占 める 割 合 は 2003 年 3 月 期 には 32%でしたけれども 2015 年 3 月 期 の 上 期 は 15%と なっております これは 私 共 が 収 益 ソースを 多 様 化 することで 国 内 の 非 常 に 低 い 金 利 環 境 においても 利 益 を 上 げられる 体 質



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第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 末 の 運 用 資 産 額 は 2,976 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +1.79%となりました なお 実 現 収 益 率 は +0.67%です 第 3 四 半 期

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損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

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1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越

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平 成 24 年 4 月 1 日 から 平 成 25 年 3 月 31 日 まで 公 益 目 的 事 業 科 目 公 1 公 2 公 3 公 4 法 人 会 計 合 計 共 通 小 計 苦 情 相 談 解 決 研 修 情 報 提 供 保 証 宅 建 取 引 健 全 育 成 Ⅰ. 一 般 正 味 財

科 売 上 原 価 売 上 総 利 益 損 益 計 算 書 ( 自 平 成 26 年 4 月 1 日 至 平 成 27 年 3 月 31 日 ) 目 売 上 高 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 営 業 利 益 営 業 外 収 益 受 取 保 険 金 受 取 支 援 金 補 助 金 収 入 保

注 記 事 項 (1) 四 半 期 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 無 (2) 会 計 方 針 の 変 更 会 計 上 の 見 積 りの 変 更 修 正 再 表 示 1 会 計 基 準 等 の 改 正 に 伴 う 会 計 方 針 の 変 更 : 無 2 1

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

目 論 見 書 補 完 書 面 ( 投 資 信 託 ) <コード 8027> 当 ファンドに 係 る 当 社 は ファンドの 販 売 会 社 として 募 集 の 取 扱 いおよび 販 売 等 に 関 する 事 務 を 行 います 金 融 商 品 取 引 契 約 の 概 要 当 社 が 行 う 金 融


平 成 27 年 度 第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 の 運 用 資 産 額 は 2 兆 4,339 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +2.05%となりました 実 現 収 益 率 は +1.19%です

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目 次 高 山 市 連 結 財 務 諸 表 について 1 連 結 貸 借 対 照 表 2 連 結 行 政 コスト 計 算 書 4 連 結 純 資 産 変 動 計 算 書 6 連 結 資 金 収 支 計 算 書 7

各 位 平 成 27 年 2 月 24 日 株 式 会 社 大 和 ネクスト 銀 行 大 和 証 券 株 式 会 社 ダイワファンドラップ+ 円 預 金 セットプラン ご 愛 顧 感 謝 特 別 金 利 キャンペーン 期 間 延 長 のお 知 らせ 大 和 証 券 株 式 会 社 ( 以 下 大 和

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

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添 付 資 料 の 目 次 1.サマリー 情 報 (その 他 )に 関 する 事 項... 2 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動... 2 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用.


損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

損 益 計 算 書 ( 平 成 25 年 10 月 1 日 から 平 成 26 年 9 月 30 日 まで) ( 単 位 : 千 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 304,971 営 業 費 用 566,243 営 業 総 損 失 261,271 営 業 外 収 益 受 取 利 息 3,545

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(1) 貸 借 対 照 表 ( 平 成 26 年 11 月 30 日 現 在 ) ( 単 位 : 千 円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 金 額 科 目 金 額 流 動 資 産 4,623,985 流 動 負 債 3,859,994 現 金 及 び 預 金 31,763 支 払 手 形

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4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 有 ( 注 ) 詳 細 は 添 付 資 料 4ページ 2.サマリー 情 報 (


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定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

 

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 23 年 4 月 1 日 至 平 成 24 年 3 月 31 日 ) 金 額 ( 単 位 : 百 万 円 ) 売 上 高 99,163 売 上 原 価 90,815 売 上 総 利 益 8,347 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 4,661 営 業 利 益

4. 購 入 方 法 (1) 購 入 最 低 金 額 (2) 購 入 単 位 (3) 購 入 対 価 のお 支 払 方 法 5 万 円 5 万 円 単 位 新 しく 発 行 される 国 債 のご 購 入 で 発 行 日 の 前 営 業 日 までに 約 定 された 場 合 は 発 行 日 が 受 渡

