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大 田 区 保 育 従 事 職 員 宿 舎 借 り 上 げ 支 援 事 業 Q&A 目 次 Ⅰ 補 助 事 業 全 般 について P3~P4 Ⅱ 補 助 対 象 施 設 について P5 Ⅲ 補 助 対 象 職 員 について P6~P10 Ⅳ 補 助 対 象 経 費 について P11~P13 2

資料8(第2回水害WG)

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

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公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

賦課の根拠となった法律及び条例(その2)

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平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

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(2) 支 状 況 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) 支 状 況 は 次 とおりです 1 総 入 構 成 比 は 割 合 が88.1% 活 動 外 入 が2.1% 特 別 入 が9.8%でした 2 構 成 比 は 運 営 費 入 が80.1% 経 常 経 費 補 助 金 入 が17.8%

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

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【労働保険事務組合事務処理規約】

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6. 共 有 等 に 係 る 固 定 資 産 の 判 定 3 共 有 に 係 る 固 定 資 産 については それぞれの 共 有 者 が 他 に 固 定 資 産 を 所 有 している 場 合 であっても その 資 産 とは 別 個 に 共 有 されている 固 定 資 産 を 別 の 人 格 が 所

就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

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住民税

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

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平成16年度

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1 特 別 会 計 財 務 書 類 の 検 査 特 別 会 計 に 関 する 法 律 ( 平 成 19 年 法 律 第 23 号 以 下 法 という ) 第 19 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 所 管 大 臣 は 毎 会 計 年 度 その 管 理 する 特 別 会 計 について 資 産

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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個 人 所 得 課 税 ~ 住 宅 ローン 控 除 等 の 適 用 期 限 の 延 長 2 4. 既 存 住 宅 に 係 る 特 定 の 改 修 工 事 をした 場 合 の 所 得 税 額 の 特 別 控 除 居 住 年 省 エネ 改 修 工 事 控 除 限 度 額 バリアフリー 改 修 工 事 平

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

の 提 供 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 土 地 及 び 家 屋 に 係 る 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 減 額 せずに 平 成 24 年 度 分 の 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 課 税 することが 適 当 と 市 町 村 長 が 認 め

とする ( 減 免 額 の 納 付 ) 第 6 条 市 長 は 減 免 を 受 け た 者 が 偽 り そ の 他 不 正 な 方 法 に よ り 減 免 の 決 定 を 受 け た こ と を 知 っ た と き 前 の 申 告 が あ っ た と き 又 は 同 条 第 2 項 の 規 定 によ

弁護士報酬規定(抜粋)

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

(3) 調 査 の 進 め 方 2 月 28 日 2 月 28 日 ~6 月 30 日 平 成 25 年 9 月 サウンディング 型 市 場 調 査 について 公 表 松 戸 市 から 基 本 的 な 土 地 情 報 サウンディングの 実 施 活 用 意 向 アイデアのある 民 間 事 業 者 と


続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

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●幼児教育振興法案

類 ( 番 号 を 記 載 ) 施 設 名 事 所 名 所 在 事 開 始 年 月 日 事 規 模 ( 定 員 ) 公 益 事 必 要 な 者 に 対 し 相 談 情 報 提 供 助 言 行 政 や 福 祉 保 健 医 療 サービス 事 者 等 との 連 絡 調 整 を 行 う 等 の 事 必 要

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

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接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主

はファクシミリ 装 置 を 用 いて 送 信 し 又 は 訪 問 する 方 法 により 当 該 債 務 を 弁 済 す ることを 要 求 し これに 対 し 債 務 者 等 から 直 接 要 求 しないよう 求 められたにもかか わらず 更 にこれらの 方 法 で 当 該 債 務 を 弁 済 するこ

