調査の項目 Q1. 一日 ( 平日 ) にどの位時間を使っていますか? また希望する時間は? 外で遊んでいる時間 は 35 年間で半減 テレビ離れも進む (3P~) Q2. あなたにとって 大切な時間 と 無駄な時間 は? 大切な時間は1 睡眠 2 食事 3 家族と一緒にいる ゲーム の時間は大切で

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表紙(A4)

睡眠調査(概要)

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世の中の人は信頼できる と回答した子どもは約 4 割 社会には違う考え方の人がいるほうがよい の比率は どの学年でも 8 割台と高い 一方で 自分の都合 よりみんなの都合を優先させるべきだ は 中 1 生から高 3 生にかけて約 15 ポイント低下して 5 割台にな り 世の中の人は信頼できる も

表 S3. 学校がある日は 朝 何時ごろ起きますか と ふだん 何時ごろ朝ごはんを食べていますか 学校がある日は 朝 何時ごろ起きますか 午前 6 時以降 午前 6 時 30 分より前 午前 6 時 30 分以降 午前 7 時より前 午前 7 時以降 午前 7 時 30 分より前 午前 7 時 30

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国の中学 3 年生までの子どもをもつ父親 母親およびその子どものうち小学 4 年生 ~ 中学 3 年生までの子 該当子が複数いる場合は最年長子のみ 2. サンプル数父親 母親 1,078 組子ども 567 名 3. 有効回収数 ( 率 ) 父親 927

資料1 団体ヒアリング資料(ベネッセ教育総合研究所)

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

PP

1. 子どもとの朝活歴 半数近くに上る Q. 朝活 について質問です 子どもと一緒に何らかの朝活をしたことがありますか? もしくは現在朝活をしていますか? ( 単一回答 N=417) 子どもと一緒に朝早くに何らかの活動に取り組んでいるかを質問したところ 現在 朝活している と回答したのは全体の 43

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TOPICS3 子供への金融教育について 子供のうちから金融教育は必要だと思う方は 88% しかし その 78% が金融教育を行っていない 早過ぎる 何を教えたら良いかわからない という理由で 実際には教育を行っていない方が多いのが現状です < 調査概要 > 調査方法 : インターネット調査 / 調

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1. 調査の目的 初めての給料日は 新入社員が皆胸を躍らせるイベントだ 家族への感謝の気持ちを伝える機会に 1 ヶ月間頑張った自分へのご褒美に と 使い道を考えている時間が一番楽しいかもしれない しかし最近の若者は 車や高級品に興味がない 海外旅行に関心が薄い 節約志向で無駄遣いはしない などと言わ

Ⅲ 調査対象および回答数 調査対象 学校数 有効回答数児童生徒保護者 (4~6 年 ) 12 校 1, 校 1, 校 1,621 1,238 合計 41 校 3,917 ( 有効回答率 96.3%) 3,098 ( 有効回答率 77.7%) Ⅳ 調査の実施時期

問 6 (2) 1. 毎日またはほとんど毎日 に をつけた方以外におたずねします あなたが夕食を食べない理由はなんですか ( あてはまる番号 1 つに をつけてください ) 計 時間がない おなかがすいていない

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小学生対象アンケート調査 低学年調査 () 基本属性 学年 ( 問 ) 学年は 年生 (33.0 %) 2 年生 ( 34.2 %) 3 年生 ( 32.5 %) ともに 30% 台前半と なっている ( 図表 --) 図表 -- 学年 ( 全体 ) 年生 2 年生 3 年生 全体 (N=,54)

5 教5-1 教員の勤務時間と意識表 5 1 ( 平均時間 経年比較 教員年齢別 ) 中学校教員 調査年 25 歳以下 26 ~ 30 歳 31 ~ 40 歳 41 ~ 50 歳 51 ~ 60 歳 7:22 7:25 7:31 7:30 7:33 7:16 7:15 7:23 7:27 7:25