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注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の

(2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 該 当 事 項 はありません (3) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 作 成 に 係 る 会 計 処 理 の 原 則 手 続 表 示 方 法 等 の 変 更 当

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注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ): 無 新 規 - 社 ( 社 名 ) 除 外 - 社 ( 社 名 ) (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸

Transcription:

2015 年 2 月 3 月 CLSA ジャパンフォーラム 2015 及 び 大 和 インベストメントコンファレンス( 東 京 )2015 におけるプレゼンテーション SMFGの 経 営 戦 略 株 式 会 社 三 井 住 友 フィナンシャルグループ 取 締 役 社 長 宮 田 孝 一 < 発 言 要 旨 > ======== ====== ========= ====== ========= ====== ========= ( 表 紙 ) 三 井 住 友 フィナンシャルグループの 宮 田 です 本 日 は 皆 さま 大 変 お 忙 しい 中 お 集 まりいただきまして 本 当 に 有 難 うございます (P.1) さて 当 社 の 株 価 ですけれども 足 下 ではPBRで 0.7~0.8 倍 程 度 の 水 準 に 留 まっ ておりますが 一 方 業 績 は 第 3 四 半 期 までの 連 結 当 期 純 利 益 の 進 捗 率 で 申 しますと 年 度 予 想 に 対 して 97%と 順 調 に 推 移 しております スライドの1ページにアジェンダがございます 本 日 は 私 共 の 経 営 方 針 につきまし て よりご 理 解 を 深 めて 頂 けますよう 低 金 利 の 環 境 が 続 いておりますが その 中 でも 利 益 を 伸 ばしてきた 実 績 をご 確 認 いただいたうえで 私 共 の 成 長 ドライバー アセット の 健 全 性 そして 皆 さまから 沢 山 ご 質 問 を 頂 いております 資 本 政 策 について ご 説 明 をしたいと 思 います 2ページをご 覧 ください (P.2) スライドの 上 段 には SMFGの 連 結 粗 利 益 と 日 銀 の 政 策 金 利 の 推 移 をお 示 ししてご ざいます SMBCの 設 立 は 2002 年 3 月 期 ですが それ 以 降 で 見 ますと 皆 さま ご 存 知 の 通 り わが 国 の 政 策 金 利 は 2006 年 夏 から 2008 年 秋 までを 除 きまして 0.15% 以 下 の 低 い 水 準 で 推 移 してまいりました また 昨 年 の 10 月 には 追 加 の 金 融 緩 和 も 行 われまして 今 しばらくは 低 金 利 の 状 況 が 続 くと 思 っています このような 環 境 は 預 貸 金 をベースとする 商 業 銀 行 ビジネスにおいては やはり 収 益 を 大 きく 伸 ばし 難 い 環 境 です そこで SMFGでは 各 業 界 のトップクラスの 企 業 を グループに 迎 え 入 れることで 業 務 のウィングを 拡 げると 共 に 海 外 のビジネスも 強 化 し 地 域 のウィングも 拡 げ 連 結 粗 利 益 を 伸 ばしてまいりました スライドの 下 段 にございますが SMFGの 連 結 粗 利 益 に 国 内 貸 出 金 関 連 収 益 が 1

占 める 割 合 は 2003 年 3 月 期 には 32%でしたけれども 2015 年 3 月 期 の 上 期 は 15%と なっております これは 私 共 が 収 益 ソースを 多 様 化 することで 国 内 の 非 常 に 低 い 金 利 環 境 においても 利 益 を 上 げられる 体 質 へ 転 換 を 図 ってきたとご 説 明 したいと 思 い ます (P.3) 3ページでは リーマンショックが 起 きた 2009 年 3 月 期 以 降 の 推 移 としまして 上 段 に 連 結 当 期 純 利 益 中 段 に 連 結 粗 利 益 下 段 にクレジットコストと 株 式 関 連 損 益 を お 示 ししております 連 結 当 期 純 利 益 は 209 年 3 月 期 には 保 守 的 な 対 応 も 含 めたクレジットコストを 計 上 したことや 株 式 の 減 損 もございましたので 3,73 5 億 円 の 赤 字 となりましたが その 後 は トップラインの 成 長 に 加 え 低 いクレジットコストにも 支 えられ 利 益 を 順 調 に 伸 ばしてまいりまして 昨 年 度 は 過 去 最 高 の 8,35 4 億 円 となりました (P.4) 4ページには 今 年 度 の 第 3 四 半 期 迄 の 実 績 をお 示 ししております 連 結 当 期 純 利 益 は 6,82 2 億 円 と 年 度 予 想 の 7,000 億 円 に 対 して 97%の 進 捗 率 です これは 海 外 ビジネスが 好 調 であること また SMBCの 市 場 営 業 部 門 が 引 続 き 好 調 なパフォーマンスを 示 していることに 加 えまして クレジットコストの 発 生 を 抑 制 していることによるものです なお 年 度 の 業 績 予 想 は 変 更 しておりませんが これは 1つには クレジットコス トについて 過 去 に 引 当 を 計 上 した 先 からの 戻 りがこれから 限 定 的 になってくる 見 通 し であること 世 界 経 済 に 不 安 定 要 因 がいくつか 残 っており このリスクを 見 極 めたいと 考 えているため どちらかと 言 えば 保 守 的 な 前 提 を 置 かせて 頂 いていること 2つ 目 に は 法 人 実 効 税 率 の 引 き 下 げは ロングランでは 経 営 にとって 良 いことですが 今 期 に 関 して 言 いますと 繰 延 税 金 資 産 の 取 り 崩 しによって 税 コストの 増 加 が 見 込 まれる こと 3つ 目 は 為 替 について 第 3 四 半 期 実 績 は 1ドル= 約 120 円 という 水 準 で 計 算 しておりますが 内 部 の 計 画 レートはこれよりも 円 高 の 水 準 で 想 定 しておりますので 実 際 に 120 円 レベルで3 月 末 まで 推 移 すると 収 益 の 上 振 れ 要 因 となる 訳 ですが これ は 折 り 込 んでいないことの 組 合 せです 従 って 特 定 のダウンサイドリスクを 見 込 んで この 数 字 をお 示 ししている 訳 ではありません 5ページにお 進 みください (P.5) 私 共 の 高 いROEに 象 徴 される 収 益 性 の 高 さ 一 方 低 い 経 費 率 に 象 徴 される 効 率 性 が SMFGの 強 みと 思 っております 2

