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Transcription:

精 華 町 個 人 情 報 保 護 条 例 改 正 に 向 けての 考 え 方 ( 案 ) 平 成 27 年 4 月 精 華 町 0

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目 次 1 個 人 情 報 保 護 に 関 する 法 体 系 と 番 号 法 における 特 定 個 人 情 報 の 保 護 措 置... 1 2 番 号 法 と 精 華 町 個 人 情 報 保 護 条 例 における 個 人 情 報 の 定 義 上 の 差 異... 2 3 保 護 の 対 象 となる 個 人 番 号 を 含 む 個 人 に 関 する 情 報 の 範 囲... 3 4 特 定 個 人 情 報 の 取 り 扱 いに 対 する 規 制... 5 5 情 報 提 供 等 記 録 以 外 の 特 定 個 人 情 報 の 保 護 のための 措 置... 6 ⑴ 目 的 外 利 用 の 制 限... 6 ⑵ 提 供 の 制 限... 7 ⑶ 開 示 訂 正 利 用 停 止 請 求... 8 ⑷ 利 用 停 止 請 求 事 由 の 追 加... 9 ⑸ 開 示 手 数 料 の 減 免... 10 ⑹ 他 の 法 令 による 開 示 の 実 施 との 調 整...11 6 情 報 提 供 等 記 録 の 保 護 のための 措 置... 12 ⑴ 目 的 外 利 用 の 禁 止... 14 ⑵ 訂 正 の 通 知 先... 15 ⑶ 利 用 停 止 請 求 を 認 めないこと... 16 法 令 の 引 用 表 記 について 法 令 略 語 番 号 法 行 政 手 続 における 特 定 の 個 人 を 識 別 するための 番 号 の 利 用 等 に 関 する 法 律 個 個 人 情 報 の 保 護 に 関 する 法 律 行 行 政 機 関 の 保 有 する 個 人 情 報 の 保 護 に 関 する 法 律 独 独 立 行 政 法 人 等 の 保 有 する 個 人 情 報 の 保 護 に 関 する 法 律 2

1 個 人 情 報 保 護 に 関 する 法 体 系 と 番 号 法 における 特 定 個 人 情 報 の 保 護 措 置 番 号 制 度 における 個 人 番 号 は それ 以 外 の 個 人 情 報 と 比 し 強 力 な 識 別 機 能 を 有 す る 万 一 個 人 番 号 が 不 正 に 用 いられた 場 合 プライバシーをはじめとする 個 人 の 権 利 利 益 を 侵 害 する 危 険 性 が 高 い このことから 行 政 手 続 における 特 定 の 個 人 を 識 別 するための 番 号 の 利 用 等 に 関 す る 法 律 ( 平 成 25 年 法 律 第 27 号 以 下 番 号 法 という )は 個 人 番 号 を 含 む 個 人 情 報 を 特 定 個 人 情 報 と 定 義 し 以 下 の 手 法 により 個 人 情 報 の 保 護 に 関 する 一 般 法 より もさらに 厳 格 な 保 護 措 置 を 講 じている 1 個 人 情 報 保 護 に 関 する 一 般 法 三 法 ( 個 人 情 報 保 護 法 行 政 機 関 個 人 情 報 保 護 法 独 立 行 政 法 人 等 個 人 情 報 保 護 法 )の 読 み 替 えを 規 定 2 番 号 法 において 新 たな 規 制 を 規 定 ( 番 号 法 独 自 の 新 たな 規 制 を 行 う 場 合 等 ) 各 地 方 公 共 団 体 における 個 人 情 報 保 護 の 一 般 法 である 個 人 情 報 保 護 条 例 は 各 団 体 によって 規 定 内 容 が 異 なっており 1のように 一 律 に 読 替 え 規 定 を 置 く 方 法 では 対 応 ができない 番 号 法 第 31 条 において 地 方 公 共 団 体 は 特 定 個 人 情 報 保 護 の ために 必 要 な 措 置 を 講 ずることとされており 一 般 法 三 法 の 読 み 替 えの 趣 旨 を 踏 ま えて 条 例 を 改 正 する 等 の 措 置 が 必 要 となっている 2は 番 号 法 において 条 文 形 式 で 定 められており 条 例 によらずとも 地 方 公 共 団 体 に 等 しく 及 ぶので 条 例 の 制 定 又 は 改 正 の 必 要 は 生 じない 1

