事務所通信 はじめに 暦年贈与 (1) 暦年贈与とは前月号で少し触れた 暦年贈与 れきねんぞうよ と読み 1 月 1 日から 12 月 31 日までの間に 個人から贈与により取得した財産の合計額について贈与税が課せられます 非課税限度として有名な 110 万円は この間に受けた贈与が 110 万円以

Similar documents
Microsoft Word - 第67号 来年からの贈与税改正と相続時精算課税を選択する際の注意点

相続税の節税対策としての生前贈与 相続税 贈与税はともに相手に渡る財産の金額に対して累進的な税率により税金がかかりま す そこで 相続税の税率よりも低い税率で贈与をすれば 相続税の節税になります 下の 図で相続税と贈与税税率を確認して下さい 贈与税は 相続税に比べ 基礎控除額が低く さらに税率が高く

Microsoft Word - 第53号 相続税、贈与税に関する税制改正大綱の内容

相続税・贈与税の基礎と近年の改正点

2011年税制改正のポイント

税制改正を踏まえた生前贈与方法の検討<訂正版>

2015 年 1 月いよいよ施行! 相続税増税の影響と対策 Part 1 相続税はどう変わる? 影響は? Part 2 相続税の負担を軽減するには?

[2] 税率構造の見直し 相続税の税率構造が現行の6 段階から8 段階に変更されるとともに 最高税率が 50% から 55% に引き上げられることとなりました ただし 各法定相続人の取得金額が2 億円以下の場合の税率は と変わりありません この改正は 平成 27 年 1 月 1 日以後に相続または遺

平成 25 年度税制改正解説相続税 ~ 基礎控除の引き下げ 税率構造の見直し等 法定相続人の数と基礎控除法定相続人の数と基礎控除 法定相続人の数 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人 60,000 千円 70,000 千円 80,000 千円 90,000 千円 100,000 千円 36,000

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

Microsoft Word - 平成15年税制改正(2).doc

< F2D A91B C FC90B38E9197BF>

(2) 父母 ( 祖父母 ) から子 ( 孫 ) への住宅取得等資金の贈不 父母 ( 祖父母 ) など直系尊属から その子 ( 孫 ) へ居住用の家屋の新築 取得または増改築のための金銭 ( 住宅取得等資金 ) を贈不した場合 表の通りの金額について贈不税が非課税となります また 贈不税の基礎控除

税法入門コース 相続税 学習スケジュール 回数学習テーマ内容 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 4 回 第 1 章 第 2 章 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 4 章 第 5 章 テーマ 1 相続税 贈与税とは? テーマ 2 用語の説明 テーマ 1 相続人となれる人は? テ

テキスト編 第 1 章相続税 贈与税とはなにか 目次 1 相続税が課税される理由 1 2 どれくらいの遺産がある場合 相続税は課税されるか 2 3 贈与税が課税される理由 3 4 相続税と贈与税の関係 4 第 2 章相続人と相続分 1 相続人と相続順位 5 2 相続の承認と放棄 14 3 相続人の相

目 次 最近における相続税の課税割合 負担割合及び税収の推移 1 地価公示価格指数と基礎控除(58 年 =100) の推移 2 最近における相続税の税率構造の推移 3 小規模宅地等の課税の特例の推移 4 相続税負担の推移( 東京都区部のケース ) 5 ( 補足資料 ) 相続税の概要 6 相続税の仕組

<4D F736F F F696E74202D208DA1944E937882CC89FC90B E937882CC89FC90B382C697AF88D3935F81838E9197BF >

このうち 申告納税額がある方 ( 納税人員 ) は640 万 8 千人で は41 兆 4,298 億円 申告納税額は3 兆 2,037 億円となっており 平成 28 年分と比較すると 人数 (+0.6%) (+ 3.4%) 及び申告納税額 (+4.6%) はいずれも増加しました 所得者区分別の状況イ

<4D F736F F F696E74202D2090B696BD95DB8CAF82C690C58BE02E B93C782DD8EE682E890EA97705D>

住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の非課税制度の改正

スライド 1

土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

配偶者の税額軽減特例の有利な受け方 配偶者がいる場合の 相続税の具体的な計算例は以下の通りです 1. 設例 自宅 預貯金等の相続財産の遺産額 =2 億円 法定相続人 = 配偶者 + 子 2 人の合計 3 人 実際の遺産分割は 法定相続分の通りとする 未成年者控除 外国税額控除 生命保険金の非課税枠金

