本資料は 様々な世帯類型ごとに公的サービスによる受益と一定の負担の関係について その傾向を概括的に見るために 試行的に簡易に計算した結果である 例えば 下記の通り 負担 に含まれていない税等もある こうしたことから ここでの計算結果から得られる ネット受益 ( 受益 - 負担 ) の数値については

Similar documents
税・社会保障等を通じた受益と負担について


(1987) (1990) (1991) (1996) (1998) (1999) (2000) (2001) (2002) 3 ( ) ( ) hkyo

第5回基礎問題小委員会 礎5-4

平成24年度 団塊の世代の意識に関する調査 日常生活に関する事項

2. 繰上げ受給と繰下げ受給 65 歳から支給される老齢厚生年金と老齢基礎年金は 本人の選択により6~64 歳に受給を開始する 繰上げ受給 と 66 歳以降に受給を開始する 繰下げ受給 が可能である 繰上げ受給 を選択した場合には 繰上げ1カ月につき年金額が.5% 減額される 例えば 支給 開始年齢

図表 II-39 都市別 世帯主年齢階級別 固定資産税等額 所得税 社会保険料等額 消 費支出額 居住コスト 年間貯蓄額 ( 住宅ローン無し世帯 ) 単位 :% 東京都特別区 (n=68) 30 代以下 (n=100) 40 代

事例検証 事例 1 37 歳の会社員の夫が死亡し 専業主婦の妻と子ども (2 歳 ) が遺される場合ガイドブック P10 計算例 1 P3 事例 2 42 歳の会社員の夫が死亡し 専業主婦の妻と子ども (7 歳 4 歳 ) が遺される場合 P4 事例 3 事例 3A 事例 3B 53 歳の会社員の夫


2. 改正の趣旨 背景税制面では 配偶者のパート収入が103 万円を超えても世帯の手取りが逆転しないよう控除額を段階的に減少させる 配偶者特別控除 の導入により 103 万円の壁 は解消されている 他方 企業の配偶者手当の支給基準の援用や心理的な壁として 103 万円の壁 が作用し パート収入を10

Microsoft Word - N_ 子供手当て.doc

Microsoft Word - ke1106.doc

[ 特別控除の一覧 ] 控除の内容 特定扶養親族控除 ( 税法上の扶養親族で満 16 才以上 23 才未満の扶養親族 ) 老人扶養親族 配偶者控除 ( 税法上の扶養親族で満 70 才以上の扶養親族 ) 控除額 1 人につき 250,000 1 人につき 100,000 障がい者控除寡婦 ( 夫 )

3 世帯属性ごとのサンプルの分布 ( 両調査の比較 参考 3) 全国消費実態調査は 相対的に 40 歳未満の世帯や単身世帯が多いなどの特徴がある 国民生活基礎調査は 高齢者世帯や郡部 町村居住者が多いなどの特徴がある 4 相対的貧困世帯の特徴 ( 全世帯との比較 参考 4) 相対的貧困世帯の特徴とし

消費税増税等の家計への影響試算(2018年10月版)

平成19年度市民税のしおり

01 公的年金の受給状況

第5回基礎問題小委員会 礎5-1

Microsoft Word - 28概況(所得・貯蓄)(170929)(全体版・正)

Microsoft Word - .\...doc

統計トピックスNo.92急増するネットショッピングの実態を探る

はじめに 所得税 個人住民税の扶養控除については 平成 22 年度税制改正において 年少扶養控除及び 16~18 歳までの特定扶養控除の上乗せ部分の廃止が行われたところであるが この見直しを行う場合 現行制度においては 所得税 個人住民税の税額等と連動している国民健康保険料 保育料等の医療 福祉制度

女性が働きやすい制度等への見直しについて

相対的貧困率等に関する調査分析結果について

2 累計 収入階級別 各都市とも 概ね収入額が高いほども高い 特別区は 世帯収入階級別に見ると 他都市に比べてが特に高いとは言えない 階級では 大阪市が最もが高くなっている については 各都市とも世帯収入階級別の傾向は類似しているが 特別区と大阪市が 若干 多摩地域や横浜市よりも高い 東京都特別区

