また 貴 金 属 の 品 位 証 明 等 については 業 界 の 自 主 的 な 取 組 等 民 間 における 実 施 状 況 を 確 認 しつつ 業 務 を 確 実 に 実 施 することにより 中 小 零 細 企 業 の 保 護 育 成 と 消 費 者 の 安 心 に 寄 与 することが 求 めら



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った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

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は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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うこと 3. 独 立 行 政 法 人 雇 用 能 力 開 発 機 構 法 を 廃 止 する 法 律 ( 以 下 廃 止 法 という )による 廃 止 前 の 独 立 行 政 法 人 雇 用 能 力 開 発 機 構 法 ( 平 成 14 年 法 律 第 170 号 ) 附 則 第 4 条 第 2 項

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Transcription:

独 立 行 政 法 人 造 幣 局 が 平 成 27 年 度 に 達 成 すべき 目 標 Ⅰ. 政 策 体 系 における 法 人 の 位 置 付 けおよび 役 割 (ミッション) 通 貨 は 経 済 活 動 国 民 生 活 の 基 盤 であり 通 貨 に 対 する 信 頼 の 維 持 は 財 務 省 設 置 法 ( 平 成 11 年 法 律 第 95 号 )に 定 められた 財 務 省 の 任 務 の 一 つである この 任 務 を 果 たすた め 財 務 省 においては 通 貨 の 流 通 状 況 等 を 適 切 に 把 握 し 通 貨 を 円 滑 に 供 給 できるよう 製 造 計 画 を 策 定 するとともに 通 貨 の 偽 造 変 造 の 防 止 等 を 通 じて 通 貨 制 度 の 適 切 な 運 用 に 万 全 を 期 すこととしている 貨 幣 は 経 済 取 引 の 基 礎 をなし 国 民 生 活 に 不 可 欠 なものである 独 立 行 政 法 人 造 幣 局 ( 以 下 造 幣 局 という )は 独 立 行 政 法 人 造 幣 局 法 ( 平 成 14 年 第 40 号 )において 通 貨 制 度 の 安 定 に 寄 与 することを 目 的 として 貨 幣 を 財 務 大 臣 が 指 示 する 製 造 計 画 に 従 って 製 造 販 売 すること 等 とされており 通 貨 行 政 の 執 行 機 関 として 位 置 付 けられてい る また 同 法 において 造 幣 局 は 勲 章 及 び 褒 章 公 共 上 の 見 地 から 必 要 な 金 属 工 芸 品 の 製 造 貴 金 属 の 品 位 証 明 等 を 行 う 機 関 として 位 置 付 けられている 近 年 経 済 活 動 の 国 際 化 も 一 層 進 展 する 中 デジタル 技 術 等 が 著 しく 進 化 することによ り 我 が 国 通 貨 の 偽 造 防 止 を 巡 る 環 境 は 厳 しさを 増 しており 通 貨 に 対 する 信 頼 を 維 持 す るための 政 策 は 一 層 重 要 となっている このため 造 幣 局 には 世 界 最 高 水 準 の 偽 造 防 止 技 術 を 活 用 し 高 い 品 質 が 均 一 に 保 たれるよう 徹 底 した 品 質 製 造 工 程 管 理 の 下 で 貨 幣 を 確 実 に 製 造 することに 加 え 通 貨 当 局 ( 財 務 省 理 財 局 をいう 以 下 同 じ )と 緊 密 に 連 携 しながら 次 の 貨 幣 の 改 鋳 も 見 据 えた 偽 造 防 止 技 術 等 に 関 する 調 査 研 究 及 び 卓 越 したデ ザインの 検 討 を 推 進 強 化 すること 等 が 求 められる 記 念 貨 幣 の 販 売 については 記 念 貨 幣 が 国 家 的 な 記 念 事 業 として 発 行 されることにかん がみ 公 正 公 平 な 抽 選 や 確 実 な 配 送 により 広 く 国 民 に 行 き 渡 るよう 注 力 することが 求 められる また 貨 幣 セットの 販 売 については 新 たな 貨 幣 製 造 技 術 の 開 発 や 顧 客 層 の 拡 大 を 図 ることにより 国 民 に 対 し 貨 幣 製 造 事 業 を 紹 介 するとともに 国 民 の 貨 幣 に 対 する 理 解 を 深 めることが 求 められる 勲 章 及 び 褒 章 は 天 皇 の 国 事 行 為 として 国 家 又 は 公 共 に 対 し 功 労 のあった 国 民 などに 授 与 されるものである このため これまで 培 ってきた 製 造 技 術 を 駆 使 しつつ 徹 底 した 品 質 管 理 の 下 で その 栄 誉 に 相 応 しい 製 品 を 確 実 に 製 造 することが 求 められる また 金 属 工 芸 品 については 高 度 な 技 術 の 下 で 確 実 に 製 造 した 製 品 を 販 売 するとともに 新 製 品 の 開 発 等 を 通 じて 偽 造 防 止 技 術 をはじめとする 貨 幣 製 造 技 術 の 維 持 向 上 に 繋 げていく ことが 求 められる 1

