小 学 英 語 改 訂 要 の 点 要 点 5 6 年 に 年 間 35 時 間 ( 週 1 コマ), 外 国 語 活 動 を 行 う 取 り 扱 う 言 語 は 英 語 が 原 則 であるが, 教 科 ではないので 数 値 による 評 価 は 行 わない 聞 くこと 話 すこと を 通 して, 英 語 の 音 声 や 表 現 に 慣 れ 親 しむ 聞 く 話 す の 音 声 面 を 中 心 とした 学 習 聞 く 話 す 読 む 書 く の4 技 能 の 中 で,あくまで 音 声 によるコミュニケーションを 重 視 し, 聞 くこと, 話 すことを 中 心 とする 豊 かなコ ミュニケーションを 体 験 させることがねらいで ある アルファベットなどの 文 字 の 指 導 については, たとえば,アルファベットの 活 字 体 の 大 文 字 及 び 小 文 字 に 触 れる 段 階 にとどめるなど, 児 童 の 過 度 の 負 担 にならないようにし, 音 声 面 を 中 心 とした 指 導 を 補 助 する 程 度 の 扱 いとする 活 動 内 容 例 コミュニケーションを 体 験 する 場 面 として, 特 有 の 表 現 がよく 使 われる 場 面 と 児 童 の 身 近 な 暮 らしにかかわる 場 面 の2つが 例 示 されて いる また, コミュニケーションの 働 き (=コ ミュニケーションを 図 ることで 達 成 できること) として, 相 手 との 関 係 を 円 滑 にする, 気 持 ち を 伝 える などが 例 示 されている コミュニケーションの 場 面 の 例 特 有 の 表 現 がよく 使 われる 場 面 あいさつ 自 己 紹 介 買 物 食 事 道 案 内 など ( 例 )あいさつ A : Hello. How are you? B : I m fine, thank you. ( 例 ) 自 己 紹 介 Hi, my name is Taro. I like sushi. I don t like tennis. 児 童 の 身 近 な 暮 らしにかかわる 場 面 家 庭 での 生 活 学 校 での 学 習 や 活 動 地 域 の 行 事 子 どもの 遊 び など ( 例 ) 家 庭 での 生 活 A : What time do you get up? B : I get up at 6:00. ( 例 ) 学 校 での 学 習 や 活 動 On Monday, I study Japanese, math and science. コミュニケーションの 働 きの 例 相 手 との 関 係 を 円 滑 にする ( 例 ) 礼 を 言 う Thank you. 気 持 ちを 伝 える ( 例 ) 気 持 ちを 伝 える A : How are you? B : I m fine / happy. 事 実 を 伝 える ( 例 ) 事 実 を 伝 える A : What s this? B : It s a rabbit. 考 えや 意 図 を 伝 える ( 例 ) 発 表 する I like soccer. I want to be a soccer player. 相 手 の 行 動 を 促 す ( 例 ) 道 案 内 をする Go straight. Turn right. 英 語 ノート 小 学 校 における 英 語 活 動 等 国 際 理 解 活 動 につ いて 指 導 方 法 等 の 確 立 を 図 るため, 平 成 20 年 度 は, 全 国 614 校 の 拠 点 校 で 英 語 ノート( 試 作 版 ) を 活 用 した 取 り 組 みを 行 っている 平 成 21 年 度 からは, 全 国 全 ての 小 学 校 に 配 布 される 予 定 にな っている 4
中 学 英 語 聞 く 話 す 読 む 書 く の 4 技 能 を 総 合 的 に 育 成 授 業 時 間 数 を 年 間 105 時 間 から 140 時 間 に 増 加 指 導 語 数 を 900 語 程 度 まで から 1200 語 程 度 に 増 加 内 容 の 構 成 の 改 善 現 行 では, 聞 く 話 す 読 む 書 く の 各 領 域 とも4つの 指 導 事 項 で 構 成 していたが, 今 回 は 5 つの 指 導 事 項 に 変 更 し 充 実 を 図 っている 4 技 能 で 新 たに 付 加 された 内 容 1 聞 く まとまりのある 英 語 を 聞 いて, 概 要 や 要 点 を 適 切 に 聞 き 取 ること 2 話 す 与 えられたテーマについて 簡 単 なスピーチ をすること 3 読 む 話 の 内 容 や 書 き 手 の 意 見 などに 対 して 感 想 を 述 べたり 賛 否 やその 理 由 を 示 したりなどす ることができるよう, 書 かれた 内 容 や 考 え 方 な どをとらえること 4 書 く 語 と 語 のつながりに 注 意 して 正 しく 文 を 書 くこと 身 近 な 場 面 における 出 来 事 や 体 験 したこと などについて, 自 分 の 考 えや 気 持 ちなどを 書 く こと 自 分 の 考 えや 気 持 ちなどが 読 み 手 に 正 しく 伝 わるように, 文 と 文 