平成26年全国消費実態調査 所得分布等に関する結果 結果の概要

参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

平成 29 年 1 月度実施実技試験 ( 保険顧客資産相談業務 ) 73

目次 第 1 章調査概要 調査の目的 調査の方法... 1 第 2 章分析内容 世帯主年齢階級別の世帯数割合 世帯主年齢階級別の等価可処分所得 世帯主年齢階級別の等価所得 拠出金の内訳 世帯主年齢階級別

短時間労働者への厚生年金 国民年金の適用について 1 日又は 1 週間の所定労働時間 1 カ月の所定労働日数がそれぞれ当該事業所 において同種の業務に従事する通常の就労者のおおむね 4 分の 3 以上であるか 4 分の 3 以上である 4 分の 3 未満である 被用者年金制度の被保険者の 配偶者であ

平成 28 年 9 月度実施実技試験 損保顧客資産相談業務 139

Microsoft Word - 個人住民税について(2018~2022)

資料 5_ 世帯年収額 世帯消費支出額 1.23 区全体 図表 1 23 区全体でのひと月当たり平均世帯消費支出額の分布 1 万円未満 万円以上 2 万円未満 万円以上 3 万円未満 万円以上 4 万円未満 27 4 万円以上 5 万円未満 万円以上

<4D F736F F D2095BD90AC E937890C590A789FC90B382C98AD682B782E D5F E646F63>

Microsoft Word - 個人住民税について

2 社会保障 2.1 社会保障 2.2 医療保険 2.3 年金保険 2.4 介護保険 2.5 労災保険 2.6 雇用保険 介護保険は社会保険を構成する 1 つです 介護保険制度の仕組みや給付について説明していきます 介護保険制度 介護保険制度は 高齢者の介護を社会全体で支えるための制度

例題 1 下記の事項につき ア ~ エのうち正しいものを 1 つ 選んでください 所得税および住民税の生命保険料控除 地震保険料控除についてア. 平成 23 年 12 月締結契約で 一般生命保険料の年間正味払込保険料が75,000 円の場合 この契約に係る所得税の生命保険料控除額は 38,750 円

<4D F736F F D2095BD90AC E937890C590A789FC90B382C98AD682B782E D5F E646F63>

平成24年度 団塊の世代の意識に関する調査 経済状況に関する事項

20年度「応用課程・ビデオ問題」

<392E8B40945C95CA8ED089EF95DB8FE18B8B957494EF D E786C73>

図 3 世界の GDP 成長率の実績と見通し ( 出所 ) Capital in the 21st century by Thomas Piketty ホームページ 図 4 世界の資本所得比率の実績と見通し ( 出所 ) Capital in the 21st century by Thomas P

いずれも 賃金上昇率により保険料負担額や年金給付額を65 歳時点の価格に換算し 年金給付総額を保険料負担総額で除した 給付負担倍率 の試算結果である なお 厚生年金保険料は労使折半であるが 以下では 全ての試算で負担額に事業主負担は含んでいない 図表 年財政検証の経済前提 将来の経済状

<4D F736F F D2095BD90AC E937890C590A789FC90B382C98AD682B782E D5F E646F63>

米国の給付建て制度の終了と受給権保護の現状

v

25~44歳の子育てと仕事の両立

配偶者控除の改正で女性の働き方は変わるか

消費税増税等の家計への影響試算

<4D F736F F F696E74202D DB92B789EF8B638E9197BF C CA8F8A8E7B90DD81458DDD91EE B ED2816A817989DB92B789EF8B638CE38A6D92E894C5817A2E707074>

特別障害者一人につき 75 万円を所得から控除することができます 障害者控除は 扶養控除の適用がない16 歳未満の扶養親族を有する場合においても適用されます ⑶ 心身障害者扶養共済掛金の控除 P128 条例の規定により地方公共団体が実施するいわゆる心身障害者扶養共済制度による契約で一定の要件を備えて

Microsoft Word - こども保険に関するFAQ.docx

2. 改正の趣旨 背景の等控除は 給与所得控除とは異なり収入が増加しても控除額に上限はなく 年金以外の所得がいくら高くても年金のみで暮らす者と同じ額の控除が受けられるなど 高所得の年金所得者にとって手厚い仕組みとなっている また に係る税制について諸外国は 基本的に 拠出段階 給付段階のいずれかで課