相続人の居住用または事業用の宅地については2 割または5 割評価にするという小規模宅地等の評価減の特例があるが 平成 22 年度税制改正により 原則として申告期限まで居住または事業を継続していなければ適用が認められなくなっている 今回 基礎控除額が引き下げられることと合わせ 都市部の独居老人が亡くな

日興証券

住宅取得等資金贈与の非課税特例 教育資金一括贈与の非課税特例 結婚 子育て資金贈与の非課税特例 相続時精算課税制度 贈与者 贈与年の 1 月 1 日現在で 60 歳以上の父母または祖父母 受贈者 贈与者の直系卑属 ( 子 孫 ひ孫等 ) で贈与の年の 1 月 1 日現在 20 歳以上 受贈年の合計所

(2) みなし相続財産ものか13 第1 章12 2 課税される 相続財産 の範囲 海外にある財産も課税対象となる 贈与税の暦年課税適用財産も 3 年以内は課税対象となる 葬式費用 墓地や墓碑 仏壇 仏具等は非課税 相続税の課税対象となる相続財産は (1) 被相続人が亡くなったときに所有していた財産

東京太郎様 Inheritance Report 相続診断書 弁護士法人 税理士法人リーガル東京 平成 30 年 8 月 20 日作成

基本資料1-平成25年税制改正ポイント(表紙).pdf

1.修正申告書を作成する場合の共通の手順編


4.住宅取得等資金の非課税の適用を受ける場合編

< F31322D89FC90B390C C18F578D8692C7985E5B315D2E6A74>

未成年者控除 障害者控除の見直し 未成年者控除 障害者控除 6 万円 20 歳に達するまでの年数 6 万円 ( 特別障害者 :12 万円 ) 85 歳に達するまでの年数 10 万円 20 歳に達するまでの年数 10 万円 ( 特別障害者 :20 万円 ) 85 歳に達するまでの年数 小規模宅地等につ

事務所通信 ワンポイント解説 Ⅰ. 配偶者控除 配偶者特別控除の見直し 配偶者特別控除の対象となる配偶者の所得金額の上限が76 万円 (141 万円 ) から123 万円 (201 万円 ) まで引き上げられます 配偶者控除及び配偶者特別控除は 控除を受ける本人の所得金額が 900 万円 (1,12

1.一般の贈与の場合(暦年課税)編

Ⅰ ワンルームマンション経営と節税 税務署 確定申告 税金還付 20 万 ~30 万円 ワンルーム家賃収入ローン元利返済サラリーマンマンション A 氏 1 戸所有月 70,000 円月 60,000 円 銀行 年 30,000 円 月 8,000 円 固定資産税 管理会社 1 ワンルームマンション投

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

4.住宅取得等資金の非課税の適用を受ける場合編

例えば毎年 子供 2 人に対し110 万円づつ贈与し続けるのであれば 10 年間で2,200 万円の財産を無税で子供に移すことができます 贈与税の基礎控除額を上手く活用する方法だけでも 計画的に行うことがどれだけ大切なのかご理解いただけると思います とにかく財産を所有している人が高齢になればなるほど

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

110 万円を加えると 1610 万円まで非課税となります < 住宅取得資金に対する贈与税の非課税枠 > 2012 年 2013 年 2014 年 一般住宅 1000 万円 700 万円 500 万円 省エネ 耐震住宅 1500 万円 1200 万円 1000 万円 < 贈与税の計算例 1> 201

この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

2011年度税制改正大綱(相続・贈与税)

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

はじめに 会社の経営には 様々な判断が必要です そのなかには 税金に関連することも多いでしょう 間違った判断をしてしまった結果 受けられるはずの特例が受けられなかった 本来より多額の税金を支払うことになってしまった という事態になり 場合によっては 会社の経営に大きな影響を及ぼすこともあります また

Microsoft Word - uchida_report_24++.doc

3.相続時精算課税の適用を受ける場合編

Microsoft Word - 第58号 二世帯住宅の敷地にかかる小規模宅地等の特例

Microsoft Word - 36号事業承継.doc

特集 相続税の課税方式の改正が検討されています 今までの相続税の常識が 通用しなくなる??? 相続税の課税方式の変更を検討 * 平成 20 年 1 月 11 日 財務省発表の 平成 20 年度税制改正要綱 より ( 前略 ) この新しい事業承継税制の制度化にあわせて 相続税の課税方式をいわゆる 遺産

