所得拡大促進税制 のガイドライン

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はじめに 会社の経営には 様々な判断が必要です そのなかには 税金に関連することも多いでしょう 間違った判断をしてしまった結果 受けられるはずの特例が受けられなかった 本来より多額の税金を支払うことになってしまった という事態になり 場合によっては 会社の経営に大きな影響を及ぼすこともあります また

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5 配偶者控除等 配偶者控除 配偶者特別控除 扶養控除及び勤労学生控除の合計所得金額の要件 について 一律 10 万円ずつ引き上げられます 6 青色申告特別控除正規の簿記の原則により記帳している者に係る控除額が 55 万円に引き下げられ 正規の簿記の原則により記帳し かつ e5tax 等により確定申

2. 改正の趣旨 背景税制面では 配偶者のパート収入が103 万円を超えても世帯の手取りが逆転しないよう控除額を段階的に減少させる 配偶者特別控除 の導入により 103 万円の壁 は解消されている 他方 企業の配偶者手当の支給基準の援用や心理的な壁として 103 万円の壁 が作用し パート収入を10

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敷金 仲介手数料 保証金等は非対象 県補助対象の場合 国 1/2 県 1/4 市 1/8 法人 1/8 Q3 法人が宿舎を借上げたら 補助対象となるか 法人が宿舎を借りただけでは 補助対象とはなりません 保育士の入居日から対象となります なお 保育士の入居日は 住民票で確認します 法人が保育士用宿舎

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( その 1) 月収額の計算のしかた 給与所得者の場合 1. 年間総収入の計算あなたが仕事を始めた時期 対 象 の 収 入 金 額 1 現在の勤務先に前年 1 月 1 日以前から引 前年中の年間総収入金額 き続き勤務している方 ( 源泉徴収票の支払金額の欄 ) 2 現在の勤務先に前年 1 月 2 日

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⑵ 外来年間合算の支給額計算の基礎となる合算対象額は 基準日において 同一保険者の同一世帯に属しているか否かにより判断されます ( 例 ) 下記の事例の場合 基準日において 甲と乙が同一世帯であれば 3 と 4 は合算できるが 甲と乙が別世帯であれば 3 と 4 は合算できない 基準日保険者である

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第 3 条条例第 3 条第 2 項第 2 号の所得割の額 ( 以下 所得割の額 という ) の算定は 次の各号に掲げる場合に応じ 当該各号に定める方法により行うものとする (1) 地方税法第 314 条の7 並びに附則第 5 条の4 第 6 項及び第 5 条の4の2 第 6 項の規定による控除をされ

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ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に

投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

事業承継税制の概要 事業承継税制は である受贈者 相続人等が 円滑化法の認定を受けている非上場会社の株式等を贈与又は相続等により取得した場合において その非上場株式等に係る贈与税 相続税について 一定の要件のもと その納税を猶予し の死亡等により 納税が猶予されている贈与税 相続税の納付が免除される

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平成 27 年版 所得拡大促進税制 のご利用の手引き 雇用者給与等支給額を増加させた場合 増加額の 10% を 法人税 1 から税額控除できます 平成 27 年 4 月 1 日より 2 適用要件が一層緩和されました 1: 上限は法人税額の 10%( 中小企業者等は 20%) までです 2: 中小企業者等を中心に一層活用いただきやすくなりました 個人事業主にも同様の制度があります 所得税額の事業所得に係る部分について税額控除を受けることができます

目 次 1. 所得拡大促進税制の概要 所得拡大促進税制とは P.2 制度利用のポイント P.2 2.3つの適用要件をチェック! 要件 1 要件 2 雇用者給与等支給額 について P.3 要件 3 平均給与等支給額 について P.4 要件 1 2の考え方 Ⅰ. 事業年度によって月数が異なる場合 P.5 Ⅱ. 基準事業年度に給与等の支給がない場合 P.6 Ⅲ. 新規設立により 基準事業年度がない場合 P.7 要件 3の考え方 ステップ1 継続雇用者給与等支給額を算出する P.8 ステップ2 給与等月別支給対象者数の合計数を算出する P.11 ステップ3 平均給与等支給額を算出する P.11 3. よくあるご質問について 用語の説明 P.12 助成金の考え方 P.13 出向の考え方 P.14 その他 P.15 1

