平成27年3月決算における税務上の留意事項

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2. 中小企業のための主な優遇制度 注 : 各項目に付記している番号は 関連する参考資料です 番号に対応する資料名などは 5~6 ページに掲載していますのでご参照ください [1] 中小法人等 に適用される主な優遇制度 紙面の都合により ここでは制度の種類と それに関連する参考資料の番号を紹介していま

改正 ( 事業年度の中途において中小企業者等に該当しなくなった場合等の適用 ) 42 の 6-1 法人が各事業年度の中途において措置法第 42 条の6 第 1 項に規定する中小企業者等 ( 以下 中小企業者等 という ) に該当しないこととなった場合においても その該当しないこととなった日前に取得又

平成30年3月決算における税務上の留意事項

税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

下では特別償却と対比するため 特別控除については 特に断らない限り特定の機械や設備等の資産を取得した場合を前提として説明することとします 特別控除 内容 個別の制度例 特定の機械や設備等の資産を取得して事業の用に供したときや 特定の費用を支出したときなどに 取得価額や支出した費用の額等 一定割合 の

改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

平成23年度税制改正の主要項目

企業中小企(2) 所得拡大促進税制の見直し ( 案 ) 大大企業については 前年度比 以上の賃上げを行う企業に支援を重点化した上で 給与支給総額の前年度からの増加額への支援を拡充します ( 現行制度とあわせて 1) 中小企業については 現行制度を維持しつつ 前年度比 以上の賃上げを行う企業について

平成29年3月決算における税務上の留意事項

3. 改正の内容 法人税における収益認識等について 収益認識時の価額及び収益の認識時期について法令上明確化される 返品調整引当金制度及び延払基準 ( 長期割賦販売等 ) が廃止となる 内容改正前改正後 収益認識時の価額をそれぞれ以下とする ( 資産の販売若しくは譲渡時の価額 ) 原則として資産の引渡

HPのトップページ更新原稿

税効果会計シリーズ(3)_法定実効税率

目 次 問 1 法人税法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 1 問 2 租税特別措置法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 3 問 3 法人税法における当初申告要件 ( 所得税額控除の例 ) 5 問 4 法人税法における適用額の制限 ( 所得税額控除の例 ) 6

労働基準法が改正されます

< F31322D89FC90B390C C18F578D8692C7985E5B315D2E6A74>

(2) 青色申告書を提出する中小企業者等 ( 平成 3 年 4 月 日以後開始する事業年度については 適用除外事業者 ( 注 4) を除く ) が 平成 30 年 4 月 日から平成 33 年 3 月 3 日までの間に開始する各事業年度において 国内雇用者に対して給与等を支給する場合に継続雇用者給与

平成20年2月

法人税 faq

試験研究費 9,, 7,, Check7 14,, 14,, Check8 7,, 2,, 14,, 6,, 6,, 税務弘報

改正前改正案速報 5. 改正の内容 (1) 研究開発税制の見直し ( 大企業の場合 ) 総額型 上乗せ措置 税額控除額 = 試験研究費の総額 税額控除率 (6%14%: 試験研究費の増減割合に応じて ) 控除上限額 法人税額 25% 高水準型 税額控除額 = 試験研究費の額のうち平均売上金額 10%

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「図解 外形標準課税」(仮称)基本構想

作成する申告書 還付請求書等の様式名と作成の順序 ( 単体申告分 ) 申告及び還付請求を行うに当たり作成することとなる順に その様式を示しています 災害損失の繰戻しによる法人税 額の還付 ( 法人税法 805) 仮決算の中間申告による所得税 額の還付 ( 法人税法 ) 1 災害損失特別勘

IFRS基礎講座 IAS第12号 法人所得税

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

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. 減価償却の仕組みを理解する 60 定率法 定額法など減価償却の方法を理解しましょう. 有価証券の整理をする 68 有価証券一覧表に 購入売却のつど その取引内容を記載していくと 決算業務の際に便利です. 受取配当金を集計する 78 有価証券の整理後 受取配当金と源泉所得税を集計し 申告書作成の準

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住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の非課税制度の改正

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

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1 特別償却の適用例 コネクテッド インダストリーズ税制 (IoT 税制 ) よくあるご質問補足資料 例 ) a. 5,000 万円の課税対象設備を購入 ( 対象設備の法定耐用年数は 5 年とする ただし の計算法は 定額法 とする ) 5,000 万円 5 年 = 1000 万円 b. 当年度で

企業結合ステップ2に関連するJICPA実務指針等の改正について⑦・連結税効果実務指針(その2)

