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03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

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代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

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第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 末 の 運 用 資 産 額 は 2,976 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +1.79%となりました なお 実 現 収 益 率 は +0.67%です 第 3 四 半 期

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 H H H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H H H H5.4.1 H H5.4.1 ( 参 考

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(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案)

PowerPoint プレゼンテーション

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

( 医 療 機 器 の 性 能 及 び 機 能 ) 第 3 条 医 療 機 器 は 製 造 販 売 業 者 等 の 意 図 する 性 能 を 発 揮 できなければならず 医 療 機 器 としての 機 能 を 発 揮 できるよう 設 計 製 造 及 び 包 装 されなければならない 要 求 項 目 を

●電力自由化推進法案

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

1

Taro-条文.jtd

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4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

Microsoft Word - 公表資料(H22).doc

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

工 事 に 伴 う 伐 採 木 量 を 表 5163 に 示 す 伐 採 木 量 は 340.2tと 予 測 する 発 生 する 木 くずについては 樹 木 の 状 態 により 処 理 が 異 なるため できる 限 り 有 効 利 用 が 図 れる 方 法 で 処 理 を 行 う 区 分 表 516

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則

スライド 1

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

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Taro-01 議案概要.jtd

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 135,6 2 級 185,8 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものである 3 級

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

単式蒸留しようちゆうと連続式蒸留しようちゆうを混和した酒類の表示に関する自主基準


技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

課 税 ベ ー ス の 拡 大 等 : - 租 税 特 別 措 置 の 見 直 し ( 後 掲 ) - 減 価 償 却 の 見 直 し ( 建 物 附 属 設 備 構 築 物 の 償 却 方 法 を 定 額 法 に 一 本 化 ) - 欠 損 金 繰 越 控 除 の 更 な る 見 直 し ( 大

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提


●幼児教育振興法案

(Microsoft Word - \221\346\202P\202U\201@\214i\212\317.doc)

波佐見町の給与・定員管理等について

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職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 () 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 年 月 日 現 在 ) 一 般 行 政 職 平 均 給 与 月 額 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

目 改 正 項 目 軽 自 動 車 率 の 引 上 げ 〇 国 及 び 地 方 を 通 じた 自 動 車 関 連 制 の 見 直 しに 伴 い 軽 自 動 車 の 標 準 率 が 次 のとおり 引 き 上 げられます 車 種 区 分 引 上 げ 幅 50cc 以 下 1,000 円 2,000 円

スライド 1

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

(\202g22\214\366\225\\.xls)

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

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( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

4 松 山 市 暴 力 団 排 除 条 の 一 部 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 する 法 律 等 の 改 正 に 伴 い, 公 共 工 事 から 排 除 する 対 象 者 の 拡 大 等 を 図 るものです 第 30 号 H H28.1

京成成田駅東口地区地区計画運用基準

Taro13-01_表紙目次.jtd

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 135,6 243,7 2 級 185,8 37,8 3 級 4 級 222,9 354,7 ( 注 )

m07 北見工業大学 様式①

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

公表表紙

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申


平成24年度 業務概況書

Microsoft Word - 目次.doc

Microsoft Word - 奨学金相談Q&A.rtf

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や


別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月

消 費 ~ 軽 減 率 消 費 の 軽 減 率 制 度 が 消 費 率 10% 時 に 導 入 することとされています 平 成 26 年 4 月 1 日 平 成 27 年 10 月 1 日 ( 予 定 ) 消 費 率 5% 消 費 率 8% 消 費 率 10% 軽 減 率 の 導 入 平 成 26

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別紙3

(5) 特 定 施 設 の 使 用 の 方 法 (6) 色 等 の 処 理 の 方 法 (7) 排 出 水 の 色 等 の 汚 染 状 態 及 び 量 2 一 の 施 設 が 特 定 施 設 となった 際 現 にその 施 設 を 設 置 している 者 ( 設 置 の 工 事 をしている 者 を 含

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2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

スライド 1

職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 () 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 ( 年 4 月 日 現 在 ) 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 44. 歳 6,4, 歳,44 4,7 7,6 4. 歳 7,

