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(3) 研 究 副 主 題 について 豊 かな 読 解 力 を 育 てるためには 友 だちとの 学 び 合 いが 不 可 欠 である 友 だちと 読 みを 交 流 することで 自 分 の 読 みの 深 さや 浅 さを 実 感 したり 自 分 とは 違 った 読 みに 出 会 う 中 で 読 みの 幅 を 広 げたりすることになる 個 々の 読 み 取 りを 伝 え 合 う 場 では それぞれの 解 釈 を 自 分 の 言 葉 で 表 現 する 必 要 がでてく る ここでは 話 す 力 聞 く 力 話 し 合 う 力 書 く 力 は もちろん 読 む 力 が 重 要 となってくる また 文 学 教 材 と 子 どもが 向 き 合 うことで 読 みを 深 め 子 どもの 言 葉 の 力 を 伸 ばしていくこ とができる そして 友 だちとの 読 みの 交 流 でさらに 読 みは 深 まり 広 がっていく 最 後 に は 読 みは 読 み 手 に 戻 り その 子 ならではの 言 葉 で 表 現 できると 考 えた 読 みを 交 流 することは 自 分 の 読 みを 理 解 してもらうために 読 み 根 拠 を 話 すことが 求 め られる 豊 かな 読 解 力 を 育 てるためには 読 みの 交 流 という 活 動 を 設 定 し 多 様 な 読 みとの 出 会 いや 読 みの 根 拠 の 確 認 をさせることが 有 効 であると 考 え - 文 学 教 材 の 読 みの 交 流 を 通 して-を 副 主 題 として 研 究 していくことにより 一 人 一 人 の 読 解 力 を 豊 かにすることができ ると 考 えた (4) 設 定 理 由 児 童 の 実 態 本 校 では 平 成 9 年 度 まで 総 合 的 な 学 習 の 時 間 や 生 活 科 の 学 習 を 通 して 生 きる 力 を 育 む 表 現 学 習 に 力 を 入 れてきた この 研 究 を 通 して 豊 かな 体 験 活 動 で 得 た 感 動 を 文 章 化 し 考 える 力 を 高 め 豊 かな 表 現 力 を 身 につけることができた しかし 書 くことによる 表 現 力 が 必 ずしも 児 童 の 伝 えあう 力 (コミュニケーション 能 力 )として 身 についていないという 実 態 が 見 えてきた これは 児 童 個 々の 基 礎 的 な 知 識 技 能 の 習 得 が 語 彙 を 活 用 する 力 や 言 葉 から 気 持 ちやようすを 想 像 したり 自 分 の 思 いを 的 確 な 言 葉 に 置 き 換 えたりする 力 となってい ないためではないかと 考 えた そこで 文 学 教 材 の 読 解 を 通 して 言 葉 や 文 章 を 間 にそれぞれの 読 みを 交 流 することで 読 みが 深 まったり 広 がったりするのではないかと 考 えた 社 会 的 背 景 や 新 指 導 要 領 のねらい 最 近 は 学 力 の 低 下 が 問 題 となり 特 に 読 解 力 の 落 ち 込 みは 大 きく マスコミでも 大 きく 取 り 上 げられた また コミュニケーション 不 全 が 問 題 になったり プレゼンテーション 能 力 が 要 求 されたりすることがある これからの 時 代 を 生 きていく 児 童 は 自 分 の 考 えや 意 見 をはっきり 述 べることがとても 大 切 である また 日 本 語 に 対 する 意 識 の 向 上 とともに 言 語 環 境 の 乱 れも 話 題 になるところである 新 学 習 指 導 要 領 の 中 に 各 教 科 の 指 導 に 当 たっては 児 童 の 思 考 力 判 断 力 表 現 力 等 を はぐくむ 観 点 から 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 技 能 の 活 用 を 図 る 学 習 活 動 を 重 視 するとともに 言 語 に 関 する 関 心 や 理 解 を 深 め 言 語 に 関 する 能 力 の 育 成 を 図 る 上 で 必 要 な 言 語 環 境 を 整 え 児 童 の 言 語 活 動 を 充 実 すること ( 抜 粋 ) と 言 語 活 動 の 充 実 が 明 記 されている