第9号様式(第10条、第19条、第20条関係)

要 旨 2009 年の年金財政検証によると 標準的な厚生年金世帯 であれば 世代間格差はあるものの 将来世代においても 平均寿命 (60 歳時点の平均余命 ) まで生存すれば 負担した保険料の 2.3 倍の給付が受けられる見通しであることが明らかにされた これはこの倍率の分母である負担に事業主負担が

2. 年金額改定の仕組み 年金額はその実質的な価値を維持するため 毎年度 物価や賃金の変動率に応じて改定される 具体的には 既に年金を受給している 既裁定者 は物価変動率に応じて改定され 年金を受給し始める 新規裁定者 は名目手取り賃金変動率に応じて改定される ( 図表 2 上 ) また 現在は 少

スライド 1

1 どこに相談すればよいのでしょう?

第2回税制調査会 総2-2

Microsoft PowerPoint - 7.【資料3】国民健康保険料(税)の賦課(課税)限度額について

1. 改革の方向性 女性の働き方に中立的な制度整備に当たっては 可処分所得の大幅な減少が生じないよう 負担を最小化 負担増減を円滑化するとともに こうした見直しが 負担増の生じる世帯 個人に ベネフィットとして戻ってくる制度改革とすることが不可欠 改革の進め方についての方針を明示し できるものから早

FX取引に係る確定申告について

Microsoft Word 寄付アンケート記者報告.docx

TERG

平成25年 国民生活基礎調査【所得票】 結果表一覧(案)

b. 世帯主年齢階級別 負担率 図表 II- 6-4 墨田ブロックの世帯主年齢階級別 平均負担率 図表 II- 6-5 墨田ブロックの世帯主年齢階級別 負担率の分布 合計 5% 未満 % 以上 1% 未満

第3回税制調査会 総3-2

<4D F736F F D2095BD90AC E937890C590A789FC90B382C98AD682B782E D5F E646F63>

障害基礎年金 障害厚生年金 労災補償年金の属性別受給内容 以下の表に 個人事業主 法人経営者 個人事業の労働者 法人会社の労働者別に障害基礎年金 障害厚生年金 障害補償年金を受給できるか できないかを一覧表にしてみました 国民年金厚生年金労災 障害基礎年金障害厚生年金障害補償年金 1 個人事業主 2

資料9

 

消費税増税等の家計への影響試算(2017年10月版)<訂正版>

<4D F736F F D D9182CC8EB88BC695DB8CAF90A793782E646F63>

Microsoft Word - "ç´ıå¿œçfl¨ docx

平成19年度税制改正.xls

平成27年国勢調査世帯構造等基本集計結果の概要

障害厚生年金 厚生年金に加入している間に初診日 ( 障害のもととなった病気やけがで初めて医者にかかった日 ) がある病気やけがによって 65 歳になるまでの間に 厚生年金保険法で定める障害の状態になったときに 受給要件を満たしていれば支給される年金です なお 障害厚生年金に該当する状態よりも軽い障害

資料1 世帯特性データのさらなる充実可能性の検討について

MR通信H22年1月号

1. 復興基本法 復興の基本方針 B 型肝炎対策の基本方針における考え方 復旧 復興のための財源については 次の世代に負担を先送りすることなく 今を生きる世代全体で連帯し負担を分かち合うこととする B 型肝炎対策のための財源については 期間を限って国民全体で広く分かち合うこととする 復旧 復興のため

平成19年度分から

PowerPoint プレゼンテーション

厚生年金 健康保険の強制適用となる者の推計 粗い推計 民間給与実態統計調査 ( 平成 22 年 ) 国税庁 5,479 万人 ( 年間平均 ) 厚生年金 健康保険の強制被保険者の可能性が高い者の総数は 5,479 万人 - 約 681 万人 - 約 120 万人 = 約 4,678 万人 従業員五人

新旧児童手当、子ども手当と税制改正のQ&A

スライド 1

Microsoft Word - 概要.doc

2. 改正の趣旨 背景給与所得控除額の変遷 1 昭和 49 年産業構造が転換し会社員が急速に増加 ( 働き方が変化 ) する中 (1) 実際の勤務関連経費が給与所得控除を上回っても 当時は特定支出控除 ( 昭和 63 年導入 ) がなく 会社員は実際の勤務関連経費がいくら高くても実額控除できなかった

