調 査 報 告 2014 年 7 月 11 日 株 式 会 社 ジェック ジェック 2014 年 新 入 社 員 企 業 人 としての 意 識 調 査 報 告 5つの 意 識 すべての 点 数 が 低 下 意 識 まで 振 り 返 る メタ 認 知 力 は 向 上 本 調 査 は 株 式 会 社 ジェックが 担 当 した 新 入 社 員 研 修 において 新 入 社 員 自 身 が 自 分 の 企 業 人 としての 意 識 傾 向 を 確 認 し 成 長 の 方 向 を 知 るために 研 修 開 始 冒 頭 に 実 施 している ものです 設 問 では 企 業 人 としてもつべき 考 え 方 を 問 い 回 答 は そう 思 う わか らない そう 思 わない の 三 択 式 です 本 報 告 では 研 修 現 場 での 傾 向 と 併 せて 2014 年 の 特 徴 および 2001 年 以 降 の 回 答 傾 向 についてご 紹 介 します 調 査 概 要 は 文 末 をご 覧 ください 社 員 意 識 調 査 の 概 要 調 査 名 称 2014 年 新 入 社 員 企 業 人 意 識 調 査 調 査 対 象 ジェック 主 催 新 入 社 員 基 本 能 力 体 得 コース およびジェックが 担 当 した 各 社 新 入 社 員 研 修 の 受 講 者 設 問 概 要 本 調 査 は ジェックが 考 える 企 業 人 としてもつべき 考 え 方 意 識 の 傾 向 を 調 査 するものです( 若 者 の 意 識 傾 向 全 般 を 調 査 するものではありません) 設 問 数 50 問 結 果 を 5 つの 意 識 に 分 類 し 各 25 点 満 点 回 答 は マークシート 形 式 調 査 時 期 2014 年 3 月 ~5 月 に 実 施 データ 数 1,800 名 本 調 査 に 関 するお 問 い 合 わせ 先 株 式 会 社 ジェック マーケティング 部 ( 担 当 : 中 村 ) 170-6020 東 京 都 豊 島 区 東 池 袋 3-1-1 サンシャイン60ビル20 階 TEL:03-3986-6365 FAX:03-3982-5894 E-mail:otoiawase@jecc-net.co.jp 1
傾 向 1 5つの 意 識 すべての 点 数 が 低 下 5つの 意 識 の 点 数 がすべて 昨 年 より 低 下 しました 50 問 中 43 問 で 正 答 率 が 昨 年 より 低 下 10 問 で1 年 ごと 正 答 率 変 化 幅 が 過 去 最 大 となり ました 特 に 低 下 率 の 大 きい 自 己 実 現 の 意 識 については すべての 設 問 で 正 答 率 が 低 下 しています また わからない と 答 えた 割 合 が 全 体 的 に 多 くなっていることも 正 答 率 の 低 下 に 影 響 を 与 えています わからない という 回 答 の 率 は 約 2 ポイント 増 加 しており これも 全 体 の 平 均 点 を 下 げる 要 因 になっていると 思 われます(2013 年 16.4% 2014 年 18.3%) 今 年 度 の 正 答 率 の 低 下 が 一 時 的 なものか 今 後 継 続 するのかの 判 断 には 来 年 度 以 降 の 調 査 を 注 視 したいと 考 えています 今 年 のインストラクターの 所 感 に 周 りの 様 子 を 見 る( 自 ら 判 断 しない) 言 われたことは 修 正 できる( 知 らないことはできない やらない) 応 用 は 苦 手 ( 知 識 を 援 用 して 考 えない) などのキーワードが 頻 出 していることから わか らない と 答 える 確 率 は 今 後 も 増 え それに 伴 って 全 体 の 正 答 率 も 低 下 傾 向 になるので はないかと 推 察 されます 2
