< 市 街 化 調 整 区 域 ( 平 地 部 )における 開 発 の 事 例 > 広 島 市 における 取 組 状 況 : 市 街 化 調 整 区 域 ( 平 地 部 )における 地 区 計 画 ~ 石 内 地 区 石 内 まちづくり 構 想 で 石 内 南 ( 湯 戸 下 沖 ) 生 活 拠 点 としたゾーンは ひろしま 西 風 新 都 都 市 づくり 推 進 プラン では 地 区 拠 点 ( 石 内 南 )に 位 置 づけられました その 地 区 拠 点 内 の 約 7ha で 都 市 計 画 提 案 制 度 を 利 用 して 提 案 がなされ 広 島 市 によって 平 成 21(2009) 年 6 月 都 市 計 画 決 定 ( 西 風 新 都 石 内 湯 戸 下 沖 地 区 地 区 計 画 )されました 1 事 業 目 的 西 風 新 都 内 石 内 地 区 の 地 区 拠 点 の 形 成 を 図 るため 組 合 施 行 の 土 地 区 画 整 理 事 業 を 実 施 して 商 業 施 設 を 誘 導 し 新 たに 賑 わいと 魅 力 あふれる 市 街 地 環 境 を 創 出 するとともに 地 域 住 民 の 日 常 生 活 の 利 便 性 向 上 や 石 内 地 区 の 地 域 発 展 のための 先 導 的 役 割 を 担 うまちづくりに 資 することを 目 指 すものであ る 2 計 画 内 容 (1) 位 置 : 広 島 市 佐 伯 区 五 日 市 町 大 字 石 内 の 一 部 (2) 区 域 面 積 : 約 7.6 ヘクタール (3) 主 な 公 共 施 設 市 道 佐 伯 1 区 82 号 線 ( 幅 員 12m 2 車 線 延 長 170m) 地 区 内 幹 線 道 路 ( 幅 員 12m 2 車 線 延 長 514m) 街 区 公 園 2ヶ 所 ( 第 1 号 公 園 面 積 1,098m2 第 2 号 公 園 面 積 1,363m2) (4) 主 な 導 入 機 能 ホームセンター 食 料 品 店 及 び 駐 車 場 - 44 -
- 45 -
東 広 島 市 での 事 例 ( 市 街 化 調 整 区 域 での 開 発 ) 東 広 島 市 では 市 街 化 調 整 区 域 においても 地 区 計 画 を 都 市 計 画 決 定 しています これによって 市 街 化 調 整 区 域 での 開 発 が 可 能 となります 東 広 島 市 において すでに 決 定 している 市 街 化 調 整 区 域 の 地 区 計 画 は 以 下 の6つです 志 和 堀 半 川 地 区 地 区 計 画 下 見 大 池 東 地 区 地 区 計 画 御 薗 宇 勝 谷 地 区 地 区 計 画 原 地 区 工 業 団 地 地 区 地 区 計 画 杵 原 地 区 地 区 計 画 御 薗 宇 新 町 地 区 地 区 計 画 このうち 下 見 大 池 東 地 区 地 区 計 画 と 御 薗 宇 勝 谷 地 区 地 区 計 画 を 紹 介 します 図 下 見 大 池 東 地 区 地 区 計 画 と 御 薗 宇 勝 谷 地 区 地 区 計 画 の 位 置 JR 西 条 駅 下 見 大 池 東 地 区 地 区 計 画 御 薗 宇 勝 谷 地 区 地 区 計 画 広 島 大 学 - 46 -
下 見 大 池 東 地 区 地 区 計 画 ~ 商 業 施 設 集 合 住 宅 ~ - 47 -
御 薗 宇 勝 谷 地 区 地 区 計 画 ~ 商 業 施 設 ~ - 48 -
< 西 風 新 都 に 関 わる 住 民 等 の 意 向 調 査 > 西 風 新 都 に 関 わる 住 民 等 の 意 向 については 広 島 市 が 平 成 17 年 3 月 から4 月 にかけて 区 域 内 住 民 進 出 企 業 学 生 を 対 象 として 実 施 したアンケート 調 査 を 実 施 しています ここでは その 結 果 の 一 部 を 紹 介 します <アンケート 調 査 の 要 約 > 現 状 への 不 満 が 多 い( 半 数 近 く) 不 満 な 事 項 は 公 共 施 設 交 通 生 活 利 便 施 設 ( 病 院 ス ーパー 等 ) 約 7 割 が 何 らかの 形 での 開 発 推 進 肯 定 の 考 え 必 要 な 都 市 的 機 能 ( 施 設 )は 生 活 利 便 施 設 が 圧 倒 的 に 多 い 必 要 