目 次 1 報 酬 給 与 額 事 例 1 報 酬 給 与 額 に 含 める 賞 与 の 金 額 が 誤 っていた 事 例 1 事 例 2 役 員 退 職 金 ( 役 員 退 職 慰 労 金 )を 報 酬 給 与 額 として 申 告 して いなかった 事 例 1 事 例 3 持 株 奨 励 金 を

第1章 総則

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( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

日 雇 い 等 の 収 入 の 場 合 前 々 年 1 月 1 日 以 前 から 引 きつづき 前 々 年 分 所 得 額 証 勤 務 先 が 不 特 定 の 日 雇 いをしている 方 前 年 分 確 定 申 告 書 ( 控 ) 前 々 年 1 月 1 日 以 前 から 引 きつづき 前 々 年 分

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Q7 従 業 員 に 対 する 現 物 給 付 は 報 酬 給 与 額 に 含 まれます A7 法 人 が 役 員 又 は 使 用 人 のために 給 付 する 金 銭 以 外 の 物 又 は 権 利 その 他 経 済 的 利 益 (いわ ゆる 現 物 給 与 )については 所 得 税 において 給

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(15) 兵 庫 県 道 高 速 湾 岸 線 (16) 神 戸 市 道 高 速 道 路 2 号 線 (17) 兵 庫 県 道 高 速 北 神 戸 線 (18) 神 戸 市 道 高 速 道 路 北 神 戸 線 (19) 神 戸 市 道 高 速 道 路 湾 岸 線 のうち 上 り 線 については 神 戸

空 き 家 を 売 却 した 場 合 の,000 万 円 控 除 特 例 の 創 設 被 相 続 人 が 住 んでいた 家 屋 及 びその 敷 地 を 相 続 があった 日 から 年 を 経 過 する 年 の 月 日 までに 耐 震 工 事 をしてから あるいは 家 を 除 却 し てから 売 却

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老発第    第 号

東久留米市訓令乙第   号

(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

2 1.ヒアリング 対 象 (1) 対 象 範 囲 分 類 年 金 医 療 保 険 雇 用 保 険 税 備 考 厚 生 年 金 の 資 格 喪 失 国 民 年 金 の 加 入 老 齢 給 付 裁 定 請 求 など 健 康 保 険 の 資 格 喪 失 国 民 健 康 保 険 の 加 入 健 康 保 険

目 次 市 民 税 の 減 免 に つ い て 1 減 免 の 一 般 的 な 留 意 事 項 2 減 免 の 範 囲 お よ び 減 免 割 合 3 1 生 活 保 護 法 の 規 定 に よ る 保 護 を 受 け る 者 3 2 当 該 年 に お い て 所 得 が 皆 無 と な っ た

類 ( 番 号 を 記 載 ) 施 設 名 事 所 名 所 在 事 開 始 年 月 日 事 規 模 ( 定 員 ) 公 益 事 1 必 要 な 者 に 対 し 相 談 情 報 提 供 助 言 行 政 や 福 祉 保 健 医 療 サービス 事 者 等 との 連 絡 調 整 を 行 う 等 の 事 必

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定款

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

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後 にまで 及 んでおり(このような 外 部 研 究 資 金 を 以 下 契 約 理 由 研 究 という ) かつ その 者 が 退 職 後 も 引 き 続 き 研 究 代 表 者 となることを 研 究 所 が 認 める 場 合 とし 理 事 室 の 命 を 受 けて 発 議 書 ( 別 に 定 め


損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一


6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

通 知 カード と 個 人 番 号 カード の 違 い 2 通 知 カード ( 紙 )/H27.10 個 人 番 号 カード (ICカード)/H28.1 様 式 (おもて) (うら) 作 成 交 付 主 な 記 載 事 項 全 国 ( 外 国 人 含 む)に 郵 送 で 配 布 希 望 者 に 交

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Transcription:

仮 設 住 宅 1. 仮 設 住 宅 ( 正 式 名 称 : 応 急 仮 設 住 宅 )とは? 2014.4.28 竹 原 谷 川 野 田 災 害 救 助 法 という 法 律 に 基 づき 被 災 者 に 対 して 供 与 するものであり 1 新 たに 建 設 することによって 提 供 される 住 宅 (プレハブ) 2 民 間 の 賃 貸 住 宅 等 の 借 上 げによって 被 災 者 に 提 供 させる 住 宅 (みなし 仮 設 ) の2 種 類 が 存 在 する 2. 仮 設 住 宅 の 基 準 (*1) 1 趣 旨 災 害 救 助 法 : 災 害 に 際 して 応 急 的 に 必 要 な 援 助 を 行 い 被 災 者 の 保 護 と 社 会 の 秩 序 の 保 全 を 図 ることも 目 的 とする 2 対 象 者 住 家 が 全 壊 又 は 流 失 し 居 住 する 住 家 がない 者 であって 自 らの 資 力 では 住 宅 を 得 ることができない 者 3 費 用 の 限 度 額 ( 平 成 25 年 度 ) (1) 規 格 :1 戸 当 たり 平 均 29.7m2(9 坪 )を 標 準 とする (2) 限 度 額 :1 戸 当 たり 平 均 2,401,000 円 以 内 (3) 同 一 敷 地 内 等 に 概 ね50 戸 以 上 設 置 した 場 合 は 集 会 等 に 利 用 するため の 施 設 を 設 置 できる ( 規 模 費 用 は 別 に 定 めるところによる) 4 着 工 期 間 災 害 発 生 の 日 から20 日 以 内 に 着 工 5 供 与 期 間 建 築 工 事 が 完 了 した 日 から2 年 以 内 特 定 非 常 災 害 においては 設 置 期 間 を 延 期 更 新 することが 可 能 6 建 設 地 公 有 地 が 原 則 7その 他 高 齢 者 等 の 要 援 護 者 等 を 数 人 以 上 収 容 する 福 祉 仮 設 住 宅 を 設 置 できる 民 間 賃 貸 住 宅 の 借 り 上 げによる 設 置 も 対 象 とする この 基 準 によっては 救 助 の 適 切 な 実 施 が 困 難 な 場 合 には 都 道 府 県 知 事 は 内 閣 総 理 大 臣 に 協 議 し その 同 意 を 得 た 上 で 救 助 の 程 度 方 法 及 び 期 間 を 定 めることができる 通 常 は 行 政 を 経 由 しない 次 のような 経 費 を 除 き 無 償 で 提 供 されるのが 通 例 個 人 が 負 担 すべき 応 急 仮 設 住 宅 の 維 持 及 び 管 理 に 必 要 な 経 費 入 居 者 の 自 治 会 等 が 徴 収 する 共 益 費 等 1

[ 基 本 的 な 間 取 り] 3.1 みなし 仮 設 の 基 準 借 り 上 げ 仮 設 住 宅 とも 言 われ 震 災 などで 住 宅 を 失 った 被 災 者 が 民 間 事 業 者 の 賃 貸 受 託 を 仮 の 住 ま いとして 入 居 し その 賃 貸 住 宅 をプレハブなどで 建 てられた 応 急 仮 設 住 宅 と 同 様 にみなし 賃 料 を 国 や 自 治 体 が 負 担 するもの 福 島 県 ( 平 成 22 年 )の 基 準 [ 趣 旨 ] 同 上 [ 対 象 ] 住 宅 の 全 壊 等 により 居 住 する 住 宅 がない 世 帯 又 は 原 発 事 故 による 避 難 指 示 等 により 長 期 の 避 難 が 必 要 な 世 帯 民 間 賃 貸 住 宅 を 賃 借 する 契 約 を 締 結 し 入 居 若 しくは 入 居 を 予 定 し 自 らの 資 力 では 当 該 契 約 の 継 続 が 困 難 である 世 帯 高 齢 者 の 介 護 障 害 者 や 乳 幼 児 への 対 応 子 どもの 通 学 などの 理 由 により 避 難 所 等 での 生 活 が 困 難 であると 市 町 村 が 認 める 世 帯 [ 費 用 ] 家 賃 等 が6 万 円 以 下 かつ 耐 震 性 を 有 することが 確 認 されたのもの 但 し ただし 入 居 人 数 が5 名 以 上 ( 乳 幼 児 を 除 く)の 場 合 の 家 賃 は9 万 円 以 下 を 対 象 とする 乳 幼 児 が2 人 以 上 いる 世 帯 は 乳 幼 児 1 人 あたり0.5 人 と 換 算 し 世 帯 人 数 に 加 える [ 条 件 ] 貸 主 及 び 仲 介 業 者 が 県 の 借 上 げ 住 宅 となることについて 了 承 したもの 2