スライドをご 覧 いただきますと 他 のグローバルバンクとの 比 較 において 私 共 の ROEの 高 さ あるいは 経 費 率 で 示 される 効 率 性 の 高 さがトップレベルであることが お 分 かり 頂 けると 思 います (P.6) 6ページです 今 申 し 上 げたこの 高 い 収 益 性 は リスクリターンに 拘 った 運 営 によるものですが 国 内 の 他 社 と 比 べますと 預 貸 金 利 鞘 が 高 いことも 当 社 の 特 長 であると 思 います (P.7) それでは 7ページから 今 後 の 私 共 の 成 長 ドライバー 私 共 がどの 様 に 成 長 してい きたいかについて ご 説 明 いたします SMFG 及 びSMBCでは 昨 年 5 月 に 2014 年 度 から 2016 年 度 の3ヵ 年 を 計 画 期 間 とする 中 期 経 営 計 画 を 公 表 いたしました 左 側 には 連 結 当 期 純 利 益 とROEの 計 画 をお 示 ししております 昨 年 度 の 連 結 当 期 純 利 益 は 8,354 億 円 ROEは 13.8%でしたが クレジットコストが 戻 りとなってい たことや 株 式 関 連 損 益 が 想 定 以 上 に 好 パフォーマンスであったことを 一 時 的 な 要 因 と 考 えて 平 準 化 すると 私 共 の 実 力 での 連 結 当 期 純 利 益 は 6,00 億 円 程 度 ROEは 10% 程 度 であったと 試 算 します これをベースに 考 えまして 私 共 は ROEを 意 識 した 成 長 戦 略 を 通 じて 2016 年 度 には 連 結 当 期 純 利 益 は 8,00 億 円 ROEは 引 き 続 き 10% 程 度 を 維 持 する 計 画 をお 示 しした 訳 です スライドの 右 側 は トップラインの 成 長 イメージです SMFGの 連 結 粗 利 益 は オーガニック 成 長 をベースに 3ヵ 年 で+15% 成 長 する 計 画 といたしております 私 共 はグループ 間 連 携 を 進 めております 銀 行 と 証 券 の 連 携 国 内 外 の 連 携 を 中 心 に 大 企 業 のお 客 さまへの 対 応 個 人 のお 客 さまの 資 産 運 用 コンシューマーファイナン ス クレジットカードビジネス アジアを 中 心 とする 海 外 ビジネスを 伸 ばしてまいりた いと 思 います 8ページにお 進 みください (P.8) ホールセールビジネスでは 大 企 業 のお 客 さまのビジネスのグローバル 化 や M&A 等 のニーズに 対 応 するため 銀 行 と 証 券 国 の 内 外 の 連 携 を 進 めると 共 に グローバル に 様 々なセクター 知 見 を 組 み 合 わせたソリューション 提 案 を 行 う 態 勢 を 強 化 しており ます また SMBC 日 興 証 券 では 株 式 事 業 債 の 国 内 シェアで 20%を 超 える 水 準 安 定 的 に 国 内 トップ3レベルとなることを 実 現 したいと 思 っています スライドの 右 側 には 国 内 の 法 人 向 け 貸 出 金 の 四 半 期 推 移 と 貸 出 スプレッドをお 示 3

ししております お 客 さま1 社 1 社 と 確 りと 向 き 合 い お 客 さまの 事 業 の 再 編 に 伴 う ファイナンス 等 のソリューション 提 供 力 を 活 かした 貸 出 や いよいよ 設 備 投 資 の 裾 野 が 広 がってきております 中 前 向 きな 資 金 需 要 にきめ 細 かく 対 応 することで 貸 出 金 の 増 加 トレンドを 定 着 させてきております 貸 出 スプレッドにつきましても 付 加 価 値 の 高 い 貸 出 金 に 取 組 み 低 下 トレンドの 緩 和 に 注 力 しております 9ページにお 進 みください (P.9) わが 国 では 貯 蓄 から 投 資 へ の 流 れが 継 続 する 中 個 人 のお 客 さまの 資 産 運 用 の ニーズは 高 まってきております NISA 制 度 も 導 入 されました スライドの 左 上 にございますが 当 社 グループでは お 客 さまのライフサイクルの 中 で 変 化 する 金 融 ニーズに 銀 行 と 証 券 のリテールビジネスを 一 体 化 するビジネスモデル を 通 じたご 対 応 を 進 めております メガバンクのSMBCと 三 大 証 券 の 一 角 のSMBC 日 興 証 券 というユニークな 組 合 せで SMBCのお 客 さまの 積 極 的 な 運 用 ニーズはSMBC 日 興 証 券 がお 手 伝 い する また SMBC 日 興 証 券 のお 客 さまがお 年 をとってこられた 場 合 に 出 てくる 資 産 承 継 ニーズはSMBCがお 手 伝 いする このようにシームレスにサービスを 提 供 するこ とを 目 指 しております この 連 携 は 昨 年 7 月 から 両 社 の 全 店 にて 展 開 しております SMBC 日 興 証 券 をご 紹 介 したSMBCのお 客 さまのお 声 を 私 も 直 接 お 聞 きしますが 提 供 できる 商 品 のラインアップが 増 えたことなどをご 評 価 いただいております スライドの 右 側 には 昨 年 12 月 に 発 表 しました 私 共 が シティバンク 銀 行 のリテ ールバンク 事 業 を 取 得 し SMBC 信 託 銀 行 に 統 合 するテーマについて 纏 めておりま す ソシエテジェネラル 信 託 銀 行 を 前 身 とするSMBC 信 託 銀 行 では 関 係 当 局 からの 許 認 可 を 前 提 に 今 年 10 月 に シティバンク 銀 行 のリテールバンク 事 業 を 取 得 する 予 定 です シティバンク 銀 行 のお 客 さまは 主 に 都 市 部 に 住 んでおられ グローバルな 商 品 や 専 門 性 の 高 いサービスを 求 める 富 裕 層 のお 客 さまが 中 心 です こうしたお 客 さま に 専 門 のスキルを 持 つ 担 当 者 がサービスを 提 供 する 富 裕 層 ビジネスを 本 格 的 に 拡 大 することが 本 件 の 狙 いです また SMBC 信 託 銀 行 という SMBCとは 違 った 組 織 がこうしたビジネスを 行 うことで 元 々 外 資 系 金 融 機 関 として 保 有 していたグローバ ル 性 や 洗 練 されたサービスといった 特 色 を 活 かし SMBCとも 日 本 の 他 の 銀 行 とも 異 なる 独 自 性 の 高 い 銀 行 を 創 っていきたいと 考 えています 10ページにお 進 みください (P.10) コンシューマーファイナンスビジネスでは グループ 全 体 の 無 担 保 ローン 残 高 を3ヵ 4