また 貴 金 属 の 品 位 証 明 等 については 業 界 の 自 主 的 な 取 組 等 民 間 における 実 施 状 況 を 確 認 しつつ 業 務 を 確 実 に 実 施 することにより 中 小 零 細 企 業 の 保 護 育 成 と 消 費 者 の 安 心 に 寄 与 することが 求 められる 造 幣 局 には 明 治 4 年 以 来 近 代 国 家 としての 通 貨 制 度 の 確 立 を 図 り 140 年 余 にわ たって 果 たしてきた 役 割 を 今 後 とも 全 うするため 貨 幣 をはじめとする 製 品 を 確 実 かつ 効 率 的 に 生 産 できる 体 制 を 維 持 改 良 し 常 に 事 業 の 継 続 性 を 確 保 するという 責 務 を 果 たし 我 が 国 の 経 済 の 発 展 と 国 民 生 活 の 安 定 に 一 層 貢 献 することが 求 められている 以 上 を 踏 まえ 独 立 行 政 法 人 通 則 法 ( 平 成 11 年 法 律 第 103 号 ) 第 35 条 の9に 規 定 する 造 幣 局 が 達 成 すべき 業 務 運 営 に 関 する 平 成 27 年 度 の 目 標 を 以 下 のとおり 定 める Ⅱ. 国 民 に 対 して 提 供 するサービスその 他 の 業 務 の 質 の 向 上 に 関 する 事 項 1. 貨 幣 製 造 事 業 (1) 財 務 大 臣 の 定 める 製 造 計 画 の 確 実 な 達 成 について 貨 幣 の 製 造 について 以 下 の 取 組 を 行 う 1 費 用 対 効 果 を 勘 案 した 設 備 投 資 等 を 行 うことにより 製 造 体 制 の 合 理 化 効 率 化 を 図 るとともに 保 守 点 検 を 的 確 に 行 うことにより 設 備 を 安 定 的 に 稼 働 させるこ とを 通 じて 財 務 大 臣 の 定 める 製 造 計 画 を 確 実 に 達 成 する また 品 質 及 び 製 造 工 程 管 理 を 徹 底 し 財 務 省 との 契 約 を 確 実 に 履 行 する 設 備 投 資 の 的 確 な 実 施 設 備 の 保 守 点 検 及 び 品 質 管 理 の 的 確 な 実 施 ( 参 考 指 標 : 損 率 ) 故 障 による 通 常 貨 幣 製 造 設 備 ( 溶 解 圧 延 設 備 )の 停 止 時 間 ( 過 去 5 年 平 均 以 下 ) 故 障 による 通 常 貨 幣 製 造 設 備 ( 圧 穿 機 圧 印 機 )の 停 止 件 数 ( 参 考 指 標 : 停 止 件 数 ) 製 造 計 画 達 成 度 (100%) 納 期 未 達 成 率 (0%) 500 円 貨 100 円 貨 及 び10 円 貨 の 一 貫 工 業 の 歩 留 ( 過 去 5 年 平 均 以 上 ) 返 品 率 (0%) 重 要 度 : 高 貨 幣 について 財 務 大 臣 が 指 示 する 製 造 計 画 を 確 実 に 達 成 し 貨 幣 を 円 滑 に 供 給 することは 財 務 省 の 重 要 な 任 務 の 一 つである 通 貨 に 対 する 信 頼 を 維 持 するうえで 重 要 な 要 素 であるため 優 先 度 : 高 貨 幣 の 供 給 が 停 滞 した 場 合 経 済 活 動 及 び 国 民 生 活 に 著 しい 影 響 が 生 じることから 貨 幣 製 造 事 業 を 優 先 的 に 行 う 必 要 があるため 難 易 度 : 高 高 度 な 偽 造 防 止 技 術 を 搭 載 した 貨 幣 を 高 い 品 質 が 均 一 に 保 たれた 状 態 で 大 量 生 産 し 財 務 大 臣 が 指 示 する 製 造 計 画 を 達 成 するとともに 2

財 務 省 との 契 約 を 確 実 に 履 行 するには 高 度 な 技 術 力 や 徹 底 した 品 質 及 び 製 造 工 程 管 理 が 求 められるため 2 貨 幣 製 造 計 画 の 変 更 や 災 害 等 不 測 の 事 態 が 生 じた 際 に 最 善 の 結 果 が 得 られるよう 柔 軟 な 製 造 体 制 を 確 保 するとともに 具 体 的 事 案 の 発 生 時 には 機 動 的 に 対 応 する 製 造 計 画 変 更 への 対 応 に 備 えた 体 制 の 維 持 具 体 的 事 案 発 生 時 の 的 確 な 対 応 3 情 報 漏 えいや 紛 失 盗 難 を 発 生 させないことにより 国 民 や 社 会 の 信 頼 を 維 持 す る さらに 財 務 大 臣 から 委 託 された 地 金 の 保 管 業 務 を 確 実 に 実 施 する 情 報 漏 えい 紛 失 盗 難 発 生 の 有 無 地 金 の 亡 失 の 有 無 (2) 通 貨 当 局 との 密 接 な 連 携 等 について 貨 幣 の 偽 造 抵 抗 力 の 強 化 を 図 るための 方 策 について 検 討 を 進 めるとともに デザイ ン 力 の 強 化 等 に 努 めることにより 通 貨 当 局 と 一 体 となって 貨 幣 に 対 する 国 民 の 信 頼 の 維 持 向 上 に 貢 献 する また 国 家 的 な 記 念 事 業 に 相 応 しい 記 念 貨 幣 の 発 行 に 向 け て 必 要 な 調 査 検 討 を 行 い 通 貨 当 局 に 協 力 する 国 際 的 な 広 がりを 見 せる 通 貨 の 偽 造 に 対 抗 するため 貨 幣 の 流 通 状 況 及 び 貨 幣 の 偽 造 動 向 の 調 査 外 国 の 貨 幣 関 連 機 関 や 国 際 会 議 への 訪 問 出 席 等 を 通 じて 広 く 通 貨 全 般 に 関 する 情 報 を 収 集 し 通 貨 当 局 へ 的 確 に 情 報 提 供 等 を 行 う さらに 関 連 機 関 から 要 請 があった 場 合 には 研 修 視 察 を 積 極 的 に 受 け 入 れること により 国 際 協 力 に 貢 献 する 現 在 及 び 将 来 に 向 けた 偽 造 抵 抗 力 の 強 化 記 念 貨 幣 の 発 行 に 向 けた 通 貨 当 局 への 協 力 偽 造 動 向 や 貨 幣 全 般 に 係 る 的 確 な 情 報 収 集 通 貨 当 局 への 情 報 提 供 ( 参 考 指 標 : 通 貨 当 局 への 情 報 提 供 件 数 とその 内 容 外 国 の 貨 幣 関 連 機 関 や 国 際 会 議 への 訪 問 出 席 回 数 及 び 通 貨 当 局 への 報 告 件 数 とその 内 容 通 貨 当 局 の 要 望 に 沿 ったセ キュリティレポートの 提 出 の 有 無 ( 年 1 回 12 月 末 )) 国 際 協 力 への 対 応 ( 参 考 指 標 : 対 応 回 数 とその 内 容 ) (3) 国 民 に 対 する 情 報 発 信 について 博 物 館 の 展 示 物 やホームページの 拡 充 工 場 見 学 の 積 極 的 な 受 入 を 通 じて 国 民 に 分 かりやすく 各 種 情 報 を 提 供 しつつ 国 民 の 声 を 聞 くことで 造 幣 局 に 対 する 理 解 や 貨 幣 に 対 する 信 頼 を 深 める 3