<4D F736F F D208A6D92E8905C8D9082CC E837C E646F63>

平成19年度分から

(3) 年金所得者公的年金等の収入金額が400 万円以下であり かつ その公的年金等の全部が源泉徴収の対象となる場合において公的年金等に係る雑所得以外の所得金額が20 万円以下である場合には 確定申告の必要はありません また 上記 (2) 又は (3) に該当する方であっても 医療費控除や住宅借入金

平成19年度市民税のしおり

平成16年版 真島のわかる社労士

暦年課税の贈与を毎年する人のデータ 暦年課税の贈与は 現金を贈与するのか不動産を贈与するのかで違ってきます 土地は路線価方式または倍率方式で評価し建物は固定資産税評価額で評価しますので 現金での贈与の場合よりも税率は低くなります ただし不動産の贈与では 土地や建物の贈与または共有持分の贈与になります

スライド 1

舟子さん 先生 娘の笹江は明るいところはいいのですが お財布を忘れて買い物に行ってしまうようなおっちょこちょいで でも私もこれから歳を取っていくし 今のうちにアパート経営を笹江に任せて 身軽になりたいと思っているのです 笹江さん お母さんったら お財布忘れては余計よ 先生 わが家の相続税がいくらかか

Microsoft PowerPoint - ‡g‡o„´“e†iH18’Å’§›ü’³†j0403

Aさん : 何ですか 課税の繰り延べ課税の繰り延べって? 減税とは違うのですか? 税理士 : はい 買換特例には 根本的には税金は減らす効果はなく あくまで納税時期を遅らせることしかできないのです 課税の繰り延べの意味 税理士 : 今お持ちの駅前にある不動産を 2 億円で売却し 郊外の賃貸用マンショ

課税遺産総額 = 各人の課税価格 ( ア ) の合計額 - 遺産に係る基礎控除額ウ相続税の総額の計算 1 課税遺産総額を法定相続人が法定相続分に応じて取得したものと仮定し 各人ごとの取得金額を計算する 2 1に税率をかけ 各人の税額を合計する (= 相続税の総額 ) エ各人の相続税額の計算相続税の総

ラリーマン 相続税の申告は? 45 相続税の申告はどのようにすればよいのでしょうか 相続が開始したことを知った日 ( 通常は被相続人が死亡した日 ) の翌日から 10 か月以内に 被相続人の住所 地の所轄税務署に申告し 相続税を納付する必要があります 申告書を提出する人が 2 名以上いる場合は 共同

相続税の改正 -平成23年度税制改正大綱

おき 太郎様 Inheritance Report 相続診断書 税理士法人おき会計 平成 28 年 7 月 20 日作成

原稿4.xls

相続対策としての土地有効活用

Q1 市県民税 ( 住民税 ) とはどんな税金ですか? A1 その年の1 月 1 日現在 市内に住所がある個人に対し 前年中の所得 ( 給与 年金 営業 不動産 譲渡などの所得 ) に応じて課税されます また その年の1 月 1 日現在市内に住所がなくても 市内に事務所 事業所又は家屋敷があれば課税

改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

事務所通信 最後に 最後までお読み頂きありがとうございます 今月の事務所通信はいかがでしたか 記事についてのご意見 ご質問がございましたら お気軽にお問い合わせください また 今後の取り上げて欲しいテーマなどございましたら ご連絡ください 次号に掲載できるかは状況によりますが 極力ご要望に添えるよう

野村資本市場研究所|顕著に現れた相続税制改正の影響-課税対象者は8割増、課税割合は過去最高の8%へ-(PDF)

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

2 税額控除等の計算 ( 単位 : 円 ) 項目対象者計算過程金額 答案用紙 Chapter2 問題 3 課税価格の計算 Ⅰ 相続人及び受遺者の相続税の課税価格の計算 1 分割財産価額の計算 ( 単位 : 千円 ) 2 みなし取得財産価額の計算 ( 単位 : 千円 ) 取得者財産の種類計算過程金額