平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

て 1.6 兆円程度の減税措置を講じることになります なお このうち 昨年 10 月に消費税率引上 げに伴う対応として決定した税制措置による減収額は 国 地方合わせて 1 兆円程度になります ( 参考 ) 平成 26 年度の税制改正 ( 内国税関係 ) による増減収見込額 ( 単位 : 億円 ) 改

租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) 第十条の二 第四十二条の五 第六十八条の十 租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) ( 高度省エネルギー増進設備等を取得した場合の特別償却又は所得税額の特別控除 ) 第十条の二青色申告書を提出する個人が 平成三十年四月一日 ( 第二号及

スライド 1

法人税制改正詳解 CONTENTS はしがき 第 1 章平成 23 年 12 月改正 第 1 節 法人税率の引下げ 2 1 改正の趣旨及び内容 2 2 税率引下げの必要性 5 3 実効税率の計算への改正の影響 7 4 適用関係 8 5 実効税率と復興特別法人税との関係 8 6 法

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

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1 繰越控除適用事業年度の申告書提出の時点で判定して 連続して 提出していることが要件である その時点で提出されていない事業年度があれば事後的に提出しても要件は満たさない 2 確定申告書を提出 とは白色申告でも可 4. 欠損金の繰越控除期間に誤りはないか青色欠損金の繰越期間は 最近でも図表 1 のよ

平成 28 年度税制改正の概要 1. 復興特区関係 * (1) 機械等に係る特別償却等の特例措置の5 年延長及び要件の緩和 * 要件緩和 : 建築物整備事業 ( テナント建物 ) の構造要件について まちなか再生計画に位置付けられた場合には 非耐火構造でも対象となるよう緩和 (2) 被災雇用者等を雇

土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

経営強化法の執行について

法人の減価償却制度の改正に関するQ&A

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適用時期 法人の平成 26 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度分の法人税について適用されます 改正措法附則案 使途秘匿金の支出がある場合の課税の特例使途秘匿金の支出がある場合の課税の特例 ( 法人が支出した使途秘匿金の額に 40% の割合を乗じて計算した金額をその納付すべき法人

5 配偶者控除等 配偶者控除 配偶者特別控除 扶養控除及び勤労学生控除の合計所得金額の要件 について 一律 10 万円ずつ引き上げられます 6 青色申告特別控除正規の簿記の原則により記帳している者に係る控除額が 55 万円に引き下げられ 正規の簿記の原則により記帳し かつ e5tax 等により確定申

商業 サービス業環境関連投資得拡大各要件の計算方法 まず 前事業年度 の つの事業年度について確認します 月末決算の会社の場合 月末以外の決算の場合 平成 年 大企業の場合 ( 月末以外の決算 ) 適用 1 年目 平成 年 平成 年 平成 年 < 要件 1> 雇用者給与等支給額がより一定割合増加して

改正法人税法により平成 24 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度については法人税率が 30% から 25.5% に引き下げられ また 復興財源確保法により平成 24 年 4 月 1 日から平成 27 年 3 月 31 日までの間に開始する事業年度については基準法人税額の 10% が復興特別法人

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Ⅰ 法人関連税制 1 減価償却制度 2 年連続の大改正になった背景 減価償却制度については 平成 19 年度税制改正により 残存価額および償却可能限度額の取扱いが廃止される大改正が行われ 定率法はいわゆる 250% 定率法 と呼ばれる従来にない新しい計算の仕組みが採用されました そして平成 20 年

はじめに 会社の経営には 様々な判断が必要です そのなかには 税金に関連することも多いでしょう 間違った判断をしてしまった結果 受けられるはずの特例が受けられなかった 本来より多額の税金を支払うことになってしまった という事態になり 場合によっては 会社の経営に大きな影響を及ぼすこともあります また

3 車体課税 自動車取得税の見直し 自動車取得税の税率 ( 一定税率 ) を以下のとおり引下げ ( 平成 26 年 4 月 1 日以降 ) 自家用自動車 ( 軽自動車を除く ) 5%( ) 3%( ) 営業用自動車 軽自動車 3%( ) 2%( ) いわゆる エコカー減税 について 環境性能に優れた

平成30年3月期決算の留意事項(税務)

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平成19年度分から

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

日本基準でいう 法人税等 に相当するものです 繰延税金負債 将来加算一時差異に関連して将来の期に課される税額をいいます 繰延税金資産 将来減算一時差異 税務上の欠損金の繰越し 税額控除の繰越し に関連して将来の期に 回収されることとなる税額をいいます 一時差異 ある資産または負債の財政状態計算書上の