所得拡大促進税制の概要 所得拡大促進税制とは 青色申告書を提出している法人 ( 又は個人事業主 ) が 下記 1~3 の全ての要件を満たした場合に 雇用者給与等支給増加額の 10% を法人税額 ( 又は所得税額 ) から控除 ( 税額の 10%( 中小企業者等は 20%) が上限 ) できる制度です 要件 1~3 1 雇用者給与等支給増加額のに対する割合が増加促進割合以上になっていること ( 詳しくはP.3 参照 ) 2 雇用者給与等支給額が比較雇用者給与等支給額以上であること ( 詳しくはP.3 参照 ) 3 平均給与等支給額が比較平均給与等支給額を超えること ( 詳しくはP.4 参照 ) 制度利用のポイント ポイント 1 幅広い皆様にご活用いただけます! 青色申告をされている個人事業主から大企業までご活用いただけます また 業種による制限もございません ポイント 2 ベースアップを含め 幅広い賃上げが対象となります! ベースアップを実施することにより 適用の可能性が高くなります 賞与や諸手当 も対象になります 業績連動の賞与が増加したことにより 適用条件を満たす可能性もあります ( 原則として 所得税法上 給与所得 として課税対象とされるものに限ります ) ポイント 3 New! 増加促進割合の要件を更に緩和しました! 基準事業年度からの増加割合について 中小企業者等を中心により要件が緩和され 適用されやすくなりました 増加促進割合 ( 基準事業年度と比較し 適用に必要な雇用者給与等支給額増加率 ) の改正前後イメージ平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度緩和前基準事業年度 2% 2% 3% 5% 5% 緩和後 大企業 4% 5% 基準事業年度 2% 2% 3% 中小企業者等 3% 3% 詳しくは P.3 をご確認ください ポイント4 まだ活用のチャンスがあります! 平成 30 年 3 月末までに開始する事業年度まで継続する制度ですので 今年度利用ができなくても 来年度は利用ができる可能性があります 制度利用に際して 事前申請は必要ありません 確定申告の際 申告書に明細書を添付してください 2

所得拡大促進税制 3 つの適用要件をチェック! 要件 1 要件 2 雇用者給与等支給額 について 要件 1 2 は 雇用者給与等支給額 についての要件となります 3: 雇用者給与等支給額とは の所得の金額の計算上損金の額に算入される 国内雇用者 ( 役員及びその特殊関係者を除き 当該法人の国内の事業所に勤務する雇用者として賃金台帳に記載された者 ) に対する 給与等 の支給額です ( 措法 42 の 12 の 42 一 三 ) 要件 1 を簡単に言うと 役員と役員の親族の給与や 所得税非課税の給与を除く 損金算入された給与総額が一定割合以上増えているか を確認します ( 通勤費の扱い等 詳しくは Q&A をご確認ください ) < 各事業年度で必要となる増加促進割合 > 適用 H.25.4.1 以 H25.4.1~ H26.4.1~ H27.4.1~ H28.4.1~ 平成年度 24 年度後に開始する H26.3.31に H27.3.31に H28.3.31に H29.3.31に平成 25 年度最も古い事業開始する事業開始する事業開始する事業開始する事業法人年度の一つ前年度 ( 平成 25 年度 ( 平成 26 年度 ( 平成 27 年度 ( 平成 28 平成区分 26 年度の事業年度年度 ) 年度 ) 年度 ) 年度 ) 平成 27 年度大企業 4% 5% 平成 28 年度基準事業 2% 2% 3% 平成中小企 29 年度年度 3% 3% 緩和前業者等基準年度 2% 2%% 緩和後 大企業年度 より詳細なケースは P.5~7 を参照ください < 要件 1> 雇用者給与等支給額 3 が 基準事業年度の所得の金額の計算上損金の額に算入される国内雇用者に対する給与等の支給額 ( といいます ) より一定割合 ( 増加促進割合 ) 以上増加しているかを確認します 詳しくは下の表を確認してください ( 措法 42 の 12 の 41 2 三 ~ 五 ) H29.4.1~ H30.3.31 に開始する事業年度 ( 平成 29 年度 ) 赤字下線が平成 27 年度改正で緩和された箇所です 3 < 要件 2> 雇用者給与等支給額 3 が 前事業年度の所得の金額の計算上損金の額に算入される国内雇用者に対する給与等の支給額 ( 比較雇用者給与等支給額 といいます ) 以上かを確認します ( 措法 42 の 12 の 41 一 2 三 六 )

要件 3 平均給与等支給額 について より詳細なケースは P.8~11 を参照ください 要件 3 は 雇用者 1 人あたりの月割りの平均給与に関する 平均給与等支給額 についての要件です < 要件 3> の継続雇用者 4 一人あたりの平均給与 ( 平均給与等支給額 といいます ) が 前事業年度の継続雇用者一人あたりの平均給与 ( 比較平均給与等支給額 といいます ) を上回っているかを確認します ( 措法 42 の 12 の 41 二 2 七 八 ) 4: 継続雇用者とは 及び前事業年度において給与等の支給を受けた国内雇用者のことを指します 例えばに新しく入社した方や前事業年度中に退職した方は原則として継続雇用者には含まれません ( 措法 42 の 12 の 42 七 ) 要件 3の基本的な計算の考え方継続雇用者給与等支給額 継続雇用者比較給与等支給額とは雇用者給与等支給額 比較雇用者給与等支給額のうち 継続雇用者に係る金額 ( 5 に該当する者に対して支給したものに限り 継続雇用制度の対象である者に対して支給したものを除きます ) を指します ( 措法施行令 27の12の411 13) < 平均給与等支給額 > 継続雇用者給与等支給額 ( ) の給与等月別支給対象者数の合計数 < 比較平均給与等支給額 > 継続雇用者比較給与等支給額 ( 前事業年度 ) 前事業年度の給与等月別支給対象者数の合計数 要件 3 を満たします 給与等月別支給対象者数の合計数とは継続雇用者給与等支給額 継続雇用者比較給与等支給額の計算対象となっている継続雇用者の月ごとの人数を合計した値です ( 措法施行令 27 の 12 の 412 14) 詳しくは P.11 へ 5: とは 労働者のうち 65 歳以上で雇用されている者や 1 週間の所定労働時間が 20 時間未満の者等を除いた者 ( 雇用保険の加入対象となる者 ) で かつ高年齢継続被保険者 短期雇用特例被保険者及び日雇労働被保険者以外の者を指します ( 詳しくは最寄りのハローワークまでお問い合わせください ) 税額控除の計算例 各項目の雇用者給与等支給額基準年度の雇用者給与等支給額前事業年度の雇用者給与等支給額 金額 数値 63,000,000 円 60,000,000 円 61,000,000 円 税額控除の上限について ( 中小企業者等の場合 ) 例 1) 法人税額が 2,000,000 円の場合中小企業者等は法人税額の 20% (400,000 円 ) が上限ですが 雇用者給与等支給増加額の 10% である 300,000 円はこの上限に達しないため 控除額は 300,000 円となります 雇用者給与等支給増加額 3,000,000 円 基準年度からの増加割合 5% 例 2) 法人税額が 500,000 円の場合中小企業者等は法人税額の 20%(100,000 円 ) が上限のため 控除額は 100,000 円となります 4