ホームページの 充 実 ( 参 考 指 標 : 当 年 度 アクセス 数 更 新 回 数 ) 博 物 館 の 展 示 及 び 特 別 展 示 等 の 充 実 ( 参 考 指 標 : 博 物 館 来 場 者 数 特 別 展 示 等 の 開 催 出 展 回 数 ) 国 民 に 対 する 情 報 発 信 の 充 実 ( 参 考 指 標 : 依 頼 のあった 出 張 講 演 等 の 実 績 回 数 現 金 取 扱 機 器 の 製 造 業 者 等 との 情 報 交 換 の 実 施 回 数 ) 博 物 館 におけるアンケート 結 果 (5 段 階 評 価 で 平 均 評 価 3.5 超 ) 工 場 見 学 者 アンケート 結 果 (5 段 階 評 価 で 平 均 評 価 3.5 超 ) (4) 偽 造 抵 抗 力 の 強 化 等 に 向 けた 研 究 開 発 について 次 の 貨 幣 の 改 鋳 をも 見 据 えた 研 究 開 発 に 係 る 計 画 を 策 定 し 独 自 の 偽 造 防 止 技 術 の 開 発 製 造 技 術 の 高 度 化 製 造 工 程 の 効 率 化 等 につながる 研 究 を 着 実 に 進 め 貨 幣 の 偽 造 抵 抗 力 の 強 化 に 貢 献 する また 計 画 の 実 行 に 際 しては 事 前 中 間 事 後 の 評 価 を 徹 底 し その 成 果 を 適 切 かつ 効 果 的 に 活 用 するとともに 必 要 に 応 じて 特 許 の 出 願 や 学 会 での 報 告 を 行 う 研 究 開 発 計 画 の 策 定 の 有 無 事 前 中 間 事 後 評 価 の 適 切 な 実 施 及 び 評 価 結 果 の 研 究 開 発 計 画 への 適 切 な 反 映 継 続 案 件 の 年 度 末 評 価 達 成 度 A 以 上 の 割 合 ( 過 去 5 年 平 均 以 上 ) 研 究 開 発 活 動 の 成 果 ( 終 了 案 件 に 費 やされた 費 用 に 達 成 度 に 応 じた 係 数 を 乗 じて 算 定 した 値 の 合 計 が 当 該 費 用 の 合 計 を 上 回 る) 研 究 開 発 成 果 の 適 切 かつ 効 果 的 な 活 用 ( 特 許 出 願 学 会 での 報 告 ) 重 要 度 : 高 貨 幣 の 偽 造 抵 抗 力 を 強 化 するための 研 究 開 発 を 推 進 することは 財 務 省 の 重 要 な 任 務 の 一 つである 通 貨 に 対 する 信 頼 を 維 持 するうえで 重 要 な 要 素 であるため 難 易 度 : 高 貨 幣 への 搭 載 が 可 能 な 世 界 最 高 水 準 の 偽 造 防 止 技 術 等 の 開 発 を 目 指 し た 研 究 を 行 い 成 果 を 得 るには 高 度 な 専 門 知 識 と 分 析 能 力 の 発 揮 や 蓄 積 された 知 見 の 有 効 活 用 が 最 大 限 になされることが 求 められるため (5) 外 国 貨 幣 等 の 受 注 製 造 について 偽 造 防 止 技 術 を 中 心 とした 貨 幣 の 製 造 技 術 やデザイン 力 等 の 維 持 向 上 将 来 の 貨 幣 仕 様 の 研 究 開 発 及 び 工 業 化 等 に 係 るフィールドテスト 次 の 貨 幣 の 改 鋳 に 備 えた 保 有 設 備 の 有 効 活 用 や 国 際 協 力 を 図 る 観 点 から 国 内 貨 幣 の 製 造 等 の 業 務 の 遂 行 に 支 障 のない 範 囲 内 で 通 貨 関 係 当 局 等 との 緊 密 な 連 携 の 下 外 国 政 府 等 からの 貨 幣 等 製 造 及 び 製 造 技 術 協 力 の 実 施 に 向 けて 積 極 的 に 取 り 組 む 外 国 貨 幣 等 の 受 注 に 向 けた 積 極 的 な 取 組 ( 参 考 指 標 : 製 造 引 合 に 対 する 入 札 参 加 見 積 書 提 出 件 数 ) 外 国 貨 幣 等 の 受 注 ( 参 考 指 標 : 受 注 件 数 及 び 受 注 金 額 ) 納 品 達 成 度 (100%) 4