4.1 災 害 公 営 住 宅 とは 災 害 公 営 住 宅 は 被 災 者 が 仮 設 住 宅 と 違 い 恒 久 的 に 住 むことが 可 能 な 場 所 であり 県 や 市 町 村 が 建 築 し 収 入 に 応 じて 家 賃 を 支 払 うもの ( 家 賃 は5000 円 台 からというであり 県 が 発 表 した 目 安 では 月 収 が8 万 円 以 下 の 世 帯 だと 部 屋 が3 DKなど 大 きくても 家 賃 は2 万 円 ) 4.2 東 日 本 大 震 災 で 利 用 された 仮 設 住 宅 の 主 なタイプと 利 用 状 況 *2 割 り 当 てられた また 選 定 された 住 宅 数 供 給 住 宅 数 仮 設 住 宅 ( 大 半 がプレハブ) 52182 52620 国 の 宿 舎 9832 38464 公 営 住 宅 8238 245050 民 間 賃 貸 住 宅 65692 入 居 基 準 の 決 定 方 法 について *5 国 の 宿 舎 7% 賃 貸 住 宅 ( 民 間 ) 48% 公 営 住 宅 6% 仮 設 住 宅 ( 大 半 はプレ ハブ) 39% 応 急 仮 設 住 宅 の 設 置 は 災 害 救 助 法 に 基 づいて 厚 生 労 働 省 の 指 示 により 都 道 府 県 知 事 が 定 めるところ 具 体 的 な 入 居 条 件 は 各 市 町 村 が 地 域 の 実 情 に 応 じて 決 めた 被 害 状 況 等 は 地 域 に 差 異 が 見 受 けられることから 県 や 国 が 一 律 に 基 準 を 定 めると 世 帯 ごとの 個 別 の 事 情 が 反 映 されないことを 防 ぐ 趣 旨 である 3