要件 1 2 の考え方 :Ⅰ. 事業年度によって月数が異なる場合 決算月の変更等による変則決算で 基準事業年度 前事業年度 で月数が異なる場合 下記の計算方法で調整する必要があります < 基準事業年度との月数が異なる場合 > 基準事業年度 と の月数が異なる場合 を下記の計算で に合わせる形で計算します ( 措法 42の12の42 四ロ ) 基準事業年度の所得の金額の計算上損金の額に算入される国内雇用者に対する給与等の支給額 の月数 = 基準事業年度の月数 ( 例 ) 基準事業年度において決算月を変更した場合 増加促進割合以上 基準事業年度が変則決算 の月数に合わせる 700 万円 1,200 万円 基準事業年度 (7ヶ月) 基準事業年度の所得の金額の計算上損金の額に算入される国内雇用者に対する給与等の支給額 700 万円 12ヶ月 = 7ヶ月 1,300 万円 (12 ヶ月 ) 1,200 万円 1,200 万円 1,300 万円 雇用者給与等支給額 増加促進割合以上支給額が増加していれば要件 1 を満たします ( 例 ) において決算月を変更した場合 の月数に合わせる 1,000 万円 500 万円 基準事業年度 (12 ヶ月 ) が変則決算 600 万円 (6 ヶ月 ) 500 万円 増加促進割合以上 600 万円 雇用者給与等支給額 基準事業年度の所得の金額の計算上損金の額に算入される国内雇用者に対する給与等の支給額 1,000 万円 6ヶ月 = 12ヶ月 500 万円 増加促進割合以上支給額が増加していれば要件 1 を満たします < 前事業年度との月数が異なる場合 > 前事業年度 と の月数が異なる場合 比較雇用者給与等支給額を下記の計算で に合わせる形で計算します ( 措法 42の12の42 六ロ ) 前事業年度の所得の金額の計算上損金の額に算入される国内雇用者に対する給与等の支給額 の月数 = 前事業年度の月数 比較雇用者給与等支給額 ( 例 ) 前事業年度において決算月を変更した場合 5 基準事業年度 (12 ヶ月 ) 前事業年度が変則決算 400 万円 600 万円 前事業年度 (8 ヶ月 ) 700 万円 (12 ヶ月 ) 前事業年度の所得の金額の計算上損金の額に算入される国内雇用者に対する給与等の支給額 400 万円 600 万円 比較雇用者給与等支給額 700 万円 雇用者給与等支給額 12ヶ月 = 8ヶ月 比較雇用者給与等支給額 600 万円 雇用者給与等支給額が比較雇用者給与等支給額以上であれば 要件 2 を満たします