(5) 研 究 の 重 点 ( 授 業 研 究 を 通 して) 学 力 目 標 の 明 確 化 ( 低 )お 話 の 内 容 がわかり 楽 しんで 読 むことができる ( 中 ) 人 物 と 人 物 人 物 と 物 との 関 係 を 考 えて 読 むことができる ( 高 ) 作 者 や 作 品 に 対 する 自 分 の 考 えを 広 げたり 深 めたりして 読 むことができる 学 力 目 標 を 達 成 するための 手 だて ( 低 ) 登 場 人 物 になりきったり( 吹 き 出 し) 登 場 人 物 への 声 かけをしたりして 考 えを 交 流 させ る ( 中 ) 友 だちと 自 分 の 読 みの 相 違 点 を 見 つけて 考 えを 交 流 させる ( 高 ) 自 分 の 立 場 をはっきりさせ 自 分 の 読 みと 比 較 しながら 考 えを 交 流 させる 教 材 研 究 の 充 実 文 学 教 材 の 研 究 をする どの 文 学 教 材 を 扱 うか 検 討 する ( 他 社 の 教 科 書 教 材 含 ) 文 学 教 材 文 を 読 みこむ 読 み 味 わう ( 教 師 側 ) それぞれが 自 分 の 教 材 観 を 自 分 の 言 葉 で 書 く 3 授 業 技 術 の 向 上 効 果 的 な 発 問 切 り 返 しの 発 問 揺 さぶりの 発 問 など 板 書 や 掲 示 資 料 の 工 夫 例 ;わらぐつ 絵 本 から 情 景 挿 絵 の 活 用 意 見 の 取 り 上 げ 方 指 名 計 画 学 習 の 流 れ 第 次 作 品 との 出 会 い( 自 分 一 人 で 作 品 と 向 かい 合 う ) 全 文 を 通 読 する ( 新 出 漢 字 は 読 みの 提 示 をしておく ) ( 初 発 の 感 想 を 書 く ) 語 句 の 意 味 調 べをする ( 調 べる 語 句 については 予 めプリントしておく ) 一 人 読 みをする 場 面 ごとの 登 場 人 物 や 出 来 事 などを 調 べて 書 く あらすじを 書 く 設 問 に 答 えながら 読 み 進 める ( 初 発 の 感 想 を 書 く ) 感 想 を 話 し 合 う ( 感 想 の 交 流 ) 第 次 読 みを 交 流 し 読 み 深 める 友 だちの 読 みを 知 る 自 分 の 読 みを 伝 える 互 いの 読 みを 話 し 合 う 自 分 の 読 みの 変 容 を 書 き 加 える 作 品 の 主 題 について 自 分 の 考 えを 第 次 感 想 にまとめる

第 3 次 発 展 読 書 同 一 作 者 の 作 品 を 読 む 同 じテーマの 作 品 を 読 む ( 例 )きつねを 主 人 公 にした 作 品 を 読 む など 読 みの 交 流 の 手 だて (ア) 作 品 と 向 かい 合 って ひとり 読 みをする 文 学 教 材 自 分 初 発 の 感 想 を 書 く 意 味 調 べ 場 面 ごとの 登 場 人 物 や 出 来 事 などを 調 べる あらすじを 書 く 設 問 に 答 える 形 で 読 み 進 める など この 段 階 での 交 流 は 感 想 の 交 流 で 行 う (イ) 読 み 深 めの 段 階 で 読 みの 交 流 を 行 う 隣 同 士 で 互 いの 読 みを 伝 え 合 う 相 手 の 読 みに 対 して 考 えを 述 べる グループで ノートを 読 み 合 い 自 分 の 読 みと 比 較 し て 話 し 合 う 代 表 一 人 の 読 みに 対 して どう 考 えるか 話 し 合 う など 全 体 の 場 で 全 員 の 読 み( 感 想 など) をプリントし 読 み 合 う 付 箋 などを 利 用 し て 相 手 に 伝 える 代 表 者 が 読 みを 発 表 し それについて 話 し 合 う など 友 だちの 読 みを 知 る ( 聞 く) 自 分 の 読 みを 伝 える ( 話 す) 互 いの 読 みを 話 し 合 う ( 話 し 合 う) 友 だちとの 読 みを 交 流 して 自 分 の 読 みに 書 き 加 える ( 書 く) (ウ) 最 後 に 作 品 と 自 分 の 読 みに 戻 って 第 二 次 感 想 を 書 く 基 礎 学 力 の 向 上 に 向 けての 継 続 的 な 取 り 組 み 読 み 聞 かせを 継 続 的 に 行 う おすすめの 本 をブロックごとに 紹 介 するなど 読 書 を 奨 励 する ことばのきまり ( 市 販 テキスト)を 使 用 し 継 続 的 に 漢 字 語 彙 文 法 の 指 導 を 行 う 週 に 回 ミニ 作 文 を 書 き 読 み 合 う 環 境 を 作 る (よい 作 品 を 職 員 室 前 に 掲 示 ) 手 のひら 文 庫 等 を 活 用 して 読 み を 練 る