傾 向 2 働 く ということに 対 するマイナスイメージ 職 業 人 の 意 識 自 己 実 現 の 意 識 の 点 数 は 大 幅 に 低 下 しました この 大 きな 原 因 は 設 問 の 中 で 何 のために 働 くのか を 問 う 設 問 での 回 答 傾 向 が 大 きく 変 化 したためと 考 え られます 例 えば 給 料 や 週 休 2 日 制 も 大 切 であるが 働 き 甲 斐 を 求 めることの 方 が 人 間 らしい 生 き 方 ができる に 対 して そう 思 う と 答 えた 割 合 が 5.6 ポイント 減 少 仕 事 は 会 社 のため にしてやっているのではなく 自 分 のためにやっているのだ に 対 して そう 思 う と 答 え た 割 合 が 5.7 ポイント 減 少 しました 仕 事 にやりがいを 求 める 仕 事 で 個 性 を 発 揮 するといった 内 容 を 問 う 設 問 でも 近 年 ポイン トが 減 少 しています 3
このような 傾 向 は 入 社 動 機 のアンケート(10 項 目 から 2 択 )にも 表 れています 能 力 個 性 が 生 かせる の 選 択 がこの 4 年 間 で 9.3 ポイント 減 少 し 給 料 が 高 い は 2.8 ポイン ト 転 勤 がない も 2.5 ポイント 増 加 しています 会 社 に 将 来 性 がある は 2.8 ポイン ト 減 少 し 会 社 の 知 名 度 は 2.0 ポイント 上 昇 しています 人 に 薦 められて は 2.4 ポ イント 先 輩 がいる も 1.9 ポイント 上 昇 しています 長 期 的 な 視 野 に 立 った 判 断 より 身 近 な 情 報 を 元 に 今 の 条 件 の 良 さで 判 断 しているようです 近 年 ワークライフバランス の 意 識 も 浸 透 し 仕 事 と 私 生 活 のバランスを 取 ろうとする 意 識 が 高 まっているものと 思 われます 働 いた 経 験 がなく( 十 分 でなく) 仕 事 を 通 じて 楽 しさややりがいを 感 じたことのない 新 入 社 員 の 意 識 がライフ 重 視 に 傾 くことは 容 易 に 考 え られます さらに 2013 年 の 流 行 語 大 賞 の 一 つが ブラック 企 業 であったように 労 務 環 境 が 違 法 状 態 の 企 業 がマスコミに 多 く 取 り 上 げられたなどの 影 響 により 企 業 や 働 くこ とに 対 するマイナスイメージが 強 くなったと 考 えられます また 2014 年 新 入 社 員 は 失 われた 20 年 が 人 生 の 大 半 であり 企 業 や 社 会 に 対 する 期 待 がそもそも 小 さいと 推 察 されます 価 値 観 の 多 様 化 が 進 行 し 様 々な 生 き 方 があるとい う 意 識 も 広 がりつつあるなど 様 々な 社 会 の 変 化 の 影 響 を 受 けているものと 考 えられます 働 くことに 対 するマイナスイメージを 持 っている 新 入 社 員 に 対 するマネジメントが 今 後 定 着 や 成 長 度 合 いに 重 要 な 役 割 を 果 たします 4
傾 向 3 人 間 関 係 に 敏 感 メタ 認 知 力 向 上 の 傾 向 が 見 られる 新 入 社 員 研 修 を 担 当 したインストラクターから コミュニケーションに 長 けている 初 対 面 の 人 と 打 ち 解 けるのが 早 い 発 表 時 に 緊 張 しない 受 講 後 に 連 絡 先 の 交 換 をしてい る といった 報 告 が 多 数 上 がっています SNS の 利 用 など 横 のつながりに 意 識 が 高 いよ うです さらに 人 間 関 係 に 関 して 主 観 を 表 に 出 さない 衝 突 をしない 傾 向 や 人 間 関 係 の 距 離 を 測 って 行 動 する といった 所 感 も 多 数 寄 せられています これらはプラスの 側 面 から 見 ると メタ 認 知 ができる 客 観 的 振 り 返 りができるようになっている 横 のつながり をうまく 作 ろうとする 行 動 です これらは 近 年 観 察 されている 傾 向 でもあり それら が 顕 