要件 1 2 の考え方 : Ⅱ. 基準事業年度に給与等の支給がない場合 < 基準事業年度に給与等の支給がない場合 ( 事業を営んでいない場合を除く )> 平成 25 年 4 月 1 日より前に事業を開始していたが 基準事業年度に国内雇用者がいなかった ( 役員のみであった ) 等の理由で が 0 円となる場合は 計算上 を 1 円とすることとなっています ( 措法施行令 27 の 12 の 48 三 ) ( 例 ) ではじめて役員以外の従業員 ( 国内雇用者 ) を雇った場合 計算上 1 円とする 0 円 基準事業年度 前事業年度 600 万円 ( 例 ) 前事業年度ではじめて役員以外の従業員 ( 国内雇用者 ) を雇った場合要件 2 計算上 1 円とする要件 1 0 円 0 円 500 万円 要件 1 要件 2 600 万円 基準事業年度に給与等の支給がなく から給与等の支給を開始した場合 要件 1 を満たします なお 前事業年度から給与等の支給を開始した場合は の給与等の支給が前事業年度以上である必要があります 基準事業年度 前事業年度 < 基準事業年度において事業を営んでいない場合 > 平成 25 年 4 月 1 日より前に法人を設立していたものの 基準事業年度において事業を営んでいなかった場合 ( 清算中の場合を含みます ) は 平成 25 年 4 月 1 日以後に開始する最も古い事業年度 ( 当該事業年度に給与等の支給がない場合は 国内雇用者に対して給与等を支給する最初の事業年度 ) の給与等支給額の 0.7 に相当する金額がとなります ( 措法施行令 27 の 12 の 48 一イ 四 ) ( 例 ) 事業開始 1 年目の場合 700 万円 基準事業年度 0.7 要件 1 要件 2 1,000 万円 ( 事業を開始した年度 ) 左図のとおり 事業を開始した年度の給与等支給額の 0.7 に相当する金額がとなるので要件 1 を満たします また 比較雇用者給与等支給額にはそのような規定がなく 0 円となるので 要件 2 を満たします 上記の場合のように 基準事業年度において給与等の支給がなかった場合でも 事業を営んでいる ( 役員のみ ) 場合と 事業を営んでいなかった場合では の計算方法が変わりますので ご注意ください 6

要件 1 2の考え方 :Ⅲ. 新規設立により 基準事業年度がない場合 700 万円 平成 25 年 4 月 1 日以降に会社を新規設立していて 基準事業年度が存在しない場合は 平成 25 年 4 月 1 日以後に開始する最も古い事業年度 ( 当該事業年度に給与等の支給がない場合は 国内雇用者に対して給与等を支給する最初の事業年度 ) の給与等支給額の 0.7 に相当する金額が基準雇用者等給与等支給額となります ( 措法 42 の 12 の 42 四ハ 措法施行令 27 の 12 の 48 四 ) ( 例 ) 設立 1 年目の場合 0.7 700 万円 基準事業年度 前事業年度 要件 1 要件 2 ( 例 ) 設立 2 年目 (1 年目は役員のみ ) の場合 0.7 700 万円 基準事業年度 要件 1 0 円要件 2 前事業年度 ( 事業を開始した年度 ) 1,000 万円 ( 事業を開始した年度 ) 1,000 万円 ( 給与等の支給を開始した年度 ) ( 例 ) 設立 2 年目 (1 年目から給与等の支給あり ) の場合要件 1 0.7 要件 2 350 万円 500 万円 基準事業年度前事業年度 ( 事業を開始し かつ給与等の支給を開始した年度 ) 1,000 万円 左図では 事業を開始した年度の給与等支給額の 0.7 に相当する金額がとなりかつ比較雇用者給与等支給額は 0 円なので 要件 1 2 は満たすことになります 左図では 事業を開始した最も古い事業年度 ( 前事業年度 ) に国内雇用者に対して給与等の支給がありません この場合 給与等を支給する最初の事業年度の給与等支給額 0.7 に相当する金額がとなります なお この場合も要件 1 2 を満たすことになります 左図では 前事業年度 ( 設立初年度において国内雇用者に対して給与等の支給があるため 前事業年度の給与等支給額の 0.7 に相当する金額がとなります 継続雇用者給与等支給額 継続雇用者比較給与等支給額がゼロの場合 ( 措法施行令 27 の 12 の 411~14) < 平均給与等支給額 > < 比較平均給与等支給額 > 継続雇用者給与等支給額 なし 1 円とする の給与等月別支給対象者数の合計数 なし 1 人とする 継続雇用者比較給与等支給額 なし 0 円となる 前事業年度の給与等月別支給対象者数の合計数 なし 1 人とする 要件 3 を満たします 7 従業員が全て短時間勤務のパート アルバイトなどで に係る継続雇用者 がいない場合 上記のような数値になるため平均給与等支給額が 1 円 比較平均給与等支給額が 0 円となり 自動的に要件 3 を満たします