2 番 号 法 と 精 華 町 個 人 情 報 保 護 条 例 における 個 人 情 報 の 定 義 上 の 差 異 番 号 法 上 の 個 人 情 報 の 定 義 は 個 人 情 報 の 保 有 主 体 ( 国 の 行 政 機 関 独 立 行 政 法 人 等 それら 以 外 の 者 )ごとにそれぞれ 定 められている 国 の 行 政 機 関 行 政 機 関 個 人 情 報 保 護 法 第 2 条 第 2 項 に 規 定 する 個 人 情 報 独 立 行 政 法 人 等 独 立 行 政 法 人 等 個 人 情 報 保 護 法 第 2 条 第 2 項 に 規 定 する 個 人 情 報 国 の 行 政 機 関 及 び 行 政 独 立 行 政 法 人 等 以 外 のもの 個 人 情 報 保 護 法 第 2 条 第 1 項 に 規 定 する 個 人 情 報 地 方 公 共 団 体 が 保 有 する 個 人 情 報 は 個 人 情 報 保 護 法 第 2 条 第 1 項 で 定 める 個 人 情 報 とされており 精 華 町 個 人 情 報 保 護 条 例 ( 平 成 16 年 条 例 第 4 号 以 下 町 条 例 という )の 個 人 情 報 の 定 義 との 違 いは 以 下 のとおりである 1 個 人 事 業 者 に 関 する 情 報 ( 事 業 を 営 む 個 人 の 当 該 事 業 に 係 る 個 人 に 関 する 情 報 ) 個 人 情 報 の 定 義 に 含 まれる 個 人 情 報 の 定 義 から 除 外 している 2 死 者 の 情 報 生 存 する 個 人 に 関 する 情 報 を 個 人 情 報 と 定 義 しており 死 者 の 情 報 は 個 人 情 報 の 定 義 に 含 まれない ただし 死 者 に 関 する 情 報 が 同 時 に 生 存 する 遺 族 に 関 する 情 報 である 場 合 には その 遺 族 などに 関 する 個 人 情 報 となる ( 例 : 死 者 の 家 族 関 係 に 関 する 情 報 は 死 者 に 関 する 情 報 であると 同 時 に 生 存 する 遺 族 に 関 す る 情 報 である 等 ) 個 人 情 報 の 定 義 から 除 外 しておらず 死 者 の 情 報 についても 保 護 の 対 象 と している 2

3 保 護 の 対 象 となる 個 人 番 号 を 含 む 個 人 に 関 する 情 報 の 範 囲 番 号 法 上 の 特 定 個 人 情 報 の 内 町 条 例 で 定 義 する 個 人 情 報 に 該 当 するものについ ては 現 行 の 町 条 例 においても 保 護 の 対 象 となる 番 号 法 と 町 条 例 における 個 人 情 報 の 定 義 上 の 差 異 を 踏 まえた 上 で 町 条 例 において 特 定 個 人 情 報 の 保 護 措 置 を 講 ず る 必 要 がある 保 護 の 対 象 となる 個 人 番 号 を 含 む 個 人 に 関 する 情 報 の 範 囲 については 番 号 法 と 町 条 例 との 間 において 次 のとおり 差 異 がある 1 個 人 事 業 者 の 特 定 個 人 情 報 個 人 番 号 を 含 む 個 人 事 業 者 の 個 人 に 関 する 情 報 についても 特 定 個 人 情 報 と して 保 護 の 対 象 としている 個 人 事 業 者 の 個 人 に 関 する 情 報 については 町 条 例 の 個 人 情 報 の 定 義 から 除 外 している 個 人 事 業 者 の 個 人 番 号 を 含 む 個 人 情 報 について 番 号 法 では 特 定 個 人 情 報 ( 個 人 番 号 を 含 む 個 人 情 報 )として 保 護 することとしているが 町 条 例 においては 個 人 情 報 の 定 義 から 除 外 している 当 該 情 報 が 特 定 個 人 情 報 としての 保 護 の 対 象 となるよう 定 義 する 2 個 人 番 号 を 付 した 死 者 の 情 報 死 者 の 情 報 は 個 人 情 報 の 定 義 に 含 まれないことから 特 定 個 人 情 報 として の 保 護 の 対 象 とならない 死 者 の 情 報 は 町 条 例 上 の 個 人 情 報 に 該 当 することから 個 人 情 報 としての 保 護 の 対 象 となる 死 者 の 情 報 については 条 例 では 個 人 情 報 として 取 り 扱 うこととしている が 番 号 法 では 個 人 情 報 の 定 義 に 含 めておらず 個 人 番 号 を 含 んだ 死 者 の 情 報 を 特 定 個 人 情 報 として 位 置 付 けていない 当 該 情 報 を 条 例 における 特 定 個 人 3

