関 連 して 考 える 方 法 識 金 属 プラスチック ゴム ガラス 紙 など 身 近 な 材 料 との 比 較 を 通 して 木 材 の 長 所 に 気 づく ことができる 理 木 工 道 具 の 構 造 と 使 用 方 法 がわかる 解 学 び 方 ア 学 び 方 の 技 能 情 報 の 収 集 ができる 教 科 書 で 調 べて その 後 実 際 に 道 具 を 見 て 確 かめて その 構 造 や 特 徴 を 知 り 正 しい 使 い 方 がわか る - 2 -
5 指 導 の 構 想 (1) 研 究 テーマとの 関 わり 平 成 16 年 度 新 潟 市 総 合 教 育 センターの 研 究 テーマ 学 び 方 を 身 に 付 けさせる 指 導 の 在 り 方 本 題 材 における 学 び 方 ア 学 習 の 技 能 として 身 に 付 ける 学 び 方 教 科 書 で 調 べたり ビデオや 見 本 を 参 考 にして 道 具 の 構 造 と 使 用 方 法 を 理 解 する 教 科 書 に 書 かれている 内 容 ( 材 料 の 固 定 道 具 の 安 全 な 使 い 方 後 始 末 等 )を 作 業 を 通 して 理 解 する イ 学 習 の 方 法 として 身 に 付 ける 学 び 方 友 達 から 自 分 の 作 業 の 様 子 を 観 察 してもらい アドバイスをもらい 参 考 にする また 友 達 の 作 業 の 様 子 や 材 料 を 観 察 し 自 分 との 比 較 により 評 価 と 改 善 点 の 追 求 をする 新 しい 学 習 を 行 う 際 既 習 学 習 の 中 から 生 かせる 方 法 や 技 能 を 探 り 出 し 活 用 する より 良 い ものづくり を 行 うためには 使 用 する 材 料 のこと 加 工 する 工 具 や 機 械 のことを 十 分 知 り 得 ることが 不 可 欠 である 木 材 金 属 プラスチック 紙 などの 材 料 から 特 徴 強 度 加 工 難 度 見 た 目 価 格 など 多 くの 判 断 基 準 から 照 らし 合 わせどの 材 料 を 選 択 するのが 最 適 なのか また どういった 工 具 機 械 を 使 用 すれば 精 度 的 にも 時 間 的 にもより 有 効 なのか そういった プロセスを 大 切 にすることが 生 徒 の 学 習 活 動 に 置 いて 重 要 なことであると 考 る 本 題 材 では 上 記 学 び 方 イ < 学 習 の 方 法 > を 高 めるためには ベースとなる 学 び 方 ア < 学 習 の 技 能 > を 何 をどのようにして どれくらい 学 んだか どれだけ 定 着 できたかに 依 るところが 大 きく それらを 自 分 できちんと 判 断 ( 自 己 評 価 )できるところまで 導 くことが 大 切 であると 考 える また 課 題 解 決 のためには 様 々な 角 度 からアプローチをかけることがより 良 い 結 果 をもたらせる 例 え 答 えが1つであっても それを 導 き 出 すための 試 行 錯 誤 することは 教 科 の 目 標 にある 進 んで 生 活 を 工 夫 し 創 造 する 能 力 と 実 践 的 な 態 度 を 育 てる を 達 成 する 大 きな 要 因 であり 生 きる 力 を 育 てることになると 考 える (2) 具 体 的 な 手 だて 手 だて1 学 び 方 の 定 着 を 図 る 学 習 展 開 やより 有 効 な 指 導 方 法 の 開 発 1 A 技 術 とものづくり 指 導 過 程 の 工 夫 ( 学 び 方 ア) 1 年 生 で 基 本 的 な 技 能 の 習 得 をし 身 につけた 力 をベースにして2 年 生 で 自 由 設 計 の 作 品 製 作 をする 材 料 の 特 徴 や 加 工 方 法 を 知 ることで デザインだけでなく 加 工 の 仕 方 にも 工 夫 を 加 えることが 可 能 となる 2 模 範 演 技 の 提 示 に 加 えて 自 身 の 作 業 の 様 子 を 確 認 するために 視 聴 覚 教 材 を 作 業 に 取 り 入 れる ( 学 び 方 ア) 生 徒 が 好 きな 時 に 作 業 の 様 子 を 見 られるように 模 範 作 業 のソフトが 入 ったノート PC を 用 意 し 作 業 のポ イントを 視 覚 で 確 認 できる デジタルビデオで 作 業 を 撮 り その 場 で 再 生 することで 改 善 点 を 見 つけることができる - 3 -