のつながりなどに 注 意 し て 文 章 を 書 くこと 授 業 時 間 数 の 増 加 年 間 授 業 時 間 数 が, 各 学 年 とも 105 時 間 から 140 時 間 に 増 加 した このことで, 言 語 材 料 の 定 着 を 図 るとともに, コミュニケーション 能 力 の 基 礎 の 育 成 を 目 指 し ている 指 導 語 数 を 1200 語 程 度 に 増 加 現 行 では,3 学 年 で 指 導 する 語 は, 共 通 語 や 季 節, 月, 曜 日, 時 間, 天 気, 数, 家 族 などの 日 常 生 活 にかかわる 基 本 的 な 語 を 含 む 900 語 程 度 ま での 語 としていたが, 1200 語 程 度 の 語 とな った これは, 授 業 時 間 数 が 増 加 したことや,コミュ ニケーションを 図 る 活 動 をより 豊 かにするとい う 視 点 からの 変 更 である 文 法 事 項 の 扱 いについて 取 り 扱 う 文 法 事 項 は 現 行 のものから 変 更 なし ただし, 理 解 の 段 階 にとどめること となって いた 以 下 3 項 目 にその 制 限 がなくなった 1 主 語 + 動 詞 +what などで 始 まる 節 2 主 語 + 動 詞 + 間 接 目 的 語 +how など to 不 定 詞 3 関 係 代 名 詞 のうち, 主 格 の that,which, who 及 び 目 的 格 の that,which の 制 限 的 用 法 の 基 本 的 なもの また, 受 け 身 の 指 導 については 現 在 形 及 び 過 去 形 という 制 限 が 削 除 された 題 材 について 教 材 の 題 材 例 に 伝 統 文 化 と 自 然 科 学 が 追 加 された 小 学 校 との 連 携 小 学 校 での 外 国 語 活 動 を 通 じて 聞 くこと 話 すこと に 関 しての 一 定 の 素 地 は 育 成 されること を 踏 まえて, 中 学 校 では, 読 むこと 書 くこと といった 文 字 を 使 った 言 語 活 動 について 本 格 的 に 学 習 することとなった 5
小 学 算 数 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 や 技 能 の 定 着 のため, 反 復 (スパイラル)による 指 導 を 充 実 国 際 的 な 通 用 性, 小 中 学 校 の 算 数 数 学 内 容 の 連 続 性 や 系 統 性 を 考 慮 し, 指 導 内 容 を 充 実 思 考 力, 判 断 力, 表 現 力, 日 常 生 活 に 活 用 する 態 度 を 育 成 できるよう 算 数 的 活 動 を 充 実 反 復 (スパイラル) < 数 と 計 算 > 反 復 による 指 導 を 進 めることにより, 低 学 年 か ら 中 学 年 にかけて 整 数 の 計 算 能 力, 中 学 年 から 高 学 年 にかけて 小 数 や 分 数 の 計 算 能 力 がなだらか に 発 展 していくようにしている 第 1 学 年 : 簡 単 な 3 位 数 の 意 味 と 表 し 方 簡 単 な 2 位 数 の 加 減 第 2 学 年 :1 万 簡 単 な 分 数 の 表 し 方 簡 単 な 3 位 数 の 加 減 簡 単 な 2 位 数 の 乗 法 第 3 学 年 :1 億 1 位 数 による 簡 単 な 除 法 ( 商 が 2 位 数 ) 簡 単 な 分 数 の 加 減 第 4 学 年 : 整 数 の 四 則 計 算 定 着 と 活 用 そろばん の 加 減 第 5 学 年 : 分 数 整 数, 分 数 整 数 第 6 学 年 : 小 数 や 分 数 の 四 則 計 算 の 定 着 と 活 用 < 数 量 関 係 > 低 学 年 から 数 量 関 係 の 領 域 を 設 け, 言 葉 式 図 表 グラフを 用 いた 思 考 力 表 現 力 を 重 視 し ている 特 に 比 例 に 関 して, 反 復 による 指 導 を 進 めるよう 配 列 されている これは, 中 学 1 年 での 比 例 の 学 習 へつながっている 第 4 学 年 : 伴 って 変 わる 二 つの 数 量 の 関 係 第 5 学 年 : 簡 単 な 比 例 の 関 係 数 量 の 関 係 の 見 方 や 調 べ 方 第 6 学 年 : 比 比 例 と 反 比 例 指 導 内 容 の 改 善 と 充 実 < 新 たに 指 導 される 内 容 > 第 1 学 年 : 面 積, 体 積 の 大 きさの 比 較 第 3 学 年 :4 位 数 の 加 減 3 位 数 2 位 数 / 重 さの 単 位 (t) 第 4 学 年 : 小 数 の 加 減 (1/100 の 位 ) 同 分 母 分 数 の 加 減 ( 帯 分 数 )/ 面 積 の 単 位 (a)(ha)/ ものの 位 置 の 表 し 方 第 5 学 年 : 小 数 の 乗 除 (1/100 の 位 )/ひし 形, 台 形 の 面 積 / 多 角 形 や 正 多 角 形 第 6 学 年 : 分 数, 小 数 の 混 合 算 / 角 柱, 円 柱 の 体 積 の 求 め 