製 造 代 金 回 収 率 (100%) 2.その 他 の 事 業 (1) 勲 章 等 及 び 金 属 工 芸 品 の 製 造 等 について 1 勲 章 等 については 製 造 工 程 の 一 層 の 効 率 化 を 図 りつつ 過 去 に 授 与 されたもの との 間 においても 同 質 性 や 均 一 性 が 確 保 されるよう 徹 底 した 品 質 管 理 の 下 で 確 実 に 製 造 することにより 内 閣 府 との 契 約 を 確 実 に 履 行 する 受 注 数 量 製 造 率 (100%) 納 期 未 達 成 率 (0%) 返 品 率 (0%) 情 報 漏 えい 紛 失 盗 難 発 生 の 有 無 重 要 度 : 高 天 皇 の 国 事 行 為 として 授 与 される 勲 章 等 について 内 閣 府 から 求 め られる 品 質 及 び 納 期 を 遵 守 して 確 実 に 製 造 することは 栄 典 制 度 の 重 要 な 要 素 であるため 難 易 度 : 高 美 麗 尊 厳 品 格 の 諸 要 素 を 兼 ね 備 えていることが 要 求 される 勲 章 等 について 品 質 が 均 一 に 保 たれるよう 製 造 し 内 閣 府 との 契 約 を 確 実 に 履 行 するには 細 心 の 注 意 をもって 熟 練 した 技 術 を 最 大 限 に 用 いる 必 要 があるため 2 金 属 工 芸 品 の 製 造 については 貨 幣 製 造 技 術 の 維 持 向 上 に 資 するものとする また 原 則 として 官 公 庁 等 の 一 般 競 争 入 札 への 参 加 による 受 注 製 造 を 行 わないこ とに 加 え 受 注 品 についても 製 品 の 主 旨 等 を 踏 まえ 公 共 性 が 高 い 場 合 に 限 り 製 造 を 行 う 受 注 数 量 製 造 率 (100%) 受 注 品 の 納 期 未 達 成 率 (0%) 返 品 率 (0%)(ただし 企 画 品 については 造 幣 局 の 責 めに 帰 さない 返 品 を 除 く) 貨 幣 製 造 技 術 の 向 上 に 資 する 新 製 品 の 開 発 情 報 漏 えい 紛 失 盗 難 発 生 の 有 無 (2) 貨 幣 の 販 売 について 貨 幣 セット 販 売 業 務 については 新 製 品 の 開 発 や 顧 客 層 の 拡 大 代 金 決 済 手 段 の 多 様 化 等 サービス 向 上 を 図 ることにより 国 民 のニーズに 応 えるとともに 公 共 サービ ス 改 革 基 本 方 針 ( 平 成 24 年 7 月 20 日 閣 議 決 定 )に 基 づく 業 務 フロー コスト 分 析 の 結 果 を 踏 まえ 効 率 化 や 民 間 ノウハウの 活 用 等 の 観 点 から 業 務 について 不 断 の 見 直 しに 努 める また 記 念 貨 幣 については 公 正 公 平 な 抽 選 や 確 実 な 配 送 を 行 うことにより 広 く 国 民 に 行 き 渡 るよう 注 力 する 5

顧 客 満 足 度 アンケート 結 果 (5 段 階 評 価 で 平 均 評 価 3.5 超 ) 貨 幣 製 造 技 術 の 向 上 に 資 する 新 製 品 の 開 発 国 民 のニーズに 的 確 に 対 応 した 貨 幣 セットの 販 売 ( 参 考 指 標 : 製 造 セット 数 及 び 販 売 セット 数 ( 年 銘 )) 公 平 公 正 な 販 売 に 向 けた 適 切 な 取 組 ( 参 考 指 標 : 申 込 倍 率 の 状 況 ) サービスの 向 上 に 向 けた 取 組 情 報 漏 えい 紛 失 盗 難 発 生 の 有 無 (3) 貴 金 属 の 品 位 証 明 地 金 及 び 鉱 物 の 分 析 業 務 について 貴 金 属 の 品 位 証 明 業 務 については 業 界 の 自 主 的 な 取 組 等 民 間 における 実 施 状 況 を 確 認 しつつ 確 実 に 作 業 を 行 うことにより 貨 幣 製 造 を 通 じて 培 ってきた 分 析 技 術 を 活 用 したサービスを 提 供 する また ロンドン 貴 金 属 市 場 協 会 (LBMA)が 発 行 し た LBMA Responsible Gold Guidance に 基 づく 紛 争 金 管 理 を 的 確 に 実 施 する 地 金 及 び 鉱 物 の 分 析 業 務 については 取 引 において 双 方 の 分 析 が 異 なる 場 合 に 第 三 者 機 関 として 実 施 する 審 判 分 析 等 を 通 じ 公 共 的 な 役 割 を 果 たす また これらの 業 務 を 着 実 に 実 施 し 公 益 的 役 割 を 果 たしていくため 品 位 証 明 業 務 及 び 分 析 業 務 に 係 るアクションプログラムに 基 づき 受 益 者 に 適 正 な 負 担 を 求 める こと 等 を 通 じて 収 支 相 償 を 達 成 する 関 係 団 体 への 実 態 調 査 返 却 期 限 達 成 率 (100%) 貴 金 属 の 品 位 証 明 業 務 の 積 極 的 な 周 知 及 び 利 便 性 向 上 に 向 けた 取 組 紛 争 金 対 応 方 針 に 基 づく 適 切 な 管 理 収 支 相 償 の 達 成 (100%) Ⅲ. 業 務 運 営 の 効 率 化 に 関 する 事 項 造 幣 局 は 法 人 設 立 以 来 固 定 的 な 経 費 の 削 減 努 力 を 続 けてきた 結 果 平 成 26 年 度 の 固 定 的 な 経 費 は 設 立 当 初 に 比 べて20%を 超 える 削 減 を 実 現 し 業 務 運 営 の 効 率 化 を 図 ってきた 今 後 においても 引 き 続 き 国 民 負 担 を 軽 減 する 観 点 から 効 率 的 かつ 効 果 的 な 業 務 運 営 を 推 進 することにより でき 得 る 限 り 製 造 コストを 引 き 下 げる 必 要 がある 業 務 の 推 進 に 当 たっては 行 政 執 行 法 人 として 業 務 を 行 うことを 踏 まえ 業 務 の 質 を 確 保 しつつ 効 率 性 を 高 めることに 注 力 し 国 民 負 担 の 軽 減 を 図 ることが 求 められる 1. 組 織 体 制 業 務 等 の 見 直 し (1) 組 織 の 見 直 しについて 1 国 家 公 務 員 の 総 人 件 費 に 関 する 基 本 方 針 ( 平 成 26 年 7 月 25 日 閣 議 決 定 )を 踏 まえ 業 務 の 質 の 低 下 を 招 かないよう 配 意 しつつ 業 務 の 効 率 性 や 業 務 量 等 に 応 6

