刈谷市都市交通戦略策定の背景と目的 高齢化の進展と人口減少 経済活動の沈静化 地球規模の環境問題の顕在化 大規模自然災害の発生 情報技術の発達など我が国を取り巻く環境は 近年大きく変化しつつあります 特に高齢化の進展と人口減少は 経済情勢のひっ迫と相まって社会資本整備のあり方に大きな変革をもたらすこ

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スライド 1

8略都市スライド東北(郡山市)全部 [互換モード]

Microsoft Word - 概要版.doc

目次

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

2

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交通結節点が備えるべき機能を整理すると 最も基本となるものとして があり これに加えて 都市機能の誘導 集積を促進させ 都市内の中心的な拠点地区を形成する 及び 都市の顔 となる 交通結節点の計画 整備の検討においては 先に示した の三種の機能がそれぞれ交通結節性 人の交流や景観等の面で役割を果たし

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Taro-全員協議会【高エネ研南】

1 基本的な整備内容 道路標識 専用通行帯 (327 の 4) の設置 ( 架空標識の場合の例 ) 自 転 車 ピクトグラム ( 自転車マーク等 ) の設置 始点部および中間部 道路標示 専用通行帯 (109 の 6) の設置 ( 過度な表示は行わない ) 専 用 道路標示 車両通行帯 (109)

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計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

( 様式 -2a 調査概要 ) Ⅰ 調査概要 1 調査名称 : 平成 26 年度神埼市総合都市交通体系調査 2 報告書目次 1. 業務概要 (1) 都市計画道路見直しの必要性 (2) 都市計画道路見直しのスキーム (3) 検討結果の分類 2. 路線の抽出 (1) 都市計画道路の整理 抽出 (2) 検

[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

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四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整

姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

4-2

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堺市新金岡地区の自転車通行環境整備のアンケート 交通量調査結果について 堺市新金岡地区において 歩行者 自転車利用者が安心して通行できる安全なまちづく り を目指し 自転車通行環境の整備を行いました 自転車通行環境モデル地区において 平成 22 年 ~ 平成 23 年に自転車道 歩道の視覚 分離の整

一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

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阿賀野市の発展と市民福祉の向上を図ることを目的とした 行政運営の指針となる 阿賀野市総合計画 に定める本市の将来像 人 まち 自然が輝く幸福祉都市阿賀野 の実現に向けて また こよなく愛するふる里創造のため 全力を上げ取り組んでいるところでございます 国から地方への事務 権限移譲や三位一体改革が加速

1 見出し1

市町合併という基本的枠組みの変更に対応した 市全域を対象とした計画の見直し 少子高齢化をはじめとする本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応した計画づくり 総合計画や都市計画区域マスタープランなど 上位関連計画との整合 調整の必要性 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づいて策

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7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

第 1 章基本計画の策定 1 策定の趣旨 総合計画基本構想では 豊かな自然と歴史 文化につつまれ人と人がつながる市民創造都市高岡 をまちの将来像に掲げ 17 のめざすまちの姿を目標として設定しています 第 3 次基本計画は 基本構想で示した市の基本的な取り組みの方向性に基づき 中期的な視点に立って

(第14回協議会100630)

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市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

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05+説明資料

(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

第 2 章横断面の構成 2-1 総則 道路の横断面の基本的な考え方 必要とされる交通機能や空間機能に応じて, 構成要素の組合せ と 総幅員 総幅員 双方の観点から検討 必要とされる道路の機能の設定 通行機能 交通機能アクセス機能 滞留機能 環境空間 防災空間 空間機能 収容空間 市街地形成 横断面構

目 次 1 基本方針 再開発を促進すべき地区等の整備又は開発の方針... 2 別表再開発促進地区の整備又は計画の概要... 3 都市再開発方針図 ( 総括図 )... 6 都市再開発方針附図

2-2 需要予測モデルの全体構造交通需要予測の方法としては,1950 年代より四段階推定法が開発され, 広く実務的に適用されてきた 四段階推定法とは, 以下の4つの手順によって交通需要を予測する方法である 四段階推定法将来人口を出発点に, 1 発生集中交通量 ( 交通が, どこで発生し, どこへ集中