(Microsoft Word - \212\356\226{\225\373\220j _\217C\220\263\201j.doc)

1 書 誌 作 成 機 能 (NACSIS-CAT)の 軽 量 化 合 理 化 電 子 情 報 資 源 への 適 切 な 対 応 のための 資 源 ( 人 的 資 源,システム 資 源, 経 費 を 含 む) の 確 保 のために, 書 誌 作 成 と 書 誌 管 理 作 業 の 軽 量 化 を 図

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

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2010 年 12 月 リターナブルPETボトルを 考 える PETボトルリサイクル 推 進 協 議 会 目 次 1. はじめに 2. 欧 州 におけるリターナブル PET ボトル 導 入 経 緯 と 現 状 3. 日 本 におけるリターナブル 容 器 とワンウェイ 容 器 の 推 移 4.PET ボトルのリターナブル 容 器 としての 問 題 点 5. 日 本 でのリターナブル PET ボトル 実 用 化 の 可 能 性 について リターナブルPETボトルを 考 える 1. はじめに PET ボトルリサイクル 推 進 協 議 会 ( 以 下 当 推 進 協 議 会 )は 日 本 の 使 用 済 み PET ボトルのリサイクル を 円 滑 に 実 行 するために 1993 年 に 設 立 されました 会 員 は 容 器 及 び 樹 脂 製 造 者 の 団 体 である PET ボトル 協 議 会 利 用 事 業 者 の 団 体 である 全 国 清 涼 飲 料 工 業 会 日 本 果 汁 協 会 日 本 醤 油 協 会 酒 類 PET ボトルリサイクル 連 絡 会 の 5 団 体 で 構 成 されています 活 動 の 目 的 に 1PET ボトルの 3R(Reduce リデュース Reuse リユース Recycle リサイクル)の 推 進 2 使 用 済 み PET ボトルのリサイクル 推 進 3 PET ボトルに 係 わる 正 しい 知 識 と 情 報 提 供 4 市 町 村 分 別 回 収 への 協 力 を 挙 げ 活 動 しています このたびはReuseリユースについて リターナブルPETボトルを 考 える に これまでの 当 推 進 協 議 会 の 活 動 と 得 られた 知 見 をまとめました 環 境 省 により 2008 年 から 2009 年 にかけて 実 施 された ペットボ トルを 始 めとした 容 器 包 装 のリユース デポジット 等 の 循 環 的 な 利 用 に 関 する 研 究 会 ( 以 下 環 境 省 PETリユース 研 究 会 )に 積 極 的 に 参 画 し 2009 年 8 月 7 日 に 公 表 された ペットボトルリユース 実 証 試 験 結 果 の 取 りまとめ (http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=11451)を 踏 まえたものです 1