3 練 習 材 の 導 入 ( 学 び 方 ア イ) 失 敗 を 繰 り 返 しながら 確 実 に 技 能 を 身 に 付 けることができる( 学 び 方 ア) 試 行 錯 誤 を 繰 り 返 しながら 多 面 的 に 物 事 を 考 えることができるようになる ( 学 び 方 イ) 4 ただ 漫 然 と 切 る 削 る のではなく なぜ とか どうすれば 等 を 考 えながら 作 業 するために まず 実 際 に 道 具 を 見 て その 構 造 を 調 べる 学 習 を 取 り 入 れる ( 学 び 方 イ) 両 刃 のこぎりの2 種 類 の 刃 をスケッチし 構 造 の 違 いが 繊 維 方 向 を 切 断 する 方 向 の 違 いによって 起 きるこ とに 着 目 する 実 際 に 木 に 触 れ ならい 目 と 逆 目 両 方 向 に 触 れることで 木 材 の 特 徴 や 性 質 を 体 験 的 に 掴 むことができる 道 具 の 仕 組 みや 使 い 方 を 学 習 してから 行 うので 作 業 効 率 や 注 意 力 が 向 上 する 5 学 習 の 成 果 を 自 らの 作 品 作 りや 生 活 に 応 用 発 展 させていこうとする 積 極 的 な 態 度 を 育 成 するために 科 学 的 な 根 拠 や 施 されている 工 夫 を 調 べる 活 動 を 行 う ( 学 び 方 イ) インターネットで 調 べたり 身 近 にある 木 製 品 を 観 察 したりしながら 製 作 意 欲 や 興 味 関 心 を 向 上 させる 知 識 や 技 術 を 習 得 するのが 目 的 ではなく 活 用 することに 意 義 があることに 気 付 くために 行 う 6 友 人 との 共 同 作 業 を 通 して 意 見 や 情 報 の 交 換 を 行 う 場 を 設 定 する ( 学 び 方 イ) 調 べたことやより 良 いと 考 えたやり 方 が 正 しいのかを 確 認 したり 深 めたりするために 行 う 加 工 作 業 は どちらかというと 個 人 作 業 が 中 心 である そこで 共 同 で 行 う 場 を 設 定 することで 共 通 の 課 題 を 解 決 するために 意 見 交 換 をする 中 で 視 点 が 広 がり 多 面 的 な 考 えを 持 つことができる 手 だて2 学 び 方 を 身 に 付 ける 学 び 方 カード の 開 発 1 学 び 方 カード の 効 果 的 な 活 用 の 仕 方 を 探 る ( 学 び 方 ア イ) 大 まかに 学 習 内 容 や 評 価 のポイントを 掴 ませるために 授 業 の 最 初 単 元 の 始 めの 頃 に 生 徒 に 提 示 する 作 品 製 作 を 行 う 上 で より 良 いものを 創 りあげるために 力 を 入 れなければならないポイントを 掴 むことが できる 作 品 作 りでは どうしても 過 程 よりも 完 成 品 に 目 がいってしまいがちである 学 習 が 終 了 した 段 階 で 評 価 の 記 録 を 取 ることで 生 徒 の 見 取 りの 補 助 簿 としての 価 値 が 高 まる 2 学 習 プリント 並 びに 自 己 評 価 カードを 作 成 し 授 業 や 単 元 全 体 の 流 れと 到 達 目 標 を 生 徒 自 らが 掴 むこと ができるようにしたり ソフトや 機 械 の 操 作 方 法 などの 説 明 ( 補 助 資 料 )を 行 う ( 学 び 方 イ) 学 習 プリントを 見 ることで 指 示 を 聞 かなくても 授 業 の 流 れを 掴 むことができるので 自 主 的 に 学 習 を 進 めていくことが 可 能 である また 説 明 を 聞 き 逃 した 場 合 でも プリントを 見 ることで 理 解 することができ る 自 己 評 価 カード( 単 元 の 評 価 規 準 全 てが 記 載 されたもの)を 見 ることで 生 徒 自 身 が 学 習 課 題 ごとの 到 達 目 標 を 知 ることができる 手 だて3 学 び 方 の 習 得 を 確 認 する 評 価 方 法 の 工 夫 開 発 1 学 び 方 カード による 学 び 方 ア の 達 成 度 チェック 確 実 に 学 び 方 ア が 身 に 付 いているかどうかを 把 握 するために 学 び 方 カード に 技 能 チェック 欄 を 設 けた - 4 -