20~40代の出産と子育て- 第9回結婚・出産に関する調査より -

このジニ係数は 所得等の格差を示すときに用いられる指標であり 所得等が完全に平等に分配されている場合に比べて どれだけ分配が偏っているかを数値で示す ジニ係数は 0~1の値をとり 0 に近づくほど格差が小さく 1に近づくほど格差が大きいことを表す したがって 年間収入のジニ係数が上昇しているというこ

平成23年度 旭区区民意識調査

経済財政モデル の概要 経済財政モデル は マクロ経済だけでなく 国 地方の財政 社会保障を一体かつ整合的に分析を行うためのツールとして開発 人口減少下での財政や社会保障の持続可能性の検証が重要な課題となる中で 政策審議 検討に寄与することを目的とした 5~10 年程度の中長期分析用の計量モデル 短

公益法人の寄附金税制について

平成 24 年度国民健康保険税税率改定案 1 医療保険分 ( 基礎課税額 ) 現行 改定 増減 伸率 所得割額 4.30 % 4.63 % % 資産割額 % 9.80 % % 税率等 均等割額 17,100 円 18,000 円 900 円 5.3%

<4D F736F F D208E718B9F8EE B95B CE>

所得控除 雑損控除 医療費控除 社会保険料控除等 旧生命保険料控除 旧個人年金保険料控除 ( 実質損失額 - 総所得金額等の合計額 10%) 又は ( 災害関連支出の金額 -5 万円 ) のうち いずれか多い方の金額医療費の実質負担額 -(10 万円と総所得金額等の 5% のいずれか低い金額 ) 限

相対的貧困率の動向: 2006, 2009, 2012年

タイトル

個人市民税 控除・税率等の変遷【市民税課】

構成 Ⅰ 所得税改革 下向きジェットコースターの不安 格差への対応 - 所得税の四位一体改革 日本の所得税 - 負担の実態 税額控除制度の効果 Ⅱ 納税者番号制度 適正課税と利便性のための基盤整備 ドイツ ( 税務識別番号 ) イギリス ( 国民保険番号 NINO) オランダ ( 市民サービス番号

<4D F736F F D20944E8BE093C192A5837A815B B83572E646F63>

Transcription:

世帯類型別の受益と負担について 参考資料 2-4(2) 未定稿 平成 23 年 6 月 8 日内閣府 類型 世帯主年齢 性別 配偶者 子ども人数 1 20 代男性 なし ( 単身 ) なし 2 20 代女性 なし ( 単身 ) なし 3 30 代男性 なし ( 単身 ) なし 4 30 代男性 あり なし 5 30 代男性 あり 1 人 6 30 代男性 あり 2 人 7 30 代男性 あり ( 共働き ) なし 8 30 代男性 あり ( 共働き ) 1 人 9 30 代男性 あり ( 共働き ) 2 人 10 30 代女性 なし ( 単身 ) なし 11 40 代男性 なし ( 単身 ) なし 12 40 代男性 あり なし 13 40 代男性 あり 1 人 14 40 代男性 あり 2 人 15 40 代男性 あり ( 共働き ) なし 16 40 代男性 あり ( 共働き ) 1 人 17 40 代男性 あり ( 共働き ) 2 人 18 40 代女性 なし ( 単身 ) なし 19 50 代男性 なし ( 単身 ) なし 20 50 代男性 あり なし 類型世帯主年齢 性別配偶者子ども人数 21 50 代男性あり 1 人 22 50 代男性あり 2 人 23 50 代男性あり ( 共働き ) なし 24 50 代男性あり ( 共働き ) 1 人 25 50 代男性あり ( 共働き ) 2 人 26 50 代女性なし ( 単身 ) なし 27 60 代男性なし ( 単身 ) なし 28 60 代男性ありなし 29 60 代男性あり 1 人 30 60 代男性あり 1 人 ( 勤務 ) 31 60 代男性あり ( 共働き ) なし 32 60 代女性なし ( 単身 ) なし 33 60 代女性ありなし 34 70 代男性なし ( 単身 ) なし 35 70 代男性ありなし 36 70 代女性なし ( 単身 ) なし 37 母子家庭 38 三世代同居 年齢等については 各世代及び各類型の平均値 (2009 年全国消費実態調査より ) 上記世帯類型により同統計の約 80% の世帯をカバー