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2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

1 見出し1

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資料 -2 国道 24 号烏丸通 歩行者 自転車通行安全協議会 国道 24 号烏丸通の概要 平成 30 年 3 月 国土交通省近畿地方整備局京都国道事務所

鹿角花輪駅前広場整備基本計画 平成 28 年 3 月 秋田県鹿角市

数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

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北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

京浜急行電鉄株式会社 国道15号 品川駅西口駅前広場整備に係る事業協力者 企画提案書の概要 世界中の人々でにぎわい 道 駅 まちがシームレスに繋がる東京のゲート空間 駅前空間のあり方 道路 広場 駅機能が融合した駅前空間イメージ 別添1 道路上空を活用した 多主体連携 による一体的な空間づくりと運営

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関係機関と連携し 渋滞対策を推進することとしている MM は 渋滞対策における TDM 施策の 1 つとして 関係機関と連携しながら実施するものである なお 札幌開発建設部では 従前より渋滞対策における MM を検討 実施しており 平成 11 年度に 全国で初めての MM を札幌市あいの里地区で実施

自転車活用推進に関係する本市既存計画 例規 (2) 計画名駐車基本計画 (H11 年 3 月策定 ) 都市計画局 大阪都市魅力創造戦略 2020( H28 年 11 月策定 ) 経済戦略局 駐車場法 1999( H11) 年度から 2016( H28) 年度から 駐車政策の基本方針 1

本日の説明内容 1 板橋駅西口周辺地区のまちづくり 2 板橋駅西口地区都市計画素案について 1 市街地再開発事業 2 地区計画 3 高度利用地区 4 高度地区 3 今後のスケジュール 1

中井町緑の基本計画(概要版)

かごしまコンパクトなまちづくりプラン ( 立地適正化計画 ) 素案概要版 - 目次 - 1. 立地適正化計画の概要 2 2. 計画策定に係る基本的な考え方 4 3. 居住誘導区域 6 4. 都市機能誘導区域 8 5. 誘導施設 届出制度 目標値の設定 都市機能及び

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品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)に係る都市計画について


目次 1 1. 奈良市中心部の道路交通環境 1) 広域的な自転車利用ネットワーク P2 2) 幹線道路の交通状況 ( 交通量 ) P3 3) 幹線道路の交通状況 ( 混雑状況 ) P4 2. 自転車事故の分析結果 1) 道路種別別 ( 国道 県道 市道 ) 自転車事故発生状況 P5 2) 自動車交通

3-2 都心まちづくりの 5 つの展開戦略 1 さっぽろ象徴戦略 ~さっぽろの持つ魅力を象徴する都心 ~ 札幌の新たな魅力と活力を都心において来街者がひと目で見て取り 体感できる象徴性を有 する街並みを創造します 骨格軸の強化と展開軸の形成を図ります にぎわいの軸 ( 駅前通 ) 地下歩行空間整備


市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

道路建設事業の再評価項目調書 とのみ 事業名 一般国道 2 号 富海拡幅 事業 一般国道 事業 国土交通省 区分 主体 中国地方整備局 やまぐちしゆうなんへた 起終点自 : 山口県周南市戸田延長 3.6km 事業概要 やまぐちほうふとのみ 至 : 山口県防府市富海 おおさか きたきゅうしゅう 一般国

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総合交通計画 ( 仮称 ) の策定について 背景 人口減少と超高齢化が同時に進行する中 自動車を使えない県民の移動手段を確保しなければ 経済活動の低迷 人口の流出 財政支出の増加などの問題が深刻化し 持続可能なまちづくりが困難になる恐れがある 平成 年度に実施したパーソントリップ調査の結

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

[2] 具体的事業の内容 (1) 法に定める特別の措置に関連する事業 該当なし (2)1 認定と連携した支援措置のうち 認定と連携した特例措置に関連する事業 事業名 内容及び実施時期 実施主体 中心市街地の活性化を実現するための位置付け及び必要性 支援措置の内容及び実施時期 その他 の事項 群馬の玄


東京都市計画第一種市街地再開発事業前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業位置図 東京停車場線 W W 江戸橋 JCT 日本橋茅場町 都 道 一石橋 5.0 特別区道中日第 号線 江戸橋 15.