な 場 所 は アストラムライン 駅 周 辺 幹 線 道 路 沿 道 住 宅 団 地 必 要 と 思 う 都 市 的 機 能 ( 施 設 ) 書 店 レストラン コンビニ スーパー 銀 行 病 院 といった 日 常 生 活 に 深 く 関 わりのある 生 活 利 便 施 設 が 必 要 であ るという 意 見 が 圧 倒 的 に 多 くなって います 表 回 収 状 況 出 典 : 広 島 市 ホームページ 出 典 : 広 島 市 ホームページ( 以 下 の 図 も 同 様 ) 必 要 と 思 う 場 所 ほとんどの 施 設 で アストラムライ ン 駅 周 辺 と 幹 線 道 路 の 沿 道 に 立 地 を 望 む 声 が 30%か ら 40%を 占 めてい ます また 住 宅 団 地 についても 生 活 利 便 施 設 を 中 心 に 立 地 を 望 む 声 が 多 くなっていま す - 49 -
3 農 のあるまちづくりプロジェクト ~ 大 塚 下 の 農 地 の 活 用 と 安 心 安 全 の 食 づくり~ <プロジェクトのねらい> 大 塚 は 都 心 から 15 分 ~20 分 程 度 しか 離 れていない 場 所 に 丘 陵 と 農 地 と 里 山 が 立 地 するのびやかで うるおいのある 地 区 です こうした 中 にある 農 地 については 一 部 都 市 的 土 地 利 用 を 検 討 するとともに それ 以 外 については で きるだけ 保 全 活 用 を 図 り 豊 かな 環 境 と 特 色 を 有 する 地 区 の 資 源 としても 生 かしていきます <プロジェクトに 関 わる 主 な 取 組 メニュー> ( 主 として) 地 元 が 取 り 組 むメニュー 市 民 菜 園 などの 開 設 下 段 を 参 照 農 を 生 かした 景 観 づくり(レンゲの 里 づくり) おおつか フラワー ビレッジ プロジェクト 次 頁 を 参 照 農 家 レストラン 農 作 物 やその 加 工 品 ( 特 産 品 )づくり 市 の 開 催 P52 を 参 照 大 塚 バザール( 仮 称 ): 沼 田 や 広 域 的 な 広 がり 郷 土 料 理 スローフードづくり など 地 元 と 行 政 等 ( 協 働 )が 取 り 組 むメニュー 農 地 の 活 用 耕 作 放 棄 地 対 策 鳥 獣 被 害 対 策 菜 園 付 き 住 宅 等 の 検 討 ( 優 良 田 園 住 宅 ) 道 の 駅 的 な 場 の 確 保 農 を 生 かした 環 境 保 全 への 取 組 ( 菜 の 花 プロジェクト P53 を 参 照 ) < 市 民 菜 園 の 開 設 > 1 所 有 者 自 らが 開 設 する 場 合 法 的 な 手 続 きはいりません 厳 密 に 言 うと 入 園 者 は 地 主 の 作 業 を 手 伝 っている 形 になり 収 穫 物 は 地 主 のものですが 取 り 決 めで 入 園 者 に 渡 せます 入 園 者 の 選 定 も 自 由 です ただし 整 備 の 補 助 金 はでません 2 広 島 市 市 民 菜 園 として 開 園 する 場 合 市 の 事 業 として 開 園 する 場 合 一 定 の 条 件 が 整 えば 開 園 するための 整 備 費 が 補 助 金 の 対 象 となります 収 穫 物 は 営 利 目 的 としないことを 条 件 として 入 園 者 のものになります 入 園 者 は 必 ず 一 般 公 募 になります 補 助 の 主 な 要 件 :おおむね 600 m2 以 上 のまとまった 土 地 で 1 区 画 10 m2を 40 区 画 以 上 つくり 1 区 画 あ たりの 入 園 料 ( 利 用 料 )は 年 間 3,000 円 とし 5 年 以 上 継 続 して 開 園 すること 市 農 林 水 産 振 興 センターに 管 理 を 委 託 することもできます 詳 しくは 安 佐 南 区 農 林 課 へお 問 い 合 わせく ださい 参 考 : 市 民 農 園 ( 菜 園 だけでなく 駐 車 場 休 憩 所 クラブハウスなどを 整 備 ) 市 民 農 園 整 備 促 進 法 によって 市 長 に 認 定 された ものです 設 置 場 所 は 市 街 化 区 域 化 か 市 民 農 園 区 域 ( 認 定 )に 限 られています 市 民 農 園 を 利 用 する ための 駐 車 場 等 利 便 施 設 は 農 地 転 用 を 必 要 とし ません 手 押 しポンプのある 市 民 菜 園 - 50 -