2 学 び 方 カード による 学 び 方 イ の 記 述 チェック 他 との 比 較 による 技 能 の 向 上 段 階 での 思 考 の 変 化 や 他 と 関 連 づけて 考 える 力 を 見 極 めるに 意 識 して 記 述 欄 を 設 定 する 3 評 価 方 法 の 確 認 生 徒 が 主 体 的 な 学 習 を 進 めるための 支 援 として 評 価 を 生 かした 学 習 指 導 を 行 うことが 重 要 と 考 え これ までの 自 己 評 価 だけの 評 価 に 加 え 相 互 評 価 も 取 り 入 れ 評 価 の 工 夫 及 び 改 善 に 取 り 組 む これにより 指 導 と 評 価 を 一 体 化 した 学 習 課 程 教 材 構 成 の 構 築 を 進 めていくことが 容 易 になるため 生 徒 の 目 的 意 識 の 継 続 学 習 への 意 欲 向 上 にも 役 立 てていくことができると 考 える 自 己 評 価 について ねらい 生 徒 自 身 が 自 分 が 学 習 の 主 体 者 という 意 識 を 持 たせるため 方 法 設 計 や 製 作 のそれぞれのポイントごとの 小 段 階 で 評 価 し 学 習 内 容 を 生 徒 自 身 が 確 認 できるよ 留 意 点 うなものにする 教 師 側 から の3 段 階 の 判 断 基 準 を 示 し 判 定 の 個 人 差 が 大 きくならないように 配 慮 す る 相 互 評 価 について ねらい 生 徒 自 身 による 課 題 解 決 学 習 を 支 援 するため 方 法 調 べ 学 習 や 試 し 作 業 などのまとめの 場 面 において 話 し 合 いや 発 表 を 聞 きながら 発 表 の 内 容 や 態 度 について 評 価 し 合 いながら 課 題 解 決 ができるようなものにする 留 意 点 生 徒 間 で 認 め 合 い 励 まし 合 えることでこの 評 価 の 効 果 があるので 不 信 感 を 起 こすような 質 問 項 目 は 避 ける 6 指 導 と 評 価 の 計 画 < 全 17 時 > 別 紙 参 照 本 時 かんなの 構 造 とかけ 方 15 16/17 7 本 時 の 指 導 (1) 本 時 のねらい かんなの 正 しい 使 用 方 法 を 理 解 し 材 料 を 思 い 通 りの 寸 法 に 仕 上 げることができる (2) 本 時 における 評 価 規 準 他 との 比 較 や 試 行 錯 誤 を 繰 り 返 しながら きれいに 削 る 方 法 を 検 討 している( 創 意 工 夫 ) 学 び 方 イ 部 品 を 寸 法 通 りに 加 工 できる ( 技 能 ) 学 び 方 ア かんなの 正 しい 使 用 方 法 が 理 解 できる ( 知 識 理 解 ) 学 び 方 ア (3) 本 時 の 活 動 について 初 めて 使 用 するかんなをの 使 い 方 を 1. 教 科 書 で 調 べる 2.1で 調 べたことを 手 本 のビデオで 確 認 する 3.1で 知 りえなかったポイントを 教 師 の 師 範 や 他 との 比 較 により 見 つけ 出 す 4. 自 分 が 削 ったものと 見 本 のものとを 比 較 して 振 り 返 る( 自 己 評 価 する ) - 5 -
という 流 れで 身 につけていく 工 具 を 正 しく 使 用 できるという 技 能 を 身 につけるには 試 行 錯 誤 を 繰 り 返 し 失 敗 を 経 験 しながら なぜ 上 手 くいかないのか どうしたら 上 手 くいくのか 考 えることにより きれいな 面 に 仕 上 げるためには 刃 の 調 整 の 仕 方 が 大 切 であることに 気 づかせたい また のこぎり 引 きで 学 んだ 以 下 の3 点 も 作 業 を 通 して 気 づかせたい 1. 材 料 の 固 定 が 大 切 なこと 2. 切 る( 削 る) 速 度 と 力 の 入 れ 方 が 大 切 なこと 3. 