情 報 として 保 護 の 対 象 とすることは 番 号 法 に 定 める 規 制 を 上 乗 せ 横 出 しす ることとなる 番 号 法 の 定 義 に 一 致 させるほうが 条 例 としても 分 かりやすいことから 個 人 番 号 を 付 した 死 者 の 情 報 については 特 定 個 人 情 報 としての 位 置 付 けをしな い 町 条 例 における 個 人 情 報 番 号 法 における 特 定 個 人 情 報 の 範 囲 町 条 例 上 の 個 人 情 報 個 人 番 号 を 付 した 死 者 の 情 報 生 存 する 者 を 本 人 とする 死 者 の 情 報 に 該 当 しない 死 者 の 情 報 遺 族 等 の 生 存 する 者 を 本 人 とする 死 者 の 情 報 番 号 法 上 の 特 定 個 人 情 報 条 例 番 号 法 上 の 特 定 個 人 情 報 個 人 事 業 者 の 特 定 個 人 情 報 4

4 特 定 個 人 情 報 の 取 り 扱 いに 対 する 規 制 情 報 提 供 ネットワークシステムを 使 用 して 特 定 個 人 情 報 の 提 供 の 求 め 又 は 提 供 があったときは 情 報 照 会 者 及 び 情 報 提 供 者 は 以 下 1~4の 事 項 を 記 録 し かつ 保 存 しなければならないことが 番 号 法 において 定 められている( 第 23 条 ) 1 情 報 照 会 者 及 び 情 報 提 供 者 の 名 称 2 提 供 の 求 めの 日 時 及 び 提 供 があったときはその 日 時 3 特 定 個 人 情 報 の 項 目 41~3のほか 総 務 省 令 で 定 める 事 項 これら1~4の 情 報 提 供 等 に 係 る 記 録 ( 以 下 情 報 提 供 等 記 録 という )は 個 人 番 号 ( 個 人 番 号 に 対 応 し 当 該 個 人 番 号 に 代 わって 用 いられる 符 号 )を 含 む 個 人 情 報 であり 特 定 個 人 情 報 に 該 当 する 個 人 情 報 特 定 個 人 情 報 情 報 提 供 等 記 録 番 号 法 においては 個 人 番 号 を 含 む 個 人 情 報 である 特 定 個 人 情 報 を ア 情 報 提 供 等 記 録 を 除 く 特 定 個 人 情 報 イ 情 報 提 供 等 記 録 に 分 け 情 報 の 性 質 に 応 じ 異 なる 保 護 措 置 を 講 じている 5

5 情 報 提 供 等 記 録 以 外 の 特 定 個 人 情 報 の 保 護 のための 措 置 ⑴ 目 的 外 利 用 の 制 限 個 人 情 報 は 利 用 目 的 に 従 って 取 り 扱 うのが 大 原 則 であり 一 般 法 ( 個 行 独 )においては 目 的 外 利 用 ができる 例 外 事 由 を 限 定 している 特 定 個 人 情 報 を 目 的 外 に 利 用 できる 場 合 について 一 般 法 三 法 ( 個 行 独 ) における 例 外 事 由 よりもさらに 厳 格 なものとし 人 の 生 命 身 体 又 は 財 産 の 保 護 のために 必 要 がある 場 合 であって 本 人 の 同 意 があるか 又 は 本 人 の 同 意 を 得 ることが 困 難 であるとき に 限 定 している 一 般 法 三 法 ( 個 行 独 )については 読 替 えを 規 定 個 で 定 める 個 人 情 報 取 扱 事 業 者 でない 個 人 番 号 取 扱 い 事 業 者 については 32 条 で 規 定 地 方 公 共 団 体 が 定 める 条 例 については これらの 趣 旨 を 踏 まえ 条 例 改 正 が 必 要 個 人 情 報 取 扱 事 務 の 目 的 の 範 囲 を 超 えて 個 人 情 報 を 当 該 実 施 機 関 の 内 部 で 利 用 することを 原 則 として 禁 止 しているが 同 項 各 号 に 定 める 場 合 については 例 外 として 目 的 外 利 用 ができることを 定 めている 番 号 法 では 特 定 個 人 情 報 を 目 的 外 に 利 用 できる 場 合 を 人 の 生 命 身 体 又 は 財 産 の 保 護 のために 必 要 がある 場 合 であって 本 人 の 同 意 があるか 又 は 本 人 の 同 意 を 得 ることが 困 難 であるときに 限 るものとしている 条 例 においても 特 定 個 人 情 報 を 目 的 外 に 利 用 できる 場 合 を 番 号 法 と 同 様 の 場 合 に 限 るものとする 6