2. 欧 州 におけるリターナブル PET ボトル 導 入 経 緯 と 現 状 (1) リターナブル PET ボトル 導 入 の 背 景 ILSI( 国 際 生 命 科 学 研 究 機 構 )の 調 査 ( 注 1 以 下 ILSI)によると 1986 年 にドイツでリターナブル PET ボトルが 導 入 され その 後 20 カ 国 以 上 で 同 システムが 導 入 された リターナブル PET ボトルのシステム を 導 入 した 背 景 は 次 の 二 つと 考 えられる 1 元 々 欧 州 の 国 々はリターナブルガラスびんを 使 用 する 伝 統 があり ドイツが 地 ビールを 含 めた 国 内 飲 料 を 保 護 するため リターナブルを 推 し 進 めることにより 外 国 から 安 いワンウェイ 製 品 が 入 ってくるの を 防 止 した( 国 内 飲 料 産 業 の 保 護 政 策 ) 概 ね 北 欧 諸 国 /ベルギー/オランダ/スイスなどの 国 々 は 同 じような 事 情 でリターナブルシステムを 導 入 した 2 市 町 村 による 容 器 包 装 の 分 別 収 集 が 未 発 達 であったヨーロッパでは 容 器 包 装 リサイクル 制 度 を 整 備 する 際 に 事 業 者 を 中 心 とする 回 収 リサイクル 制 度 が 選 択 肢 の 一 つとして 考 えられた そこで 回 収 リサ イクル 経 費 の 負 担 増 を 嫌 う 生 産 者 は リターナブル 市 場 を 拡 充 しようとした ( 注 1) ILSI(International Life Sciences Institute)による リターナブルペットボトルの 調 査 (White Paper on Refillable Plastic Packaging Made from PET:1994 年 調 査 ) ILSI とは 1978 年 にアメリカで 設 立 され た 科 学 的 な 視 点 で 健 康 栄 養 安 全 環 境 に 関 わる 問 題 の 解 決 および 正 しい 理 解 を 目 指 すとともに 今 後 発 生 する 恐 れのある 問 題 を 事 前 に 予 測 して 対 応 していくなど 活 発 な 活 動 を 行 っている 非 営 利 の 団 体 です (ILSI 日 本 支 部 ホームページより) (2) デポジット 制 度 の 導 入 ドイツでは 容 器 包 装 令 の 規 定 により 2003 年 からリターナブル 容 器 の 比 率 が 72%を 下 回 った 場 合 ワン ウェイ 容 器 について 強 制 デポジットが 課 されることになった 2005 年 にはデポジット 額 が 25 セントユーロ に 統 一 化 され 2006 年 の 改 正 によって 強 制 デポジット 発 動 とリターナブル 率 との 関 連 が 廃 止 され 環 境 負 荷 の 高 いとされるワンウェイ 容 器 ( 一 部 を 除 く)に 対 してデポジットが 課 されることとなり 現 在 に 至 って いる しかし このワンウェイ 容 器 への 強 制 デポジット 制 度 は ドイツで 既 に 存 在 しているリターナブルボトル のデポジット 制 度 と 混 同 されたり ワンウェイ 容 器 に 課 されるデポジットも 回 収 清 算 システムの 整 備 によっ て 返 却 が 容 易 になるとワンウェイ 容 器 の 利 用 量 が 増 加 するなどの 現 象 が 見 られ デポジット 制 度 が 当 初 の 目 的 とは 逆 の 作 用 をしている 面 もある また 多 くの 業 界 は この 強 制 デポジットに 反 対 であり 2007 年 3 月 出 された Gabola Europen 会 長 (ヨーロッパ 包 装 環 境 協 会 European Organization for Packaging and the Environment)の 表 明 でもドイツの 強 制 デポジット 制 度 は 排 出 抑 制 にとって 効 果 がないと 述 べて いる また このデポジット 制 度 は 海 外 の 飲 料 等 の 輸 入 を 阻 止 する 効 果 を 持 ち 貿 易 障 壁 であるとの 批 判 もある 他 の 北 欧 諸 国 では ワンウェイ 容 器 そのものを 禁 止 している 国 (デンマーク) 課 徴 金 制 度 を 導 入 して いる 国 (フィンランド ノルウェーではワンウェイ 容 器 の 製 品 に 課 税 している) またはデポジット 制 度 を 導 入 している 国 があるが これらの 国 々では 伝 統 的 あるいは 文 化 社 会 的 にリターナブルが 重 視 され 法 2