著 に 現 れたため コメントに 頻 出 したと 考 えられます 理 解 が 早 く 素 直 に 修 正 する といった 学 習 能 力 修 正 能 力 の 高 さも 顕 著 です 研 修 内 容 が 進 むにつれ 改 善 行 動 の 決 め 方 が 抽 象 的 ではなく 具 体 的 なものが 多 い 指 示 がなく てもグループの 仲 間 と 話 し 合 って 真 剣 に 取 り 組 む など 意 識 して 行 動 を 変 えていこうと する 姿 が 見 られたようです その 内 容 も 行 動 面 だけの 反 省 傾 向 ではなく 自 分 の 意 識 面 までの 反 省 傾 向 が 高 まっているとの 報 告 もありました これらは 自 ら 振 り 返 り 自 己 成 長 を 図 る 過 程 の 現 象 として 捉 えると 大 変 好 ましいと 言 えま す しかしながら 自 分 の 課 題 を 知 ることには 熱 心 だが それは 成 長 意 欲 が 強 いというよ り 不 安 が 強 いゆえの 行 動 と 推 察 する というインストラクターからの 意 見 に 象 徴 される ように これらの 行 動 の 実 態 は 極 めて 保 守 的 で 失 敗 したくない という 意 識 から 来 る ものと 考 えられます 同 時 に 目 的 意 識 目 標 必 達 意 識 が 弱 い ことも 大 きな 懸 念 として 挙 げられます 深 く 反 省 すること を 覚 えたものの 底 辺 の 思 考 は 保 守 的 であり 企 業 組 織 で 働 くことへのマ イナスイメージがあり 多 くを 期 待 しない 高 い 成 果 ではなく 出 しやすい 成 果 を 目 指 す ようになったと 考 えられます 昨 年 指 摘 した 満 点 ではなく 合 格 点 を 目 指 す 傾 向 も 健 在 です まずは 叱 られない 範 囲 まで 頑 張 る 見 えないところで 手 を 抜 こうとする という 傾 向 もありました 全 力 でやり きることを 嫌 っているわけではありませんが それが 要 求 されないと 全 力 を 出 し 切 ろう としないようです 5
コース 現 場 より 新 入 社 員 研 修 を 担 当 した 弊 社 インストラクターの 意 見 <プラス 点 > 初 対 面 の 方 と 打 ち 解 けるのが 早 く 年 齢 の 違 いを 意 識 することなく 緊 張 せずに 話 す 受 講 後 に 連 絡 先 の 交 換 や 写 真 撮 影 などを 行 うなどの 行 動 も 見 られた コミュニケーションに 長 けている 元 気 のよい 挨 拶 ができる 方 が 多 い 規 律 を 守 り 乱 さない 言 われたことは 素 直 に 受 け 止 め 行 動 に 移 す 自 らの 行 動 変 容 につながることは 興 味 関 心 をもって 習 得 しようとする 意 欲 が 高 かった 理 解 力 があり 教 えられたことはすぐに 実 行 しようとする 素 直 さがあった 指 示 がなくてもメモをとり 指 摘 したことは 素 直 に 修 正 する 姿 勢 が 見 られた 指 摘 したことに 対 して すぐ 修 正 する グループ 討 議 において 活 発 な 意 見 交 換 が 多 く 見 られた グループ 代 表 者 による 発 表 でも 緊 張 することなくプレゼンテーションを 行 う 論 理 的 に 物 事 を 考 える やると 決 まれば 素 直 に 集 中 して 実 行 する 自 己 の 振 り 返 りやその 克 服 策 の 発 表 では 具 体 的 な 内 容 が 多 くあった < 気 になる 点 > 周 りの 様 子 を 見 て それから 自 分 を 出 していく 傾 向 がさらに 強 くなった 全 体 のバランスを 見 て 突 出 した 行 動 を 避 けようとする 傾 向 がある とても 大 人 しい 目 立 つ 行 動 をとる 人 がいない 難 しいと 思 えること 苦 手 にしていることに 向 き 合 うと 逃 げたり 他 人 頼 みにしがちだった 