⑵ 提 供 の 制 限 個 人 情 報 は 利 用 目 的 に 従 って 提 供 するのが 大 原 則 であり 一 般 法 ( 個 行 独 条 例 )においては 目 的 外 提 供 ができる 例 外 事 由 を 限 定 している 特 定 個 人 情 報 を 提 供 できる 場 合 を 列 挙 し( 第 19 条 ) それ 以 外 については 提 供 を 禁 止 している 一 般 法 ( 行 独 )については 読 替 えを 規 定 一 般 法 ( 個 )については 第 三 者 提 供 の 制 限 を 定 める 規 定 の 適 用 除 外 を 規 定 地 方 公 共 団 体 が 定 める 条 例 については これらの 趣 旨 を 踏 まえた 条 例 改 正 の 検 討 が 必 要 個 人 情 報 取 扱 事 務 の 目 的 の 範 囲 を 超 えて 個 人 情 報 を 当 該 実 施 機 関 以 外 のも のに 提 供 することを 原 則 として 禁 止 しているが 第 9 条 第 1 項 各 号 に 定 める 場 合 については 例 外 として 目 的 外 利 用 ができることを 定 めている 番 号 法 では 特 定 個 人 情 報 を 提 供 できる 場 合 を 列 挙 し それ 以 外 については 提 供 を 禁 止 している 条 例 においても 特 定 個 人 情 報 を 目 的 外 に 提 供 できる 場 合 を 番 号 法 で 定 める 場 合 と 同 様 にする 7

⑶ 開 示 訂 正 利 用 停 止 請 求 個 人 情 報 の 正 確 性 取 り 扱 いの 適 正 性 を 確 保 するため 一 般 法 三 法 ( 個 行 独 )においては 自 己 に 関 する 個 人 情 報 の 開 示 訂 正 利 用 停 止 請 求 を 制 度 とし て 認 めている 地 方 公 共 団 体 が 定 める 一 般 法 たる 個 人 情 報 保 護 条 例 においても 同 様 に 定 めているケースが 多 い これらの 請 求 に 関 して 一 般 法 ( 行 独 )においては 任 意 代 理 人 による 請 求 を 次 の 理 由 により 認 めていない 1 本 人 が 請 求 し 得 る 限 り 一 般 に 代 理 請 求 を 認 める 実 益 に 乏 しい 2 広 く 代 理 請 求 を 認 めることは 本 人 の 権 利 利 益 保 護 に 欠 けるおそれがある 開 示 請 求 訂 正 請 求 及 び 利 用 停 止 請 求 について 任 意 代 理 人 による 請 求 を 認 める 理 由 情 報 提 供 ネットワークシステムの 導 入 に 伴 い 不 正 な 情 報 提 供 等 がなされ る 懸 念 があり 得 ることから 開 示 請 求 訂 正 請 求 及 び 利 用 停 止 請 求 といった 本 人 参 加 の 権 利 の 実 質 的 な 保 障 が 重 要 である これらの 権 利 が 容 易 に 行 使 で きるよう 併 せて 国 民 の 利 便 性 向 上 に 資 するため 任 意 代 理 を 認 める 一 般 法 ( 行 独 )については 読 替 えを 規 定 個 人 情 報 保 護 法 については 現 行 法 において 代 理 人 による 請 求 を 認 めているため 読 み 替 え 不 要 地 方 公 共 団 体 が 定 める 条 例 については これらの 趣 旨 を 踏 まえた 条 例 改 正 の 検 討 が 必 要 開 示 訂 正 利 用 停 止 請 求 が 可 能 なものの 範 囲 を 次 のとおり 定 めている 1 本 人 2 本 人 による 請 求 が 困 難 な 場 合 における 本 人 の 代 理 人 3 以 下 のものから 委 任 を 受 けた 弁 護 士 未 成 年 者 若 しくは 成 年 被 後 見 人 の 法 定 代 理 人 本 人 死 者 の 相 続 人 及 び 同 居 の 親 族 番 号 法 では 特 定 個 人 情 報 の 開 示 請 求 訂 正 請 求 及 び 利 用 停 止 請 求 について 任 意 代 理 人 による 請 求 を 認 めることとしている 町 条 例 においても 特 定 個 人 情 報 のこれら 請 求 については 理 由 を 問 わず 任 意 代 理 人 による 請 求 を 認 めることと する 8

