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[ 組合員期間等の特例 ] 組合員期間等については 年齢 職種などにより 過去の制度からの経過措置が設けられており 被用者年金制度の加入期間 ( 各共済組合の組合員期間など ) については 生年月日に応じて次表の年数以上であれば 組合員期間等が 25 年以上とみなされます 生 年 月 日 組合員期間

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(1 人 1 枚配布 ) 第 44 巻 4 号 2013 年 2 月 6 日 http://www.heiu.net ポイント制退職金制度への移行について すでに組合ニュースでご案内の通り 組合は会社よりポイント制退職金制度改定について提案を受け これまで制度の検証と労使協議を続けてきました その結果 今般新制度の概要および移行にともなう特別措置などについての改定案がまとまりましたので 下記にご報告します 1. 現行制度の問題点 1 複数の退職金制度が存在しており 暫定的に出身会社の退職金制度を適用している 2 旧阪急交通社の退職金制度は 退職時の資格等級における 基礎額 に これまでのに応じた を乗じたもの すなわち退職時の処遇 ( 結果 ) を反映しているものであり 退職に至るまでの在籍中の功労 功績 ( プロセス ) までは反映されていない 3 が伸びているにもかかわらず 自己都合退職と会社都合退職のが同じになる ( 20 年 ) が変わっていない 2. 改定の目的 1 複数の退職金制度を統一する 2 退職時点ではなく 退職に至るまでの功労 功績を反映させる 3 長期勤務の価値を重視し 会社都合 自己都合の支給割合を見直す 3. 制度設計の方向性 1 勤続に対する 勤続ポイント と 資格と評定に応じた 資格ポイント を毎年加算していき 退職時の勤続に応じた 自己都合 を乗じて退職金を算出する 2 ポイント加算方式は中途入社社員を含めて公平なものとする 3 移行に際しては 導入時点の各人の退職金をポイント化して新制度に移行する 組合としては 今回の改定趣旨は退職金の算定方法の変更であり 支給の総水準を変える目的ではなく またそうであってはならないととらえています さらに 定年退職に近い人の見込み額が制度改定によって大きく変わることも避けなければなりません 退職金は人生設計に関わる重要なものであることから 改定案の策定には下記の方針を掲げ慎重に検証と協議を行いました 1 制度改定により退職金制度が縮減しないこと 2 統合前の所属会社や移行時の資格 に係わらず公平な制度となること 3 制度移行にあたって在職中の組合員の退職金への影響が軽微となること 今回の改定案については 上記の方針を反映することが可能となり また制度の移行にともなう特別措置の内容もふくめ 妥当な改定案ととらえています 1/5 ページ

現行の退職金制度について 現行制度は 退職時の資格 (M クラス /H ステージ ) 年齢勤続 (K ステージ ) および 職能に応じた退職金基礎額にに応じたを乗じて支給額を決定します 制度の詳細については 組合 HP リンコム ( 掲示板 重要なお知らせライブラリ 規程類集 ) Webbox( 掲示板 KHD 情報 規程類集 ) をご確認ください 新たなポイント制退職金制度について 新たに導入されるポイント制退職金制度は に応じた勤続ポイントと 資格と昇給評定に基づく資格ポイントを毎年 4 月 1 日に付与し 各人の保有ポイント数にポイント単価を乗じた金額が退職金額となります そのため 現時点での退職金額の把握がわかりやすくなるとともに 制度改定時などにも対応しやすくなります なお 年度途中で退職する場合は退職年度の付与ポイント数を在職期間 ( 月単位 ) に応じて調整します 1. 付与ポイント数 1 勤続ポイント毎年 4 月 1 日にに応じて下表の通りポイントを付与します H/Kステージ 勤続ポイン 勤続ポイン 1 10 21 50 2 10 22 50 3 10 23 50 4 10 24 50 5 10 25 50 6 21 26 31 7 21 27 31 8 21 28 31 9 21 29 31 10 21 30 31 11 39 31 0 12 39 32 0 13 39 33 0 14 39 34 0 15 39 35 0 16 50 36 0 17 50 37 0 18 50 38 0 19 50 39 0 20 50 40 0 2 資格ポイント毎年の昇給評定に基づき 4 月 1 日付けで下表の通りポイントを付与します ポイント ( 職能昇給反映 ) 資格 B C D A A(Kステージ ) B(Kステージ ) C(Kステージ ) E K-3 7 5 3 K-2 9 7 5 K-1 11 9 7 H-4 18 15 12 9 6 H-3 31 26 21 16 11 H-2 44 39 34 29 24 H-1 57 52 47 42 37 M-3 80 70 60 50 40 M-2 100 90 80 70 60 2. ポイント単価 M-1 120 110 100 90 80 1ポイントあたりの単価は 10,000 円とします 2/5 ページ