区域の整備 開発及び保全に関する方針土地利用の方針 地区施設の整備の方針 地区の立地特性を踏まえ 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るため 土地利用の方針を以下に定める 1 国際化に対応した業務 商業 宿泊等の多様な機能に加え 氷川神社と連携した江戸文化や赤坂地域の魅力を伝える歴史

ii 21 Sustainability

の復旧状況に関する長期的な見通しを可能な限り明らかにしながら 復旧の段階に 応じた役割の分析を行う 5) 交通事業者ヒアリング調査沿線地域に関係する交通事業者 ( 鉄道事業者 2 社 バス事業者 2 社 タクシー事業者 2 社その他 ) に聞き取り調査を行い 定性的な利用特性や地域の公共交通の問題点

- 目次 - 1. 基本構想策定の趣旨と役割 1 2. 交通バリアフリー法 2 3. 焼津市移動円滑化基本構想策定体制及び上位計画との関連 4 4. 重点整備地区及び特定経路について 6 5. 地区別の現状把握 整備の目標 心のバリアフリー 24 参考資料 1. 人口と高齢者

地区別 商店街空き店舗数 件 H H H21 0 H22 H2 5 H24 H25 古町地区 16 商店街 万代地区 1 商店街 駅前地区 2 商店街 資料 新潟市 商店街団体聞き取

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愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

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5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

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寄居町中心市街地活性化基本計画

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1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

昨年9月、IOC総会において、東京が2020年のオリンピック・パラリンピック競技大会の開催都市に決定し、日本中が歓喜の渦に包まれた

計画の目的 多様化する生活交通ニーズへの対応 効率的 効果的な生活交通サービスの構築 山陽小野田市では 生活交通バス路線維持 通学児童定期補助 福祉タクシー券の発行等 上記の施策が行われており 生活交通の確保を図っている 行政負担 サービスの地域間格差 交通活性化計画 生活交通の現状と問題点の把握

4-(1)-ウ①

郊外への市街地の拡大により, 鉄道やバス等公共交通のサービスが十分受けられない地域が拡大し, その結果, 車に依存せざるを得ないまちになってきています このため, これからの人口減少時代の到来や急速な少子高齢化の進展などを踏まえ, 新たな郊外開発を抑制し, 公共交通が利用しやすい, まとまりのある市

Transcription:

刈谷ハイウェイオアシス 刈谷市都市交通戦略 ~ ひと と 環境 にやさしく 持続可能な都市交通体系の構築を目指して ~ 平成 24 年 ~ 平成 42 年 概要版 刈谷駅北口駅前広場

刈谷市都市交通戦略策定の背景と目的 高齢化の進展と人口減少 経済活動の沈静化 地球規模の環境問題の顕在化 大規模自然災害の発生 情報技術の発達など我が国を取り巻く環境は 近年大きく変化しつつあります 特に高齢化の進展と人口減少は 経済情勢のひっ迫と相まって社会資本整備のあり方に大きな変革をもたらすこととなります とりわけ 都市交通については 地域活力の維持 向上とともに 東日本大震災を教訓とする防災 減災対策の推進 地球規模の環境問題への対応に向けた低炭素化の推進 高齢者など交通弱者が安心かつ安全に移動できる移動環境の確保など 多岐に渡る検討課題が顕在化しています また 本市中心部には 大規模事業所が多数立地していることから 朝夕の通勤時には 主要幹線道路や刈谷駅周辺の道路において激しい渋滞が発生しており 生活道路への迂回交通の進入や 中心市街地へのアクセス利便性の低下などの問題が発生しています これらの問題については 自動車交通への対応のみならず 鉄道 バスさらには自転車など多様な交通手段を含む総合的な観点からその解決策を探る必要があります また 中心市街地の活性化や交通需要の管理など まちづくりや企業と連携した交通施策の展開も重要となります 刈谷市都市交通戦略 は 上記の課題の解決を念頭に第 7 次刈谷市総合計画の将来都市像である 人が輝く安心快適な産業文化都市 の実現に向け 総合交通体系の視点から 本市が目指すべき都市交通のビジョンを明確にするとともに その具現化に向け どのようなアプローチを行うかを整理したものです - 1 -