要件 3 の考え方 : ステップ 1 継続雇用者給与等支給額を算出する まずは継続雇用者給与等支給額と継続雇用者比較給与等支給額の計算を行います 計算の流れは下記の通りです 雇用者給与等支給額 上のうち である継続雇用者に係る金額 上のうち 継続雇用制度対象者に係る金額 継続雇用者給与等支給額 雇用者給与等支給額のうち である継続雇用者に係る金額を計算します 計算の対象となる方 ならない方の考え方については本ページ下以降の < 継続雇用者給与等支給額又は継続雇用者比較給与等支給額の計算の対象 > をご参照ください 雇用者給与等支給額のうち である継続雇用者に係る金額から 高年齢者雇用安定法に基づく継続雇用制度対象者に係る金額を計算します 継続雇用制度に関する計算方法については P.9,10 をご参照ください 雇用者給与等支給額のうち である継続雇用者に係る金額から 高年齢者雇用安定法に基づく継続雇用制度対象者に係る金額を除いたものが 継続雇用者給与等支給額となります 継続雇用者給与等支給額又は継続雇用者比較給与等支給額の計算の対象 継続雇用者とは 前事業年度 でそれぞれ1 回以上給与等の支給がある国内雇用者のことを言います 要件 3で 継続雇用者給与等支給額の計算の対象となるのは の継続雇用者に対する給与等であり そのうちとしての給与等の部分になります また 高年齢者雇用安定法に基づく継続雇用制度対象者に係る金額は除きます なお 前事業年度との計 24ヶ月全ての月で給与等の支給がある必要はありません 以下では計算の対象になるケース ならないケースを整理します (1) 新規採用 中途退職の場合 (a) : 継続雇用者給与等支給額又は継続雇用者比較給与等支給額の計算に含まれる者 26 年 6 月 : 新規採用 前年度 (26 年度 ) (27 年度 ) 26 年 1 月 26 年 7 月 27 年 1 月 27 年 7 月 28 年 1 月 (b) 27 年 4 月 : 新規採用 (c) 27 年 10 月 : 退職 (d) 26 年 10 月 : 退職 (e) 26 年 4 月 ~10 月及び 27 年 2 月 ~8 月にかけて週 20 時間以上アルバイト (f) 両年度とも週 10 時間のアルバイト に該当せず 上記の通り 前事業年度 の両年度とも 1 回以上の給与等の支給があれば継続雇用者に該当します その該当者のうち としての給与等が継続雇用者給与等支給額又は継続雇用者比較給与等支給額の計算の対象となります そのため 前事業年度の途中で入社された場合 ( ケース (a)) やの途中で退社された場合 ( ケース (c)) は計算に含みますが で新規に入社した場合 ( ケース (b)) や前事業年度中に退社された場合 ( ケース (d)) は計算に含みません また ケース (e) のように計算の対象となる月が断続的であっても 両年度ともにとして給与等の支給があれば計算に含みます ( 期間の記載はあくまで例示です としての給与等の支給がそれぞれの年度で 1 回以上あれば対象になります ) 他方でケース (f) のように 両年度で給与等の支給があって継続雇用者に該当してもに係る部分がない場合 結果として計算の対象にはなりません 8

要件 3 の考え方 : ステップ 1 継続雇用者給与等支給額を算出する (2) アルバイト 正社員への転換 休職等の扱い (g) : 継続雇用者給与等支給額又は継続雇用者比較給与等支給額の計算に含まれる者 26 年 10 月 : への転換 前年度 (26 年度 ) (27 年度 ) 26 年 1 月 26 年 7 月 27 年 1 月 27 年 7 月 28 年 1 月 被保険者に該当せず (h) (i) (j) (k) (l) 27 年 4 月 : への転換 26 年 1 月 ~10 月 : 被保険者に該当せず 27 年 4 月 : に該当 26 年 10 月 :65 歳定年退職 27 年 4 月 : 再雇用 26 年 10 月 : から週 20 時間未満のアルバイトに転換 26 年 10 月 : 産休等休職 ( 給与等の支給なし ) (m) 27 年 4 月 : 産休等休職 ( 給与等の支給なし ) (n) 26 年 6 月 ~27 年 8 月で休職 ( 前後に給与等の支給あり ) 継続雇用制度 は高年齢者雇用安定法による 65 歳までの継続雇用 再雇用 は同法に拠らないかつての在籍者の再採用を指す < においてとしての給与等を受け取っていない継続雇用者について > 継続雇用者給与等支給額又は継続雇用者比較給与等支給額の計算は 1. 両年度でそれぞれ一回以上給与等の支給がある 継続雇用者 に対象を絞り 2. そのうち としての給与等について合計することとなっています 3. さらに 継続雇用者であっても においてとして給与等の支給を受けていない者に係る金額は除かれます ( 措法施行令 27 の 12 の 4 11~14) そのため ケース (g) (h) 及び (i) のように両年度ともで給与等の支給を受けており かつにおいてとして給与等の支給を受けている場合 に係る部分のみ 継続雇用者給与等支給額の計算に加えることになります しかし ケース (j) や (k) のように 前事業年度にしかとして給与等の支給を受けていない場合 両年度とも計算の対象にはなりません < 休職者の扱いについて > 被保険者に該当せず 被保険者に該当せず 被保険者に該当せず 被保険者に該当せず 産休 育休等の休職 ( 給与等の支給なし ) s 休職期間 ( 給与等の支給なし ) 休職期間 ( 給与等の支給なし ) ケース (l) の方のように長期間休職し 片方の事業年度にしか給与等の支給がない場合は継続雇用者に該当しないので 平均給与等支給額の計算の対象となりません しかし ケース (m) のように途中から休職したり ケース (n) のように前年度から休職し 途中に復帰する等して 結果として両年度とも給与等の支給がある場合は 継続雇用者に該当します よって その給与等がとしての給与等であれば計算の対象となります なお ケース (j) (k) (l) の方のように平均給与等支給額で一切計算の対象とならない方も 要件 1 や要件 2 の 比較雇用者給与等支給額 雇用者給与等支給額の計算には含まれますので ご注意ください 9