3. 自己都合自己都合退職をする場合の支給額を 下表に応じて減額します 0 0% 6 29% 12 50% 18 80% 24 95% 30 100% 36 100% 1 0% 7 32% 13 55% 19 85% 25 100% 31 100% 37 100% 2 0% 8 35% 14 60% 20 85% 26 100% 32 100% 38 100% 3 20% 9 38% 15 65% 21 90% 27 100% 33 100% 39 100% 4 23% 10 41% 16 70% 22 90% 28 100% 34 100% 40 100% 5 26% 11 45% 17 75% 23 95% 29 100% 35 100% 4. 退職金額算定 1 単年度付与ポイント 例 -1 H-2 勤続 21 年の組合二郎さんの昇給評定が C 評定であった場合の単年度付与ポイントは 84 ポイントとなります 勤続ポイント (21 年 ) 資格ポイント (H-2/C 評定 ) 50 ポイント 34 ポイント 付与ポイント合計 84 ポイント (840,000 円 ) 2 退職金額 例 -2 上記の組合二郎さんが会社都合で年度末に退職し 前年までの保有ポイント数が 780 ポイントであった場合の退職金額は 8,640,000 円となります 前年までの保有ポイント + 今年度付与ポイント = 退職時の保有ポイント 780 ポイント 84 ポイント 864 ポイント 退職時の保有ポイント ポイント単価 = 退職金額 864 ポイント 10,000 円 8,640,000 円 * 年度途中で退職する場合は退職年度の付与ポイント数を在職期間 ( 月単位 ) に応じて調整します 協議経緯および制度移行に伴う影響について 組合は 1 ページに記載した交渉スタンスに則り 制度改定に合意するにあたって必要な会社案の修正を行うなど 慎重な協議を行った結果 新たな制度内容が 全ての社員に公平であり 現行制度の縮減にあたらず 在職中の組合員への影響は軽微であると判断しました 1. ポイント付与数の設定など 現行制度の縮減にあたらない制度検証について新たな制度の設計にあたり 現行制度を下回る制度となっていないか検証を行いました 標準モデルによる検証退職金制度は 年齢や 昇給や昇格のスピードにより各人様々であり 今後の昇給や昇格についての想定もできないため 現在の年齢や 退職金基礎額の分布を検証し 標準的な昇給 昇格モデル ( 巻末の別表を参照 ) を設定し 現行制度と新たな制度の比較検証を行い 下記の 2 点において 現行制度が縮減しない水準のポイント設定を行いました ( イ ) 標準モデルにおける想定退職金額が減額とならないこと 現行制度と新たな制度をそれぞれ標準モデルに当てはめ 新たな制度における想定退職金額が現行制度を上回る設計としました 現行制度における想定退職金額 ( 標準モデル ) 新たな制度における想定退職金額 ( 標準モデル ) 23,100,000 円 25,080,000 円 3/5 ページ