2 経年変化 ( 岡山平均との差の推移 ) (1) 中学校 1 年生で比較 ( 昨年度まで中学校 1 年生のみの実施のため ) 平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度 国 数 語 学 基 礎 活 用 基 礎

(3) 将来の夢や目標を持っていますか 平成 29 年度 平成 28 年度 平成

(4) 学校の規則を守っていますか (5) いじめは, どんな理由があってもいけないことだと思いますか

報道関係各位

2013年1月25日

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平成17年5月11日

 

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調査結果 1 国内ユーザー SNS 利用率 トップは で 69.6% 1 位は 69.6% 2 位は 40.9% 3 位は 23.0% 調査対象者が 利用している SNS を複数回答で聞いたところ 1 位は で 69.6% 2 位以下は が 40.9% が 23.0% が 19.6% が 19.4%

結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

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「dカーシェア」、“カーシェア時代におけるクルマの使い方”意識調査を実施

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6. 調査結果及び考察 (1) 児童生徒のスマホ等の所持実態 1 スマホ等の所持実態 54.3% 49.8% 41.9% 32.9% % 78.7% 73.4% 71.1% 76.9% 68.3% 61.4% 26.7% 29.9% 22.1% % 中 3 中 2 中 1

質問 今年のクリスマスについて 予算は全て 人当たり 今年のクリスマス イブは火曜日ですが ご自身のクリスマスは何日に行いますか? ( 回答者数 :,4 名 ) 全体では クリスマス イブ の 4 日 という人が一番多く (7.6%) 日 ( 日 ) (0.8%) 3 日 ( 祝 月 ) (0.%)

3 睡眠時間について 平日の就寝時刻は学年が進むほど午後 1 時以降が多くなっていた ( 図 5) 中学生で は寝る時刻が遅くなり 睡眠時間が 7 時間未満の生徒が.7 であった ( 図 7) 図 5 平日の就寝時刻 ( 平成 1 年度 ) 図 中学生の就寝時刻の推移 図 7 1 日の睡眠時間 親子

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2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

(Microsoft PowerPoint _\221\3464\211\361\330\330\260\275\227p\216\221\227\277.ppt)

 

資料3 平成28年度京都府学力診断テスト 質問紙調査結果 28④ 28中① 27④ 27中① 平成28年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成28年度京都府学力診断テスト中学1年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト中学1

ニッセイインターネットアンケート ~ 夏のボーナス について ~ 2019 年 6 月 2 8 日日本生命保険相互会社 日本生命保険相互会社 ( 社長 : 清水博 ) は ずっともっとサービス のサンクスマイルメニューのひとつ として ホームページ (

小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

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調査概要 タイトル バンダイこどもアンケートレポートVol.198 お子様はタイムマシンに乗れるならどの時代に行ってみたいですか? 実査期間 2011 年 11 月 29 日 ~12 月 8 日 調査対象 小学生のお子様の保護者 調査方法 雑誌 新聞及びインターネット上でのアンケート付きプレゼント企

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子育て家族研究所 調査レポート①「子育て世帯のお財布事情」 メモ

< このアンケートの中の言葉の意味 > 情報通信機器 携帯電話やスマートフォン パソコンなど他の人とメッセージのやりとりができるような機 器 インターネット世界中の情報通信機器をつなげてメッセージのやりとりができるようにした仕組み 例えば インターネットを利用して 次のようなことができます 友だちと

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< 調査結果 > 近隣住民の雰囲気も 住宅購入の決め手になった 58.3% 新築購入者では 56.4% 中古購入者では 64.7% Q. 現在の住まいを購入する際 近隣住民の雰囲気も 決め手の一つとなりましたか?( 対象 :600 名 有効回答 :600 名 ) 19.8% 21.0% 15.8%