方 メートル 法 の 単 位 の 仕 組 み/ 度 数 分 布 < 学 年 移 動 した 内 容 > 第 1 学 年 : 時 刻 の 読 み 方 第 2 学 年 から 第 2 学 年 : 体 積 の 単 位 (ml,dl,l) 時 間 の 単 位 ( 日, 時, 分 )/ 正 方 形, 長 方 形, 直 角 三 角 形 箱 の 形 第 3 学 年 から 第 3 学 年 : 二 等 辺 三 角 形, 正 三 角 形 角 円, 球 第 4 学 年 から 第 4 学 年 : 直 線 の 平 行 や 垂 直 の 関 係 平 行 四 辺 形, ひし 形, 台 形 第 5 学 年 から 立 方 体, 直 方 体 第 6 学 年 から 第 5 学 年 : 体 積 の 単 位 (c m3,m3) 立 方 体, 直 方 体 の 体 積 の 求 め 方 単 位 量 当 たりの 大 きさ/ 角 柱, 円 柱 第 6 学 年 から 第 6 学 年 : 円 の 面 積 の 求 め 方 第 5 学 年 から 中 学 から 一 部 移 動 した 内 容 第 5 学 年 : 図 形 の 合 同 第 6 学 年 : 縮 図 や 拡 大 図 対 称 な 図 形 / 文 字 を 用 い た 式 起 こり 得 る 場 合 算 数 的 活 動 具 体 物 を 用 いた 活 動 量 の 大 きさを 比 べる 活 動 合 同 な 図 形 をかいたり, 作 ったりする 活 動 知 識 をもとに 発 展 的, 応 用 的 に 考 える 活 動 計 算 の 結 果 の 見 積 りをして 判 断 する 活 動 比 例 の 関 係 を 用 いて 問 題 を 解 決 する 活 動 考 えたことを 説 明 する 活 動 計 算 の 仕 方 を 考 え 説 明 する 活 動 面 積 の 求 め 方 を 考 え 説 明 する 活 動 6
中 学 数 学 国 際 的 な 通 用 性, 小 中 学 校 の 算 数 数 学 内 容 の 連 続 性 や 系 統 性 を 考 慮 し, 指 導 内 容 を 充 実 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 や 技 能 の 定 着 のため, 反 復 (スパイラル)による 指 導 を 充 実 知 識 技 能 を 活 用 できる 力 を 育 成 し, 学 ぶことの 意 義 や 有 用 性 を 実 感 できるよう, 数 学 的 活 動 を 規 定 指 導 内 容 の 改 善 と 充 実 領 域 構 成 について, 現 行 の 数 と 式 図 形 数 量 関 係 の3 領 域 に, 確 率, 統 計 に 関 する 領 域 で ある 資 料 の 活 用 を 設 けるとともに, 数 量 関 係 を 関 数 に 改 め4 領 域 とした < 数 と 式 > 文 字 を 用 いて 一 般 的 に 考 えることの 必 要 性 やそ のよさについての 理 解 を 深 めたり, 式 の 意 味 を 積 極 的 に 読 み 取 り 自 分 なりに 説 明 したりすることな どを 重 視 する 第 1 学 年 : 数 の 集 合 と 四 則 計 算 の 可 能 性 / 不 等 式 を 用 いた 表 現 / 簡 単 な 比 例 式 第 3 学 年 : 有 理 数 無 理 数 / 二 次 方 程 式 の 解 の 公 式 < 図 形 > 図 形 の 性 質 などを, 根 拠 を 明 らかにして 筋 道 を 立 てて 説 明 したり,その 説 明 から 新 たな 性 質 や 関 係 を 読 み 取 ったりすることなどを 重 視 する 第 1 学 年 : 図 形 の 移 動 / 投 影 図 / 球 の 表 面 積 体 積 第 2 学 年 : 円 周 角 と 中 心 角 の 関 係 第 3 学 年 へ 第 3 学 年 : 相 似 な 図 形 の 相 似 比 と 面 積 比 及 び 体 積 比 の 関 係 / 円 周 角 の 定 理 の 逆 < 関 数 > 表, 式,グラフなどから 新 たな 関 係 や 特 徴 を 読 み 取 って,それを 具 体 的 な 場 面 で 解 釈 したりする ことなどを 重 視 する 第 1 学 年 : 関 数 関 係 の 意 味 第 2 学 年 : 関 数 関 係 の 意 味 第 1 学 年 へ 第 3 学 年 :いろいろな 事 象 と 関 数 < 資 料 の 活 用 > 資 料 に 基 づいて 集 団 の 傾 向 や 特 徴 をとらえ,そ れをもとに 判 断 することを 重 視 する 第 1 学 年 : 資 料 の 散 らばりと 代 表 値 第 2 学 年 : 確 率 ( 数 量 関 係 の 領 域 より 移 動 ) 第 3 学 年 : 標 本 調 査 反 復 (スパイラル) 小 中 学 校 で 指 導 内 容 を 一 部 重 複 させることに より, 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 を 確 実 に 定 着 するよ うにしている また, 新 たな 内 容 を 学 習 する 際 に, 既 に 学 習 した 内 容 を 再 度 取 り 上 げることが 有 効 な 場 合 には, 積 極 的 に 学 び 直 しの 機 会 を 設 定 するよ うにしている 小 中 学 校 での 指 導 内 容 重 複 の 例 < 数 と 式 > 小 学 : 文 字 を 用 いた 式 中 学 : 文 字 を 用 いた 式 < 図 形 > 小 学 : 図 形 の 合 同 中 学 : 図 形 の 合 同 小 学 : 縮 図 や 拡 大 図 中 学 : 図 形 の 相 似 < 関 数 > 小 学 : 比 例 と 反 比 例 中 学 : 比 例 と 反 比 例 小 学 : 角 柱, 円 柱 の 体 積 の 求 め 方 中 学 : 空 間 図 形 < 資 料 の 活 用 > 小 学 : 資 料 の 調 べ 方 中 学 : 資 料 の 活 用 小 学 : 起 こり 得 る 場 合 中 学 : 確 率 数 学 的 活 動 既 習 の 数 学 を 基 にして, 数 や 図 形 の 性 質 などを 見 いだし, 発 展 させる 活 動 日 常 生 活 や 社 会 で 数 学 を 利 用 する 活 動 数 学 的 な 表 現 を 用 いて, 根 拠 を 明 らかにし, 筋 道 立 てて 説 明 し, 伝 え 合 う 活 動 7
小 学 国 語 各 領 域 の 能 力 を 確 実 に 身 につけるため, 記 録 解 説 推 薦 などの 言 語 活 動 を 充 実 話 題 取 材 交 流 などの 指 導 事 項 を 新 設, 学 習 過 程 を 明 確 化 故 事 成 語, 古 文 漢 文 の 音 読 など, 伝 統 的 な 言 語 文 化 に 関 する 指 導 を 重 視 内 容 の 構 成 の 改 善 現 行 の 話 すこと 聞 くこと 書 くこと 読 むこと の 3 領 域 と 言 語 事 項 の 構 成 から, 3 領 域 と 伝 統 的 な 言 語 文 化 と 国 語 の 特 質 に 関 する 事 項 に 改 められた * 伝 統 的 な 言 語 文 化 と 国 語 の 特 質 に 関 する 事 項 とは 伝 統 的 な 言 語 文 化, 言 葉 の 特 徴 やきまり, 漢 字, 書 写 か ら 構 成 される 現 行 では 指 導 計 画 の 作 成 と 内 容 の 取 扱 い に あった 言 語 活 動 例 が 内 容 に 格 上 げされ, 記 述 も 具 体 化 された 現 行 の 言 語 事 項 の 一 部 は, 各 領 域 の 指 導 事 項 に 移 された 学 習 指 導 要 領 改 訂 イメージ( 文 部 科 学 省 HPより) 現 行 学 習 指 導 要 領 話 すこと 聞 くこと 書 くこと 読 むこと 言 語 事 項 言 語 活 動 例 ( 内 容 の 取 扱 い) 新 学 習 指 導 要 領 (1) 指 導 事 項 (2) 言 語 活 動 例 話 すこと 聞 くこと 書 くこと 読 むこと 伝 統 的 な 言 語 文 化 と 国 語 の 特 質 に 関 する 事 項 言 語 活 動 の 充 実 日 常 生 活 に 必 要 な 能 力 を 身 につけるため, 話 すこと 聞 くこと 書 くこと 読 むこと の3 領 域 の 指 導 事 項 を, 言 語 活 動 例 を 通 して 指 導 する ことが 一 層 重 視 されている 言 語 活 動 の 一 例 1 話 す 聞 く 事 物 や 人 物 を 推 薦 すること 2 書 く 報 告 する 文 章 や 記 録 する 文 章 を 書 くこと 3 読 む 自 分 の 課 題 を 解 決 するために, 意 見 を 述 べ た 文 章 や 解 説 の 文 章 などを 利 用 すること 学 習 過 程 の 明 確 化 話 題 取 材 交 流 などの 指 導 事 項 が 新 た に 定 められ, 学 習 過 程 全 体 がより 明 確 になった 各 領 域 の 学 習 過 程 1 話 すこと 聞 くこと 話 題 設 定 や 取 材 話 すこと 聞 くこと 話 し 合 うこと 2 書 くこと 課 題 設 定 や 取 材 構 成 記 述 推 敲 交 流 3 読 むこと 音 読 効 果 的 な 読 み 方 説 明 的 ( 文 学 的 ) な 文 章 の 解 釈 自 分 の 考 えの 形 成 及 び 交 流 目 的 に 応 じた 読 書 伝 統 的 な 言 語 文 化 に 関 する 指 導 の 重 視 文 語 調 の 短 歌 や 俳 句 の 音 読 や 暗 唱, 古 文 漢 文 の 内 容 の 大 体 を 知 り 音 読 するなどの 指 導 が 明 確 化 され, 古 典 に 関 する 指 導 が 強 化 されている 文 字 指 導 の 内 容 の 改 善 漢 字 漢 字 を 読 む 機 会 を 多 くもたせるため, 未 習 漢 字 もルビ 付 きで 提 示 できるようにする ローマ 字 現 行 の 4 年 から 3 年 に 移 行 コンピュ ータを 使 用 する 機 会 が 増 えていることなどを 踏 まえて, 学 習 時 期 が 早 められた 8