⑷ 利 用 停 止 請 求 事 由 の 追 加 個 人 情 報 の 適 正 な 取 扱 いを 確 保 する 趣 旨 から 一 般 法 三 法 ( 個 行 独 )にお いては 何 人 も 保 有 個 人 情 報 の 利 用 停 止 を 請 求 することができることを 定 めて いる 行 政 機 関 個 人 情 報 保 護 法 は 利 用 停 止 請 求 ができる 事 由 を 次 のように 定 めてい る 1 適 法 に 取 得 されたものでないとき 2 利 用 目 的 の 達 成 に 必 要 な 範 囲 を 超 えて 個 人 情 報 を 保 有 しているとき 3 利 用 制 限 規 制 に 対 する 違 反 4 提 供 制 限 規 制 に 対 する 違 反 一 般 法 ( 行 独 )については 番 号 法 の 以 下 の 規 定 に 違 反 した 行 為 について 追 加 して 利 用 停 止 請 求 ができるように 読 み 替 えを 規 定 第 29 条 1 項 の 規 定 により 読 み 替 えて 適 用 する 行 政 機 関 個 人 情 報 保 護 法 第 8 条 1 項 2 項 ( 利 用 の 制 限 )に 対 する 違 反 ( 独 立 行 政 法 人 等 個 人 情 報 保 護 法 に ついても 同 様 ) 第 20 条 ( 収 集 保 管 制 限 )に 対 する 違 反 第 28 条 ( 特 定 個 人 情 報 ファイルの 作 成 の 制 限 )に 対 する 違 反 当 該 保 有 個 人 情 報 の 利 用 の 停 止 又 は 消 去 第 19 条 ( 提 供 制 限 )に 対 する 違 反 当 該 保 有 個 人 情 報 の 提 供 の 停 止 一 般 法 ( 個 行 独 )については 読 替 えを 規 定 地 方 公 共 団 体 が 定 める 条 例 については これらの 趣 旨 を 踏 まえた 条 例 改 正 の 検 討 が 必 要 自 己 に 関 する 個 人 情 報 について 次 の 場 合 にその 利 用 停 止 等 請 求 を 認 めている 第 8 条 ( 収 集 の 制 限 )に 違 反 して 収 集 消 去 の 請 求 第 9 条 ( 利 用 及 び 提 供 の 制 限 ) 第 10 条 (オンライン 結 合 による 提 供 の 制 限 ) に 違 反 又 は 提 供 利 用 又 は 提 供 の 停 止 の 請 求 特 定 個 人 情 報 の 取 り 扱 いに 係 る 利 用 停 止 請 求 について 番 号 法 では 番 号 法 の 規 定 に 違 反 した 行 為 について 追 加 して 利 用 停 止 等 請 求 ができるよう 定 めている 町 条 例 においても 特 定 個 人 情 報 について 番 号 法 と 同 様 に 利 用 停 止 等 請 求 がで きるよう 定 める 9

⑸ 開 示 手 数 料 の 減 免 一 般 法 ( 行 独 )においては 開 示 請 求 をする 者 は 政 令 で 定 める 額 の 手 数 料 を 納 めなければならないことを 定 めており 開 示 請 求 の 際 に 費 用 を 徴 収 すること としている( 行 政 文 書 一 件 につき オンラインによる 請 求 :200 円 オンライン 以 外 による 請 求 :300 円 ) 一 般 法 ( 行 独 )について 経 済 的 困 難 その 他 特 別 の 理 由 があると 認 めると きは 開 示 請 求 に 係 る 手 数 料 を 減 額 し 又 は 免 除 することができるように 読 み 替 えている 理 由 特 定 個 人 情 報 は 不 正 確 な 場 合 に 個 人 に 与 える 影 響 が 大 きい また 不 正 な 取 り 扱 いがなされてないかとの 国 民 の 危 惧 に 対 応 する 必 要 もある 個 人 の 経 済 的 事 情 によらずに 特 定 個 人 情 報 を 容 易 に 確 認 できるようにすることが 重 要 一 般 法 ( 行 独 )については 読 替 えを 規 定 個 人 情 報 保 護 法 については 読 み 替 えなし 地 方 公 共 団 体 が 定 める 条 例 については これらの 趣 旨 を 踏 まえた 条 例 改 正 の 検 討 が 必 要 開 示 文 書 について 写 しの 交 付 を 希 望 する 場 合 は 交 付 に 要 する 実 費 相 当 分 の 費 用 を 請 求 者 から 徴 収 することを 定 めている 番 号 法 では 経 済 的 困 難 その 他 特 別 の 理 由 があると 認 めるときは 特 定 個 人 情 報 の 開 示 請 求 に 係 る 手 数 料 を 減 額 し 又 は 免 除 することができることを 定 め ている 町 条 例 においては 個 人 情 報 の 開 示 請 求 があった 場 合 には 写 しの 交 付 に 要 する 費 用 として 実 費 分 のみを 徴 収 することとしており 閲 覧 のみの 場 合 であれ ば 費 用 を 徴 収 しないなど 利 用 しやすい 制 度 としている しかしながら 特 定 個 人 情 報 は 不 正 確 な 場 合 に 個 人 に 与 える 影 響 が 大 きく また 不 正 な 取 り 扱 いがなされていないかとの 町 民 等 の 危 惧 に 対 応 する 必 要 が あることから 開 示 請 求 の 制 度 をより 容 易 に 利 用 できるような 制 度 を 設 けるこ とが 必 要 であり 特 定 個 人 情 報 の 開 示 請 求 に 係 る 写 しの 交 付 に 要 する 費 用 につ いて 減 額 又 は 免 除 の 規 定 をおくこととする 10