じた 適 正 な 人 員 配 置 を 行 いながら 組 織 の 効 率 化 に 向 けて 取 り 組 む 適 正 な 人 員 配 置 組 織 の 効 率 化 ( 参 考 指 標 : 期 末 人 員 数 (フルタイム 再 任 用 職 員 を 含 む) 人 件 費 ) 人 件 費 とは 毎 年 度 公 表 している 独 立 行 政 法 人 造 幣 局 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について 中 の Ⅲ 総 人 件 費 について における 給 与 報 酬 等 支 給 総 額 をいう 以 下 同 じ 2 給 与 水 準 について 国 家 公 務 員 の 給 与 水 準 も 十 分 考 慮 し 引 き 続 き ラスパイレ ス 指 数 による 比 較 等 を 行 い 適 正 な 水 準 の 維 持 に 向 けて 取 り 組 むとともに その 状 況 を 公 表 する 適 正 な 給 与 水 準 の 維 持 給 与 水 準 の 公 表 の 有 無 (2) 業 務 の 効 率 化 について 1 平 成 27 年 度 においては 広 島 支 局 の 圧 延 設 備 の 大 規 模 修 繕 等 に 伴 い 減 価 償 却 費 等 の 増 加 が 見 込 まれるが 国 民 負 担 を 軽 減 する 観 点 から 引 き 続 き 可 能 な 限 りの コスト 削 減 努 力 を 行 うこととし 中 期 的 な 観 点 から 設 定 する 平 成 31 年 度 末 におけ る 固 定 費 の 削 減 目 標 の 達 成 に 向 けて 必 要 な 取 組 を 行 う また 電 子 政 府 推 進 の 取 組 の 一 環 として 独 立 行 政 法 人 造 幣 局 会 計 システム(E RPシステム)に 係 る 業 務 システム 最 適 化 計 画 ( 以 下 最 適 化 計 画 という )を 着 実 に 実 行 し 業 務 の 効 率 化 を 行 う 業 務 の 効 率 化 の 推 進 ( 参 考 指 標 : 売 上 原 価 を 構 成 する 固 定 費 ( 東 京 支 局 の 移 転 に 伴 う 費 用 を 除 く)) 効 率 化 に 向 けた 業 務 の 見 直 し 最 適 化 計 画 の 確 実 な 実 施 ERPシステムの 有 効 活 用 による 効 率 化 の 推 進 ERPシステムに 係 る 保 守 運 用 委 託 経 費 削 減 ( 平 成 19 年 度 比 30,712 千 円 以 上 ) ERPシステムに 係 る 業 務 処 理 時 間 削 減 ( 平 成 19 年 度 比 2,933 時 間 以 上 ) 2 調 達 にかかる 契 約 については 偽 造 防 止 の 観 点 に 配 意 しつつ 原 則 として 一 般 競 争 入 札 その 他 の 競 争 性 透 明 性 が 十 分 確 保 される 方 法 によるものとする また 公 正 かつ 透 明 な 調 達 手 段 による 適 切 で 迅 速 かつ 効 果 的 な 調 達 を 実 現 する 観 点 から 造 幣 局 が 策 定 した 調 達 等 合 理 化 計 画 に 基 づく 取 組 を 着 実 に 実 施 するとともに その 実 施 状 況 及 び 契 約 実 績 を 公 表 する また 物 品 及 び 役 務 の 調 達 に 当 たっては 国 等 による 障 害 者 就 労 施 設 等 からの 物 7