中 学 国 語 各 領 域 の 能 力 を 確 実 に 身 につけるため, 批 評 評 論 論 説 などの 言 語 活 動 を 充 実 取 材 構 成 などの 指 導 事 項 を 新 設, 学 習 過 程 を 明 確 化 古 典 や 近 代 以 降 の 代 表 的 な 作 家 の 作 品 など, 伝 統 的 な 言 語 文 化 に 関 する 指 導 を 重 視 内 容 の 構 成 の 改 善 現 行 の 話 すこと 聞 くこと 書 くこと 読 むこと の 3 領 域 と 言 語 事 項 の 構 成 から, 3 領 域 と 伝 統 的 な 言 語 文 化 と 国 語 の 特 質 に 関 する 事 項 に 改 められた 現 行 では 指 導 計 画 の 作 成 と 内 容 の 取 扱 い に あった 言 語 活 動 例 が 内 容 に 格 上 げされ, 記 述 も 具 体 化 された 現 行 の 言 語 事 項 の 一 部 は, 各 領 域 の 指 導 事 項 に 移 された 以 上 の 点 は 小 学 校 と 同 様 の 変 更 点 現 行 ではまとめて 規 定 されていた2 3 年 の 目 標 と 内 容 が, 新 指 導 要 領 では 学 年 ごとに 示 され ている 言 語 活 動 の 充 実 社 会 生 活 に 必 要 な 能 力 を 身 につけるため, 話 すこと 聞 くこと 書 くこと 読 むこと の3 領 域 の 指 導 事 項 を, 言 語 活 動 例 を 通 して 指 導 する ことが 一 層 重 視 されている 言 語 活 動 の 一 例 1 話 す 聞 く 日 常 生 活 の 中 の 話 題 について 対 話 や 討 論 な どを 行 うこと 2 書 く 図 表 などを 用 いた 説 明 や 記 録 の 文 章 を 書 く こと 3 読 む 文 章 と 図 表 などとの 関 連 を 考 えながら, 説 明 や 記 録 の 文 章 を 読 むこと 各 領 域 の 学 習 過 程 1 話 すこと 聞 くこと 話 題 設 定 や 取 材 話 すこと 聞 くこと 話 し 合 うこと 2 書 くこと 課 題 設 定 や 取 材 構 成 記 述 推 敲 交 流 3 読 むこと 語 句 の 意 味 の 理 解 文 章 の 解 釈 自 分 の 考 えの 形 成 読 書 と 情 報 活 用 伝 統 的 な 言 語 文 化 に 関 する 指 導 の 重 視 文 語 のきまりや 訓 読 の 仕 方 を 知 る 作 品 の 特 徴 を 生 かして 朗 読 する などの 指 導 が 明 確 化 さ れ, 古 典 に 関 する 指 導 が 強 化 された また, 近 代 以 降 の 代 表 的 な 作 家 の 作 品 をいずれかの 学 年 で 取 り 上 げることが 規 定 された 漢 字 指 導 の 内 容 の 改 善 現 行 では 3 年 の 指 導 事 項 である 学 年 別 漢 字 配 当 表 に 示 されている 漢 字 (= 小 学 校 で 習 う 1006 字 の 漢 字 )を 書 き, 文 や 文 章 の 中 で 使 うこと を 2 年 に 移 し,3 年 では 学 年 別 漢 字 配 当 表 に 示 さ れている 漢 字 を 書 き, 文 や 文 章 の 中 で 使 い 慣 れる こと としている 多 様 な 語 句 の 形 で,また, 様 々 な 文 脈 の 中 で, 漢 字 を 使 いこなす 力 が 求 められて いる 現 行 学 習 指 導 要 領 新 学 習 指 導 要 領 2 年 学 年 別 漢 字 配 当 表 の 漢 字 のうち 950 字 程 度 の 漢 字 を 書 き, 文 や 文 章 の 中 で 使 うこと 学 年 別 漢 字 配 当 表 に 示 されている 漢 字 を 書 き, 文 や 文 章 の 中 で 使 うこと 学 習 過 程 の 明 確 化 取 材 構 成 などの 指 導 事 項 が 新 たに 定 め られ, 学 習 過 程 全 体 がより 明 確 になった 3 年 学 年 別 漢 字 配 当 表 に 示 されている 漢 字 を 書 き, 文 や 文 章 の 中 で 使 うこと 学 年 別 漢 字 配 当 表 に 示 されている 漢 字 に ついて, 文 や 文 章 の 中 で 使 い 慣 れること 9
小 学 理 科 小 中 学 校 を 通 じた 内 容 の 一 貫 性 を 重 視 し, 内 容 構 成 を 変 更 国 際 的 な 通 用 性, 内 容 の 系 統 性 を 確 保 するため, 必 要 な 指 導 内 容 を 充 実 観 察 実 験 の 結 果 を 整 理 し 考 察 する 学 習 活 動 などを 充 実 日 常 生 活 や 社 会 との 関 連 を 重 視 学 習 内 容 の 改 善 充 実 内 容 構 成 の 見 直 し 等 科 学 の 基 本 的 な 知 識 技 能 の 確 実 な 定 着 を 図 る ために, エネルギー, 粒 子, 生 命, 地 球 などの 科 学 の 基 本 的 な 見 方 や 概 念 を 柱 として, 子 どもたちの 発 達 の 段 階 を 踏 まえ, 小 学 校, 中 学 校 を 通 じた 内 容 の 一 貫 性 が 重 視 されるようになる また, 児 童 の 学 び 方 の 特 性 や2つの 分 野 で 構 成 される 中 学 校 との 接 続 を 考 慮 し, 現 行 の3 区 分 か ら,2 区 分 に 内 容 が 再 構 成 される 現 行 新 指 A 生 物 とそ の 環 境 A 物 質 とエ ネルギー B 物 質 とエ ネルギー C 地 球 と 宇 