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設例 [ 設例 1] 法定実効税率の算定方法 [ 設例 2] 改正地方税法等が決算日以前に成立し 当該改正地方税法等を受けた改正条例が当該決算日に成立していない場合の法定実効税率の算定 本適用指針の公表による他の会計基準等についての修正 -2-

平成 31 年度 税制改正 ( 案 ) のポイント このパンフレットは 平成 31 年度税制改正の大綱 ( 平成 30 年 12 月 21 日閣議決定 ) 及び 所得税法等の一部を改正する法律案 ( 平成 31 年 2 月 5 日閣議決定 ) の内容を分かりやすくまとめたものです 法案成立前の内容で

損金経理と積立金経理の違い ( 圧縮超過額がない場合の基本構造 ) 例 A 社は 50の国庫補助金を得て 100で機械を取得した なお A 社の経常利益は 100 である * 仕訳の違い ( 単位 : 百万円 ) 損金経理積立金経理 補助金受贈と機械取得時の仕訳 ( 両者とも同じ ) 現金預金 50

2. 制度の概要 この制度は 非上場株式等の相続税 贈与税の納税猶予制度 とは異なり 自社株式に相当する出資持分の承継の取り扱いではなく 医療法人の出資者等が出資持分を放棄した場合に係る税負担を最終的に免除することにより 持分なし医療法人 に移行を促進する制度です 具体的には 持分なし医療法人 への

3. 住宅税制 消費税率の引上げに伴う一時の税負担の増加による影響を平準化し 及び緩和する観 点から 住宅税利について以下のとおり所要の措置を講じます 住宅ローン減税を平成 26 年 1 月 1 日から平成 29 年末まで 4 年間延長し その期間のうち平成 26 年 4 月 1 日から平成 29

要件① 雇用者給与等・・・・ (ざっくり) 平成24年度の給与総額と比べて、平成25年以降毎年、一定割合以上給与総額が増えていること。 <雇用者給与等支給額とは> <一定割合とは>

第6回税制調査会 総6-3

平成 31 年度 税制改正 平成 31 年 4 月 財務省

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法人税 faq

会社税務のてびき目次 平成 28 年度 法人税関係税制改正のポイント 1 1 法人税は何にかかるか? 3 2 収益は どの時点で計上するか? 8 3 配当金を受け取ったときは? 15 4 売上原価を求める方法 19 5 売却した有価証券の損益を求める 24 コラム 1 社長が会社にお金を貸していたら

業結合ステップ2に関連するJICPA実務指針等の改正について⑧・連結税効果実務指針(その3)

別紙様式 7( ひな型 ) ( 日本工業規格 A4) 別紙様式 7( ひな型 ) ( 日本工業規格 A4) 申請者がと年月日をもって売買契約を締結した指名金銭債権に伴う別紙記載の不動産の質権又は抵当権の移転の登記につき 租税特別措置法第 83 条の2 第 1 項の規定の適用を受けたいので 租税特別措

住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の非課税制度の改正

適用時期 5. 本実務対応報告は 公表日以後最初に終了する事業年度のみに適用する ただし 平成 28 年 4 月 1 日以後最初に終了する事業年度が本実務対応報告の公表日前に終了している場合には 当該事業年度に本実務対応報告を適用することができる 議決 6. 本実務対応報告は 第 338 回企業会計

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平成 26 年 5 月 石川経営グループあなたの繁栄が私たちの喜びです! 今月の視点 平成 26 年度税制改正 467 号 2025 年問題 ( 団塊世代が 75 才以上 後期高齢者となり 2,200 万人以上の超高 齢社会への突入する ) として 少子 高齢社会が急速に進もうとしています 税制改正

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平成19年度税制改正.xls

H1-4

CONTENTS 第 1 章法人税における純資産の部の取扱い Q1-1 法人税における純資産の部の区分... 2 Q1-2 純資産の部の区分 ( 法人税と会計の違い )... 4 Q1-3 別表調整... 7 Q1-4 資本金等の額についての政令の規定 Q1-5 利益積立金額についての政

税効果会計シリーズ(7)_「個別財務諸表における繰延税金資産及び繰延税金負債の計上」

平成20年度の税制改正により、地域間の税源偏在を是正するため、消費税を含む税体系の抜本的な改革が行われるまでの間の暫定的措置として、法人事業税の一部を分離し、地方法人特別税及び地方法人特別譲与税が創設されました