勉強のときも デバイス片手に が普通に 5. の 4 割が 勉強中にもメールやチャット 友だちへの質問に使う割合も 5 割近くいる メールやチャット (LINE など ) を書きながら ( 返事を出す場合も含む ) 勉強することがある比率は で 24.3% で 37.5% 一定の割合の中高生が 勉強

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

 

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(2) 学習指導要領の領域別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 学習指導要領の領域 領 域 話すこと 聞くこと 66.6(69.2) 77.0(79.2) 書くこと 61.8(60.6) 69.3(72.8) 読むこと 69.9(70.2) 77.4(78.5) 伝統的な言語文化等 78.3(

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Transcription:

時間意識調査 子どもの時間感覚 35 年の推移 無駄だと思っていてもやっぱり大好き子どもたちの生活に欠かせない ゲームの時間 時間の金銭価値は一層デフレ化! 35 年間で 3 分の 1 以下に 少子化や ゆとり教育の見直し 生活のIT 化など社会状況の変化に伴い 子どもたちを取り巻く環境も大きく変化しています 目まぐるしい時代の流れの中で 子どもたちの時間の使い方 意識や感覚はどうなっているのでしょうか そこで シチズンホールディングス ( 本社 : 東京都西東京市 社長 : 戸倉敏夫 ) では 6 月 10 日の時の記念日を前に 子どもの時間感覚 と題して 小学校高学年 (4 年生 ~6 年生 ) の子どもたちを対象にした調査を行いました 調査の分析に当たっては 一部の設問を 1981 年 (35 年前 ) と 2001 年 (15 年前 ) に実施した同様の調査と比較することで 時間感覚の変化を捉えてみました 調査概要 調査期間 2016 年 3 月 4 日 ~3 月 6 日 調査方法 インターネットによるアンケート調査 調査対象 全国の小学 4 年 5 年 6 年の男女 400 人 4 年生 5 年生 6 年生 合計 男子 66 名 67 名 68 名 201 名 女子 66 名 66 名 67 名 199 名 合計 132 名 133 名 135 名 400 名 2001 年調査 : 有効サンプル数 290 人 ( 男子 154 人 / 女子 136 人 ) 1981 年調査 : 有効サンプル数 317 人 ( 男子 160 人 / 女子 157 人 ) 文中 表内の百分率 ( パーセント ) の数値は小数点第 2 位を四捨五入しています そのため 合計が 100% にならない場合があります この件に関するお問い合わせは下記までお願いします シチズンホールディングス 経営企画部広報課青木 大舘 042-466-1232( 直通 )

調査の項目 Q1. 一日 ( 平日 ) にどの位時間を使っていますか? また希望する時間は? 外で遊んでいる時間 は 35 年間で半減 テレビ離れも進む (3P~) Q2. あなたにとって 大切な時間 と 無駄な時間 は? 大切な時間は1 睡眠 2 食事 3 家族と一緒にいる ゲーム の時間は大切であり(5 位 ) 無駄(2 位 ) でもある (5P) Q3. 1 日のうちで 好きな時間 嫌いな時間 は? 好きな時間は 帰宅後の自由時間 嫌いな時間はいつの世も 学校に行くまでの朝時間 (6P) Q4. あなたは友だちとの約束時間を守りますか? 約束時間は 時間キッカリ型 の傾向がより鮮明に (7P) Q5. もし 1 時間自由に使える時間があったなら その 1 時間を何に使いますか? やっぱりしたい ゲーム (7P) Q6. あなたは 1 時間をいくらで買いますか? 時間の金銭価値は一層デフレ化! 15 年間で 3 分の 1 以下に (8P) 2