律 等 によってリターナブル 容 器 を 保 護 している デポジット 制 度 は 消 費 者 の 利 便 に 必 ずしもそぐわな い 面 があったり 事 業 者 の 経 済 合 理 性 が 損 なわれているとの 批 判 もある 従 って ワンウェイ 容 器 に 対 するデポジット 制 度 はリターナブルシステムを 活 性 化 させる 手 段 とは 必 ずしもなっていない (3) リターナブル PET ボトルの 問 題 点 リターナブル PET 製 品 は Flavor Carry-over( 注 2)や Off-flavor( 注 3)により 味 が 変 だ おかしい と いう 消 費 者 からの 苦 情 は 常 にあり その 特 性 により 根 本 的 な 解 決 策 が 取 れていないというのが 現 実 であ る 時 には 深 刻 なリコール( 製 品 回 収 )を 起 こすこともある 欧 州 に 於 いてリターナブル PET ボトルが 問 題 無 く 運 用 されている 訳 ではない ( 注 2) Flavor Carry-over: 回 収 した PET ボトルに 前 に 充 填 した 商 品 と 異 なる 商 品 を 充 填 した 場 合 前 の 商 品 の 香 気 がボトル 内 壁 に 吸 着 され 洗 びんしても 除 去 しきれず 次 の 商 品 へ 溶 出 して 異 臭 と なること ( 注 3) Off-Flavor: 例 えば 飲 み 残 しがあった 場 合 カビが 繁 殖 し カビ 臭 がボトル 内 壁 に 吸 着 される このカビ 臭 が 洗 びんしても 除 去 しきれず 次 の 商 品 へ 溶 出 して 異 臭 となること (4) リターナブル 容 器 の 現 状 世 界 に 先 駆 けてリターナブル PET ボトルを 導 入 したドイツでも 包 装 廃 棄 物 令 (72% 強 制 デポジット 法 )が 施 行 された 2003 年 に 一 時 的 にリターナブル 容 器 比 率 が 55.2%に 増 加 したが 2004 年 以 降 は 減 少 傾 向 が 続 き 2008 年 にはその 比 率 が 26.6%まで 低 下 している 全 世 界 的 にリターナブル 容 器 は 縮 小 傾 向 にある( 下 図 参 照 ) ドイツのノンアルコール 飲 料 の 容 器 構 成 の 変 化 の 図 (2008 年 版 ) 3

3. 日 本 におけるリターナブル 容 器 とワンウェイ 容 器 の 推 移 日 本 では 一 部 のトライアル 品 を 除 き リターナブル PET ボトルは 導 入 されていないので ここではリタ ーナブル 容 器 市 場 全 体 の 市 場 の 推 移 を 記 す 下 図 は 1995 年 からの 概 ね 5 年 毎 の 清 涼 飲 料 容 器 の 生 産 量 を 記 したものであるが 欧 州 同 様 リターナブル 容 器 の 生 産 量 は 減 少 している リターナブル 容 器 が 減 少 した 理 由 は 消 費 者 のライフスタイルの 変 化 による 以 下 1~4と 思 われる 1 商 品 の 多 品 種 化 に 伴 い 容 器 も 多 品 種 化 した 2 販 売 購 入 形 態 も 酒 販 店 等 小 売 店 の 御 用 聞 き 宅 配 から スーパーマーケット ディスカウントストア 帰 宅 時 に 冷 蔵 された 当 日 飲 用 分 のみ 購 入 可 能 なコンビニエンスストア(CVS)へと 購 入 場 所 が 変 化 した 3 核 家 族 化 少 人 数 世 帯 化 リターナブルシステムを 回 していく 上 で 重 要 な 要 件 であるケース 単 位 (プラスチック 通 い 箱 )の 購 入 が 衰 退 4 家 庭 内 でのリターナブル 容 器 の 保 管 場 所 の 減 少 20,000 生 産 量 千 kl 清 涼 飲 料 容 器 別 生 産 数 量 推 移 18,000 16,000 14,000 その 他 紙 容 器 PETボトル 缶 ガラスワンウェイびん ガラスリターナブルびん 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 1995 年 2000 年 は ガラスびんのワンウェイ リターナブルの 区 分 なし 0 1995 2000 2005 2009 年 度 4.PET ボトルのリターナブル 容 器 としての 問 題 点 リターナブル PET ボトルの 健 康 安 全 性 に 関 しては 米 ILSI の 調 査 及 び TNO(オランダ 食 品 衛 生 研 究 所 )の V.J.Feron らが 1994 年 に 発 表 した PET リフィーラブルボトルの 健 康 安 全 調 査 の 報 告 によると パラチオン エチレングリコール ガソリン エンジンオイル メタノール キシレン 等 の 化 学 物 質 は アル カリ 洗 浄 をしても 除 去 し 切 れず PET ボトル 内 壁 内 に 残 留 し 内 容 液 に 溶 出 し この 最 大 溶 出 量 を 人 間 が 摂 取 した 場 合 WHO 摂 取 安 全 基 準 を 超 える 化 学 物 質 が 62 モデル 物 質 中 12 物 質 あると 報 告 されて いる この 報 告 書 の 結 論 は 予 期 せぬ 汚 染 ( 悪 意 はなくとも 飲 用 済 みの PET ボトルを 農 薬 等 の 人 体 に 4