( ロ ) 組合員の制度上の退職金支給上限額が減額とならないこと 新たな制度を ( イ ) 同様に標準モデルに当てはめた上で M クラスに昇格せず H-1 のまま定年に至った場合の支給額が 現行制度における H-1 の退職金支給額を下回らない設計としました 現行制度における H-1 の退職金支給額上限 ( 勤続 40 年で試算 ) 新たな制度における想定退職金額 ( 標準モデル ) 21,262,500 円 21,900,000 円 2. 制度改定の影響についての検証在職中の組合員が新たな制度へ移行することにより 現行制度より支給額が少なくなる影響が最小限となるよう 検証を行いました 標準モデルにおける検証制度移行による減額影響の最小化はもちろんのこと 年齢や 定年退職までの残存年数などにより 影響を被る世代がないかどうか検証しました ( イ ) 標準モデルでの制度改定の影響が軽微となること 標準モデルの 1 年 1 歳毎に新制度へ移行後 定年退職まで同様の昇給評定 昇格を行った場合の支給額を算定し 現行制度での支給額との比較を行い全世代において制度改定の影響が軽微となることを確認しました ( ロ ) 組合員のまま定年を迎えたケースにおいて 制度改定の影響が軽微となること ( イ ) 同様の試算を 標準モデルの者が M ステージへ昇格せず H-1 のまま定年に至ったケースにて行った結果 30 歳代を中心に一部の世代にて現行制度での支給額を下回るものの 最も下回る歳 (38 歳 ) でも現行支給額の 96.5% に至っており 今後の評定 昇格次第にて挽回するための定年までの期間も十分にあり 影響額も最小限に抑えられているとの判断に至りました 3. 休職期間中の取り扱いについて休職期間中のポイント付与や勤続の加算については すべて現行制度における加算の有無に準じることとなります ただし の加算については 勤続は加算しますが 休職期間中の勤続ポイント付与は行わず復職後 通算されたを勤続ポイント表に当てはめることとなります 新たな制度への移行時期 移行方法および 移行における特別措置について 1. 制度移行時期について 2013 年 4 月 1 日以降 準備が整い次第行います 2. 退職金の移行方法について 1 現行制度における退職金基礎額の昇給 昇格について 2013 年 4 月 1 日の昇給 昇格に基づき 現行制度における退職金基礎額の昇給 昇格を実施し ポイント制への移行が実施されるまで 現行制度の運用を継続します 2 ポイント制への移行時期ポイント制への移行は 2013 年度中に行いますが 退職金運用委託先の事務手続が多岐にわたるため 実施日は未定となっており 運用委託先の手続が整い次第となります 3 ポイント制への移行方法 ( イ ) 現行制度における 2013 年度昇給 昇格済みの退職金基礎額に移行日までの ( 月単位まで計算 ) を退職金第 1 表 ( 会社都合 ) にあてはめ 移行日時点での退職金を算出します ( ロ ) 算出された退職金額をポイント単価 10,000 円にてポイント化します ( 小数点以下 4 位 <1 円単位 > まで ) ( ハ )2013 年度分の新たな制度における付与ポイント数は 移行日以降分を月割計算して付与します 3. 移行における特別措置について退職までの期間が短い対象者への影響を緩和するため 2016 年 3 月 31 日までに退職した場合は 現行制度または 新たな制度のいずれかを選択し退職金を受給できる措置を行う方向で協議しています 4/5 ページ

別表 退職金制度検証における標準モデル 1 標準モデル ( 実在者の分布を基に設定 ) 年令 勤続 資格 年令 勤続 資格 20 0 K-3 41 21 H-2 21 1 K-3 42 22 H-2 22 2 K-2 43 23 H-2 23 3 K-2 44 24 H-1 24 4 K-2 45 25 H-1 25 5 K-2 46 26 H-1 26 6 K-1 47 27 M-3 27 7 K-1 48 28 M-3 28 8 K-1 49 29 M-3 29 9 K-1 50 30 M-3 30 10 K-1 51 31 M-3 31 11 H-4 52 32 M-2 32 12 H-4 53 33 M-2 33 13 H-4 54 34 M-2 34 14 H-4 55 35 M-2 35 15 H-4 56 36 M-2 36 16 H-3 57 37 M-2 37 17 H-3 58 38 M-2 38 18 H-3 59 39 M-2 39 19 H-2 60 40 M-2 40 20 H-2 2 標準モデル ( 標準モデルの者が M ステージへ昇格せず H-1 にて定年に至る制度比較のための仮想モデル ) 年令 勤続 資格 年令 勤続 資格 20 0 K-3 41 21 H-2 21 1 K-3 42 22 H-2 22 2 K-2 43 23 H-2 23 3 K-2 44 24 H-1 24 4 K-2 45 25 H-1 25 5 K-2 46 26 H-1 26 6 K-1 47 27 H-1 27 7 K-1 48 28 H-1 28 8 K-1 49 29 H-1 29 9 K-1 50 30 H-1 30 10 K-1 51 31 H-1 31 11 H-4 52 32 H-1 32 12 H-4 53 33 H-1 33 13 H-4 54 34 H-1 34 14 H-4 55 35 H-1 35 15 H-4 56 36 H-1 36 16 H-3 57 37 H-1 37 17 H-3 58 38 H-1 38 18 H-3 59 39 H-1 39 19 H-2 60 40 H-1 40 20 H-2 以上 5/5 ページ