品 等 の 調 達 の 推 進 等 に 関 する 法 律 ( 平 成 24 年 法 律 第 50 号 ) 及 び 母 子 家 庭 の 母 及 び 父 子 家 庭 の 父 の 就 業 の 支 援 に 関 する 特 別 措 置 法 ( 平 成 24 年 法 律 第 92 号 )に 基 づいた 調 達 を 行 うよう 努 める 調 達 等 合 理 化 計 画 に 基 づく 適 切 な 契 約 の 実 施 調 達 等 合 理 化 計 画 の 実 施 状 況 及 び 契 約 実 績 の 公 表 の 有 無 契 約 監 視 委 員 会 による 点 検 において 不 適 切 な 契 約 と 認 められた 契 約 件 数 (0 件 ) 障 害 者 就 労 施 設 等 からの 調 達 の 実 施 ( 参 考 指 標 : 件 数 及 び 金 額 ) 3 業 務 フロー コスト 分 析 に 係 る 手 引 き ( 平 成 25 年 8 月 1 日 付 官 民 競 争 入 札 等 監 理 委 員 会 改 訂 )に 示 された 手 法 等 により 極 めてセキュリティ 性 の 高 い 製 品 及 び 情 報 を 取 り 扱 っていることを 踏 まえつつ 業 務 フローやコストの 分 析 を 行 い その 結 果 に 基 づき 民 間 への 業 務 委 託 を 検 討 する 民 間 への 業 務 委 託 の 検 討 Ⅳ. 財 務 内 容 の 改 善 に 関 する 事 項 造 幣 局 は 基 幹 となる 貨 幣 製 造 事 業 が 財 務 大 臣 が 定 める 貨 幣 製 造 計 画 によって 製 造 数 量 が 決 定 され かつ 納 入 先 が 財 務 省 のみに 限 られているといった 特 殊 性 を 有 するこ とから 自 らの 裁 量 や 努 力 によって 損 益 の 改 善 を 図 ることが 難 しい 側 面 を 有 している しかしながら そうした 制 約 の 下 にあっても 業 務 の 重 要 性 に 鑑 み 将 来 にわたって 安 定 的 に 業 務 運 営 ができるよう 標 準 原 価 計 算 方 式 による 原 価 管 理 に 差 異 分 析 結 果 を 適 切 に 反 映 させること 等 を 通 じて 収 支 を 的 確 に 把 握 しつつ 業 務 運 営 の 更 なる 効 率 化 に 努 め 採 算 性 の 確 保 を 図 る 必 要 がある 1. 予 算 収 支 計 画 及 び 資 金 計 画 の 策 定 採 算 性 の 確 保 1 業 務 運 営 の 効 率 化 に 関 する 事 項 に 記 載 された 目 標 を 踏 まえた 適 切 な 予 算 収 支 計 画 及 び 資 金 計 画 を 作 成 するとともに 各 項 目 について 可 能 な 限 り 歳 出 等 の 節 減 に 努 める 具 体 的 には 事 業 別 の 収 支 や 営 業 収 支 率 を 的 確 に 把 握 した 上 で 原 価 管 理 の 徹 底 等 によるコスト 削 減 を 進 めることにより 経 常 収 支 率 を100% 以 上 とす る 原 価 管 理 の 徹 底 等 によるコスト 削 減 原 価 管 理 等 による 事 業 別 収 支 営 業 収 支 率 の 把 握 的 確 な 管 理 適 正 な 在 庫 量 の 維 持 ( 参 考 指 標 : 棚 卸 資 産 回 転 率 ) 経 常 収 支 率 (100% 以 上 ) 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 ( 東 京 支 局 の 移 転 に 伴 う 費 用 及 び 研 究 開 発 費 を 除 く)の 削 減 ( 過 去 5 年 平 均 以 下 ) 8

2 財 務 内 容 について 偽 造 防 止 の 観 点 や 受 注 条 件 に 影 響 を 及 ぼさないよう 配 意 しつ つ 独 立 行 政 法 人 通 則 法 に 基 づく 情 報 の 開 示 を 行 うことにより 国 民 に 対 する 説 明 責 任 を 果 たす 独 立 行 政 法 人 通 則 法 に 基 づく 情 報 開 示 (100%) Ⅴ.その 他 業 務 運 営 に 関 する 重 要 事 項 1. 内 部 統 制 の 強 化 に 向 けた 取 組 国 民 生 活 の 基 盤 となる 貨 幣 を 製 造 している 法 人 であることを 踏 まえると 造 幣 局 には 強 固 な 内 部 統 制 や 情 報 セキュリティが 求 められる (1)コンプライアンスについて コンプライアンスの 確 保 に 積 極 的 に 取 り 組 むとともに 業 務 上 の 不 正 不 法 行 為 等 による 重 大 事 象 を 発 生 させない また 独 立 行 政 法 人 等 の 保 有 する 情 報 の 公 開 に 関 する 法 律 ( 平 成 13 年 法 律 第 140 号 ) 個 人 情 報 の 保 護 に 関 する 法 律 ( 平 成 15 年 法 律 第 57 号 ) 及 び 独 立 行 政 法 人 等 の 保 有 する 個 人 情 報 の 保 護 に 関 する 法 律 ( 平 成 15 年 法 律 第 59 号 )に 基 づき 確 実 に 対 応 する コンプライアンス 確 保 に 向 けた 確 実 な 取 組 業 務 上 の 不 正 不 法 行 為 等 による 重 大 事 象 の 発 生 件 数 (0 件 ) コンプライアンス 違 反 発 生 時 の 的 確 な 対 応 情 報 公 開 及 び 個 人 情 報 保 護 への 確 実 な 対 応 (2) 情 報 セキュリティについて 適 切 な 情 報 セキュリティ 対 策 を 実 施 し その 状 況 を 定 期 的 に 点 検 することにより 対 策 の 不 備 による 重 大 リスクを 発 生 させない 情 報 セキュリティ 対 策 の 確 実 な 実 施 運 営 情 報 セキュリティ 教 育 の 実 施 ( 対 計 画 100%) 情 報 セキュリティ 対 策 の 不 備 による 重 大 リスクの 発 生 件 数 (0 件 ) 情 報 セキュリティ 対 策 の 不 備 による 重 大 リスク 発 生 時 の 的 確 な 対 応 重 大 リスク とは 情 報 システムにおける 不 正 プログラム 感 染 や 不 正 アクセ ス 又 は その 疑 いがある 場 合 における 情 報 システムデータの 改 ざん 破 壊 不 正 コマンド 実 行 情 報 漏 えい 若 しくは 重 要 情 報 の 詐 取 等 をいう (3)リスク 管 理 等 について 9