本資料は 様々な世帯類型ごとに公的サービスによる受益と一定の負担の関係について その傾向を概括的に見るために 試行的に簡易に計算した結果である 例えば 下記の通り 負担 に含まれていない税等もある こうしたことから ここでの計算結果から得られる ネット受益 ( 受益 - 負担 ) の数値については 必ずしも実際のネットの受益の額を正確に示すものではなく 幅を持って解されるべきである 計算方法 1. 世帯属性の特定総務省 平成 21 年度全国消費実態調査 により 世帯主年齢階級ごとに多い世帯類型について 世帯主 世帯員年齢 世帯主 世帯年収 年金収入等の世帯属性に関する平均額を計算 2. 負担の計算 所得税 住民税 : 世帯 世帯主年収 家族属性から得られる税額を計算消費税 : 平成 21 年度全国消費実態調査 により 各世帯類型の平均消費支出額を算出し 5% の税率を掛け合わせて算出保険料 : 年収の一定割合自己負担 : 平成 21 年度全国消費実態調査 により 各世帯類型の平均医療 介護支出を計算 教育については 文部科学省 平成 20 年度子どもの学習費 から教育負担額うち学校関係費に基づいて計算 上記 負担 には 個別間接税等の間接税 相続税 固定資産税等の資産課税の負担 法人税等の事業課税 社会保険料の事業主負担にかかる帰着等については 含まれていない 3. 受益の計算 医療 介護 教育 ( 現物 ) 給付 雇用保険 : 平成 22 年度厚生労働白書 に従って試算年金 : 平成 21 年度全国消費実態調査 により 各世帯類型ごとの平均公的年金給付額を計算子ども手当 : 各世帯類型の属性から 15 歳以下の子供の数に比例集合消費 + 公共事業等 : 国民経済計算 ( 平成 21 年度 ) より 一般政府の最終消費のうちの集合消費支出 ( 現実最終消費 ) 総固定資本形成 資本移転 ( ただし これらの教育を除く ) の合計 (58 兆円 ) を平成 22 年度人口 (1 億 2805 万人 ) で除した額

世帯 1(20 代男性単身 ) 年間世帯収入 300 万円 負担 所得税 + 住民税 25 万円 受益 医療 介護 教育等 10 万円 消費税 5 万円 年金 手当等 1 万円 保険料 40 万円 集合消費 + 公共事業等 45 万円 自己負担額 1 万円 15 万円

世帯 2(20 代女性単身 ) 年間世帯収入 250 万円 負担 所得税 + 住民税 20 万円 受益 医療 介護 教育等 10 万円 消費税 5 万円 年金 手当等 1 万円 保険料 35 万円 集合消費 + 公共事業等 45 万円 自己負担額 1 万円 5 万円

世帯 3(30 代男性単身 ) 年間世帯収入 400 万円 負担 所得税 + 住民税 40 万円 受益 医療 介護 教育等 11 万円 消費税 5 万円 年金 手当等 5 万円 保険料 55 万円 集合消費 + 公共事業等 45 万円 自己負担額 1 万円 40 万円

世帯 4(30 代夫婦子どもなし ) 年間世帯収入 500 万円 配偶者 ( 専業主婦 ) 負担 所得税 + 住民税 40 万円 受益 医療 介護 教育等 25 万円 消費税 9 万円 年金 手当等 4 万円 保険料 70 万円 集合消費 + 公共事業等 90 万円 自己負担額 5 万円 5 万円

世帯 5(30 代夫婦子ども 1 人 ) 年間世帯収入 500 万円 配偶者 ( 専業主婦 ) 子ども ( 幼稚園児 ) 負担 所得税 + 住民税 35 万円 受益 医療 介護 教育等 75 万円 消費税 10 万円 年金 手当等 25 万円 保険料 65 万円 集合消費 + 公共事業等 135 万円 自己負担額 20 万円 105 万円