要件 3 の考え方 : ステップ 1 継続雇用者給与等支給額を算出する (3) 定年 継続雇用制度 の扱い (o) (p) (q) (r) : 継続雇用者給与等支給額又は継続雇用者比較給与等支給額の計算に含まれる者 : 継続雇用制度対象となっている者 26 年 1 月 27 年 4 月 :60 歳定年退職 27 年 4 月 : 継続雇用制度 26 年 10 月 :60 歳定年退職 26 年 10 月 : 継続雇用制度 26 年 10 月に60 歳となったが 継続雇用制度の対象ではない者 26 年 10 月に 60 歳で新規に採用した者 前年度 (26 年度 ) (27 年度 ) 26 年 7 月 27 年 1 月 27 年 7 月 28 年 1 月 継続雇用制度 継続雇用制度 (s) 27 年 4 月 :65 歳定年退職 高年齢継続被保険者 (t) 26 年 10 月 :65 歳定年退職 26 年 10 月 : 再雇用 高年齢継続被保険者 継続雇用制度 は高年齢者雇用安定法による 65 歳までの継続雇用 再雇用 は同法に拠らないかつての在籍者の再採用を指す < 継続雇用制度 について > P.8 上部の流れのとおり である継続雇用者に係る雇用者給与等支給額から 継続雇用制度 6 の対象者に係る金額を除くことになっています ケース (o) のように途中で継続雇用制度に切り替わった場合 継続雇用制度対象者に支給されている給与等について計算から除きます また ケース (p) のように 前事業年度で継続雇用制度に切り替わった場合 前事業年度も含めて継続雇用者給与等支給額の計算の対象でなくなります 他方で ケース (q) や (r) のように 60 歳以降で働いていたとしても 継続雇用制度 6 の対象でない方は 引き続き計算に含めます ( 例 : 定年制のない会社など ) 6: 継続雇用制度 対象者は 高年齢者雇用安定法に基づくものに限ります 具体的には 就業規則に 継続雇用制度 を導入している旨の記載があり かつ雇用契約書や賃金台帳等のいずれかに 継続雇用制度に基づき雇用されている者である旨の記載があることが条件です 継続雇用制度に切り替わった初月についての途中で定年を迎え継続雇用制度に切り替わった場合等において 切り替わった月 もしくはその翌月の月内の同一の日に 切り替わる前の職務に対する給与等と切り替わった後の職務に対する給与等を合算して支給している場合があります この場合 当該継続雇用制度の対象者が継続雇用者であれば 原則として継続雇用制度に切り替わる前の給与等のみを継続雇用者給与等支給額に含めます ただし 継続してその合算した額を継続雇用制度対象者に対して支給した給与等の額として継続雇用者給与等支給額から除いているときには この扱いが認められます <65 歳以上の方について > 65 歳以上の方は 高年齢継続被保険者 となりではなくなるため 65 歳以降の給与等は計算から除きます ケース (s) のようにで 65 歳になった場合 高年齢継続被保険者 として支給された給与等は計算から除きます また ケース (t) のように 前年度中に 65 歳定年退職になった場合は 前事業年度のの分も含めて計算から除きます 10

要件 3 の考え方 : ステップ 2 給与等月別支給対象者数の合計数を算出する 月別支給対象者数とは 月毎の給与等の支給の対象となる 継続雇用者給与等支給額又は継続雇用者比較給与等支給額に係る継続雇用者の数のことをいいます 同一の継続雇用者につき 同一月に 2 回以上の給与や賞与等の支給があった場合においても その月のその継続雇用者は 1 人と数えます なお 休職者等のように 一定期間給与等の支給がない方は 当該月で月別支給対象者数にカウントされません 月別支給対象者数は月毎に給与等の支給を受けた人数の合計ですので 賞与と給与が同じ月に両方支給された方がいる場合 人数は 1 人とカウントします 例えば A さんが 1 年間勤務したとして 月例給与のほか 3 月と 9 月に賞与を受け取った場合も 12 人と数えます ( 例 ) 月別支給対象者数のカウント例 平成 26 年度 平成 27 年度 26 年 2 月 : 入社 A 27 年 9 月 : 退社 26 年 1 月 : 入社 B 26 年 11 月 : 退社 26 年 4 月 : 入社 9 月 : 退社 C 27 年 3 月 : 入社 8 月 : 退社 D 26 年 5 月 : 入社 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 0 人 1 人 1 人 2 人 3 人 3 人 3 人 3 人 3 人 2 人 2 人 2 人 2 人 2 人 3 人 3 人 3 人 3 人 3 人 3 人 2 人 1 人 1 人 1 人 前事業年度の給与等月別支給対象者数の合計数は25 人となります としての月例給与が支給されている期間 の給与等月別支給対象者数の合計数は27 人となります 賞与支給あり としての給与等の支給があったとしても 継続雇用者に該当しないため月別支給対象者数の計算に含めません 同一月内に月例給与と賞与が支給されていても 月別支給対象者数の計算では それぞれを別にカウントするのではなく 1 人 としてカウントします 要件 3 の考え方 : ステップ 3 平均給与等支給額を算出する ステップ 1 で算出した継続雇用者給与等支給額又は継続雇用者比較給与等支給額を ステップ 2 で算出したと前事業年度の 給与等月別支給対象者数の合計数 でそれぞれ割り 平均給与等支給額および比較平均給与等支給額を計算します この結果 平均給与等支給額が比較平均給与等支給額を上回っていれば 要件 3 を満たします 例えば上記 ステップ 2 の月別支給対象者数の例の場合で 継続雇用者比較給与等支給額が 700 万円 継続雇用者給与等支給額が 810 万円のとき 平均給与等支給額は 8,100,000 27 = 300,000 円比較平均給与等支給額は 7,000,000 25 = 280,000 円となり 要件 3 を満たします 11