刈谷市都市交通戦略の位置づけ 都市交通戦略は まちづくりとの連携を重視し 本市が目指す将来都市像 人が輝く安心快適な産業文化都市 ( 第 7 次刈谷市総合計画 ) の実現に向けた交通施策の展開を図るものとします 以下に 都市交通戦略と上位計画である 第 7 次刈谷市総合計画 及び 第 3 次刈谷市都市計画マスタープラン 並びに関連計画である 刈谷市環境都市アクションプラン 衣浦定住自立圏共生ビジョン 等との関係を示します 刈谷市都市交通戦略の位置づけ 第 7 次刈谷市総合計画 (H23.3 策定 ) 将来都市像 : 人が輝く安心快適な産業文化都市 第 3 次刈谷市都市計画マスタープラン (H23.3 策定 ) 将来都市像 : 都市活力と都市環境が共生する持続可能なまち刈谷 刈谷市都市交通戦略 基本理念 : ひと と 環境 にやさしく持続可能な都市交通体系の構築 連携 衣浦定住自立圏共生ビジョン (H24.3 策定 ) 刈谷市環境都市アクションプラン (H23.3 策定 ) 刈谷市交通バリアフリー 基本構想 (H17.3 策定 ) 刈谷駅駐輪場他整備計画 (H22.3 策定 ) バリアフリー : 段差や仕切りをなくす等高齢者や障害者が日常生活を送る上で不便な障害となっていること ( バリア ) を除去 ( フリー ) し 全ての人が安心して暮らせる環境を作ること - 2 -