(1) 抽 選 方 式 の 市 町 村 1 宮 城 県 気 仙 沼 市 [ 対 象 ] 住 宅 が 全 壊 全 焼 または 流 出 した 方 居 住 する 住 家 がない 方 自 らの 資 力 では 住 宅 を 確 保 できない 方 [ 選 考 方 法 ] 副 市 長 を 委 員 長 とした 入 居 者 決 定 選 考 委 員 会 が 選 考 [ 選 考 基 準 ] 妊 産 婦 乳 幼 児 要 支 援 要 介 護 者 高 齢 者 障 害 者 が 多 い 世 帯 を 優 先 ( 特 に 妊 産 婦 乳 幼 児 を 優 先 )し 優 先 条 件 に 配 慮 しつつも 一 部 抽 選 も 用 いる 災 害 時 に 入 居 者 同 士 が 助 け 合 えるよう 優 先 条 件 以 外 の 世 帯 も 一 定 割 合 入 れる 避 難 所 生 活 をしているか 否 かは 考 慮 に 入 れない 特 徴 全 壊 を 対 象 とし 優 先 枠 を 設 け 原 則 選 考 によるが 一 部 抽 選 2 宮 城 県 石 巻 市 [ 選 考 方 法 ] 被 害 の 状 況 が 全 壊 または 流 失 し 居 住 する 家 がない 世 帯 を 優 先 し 抽 選 対 象 を 地 区 別 に 振 り 分 けて 抽 選 を 行 う ( 地 域 コミュニティに 配 慮 ) 仮 設 住 宅 ごとに 最 優 先 的 な 入 居 が 必 要 な 世 帯 ( 高 齢 者 障 害 者 乳 幼 児 妊 産 婦 を 含 む 世 帯 )を7 割 一 般 世 帯 を3 割 として 抽 選 を 行 う 特 徴 全 壊 を 優 先 とし 優 先 世 帯 と 一 般 世 帯 を7 対 3 都 市 地 域 ごとに 抽 選 (2) 抽 選 方 式 以 外 の 市 町 村 1 宮 城 県 仙 台 市 [ 選 考 方 法 ]ⅰ 第 一 次 募 集 : 単 独 世 帯 ではなく 集 団 単 位 で 入 居 する コミュニティ 申 込 み という 仙 台 独 自 の 方 式 を 採 用 入 居 申 請 は10 世 帯 以 上 のグループとしていた ⅱ 第 二 次 募 集 :5 世 帯 以 上 のグループと 要 件 を 緩 和 総 戸 数 60 戸 以 上 のプレハブ 仮 設 住 宅 については 1 割 程 度 の 優 先 世 帯 のための 入 居 枠 を 設 け 優 先 世 帯 の 方 に 限 って 世 帯 単 独 申 込 みも 可 能 ⅲ 第 三 次 募 集 :グループ 要 件 そのものがなくなった 特 徴 コミュニティ 維 持 という 理 想 があったが 実 際 のところは 仙 台 市 が 仮 設 住 宅 の 入 居 について 団 体 での 申 請 を 原 則 にしていることで 逆 に 孤 立 する 世 帯 が 一 部 で 生 まれている 団 体 での 受 け 付 けは 孤 独 死 などを 防 ぐための 地 域 コミュニティの 維 持 が 狙 いだが そこ から 漏 れてしまうケースも 生 じているようだ 宮 城 野 区 の 避 難 所 で 生 活 する 会 社 員 の 女 性 (42)は 取 り 残 されるのでは という 思 いから 慌 ててグ ループ 作 りに 加 わった しかし 仮 設 入 居 後 の 生 活 のルールを 決 める 過 程 で 意 見 が 衝 突 したためグルー プを 抜 けた 女 性 は 人 間 関 係 がこじれ 嫌 な 思 いをした 震 災 前 は 仲 のいい 近 所 同 士 だったのに と 漏 ら す 担 当 する 市 保 険 年 金 課 は 地 域 の 人 同 士 でまとまるものと 考 えていた グループ 作 りが 難 航 する 事 態 は 想 定 できなかった と 説 明 応 募 状 況 次 第 で3 次 募 集 をするかどうかを 決 めるが さらに 募 集 する 場 合 には 単 独 世 帯 の 申 請 についても 検 討 したい としている ( 団 体 条 件 で 孤 立 世 帯 も 仙 台 市 仮 設 住 宅 入 居 申 請 2011.05.19 木 曜 日 河 北 新 報 社 ) 4