損金算入できる税金 1. 概要消費税の計算を税抜経理処理して決算時点で課税売上割合が 95% 未満になった場合 控除対象外消費税が出てきます この仮受消費税と仮払消費税の差額と 確定納付額のずれは 損金算入できます 課税売上割合が 80% 以上 95% 未満の場合は 全額を租税公課として損金計上でき

1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

<8DFB8E B835E C8E E6169>

[2] 財務上の影響 自己株式を 取得 した場合には 通常の有価証券の Ⅰ. 株主資本 ように資産に計上することはせず 株主との間の資本取 1. 資本金 引と考え その取得原価をもって純資産の部の株主資本 2. 資本剰余金 (1) 資本準備金 から控除します そのため 貸借対照表上の表示は金額 (2

平成 28 年 12 月 農林水産省 平成 29 年度税制改正主要事項 1. 新規 拡充事項 (1) 生産資材価格の引下げ及び農産物の流通加工構造の改革のための法整備を前提とした次の措置の創設 ( 所得税 法人税 登録免許税 ) 1 同法の認定を受けた事業再編事業者が事業再編計画に記載された機械装置

Q1 法人事業税の負担変動の軽減措置とは どのような制度ですか? A. 平成 27 年度税制改正により導入された 外形標準課税の拡大 ( 所得割の税率引き下げ及び付加価値割 資本割の税率引き上げ ) によって生じる税負担の変動の影響を緩和する措置で 付加価値額が一定以下の法人を対象に税負担の増加につ

3 税目 3. 国税 ( 所得税 ) 土地建物等の分離課税の譲渡所得の見直し 土地建物等の譲渡損益の課税方式を累進税率による 所有期間を考慮した N 分 N 乗方式 とし 他の所得との損益通算及び譲渡損失の繰越控除を認めべきである 土地建物等の譲渡所得に対する課税は他の所得と分離して行われているが

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することが適当であることから 本通達では 特定施設の敷地の用に供される土地等には 土地又は土地の上に存する権利を取得した時において 現に特定施設の敷地の用に供されているもの及び特定施設の敷地の用に供されることが確実であると認められるものが該当することを明らかにしている なお 取得の時において特定施設

1 設備投資をして生産性を高めたい! ~ 中小企業経営強化税制の創設 ~ ~ 固定資産税特例の拡充 ~ 利用できるのは 法 人 個人事業主 法人税 所得税固定資産税 省力化のため セルフレジ ( 複数台合計で約 1,500 万円 ) を導入したい! 何か使える支援策はないかしら? 経営力を向上させる

平成23年度税制改正大綱(閣議決定)における要望実現項目

3 平成 25 年 4 月に給与の支給規程を改訂し 平成 24 年分 10 月にまでさかのぼって実施する こととなり 平成 25 年 4 月の給与支給日に支払うこととなった平成 24 年 10 月から平成 25 年 3 月までの給与改訂差額 A 3 1 給与所得の収入金額の収入すべき時期は 契約又は

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

税務情報 固定資産の加速減価償却の範囲が拡大 ~ 財税 [2014]75 号の施行 ~ 2014 年 10 月 20 日付けで 固定資産の加速減価償却に係る企業所得税政策の完備に関する通知 ( 財税 [2014]75 号 以下 75 号通知 と表記 ) が公布され 2014 年 1 月 1 日から遡