年末調整のしくみ

DIC1-MetroTax2019_00-32入稿.indd

配偶者がいる人の一次相続と二次相続のデータ 被相続人に配偶者がいる一次相続と 配偶者がいない二次相続の相続税シミュレーションを行います 配偶者の税額軽減は その節税効果が大きいために一次相続で相続税を大幅に減額することができますが 次の二次相続では想定外の相続税が発生することがあります 配偶者がいる

Microsoft Word 常発041号 改正相続税法等の周知について(・

3.相続時精算課税の適用を受ける場合編

2.配偶者控除の特例の適用を受ける場合(暦年課税)編

3. 住宅税制 消費税率の引上げに伴う一時の税負担の増加による影響を平準化し 及び緩和する観 点から 住宅税利について以下のとおり所要の措置を講じます 住宅ローン減税を平成 26 年 1 月 1 日から平成 29 年末まで 4 年間延長し その期間のうち平成 26 年 4 月 1 日から平成 29

A. 受贈者に一定の債務を負担させることを条件に 財産を贈与することを 負担付贈与 といいます 本ケースでは 夫は1 妻の住宅ローン債務を引き受ける代わりに 2 妻の自宅の所有権持分を取得する ( 持分の贈与を受ける 以下持分と記載 ) ことになります したがって 夫は1と2を合わせ 妻から負担付贈

相続税計算 例 不動産等の評価財産の課税評価額が 4 億 8 千万円 生命保険金の受取額が 2 千万円 現金 預金等が 4 千万円 ローン等の債務及び葬式費用等が 3 千万円である場合の相続税を計算します 相続人は妻と 2 人の子供の 3 人です ( 評価額を計算するには専門知識を要します 必ず概算

相続税 贈与税の基本がよくわかる! 誰が相続人になるの? 税額はどのようにして求めるの? 土地 建物の評価はどうするの? 住宅取得資金の贈与は最大 3,000 万円が非課税に? 教育資金や結婚 子育て資金の贈与は非課税に? 新しくできる配偶者居住権ってどんなもの? etc.

5 適用手続 ⑴ 相続時精算課税の適用を受けようとする受贈者は 贈与を受けた財産に係る贈与税の申告期間内に 相続時精算課税選択届出書 ( 贈与者ごとに作成が必要 ) を贈与税の申告書に添付して 納税地の所轄税務署長に提出する ( 相法 21の92) なお 提出された当該届出書は撤回することができない

1 1. 課税の非対称性 問題 1 年をまたぐ同一の金融商品 ( 区分 ) 内の譲渡損益を通算できない問題 問題 2 同一商品で 異なる所得区分から損失を控除できない問題 問題 3 異なる金融商品間 および他の所得間で損失を控除できない問題

内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一

2.配偶者控除の特例の適用を受ける場合(暦年課税)編

資産運用として考える アパート・マンション経営

資産運用として考える アパート・マンション経営

コピー又は web からダウンロードしてご使用ください 答案用紙 Chapter1 問題 1 個人とみなされる納税義務者 Ⅰ 相続人及び受遺者の相続税の課税価格の計算 1 遺贈財産価額の計算 ( 単位 : 千円 ) 取得者財産の種類計算過程金額 2 生前贈与加算される贈与財産の額の計算 ( 単位 :

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

課税売上割合 消費税の課税売上割合の計算は 次の算式により計算します 課税売上割合が 95% 以上と未満では 仕入税額 控除の計算方法が変わってくるため算定する必要があります 課税売上割合 = 課税売上 ( 税抜 )/( 非課税売上 + 課税売上 )( 税抜 ) 消費税の課税売上割合が 95% 以上

1. 相続税 (1) 基礎控除額の引き下げ 1) 改正の趣旨現在 ( ) の相続税の仕組みは 下図の通りです すなわち 合計課税価格から 基礎控除額を除いた課税遺産総額が相続税の計算の対象となるため 合計課税価格が基礎控除額の範囲内である場合には 相続税が課税されません その結果として 現状の相続税

税幅を 1% ずつ小刻みに引き上げるべきであるといった意見も浮上しており 予定通り引上げが実施されるかは 不透明な状況です Q 消費税増税で住宅取得時の税負担は どのくらい増加しますか A そもそも住宅購入にかかる消費税は 土地にはかからず新築物件なら建物部分のみです 仮に図表 1の モデル のよう