宙 B 生 命 地 球 新 しい 指 導 内 容 3 年 風 やゴムのはたらき ものと 重 さ 身 近 な 自 然 の 観 察 4 年 人 の 体 のつくりと 運 動 5 年 水 中 の 小 さな 生 物 川 の 上 流 下 流 と 川 原 の 石 の 大 きさや 形 雲 と 天 気 の 変 化 の 関 係 6 年 てこの 利 用 電 気 の 利 用 人 の 主 な 臓 器 の 存 在 植 物 の 水 の 通 り 道 食 べ 物 による 生 物 の 関 係 ( 食 物 連 鎖 ) 月 と 太 陽 学 年 間 で 移 行 する 指 導 内 容 4 年 天 気 による1 日 の 気 温 の 変 化 (5 年 から) 5 年 電 流 の 働 き(6 年 から) 6 年 てこの 規 則 性 (5 年 から) 選 択 から 必 修 になる 指 導 内 容 5 年 振 り 子 の 運 動 動 物 の 誕 生 ( 卵 の 中 の 成 長 母 体 内 の 成 長 ) 6 年 火 山 の 噴 火 や 地 震 による 土 地 の 変 化 中 学 校 へ 移 行 統 合 する 指 導 内 容 ものの 衝 突 (5 年 ) 充 実 される 学 習 活 動 言 語 力 の 育 成 活 用 の 重 視 観 察, 実 験 の 結 果 を 整 理 する 学 習 活 動, 結 果 に ついて 考 察 する 学 習 活 動, 科 学 的 な 言 葉 や 概 念 を 使 用 して 考 えたり 説 明 したりする 学 習 活 動 の 充 実 が 図 られる 例 えば, 結 果 の 整 理 には 表 やグラ フの 活 用, 考 察 には 話 し 合 いやワークシートの 活 用, 考 えたり 説 明 したりする 活 動 には 日 常 言 語 や 科 学 言 語 の 活 用 などが 考 えられる 科 学 的 な 体 験 や 自 然 体 験 生 活 科 との 関 連 を 考 慮 し,ものづくりなどの 科 学 的 な 体 験 や 身 近 な 自 然 を 対 象 とした 自 然 体 験 の 充 実 が 図 られる 環 境 教 育 地 域 の 特 性 を 生 かし, 環 境 の 保 全 を 考 えた 学 習 や, 環 境 への 負 荷 に 留 意 した 学 習 の 充 実 が 図 られ る 10
中 学 理 科 小 中 学 校 を 通 じた 内 容 の 一 貫 性 を 重 視 し, 内 容 構 成 を 変 更 国 際 的 な 通 用 性, 内 容 の 系 統 性 を 確 保 するため, 必 要 な 指 導 内 容 を 充 実 観 察 実 験 の 結 果 を 整 理 し 考 察 する 学 習 活 動 などを 充 実 日 常 生 活 や 社 会 との 関 連 を 重 視 学 習 内 容 の 改 善 充 実 内 容 構 成 の 見 直 し 等 科 学 の 基 本 的 な 知 識 技 能 の 確 実 な 定 着 を 図 る ために, エネルギー, 粒 子, 生 命, 地 球 などの 科 学 の 基 本 的 な 見 方 や 概 念 を 柱 として, 子 どもたちの 発 達 の 段 階 を 踏 まえ, 小 学 校, 中 学 校 を 通 じた 内 容 の 一 貫 性 が 重 視 されるようになる また, 原 理 法 則 の 理 解 を 深 めるものづくりや, 継 続 的 な 観 察, 季 節 を 変 えての 定 点 観 測 などの 指 導 が, 学 習 内 容 に 応 じて 行 われる あわせて, 科 学 技 術 が 日 常 生 活 や 社 会 を 豊 かにしていること や 安 全 性 の 向 上 に 役 立 っていることなどについ ての 指 導 も 行 われる 新 しい 指 導 内 容 1 年 力 とばねの 伸 び, 質 量 と 重 さの 違 い 水 圧, 浮 力 プラスチック 種 子 をつくらない 植 物 の 仲 間 2 年 電 力 量, 熱 量 電 子, 交 流 周 期 表 無 脊 椎 動 物 の 仲 間 生 物 の 変 遷 と 進 化 日 本 の 天 気 の 特 徴, 大 気 の 動 きと 海 洋 の 影 響 3 年 力 の 合 成 分 解, 仕 事 仕 事 率 熱 の 伝 わり 方,エネルギー 変 換 の 効 率 放 射 線 水 溶 液 の 電 気 伝 導 性 原 子 の 成 り 立 ち,イオン, 化 学 変 化 と 電 池 遺 伝 の 規 則 性 DNA 地 球 温 暖 化 外 来 種 月 の 運 動 と 見 え 方, 銀 河 系 学 年 間 で 移 行 する 指 導 内 容 2 年 酸 化 と 還 元, 化 学 変 化 と 熱 (3 年 から) 生 物 と 細 胞 (3 年 から) 3 年 衝 突 ( 小 学 5 年 から) 酸 アルカリ, 中 和 と 塩 (1 年 から) 選 択 から 必 修 になる 指 導 内 容 3 年 科 学 技 術 の 発 展, 自 然 の 恵 みと 災 害 充 実 される 学 習 活 動 言 語 力 の 育 成 活 用 の 重 視 問 題 を 見 いだし 観 察, 実 験 を 計 画 する 学 習 活 動, 結 果 を 分 析 して 解 釈 する 学 習 活 動, 科 学 的 な 概 念 を 使 用 して 考 えたり 説 明 したりする 学 習 活 動 の 充 実 