刈谷市が目指す都市交通の方向性 ( ビジョン ) 本市の交通に関する諸課題を踏まえ 目指す都市交通のビジョンとして 基本理念 目標像を整理するとともに 目標像の実現に向けた 4 つの基本施策を示します 交通に関する諸問題 1 交通渋滞の解消に向けた自動車交通の円滑な処理 2 増大する交通需要への対応と環境負荷の軽減 3 まちづくりと連携した交通施策の展開 4 高齢化の進展に対応した都市交通体系の構築 基本方針 ~ 目標像の実現に向けて ~ 市民 企業 行政等の適切な役割分担の もと 一体的な取り組みを実施し 都市交通体系の構築を目指します 基本理念の共有化と浸透 PDCA による着実なステップアップとゆるぎない生活交通基盤の創出 企業の参画による先進技術の活用 基本理念 第 7 次刈谷市総合計画の将来都市像 人が輝く安心快適な産業文化都市 の実現に向け 刈谷市の技術 情報 行動力を集結した ひと と 環境 にやさしく 産業 4 つの基本施策 産業交通を円滑に処理することができる都市交通体系の構築 ( 都 ) 衣浦豊田線 道路混雑の解消及び交通安全の確保に向けた効率的な交通処理の実現を図るとともに 増大する自動車交通の適正化 に向けた交通需要の計画的管理 誘導を図ります 期待される効果 道路機能に応じた利用がされ ピーク時における主要区間の平均所要時間 ( 刈谷駅 ~ 市内主要地点 ) が 10% 短縮されます 持続可能な都市交通体系 の構築を目指します 交流 まちの一体化とにぎわいづくりに資する都市交通体系の構築 目標年次 平成 42 年を目標年次とします 目標像 ( 都 ) 刈谷駅前線 本市の玄関口である刈谷駅周辺地区においては 道路形態 の見直し等により まちづくりと一体となった新たなにぎわ い空間を創出し 安全で快適な移動環境の整備を図ります また まちなかに出かけてみたくなるような 周辺市街地 からの高いアクセス利便性が確保できる都市交通体系を構 築します 特に 市域を縦断する様々な移動手段による南北軸 ( 公共交通 自動車 自転車 ) を形成します まちなかの移動環境に満足する市民の割合が約 13% から 50% になります 刈谷駅周辺に活気や魅力があると感じる市民の割合が約 49% から 70% になります 目標像 1 自動車交通が円滑に処理されることにより力強い産業活動が維持され 市民も快適に移動できるモビリティ の高いまち 目標像 2 だれもが いつでも どこからでもまちなかに行きやすく 安全かつ快適にまちなかを巡ることができる にぎわいのあるまち 生活 交通手段が適切に組み合わされた安心 安全な都市交通体系の構築 公共施設連絡バス 大規模事業所に集中する通勤需要の分散や自動車利用か らの転換を誘導するとともに 市民の日常生活における過度 な自動車利用を抑制する都市交通体系 安全に移動できる交通環境が確保され 高齢者の社会参加を可能とする都市交通 体系 また 災害に強い安心かつ安全な都市交通体系を構築 します 市内の自動車交通量が 10% 以上削減され 自動車以外の交通手段の分担率が約 24% から 35% になります 公共交通が利用しやすいと感じる市民の割合が約 16% から 50% になります 目標像 3 産業活動の支援と環境負荷軽減の両立を可能とする先進的な都市交通体系が構築された 地球環境にやさしいまち 環境 企業と地域社会が一体となったエコモビリティライフの実現 プラグインハイブリッド ( 市公用車 ) 低炭素 循環型社会の実現に向け 技術 情報 行動力を 集結し 企業と地域が一体となった環境にやさしい都市交通体系を構築します 日常の移動手段として 自転車や公共交通機関の利用を心がける市民の割合が約 39% から 50% になります モビリティ : 自由な行動の可能性 ( 自由な行動のし易さ ) PDCA : 計画を作成 (Plan) し その計画を組織的に実行 (Do) し その結果を内部で点検 評価 (Check) し 不都合な点を改善 (Action) し 元の計画に反映させることを繰り返すことで 品質の維持 向上や業務の継続的な改善を図ろうとする一連のサイクル - 3 -

産業 産業交通を円滑に処理することができる都市交通体系の構築 施策一覧 課題市内を通過する広域的な交通に加え 大規模事業所に発生集中する交通により 朝のピーク時を中心に交通渋滞が発生していることから 活発な産業活動の維持に向け 自動車交通の円滑化を図る必要があります 広域的な通過交通 ( 自動車 ) の円滑な処理市内に立地する企業に発生集中する交通の円滑な処理渋滞発生交差点 の位置図渋滞が発生する交差点が 22 交差点 36 方向存在しています 1 2 施策 施策展開の方向性 施策内容 通過交通への対処 主要幹線道路の整備 通過交通と市内交通を分 高速交通体系へのアクセス 道路容量の強化等 離する道路ネットワーク 物流交通への対処 物流システムの合理化 の形成 市内企業アクセスを主体とする業 バイパス道路 の整備 務交通への対処 都心地区自動車交通処理計画の立案 問題交差点の解消に向け 円滑かつ安全 安心な自動車移動 問題交差点における交差点改良 た個別対策の実施 環境の創出への対処 交通制御の適正化 産業関連施策の具体的展開 資料 ; 道路計画調査 (H20.3) 資料 ; 第 3 次刈谷市都市計画マスタープラン (H23.3) 渋滞発生交差点 : 最大渋滞長が 500m 以上または最大通過時間が 5 分以上の交差点 バイパス道路 : 交通量の多い市街地等の道路の混雑を避け 車を迂回させるために設ける道路 - 4 -