平成19年度税制改正.xls

Microsoft Word 役立つ情報_税知識_.doc

1. 税務情報 贈与税について 2 相続税対策の方法である 生前贈与 について 前回から引き続きお話しさせていただきます 前回では 一般贈与 ( 暦年課税 ) についてお話ししました 毎年 1 月 1 日から 12 月 31 日までに贈与した財産に対して相続税が課税されるものです ただし 受贈者 (

(4) 今月下旬に所得税法施行令を改正するとともに 法令解釈通達を発遣し 上記のとおり 保険年金 に係る所得税の取扱いを変更いたします 取扱い変更後 所得税の還付の手続きが可能となります なお 納税者の方々には 次の点にご注意いただく必要があります 所得税が納めすぎとなっていた場合の還付手続きには

Transcription:

No.3 2013 年 12 月号 12 月 5 日発刊 事務所通信 消費増税後の 販売価格戦略と 暦年贈与 はじめに 今年も師走を迎え 平成 25 年も大詰めの時期となりました 今年の長く暑かった夏とはうって変わって例年以上の冷え込みとなる日々が続いています 師走の字が示すようなバタバタと忙しい毎日をお過ごしの方もいらっしゃるかと思います くれぐれもお身体にはお気を付けください 今月号の内容は 本年度最後の月に確認しておきたいこととしまして また前号で触れた内容に引き続きということで 暦年贈与と呼ばれる制度をご紹介いたします 今月のワンポイント解説は 目前に控えた消費税の増税についてとなっています ワンポイント解説 消費増税後の販売価格についてご存知の通り 消費税が平成 26 年 4 月 1 日から8% ( 確定 ) に 平成 27 年 10 月 1 日からは10%( 予定 ) に増税されます 増税後の販売価格について 上乗せする場合と据置きする場合で意外に盲点となりがちな利益額への影響について解説します 最後に 1. お問い合わせについて 2. お正月休みのお知らせ

事務所通信 はじめに 暦年贈与 (1) 暦年贈与とは前月号で少し触れた 暦年贈与 れきねんぞうよ と読み 1 月 1 日から 12 月 31 日までの間に 個人から贈与により取得した財産の合計額について贈与税が課せられます 非課税限度として有名な 110 万円は この間に受けた贈与が 110 万円以下であれば暦年贈与の基礎控除 ( 財産額から差し引くことができる金額 ) が 110 万円なので差引ゼロとなり 税金がかからないことをいいます この場合の注意点は 個人から贈与により取得した財産の合計額で判断することです A が B から 200 万円の財産を贈与により取得した場合と A が B から 100 万円 C から 100 万円を贈与で取得した場合の税額は同じになります つまり 贈与をする側の一人ひとりに 110 万円の控除枠があるのではなく 贈与を受ける側にあるのです ちなみに法人から受けた贈与についても税金が課せられますが その場合は贈与税ではなく所得税が課せられます (2) 暦年贈与の効用 たかが年間 110 万円 資産家の方々からはそのようなお声が聞こえてきそうな金額ですが ここは されど年間 110 万円 です 長期的に計画することで効果的な相続税対策とすることができます たとえば 65 歳の方 ( 配偶者は数年前に死亡 ) でお 子様は 2 人 その 2 人とも結婚してお孫さんが 2 人ずついらっしゃるとします 直系のご家族は 6 人 ( 子 2 人 孫 4 人 ) になります 財産は自宅 土地建物で 3000 万 ( 住宅ローン完済 ) 金融資産が 1500 万 預貯金 2500 万の合計 7000 万とします 現行法の相続税では基礎控除が 5000 万 + 法定相続人の人数 ( この場合では 2 人のお子様 ) 1000 万で 7000 万となり 相続税はかかってこないのですが 相続税も増税 ( 平成 27 年 1 月 1 日以後 ) することが決まっています 増税後は基礎控除が 3000 万 + 法定相続人の数 600 万で4200 万となり 7000 万 - 4200 万 =2800 万に税金がかけられることになってしまいます ここで暦年贈与の出番です さきほど直系の 6 人のご家族に毎年 100 万円ずつ贈与していけば 1 年で 600 万円 5 年で 3000 万円の贈与が可能です 一般に相続では 親から子へ 子から孫へと財産が受け継がれてゆき その世代を一つ越えるごとに相続税が課せられます そのため2 世代飛び越えることになる孫へ相続させた場合にはペナルティが課せられます ( 相続税が 2 割増加 ) 相続を経ていくと 次ページの図のように財産が税負担のため目減りしていくのですが これを暦年贈与や前回の教育資金贈与などの非課税贈与を使うことで効果的に節税していくことが可能です - 2 -