(6) 研 究 計 画 (ア) 年 次 計 画 < 第 年 次 平 成 3 年 度 > 研 究 主 題 豊 かな 読 解 力 を 育 てる 指 導 のあり 方 学 教 材 研 究 学 授 業 研 究 3 学 授 業 研 究 研 究 のまとめ < 第 年 次 平 成 4 年 度 > 研 究 主 題 豊 かな 読 解 力 を 育 てる 指 導 のあり 方 学 授 業 研 究 学 授 業 研 究 3 学 研 究 のまとめ < 第 3 年 次 平 成 5 年 度 > 研 究 主 題 豊 かな 読 解 力 を 育 てる 指 導 のあり 方 学 授 業 研 究 学 公 開 研 究 会 3 学 研 究 のまとめ (イ) 研 究 組 織 校 長 研 究 推 進 委 員 会 校 長 教 頭 教 務 主 任 研 究 主 任 国 語 主 任 研 究 推 進 委 員 研 究 全 体 会 低 学 年 ブロック 中 学 年 ブロック 高 学 年 ブロック - 村 瀬 正 嗣 3- 平 井 喜 代 美 5- 井 出 直 子 3- 永 井 優 5- 近 藤 篤 史 - 黒 田 みのり 4- 御 園 あゆ 美 6- 門 間 雅 利 - 相 原 友 子 4- 増 田 卓 剛 6- 八 本 京 子 -( 教 務 ) 斎 藤 信 幸 教 頭 加 藤 稔 校 長 宮 下 博 少 人 数 西 野 富 信 ブロック 長 推 進 委 員 (ウ) 講 師 全 体 講 師 高 学 年 都 留 文 科 大 学 教 授 牛 山 恵 先 生 中 学 年 都 留 文 科 大 学 非 常 勤 講 師 中 村 龍 一 先 生 低 学 年 習 志 野 市 教 育 委 員 会 指 導 課 指 導 主 事 本 間 美 奈 子 先 生

学 学 (エ) 平 成 3 年 度 程 月 日 曜 日 研 究 内 容 行 事 4 5 5 0 9 9 6 火 研 究 推 進 委 員 会 研 究 全 体 会 ( 研 究 計 画 提 案 年 間 計 画 の 確 認 ) ( 授 業 程 確 認 ) 研 究 推 進 委 員 会 ( 指 導 案 形 式 確 認 授 業 日 程 調 整 ) ( 指 導 案 立 案 ) ( 指 導 案 検 討 ) 研 究 全 体 会 ( 講 話 ) 講 師 4 日 PTA 全 体 会 懇 談 会 0 日 PTA 総 会 日 習 教 研 6 日 ~ 日 家 庭 訪 問 日 全 校 遠 足 0 日 習 教 研 日 陸 上 大 会 6 9 6 30 ( 指 導 案 検 討 または 授 業 準 備 ) ( 指 導 案 検 討 または 授 業 準 備 ) ( 指 導 案 検 討 または 授 業 授 業 ) 研 究 推 進 委 員 会 3( 夏 休 みの 研 究 の 進 め 方 ) 日 習 教 研 9 日 授 業 参 観 懇 談 会 6 日 プール 清 掃 3 日 合 同 訪 問 6 日 小 中 音 楽 会 学 9 0 5 6 3 9 7 0 7 5 金 研 究 推 進 委 員 会 4 ( 指 導 案 立 案 ) ( 指 導 案 検 討 ) 研 究 推 進 委 員 会 5( 研 究 のまとめ 方 について) 学 中 に 学 年 名 が 授 業 実 践 をする 月 中 旬 ま でに 実 践 のまとめをし 以 後 は 3 学 の 授 業 研 に 向 けて 教 材 研 究 を 行 う 3 学 に 人 授 業 研 を 行 う 研 究 推 進 委 員 会 7 0 日 習 教 研 日 運 動 会 6~7 日 6 年 修 学 旅 行 0 日 授 業 参 観 懇 談 会 6~ 日 4 年 セカンドスクール 日 就 学 時 検 診 3 日 和 太 鼓 IN ならしの 6 日 市 内 ボール 大 会 日 健 康 マラソン 記 録 会 3 学 3 9 7 9 7 3 金 金 学 年 会 研 究 推 進 委 員 会 0 研 究 全 体 会 講 師 研 究 推 進 委 員 会 6 日 授 業 参 観 懇 談 会 ~3 日 5 年 セカンドスクール 日 習 教 研 日 音 楽 発 表 会 日 引 き 継 ぎ 式 5 日 卒 業 式 3 日 修 了 式