1 リスク 管 理 を 徹 底 し 不 測 の 災 害 が 生 じた 場 合 にも 確 実 に 対 応 することができる よう 事 業 継 続 に 係 る 計 画 (BCP)を 見 直 すとともに 防 災 訓 練 計 画 を 策 定 し これらを 確 実 に 実 施 する 的 確 なリスク 管 理 BCPの 適 切 な 運 用 防 災 訓 練 計 画 の 策 定 の 有 無 防 災 訓 練 の 確 実 な 実 施 ( 対 計 画 100%) 2 品 質 マネジメントシステムの 有 効 性 を 継 続 的 に 改 善 するためISO9001の 認 証 を 維 持 するなど 内 部 統 制 の 強 化 に 向 けた 必 要 な 取 組 を 行 う ISO9001の 認 証 の 維 持 目 標 の 連 鎖 の 実 施 を 含 む 内 部 統 制 全 般 に 係 る 取 組 状 況 2. 人 事 管 理 組 織 運 営 を 安 定 的 に 行 うため 計 画 的 かつ 着 実 な 人 材 の 確 保 に 努 めるとともに 適 材 適 所 の 人 事 配 置 に 取 り 組 むほか 独 立 行 政 法 人 等 における 女 性 の 登 用 推 進 について ( 平 成 26 年 3 月 28 日 付 閣 総 第 175 号 府 共 第 211 号 )の 趣 旨 を 踏 まえた 女 性 職 員 の 登 用 を 進 める また 職 員 研 修 に 関 する 計 画 を 策 定 し 当 該 計 画 に 沿 って 各 種 研 修 を 実 施 すること 等 により 職 員 の 能 力 の 向 上 や 技 能 の 伝 承 を 図 る 計 画 的 かつ 着 実 な 人 材 確 保 女 性 職 員 の 登 用 等 の 促 進 ( 参 考 指 標 : 課 長 相 当 職 以 上 の 職 員 に 占 める 女 性 割 合 ) 研 修 計 画 の 策 定 の 有 無 研 修 計 画 の 確 実 な 実 施 ( 対 計 画 100%) 及 び 職 員 の 能 力 向 上 技 能 伝 承 ( 参 考 指 標 : 受 賞 実 績 ) 3. 保 有 資 産 の 見 直 し 東 京 支 局 移 転 後 の 跡 地 については 国 庫 納 付 の 方 法 及 び 時 期 について 検 討 を 進 める なお 移 転 に 当 たっては 業 務 に 支 障 が 生 じないよう 円 滑 な 実 施 に 向 けた 準 備 を 進 め る また 東 京 支 局 の 各 宿 舎 については 支 局 の 移 転 時 期 を 踏 まえた 廃 止 本 局 の 北 宿 舎 の 一 部 及 び 男 子 寮 広 島 支 局 の 西 山 宿 舎 については 平 成 28 年 度 末 の 廃 止 に 向 けた 取 組 を 進 める さらに その 他 の 保 有 資 産 について 効 率 的 な 業 務 運 営 が 担 保 されるよう 不 断 の 見 直 しを 行 い その 結 果 遊 休 資 産 が 生 ずる 場 合 には 将 来 の 事 業 再 編 や 運 営 戦 略 上 必 要 と なるものを 除 き 国 庫 への 貢 献 を 行 う 10