事務所通信 (3) 暦年贈与の注意点 暦年贈与を実行していく上で注意すべき点は 名 義預金の疑いをかけられないようにすることです 名 義預金とは 名義は子や孫のものですが 管理は自 分で行っている通帳のことを言います 税務署から 指摘を受けないように講じておくべき対策を以下にま とめます 贈与の有効性 孫世代が財産を引き継ぐときには相続税が 2 回課税され 財産が目減りします 孫世代への贈与は 通常 2 回の相続税課税を回避することができ さらに暦年贈与や前回お話ししました教育費としての贈与とすると贈与税も非課税とすることができます ちゃんと相手に渡すこと贈与は贈与者と受贈者がお互いに合意して財産を無償であげることをいいます つまり相手 ( 上記例では子供 孫 ) に知らせないであげたつもりになっていてもダメということです 贈与を行う際には既存の通帳に送るか 口座を新しく作る場合も管理は子供に任せるようにしましょう 贈与契約書を作ることあまり聞き慣れないかもしれませんが 対税務署対策として有効です その贈与契約書を公証人役場へ持って行き確定日付を取っておくと さらに効果的です 贈与税の申告をして少し贈与税を納めること 110 万円を少し超える財産を贈与することで贈与税の申告をします 贈与税の申告書に税務署の受領印が付されますので こちらも対税務署対策として有効です (4) 暦年贈与以外の贈与贈与には暦年贈与以外に 相続時精算課税制度 があります 2500 万円まで無税で贈与でき 相続が発生したときにその無税で譲り受けた分を相続財産に上乗せして課税を精算する制度で 収益を生み出す財産や将来価値が上がることが予測される財産を譲ることに効果的なものですが 2500 万円を超える贈与には 20% の贈与税が課せられる その贈与者からの贈与について暦年贈与が使えなくなる といったデメリットもあります 実施される場合は専門家にご相談されることをお勧めします - 3 -

事務所通信 ワンポイント解説 消費税が増税となりますが 販売価格は上乗せします!? 据置きます!? 消費税が増税しても販売価格の上乗せなんてとんでもない! 苦しいけど据置くしかない ほとんどの会社が同様の意見だと思います でもちょっと待ってください!!!!!! 本当にそれで大丈夫ですか? 仮に前期と同じ売上が計上できると仮定した場合 売上総利益は 円又は % 減少すると把握できていますか? やむを得ず据置くにしても影響額を把握し 事前に対策を考えておきましょう 例えば 売上 6 億円 売上原価 3 億円 売上総利益 3 億円 の会社で 自社は 販売価格据置き 仕入先は増税分上乗せ という最悪のケースであれば 売上総利益は 約 5.6% 減少します 従って 3 億円 5.6%=16.8 百万円の利益が 販売価格を据置けば一瞬でなくなることになります 現状の最終利益と比較した場合 赤字に転落してしまう会社も大いと思います 販売価格を据置く予定の会社は必読販売価格を据置く予定の会社は必読です! なお 前提条件として増税に伴う景気の変動や 販売価格を上乗せした場合の売上減少といった要因は考慮しておりません あくまで今までと同水準の売上が計上できると仮定した場合の影響を記載しております < 消費税増税による売上総利益への影響 > Q: 自社の販売価格は据置く方針です 現在 仕入業者に協力を要請し仕入価格も据置いてもらえるように交渉中です 結果的に両方が価格を据置 けば影響がないという認識でよろしいでしょうか? A: 売上 仕入両方の価格を据置いた場合は影響がない 間違いです! 価格を据置いた場合 売上総利益は減少します < 下記図参照 > 価格転嫁をしない= 売上値引き と同義であり 売上減少ではなくダイレクトに利益が減少することに繋がります 会社ごとに違いますが売上 仕入両方の価格が据置かれたとしても 何も対応しなければ ( 売上 仕入 ) 2.8% の利益( 売上ではない ) が減少すると試算される会社もございます 仮に 販売価格を据置くと決定したのであれば それに伴う売上総利益の減少をどうやって吸収するかが課題になります そのためには 売上を前期より上げる 又は コストカットする のいずれかしか選択肢がございません 下記図を参考にして頂いて自社の売上総利益の減少額を把握し その金額をどうやって吸収するのか? 又は吸収できない場合は 多少売上が減少しても販売価格に消費税増税分を上乗せする方針に切換えるのか? 販売価格を据置いた場合の利益減少額 仮に価格転嫁したことによる売上 利益減少額 10% 増税が実施された場合にも再度影響が出る という 3 点を踏まえて検討頂ければと思います - 4 -