年 で 20% 伸 ばす 計 画 を 立 てております スライドの 右 側 には SMBCコンシューマーファイナンスの 営 業 貸 付 金 他 の 金 融 機 関 が 行 う 貸 出 についての 保 証 ビジネス 海 外 貸 出 金 の 残 高 をお 示 ししてございます 営 業 貸 付 金 残 高 には 反 転 増 加 の 兆 しが 見 られております また 保 証 ビジネスの 残 高 は 14 年 12 月 末 には 前 年 比 +20% 伸 びて 8,660 億 円 に 達 しておりまして コンシューマー ファイナンスビジネス 全 体 の 成 長 を 牽 引 しております 一 方 過 払 利 息 返 還 請 求 の 動 向 につきましては 引 き 続 き 状 況 を 注 意 深 く 見 ており ます 11ページにお 進 みください (P.11) 海 外 ビジネスでは 私 共 が 中 期 経 営 計 画 の 中 で 掲 げております アジア セントリッ ク の 実 現 に 向 け 日 本 企 業 のアジア 進 出 のご 支 援 は 勿 論 アジア 各 国 アジアの 企 業 の 成 長 をサポートすると 共 に 欧 米 の 私 共 のお 取 引 先 企 業 がアジアでビジネス 展 開 を する 場 合 のアクセスのゲートウェイとなりたい という 思 いでおります 当 社 はアジアにおいて リーマンショック 欧 州 ソブリン 危 機 等 の 様 々なイベントが あった 時 も お 客 さまとの 中 長 期 のリレーションシップが 大 事 と 考 え 資 金 の 供 給 を 継 続 してまいりました こうした 継 続 した あるいは 一 貫 した 取 組 みは アジアへの コミットメントと 考 えておりますが お 客 さまから 高 くご 評 価 頂 いており 他 の 競 争 相 手 と 差 別 化 ができている 部 分 ですので こうした 考 え 方 を 続 けていきたいと 考 えて おります アジアでは 国 毎 に 規 制 や 経 済 金 融 環 境 は 異 なりますけれども 今 後 もオーガニ ック インオーガニックの 両 方 を 上 手 く 使 い 分 けながら 私 共 のビジネスを 強 化 してま いりたいと 考 えております 具 体 的 には 昨 年 4 月 に アジア 戦 略 クロス ファンクショナル チーム(CFT) を 設 置 し シンガポールやインドネシアにおいて 大 企 業 セカンドティア 中 堅 企 業 と の 取 引 推 進 態 勢 を 立 ち 上 げたほか インドネシアのBTPNのファンディングのサポー トにも 取 り 組 んでおります また カンボジアのアクレダ 銀 行 宛 出 資 香 港 の 東 亜 銀 行 宛 追 加 出 資 の 合 意 ミャンマーにおける 外 資 銀 行 免 許 の 仮 認 可 の 取 得 フィリピン マ ニラ 支 店 開 設 の 予 備 認 可 の 取 得 等 フランチャイズも 着 実 に 拡 充 しております 12ページにお 進 みください (P.12) 海 外 においては 3ヵ 年 で アセットを 50 億 ドル 伸 ばす 計 画 としております 今 年 度 は アジアや 米 州 を 中 心 に プロジェクトファイナンスやトレードファイナンス 等 へ の 取 組 みも 強 化 しております 5