垂 直 に 切 る( 削 る)ための 材 料 と 道 具 の 位 置 関 係 が 大 切 なこと (4) 本 時 の 展 開 学 習 活 動 教 師 の 働 きかけと 生 徒 の 反 応 指 導 上 の 留 意 事 項 と 評 価 1 本 時 の 課 題 の 質 問 1 確 認 のこぎりで 切 断 した 面 を 仕 上 げま こば 面 の 形 状 仕 上 げ 線 までの 長 さも (10 分 ) す 後 で 別 な 板 と 釘 で 接 合 する 予 定 記 入 させた 上 で です 何 を 使 って どのように 仕 上 げ 1 何 を 使 って ますか プリントに 書 きなさい 何 を 使 って 手 だて2の1 2どのように 仕 上 げるか を 考 えさせる 仕 上 げ 線 まで 切 断 した 生 徒 は 再 度 仕 紙 やすり マジックサンダー 上 げ 線 を 設 定 させ 線 引 きを 指 示 する 鉄 のやすり( 万 能 やすり) かんな どのように つるつるにする 面 がさらさらに のこぎりでもう 一 度 切 断 した 方 が 良 い と 考 える 生 徒 には 再 度 切 断 した 後 に なるまで 磨 く 平 らにする 何 を 使 って 仕 上 げるか 考 えさせる 面 が 垂 直 になるようにする 2 実 際 に 削 る 指 示 1 (10 分 ) 実 際 に 仕 上 げ 線 まで 削 って 面 を 仕 質 問 1で 答 えた 道 具 を 使 って 作 業 を 上 げてみよう 行 わせる かんなで 削 ってみたいという 生 徒 は 3 感 想 発 表 指 示 2 見 本 用 のかんなを 渡 し けがの 防 止 と 削 った 面 がどのようになったか 発 表 簡 単 なかけ 方 の 指 導 を 行 ってから 作 業 (10 分 ) してもらいます を 始 めさせる ツルツルになった 紙 やすり 傷 が 残 っている 使 用 した 全 ての 工 具 から 各 2 名 ずつを あまり 削 れない 指 名 し 以 下 の 項 目 をポイントにして 長 所 と 短 所 を 述 べさせる ツルツルになった 面 の 仕 上 がり 具 合 マジックサンダー 傷 が 少 し 残 っている 作 業 に 要 した 時 間 良 く 削 れない 作 業 の 難 易 度 - 6 -
学 習 活 動 教 師 の 働 きかけと 生 徒 の 反 応 指 導 上 の 留 意 事 項 と 評 価 少 しツルツル 自 分 が 使 用 しなかった 道 具 について 万 能 やすり 少 し 傷 が 残 っている それぞれ 長 所 と 短 所 を 掴 ませる 良 く 削 れない かんな ツルツルになった 傷 もない 削 るのが 難 しい 平 らになった 4 見 本 の 材 料 の 質 問 2,,... 提 示 (5 分 ) これは 何 を 使 って 仕 上 げたでしょ 各 班 に 一 面 は 切 断 したままの 状 態 うか? もう 一 面 は かんなで 仕 上 げた 材 料 を マジックサンダー 1 枚 ずつ 配 布 する かんな 5かんなの 長 所 の 発 問 1 発 見 (10 分 ) 最 初 に 指 示 したように 仕 上 げ 評 価 規 準 た 材 料 を 別 な 板 と 接 合 します ど う 仕 上 げてあれば 合 格 ですか ま 面 に 傷 が 無 くなるまで 削 り なおか つ 垂 直 になるように 仕 上 げることがわ た どの 道 具 を 使 えば 一 番 簡 単 かる ( 学 習 プリントへの 記 入 発 言 ) にできますか 平 らに 削 る <Cの 生 徒 への 助 言 > 垂 直 にする やすりを 使 うと 曲 面 になり 平 面 に マシ ックサンタ ーを 使 ってツルツルにしてか ら かんなを 使 って 平 らにする かんなを 使 って 平 らにする 仕 上 げるためには かんなを 使 用 しな ければならないことを 説 明 6 接 合 面 の 仕 上 げ 材 料 の 表 面 とこば 面 木 口 面 それぞれ さしがねや 直 角 定 規 で 点 検 することを 方 の 確 認 垂 直 に 仕 上 げないと 隙 間 ができるこ 思 い 出 させる (5 分 ) とを 確 認 する 7 刃 を 出 す 量 につ 発 問 2 評 価 規 準 いて 考 察 する これから ビデオを 見 てもらい 出 す 刃 の 量 が 大 切 であることがわか (10 分 ) ます ( 見 せた 後 ) る なぜ 上 手 くいかなかったのか その 理 由 をプリントに 記 入 しなさ <Cの 生 徒 への 助 言 > ビデオで 使 用 したかんなを 見 せ 刃 が い てだて1の2 出 過 ぎているから 引 っかかることに 気 づかせる - 7 -