⑹ 他 の 法 令 による 開 示 の 実 施 との 調 整 一 般 法 ( 行 独 )においては 他 の 法 令 で 個 人 情 報 の 開 示 が 定 められていて かつその 開 示 の 方 法 が 一 般 法 に 定 める 方 法 と 同 一 の 場 合 には 一 般 法 ( 行 独 )に 基 づく 開 示 を 行 わないこととしている 特 定 個 人 情 報 については 他 の 法 令 で 開 示 が 実 施 される 場 合 であっても 番 号 法 に 基 づく 開 示 を 実 施 する 理 由 情 報 提 供 等 記 録 開 示 システム(マイポータル)で 特 定 個 人 情 報 を 自 動 的 に 開 示 する 仕 組 みが 予 定 されている 請 求 方 法 開 示 方 法 ともに 電 磁 的 方 法 とな っており 開 示 までに 要 する 時 間 も 極 めて 短 時 間 となることが 想 定 されてい る 他 の 法 令 による 開 示 よりも 情 報 提 供 等 記 録 開 示 システム(マイポータル) での 開 示 のほうが 利 便 性 が 高 い 一 般 法 ( 行 独 )については 特 定 個 人 情 報 に 関 して 他 の 法 令 による 開 示 の 実 施 との 調 整 規 定 の 適 用 を 除 外 する 規 定 を 置 いている 地 方 公 共 団 体 が 定 める 条 例 には 開 示 に 関 して 他 の 法 令 との 調 整 規 定 を 置 い ているもの 置 いていないもの 様 々である 一 般 法 ( 行 独 )に 準 じて 条 例 に 調 整 規 定 をおいている 場 合 特 定 個 人 情 報 の 開 示 に 関 して 調 整 規 定 の 適 用 を 除 外 するよう 条 例 改 正 の 検 討 が 必 要 一 般 法 ( 行 独 )に 準 じて 他 の 法 令 との 調 整 規 定 を 設 けている 他 の 法 令 による 開 示 よりも 情 報 提 供 等 記 録 開 示 システム(マイポータル)での 開 示 のほうが 利 便 性 が 高 いことから 番 号 法 では 特 定 個 人 情 報 については 他 の 法 令 で 開 示 が 実 施 される 場 合 であっても 重 ねて 開 示 を 実 施 することとしてい る 町 条 例 においても 同 様 に 他 の 法 令 による 開 示 の 実 施 との 重 複 を 認 めるよう 規 定 する 11

6 情 報 提 供 等 記 録 の 保 護 のための 措 置 情 報 提 供 ネットワークシステムを 使 用 して 特 定 個 人 情 報 の 提 供 の 求 め 又 は 提 供 があったときは 情 報 照 会 者 及 び 情 報 提 供 者 は 以 下 1~4の 事 項 を 記 録 し かつ 保 存 しなければならないことが 定 められている( 番 号 法 第 23 条 ) 1 情 報 照 会 者 及 び 情 報 提 供 者 の 名 称 2 提 供 の 求 めの 日 時 及 び 提 供 があったときはその 日 時 3 特 定 個 人 情 報 の 項 目 41~3のほか 総 務 省 令 で 定 める 事 項 これら1~4の 情 報 提 供 等 に 係 る 記 録 は 個 人 番 号 を 含 む 個 人 情 報 であり 特 定 個 人 情 報 に 該 当 する 個 人 情 報 特 定 個 人 情 報 情 報 提 供 等 記 録 情 報 提 供 等 記 録 の 記 録 及 び 保 存 について 個 人 情 報 は 個 人 番 号 が 付 されることで 特 定 の 個 人 の 情 報 であることが 極 め て 容 易 に 識 別 できるようになり 本 来 組 み 合 わせて 使 用 することが 予 定 されてい ない 情 報 同 士 を 個 人 番 号 で 名 寄 せして 結 びつけることが 可 能 となる 一 度 流 出 した 情 報 は 回 収 が 極 めて 困 難 であり 本 来 認 められていない 不 正 な 情 報 提 供 がなされた 場 合 個 人 に 対 し 重 大 な 被 害 をもたらすことも 予 想 されること から 不 正 な 情 報 提 供 を 抑 止 することが 重 要 である 情 報 提 供 等 記 録 の 記 録 保 存 は 不 当 な 情 報 提 供 がなされていないかを 事 後 的 に 確 認 するとともに 不 正 行 為 を 抑 止 することを 目 的 として 行 うものである 12