交流 まちの一体化とにぎわいづくりに資する都市交通体系の構築 施 策 一 覧 施策 課 題 中心市街地の活性化に向けて 地域と行政が一体となった取り組みが行われていますが 中心市街地 ① に大規模事業所が立地する本市においては 交通混雑により中心市街地へのアクセス利便性が低下する などの問題が発生しています したがって まちの一体化とにぎわいづくりに資する交通施策の展開が 重要な課題となります ② 中心市街地周辺の交通混雑の解消 中心市街地周辺における安全な移動空間の確保 施策展開の方向性 まちなか 刈谷駅周辺地区 人が集い 交流で における安全で快適な移動 きる新たなにぎわ 環境の創出支援 い空間の創出 南北に細長く展開 まちなかのにぎわいづくり する刈谷市の一体 を支援する都市交通体系の 化に資する交通体 構築 系の構築 施策内容 (都)刈谷駅前線の再整備 道路形態の見直し 街路機能の役割分担の明確化 刈谷南北縦貫道路の整備 道路ネットワークの整備と問題交差点の個別対策 体系的で利便性の高い公共交通ネットワークの形成 安全で魅力ある道づくりの推進 刈谷駅周辺における交通関連施策の展開 刈谷駅周辺の現状と課題 東浦町方面 凡例 桜町 信号交差点名 ① 写真番号と撮影方向 知立市方面 (都)逢見線による刈谷駅への 自動車動線の確保 ①桜町交差点地下通路 安心 安全かつ快適な歩行者 通行空間の創出 バスによる駅へのアクセス利 便性の向上 信号未設置の相生町東交差点 通勤時間帯 朝ピーク時 の 集中的利用 ②刈谷駅と(都)逢見線を結ぶペデスト リアンデッキ 相生町 桜町 (都)逢見線の混雑 ③北口駅前広場企業バス乗降場 刈谷駅 企業バス乗降場 桜町交差点に集中する通勤歩行者 需要の分散化 及び 桜町交差点 相生町東交差点における安全な歩 行環境の確保 桜町交差点における地下道に よる横断形態の見直し 相生町東交差点への信号移設 駅北口交差点における立体横 断施設への歩行者動線の連続 性の確保 誘導 グリーンモールの活用による 神明町方面への自転車 歩行者 動線の確保 誘導 駅北口 人通りの少ないアクアモール ⑥アクアモール ⑤(都)逢見線 駅北口 桜町交差点 ④(都)逢見線 駅北口 相生町1交差点 アクアモール車道部の 自動車 自転車共存空間化 歩行者の安全性を確保するとともに 自 転車による都心地区の回遊性の向上 アクアモールを軸とする一体的な にぎ わい空間 の創出支援 ペデストリアンデッキ 歩行者を保護するために車道と分離し立体的に設置した通路 - 5 - 交通需要に応じた 都 刈谷駅前線の 空間構成の見直し 人々が交流できる たまり空間 の創出 都 刈谷駅前線において朝のピーク時に 駅前広場に集中 錯綜する企業バスを処理