が 図 られる 観 察, 実 験 を 行 うにあたっ ては, 表 やグラフの 作 成,モデルの 活 用,コンピ ュータなどの 活 用,レポートの 作 成 や 発 表 を 行 う などの 学 習 活 動 が 今 まで 以 上 に 重 視 される 科 学 的 な 体 験 や 自 然 体 験 原 理 や 法 則 の 理 解 等 を 目 的 としたものづくり, 時 期 を 考 慮 した 観 察 や 実 験, 継 続 的 な 観 察 や 季 節 を 変 えての 定 点 観 測 を 行 ったり, 観 察 や 実 験 をも う 一 度 繰 り 返 したりする 学 習 活 動 など, 科 学 的 な 体 験 や 自 然 体 験 の 充 実 が 図 られる 環 境 教 育 第 1 分 野 と 第 2 分 野 に 共 通 項 目 自 然 環 境 の 保 全 と 科 学 技 術 の 利 用 が 新 設 され, 環 境 について の 学 習 が 総 合 的 に 扱 われるようになり, 社 会 との 関 連 付 けがより 明 確 に 示 された 11
新 学 習 指 導 要 領 の 改 訂 ポイント 小 学 社 会 学 習 や 生 活 の 基 盤 となる 知 識 についての 学 習 の 充 実 伝 統 や 文 化 についての 学 習 の 充 実 よりよい 社 会 の 形 成 への 参 画 に 関 わる 学 習 ( 環 境, 防 災, 情 報 化, 法 や 経 済 )の 充 実 国 土 に 関 する 学 習 国 土 に 対 する 理 解 を 深 めるため, 以 下 の 学 習 項 目 が 追 加 された 3 4 年 我 が 国 における 自 分 たちの 県 の 地 理 的 位 置 47 都 道 府 県 の 名 称 と 位 置 5 年 世 界 の 主 な 大 陸 と 海 洋 主 な 国 の 名 称 と 位 置 また, 世 界 の 大 陸 や 海 洋, 世 界 の 国 々を 調 べる ときには 地 球 儀 を 活 用 することが 追 加 された 日 本 が 地 球 のどこに 位 置 しているか 調 べるとき も, 地 球 儀 を 使 用 して, 大 陸 や 海 洋 名, 方 位 や 距 離 などをはかることになる 伝 統 や 文 化 についての 学 習 6 年 の 歴 史 学 習 において, 伝 統 や 文 化 について の 理 解 を 深 め, 尊 重 する 態 度 を 重 視 するため, 文 化 に 関 する 項 目 を 中 心 に 内 容 が 再 構 成 された 以 下, 独 立 および 変 更 があった 項 目 である 狩 猟 採 集 の 生 活 ( 縄 文 時 代 ) 神 話 の 伝 承 ( 古 事 記, 日 本 書 紀, 風 土 記 ) 室 町 文 化 江 戸 文 化 代 表 的 な 文 化 遺 産 歴 史 の 学 習 において, 国 宝 重 要 文 化 財 や 世 界 遺 産 など, 代 表 的 な 文 化 遺 産 の 取 り 扱 いが 追 加 さ れた 文 化 遺 産 を 通 して 歴 史 を 学 習 することで, 文 化 遺 産 は 先 人 の 工 夫 や 努 力 によって 生 み 出 さ れたものであり, 現 在 まで 多 くの 人 の 手 によって 受 け 継 がれてきたことと, 伝 統 や 文 化 の 特 色 や 現 在 の 生 活 や 文 化 を 考 える 上 で 重 要 であることを 理 解 させ, 伝 統 や 文 化 を 大 切 にしようとする 態 度 を 育 てることが 目 的 である 地 域 に 密 着 した 学 習 生 活 科 との 円 滑 な 接 続 を 図 るため,3 4 年 にお いては, 地 域 の 実 態 に 応 じて 内 容 の 順 序 や 教 材 の 選 定 等 を 工 夫 するなど, 地 域 に 密 着 した 学 習 が 展 開 される 地 域 の 生 産 や 販 売 に 携 わっている 人 々 の 働 きに 関 する 内 容 の 充 実, 地 域 の 人 と 協 力 する 災 害 や 事 故 の 防 止 などが 追 加 された 情 報 産 業 などの 現 代 の 産 業 のようす 現 代 の 社 会 状 況 に 対 応 し,5 年 の 産 業 学 習 に 以 下 の 項 目 が 追 加 変 更 された 食 料 生 産 工 業 生 産 における 価 格 や 費 用 情 報 化 した 社 会 のようすと 国 民 生 活 の 関 わり 価 格 や 費 用 について, 生 鮮 食 品 の 価 格 の 変 化 や かかる 費 用 などを 取 りあげ, 消 費 者 の 需 要 にこた える 生 産 者 の 工 夫 や 努 力 に 気 づかせるなどの 学 習 が 行 われる また, 情 報 においては, 従 来 情 報 はマスメディアからの 一 方 的 な 発 信 だったが, 現 在 は 公 共 ネット 社 会 という 双 方 向 的 な 利 用 が 可 能 である 情 報 化 の 進 展 を 受 け, 情 報 ネットワー クを 活 用 している 公 共 サービスや, 貿 易 や 運 輸 の ほかに 工 業 生 産 を 支 えるものとして 情 報 の 働 き を 調 べるといった 学 習 が 追 加 されている 政 治 の 働 きの 学 習 社 会 参 画 能 力 の 強 化 という 目 標 を 受 け, 政 治 の 働 きに 関 する 内 容 が 充 実 される 6 年 の 政 治 学 習 において, 新 たに 以 下 の 項 目 が 追 加 された 国 会 と 内 閣 と 裁 判 所 の 三 権 相 互 の 関 連 国 民 の 司 法 参 加 国 民 の 司 法 参 加 には, 裁 判 員 制 度 などが 含 まれ る 12