4.3それぞれの 政 策 に 対 する 一 般 的 なメリット 応 急 仮 設 住 宅 のメリット 集 団 移 転 にも 利 用 可 能 ( 社 会 的 なつながりを 維 持 ) 転 居 した 住 民 の 把 握 が 簡 単 集 団 移 転 にも 利 用 可 能 大 量 建 設 が 可 能 基 本 的 には 無 償 みなし 仮 設 住 宅 のメリット 自 分 で 入 居 する 住 宅 を 探 し 選 ぶことができる 建 設 する 仮 設 住 宅 より 広 く 機 能 性 もより 優 れている 2 年 間 家 賃 が 無 料 (のちに4 年 まで 延 期 された) 費 用 が 抑 えられる( 建 設 されたプレハブ 仮 設 の 建 設 費 用 は1 戸 当 たり628 万 円 だったのに 対 し みなし 仮 設 の 費 用 は2 年 間 で183 万 円 で 済 む 日 本 経 済 新 聞 2012/10/5 ) 4.4 仮 設 住 宅 にまつわる 諸 問 題 < 仮 設 住 宅 が 本 当 に 必 要 なのか?> 民 間 賃 貸 借 り 上 げ 制 度 増 県 は 東 日 本 大 震 災 と 福 島 第 1 原 発 事 故 の 避 難 者 向 けの 仮 設 住 宅 について 建 設 目 標 を 当 初 の2 万 40 00 戸 から1 万 6000 戸 に 減 らすと 発 表 した 民 間 賃 貸 住 宅 の 借 り 上 げ 制 度 の 利 用 者 が 多 く 市 町 村 から の 建 設 要 請 が 当 初 の 予 想 を 下 回 ったため 借 り 上 げも 含 めた 全 体 の 供 給 目 標 3 万 5000 戸 は 当 初 から 変 更 はないという 県 建 築 住 宅 課 によると 市 町 村 からの 仮 設 要 請 戸 数 は7 月 15 日 現 在 で1 万 5575 戸 既 に1 万 3487 戸 が 着 工 し 1 万 302 戸 が 完 成 している ただ 県 外 避 難 者 が 戻 ってくるのに 時 間 がかかったり 生 活 再 建 の メドが 立 たないなどの 理 由 で 避 難 所 を 離 れないケースもあり 入 居 済 みは6161 戸 にとどまっている 同 課 は 仮 設 住 宅 は 地 区 ごとに 集 まって 住 めるなどのメリットがあるが 通 学 や 通 勤 の 利 便 性 を 考 え 自 分 で 民 間 住 宅 を 探 す 人 が 多 いのかもしれない と 話 している 関 雄 輔 (*6) < 震 災 の 混 乱 状 態 の 中 での 判 断 による 違 い> 東 日 本 大 震 災 で 自 宅 を 失 い 県 営 住 宅 で 暮 らす 被 災 者 に 対 して 県 は 入 居 後 1 年 が 経 過 してからは 収 入 に 応 じて 家 賃 を 支 払 うよう 求 めている 仮 設 住 宅 や 雇 用 促 進 住 宅 借 り 上 げの 賃 貸 住 宅 では2 年 間 家 賃 が 免 除 されるため 震 災 直 後 の 混 乱 期 に 入 居 先 を 決 めた 被 災 者 からは 不 公 平 ではないか との 声 が 上 がる ( 中 略 ) 一 方 仮 設 住 宅 では2 年 間 家 賃 は 無 料 となり 入 居 を 延 長 する 場 合 も 免 除 される また 被 災 者 向 けに 借 り 上 げた 民 間 賃 貸 住 宅 でも2 年 間 は 県 が 家 賃 を 支 払 う 厚 生 労 働 省 も 当 初 6カ 月 としていた 雇 用 促 進 5