生活 交通手段が適切に組み合わされた安心 安全な都市交通体系の構築 公共交通ネットワークの形成イメージ 課題南北に細長い市域を有し 北部には刈谷ハイウェイオアシスや愛知教育大学 中心部には刈谷豊田総合病院 南部にはフローラルガーデンよさみなど 広域的な集客力を有する施設が分散立地していることから 本市の一体化を促進する交通体系を構築する必要があります また 本市の高齢化は着実に進展することから 今後 高齢者が安全に移動できる交通環境の確保が課題となります 南北に細長く展開する本市の一体化に資する都市交通体系の構築 より便利で 持続可能な交通手段としての公共施設連絡バスのあり方の検討 高齢者が安全 安心に移動できる交通環境の確保 主要駅やバス停における交通結節点機能の強化 具体的施策例 バスロケーションシステム 資料 :( 左 )JR 岐阜駅 ( 右 ) 名鉄バス 総合案内板 都市交通として重視する交通施策 Ⅴ(1)4 都市交通として重視する交通施策 ( まとめ : 複数回答 ) 鉄道の利便性の向上 198 バスの利便性の向上 612 自転車レーン等走行環境の確保段差の無い明るい歩道の整備 462 423 駅前広場等のバリアフリー化 68 駐輪場の確保 116 公共交通の情報提供の充実 200 渋滞解消に向けた道路整備 389 沿道環境を良くする道路整備 53 バイパス整備等新たな道路整備 183 回答件数 ( 件 ) 0 100 200 300 400 500 600 700 公共交通の充実や自転車 歩 行者道の整備を重視する声が 多く挙げられています 回答数 959 人資料 : 刈谷市都市交通計画調査 (H22.3) 市民アンケート 資料 :JR 岐阜駅 施策一覧 施策施策展開の方向性施策内容 1 2 3 4 体系的で利便性の高い公共交通ネットワークの形成 安全で快適な自転車 歩行者ネットワークの形成自動車交通需要の適正化への誘導 安心 安全な都市交通体系の構築 公共交通の機能分類の明確化と 衣浦定住自立圏共生ビジョン を踏まえた隣接市町との連携強化 主要駅や主要バス停における交通結節機能の強化 公共交通ネットワークの活性化に向けた役割分担 自転車 歩行者による快適な移動環境の確保 市内企業への自動車による通勤交通等への対処 交通安全の確保 防災 減災を踏まえた交通ネットワークの形成 鉄道 高速バスによる広域路線の形成 衣浦定住自立圏共生ビジョン を踏まえた都市間連絡線の形成 バス交通の市内南北線の形成 企業バスの円滑な処理に資する交通広場機能の確保 刈谷駅等の交通結節機能の強化 公共交通体系の構築に向けた総合的なコーディネート 市民参加による取り組みの実施( 地域路線の形成 ) 事業提案( 交通事業者 ) 安全で快適な自転車 歩行者空間の確保 利便性の向上に資する自転車 歩行者ネットワークの形成 既存道路形態を見直し 柔軟な自転車走行空間の確保 TDM 施策の展開 モビリティ マネジメント の導入 人に優しく 安全な道路空間の確保及び交通安全施設の整備推進 ITS 技術の活用 複数の経路選択による交通ネットワークの形成 災害に強いまちづくりによる広域交通ネットワークの形成 路幹線線 広域路線都市間連絡線市内南北線地域路線 公共交通の機能分類路線機能 市内外交通需要に対処するとともに 広域的な交通基幹路線としての機能を担う 需要に応じたサービス水準を確保すべき路線 衣浦定住自立圏共生ビジョン を踏まえた隣接都市間を主体とする市内外交通需要に対応する路線 都市間連絡線及び市内拠点的施設を相互に連絡することにより 刈谷市の一体化を促進し 将来目標像の具現化に向け 戦略的に速達性 快適性を確保すべき路線 都市間連絡線 市内南北線に接続する地域の生活交通路線として 地域の生活ニーズに応じた一定のサービス水準を確保すべき路線 コーディネート : 複数の個人または機関 団体等の間に対等な関係をつくり 各々が最大限にその特性を発揮できるよう 調整を図ること TDM : 交通需要マネジメント (Transportation Demand Management) のこと 車の利用者の交通行動の変更を促すことにより 道路混雑を緩和する手法の体系 モビリティ マネジメント : 一人ひとりのモビリティ ( 移動 ) が 社会的にも個人的にも望ましい方向 ( 過度な自動車利用から公共交通などを適切に利用する ) に変化することを促すコミュニケーションを中心とした交通政策 ITS : 高度道路交通システム (Intelligent Transport Systems) のこと 最先端の情報通信技術を用いて人と道路と車両とを情報でネットワークすることにより 交通事故 渋滞などといった道路交通問題の解決を目的に構築する新しい交通システム バスロケーションシステム : バスの走行位置情報を把握し バス停の案内表示版やインターネット等を通じてバスの到着時刻や走行位置を利用者が手軽に確認することができるサービス - 6 -