< 農 を 生 かした 景 観 づくりの 例 ( 平 成 21 年 度 の 取 組 )> おおつか フラワー ビレッジ プロジェクト ~まずは レンゲを 田 んぼに(レンゲの 里 づくり)!~ 大 塚 地 区 では 大 塚 未 来 会 議 ( 大 塚 上 )や 我 がまち 大 塚 を 創 る 会 ( 大 塚 下 )によって 住 民 が 中 心 となったまちづくりを 進 めて 様 々なことについて 話 し 合 っています その 中 で 大 塚 の 美 しい 守 り 育 てたい だったら まずは 田 んぼにレンゲを 植 えては とい ったアイデアも 出 され それはおもしろい ということで 取 り 組 んでみることになりました ただし ほんの 一 部 分 にレンゲを 植 えて 終 わりではもったいない これをきっかけに 植 える 面 積 を 徐 々に 広 げて レンゲの 里 にしたい ハチミツも 採 れたら 道 路 沿 いなどにはヒマワリもいんじゃな い 等 々 夢 や 期 待 も 出 されました そこで まずはレンゲからスタートして 大 塚 のみんなが 四 季 折 々の 花 を 楽 しみ また 訪 れた 人 通 りがかりの 人 などにも 大 塚 の 美 しさ すばらしさを 感 じてもらおう ということで フラワー ビ レッジ( 花 の 里 づくり) プロジェクト を 立 ち 上 げることになりました その 最 初 が レンゲの 里 づく り です みなさん できることから まずはやってみましょう!! ******レンゲの 種 をおわたしします(もちろん 無 料 で)******* 連 絡 先 大 塚 上 町 内 会 会 長 谷 平 英 俊 電 話 :849-0234 大 塚 下 町 内 会 会 長 梶 山 正 治 電 話 :848-5388 おわたしする 場 所 広 島 市 都 市 整 備 局 西 風 新 都 整 備 部 電 話 :848-9292 おわたしする 種 の 量 お 一 人 (1 世 帯 ) 約 3kgまで 全 体 では 約 kgを 用 意 しています おわたしする 期 間 平 成 21(2009) 年 9 月 日 ( )から( 種 がなくなるまで) 受 けとることができる 人 大 塚 上 町 内 会 及 び 大 塚 下 町 内 会 にお 住 まいの 方 で この 地 域 の 農 地 に レンゲの 種 をまかれる 方 主 催 : 大 塚 上 町 内 会 ( 大 塚 未 来 会 議 ) 大 塚 下 町 内 会 ( 我 がまち 大 塚 を 創 る 会 ) 以 外 と 簡 単 かも!? 秋 に 種 をまくんですよ! 種 をまいて 芽 が 出 なく ても それはそれでいい じゃない! 気 軽 にやってみよう! なかなか 役 立 つレンゲです 春 を 彩 り 大 気 中 の 窒 素 を 取 り 入 れ 肥 料 にもなります レンゲは 豆 科 の 植 物 です 植 物 の 多 くは 土 の 中 の 窒 素 分 を 根 から 吸 収 します だから 作 物 などの 場 合 窒 素 分 が 無 く なるので 田 畑 や 花 壇 に 肥 料 をまきます ところが 豆 科 の 植 物 は 進 化 していて 大 気 中 に 沢 山 ある 窒 素 を 直 接 取 り 入 れて 成 長 します そのため 昔 は 秋 にレンゲの 種 をまいて 春 にレンゲを 肥 料 ( 緑 肥 )として 使 っていました そ して 田 んぼ 一 杯 にうす 紫 の 絨 毯 が 広 がり 田 植 え 前 の 田 園 を 彩 っていました < 育 て 方 > 秋 (9 月 ~10 月 )に 田 んぼに 種 をばらまきします それだけです まく 種 の 量 は 10a(1 反 )あたり3kgぐらいです - 51 -