調査結果のポイント ゲーム時間 と子ども今回の調査で ゲーム時間 が子どもの生活に浸透し 一層欠かせないものになっていることが浮き彫りになりました ゲーム時間 を< 大切な時間 >と考える子は 4 人にひとりで その割合は 15 年前 (2001 年調査 ) と比べ 13 ポイント増えています また もし 1 時間自由に使える時間があったら何に使うか という質問で最も多かったのが ゲームをする で 3 人にひとりが回答しました 一方で 3 割強 (37.3%) が< 無駄な時間 >とも ゲームする機会が多いからこそ 無駄 と感じることも多いということでしょうか このことから 無駄かもしれないけどやっぱりゲームは楽しい という思いが伝わってきます ただし ゲームを< 無駄な時間 >と考える子の割合は 15 年前から 8.7 ポイント減って (45.5% 37.3%) います 無駄 意識の減少は ゲームの生活への浸透が一層進んだことの表れと言えるかもしれません 外で遊んでいる時間 は 35 年間で半減 テレビ離れも進む Q1. 下記について 一日 ( 平日 ) にどの位時間を使っていますか? また希望する時間は? 実際の時間 希望する時間 %( 1) 睡眠時間 100 8 時間 21 分 8 時間 29 分 8 時間 48 分 8 時間 48 分 9 時間 14 分 9 時間 23 分 朝食時間 98.2 18 分 26 分 21 分 21 分 25 分 25 分 お母さんと話をする時間 97.7 58 分 1 時間 16 分 53 分 1 時間 14 分 1 時間 33 分 48 分 お父さんと話をする時間 72.2 30 分 36 分 28 分 39 分 58 分 48 分 家で勉強している時間 97.7 58 分 56 分 1 時間 5 分 1 時間 15 分 58 分 1 時間 5 分 外で遊んでいる時間 69.5 1 時間 12 分 1 時間 47 分 2 時間 11 分 1 時間 35 分 2 時間 35 分 3 時間 7 分 テレビを見ている時間 95.5 1 時間 43 分 2 時間 19 分 2 時間 9 分 1 時間 44 分 2 時間 37 分 2 時間 37 分 音楽を聴く時間 33.7 29 分 46 分 23 分 37 分 58 分 41 分 読書の時間 63.5 29 分 44 分 34 分 47 分 56 分 55 分 ゲームの時間 75.5 57 分 1 時間 19 分 メールやSNSの時間 18.7 19 分 25 分 ゲームやメールを楽しむ時間 1 時間 14 分 1 時間 44 分 ( 行為者の平均時間 ) ( 2) 1: 行為の実施率 2:2001 年は質問項目を ゲームやメールを楽しむ時間 で調査 子どもたちが平日の一日に さまざまな生活活動に使う 実際の時間 と 希望の時間 の平均 は上記のようになりました 3

< 実際の時間 >で目立つのは 睡眠時間 と 外で遊んでいる時間 が 35 年前から減り続けていることです 特に 外で遊んでいる時間 は 35 年前と比べて約半分 (2 時間 11 分 1 時間 12 分 ) になっています 外で遊ばない子供 が増えてきているというのはこうしたデータからも確かなようです また 1981 年から 2001 年にかけて増加した テレビを見ている時間 も 2001 年と比べて 36 分減少 (2 時間 19 分 1 時間 43 分 ) しました 生活の多様化による 若者のテレビ離れ が叫ばれる昨今ですが 小学生のライフスタイルにも影響が及んでいるということでしょうか 親子の会話に目を向けてみると 1981 年 2001 年と同様に お母さんと話をする時間 が お父さんと話をする時間 の約 2 倍でした 時代が変わっても 母親中心のコミュニケーションに変わりはないようです < 希望の時間 >を見ますと 各項目とも< 実際の時間 >より増やしたいという結果でした 特に増やしたい時間が多いのは 睡眠時間 あと 27 分 外で遊んでいる時間 あと 23 分 ゲームの時間 あと 22 分 読書の時間 あと 18 分 家で勉強する時間 あと 17 分 お母さんと話をする時間 あと 16 分でした 4