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税務 平成 27 年 3 月決算における税務上の留意事項 やま税理士法人トーマツ税理士山 の 之 うち内 やすひろ 泰弘 1 はじめに 平成 26 年度税制改正は 例年と異なり 2 段階の 議論が行われた まず 平成 26 年 4 月 1 日からの消 費税率の引上げによる景気底冷えを防止する目的 で 民間投資を活性化させるための税制措置等が平 成 25 年の秋に前倒しで閣議決定され ( 消費税率及 び地方消費税率の引上げとそれに伴う対応につい て ) その後 秋に決定された事項も含める形で 平成 25 年 12 月 24 日には 平成 26 年度税制改正 大綱 が閣議決定された そして 平成 26 年 2 月 4 日に 所得税法等の一部を改正する法律案 及び 地方法人税法案 が国会に提出された後 同法案 が平成 26 年 3 月 20 日に成立 同年 4 月 1 日に施行 された *1 本稿では平成 27 年 3 月期の留意事項として平成 26 年度税制改正により平成 26 年 4 月 1 日以後に開 始する事業年度より新たに適用される改正項目に関 する留意事項を解説する また 過年度の税制改正 のうち経過措置により引き続き留意の必要な事項も あわせて解説する なお 本文中の意見に関する部 分は筆者の私見であることを申し添える 2 平成 26 年税制改正 ( 法人税 ) (1) 復興特別法人税の廃止復興特別法人税については 平成 24 年 4 月 1 日か ら平成 27 年 3 月 31 日まで ( 指定期間 ) の間で最初 に開始する事業年度から 3 年間に限り 基準法人税 額の 10% が課されていたが 平成 26 年度税制改正 により 指定期間及び課税期間を 3 年間から 2 年間 に縮小することとされた ( 復興財源確保法 40 十 451) 従って 原則として平成 27 年 3 月期から は課されないこととなる なお 納税者の利便性を考慮して 復興特別法人 税の課税期間終了後 法人が利子及び配当等に課さ れる復興特別所得税の額について 各事業年度の法 人税の額から控除できるようにすることとされた ( すなわち 復興特別所得税の還付を受けるための 復興特別法人税の申告書を提出する必要はなくなっ た )( 復興財源確保法 332) (2) 地方法人課税の偏在是正 ( 地方法人税の創設等 ) 税率の変更 地域間の税源の偏在性を是正し 財政力格差の縮 小を図る観点から平成 26 年度税制改正により 平 成 26 年 10 月 1 日以後に開始する事業年度におい て 地方法人税の創設並びに住民税率及び事業税率 の見直しが実施され 平成 28 年 3 月期より課され ることとなる 地方法人税とは住民税法人税割の一部を国税化 し 税収全額を交付税化するものであり 具体的に は住民税法人税割の税率を合計 4.4%( 道府県民税 1.8% 市町村民税 2.6%) 引き下げると同時に 基準法人税額 ( 各事業年度の所得に対する法人税の 額につき所得税額控除及び外国税額控除等を適用し ないで計算した金額 ) に税率 4.4% を乗じた額を国 税の地方法人税として課すものである ( 地方法人税 法 4,5,6,9,101) また 平成 20 年度税制改正により 事業税の一 部が地方法人特別税に移行されたが そのうちの 3 分の 1 相当を事業税に復元することとされた ( 地法 72 の 24 の 7 暫定措置法 2) 当該改正により改正前後の法定実効税率は以下の とおりとなるが 実質的な税負担には影響がないた め単体納税であれば税効果の計算には直接的な影響 はないと考えられる *1 地方法人税法は平成 26 年 10 月 1 日に施行された テクニカルセンター会計情報 Vol. 464 / 2015. 4 2015. For information, contact Deloitte Touche Tohmatsu LLC 19

平成 26 年 1 月 20 日 平成 28 年 3 月 31 日平成 28 年 4 月 1 日 平成 29 年 3 月 31 日税制措東京都外形標準課税対象法人の場合 ( 超過税率採用 ) 改正前 改正後 ( 平成 26 年 10 月 1 日以後開始事業年度 ) 1 法人税 25.5% 25.5% 2 地方法人税 25.5% 4.4%=1.12% 3 住民税 25.5% 20.7%=5.28% 25.5% 16.3%=4.16% 4 事業税 7.55% *1 7.56% *2 5 表面税率 (1+2+3+4) 38.33% 38.34% 実効税率 (5 (1+4)) 35.64% 35.64% *1 事業税率 3.26%+ 事業税の標準税率 2.9% 地方法人特別税率 148% *2 事業税率 4.66%+ 事業税の標準税率 4.3% 地方法人特別税率 67.4% 連結納税への影響いずれの改正措置も 連結納税を採用していない法人の実質的な税負担には影響を及ぼさないが 地方法人税の納税義務者は連結親法人 課税標準は連結法人税であるため 住民税と異なり 連結納税制度を適用している場合には連結法人間の所得相殺の影響を受け 結果として税効果の計算を見直す必要が出てくる可能性がある 地方法人税に係る繰延税金資産の回収可能性の判断は法人税と同様に 連結納税グループ全体として判断することになる一方 地方税については単体法人ごとに繰延税金資産の回収可能性の判断をするため 連結納税グループ全体として判断することで回 収可能性の有無に差異が生じる場合 繰延税金資産 の金額が増減するケースもあると考えられる (3) 生産性向上設備投資促進税制の創設青色申告書を提出する法人が 産業競争力強化法 の施行日 ( 平成 26 年 1 月 20 日 ) から平成 29 年 3 月 31 日までの間に 特定生産性向上設備等の取得 等をして 当該設備等を国内にあるその法人の事業 の用に供した場合には 事業供用年度において特別 償却と税額控除 ( ただし 法人税額の 20% を限度 ) との選択適用をすることができるという制度が創設 された *2 ( 措法 42 の 12 の 5) 特別償却の額と税 額控除の額は下表のとおりである 取得時期 置税額控除 取得価額の5%( 建物及び構築物については 取得価額の4%( 建物及び構築物については 特別償却 即時償却 取得価額の50%( 建物及び構築物については 25%) 3%) 2%) 本税制の対象となる特定生産性向上設備とは 生 産等設備 *3 を構成する機械装置等で 生産性向上 設備等 ( 下記 1) に該当する資産のうち 一定規模 以上のもの ( 下記 2) を指す 1 生産性向上設備 ( 産強法 213 経産省産競法規 5 一 二 ) 先端設備 (A 類型 ) 改善設備 (B 類型 ) 旧モデル比で年平均 1% 以上生産性を向上させる設備であり 一定期間内に販売を開始した最新モデル等 投資利益率 15%( 中小企業者等は 5%) である設備投資計画に記載されている設備 なお A 類型の資産については 設備の取得前であっても工業会等へ上記要件を具備している旨の証明書の発行を依頼することができる また B 類型の資産については 当該計画に記載された資産が投資の目的を達成するために必要不可欠な設備か否か等について 経済産業局の確認を受けなければならず 経済産業局の確認を受ける際の申請書の添付書類として 公認会計士又は税理士の事前確認書 ( 手続実施結果報告書 ) の添付が求められている *2 平成 26 年 4 月 1 日以後に終了する事業年度について適用 ( 平成 26 年措法附則 831) *3 その法人の事業の用に直接供される減価償却資産で構成されるもの ( 本店 寄宿舎の建物 事務用器具備品 福利厚生施設等を除く ) をいう 20 テクニカルセンター会計情報 Vol. 464 / 2015. 4 2015. For information, contact Deloitte Touche Tohmatsu LLC