学 習 活 動 教 師 の 働 きかけと 生 徒 の 反 応 指 導 上 の 留 意 事 項 と 評 価 失 敗 する 内 容 刃 が 出 過 ぎ 引 くのに 力 がいる 刃 が 欠 ける 力 が 入 りすぎ 面 が 汚 い 8 刃 を 出 す 量 を 推 質 問 3 測 する それでは 刃 はどれくらい 出 せば 適 当 2mm 以 上 は 引 っかかることを 予 め か? 指 導 し それ 以 下 であることを 提 示 す 1mm る 2mm 1mm 以 下 が 出 ない 場 合 は こちらか 0.5mm ら 大 工 さんが 削 っているくずの 厚 みに ついて 話 題 提 供 する 9かんなの 準 備 指 示 3 (5 分 ) それでは 実 際 に 試 してみよう かんな 2 名 かんな げんのう 削 り 台 を 準 備 しな げんのう 削 り 台 各 1 名 さい 10 刃 の 出 し 方 質 問 3 戻 し 方 教 科 書 P49 を 見 て 次 の 質 問 の 答 え (5 分 ) は 答 えなさい 曲 がって 出 てきた 方 場 合 かんな 身 刃 を 出 す 時 に 叩 く 場 所 を 起 こす 必 要 があることに 着 目 させ 刃 を 引 っ 込 める 時 に 叩 く 場 所 まっすぐに 直 すことを 指 導 する 指 示 4 以 下 の 注 意 事 項 を 掲 示 し 安 全 に 注 それでは 刃 の 調 整 作 業 を 始 めなさい 意 させてから 行 わせる 友 達 にも 確 認 点 検 してもらう 作 業 は 立 って 行 う 刃 には 絶 対 にふれない 生 徒 同 士 による 相 互 評 価 で 刃 の 刃 も 引 っ 込 める 時 には 必 ずかんな 調 整 力 を 高 める 身 を 人 差 し 指 で 押 さえてから 行 う 手 だて31 かんなを 置 く 時 は 横 向 きにする 自 分 が 考 えていた 量 ではなくて 変 更 した 方 が 良 いと 考 え 直 した 場 合 は 直 して 良 いことを 指 示 する 11こば 削 りの 仕 方 指 示 5 について これから かんなのかけ 方 見 ても 見 る 前 に 何 に 注 意 して 見 るのかを (5 分 ) らいます 大 切 だと 思 うことを 学 確 認 してから 見 せる 習 プリントにメモしなさい てだて1の2-8 -
学 習 活 動 教 師 の 働 きかけと 生 徒 の 反 応 指 導 上 の 留 意 事 項 と 評 価 かんなを 持 つ 場 所 は 穴 になってい るところ 材 料 を 削 り 台 に 載 せ しっかりと 固 固 定 する 12 刃 の 調 整 指 示 6 (15 分 ) 自 分 で 調 整 したかんなの 刃 の 量 が 正 作 業 は 二 人 一 組 で 行 うことを 指 示 す しいかどうか かけ 方 とけがに 十 分 注 る 片 方 が 見 て ポイントをチェック 意 して 面 を 仕 上 げなさい 最 終 的 にど し 削 り 終 わったら 教 えるよう 指 示 す れくらいがちょうど 良 いか 答 えを 考 る えなさい また 最 初 に 削 ったくずと 最 後 の 方 机 間 巡 視 を 行 い 危 ないかけ 方 をして で 削 ったくずは 捨 てずに プリントに いる 生 徒 に 注 意 を 行 う 貼 りなさい 13まとめ 発 問 3 評 価 規 準 (10 分 ) 刃 をどれ 位 出 すと きれいな 面 が 出 す 量 は ほんのわずかであること 出 せますか その 量 で 面 の 仕 上 げが 変 わること がわかる 0.5mm <Cの 生 徒 への 助 言 > 0.05mm 教 科 書 のP50を 見 せ 適 量 を 調 べさ せる 全 員 に 教 科 書 で 調 べさせ 髪 の 毛 1 本 くらいであることを 確 認 させる 14 後 始 末 清 掃 指 示 7 かんなの 刃 がきちんと 引 っ 込 められ (10 分 ) 材 料 工 具 の 返 却 を 役 割 分 担 し 効 率 ていること よく 後 始 末 を 開 始 しなさい かんな 身 が 抜 けないこと 等 を 確 認 させる 15 次 時 の 連 絡 こぐち 面 を 削 る 練 習 をすることを 確 認 - 9 -