番 号 法 では 情 報 提 供 等 記 録 については その 性 質 から 情 報 提 供 等 記 録 を 除 く 特 定 個 人 情 報 と 一 部 異 なる 保 護 措 置 を 講 ずることとしている 町 条 例 においても 番 号 法 の 趣 旨 に 沿 って 次 のような 保 護 措 置 を 講 ずることと します 項 目 特 定 個 人 情 報 ( 情 報 提 供 等 の 記 録 を 除 く ) ( 番 号 法 第 29 条 ) 利 用 目 的 次 の 例 外 を 除 いて 原 則 禁 止 とする 以 外 の 目 的 < 例 外 > での 利 用 人 の 生 命 身 体 又 は 財 産 の 保 護 のために 必 要 がある 場 合 であって 本 人 の 同 意 が あり 又 は 本 人 の 同 意 を 得 ることが 困 難 で ある 場 合 提 供 制 限 改 正 内 容 禁 止 とする 番 号 法 第 19 条 各 号 に 該 当 する 場 合 に 提 供 できるようにする 情 報 提 供 等 の 記 録 ( 番 号 法 第 30 条 ) 開 示 本 人 法 定 代 理 人 任 意 代 理 人 による 請 求 を 認 める 他 の 法 令 又 は 条 例 の 規 定 に 基 づき 開 示 することとされている 場 合 であっても 開 示 の 実 施 の 調 整 は 行 わないこととする 経 済 的 困 難 その 他 特 別 の 理 由 があると 認 めるときは 開 示 請 求 の 手 数 料 を 免 除 で きるようにする 訂 正 本 人 法 定 代 理 人 任 意 代 理 人 による 請 求 を 認 める 利 用 停 止 本 人 法 定 代 理 人 任 意 代 理 人 による 請 求 を 認 める 次 の 場 合 も 請 求 を 認 める 1 利 用 制 限 に 違 反 している 場 合 2 収 集 保 管 制 限 に 違 反 している 場 合 3ファイル 作 成 制 限 に 違 反 している 場 合 4 提 供 制 限 に 違 反 している 場 合 訂 正 の 通 知 先 を 総 務 大 臣 及 び 情 報 照 会 者 又 は 情 報 提 供 者 とする 請 求 を 認 めない 13

情 報 提 供 等 記 録 を 除 く 特 定 個 人 情 報 と 異 なる 保 護 措 置 を 講 ずるものについて ( 提 供 の 制 限 開 示 訂 正 請 求 開 示 手 数 料 の 減 免 他 の 法 令 による 開 示 の 実 施 との 調 整 については 2 情 報 提 供 等 記 録 以 外 の 特 定 個 人 情 報 の 保 護 のための 措 置 と 同 様 の 措 置 を 講 ずることとする ) ⑴ 目 的 外 利 用 の 禁 止 個 人 情 報 は 利 用 目 的 に 従 って 取 り 扱 うのが 大 原 則 であり 一 般 法 ( 個 行 独 条 例 )においては 目 的 外 利 用 ができる 例 外 事 由 を 限 定 している 情 報 提 供 等 記 録 以 外 の 特 定 個 人 情 報 については 人 の 生 命 身 体 又 は 財 産 の 保 護 のために 必 要 がある 場 合 に 例 外 として 目 的 外 利 用 を 認 めることとしてい るが 情 報 提 供 等 記 録 については これらの 事 由 で 必 要 な 場 合 を 想 定 すること ができないことから 目 的 外 利 用 を 認 めていない 一 般 法 ( 行 独 )については 目 的 外 利 用 に 係 る 規 定 の 適 用 を 除 外 するよう 規 定 地 方 公 共 団 体 が 定 める 条 例 については これらの 趣 旨 を 踏 まえ 条 例 改 正 が 必 要 個 人 情 報 取 扱 事 務 の 目 的 の 範 囲 を 超 えて 個 人 情 報 を 実 施 機 関 の 内 部 で 利 用 することを 原 則 として 禁 止 しているが 例 外 として 同 項 各 号 に 定 める 場 合 につ いては 目 的 外 利 用 ができることを 定 めている 番 号 法 では 情 報 提 供 等 記 録 以 外 の 特 定 個 人 情 報 については 人 の 生 命 身 体 又 は 財 産 の 保 護 のために 必 要 がある 場 合 に 例 外 として 目 的 外 利 用 を 認 める こととしているが 情 報 提 供 等 記 録 については これらの 事 由 で 必 要 な 場 合 を 想 定 することができないことから 目 的 外 利 用 を 認 めていない 町 条 例 におい ても 同 様 に 情 報 提 供 等 記 録 の 目 的 外 利 用 を 禁 止 する 14