2 規模要件 ( 措令 27 の 12 の 52) 機械装置 工具及び器具備品 建物 建物附属設備及び構築物 ソフトウエア 160 万円以上 120 万円以上 ( 単価 30 万円以上 かつ年間合計 120 万円以上のものを含む ) 120 万円以上 ( 建物附属設備については 60 万円以上 かつ年間合計 120 万円以上のものを含む ) 70 万円以上 ( 単価 30 万円以上 かつ年間合計 70 万円以上のものを含む ) また 地方税については 中小企業者等が法人税 について特別償却又は税額控除を適用した場合は法 人住民税 事業税 ( 税額控除については法人住民税 のみ ) についても適用される ( 地法 231 四 72 の 231 2921 四 地法附則 81112) なお 平成 26 年 4 月 1 日前に終了した事業年度の うち平成 26 年 1 月 20 日から平成 26 年 3 月 31 日ま での間に 特定生産性向上設備等の取得等をして事 業供用した場合 平成 26 年 4 月 1 日を含む事業年度 である当期において 特別償却と税額控除の選択適 用ができる措置が講じられている ( 措法 42 の 12 の 539) (4) 中小企業等投資促進税制の創設と拡充平成 26 年度税制改正では 中小企業の生産性向 上等に資する設備投資を促進するため 中小企業等 投資促進税制 ( 措法 42 の 6) の適用期限を 3 年延長 し 平成 29 年 3 月 31 日までにするとともに 特定 機械装置等のうち (3) で解説した特定生産性向上 設備等に該当するものを取得した場合の税制措置が 創設 / 拡充された ( 下表参照 ) 具体的には 中小企業者等が平成 26 年 1 月 20 日 から平成 29 年 3 月 31 日までの間に特定生産性向上 設備等の取得等をし これを国内にある中小企業者 等の指定事業の用に供した場合において 従来の中 小企業等投資促進税制の適用を受けないときに限 り 特別償却と税額控除 ( ただし 法人税額の 20 % を限度 ) の選択適用をすることができるという制 度が創設された ( 措法 42 の 628) また 特定中小企業者等 *4 にあっては 税額控 除の枠が従来の 7% から 10% へと拡充されている 適用対象法人 特定中小企業者等税制措置特別償却即時償却税額控除取得価額の 7% 取得価額の 10% なお 平成 26 年 4 月 1 日前に終了した事業年度のうち 平成 26 年 1 月 20 日から平成 26 年 3 月 31 日までの間に 特定生産性向上設備等の取得等をして事業供用した場合 平成 26 年 4 月 1 日を含む事業年度である当期において 特別償却と税額控除の選択適用ができる措置が講じられている ( 措法 42の6 310) (5) 給与等支給拡大税制の要件見直し国内雇用者への給与等支給額が増加した場合等の 一定要件を満たすときは 当該給与等支給増加額に つき 10% の税額控除ができる ( ただし法人税額の 10% が限度 *5 ) 平成 26 年度税制改正では本税制の適用期限が 2 年間 ( 平成 30 年 3 月 31 日までに開始する事業年度 まで ) 延長されるとともに 適用要件が緩和され 以下のとおりとなっている ( 措法 42 の 12 の 4) *4 中小企業者等のうち 資本金もしくは出資金の額が 3,000 万円以下の法人で 青色申告書を提出するもの *5 中小企業者等においては 法人税額の 20% となる テクニカルセンター会計情報 Vol. 464 / 2015. 4 2015. For information, contact Deloitte Touche Tohmatsu LLC 21