事務所通信 1. 現状消費税 5% 売上税込 1,050 万円 仕入税込 525 万円 消費税消費税 50 万円 25 万円 税抜売上 1,000 万円 2. 消費税 8%( 価格は据置 ) 売上税込 1,050 万円 税抜仕入 500 万円 仕入税込 525 万円 消費税消費税 78 万円 39 万円 税抜売上 972 万円 3. 消費税 10%( 価格は据置 ) 売上税込 1,050 万円 税抜仕入 486 万円 仕入税込 525 万円 消費税消費税 96 万円 48 万円 税抜売上 954 万円 税抜仕入 477 万円 差額消費税納税 25 万円 売上総利益 500 万円 差額消費税納税 39 万円 14 万円減少! ( 売上総利益 2.8%) 売上総利益 486 万円 差額消費税納税 48 万円 23 万円減少! ( 売上総利益 4.6%) 売上総利益 477 万円 <いわゆるかけこみ購入について> Q: 消費税が 8% になる前の H26 年 3 月までに商品 備品等をかけ込み購入するつもりです 増税前の購入が有利という認識でよろしいでしょうか? A: 安く買えるから当然有利 間違いです! 厳密に言うと 一般消費者 免税事業者 簡易課税制度選択事業者 は有利 その他一般の事業者 は有利 不利は生じません 新聞 テレビ等では消費税 5% の間に購入した方が有利です! と誘導しているような印象を受けます これは一般消費者向けの話です なぜなら消費者は事業者と違い 税務署に行って消費税を納付せず ( 負担はしています ) お店で購入した際に負担しています 消費税を納付しているか? をポイントとして有利かどうかを判断します この基準に従えば 消費者 免税事業者 簡易課税制度選択事業者 ( 消費税の簡便計算をする事業者 ) と その他一般の事業者 の2 グループに分けることができ 前者はお店で購入した金額がそのまま負担額となることから 5% の間に購入した方が有利となります では その他一般の事業者 についてはどうか考えていきたいと思います 5% で買えるものを 8% で買っても有利 不利が生じないという点に違和感を覚えた方もいらっしゃるのではないでしょうか? これを理解するには消費税の納税までの流れを把握する必要がございます - 5 -