環境 企業と地域社会が一体となったエコモビリティライフの実現 課題人口は今後も増加傾向にあり 平成 32 年には 15 万 9 千人に達すると推計されることから これに伴い増大することが見込まれる自動車交通量及び CO 2 排出量の削減を図る必要があります 増大する自動車交通需要への対応増大する CO 2 排出量の削減 刈谷市関連交通のトリップ 数及び交通手段分担率の推移 自動車発生集中量は 10 年間で約 1.2 倍に増加しています S56 刈谷市関連交通トリップ 単位 : 千トリップ 0 100 200 300 400 500 43 (11.6%) 3 (0.7%) 186 (50.5%) 10 (2.6%) 55 (14.9%) 72 (19.6%) 総トリップ数 368 H3 2(0.4%) 48 (10.7%) 275 (61.0%) 10 (2.2%) 55 61 (12.1%) (13.5%) 総トリップ数 451 H13 53 (10.8%) 1(0.2%) 331 (66.9%) 9(1.7%) 49 (9.9%) 52 (10.5%) 総トリップ数 495 鉄道バス自動車原付 バイク自転車徒歩 ( ) の数値は交通手段分担率を示します資料 : 中京都市圏パーソントリップ調査 ( 当調査はサンプル調査であり アンケート結果で得られた人の動きを拡大し 刈谷市全体の人の動きを推計しています ) 施策一覧 施策施策展開の方向性施策内容 1 環境に配慮した交通行動の促進 環境にやさしい交通行動を誘導する施策の展開 カーシェアリング エコドライブの推進 交通エコポイント の導入 自転車マップの活用 2 低炭素型の自動車の普及 促進 低炭素型自動車の普及 促進への対処 エコカー利用促進 低炭素型バスの導入 環境関連施策の各種取り組み カーシェアリング 低炭素型バスの導入 資料 : 刈谷市環境都市アクションプラン (H23.3) 資料 : 名鉄バス トリップ : 人がある目的を持ってある地点からある地点へ移動した単位 交通エコポイント : 公共交通 自転車やカーシェアリング等を利用した場合に付与されるポイント 刈谷市環境都市アクションプラン では 環境に配慮また地域活性化に寄与する製品や行動をポイント還元対象としている - 7 -

計画推進体制 都市交通戦略の推進にあたっては 市民 企業 地域団体 市民活動団体 交通事業者及び行政がそれぞれの立場 役割を明確にするとともに これまで以上に連携を深め 交通とまちづくりを一体的に捉えて 取り組んでいくことが重要です 各主体の連携と役割 市民 企業 地域団体 ( 自治会 商店街等 ) 交通事業者 ( 鉄道 バス タクシー ) 連携 協力 市民活動団体 (NPO 等各種団体 ) 行政 ( 国 県 市等 ) 各主体の代表者より構成 刈谷市都市交通協議会 計画 事業の推進 計画進捗管理 実施状況の点検 評価等を実施 市民 企業 主体 地域団体市民活動団体 交通事業者 ( 鉄道 バス タクシー ) 役割 交通事業者や行政が実施する取り組みに積極的に参加 協力するとともに ひと と 環境 にやさしく 持続可能な都市交通体系の構築に向け 自らの交通行動を社会的にも 個人的にも望ましい方向へと転換するよう自助努力する 行政と協働で主に通勤行動において 交通需要の適正化施策を行う 地域ニーズを的確に把握し 行政等との連携 協働により 地域づくり施策を行う 当該計画における公共交通の位置づけを踏まえ 行政とともに機能に応じたサービス水準の確保に努め 合理的な事業運営について積極的な提案を行う 行政と協働で利用実態やニーズを的確に把握し 利用促進につながる施策を行政と連携 協力して行う 行政 ( 国 県 市等 ) 目標を達成するために必要な幹線道路網の整備 公共交通及び自転車 歩行者ネットワークの形成及び交通行動計画の各種施策を行う 当該計画を周知するための PR 活動を展開するとともに 市民 交通事業者及び企業が実施する取り組みへの支援や各種情報提供を行う PDCA サイクルによる進行管理を行い 成果目標及び事業進捗の達成度を検証する - 8 -

刈谷市都市交通戦略概要版平成 24 年 6 月発行発行刈谷市編集都市整備部都市交通課 448-8501 刈谷市東陽町 1 丁目 1 番地 TEL:0566-23-1111( 代表 ) URL:http://www.city.kariya.lg.jp/