⑵ 訂 正 の 通 知 先 訂 正 請 求 に 基 づき 個 人 情 報 の 訂 正 を 実 施 した 場 合 訂 正 前 に 提 供 した 当 該 個 人 情 報 の 提 供 先 で 誤 ったままの 個 人 情 報 が 使 用 されるおそれがある 一 般 法 ( 行 独 )においては 個 人 情 報 の 提 供 先 に 対 し 訂 正 を 実 施 した 旨 を 通 知 しなければ ならない 旨 が 規 定 されている 情 報 提 供 等 記 録 の 訂 正 を 実 施 した 際 には その 旨 を 総 務 大 臣 及 び 情 報 照 会 者 又 は 情 報 提 供 者 に 通 知 する 理 由 情 報 提 供 等 記 録 の 記 録 事 項 が 誤 っていた 場 合 には 当 該 情 報 提 供 の 記 録 と 同 一 の 情 報 提 供 等 記 録 を 有 する 者 である 情 報 照 会 者 又 は 情 報 提 供 者 及 び 総 務 大 臣 へ 通 知 する 必 要 があることによる 一 般 法 ( 行 独 )については 読 替 えを 規 定 地 方 公 共 団 体 が 定 める 条 例 については これらの 趣 旨 を 踏 まえた 条 例 改 正 の 検 討 が 必 要 訂 正 請 求 に 基 づき 個 人 情 報 の 訂 正 を 決 定 した 場 合 当 該 訂 正 請 求 に 係 る 個 人 情 報 の 提 供 先 に 対 し 訂 正 を 実 施 した 旨 を 通 知 しなければならない 旨 を 規 定 し ている 番 号 法 では 情 報 提 供 等 記 録 の 訂 正 を 実 施 した 際 には その 旨 を 総 務 大 臣 及 び 情 報 照 会 者 又 は 情 報 提 供 者 に 通 知 することとしている 町 条 例 においても 同 様 に 通 知 するようにすることとする 15

⑶ 利 用 停 止 請 求 を 認 めないこと 個 人 情 報 の 正 確 性 取 り 扱 いの 適 正 性 を 確 保 するため 一 般 法 ( 個 行 独 ) においては 自 己 に 関 する 個 人 情 報 の 開 示 訂 正 とともに 利 用 停 止 請 求 を 認 め ている 地 方 公 共 団 体 が 定 める 個 人 情 報 保 護 条 例 においても 同 様 に 利 用 停 止 請 求 の 規 定 を 置 いているケースが 多 い 情 報 提 供 等 記 録 以 外 の 特 定 個 人 情 報 については 利 用 停 止 請 求 を 認 めている が 情 報 提 供 等 記 録 については 利 用 停 止 請 求 を 認 めない 理 由 情 報 提 供 等 に 係 る 記 録 は 情 報 ネットワークシステムにおいて 自 動 保 存 され ることから 適 法 に 取 得 されたものでないときや 利 用 制 限 提 供 制 限 の 規 定 に 違 反 しているときが 想 定 されない また 情 報 提 供 ネットワークシステムにお いて 不 法 不 正 な 情 報 提 供 がされていないかなどの 確 認 のため 情 報 提 供 等 記 録 を 利 用 し 続 ける 必 要 性 が 極 めて 高 い 一 般 法 ( 行 独 )については 読 替 えを 規 定 地 方 公 共 団 体 が 定 める 条 例 については これらの 趣 旨 を 踏 まえた 条 例 改 正 の 検 討 が 必 要 自 己 に 関 する 個 人 情 報 について 利 用 停 止 請 求 が 可 能 な 場 合 を 次 のとおり 定 めている 1 収 集 の 制 限 違 反 の 場 合 消 去 の 請 求 2 目 的 外 の 利 用 又 は 提 供 の 制 限 違 反 利 用 又 は 提 供 の 停 止 の 請 求 3 法 令 の 規 定 に 基 づくことなく 又 は 審 査 会 の 意 見 を 聴 くことなくオンライン 結 合 利 用 又 は 提 供 の 停 止 の 請 求 番 号 法 では 情 報 提 供 等 記 録 以 外 の 特 定 個 人 情 報 については 利 用 停 止 請 求 を 認 めているが 情 報 提 供 等 記 録 については 利 用 停 止 請 求 を 認 めていない 町 条 例 においても 同 様 に 情 報 提 供 等 記 録 については 利 用 停 止 請 求 を 認 めないこ ととする 16