中 学 社 会 世 界 および 日 本 の 諸 地 域 についての 地 誌 学 習 の 充 実 地 理 近 現 代 の 歴 史 に 関 する 学 習 や 歴 史 の 大 きな 流 れの 理 解 に 関 する 学 習 の 充 実, 世 界 史 の 充 実 歴 史 現 代 社 会 をとらえる 見 方 や 考 え 方 に 関 わる 学 習 の 充 実 公 民 地 理 世 界 の 地 域 と 日 本 の 地 域 の 2 部 構 成 現 行 の 日 本 地 理 中 心 の 3 部 構 成 から, 世 界 と 日 本 を 同 等 に 扱 う 2 部 構 成 になり, 学 習 の 進 め 方 も 世 界 と 日 本 で 対 の 構 成 になっている 世 界 世 界 の 地 域 構 成 日 本 日 本 の 地 域 構 成 世 界 の 生 活 と 環 境 世 界 と 比 べ た 日 本 世 界 の 諸 地 域 ( 地 誌 ) 日 本 の 諸 地 域 ( 地 誌 ) 世 界 の 地 域 調 査 身 近 な 地 域 調 査 世 界 の 諸 地 域 についての 地 誌 学 習 アジア,ヨーロッパ,アフリカ, 北 アメリカ, 南 アメリカ,オセアニアの 特 色 について, 主 題 を 設 けて 学 習 する 主 題 は 国 土 理 解 につながる 内 容 で 設 定 し, 知 識 理 解 が 中 心 の 内 容 となる 日 本 の 諸 地 域 についての 地 誌 学 習 自 然 環 境 歴 史 的 背 景 産 業 環 境 問 題 や 環 境 保 全 人 口 や 都 市 村 落 生 活 文 化 他 地 域 との 結 び 付 き の7つの 主 題 全 てをどこ かの 地 域 で 学 習 する また, 世 界 地 誌 と 違 い, 日 本 地 誌 は 単 なる 知 識 理 解 だけではなく, 事 象 間 を 比 較 関 連 させる 学 習 を 通 して 地 理 的 な 見 方 や 考 え 方 の 基 礎 を 養 うことを 重 視 し, 日 本 地 理 の 方 が 高 度 な 内 容 となる また, 従 来 1 年 で 学 習 してい た 時 差 の 項 目 は, 数 学 での 正 負 の 数 の 学 習 順 序 を 踏 まえ, 日 本 地 理 (2 年 )で 取 り 扱 う 歴 史 近 現 代 の 歴 史 に 関 する 学 習 現 行 の 近 現 代 が 近 代 現 代 に 分 かれて 内 容 が 充 実 する 内 容 の 充 実 とは, 学 ぶ 事 象 が 増 えたり 詳 細 化 したりすることではなく, 具 体 的 な 事 例 (e.g. 市 民 革 命, 戦 後 改 革, 冷 戦 の 終 結 )を 取 り 上 げる ことなどである 歴 史 の 大 きな 流 れの 理 解 に 関 する 学 習 各 事 項 の 学 習 を 通 してより 大 きな 歴 史 の 流 れ を 理 解 させるように, 各 時 代 の 学 習 内 容 を 構 造 化 焦 点 化 し, 各 時 代 で 学 ぶべきテーマが 明 示 さ れた また, 各 時 代 の 特 色 をとらえる 学 習 が 新 設 される 世 界 史 歴 史 の 大 きな 流 れの 理 解 のために,その 背 景 と なる 世 界 の 歴 史 の 扱 いが 充 実 する (e.g. 世 界 の 古 代 文 明 や 宗 教 のおこり, 近 現 代 の 欧 米 諸 国 のアジ ア 進 出, 冷 戦 やその 終 結 ) 公 民 私 たちが 生 きる 現 代 社 会 と 文 化 少 子 化, 情 報 化,グローバル 化 という 現 代 日 本 の 社 会 の 特 色 を 学 習 する また, 伝 統 文 化, 宗 教 について 学 習 し, 国 際 社 会 における 多 様 性 の 尊 重 を 理 解 させる 高 度 経 済 から 今 日 までの 変 容 は, 歴 史 分 野 での 取 り 扱 いになる 現 代 社 会 をとらえる 見 方 や 考 え 方 現 代 社 会 をとらえる 見 方 や 考 え 方 の 基 礎 とし て, 物 事 が 決 定 する 過 程 としての 対 立 と 合 意 や,その 際 の 判 断 基 準 である 効 率 と 公 正 の 概 念 について,また,きまりの 意 義 契 約 の 重 要 性 について 学 習 する これらを 活 用 して, 政 治 経 済 国 際 社 会 の 学 習 を 理 解 させる よりよい 社 会 を 目 指 して 持 続 可 能 な 社 会 を 形 成 する という 観 点 から, よりよい 社 会 を 築 くために 解 決 するべき 課 題 を 探 求 し, 自 分 の 考 えをまとめる 内 容 が 新 設 され た 中 学 社 会 科 の 修 了 論 文 的 な 役 割 13