よくあるご質問について 1 用語の説明 中小企業者とは資本金の額又は出資金の額が 1 億円以下の法人でその発行済株式又は出資の総数又は総額の一定割合 (1 つの法人により 50% 又は複数の法人合計で 3 分の 2) 以上を大規模法人 ( 資本金の額が 1 億円超の法人 その他一定の法人 ) に所有されていない法人 及び資本若しくは出資を有しない法人又は個人で常時使用する従業員の数が 1,000 人以下のものをいいます ( 措法施行令 5 の 36 27 の 45 ) 中小企業者の判定時期について法人又は個人事業主が中小企業者に該当するかどうかは 適用を受ける事業年度終了の時の現況によって判定するものとします 国内雇用者とは法人又は個人事業主の有する国内の事業所に勤務する雇用者で国内に所在する事業所につき作成された賃金台帳に記載された者を指します 国内雇用者には パート アルバイト 日雇い労働者も含みますが 使用人兼務役員を含む役員及び役員の特殊関係者 個人事業主と特殊の関係のある者は国内雇用者とはなりません ( 措法 10 の 5 の 42 一 42 の 12 の 42 一 ) 役員とは法人の取締役 執行役 会計参与 監査役 理事 監事及び清算人を指します さらにそれら以外の者で 例えば 1 取締役若しくは理事となっていない総裁 副総裁 会長 副会長 理事長 副理事長 組合長等 2 合名会社 合資会社及び合同会社の業務執行社員 3 人格のない社団等の代表者若しくは管理人 又は 4 法定役員ではないが 法人が定款等において役員として定めている者のほか 5 相談役 顧問などで その法人内における地位 職務等からみて他の役員と同様に実質的に法人の経営に従事していると認められるものも含まれます ( 法人税法 2 十五 法人税法施行令 7 ) 一時的に海外で働いている者等について国内雇用者の要件は 国内に所在する事業所につき作成された賃金台帳に記載された者 であることです そのため 海外に長期出張等をしていた場合でも 賃金台帳が国内の事業所で作成され 給与所得として課税される給与等を受けている方は 海外で勤務をしていたとしても国内雇用者として扱います ( 労働基準法第 108 条 措法施行令 5 の 6 の 44 27 の 12 の 42) 12

よくあるご質問について 2 国内雇用者とは ( 続き ) 特殊関係者とは法人の役員又は個人事業主の親族を指します 親族の範囲には 6 親等内の血族 配偶者 3 親等内の姻族までが該当します また 当該役員又は個人事業主と婚姻関係と同様の事情にある者 当該役員又は個人事業主から生計の支援を受けている者等も特殊関係者に含まれます ( 民法 725 条 措法施行令 5 の 6 の 43 27 の 12 の 41) 国内雇用者と継続雇用者について要件 3 では計算の対象として 前事業年度 の両方の年度でそれぞれ一度以上給与等の支給がある 継続雇用者 に対象を限定し その者のうちに該当する者の給与等を計算の対象にしています また 継続雇用制度対象者に係る金額は除かれます 他方で そのような限定を行うのは要件 3 の平均給与等支給額の計算のときだけであり 要件 1 や要件 2 の雇用者給与等支給額 比較雇用者給与等支給額の計算は 役員とその特殊関係者以外全ての者 ( 国内雇用者 ) が計算対象となります ただし 出向負担金などの給与等に充てるため 他の者から支払を受ける金額 ( 政府等から受けた助成金の扱いについては下記 助成金の考え方 参照 ) は除きます 13 給与等とは俸給 給料 賃金 歳費及び賞与並びに これらの性質を有する給与 ( 給与所得として課税される給与 ) をいいます 退職金など 給与所得とならないものについては 原則として給与等に該当しません ただし 賃金台帳に記載された支給額 ( 所得税法上課税されない通勤手当等の額を含む ) のみを対象として計算する等 合理的な方法により継続して雇用者給与等支給額の計算をしている場合は 給与等に含めることが認められます ( 措法 10 の 5 の 42 二 42 の 12 の 42 二 所得税法 281 ) 未払い損金算入される給与等の取扱いについて当税制では各事業年度における所得の金額の計算上 損金の額に算入される国内雇用者に対する給与等の支給額を算出します そのため 会計上前年度に未払い計上した場合において税務上も損金算入が認められる給与等については 前年度の給与等支給額に加えます 逆に会計上未払い計上した場合であっても税務上損金算入が認められない給与等については 実際に損金算入される年度の雇用者給与等支給額に加えます 助成金の考え方 政府等から受けた助成金の取扱いについて 給与等に充てるため他の者 ( 中略 ) から支払いを受ける金額 は雇用者給与等支給額から控除することと規定しているため 特定就職困難者雇用開発助成金 特定求職者雇用開発助成金など 給与等に充てることを目的に労働者の雇入れ人数に応じて政府等から支給される助成金の額は雇用者給与等支給額から控除します ( 措法 10 の 5 の 42 三 42 の 12 の 42 三 )