学 習 項 目 の 修 得 は 早 いが 応 用 に 弱 い 学 んだ 基 本 の 内 容 から 少 しイレギュラーな 状 況 になると 慌 ててしまい 冷 静 な 判 断 ができなくなる 傾 向 も 見 受 けられた グループ 活 動 では リーダーを 補 佐 しようというメンバーが 少 なく 自 分 のことさえやっていれば 良 いと いう 傾 向 が 見 られた 表 面 的 には 前 向 きな 言 動 を 取 りながら 本 音 の 引 き 出 し 表 明 は 苦 手 としているように 見 受 けられる お 互 いの 良 いところは 褒 めるが 悪 いところ( 改 善 )の 指 摘 を 遠 慮 してしまう 傾 向 が 根 強 かった 目 的 意 識 が 薄 れがち 目 標 必 達 意 識 が 弱 い オブザーバーの 所 感 今 年 は 去 年 よりもさらに 大 人 しくなった 近 年 の 傾 向 ではあるが きれいにまとまった 人 の 集 団 みな 良 く 似 ている( 個 性 的 な 人 が 少 ない)とい う 印 象 がいっそう 強 くなった 休 憩 時 間 に 一 人 でスマホをいじって 過 ごしている 方 が 例 年 より 増 えてきた 知 る わかる までは 理 解 が 早 いが わかる できる までに 時 間 がかかる もしくは わかる=でき る と 勘 違 いしてしまい 努 力 を 続 けて 身 につけようという 姿 勢 が 弱 い 6
まとめ(マネジメントのポイント) 社 員 ( 新 入 社 員 )には 現 場 に 適 応 し 生 き 生 きと 仕 事 をしてほしいものです そのため にも 受 け 入 れ 側 の 体 制 を 整 えておくことは 必 須 の 課 題 です 働 くことに 対 するマイナスイメージ つまり 誤 った 仕 事 観 は 意 識 調 査 の 回 答 傾 向 に もあったように 仕 事 は 自 分 のためにやる という 意 識 の 希 薄 さに 表 れています 入 社 動 機 の 傾 向 変 化 ( 前 述 )でも 能 力 個 性 が 生 かせる が 減 少 し 給 与 面 への 志 向 が 高 まっていることから 仕 事 そのものが 苦 痛 であっても 生 活 をしていくために 必 要 だか ら という 捉 え 方 で 入 社 した 新 入 社 員 の 方 も 少 なからずいると 思 われます しかしながら 仕 事 の 楽 しさ やりがいを 経 験 し 仕 事 で 自 分 を 生 かすことができると 実 感 している 先 輩 社 員 や 上 司 が 多 数 いるのも 事 実 でしょう 働 くことに 対 するマイナスイメ ージを 消 し 積 極 行 動 を 促 すには 上 司 だけでなくチームとして 新 入 社 員 を 仲 間 として 受 け 入 れ 単 に 業 務 を 覚 えさせるだけでなく 新 入 社 員 それぞれの 中 にある 働 く 動 機 を 引 き 出 し 成 長 を 支 援 する 姿 勢 を 示 すことが 重 要 です より 多 くの 先 輩 社 員 からロールモデ ルを 獲 得 することで 仕 事 の 楽 しさややりがいが 新 入 社 員 の 中 に 醸 成 されていきます リーダー マネジャー 対 象 のコースで 新 入 社 員 育 成 について 美 点 凝 視 の 精 神 で 成 長 を 支 援 しようということをお 伝 えしています 入 社 から 数 か 月 も 経 つと リーダーが 新 入 社 員 に 対 して 成 長 度 合 いが 期 待 通 りでないなどと 見 てしまうことがあります すると 新 入 社 員 はリーダーの 心 理 を 敏 感 に 感 じ 取 り モチベーションが 低 下 し 信 頼 関 係 が 崩 れ る 元 となります 人 は( 勝 手 に) 育 つのではなく ( 周 囲 が) 育 てるものである という 意 識 で 新 入 社 員 の 良 い 面 に 着 目 して 強 みを 引 き 出 していくことが リーダーに 求 めら れます 一 方 で 給 与 を 入 社 動 機 にあげた 新 入 社 員 が 増 えたように 生 活 の 安 定 を 望 む 傾 向 も 強 まっています 安 定 した 仕 事 に 就 きたい 組 織 に 属 していたいという 欲 求 が 高 くなって いると 考 えられます 7