旧要件 要件 1 雇用者給与等支給額の増加割合 ( 下記 A/B) が5% 以上であること A 適用年度の雇用者給与等支給額 B *1 B 基準雇用者給与等支給額 新要件 左記増加割合につき 下記事業年度ごとにそれぞれ掲げる割合とする 平成 27 年 4 月 1 日前に開始する事業年度 :2% 以上 平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日までに開始する事業年度 :3% 以上 平成 28 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日までに開始する事業年度 :5% 以上 要件 2 要件 3 *2 平均給与等支給額が比較平均給与等支給額以上であること 平均給与等支給額の計算上 国内雇用者に対する給与等をベースに算定する 平均給与等支給額が比較平均給与等支給額を超えること 平均給与等支給額の計算上 継続雇用者に対する給与等をベースに算定する *1 平成 25 年 4 月 1 日以後に開始する最初事業年度開始の日の前日を含む事業年度 ( 基準事業年度 ) の雇用者給与等支給額 ( 基準事業年度と適用年度で月数が異なる場合 月数調整あり ) *2 前期の平均給与等支給額 ( 継続雇用者をベースに算定 ) 本制度には経過措置として過年度遡及適用の制度 が整備された すなわち 平成 26 年 4 月 1 日を含む 事業年度 ( 適用年度 ) に本制度を適用する場合にお いて 平成 25 年 4 月 1 日以後に開始し かつ 平成 26 年 4 月 1 日前に終了する事業年度 ( 経過年度 ) で は旧要件は充足しないが 新要件を充足するときは 当該経過年度について新要件を適用して算出される 税額控除相当額を 適用年度における税額控除額に 上乗せすることができる この場合の税額控除限度額は適用年度の法人税額 10% *6 24 ヶ月 /12 ヶ月となる点にもあわせ て留意する必要がある ( 平成 26 年度改正租法附則 822) (6) 交際費等の損金不算入額の見直し従来 当該税制の対象として損金不算入となって いた交際費等とは 交際費 接待費 機密費その 他の費用で 法人が その得意先 仕入先その他事 業に関係のある者等に対する接待等のために支出す る費用 とされ 接待等には事業関係者との飲食も 含まれていたが 改正により 交際費等の額のうち 接待飲食費の 50% 相当額を損金算入することとさ れた ( 措法 61 の 41) また 1 人あたり 5,000 円以下の社外接待費は 従前通り 交際費等には該当せず 損金算入できる こととされている ( 措法 61 の 44 二 措令 37 の 5 1) 中小法人の場合 交際費等の額のうち定額控 除限度額 800 万円 / 年までの損金算入が認められて いるが 上記の接待飲食費の 50% 相当額の損金算 入との選択適用とされる ( 措法 61 の 42) なお 税抜経理方式を適用している場合における 交際費等に係る控除対象外消費税の額のうち飲食費 に係る金額は 租税特別措置法第 61 条の 4 第 4 項に 規定する飲食費の額に含まれることになる ( 平元. 3.1 個別通達 12( 注 )3) 当該金額について接待 飲食費として 50% 損金算入の適用を受けるために は 帳簿備付要件 ( 租規 21 の 18 の 4) を充足する 必要があるが 例えば 法人が合理的な方法により 飲食費に係る控除対象外消費税を算出した計算書類 が当該帳簿備付要件に合致する旨が当局の見解とし て明らかにされている (7) 研究開発税制 ( 増加型 ) の拡充従来の研究開発税制 ( 増加型 ) については 試験 研究費の額が比較試験研究費の額を超える場合等の 要件を満たす場合に増加試験研究費の額 5% を税 額控除額とする制度であったが より研究開発への インセンティブを強化するため 平成 26 年度税制 改正により 増加試験研究費の額が比較試験研究費 の 5% を超える場合等の要件を満たす場合には 増 加試験研究費の額 増加試験研究費割合 (5% 30%) を税額控除できる制度へ改組された ( 措法 42 の 49 一 ) また 研究開発税制 ( 増加型 ) 及び高水準型につ いて その適用期限を 3 年延長し 平成 29 年 3 月 31 日までに終了する事業年度までとされている 3 過年度の税制改正 ( 平成 24 年度 ) (1) 貸倒引当金に関する経過措置平成 24 年税制改正において 貸倒引当金制度 ( 個 別評価及び一括評価 ) の適用対象法人が限定される とともに 適用対象法人のうち一定の法人について は対象債権が限定されることとなった 当該改正に *6 中小企業者等においては 法人税額の 20% となる 22 テクニカルセンター会計情報 Vol. 464 / 2015. 4 2015. For information, contact Deloitte Touche Tohmatsu LLC