一 方 で 重 要 な 外 貨 ファンディングにつきましても 2 月 にも 米 ドル 建 シニア 債 を 発 行 いたしましたが 調 達 の 拡 充 や 多 様 化 を 進 めております 13ページにお 進 みください (P.13) リスクコントロールのテーマとしまして 原 油 価 格 が 低 い 価 格 で 推 移 しております ことや ロシア 情 勢 等 を 受 け 私 共 のアセットクオリティについてのご 質 問 をいただく 機 会 が 増 えております こうした 環 境 変 化 を 私 共 も 常 に 意 識 しておりまして 個 別 の 案 件 毎 にチェックをし その 安 全 性 を 見 直 しておりますが 現 在 のところ クレジット コストが 大 きく 発 生 するような 懸 念 は 持 っておりません 全 体 で 申 しますと 当 社 グループの 非 日 系 の 石 油 ガス 関 連 向 けエクスポージャーは 約 50 億 ドルございます このうち エネルギー 価 格 下 落 の 影 響 を 受 けやすい 開 発 業 者 向 けのエクスポージャーは オイルメジャーや 国 営 石 油 会 社 宛 が 中 心 ですが 30 億 ドル 未 満 です また 非 日 系 の 石 油 ガス 関 連 エクスポージャーの 内 訳 は コーポレー ト 向 けが8 割 プロジェクトファイナンスが2 割 という 内 訳 でございます 私 共 は 内 部 格 付 を 持 っておりまして 1-10 の 10 段 階 に 分 かれており 数 字 の 小 さい 方 が 良 い 格 付 ですが 1-3 の 高 いゾーンの 先 が 約 9 割 です 一 方 ロシア 向 けエクスポージャーは 約 53 億 ドルあります こちらについては 資 源 関 連 大 手 企 業 や 政 府 系 大 手 銀 行 向 けが 中 心 ですが 慎 重 なスタンスで 当 面 取 り 組 ん でいきたいと 思 います 14ページにお 進 みください (P.14) SMBCの 円 債 の 残 高 は 14 年 12 月 末 で 15 兆 9 千 億 円 このうち 日 本 国 債 は 満 期 保 有 も 含 め 13 兆 5 千 億 円 です SMBCでは もともと 日 本 国 債 は 資 金 繰 りに 必 要 な 担 保 として あるいは ALMオペレーションの 一 環 として 保 有 しております これからアベノミクスによって 景 気 が 回 復 し いよいよ 日 本 もデフレ 脱 却 という 環 境 変 化 が 起 こることを 前 提 として 考 えますと 金 利 が 徐 々に 上 昇 していくのは 自 然 と 考 えております 金 利 が 上 昇 するということは 保 有 している 債 券 の 価 格 が 下 落 すると いうことですが そうした 中 でも 影 響 を 受 けにくい 償 還 期 間 が 比 較 的 短 い 日 本 国 債 の ウェイトを 高 くしており 14 年 12 月 末 の 平 均 デュレーションは 1.9 年 です 15ページにお 進 みください (P.15) 資 本 政 策 について ご 説 明 いたします 6