東 京 支 局 移 転 後 の 跡 地 の 処 分 の 検 討 の 推 進 東 京 支 局 各 宿 舎 ( 北 南 西 巣 鴨 新 座 宿 舎 )の 廃 止 に 向 けた 着 実 な 取 組 本 局 北 宿 舎 の 一 部 男 子 寮 の 廃 止 に 向 けた 着 実 な 取 組 広 島 支 局 西 山 宿 舎 の 廃 止 に 向 けた 着 実 な 取 組 その 他 の 保 有 資 産 についての 平 成 27 年 度 以 降 の 廃 止 等 に 向 けた 検 討 の 推 進 4. 職 場 環 境 の 整 備 (1) 労 働 安 全 の 保 持 について 職 場 環 境 整 備 に 資 する 計 画 を 定 め 当 該 計 画 に 沿 って 安 全 教 育 活 動 等 を 行 うこと により 安 全 で 働 きやすい 職 場 環 境 を 維 持 する 職 場 環 境 整 備 に 資 する 計 画 の 策 定 の 有 無 職 場 環 境 整 備 に 資 する 計 画 の 確 実 な 実 施 ( 対 計 画 100% ただし 計 画 のうち 安 全 教 育 活 動 等 に 係 る 項 目 に 限 る) 重 大 な 労 働 災 害 の 発 生 件 数 (0 件 ) 労 働 災 害 の 発 生 状 況 重 大 な 労 働 災 害 とは 死 亡 災 害 又 は 一 時 に3 人 以 上 の 負 傷 者 を 伴 う 労 働 災 害 をいう (2) 健 康 管 理 の 充 実 について 健 康 管 理 に 資 する 計 画 を 定 め 当 該 計 画 に 沿 って 定 期 健 康 診 断 を 確 実 に 受 診 させる とともに その 結 果 に 基 づく 有 所 見 者 への 計 画 的 な 健 康 指 導 教 育 などのフォローア ップを 行 うことにより 職 員 の 健 康 を 確 保 する また 計 画 的 なメンタルヘルス 対 策 を 行 うことにより 職 員 の 心 身 両 面 の 健 康 管 理 の 充 実 を 図 る 健 康 管 理 に 資 する 計 画 の 策 定 の 有 無 定 期 健 康 診 断 の 受 診 率 (100%) 健 康 管 理 に 資 する 計 画 の 確 実 な 実 施 ( 対 計 画 100% ただし 計 画 のうち 健 康 指 導 教 育 メンタルヘルス 対 策 に 係 る 項 目 に 限 る) 5. 環 境 保 全 製 造 事 業 を 営 む 公 的 主 体 として 模 範 となるよう 地 球 温 暖 化 などの 環 境 問 題 へ 積 極 的 に 貢 献 する 観 点 から 環 境 保 全 に 関 する 計 画 を 策 定 し 当 該 計 画 に 沿 って 効 率 性 に 配 慮 しつつ 必 要 な 設 備 を 備 えるとともに 環 境 物 品 の 確 実 な 調 達 やISO14001 認 証 の 維 持 等 を 行 うことにより 環 境 保 全 を 図 る 環 境 保 全 のために 必 要 な 設 備 の 的 確 な 導 入 及 び 導 入 時 における 効 率 性 の 検 証 環 境 保 全 計 画 の 策 定 の 有 無 環 境 保 全 計 画 の 確 実 な 実 施 ( 対 計 画 100%) ISO14001 認 証 の 維 持 11

エネルギー 消 費 原 単 位 ( 過 去 5 年 平 均 以 下 ) 廃 棄 物 再 利 用 率 ( 過 去 5 年 平 均 以 上 ) 回 収 貨 幣 の 再 利 用 (100%) 返 り 材 の 再 利 用 (100%) Ⅵ. 中 期 的 な 観 点 から 参 考 となるべき 事 項 1. 国 民 に 対 して 提 供 するサービスその 他 の 業 務 の 質 の 向 上 に 関 する 事 項 (1) 設 備 の 維 持 管 理 について 中 長 期 的 な 視 点 に 立 って 的 確 な 投 資 を 計 画 的 に 実 行 し 将 来 にわたって 各 種 製 品 を 確 実 かつ 効 率 的 に 製 造 するため 平 成 27 年 度 から 平 成 31 年 度 までの5 年 間 におい て 必 要 な 設 備 投 資 額 として299 億 円 を 見 込 む (2) 偽 造 抵 抗 力 の 強 化 等 に 向 けた 研 究 開 発 について 中 長 期 的 な 視 点 に 立 って 計 画 的 に 研 究 開 発 を 着 実 に 実 施 し 貨 幣 の 偽 造 抵 抗 力 の 強 化 に 貢 献 するため 平 成 27 年 度 から 平 成 31 年 度 までの5 年 間 において 必 要 な 研 究 開 発 投 資 額 として34 億 円 を 見 込 む 2. 業 務 運 営 の 効 率 化 に 関 する 事 項 (1) 組 織 体 制 の 効 率 化 について 業 務 運 営 に 必 要 な 人 員 については 独 立 行 政 法 人 整 理 合 理 化 計 画 ( 平 成 19 年 12 月 24 日 閣 議 決 定 )において 平 成 17 年 度 末 から 平 成 22 年 度 末 までの5 年 間 で1 0%を 上 回 る 削 減 を 行 うよう 求 められたところ 平 成 23 年 度 以 降 においても 削 減 努 力 を 継 続 した 結 果 平 成 17 年 度 末 から 平 成 26 年 度 末 までの9 年 間 の 実 績 は23. 6%の 減 少 となり 当 該 閣 議 決 定 で 示 された 水 準 を 上 回 るペースで 削 減 を 進 めてきた 平 成 27 年 度 から 平 成 31 年 度 までの5 年 間 においては これまでの 成 果 を 踏 まえ 将 来 の 安 定 的 な 業 務 運 営 に 支 障 が 生 じないよう 平 成 31 年 度 末 の 常 勤 役 職 員 の 総 数 を 平 成 26 年 度 末 以 下 とするとともに 平 成 31 年 度 の 人 件 費 を 平 成 26 年 度 以 下 と する (2) 業 務 の 効 率 化 について 法 人 設 立 以 来 必 要 な 設 備 投 資 を 極 力 抑 えること 等 により 固 定 的 な 経 費 の 削 減 を 図 ってきたが 今 後 は 次 の 貨 幣 の 改 鋳 を 見 据 えた 機 械 設 備 の 導 入 や 製 造 施 設 の 基 盤 整 備 が 見 込 まれること 等 を 踏 まえると 中 長 期 的 には 設 備 投 資 に 伴 う 減 価 償 却 費 の 増 加 が 見 込 まれる しかしながら 引 き 続 き 国 民 負 担 を 軽 減 する 観 点 から 平 成 27 年 度 から 平 成 31 年 度 までの5 年 間 においても 製 造 コストの 抑 制 に 取 り 組 むことと し 平 成 31 年 度 の 売 上 原 価 を 構 成 する 固 定 費 ( 東 京 支 局 の 移 転 に 伴 う 費 用 を 除 く) を 平 成 26 年 度 実 績 値 以 下 とする 12