とっての 危 害 物 質 の 一 時 保 管 に 用 いること 等 )で 化 学 物 質 が PET 容 器 内 に 洗 浄 後 も 残 留 し 内 容 液 に 溶 出 するが 様 々な 許 容 摂 取 基 準 (ENTD)と 照 らし 合 わせた 場 合 健 康 に 危 害 が 及 ぶリスクは 非 常 に 小 さ いとしているが 安 全 だとの 結 論 ではない また FDA(Food and Drug Administration アメリカ 食 品 医 薬 品 局 )の Vanee Komolprasert らが 1997 年 に 発 行 した PET ボトルのリユースに 関 する 研 究 の 報 告 の 中 でも 同 様 の 報 告 がなされている 2008 年 3 月 に 発 足 した 環 境 省 PET リユース 研 究 会 が 2009 年 8 月 に 中 間 取 り 纏 めを 行 い この 中 で LCA 手 法 により PET ボトルをリターナブル(リユース)で 使 用 する 場 合 とワンウェイで 使 用 する 場 合 の 比 較 評 価 を 行 った 結 果 リターナブル PET ボトルは 空 ボトルの 回 収 率 が 90% 以 上 で 工 場 から 販 売 拠 点 ま での 輸 送 距 離 が 100 km 未 満 という 非 常 に 限 られた 条 件 下 でのみ ワンウェイ PET ボトルより 環 境 負 荷 が 小 さい という 結 論 が 公 表 された また 当 推 進 協 議 会 技 術 検 討 委 員 会 では 2009 年 6 月 にPETボトルをリターナブルで 使 用 する 場 合 の 安 全 性 に 関 して ガラスびんと 比 較 して 検 証 試 験 を 行 った ガラスびんは そもそも 化 学 物 質 を 吸 着 することはなく アルカリ 洗 浄 すれば 完 全 に 除 去 される しかし PETボトルは 化 学 物 質 と 接 触 すると その 物 質 を 吸 着 し アルカリ 洗 浄 しても 完 全 に 除 去 する ことはできない という 結 果 が 得 られた これらの 知 見 は 外 部 機 関 を 通 して 公 表 する 予 定 である この 結 果 から 当 推 進 協 議 会 では ガラスびんはリターナブルの 用 途 に 適 した 安 全 な 容 器 であるが PET ボトルはリターナブルの 用 途 には 適 さない 容 器 であると 結 論 した 以 上 から 日 本 に 於 いて PET ボトルをリターナブルで 使 用 することはリスクが 大 きく LCA 的 にも 現 在 のワンウェイ PET ボトルをリターナブル 化 する 理 由 がない 特 に 吸 着 溶 出 という 問 題 は リターナブル PET ボトルの 安 全 性 に 対 する 不 安 異 味 異 臭 の 苦 情 増 に 繋 がり 不 特 定 多 数 の 消 費 者 を 対 象 として 飲 料 を 提 供 している 飲 料 メーカーにとっては 最 大 の 障 壁 となる また リスクが 非 常 に 大 きいことから ビジ ネスとして PET ボトルをリターナブルシステムでやろうという 判 断 にはならない これに 対 し ガラスびんの 場 合 は PET ボトルで 最 大 の 問 題 点 である 吸 着 溶 出 という 問 題 はなく 適 切 な 回 収 びんの 管 理 がなされ 洗 びん 前 のびん 外 観 検 査 に 於 ける 汚 れびんの 除 去 また 適 切 な 洗 びん 機 の 管 理 によって 衛 生 性 の 確 保 は 可 能 である 従 って ガラスびんは 現 在 でもビールや 清 涼 飲 料 水 の リターナブル 容 器 として 使 用 されている 5. 日 本 でのリターナブル PET ボトル 実 用 化 の 可 能 性 について (1) 予 期 せぬ 汚 染 ( 悪 意 はなくとも 飲 用 済 みの PET ボトルを 農 薬 等 の 人 体 にとっての 危 害 物 質 の 一 時 保 管 に 用 いること 等 )のリスク 回 避 PET ボトルのリターナブルシステムは 安 全 安 心 の 確 保 が 重 要 である 海 外 で 既 に 展 開 されている 事 例 はあるが 環 境 省 と 並 行 して 実 施 した 当 推 進 協 議 会 のリターナブル PET ボトルの 予 期 せぬ 汚 染 を 想 定 した 汚 染 物 質 除 去 試 験 ( 人 体 にとっての 危 害 物 質 を 飲 用 後 の PET ボトルに 一 時 保 管 したときの 洗 びん 試 験 )ではリターナブルガラスびんと 異 なり 同 様 の 洗 浄 をしても 基 準 値 を 遥 かに 上 回 る 残 留 が 認 め られており 予 期 せぬ 汚 染 の 防 止 除 去 対 策 抜 きにリターナブル PET ボトルを 実 用 化 することは 難 しい 5