世帯 6 (30 代夫婦子ども 2 人 ) 年間世帯収入 500 万円 配偶者 ( 専業主婦 ) 子ども ( 幼稚園児 小学生 ) 負担 所得税 + 住民税 35 万円 受益 医療 介護 教育等 165 万円 消費税 10 万円 年金 手当等 35 万円 保険料 70 万円 集合消費 + 公共事業等 180 万円 自己負担額 30 万円 235 万円

世帯 7(30 歳夫婦子どもなし ) 年間世帯収入 750 万円 配偶者 ( 年収 300 万円 ) 負担 所得税 + 住民税 65 万円 受益 医療 介護 教育等 22 万円 消費税 10 万円 年金 手当等 3 万円 保険料 90 万円 集合消費 + 公共事業等 90 万円 自己負担額 5 万円 55 万円

世帯 8(30 歳夫婦子ども 1 人 ) 年間世帯収入 650 万円 配偶者 ( 年収 250 万円 ) 子ども ( 幼稚園児 ) 負担 所得税 + 住民税 50 万円 受益 医療 介護 教育等 75 万円 消費税 10 万円 年金 手当等 20 万円 保険料 80 万円 集合消費 + 公共事業等 135 万円 自己負担額 20 万円 70 万円

世帯 9(30 歳夫婦子ども 2 人 ) 年間世帯収入 700 万円 配偶者 ( 年収 250 万円 ) 子ども ( 幼稚園児 小学生 ) 負担 所得税 + 住民税 60 万円 受益 医療 介護 教育等 165 万円 消費税 12 万円 年金 手当等 35 万円 保険料 86 万円 集合消費 + 公共事業等 180 万円 自己負担額 32 万円 190 万円

世帯 10(30 代女性単身 ) 年間世帯収入 350 万円 負担 所得税 + 住民税 30 万円 受益 医療 介護 教育等 11 万円 消費税 5 万円 年金 手当等 5 万円 保険料 45 万円 集合消費 + 公共事業等 45 万円 自己負担額 1 万円 20 万円

世帯 11(40 代男性単身 ) 年間世帯収入 500 万円 負担 所得税 + 住民税 60 万円 受益 医療 介護 教育等 15 万円 消費税 6 万円 年金 手当等 3 万円 保険料 75 万円 集合消費 + 公共事業等 45 万円 自己負担額 2 万円 80 万円

世帯 12(40 歳夫婦子どもなし ) 年間世帯収入 600 万円 配偶者 ( 専業主婦 ) 負担 所得税 + 住民税 60 万円 受益 医療 介護 教育等 30 万円 消費税 10 万円 年金 手当等 5 万円 保険料 85 万円 集合消費 + 公共事業等 90 万円 自己負担額 5 万円 35 万円

世帯 13(40 歳夫婦子ども 1 人 ) 年間世帯収入 650 万円 配偶者 ( 専業主婦 ) 子ども ( 小学生 ) 負担 所得税 + 住民税 65 万円 受益 医療 介護 教育等 125 万円 消費税 11 万円 年金 手当等 25 万円 保険料 90 万円 集合消費 + 公共事業等 135 万円 自己負担額 14 万円 105 万円

世帯 14(40 歳夫婦子ども 2 人 ) 年間世帯収入 650 万円 配偶者 ( 専業主婦 ) 子ども ( 小学生 中学生 ) 負担 所得税 + 住民税 65 万円 受益 医療 介護 教育等 235 万円 消費税 12 万円 年金 手当等 35 万円 保険料 95 万円 集合消費 + 公共事業等 180 万円 自己負担額 38 万円 240 万円

世帯 15(40 代夫婦子どもなし ) 年間世帯収入 950 万円配偶者 ( 年収 400 万円 ) 負担 所得税 + 住民税 100 万円 受益 医療 介護 教育等 30 万円 消費税 10 万円 年金 手当等 3 万円 保険料 120 万円 集合消費 + 公共事業等 90 万円 自己負担額 3 万円 110 万円

世帯 16(40 歳夫婦子ども 1 人 ) 年間世帯収入 900 万円配偶者 ( 年収 350 万円 ) 子ども ( 小学生 ) 負担 所得税 + 住民税 85 万円 受益 医療 介護 教育等 125 万円 消費税 13 万円 年金 手当等 18 万円 保険料 115 万円 集合消費 + 公共事業等 135 万円 自己負担額 20 万円 45 万円