<ひろしま 朝 市 > 平 和 大 通 り 南 側 の 緑 地 帯 ( 富 士 見 町 バス 停 すぐ 近 く)で 毎 週 日 曜 日 に 開 催 地 場 産 の 野 菜 花 き 果 物 水 産 物 農 産 加 工 品 (もち 漬 物 等 )などを 農 林 漁 業 者 が 消 費 者 に 対 話 を 通 じて 販 売 することで 地 産 地 消 の 推 進 と 都 市 農 村 交 流 による 地 域 の 活 性 化 を 目 指 しています ひろしま 朝 市 実 行 委 員 会 事 務 所 ( 財 ) 広 島 市 農 林 水 産 振 興 センター 指 導 課 内 ひろしま 朝 市 ( 平 和 大 通 り) < 優 良 田 園 住 宅 の 概 要 > ~ 建 設 の 流 れ~ 優 良 田 園 住 宅 の 建 設 の 気 運 の 盛 り 上 がり 1. 市 町 村 = 優 良 田 園 住 宅 の 建 設 の 促 進 に 関 する 基 本 方 針 の 作 成 ( 作 成 に 当 たって 都 道 府 県 知 事 と 協 議 ) [ 基 本 方 針 の 内 容 ] 基 本 的 な 方 向 おおよその 土 地 の 区 域 に 関 する 事 項 個 性 豊 かな 地 域 社 会 の 創 造 のために 必 要 な 事 項 ( 例 えば 地 域 材 の 活 用 等 ) 自 然 環 境 の 保 全 農 林 漁 業 の 健 全 な 発 展 との 調 和 に 関 する 事 項 等 2. 住 宅 を 建 設 しようとする 者 = 優 良 田 園 住 宅 建 設 計 画 の 市 町 村 への 提 出 3. 市 町 村 = 優 良 田 園 住 宅 建 設 計 画 の 認 定 ( 認 定 に 当 たって 都 道 府 県 知 事 と 協 議 2ha 以 上 の 農 地 を 含 む 場 合 等 は 農 林 水 産 大 臣 と 協 議 ) 優 良 田 園 住 宅 の 建 設 優 良 田 園 住 宅 とは 農 山 村 地 域 都 市 の 近 郊 その 他 の 良 好 な 自 然 的 環 境 を 形 成 している 地 域 に 所 在 する 一 戸 建 ての 住 宅 で 次 の 基 準 を 満 たすものをいいます 優 良 田 園 住 宅 に 関 するHP( 国 土 交 通 省 住 宅 局 ) http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/denen/yhome.html - 52 -
< 菜 の 花 プロジェクト( 広 島 県 北 広 島 町 大 朝 )> 休 耕 田 での 菜 の 花 の 栽 培 菜 種 油 の 採 取 販 売 油 かすを 再 利 用 した 米 づくり 廃 食 油 の 回 収 と 燃 料 化 など 菜 の 花 を 柱 とした 循 環 型 社 会 の 形 成 と まちづくりを 進 めています 休 耕 田 等 を 活 用 した 菜 の 花 油 田 背 後 は 大 朝 町 のシン ボル 寒 曳 山 菜 の 花 による 休 耕 田 等 の 油 田 化 などを 通 じて 循 環 型 地 域 づくりに 取 り 組 んでいる 活 動 の 主 な 流 れは 民 間 住 民 主 導 で 菜 の 花 を 植 え 花 の 時 期 は 風 景 を 楽 しみ 菜 種 を 収 穫 搾 油 し 食 用 として 学 校 や 家 庭 で 使 用 し 廃 食 油 は 回 収 して 精 製 プラントでデーゼルエンジンに 使 用 されるBDF(バイオ デーゼル フューエル)に 再 燃 料 化 する BDFは 地 域 内 で 消 費 し 排 出 されるCO2 は 菜 の 花 などが 吸 収 し 一 連 の 循 環 が 行 われる こうした 活 動 は 地 域 の 子 ども 達 も 巻 き 込 んで 行 われ NPOのメンバーは 講 師 として 学 校 での 総 合 的 な 学 習 の 時 間 にも 参 加 し 環 境 教 育 に 一 役 買 っている 現 在 は 大 きく3つのプロジェクトチームを 設 け それ ぞれの 課 題 に 取 り 組 んでいる Iプロジェクト:ITの 推 進 高 速 情 報 通 信 網 (ADS L)の 整 備 促 進 Nプロジェクト: 菜 の 花 畑 の 拡 大 管 理 菜 の 花 商 品 の 開 発 販 売 Eプロジェクト: 廃 食 油 の 回 収 BDF 精 製 販 売 なお NPO 法 人 の 名 称 は IT( 情 報 技 術 )の I 菜 の 花 の N エコの E を 取 り INE(いーね) と 命 名 されている 子 ども 達 も 参 加 した 菜 種 の 収 穫 地 域 における 廃 食 油 の 回 収 BDF の 燃 焼 実 験 ( 広 島 大 学 の 地 域 貢 献 課 題 研 究 ) BDFのディーゼル 車 への 利 用 - 53 -