より貸倒引当金の損金算入が認められないこととなる法人への影響を考慮して 平成 24 年 4 月 1 日から平成 27 年 3 月 31 日までの間に開始する各事業年度においては改正前の繰入限度額のうち一定割合について損金算入することができる経過措置が設けられた 平成 27 年 3 月期は本経過措置の最終年度であり 改正前の繰入限度額 1/4が損金の額に算入されることとなる ( 平成 23 年 12 月改正法附則 131) 以上 トーマツメールマガジンのご案内 トーマツグループでは 専門性と総合力を活かしたナレッジやニュースをWebサイトに掲載するとともに その更新情報を中心に トーマツメールマガジン として無料で配信しています www.deloitte.com/jp/email-magazinesにアクセスし トーマツメールマガジンにご登録くださいますようお願い申し上げます トーマツ総合メールマガジン監査 ファイナンシャルアドバイザリー コンサルティング 税務の4つの分野のサービスに関連する内容を中心に それぞれの分野の最新情報やセミナー情報などを配信しています ( 毎月発行 ) トーマツIFRSメールマガジン IFRS/ 国際財務報告基準 ( 国際会計基準 ) の最新動向 解説記事を定期的に配信しています また 特に重要なIFRS 関連情報が発表されたときには 即時に 当該情報やその解説記事を配信しています ( 概ね毎週発行 ) デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーメールマガジン M&Aの実務の観点より 新聞や経済誌等とは異なる視点で 財務 会計 経営戦略 業界動向などの話題を中心に タイムリーかつ実務に即して充実した情報を提供しています M&Aに関する身近な情報ソースとしてご活用ください ( 毎月発行 ) コンシューマービジネスメールマガジン消費財 小売などのコンシューマービジネス業界におけるトピックスを配信します アジアをはじめとする新興国の市場動向 海外駐在員による現地リポート 業界特有の会計情報 農業ビジネスの動向 アジアの経済動向などを提供します ( 原則 毎月発行 ) テクノロジー メディア テレコムメールマガジン Discover テクノロジー メディア 通信領域に関する業界動向レポートや関連するサービス紹介 セミナー開催に関する情報を定期的にお届けいたします 是非ご活用ください ( 原則 隔月発行 ) ライフサイエンスニュースレターライフサイエンス業界における最新トピックを配信します 業界専門コンサルタントが 製薬 医療機器企業が直面する課題や 押さえるべきトレンドなどについて解説します ( 原則 隔月発行 ) トーマツチャイナニュース中国ビジネスを展開している日本企業及び在中国の日系企業向けのニュースレターです 会計税務の専門的な立場より中国の会計税務投資情報についてタイムリーにわかりやすい解説を配信しています ( 毎月発行 ) ヒューマンキャピタルニュースレター Initiative 組織 人事に関する国内外の最新動向 解説記事やセミナー情報を ヒューマンキャピタル (HC) グローバル発行の内容も交えて配信します 企業の 人 組織 にまつわる課題解決に向けて 是非ご活用ください ( 毎月発行 ) 企業戦略 事業戦略メールマガジン Next-. 現役コンサルタントが 日本経済再生に向けた政策提案 成長企業が取り組むべきアジェンダに関する解説を キーマンへのインタビューを織り交ぜながら メールマガジン方式で展開しています ( 原則 毎月発行 ) お問合せ先トーマツメールマガジン事務局 info_magazine_jp@tohmatsu.co.jp テクニカルセンター会計情報 Vol. 464 / 2015. 4 2015. For information, contact Deloitte Touche Tohmatsu LLC 23