世帯 17(40 代夫婦子ども 2 人 ) 年間世帯収入 950 万円配偶者 ( 年収 350 万円 ) 子ども ( 小学生 中学生 ) 負担 所得税 + 住民税 85 万円 受益 医療 介護 教育等 235 万円 消費税 15 万円 年金 手当等 35 万円 保険料 115 万円 集合消費 + 公共事業等 180 万円 自己負担額 30 万円 205 万円

世帯 18(40 代女性単身 ) 年間世帯収入 350 万円 負担 所得税 + 住民税 35 万円 受益 医療 介護 教育等 15 万円 消費税 5 万円 年金 手当等 5 万円 保険料 55 万円 集合消費 + 公共事業等 45 万円 自己負担額 2 万円 30 万円

世帯 19(50 代男性単身 ) 年間世帯収入 450 万円 負担 所得税 + 住民税 55 万円 受益 医療 介護 教育等 20 万円 消費税 6 万円 年金 手当等 4 万円 保険料 55 万円 集合消費 + 公共事業等 45 万円 自己負担額 3 万円 50 万円

世帯 20(50 代夫婦子どもなし ) 年間世帯収入 650 万円配偶者 ( 専業主婦 ) 負担 所得税 + 住民税 70 万円 受益 医療 介護 教育等 52 万円 消費税 12 万円 年金 手当等 10 万円 保険料 90 万円 集合消費 + 公共事業等 90 万円 自己負担額 5 万円 25 万円

世帯 21(50 代夫婦子ども 1 人 ) 年間世帯収入 750 万円配偶者 ( 専業主婦 ) 子ども ( 大学生 ) 負担 所得税 + 住民税 80 万円 受益 医療 介護 教育等 135 万円 消費税 13 万円 年金 手当等 8 万円 保険料 100 万円 集合消費 + 公共事業等 135 万円 自己負担額 60 万円 25 万円

世帯 22(50 代夫婦子ども 2 人 ) 年間世帯収入 750 万円 配偶者 ( 専業主婦 ) 子ども ( 高校生 大学生 ) 負担 所得税 + 住民税 75 万円 受益 医療 介護 教育等 235 万円 消費税 13 万円 年金 手当等 8 万円 保険料 105 万円 集合消費 + 公共事業等 180 万円 自己負担額 95 万円 135 万円

世帯 23(50 代夫婦子どもなし ) 年間世帯収入 900 万円配偶者 ( 年収 350 万円 ) 負担 所得税 + 住民税 95 万円 受益 医療 介護 教育等 50 万円 消費税 14 万円 年金 手当等 5 万円 保険料 115 万円 集合消費 + 公共事業等 90 万円 自己負担額 6 万円 85 万円

世帯 24(50 代夫婦子ども 1 人 ) 年間世帯収入 1000 万円配偶者 ( 年収 400 万円 ) 子ども ( 大学生 ) 負担 所得税 + 住民税 100 万円 受益 医療 介護 教育等 125 万円 消費税 15 万円 年金 手当等 5 万円 保険料 125 万円 集合消費 + 公共事業等 135 万円 自己負担額 60 万円 35 万円

世帯 25(50 代夫婦子ども 2 人 ) 年間世帯収入 1200 万円 配偶者 ( 年収 450 万円 ) 子ども ( 高校生 大学生 ) 負担 所得税 + 住民税 140 万円 受益医療 介護 教育等 230 万円 消費税 15 万円 年金 手当等 5 万円 保険料 140 万円 集合消費 + 公共事業等 180 万円 自己負担額 95 万円 25 万円

世帯 26(50 代女性単身 ) 年間世帯収入 250 万円 負担 所得税 + 住民税 18 万円 受益 医療 介護 教育等 30 万円 消費税 6 万円 年金 手当等 25 万円 保険料 28 万円 集合消費 + 公共事業等 45 万円 自己負担額 3 万円 45 万円

世帯 27(60 代男性単身 ) 年間世帯収入 200 万円 負担 所得税 + 住民税 15 万円 受益 医療 介護 教育等 35 万円 消費税 6 万円 年金 手当等 90 万円 保険料 5 万円 集合消費 + 公共事業等 45 万円 自己負担額 4 万円 140 万円