住 宅 の 家 賃 免 除 期 間 を 最 大 2 年 までに 延 長 した また 宮 城 福 島 の 県 営 住 宅 では 仮 設 住 宅 と 同 等 の 待 遇 とし 原 則 2 年 間 は 家 賃 が 免 除 される ( 中 略 ) 市 内 の 別 の 県 営 住 宅 で 長 男 家 族 と 暮 らす60 歳 代 の 女 性 は 震 災 後 小 学 校 で 避 難 生 活 を 送 った 生 後 間 もない 孫 娘 は 夜 泣 きもあり 発 熱 がなかなか 治 まらないこともあった 県 営 住 宅 が1 年 で 有 料 になる ことは 入 居 前 から 知 っていたが 孫 の 健 康 や 他 の 避 難 者 に 迷 惑 をかけないかが 気 に 掛 かって 先 のこ とまで 気 が 回 らなかった 同 じ 被 災 者 なのに 入 居 先 によって 条 件 が 違 うのは 不 公 平 だと 思 う と 首 をかしげ る (*7) 仮 設 住 宅 における 孤 独 死 を 防 ぐ 東 日 本 大 震 災 の 被 災 地 で 仮 設 住 宅 のお 年 寄 りの 孤 独 死 を 防 ごうと 自 治 体 が 独 自 の 対 策 を 始 めてい る お 年 寄 りは 不 慣 れな 生 活 の 心 労 に 加 え 厳 しい 寒 さで 体 調 を 崩 しやすい 自 宅 前 に 目 印 を 掲 げたり 緊 急 連 絡 用 の 携 帯 電 話 を 貸 し 出 したり あの 手 この 手 で 安 否 確 認 に 取 り 組 む ( 後 藤 孝 好 ) 岩 手 県 大 槌 町 にある 仮 設 住 宅 の 佐 々 木 テルさん(82)は 早 朝 新 聞 を 取 るために 玄 関 を 開 けると 布 が 付 いた 四 十 センチの 竹 棒 を 軒 先 に 掲 げる 今 日 も 元 気 という 印 だ 仮 設 住 宅 での 孤 独 死 は 一 九 九 五 年 の 阪 神 大 震 災 で 続 出 し 大 きな 社 会 問 題 となった 今 回 の 震 災 で も 既 に 岩 手 宮 城 両 県 で 孤 独 死 とみられるお 年 寄 りの 死 亡 が 相 次 いで 報 告 されている 大 槌 町 は 仮 設 住 宅 に 独 りで 暮 らす 六 十 五 歳 以 上 の 二 百 五 十 人 に 竹 棒 を 配 布 朝 晩 出 し 入 れし 周 囲 の 人 たちに 見 守 っ てもらう 佐 々 木 さんの 仮 設 住 宅 では 百 十 世 帯 のうち 十 世 帯 ほどが 一 人 暮 らし 隣 近 所 の 人 たちは 竹 棒 を 気 に 留 めて 暮 らす 顔 を 見 かけない 時 には 近 所 の 誰 かが 声 をかけている と 自 治 会 長 の 岩 間 秀 夫 さん(5 8) 佐 々 木 さんは 具 合 が 悪 くなったら 不 安 だべ みんなに 気 にしてもらってありがてえ と 話 す 岩 手 県 釜 石 市 では 百 人 に 非 常 用 ブザーを 配 布 何 かあった 際 に 押 せば 屋 外 に 大 きな 音 が 鳴 り 響 き 近 所 の 人 が 駆 け 付 ける 同 県 大 船 渡 市 は 十 二 月 から 携 帯 電 話 二 百 台 を 無 料 で 貸 し 出 す 具 合 が 悪 くなったときに 緊 急 連 絡 ボ タンを 押 せばコールセンターにつながり 大 事 に 至 る 前 に 対 処 できる 冬 の 寒 さで 室 内 に 引 きこもりがちなお 年 寄 りに できるだけ 外 出 の 機 会 を 増 やしてもらうのも 課 題 だ 同 県 陸 前 高 田 市 の 仮 設 住 宅 では 仮 設 テントがお 年 寄 りの 憩 いの 場 だったが 寒 くなって 誰 も 来 なく なった 代 わりに 週 一 回 は 小 中 学 校 などでお 茶 飲 み 会 を 開 き バスで 送 迎 するなどして 参 加 を 促 す 生 活 支 援 相 談 員 は 週 に 何 度 も 住 宅 を 訪 ね 健 康 状 態 の 把 握 に 努 める 市 社 会 福 祉 協 議 会 の 及 川 賢 一 事 務 局 長 は 冬 場 はお 年 寄 りが 自 宅 にこもって 孤 立 し 運 動 不 足 と 寒 さ で 体 調 が 悪 化 する 要 件 がそろう と 指 摘 近 所 の 住 民 や 行 政 が 連 携 を 取 って お 年 寄 りを 見 守 るよう 訴 え ている (*8) 6