よくあるご質問について 3 出向の考え方 出向元法人における出向者の取扱いについて 給与等に充てるため他の者 ( 当該法人との間に連結完全支配関係がある他の連結法人を含む ) から支払を受ける金額 は雇用者給与等支給額から控除するため 法人の使用人が他の法人に出向した場合において その出向した使用人に対する給与を出向元法人 ( 出向者を出向させている法人 ) が支給する際 出向元法人が出向先法人 ( 出向元法人から出向者の出向を受けている法人 ) から支払を受けた出向先法人の負担すべき給与に相当する金額 ( 出向負担金等 ) は雇用者給与等支給額から控除します 例 :A 社 ( 出向元法人 ) に C さんの賃金台帳がある場合 A 社 ( 出向元法人 ) 賃金台帳 C さんへの給与支給 23 万円 A 社では C さんの給与等に充てる出向負担金 22 万円を B 社から受取っているので A 社の雇用者給与等支給額から 当該出向負担金 22 万円を除かなければなりません 出向負担金 22 万円の支払い A 社から B 社へ出向中の C さん B 社 ( 出向先法人 ) B 社では C さんの賃金台帳がないため 雇用者給与等支給額の計算に含めることはできません 出向先法人における出向者の取扱いについて出向先法人が出向元法人へ出向者に係る給与負担金の額を支出する場合において 当該出向先法人の賃金台帳に当該出向者を記載しているときには 当該給与負担金の額は 雇用者給与等支給額に含まれます ( 逆に 出向先法人の賃金台帳に記載が無い場合は 当該出向者への給与は出向先法人の雇用者給与等支給額には含まれません ) 例 : 出向先法人 (B 社 ) にCさんの賃金台帳がある場合出向負担金の支払い A 社 ( 出向元法人 ) C さんへの給与支給 A 社から B 社へ出向中の C さん B 社 ( 出向先法人 ) 賃金台帳 A 社では C さんの賃金台帳がないため 雇用者給与等支給額に含めることはできません B 社では C さんの給与負担金を雇用者給与等支給額に含めます 14

よくあるご質問について 4 その他 本税制と選択適用になる税制措置とは雇用者の数が増加した場合の特別控除制度 ( 雇用促進税制 ) 復興産業集積区域において被災雇用者等を雇用した場合の特別控除制度 避難解除区域等において避難対象雇用者等を雇用した場合の特別控除制度 企業立地促進区域において避難対象雇用者等を雇用した場合の特別控除制度の4つの税制措置を指します 平成 28 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度については 雇用促進税制と所得拡大促進税制の併用が可能です 事業主都合による離職者 について当税制と選択適用の関係にある雇用促進税制の適用を受けるためには 適用事業年度とその適用事業年度開始の日前 1 年以内に開始した各事業年度に 事業主都合による離職者 がいないことが要件の一つとされています 本制度には上記のような要件はありませんので 雇用者給与等支給額の増加等の適用要件を満たせば 事業主都合による離職者がいる年度においても 本制度の適用は可能です 助成金と選択適用について助成金と本制度を同一年度で併用することは可能です ただし 本制度上 雇用者給与等支給額 比較雇用者給与等支給額 平均給与等支給額 等には その給与等に充てるため他の者から支払を受ける金額は含まれないため 実際に支給した額から助成金の支給額を控除して 要件の判定や控除を受ける金額の計算を行うことになります ホームページ お問い合わせ先 ホームページでも利用のための詳細なステップや 用語集 各種 Q&A などがご確認いただけますのでご活用ください また 当税制を適用するにあたって必要な明細書もございますので まずは本 ご利用の手引き と ホームページをご確認ください 15 URL: http://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/syotokukakudaisokushin/ syotokukakudai.htm 所得拡大促進税制検索 電話でのお問い合わせ先 最寄の経済産業局 北海道経済産業局 地域経済課 :011-709-1782 東北経済産業局 地域経済課 :022-221-4876 関東経済産業局 産業人材政策課 :048-600-0358 中部経済産業局 地域人材政策室 :052-951-2731 中部経済産業局北陸支局 地域経済課 :076-432-5518 近畿経済産業局 地域経済課 :06-6966-6011 中国経済産業局 地域経済課 :082-224-5684 四国経済産業局 地域経済課 :087-811-8513 九州経済産業局 産業人材政策課 :092-482-5504 沖縄総合事務局 地域経済課 :098-866-1730 経済産業省 経済産業政策局 産業人材政策室 :03-3501-2259 税務手続きに関するご質問の場合は 近隣の税務署にお問い合わせください