世帯 28(60 代夫婦子どもなし ) 年間世帯収入 400 万円配偶者 ( 専業主婦 ) 負担 所得税 + 住民税 30 万円 受益 医療 介護 教育等 70 万円 消費税 13 万円 年金 手当等 180 万円 保険料 12 万円 集合消費 + 公共事業等 90 万円 自己負担額 10 万円 275 万円

世帯 29(60 代夫婦子ども 1 人 ) 年間世帯収入 500 万円配偶者 ( 専業主婦 ) 子ども (30 代 ) 負担 所得税 + 住民税 35 万円 受益 医療 介護 教育等 85 万円 消費税 13 万円 年金 手当等 145 万円 保険料 17 万円 集合消費 + 公共事業等 135 万円 自己負担額 10 万円 290 万円

世帯 30(60 代夫婦子ども 1 人 ( 勤務 )) 年間世帯収入 600 万円配偶者 ( 専業主婦 ) 子ども (30 代年収 300 万円 ) 負担 所得税 + 住民税 50 万円 受益 医療 介護 教育等 85 万円 消費税 13 万円 年金 手当等 155 万円 保険料 30 万円 集合消費 + 公共事業等 135 万円 自己負担額 12 万円 270 万円

世帯 31(60 代夫婦子どもなし ) 年間世帯収入 700 万円配偶者 (60 代前半年収 300 万円 ) 負担 所得税 + 住民税 60 万円 受益 医療 介護 教育等 70 万円 消費税 15 万円 年金 手当等 110 万円 保険料 35 万円 集合消費 + 公共事業等 90 万円 自己負担額 10 万円 150 万円

世帯 32(60 代女性単身 ) 年間世帯収入 180 万円 負担 所得税 + 住民税 9 万円 受益 医療 介護 教育等 35 万円 消費税 6 万円 年金 手当等 110 万円 保険料 2 万円 集合消費 + 公共事業等 45 万円 自己負担額 3 万円 170 万円

世帯 33(60 代夫婦子供なし女性世帯主 ) 年間世帯収入 300 万円 負担 所得税 + 住民税 16 万円 受益 医療 介護 教育等 35 万円 消費税 12 万円 年金 手当等 145 万円 保険料 15 万円 集合消費 + 公共事業等 90 万円 自己負担額 7 万円 220 万円

世帯 34(70 代単身男性 ) 年間世帯収入 200 万円 負担 所得税 + 住民税 12 万円 受益 医療 介護 教育等 85 万円 消費税 5 万円 年金 手当等 165 万円 保険料 5 万円 集合消費 + 公共事業等 45 万円 自己負担額 3 万円 270 万円

世帯 35(70 代夫婦のみ ) 年間世帯収入 350 万円配偶者 ( 専業主婦 ) 負担 所得税 + 住民税 15 万円 受益 医療 介護 教育等 150 万円 消費税 11 万円 年金 手当等 275 万円 保険料 15 万円 集合消費 + 公共事業等 90 万円 自己負担額 9 万円 465 万円

世帯 36(70 代女性単身 ) 年間世帯収入 170 万円 負担 所得税 + 住民税 10 万円 受益 医療 介護 教育等 85 万円 消費税 5 万円 年金 手当等 140 万円 保険料 2 万円 集合消費 + 公共事業等 45 万円 自己負担額 3 万円 250 万円

世帯 37( 母子家庭 ) 年間世帯収入 200 万円子ども ( 中学生 ) 負担 所得税 + 住民税 13 万円 受益 医療 介護 教育等 125 万円 消費税 7 万円 年金 手当等 20 万円 保険料 30 万円 集合消費 + 公共事業等 90 万円 自己負担額 15 万円 170 万円

世帯 38( 三世代同居平均世帯員人数 5 人 ) 年間世帯収入 800 万円配偶者 ( 専業主婦 ) 負担 所得税 + 住民税 45 万円 受益 医療 介護 教育等 250 万円 消費税 15 万円 年金 手当等 120 万円 保険料 85 万円 集合消費 + 公共事業等 225 万円 自己負担額 45 万円 405 万円