大切な時間は1 睡眠 2 食事 3 家族と一緒にいる ゲーム の時間は大切であり(5 位 ) 無駄(2 位 ) でもある Q2. あなたにとって 大切な時間 と 無駄な時間 は? 大切な時間 トップ5 1 睡眠 51.8 1 睡眠 60.7 1 睡眠 66.6 2 食事 48.8 2 食事 41.4 2 家で勉強 読書する 43.2 3 家族と一緒にいる 41.0 2 家族と一緒にいる 41.4 3 食事 41.6 4 学校の友だちとの付き合い 39.5 4 学校の友だちとの付き合い 32.8 4スポーツ 38.8 5ゲーム 25.0 5 家で勉強 読書する 25.2 5 家族と一緒にいる 31.9 無駄な時間 トップ5 1EメールやSNS 47.0 1ゲーム 45.5 1 音楽を聴く 58.0 2ゲーム 37.3 2 電話 ( 携帯含む ) 44.5 2テレビを見る 53.3 3 電話 ( 携帯含む ) 34.8 3EメールやSNS 32.4 3 学習塾で勉強する 38.8 4 通学 33.5 4 通学 26.6 4 通学 33.4 5お風呂 19.3 5テレビを見る 24.1 5 学校以外の友だちとの付き合い 23.3 子どもたちの一日 ( 平日 ) の生活のなかで大切な時間 無駄な時間とはどんな時間なのか 時間に対する 意識 を尋ねてみました < 大切な時間 >は 睡眠 (51.8%) 食事 (48.8%) 家族と一緒にいる (41.0%) がトップ 3 と いずれも子どもの成長に大切な時間が上位に入りました こうした行為を大切な時間だと考える意識は 調査開始以来 35 年が経った今も変わらないようです ただし 睡眠 を大切と考える割合は 35 年間で約 15 ポイント (66.6 51.8%) 減少しています その他では 家で勉強 読書する 時間 (8 位 ) が減少傾向 (43.2% 25.2% 16.0%) となりました < 無駄な時間 >は E メールや SNS (47.0%) ゲーム (37.3%) 電話( 携帯含む ) (34.8%) となりました 1981 年のトップ 3 項目 ( 音楽を聴く テレビを見る 学習塾で勉強する ) と比べるとガラリと変わっており 35 年間で生活様式が大きく様変わりしました E メールや SNS についてはあまり使わせないよう 親が管理しているのかもしれません また ゲーム については 大切と考える子どもが この 15 年で約 13 ポイントアップ (11.7% 25.0%) 一方で無駄な時間として挙げる割合も 2 位 (37.3%) ということから 無駄だと思っていてもなかなかやめられない 制限されているからこそゲームをしたい という子どもたちの心理を想像することができます 5

好きな時間は 帰宅後の自由時間 嫌いな時間はいつの世も 学校に行くまでの朝時間 Q3. 1 日 ( 学校がある日 ) のうちで 好きな時間 嫌いな時間 は? 好きな時間 1 午後 7 時 16.0 1 午後 3 時 25.6 1 午後 2:01~4:00 25.5 2 午後 8 時 12.5 2 午後 7 時 19.4 2 午後 6:01~8:00 23.4 3 午後 4 時 11.5 3 午後 4 時 14.2 3 午後 4:01~6:00 14.9 嫌いな時間 1 午前 7 時 38.3 1 午前 7 時 29.0 1 午前 6:01~8:00 36.9 2 午前 6 時 28.8 2 午前 6 時 14.4 2 午前 8:01~10:00 23.4 3 午前 8 時 7.3 3 午後 5 時 10.7 3 午前 6:00 以前 12.3 子どもたちの好きな時間 嫌いな時間とその理由を訊いてみました 1981 年と 2001 年の調査では 好きな時間 のトップが午後 3 時頃の 学校が終わる間 であったのに対して 今回の調査ではそれよりも遅い時間 = 午後 7 時 ~8 時が上位にきました 午後 7 時や午後 8 時を選んだ子どもたちの理由としては 家族で晩ご飯の時間 ( 回答 : 午後 7 時 ) 自由時間がはじまるから ( 回答 : 午後 7 時 ) テレビやゲームができるから ( 回答 : 午後 8 時 ) などが挙げられました 子どもたちが好きな時間は 学校や塾がひと段落して自由な時間を過ごせる 帰宅後の自由時間 と言えそうです 嫌いな時間 帯は 35 年間で一貫して 午前 6 時 ~8 時までの 起きてから学校が始まるまでの朝時間 です 朝の時間が嫌いなのは いつの時代も変わらぬようです また少数回答としては 午前 0 時や午前 2 時を挙げて 幽霊が出そう という小学生らしいものもありました 6