当 社 といたしましては 健 全 な 経 営 を 確 保 する 一 方 で 中 期 経 営 計 画 で 掲 げるROE 10% 程 度 という 高 い 収 益 性 に 拘 り 持 続 的 な 成 長 を 実 現 することで これは 株 価 にも 関 係 すると 思 いますが 株 主 価 値 を 向 上 させると 共 に 株 主 還 元 の 強 化 にも 努 めてまい りたいと 考 えております 普 通 株 式 等 Tier1 比 率 については 中 期 経 営 計 画 で 10% 程 度 を 目 標 としてお りますが これは 様 々な 事 業 環 境 の 変 化 に 応 じて 成 長 投 資 の 原 資 としても あるい は 予 期 しないダウンサイドリスクへの 備 えとしても 機 動 的 に 使 用 可 能 な 資 本 余 力 も 保 持 しながら 経 営 していく というイメージを 持 ちながら 設 定 した 水 準 です 16ページにお 進 みください (P.16) 14 年 12 月 末 のバーゼルⅢ 完 全 実 施 ベースの 普 通 株 式 等 Tier1 比 率 は 11.5% 有 価 証 券 評 価 差 額 金 を 除 くベースでみると 9.1%です これが 私 共 の 資 本 の 水 準 です 足 許 規 制 環 境 が 流 動 的 かつ 不 透 明 であり 資 本 の 十 分 性 を 中 々 確 実 に 評 価 でき ない 状 況 ですが 株 主 還 元 につきましては 資 本 の 充 実 度 合 いや 収 益 の 状 況 これから どう 資 本 が 充 実 していくかという 観 点 規 制 の 動 向 や 経 済 環 境 の 変 化 をトータルで 見 通 しながら 強 化 していきたいと 考 えております こうした 考 えの 下 昨 年 11 月 には 年 度 の 業 績 予 想 の 上 方 修 正 とセットで 1 株 当 たり 配 当 予 想 も 10 円 引 上 げております 配 当 性 向 につきましては 中 期 経 営 計 画 初 年 度 の 今 年 度 は 25%と 年 度 初 めにお 示 し しておりますが 中 長 期 的 には 30% 程 度 という 水 準 を 強 く 意 識 して 1 株 当 たり 配 当 の 安 定 的 な 引 上 げに 努 めてまいりたいと 考 えております 17ページにお 進 みください (P.17) 国 際 的 な 金 融 規 制 の 強 化 について 一 覧 にしてお 示 ししております 特 に この 中 で 私 が 一 番 注 意 を 払 っておりますのは 標 準 的 手 法 や 標 準 的 手 法 に 基 づく 資 本 フロアの 見 直 しの 議 論 です それ 以 外 に 銀 行 勘 定 の 金 利 リスク(IRRBB) TLACにつ いても 注 意 を 払 っております 様 々な 情 報 収 集 をしておりますが 市 中 協 議 の 状 況 で あり 最 終 的 な 影 響 を 見 極 めきれていない というのが 現 状 です (P.18) 18ページには 中 期 経 営 計 画 で 掲 げた5つの 財 務 目 標 をお 示 ししております これ までのところ 総 じて 想 定 の 範 囲 内 で 進 捗 をしておりますが 引 き 続 き 目 標 の 達 成 に 拘 ってまいります 7

(P.19) 最 後 に 19ページで 本 日 皆 さまにお 伝 えしたいメッセージを4 点 改 めて 申 し 上 げたいと 思 います まず 当 社 は 非 常 に 低 い 金 利 が 続 く 商 業 銀 行 ビジネスにとっては 難 しい 事 業 環 境 の 下 戦 略 的 に 収 益 ソースの 多 様 化 を 進 め 着 実 に 利 益 成 長 を 図 ってまいりました 今 後 につきましても 大 企 業 向 けビジネス 富 裕 層 向 け 資 産 運 用 コンシューマーフ ァイナス アジアでのビジネスの 拡 大 といった 注 力 分 野 に 資 源 を 集 中 的 に 配 分 し グループ 一 体 となって 成 長 を 目 指 してまいります また アセットの 質 をコントロールし 経 営 の 健 全 性 の 確 保 にも 努 めてまいります そして 中 期 経 営 計 画 でお 示 ししております ROE10% 程 度 の 維 持 普 通 株 式 等 Tier1 比 率 10% 程 度 の 確 保 に 拘 り 高 い 収 益 性 健 全 性 を 維 持 しながら 株 主 還 元 の 強 化 にも 努 めてまいりたいと 考 えております このように 頑 張 ってまいりますので 皆 さまには 引 き 続 きご 支 援 頂 きますよう よろしくお 願 い 申 し 上 げます ご 清 聴 有 難 うございました 以 上 8