(2)リターナブル PET ボトルの 食 品 安 全 衛 生 に 関 する 法 規 制 ガイドライン アメリカ 及 び EU 諸 国 のリターナブル PET ボトルに 関 する 法 規 制 を 調 査 した 結 果 ワンウェイと 異 なる 特 別 な 規 制 は 存 在 せず 海 外 ではワンウェイと 同 じ 規 制 に 従 えば 良 いと 解 釈 されている FDA は 予 期 せぬ 汚 染 からのリスクを 最 小 限 に 止 めるために リターナブルボトルのラベルに 食 品 専 用 の 表 示 を 付 けるよう 推 奨 している 日 本 に 於 いては 現 時 点 では PET ボトルのリターナブル 使 用 に 対 して 特 別 な 規 制 はない (3)LCA 手 法 による 環 境 負 荷 調 査 環 境 省 PET リユース 研 究 会 において 実 施 された LCA 手 法 による 調 査 では 以 下 の 結 果 が 確 認 された 1 オープンシステム( 店 頭 販 売 )については 85%~90%といった 高 い 回 収 率 を 確 保 することが 全 体 的 には 難 しいため ワンウェイのほうが 環 境 負 荷 が 小 さい 2 クローズドシステム( 宅 配 販 売 )については 90% 以 上 の 高 い 回 収 率 と 輸 送 距 離 を 100 km 未 満 等 に 限 定 すれば リユースのほうが 環 境 負 荷 が 小 さいという 結 果 であった 従 って 環 境 負 荷 低 減 の 観 点 より 日 本 においては 1 店 頭 販 売 などのオープンな 流 通 ではなく 2 宅 配 販 売 などのクローズドシステムでかつ 短 距 離 輸 送 に 流 通 を 限 定 することが 望 ましいと 言 える (4)デポジット 制 度 の 調 査 環 境 省 PET リユース 研 究 会 に 於 いて リターナブル PET ボトルに 対 するデポジット 制 度 の 回 収 効 果 の 実 証 試 験 も 行 われ 一 般 の 消 費 者 を 対 象 とする 小 売 店 (オープンシステム)では デポジット 金 を 10 円 と 6

した 場 合 の 回 収 率 は 40~50% 20 円 でも 約 60%であり デポジット 制 度 がリターナブル PET ボトルの 回 収 率 を 引 き 上 げる 効 果 があるとは 言 えない 結 果 であった (5) 結 論 として リターナブルPETボトルは 予 期 せぬ 汚 染 ( 悪 意 はなくとも 飲 用 済 みの PET ボトルを 農 薬 等 の 人 体 に とっての 危 害 物 質 の 一 時 保 管 に 用 いること 等 )があった 場 合 現 在 の 洗 浄 技 術 検 査 技 術 では 100%の 除 去 は 困 難 である しかしながら 会 員 制 の 宅 配 のようなクローズドシステムで 販 売 する 場 合 は Flavor Carry-over や Off-flavor( 異 臭 )が 生 じないように 内 容 物 を 限 定 し リターナブル PET ボトルの 問 題 点 を 充 分 会 員 に 理 解 してもらい リターナブルを 行 う 意 義 誤 用 しない 等 の 啓 発 活 動 を 徹 底 すれば PET ボトル のリターナブルシステムが 我 が 国 でも 成 立 する 可 能 性 はある 7