大 学 の 就 職 課 の 方 から 会 社 での 仕 事 のやりがいや 社 会 的 意 義 を 聞 く 人 は 減 り 給 与 や 福 利 厚 生 教 育 制 度 などの 質 問 をする 学 生 が 増 えた また 企 業 の 側 もそのような 教 育 制 度 や 福 利 厚 生 を 説 明 する 時 間 が 増 えている との 話 も 伺 いました つまり 安 心 していられる 場 としての 企 業 が 求 められています この 傾 向 は 今 後 も 強 ま ると 思 われます 昨 年 は ブラック 企 業 や やりがい 搾 取 という 言 葉 が 流 行 し 企 業 に 対 する 警 戒 感 が 強 まっている 懸 念 があります 上 司 や 先 輩 社 員 が 仕 事 の 楽 しさやや りがいを 伝 えようとしても それが 滅 私 奉 公 的 な 働 き 方 だと 拒 否 感 が 強 まってしまうと 考 えられますので 注 意 が 必 要 です 近 年 様 々な 企 業 で 若 年 層 の 中 でもできる 人 いわゆる できる 若 手 の 退 職 が 目 立 つようになってきました 一 生 懸 命 働 いてみたけれど この 程 度 か 頑 張 れば 成 果 は 出 せることはわかったが 私 生 活 の 自 由 が 少 ない 本 当 に 入 りたい 会 社 就 きたい 仕 事 で はなかった などと 考 え 離 職 するのではないかと 考 えられます 人 材 の 逼 迫 感 から 中 途 社 員 を 積 極 的 採 用 しようとする 企 業 が 増 えたこともこの 一 年 では 大 きな 理 由 の 一 つでし ょう いずれにせよ 若 年 層 の 離 職 は 単 なる 戦 力 ダウンにとどまらず 社 内 活 性 化 や 技 能 継 承 の 停 滞 対 外 的 信 用 の 損 失 特 に 採 用 への 悪 影 響 など 企 業 にとっては 大 変 な 損 失 を 生 み 出 します この できる 若 手 を 企 業 につなぎとめるには 仕 事 そのものにやりがいを 見 出 せるよう に 導 く ことが 重 要 になります そのためには その 仕 事 の 社 会 的 意 義 を 感 じさせると 同 時 に 成 長 をサポートする という 姿 勢 を 周 りが 示 し 行 動 することが 大 切 です できる 若 手 には どうしても 指 導 を 怠 りがちになります の 仕 事 ができるように する ことも 重 要 ですが できる 若 手 には こまめに 話 を 聞 き 関 係 を 深 化 させ 働 く 意 欲 を 保 つ 環 境 を 整 えることが 重 要 です たとえ 仕 事 はできていても メンタル 面 は 未 熟 であり 見 守 っていることを 示 すことは 必 要 です 承 認 欲 求 を 満 たし 時 には 叱 ること も 必 要 かもしれません この 結 果 報 告 をご 覧 いただくのは 7 月 以 降 4 月 入 社 の 新 入 社 員 も 入 社 してから 3 ヶ 月 が 経 っています 新 入 社 員 も 職 場 に 慣 れ 同 時 に 現 場 は 研 修 や 導 入 教 育 で 教 わったとおり 型 どおりに 動 いているわけではない という 現 実 に 突 き 当 たります さらに 周 囲 の 新 入 社 員 に 対 す る 期 待 も 徐 々に 変 わってきますが この 期 待 の 変 化 が 新 入 社 員 にはわからず ネジレが 解 消 できないと 不 満 を 内 に 抱 えモチベーションを 低 下 させてしまいかねません 8