そこで ある 研 究 結 果 がありました (*9) それが 住 宅 バウチャーによる 家 賃 補 助 という 案 です バウチャー は 引 換 券 割 引 券 の 意 国 や 自 治 体 などが 目 的 を 限 定 して 個 人 を 対 象 に 補 助 金 を 支 給 する 制 度 所 定 の 手 続 きにより 引 換 券 として 支 給 する 方 式 が 多 い 教 育 保 育 福 祉 などの 公 共 サービスが 対 象 で 利 用 者 はその 中 から 必 要 なものを 選 択 し 引 換 券 を 提 出 してサービスを 受 ける バウチャーによる 家 賃 補 助 の 利 点 日 本 全 国 どこでも 使 用 可 能 とすれば 全 国 の 賃 貸 住 宅 が 受 け 入 れ 先 となる バウチャーを 得 るには 被 災 者 が 申 請 登 録 する 必 要 があるので 仮 に 全 国 に 被 災 者 が 散 ってしまって も 同 じ 集 落 の 人 々を 捕 捉 することが 容 易 連 絡 先 を 確 認 でき 被 災 地 に 戻 って 復 興 する 際 にも 便 利 仮 設 住 宅 は 一 戸 300~400 万 円 もかかる 一 方 住 宅 バウチャーを 支 給 する 場 合 月 額 15 万 円 の 家 賃 補 助 を2 年 間 支 給 =15 万 円 24カ 月 360 万 円 = 360 万 円 再 度 しっかりした 住 宅 をつくるのであれば 二 重 投 資 になる そこで 仮 設 住 宅 は 必 要 最 小 限 にすべき バウチャーを 用 いれば 全 国 にある 空 き 家 を 有 効 利 用 できる したがって 仮 設 住 宅 よりもバウチャーによる 家 賃 補 助 を 採 用 すべき モデルによる 試 算 から 仮 設 住 宅 の 供 給 よりも 民 間 賃 貸 住 宅 の 借 り 上 げや 家 賃 補 助 による 応 急 住 宅 支 援 のほうが 行 政 コストが 少 ない 有 効 な 政 策 であるということができる [ 論 点 ] 災 害 発 生 後 の 被 災 者 支 援 の 手 立 ての 一 つとしてとして プレハブなどの 応 急 仮 設 住 宅 やみなし 住 宅 など が 存 在 する しかし 利 用 可 能 で 広 大 安 全 な 土 地 が 必 要 なこと コミュニティの 崩 壊 行 政 コストの 増 大 などの 問 題 点 も 多 く 見 受 けられる そこで 政 府 による 支 援 を 資 金 提 供 にとどめることによって 被 災 者 自 身 の 選 択 の 幅 を 広 げるという 考 え もあるが 前 者 と 後 者 のどちらが 望 ましいであろうか この 場 合 の 資 金 提 供 の 限 度 額 は 応 急 仮 設 住 宅 の 一 戸 あたりの 値 段 である 約 250 万 円 を 想 定 する 7

参 考 文 献 *1: 厚 生 労 働 省 HP http://www.jia-kanto.org/jutaku/uia_report/pdf/kasetsu/03.pdf *2 siteresources.worldbank.org/.../resources/515497.../j4-3.pdf *3: 瀧 川 ゼミ 資 料 www2.rikkyo.ac.jp/web/taki/contents/2012/20120604.pdf *4: 毎 日 新 聞 2011.7.27 *5: 毎 日 新 聞 2011.9.28 *6:2011 年 11 月 26 日 土 曜 日 東 京 新 聞 夕 刊 *7: 京 都 大 学 大 学 院 経 済 学 科 文 世 一 ゼミ http://www.econ.kyoto-u.ac.jp/~mun/index_jap.htm 8