約束時間は 時間キッカリ型 の傾向がより鮮明に Q4. あなたは友だちとの約束時間を守りますか? 友だちとの約束時間 いつも5 分以上前に着くようにしている 22.3 25.9 43.5 いつも2~3 分前には着くようにしている 35.5 42.8 41.3 約束の時間キッカリに着くようにしている 29.8 20.3 5.4 いつも少し遅れてしまう 12.5 10.7 9.8 無回答 0.3 今も昔も約 9 割は友だちとの約束時間を守っていますが その中身には変化が見られます 約束時間ちょうどに着く 時間キッカリ型 の子どもたちが大幅に増え (5.4% 20.3% 29.8%) 全体の 3 分の 1 になりました その分 5 分以上前 (43.5% 25.9% 22.3%) 2~3 分前 (41.3 42.8 35.5) の 時間余裕型 が減少しました 2001 年の調査で強まった 時間キッカリ型 の傾向が より顕著になりました もし 1 時間自由に使える時間があったなら やっぱりしたい ゲームの時間 Q5. もし 1 日のうちで 1 時間自由に使える時間があったなら その 1 時間を何に使いますか? 結果は 約 3 分の 1 にあたる 135 人の子どもが ゲームをする と回答しました ゲームの時間 は Q2(5p) では< 大切な時間 >で 5 位 < 無駄な時間 >で 2 位と相反する認識が共存していることが分かりました その上で 自由に使える トップ3 1ゲームをする 135 人 2 友だちと遊ぶ 92 人 3 読書をする 33 人 時間を何に使うのか聞くと やはり子どもたちはゲームをしたいのが本音のようです 子どもたちの生活に それほどゲームが浸透していることがよく分かります 次点では 友だちと遊ぶ (92 人 ) 読書 ( 33 人 ) が上位の回答でした Q1.(3p) では 読書の時間 が 1 日平均 29 分と過去の調査と比べて低水準な結果でしたが 自由な時間が与えられたら もっと本を読みたい と考える子どもも少なくないようです 少数回答としては ロボットを作る タブレットでネットサーフィン おばあちゃんと買い物に行く といった意見もあり 自由な時間が与えられた際の 子どもたちの時間の使い方の多様さも浮かび上がりました 7

時間の金銭価値は一層デフレ化! 15 年間で 3 分の 1 以下に Q6. あなたは 1 時間をいくらで買いますか? 最後にもし時間をお金で買えるとしたら 1 時間を いくらで買うかを訊いてみました 平均金額は 409 円 1981 年の調査開始以来 この 35 年間でデフレ化が進んでいます 特にこの 15 年間 で 1 時間の金銭価値が 3 分の 1 以下になったことが 分かりました 最も多かったのは 100 円 (28.5%) で 以下 0 円 (23.3%) 500 円 (18%) でした 500 円以下の回答 者が 9 割に迫る結果でした 近年のデフレ社会を反映してか より現実的に時間の価値を考える子どもが増えたのかもしれま せん 0 23.3 15.5 11.4 10 9.5 11.7 13.2 100 28.5 21.4 19.6 300 9.8 11.0 12 500 18.0 13.8 16.7 1,000 7.8 10.0 9.8 3,000 1.5 5.2 5.7 5,000 0.8 4.5 3.8 10,000 1.0 6.9 7.9 平均金額 409 1,294 1,386 8