上 司 は 周 囲 を 見 渡 し 学 習 修 正 を 行 って 早 期 に 職 場 に 慣 れたように 見 える 新 入 社 員 に 安 心 しがちですが 新 入 社 員 への 期 待 の 変 化 果 たしてほしい 行 動 を 折 に 触 れ 伝 えわから せていくことが 継 続 的 成 長 に 欠 かせない 働 きかけです できる 若 手 に 対 して 更 に 高 い 期 待 があるということを 理 解 させることも モチベー ションの 継 続 と 成 長 を 促 進 する 上 で 大 切 です 1 周 囲 の 期 待 は 変 わる~5つのステップ 5 常 に 上 を 目 指 して 欲 しい 4 組 織 を 上 手 に 使 って 欲 しい 3 成 果 を 出 して 欲 しい 2 企 業 人 らしく あってほしい 早 く 慣 れて 欲 しい 入 社 ~ 半 年 以 内 新 入 社 員 若 手 社 員 9
社 員 意 識 調 査 の 概 要 1976 年 に 開 発 以 来 ジェック 主 催 新 入 社 員 基 本 能 力 体 得 コース およびジェックが 担 当 した 各 社 新 入 社 員 研 修 で 本 意 識 調 査 を 実 施 設 問 数 50 結 果 を 5 つの 意 識 に 分 類 各 25 点 満 点 5 つの 意 識 の 強 弱 やバランスによって 個 々の 意 識 傾 向 該 当 年 の 新 入 社 員 の 意 識 傾 向 をつかみ ます ご 受 講 者 はこの 結 果 を 持 ち 帰 り 現 場 配 属 後 の 成 長 目 標 として 活 用 していただいています ジェック 主 催 公 開 コース(3 日 間 )では 研 修 の 冒 頭 および 終 了 時 に 実 施 し 5 つの 意 識 の 成 長 をご 受 講 者 が 自 覚 することができます なお 本 調 査 は ジェックが 考 える 企 業 人 としてもつべき 考 え 方 意 識 の 傾 向 を 調 査 するも のであり 若 者 の 意 識 傾 向 全 般 を 調 査 するものではありません 企 業 人 として 重 要 な 5つの 意 識 とは Ⅰ 職 業 人 の 意 識 地 道 な 努 力 を 大 切 にし 言 われた 通 りにまずやってみようとする 意 識 Ⅱ 自 己 実 現 の 意 識 能 力 や 個 性 を 思 う 存 分 発 揮 しようとする 意 識 Ⅲ 貢 献 報 酬 の 意 識 百 の 知 識 よりも 一 つの 成 果 業 績 を 重 んじようとする 意 識 Ⅳ 組 織 活 動 の 意 識 規 則 に 従 い 連 絡 を 密 にしようとする 意 識 Ⅴ 人 間 関 係 の 意 識 相 手 を 尊 重 し 礼 儀 作 法 を 配 慮 しようとする 意 識 5つの 意 識 経 年 変 化 ( 単 位 : 点 / 25 点 満 点 中 ) 年 Ⅰ. 職 業 人 の 意 識 Ⅱ. 自 己 実 現 の 意 識 Ⅲ. 貢 献 報 酬 の 意 識 Ⅳ. 組 織 活 動 の 意 識 Ⅴ. 人 間 関 係 の 意 識 2014 14.4 15.1 14.7 16.0 16.4 2013 15.0 15.9 15.1 16.4 16.8 2012 15.1 15.9 15.1 16.3 16.5 2011 15.3 16.2 15.3 16.6 16.7 2010 15.1 16.0 14.9 16.6 16.8 2009 15.0 15.6 14.6 16.4 16.6 2008 14.7 15.5 14.6 16.6 16.6 2007 14.2 15.1 14.1 16.2 16.2 2006 14.3 15.2 14.2 16.2 16.2 2005 14.6 15.8 14.6 16.1 16.2 2004 14.5 15.6 14.7 16.0 16.2 2003 14.6 16.1 14.7 16.1 16.2 2002 14.5 16.3 14.9 16.1 16.2 2001 14.5 16.3 14.9 16.1 16.1 10
回 答 者 の 属 性 情 報 アンケート 情 報 ( 任 意 回 答 項 目 データは 約 1800 件 ) 本 文 書 は 株 式 会 社 ジェックに 帰 属 し 無 断 転 載 無 断 複 製 を 禁 じます 11