事務所通信 消費税は 預かった消費税 支払った消費税 = 納めるべき消費税 という算式で表されるように 基本的に会社は預かった消費税を消費者の代わり に納めています では これがどう影響するのか 下記表の車両を 購入した場合の具体的な数字で考えてみましょう 売上 車両 利益 支払金額 1 1,000 万円 500 万円 500 万円 業者へ支払額 525 万円 消費税 50 万円 消費税 25 万円 国へ消費税 25 万円 2 1,000 万円 500 万円 500 万円 業者へ支払額 540 万円 消費税 50 万円 消費税 40 万円 国へ消費税 10 万円 業者への支払額は税込金額 車両は便宜上全額費用計上とする 表のとおり 利益 500 万円 支払金額 550 万円共 に変わりません 変わるのは支払金額変わるのは支払金額 550 万円の支 払先だけ! 業者へ支払うか国に支払うかだけなので す ポイントは税抜金額が変わらないのであれば 預り金的な性格である消費税は影響しないということ です ここで 国に払うぐらいなら業者に多く払いたい! とおっしゃられる方がいらっしゃるかも知れません し かし業者に多く払ったとしても その業者が国に納め ることとなりますので同じ結果となります かけこみ購入が有利か不利かについて 上記で は車両販売価格が上乗せされる前提で記載しており ます では 販売価格が据置かれた場合はどう か?? この記事の一番初めを思い出してください! ほとんどの会社が販売価格の上乗せなんてできな い というコメントに違和感がなかったと思います と いうことは 業者が価格を据置く可能性が高 い!? 仮に業者が価格を据置いた場合は下記表 3 のよ うになります 利益が +14 万円 消費税は 14 万円 良い事だらけです これだけ見ればかけこみ購入せ ず待った方が得となる結果となります ただし 業者 が価格を据置くかどうかは 実際にはわかりません が 売上 車両 利益 支払金額 1 1,000 万円 500 万円 500 万円 業者へ支払額 525 万円 消費税 50 万円 消費税 25 万円 国へ消費税 25 万円 3 1,000 万円 486 万円 514 万円 業者へ支払額 525 万円 消費税 50 万円 消費税 39 万円 国へ消費税 11 万円 業者への支払額は税込金額 車両は便宜上全額費用計上とする < 最後に > 長文をお読み頂きありがとうございます 上記は 消費税増税にあたって やむなく 販売価格を据置く という判断をされた会社に対して情報提供すべく記 載しております 販売価格に上乗せすることは難しい交渉が必要か と思いますが 影響利益額をきちっと把握していれ ば 対応への力の入れ具合が変わってくると思いま す 例えば かけこみ購入で記載したように 増税 分を上乗せしても業者間で損得は生じないという点 を先方にしっかりと説明する 8% の段階では価格 を据置くことにやむを得ず同意したとしても 10% 増 税時には増税分を上乗せする といった交渉も考え られます 今後 10% に増税することも想定されますし 企業 が今後ずっと事業を続けることを考えれば 消費税 - 6 -

事務所通信 増税に伴って価格を据置いたことによる利益の減少は見過ごせません 仮に毎年 3% の利益が減少するとして 10 年後に振返ったときに累積でいくらの利益を失ってしまうのか 最後により具体的に感じて頂くために 1 つ例を A 株式会社という会社があり 売上 10 億円 売上総利益 4 億円 税引前利益が 1,000 万円だったとします 仮に今回販売価格を据置くという経営判断をした場合 売上総利益は約 1,120 万円減少 (2.8%) します 販売価格を据置き 特段対策を講じず前期と同じことをしていれば赤字になります たった 1 つ 販売価格を据置くという経営判断だけで黒字から赤字へ転落する結果になる可能性があるのです!A 株式会社のようにならないように対策を講じましょう!! 2. 一口メモそろそろ平成 26 年度の税制改正大綱が発表される時期となってきました 冒頭でお伝えした贈与とからめて 相続税 贈与税がどのように変わっていくのか 既に確定している平成 25 年度の改正のうちいくつかを再度確認いたします (1) 基礎控除の 4 割減すでに数々のメディアで取り上げられた相続税の大増税です 基礎控除が 5000 万円 +1000 万円 法定相続人の数 から 3000 万円 +600 万円 法定相続人の数 となります 消費増税のインパクトにかき消されているような気がします (2) 税率の変更相続税について 6 億円超の財産 贈与税について 4500 万円超の財産に最高税率 55%( 改正前は 50%) が課せられるようになり 富裕層には増税となっていますが 逆に贈与税については直系尊属 ( 両親 祖父母 曾祖父母 ) からの贈与税率が別に設けられ 3000 万円までの贈与については税率が軽減されることとなります 子や孫への財産の移転を促しているわけです (3) 相続時精算課税の拡充冒頭でお話ししました相続時精算課税制度は 贈与者は 65 歳以上で 受贈者は 20 歳以上で贈与者の推定相続人でなければなりませんでしたが 贈与者の年齢が 60 歳まで引き下げられ 孫にも適用できるようになります この改正からも早く祖父母世代から子 孫世代への財産の移転をさせたいという意向が読み取れます (4) 小規模宅地の減額の拡充一定の条件を満たせば受けることができる小規模宅地の減額規定が 居住用宅地等について事業用 貸付事業用と合わせて 240 m2までであったものが 別枠で 330 m2までに拡充されます 税制改正の項目が多く 誌面では紹介しきれない部分がございます 詳細については 別途お問い合わせください - 7 -

事務所通信 最後に 最後までお読み頂きありがとうございます 今月の事務所通信はいかがでしたか 記事についてのご意見 ご質問がございましたら お気軽にお問い合わせください また 今後の取り上げて欲しいテーマなどございましたら ご連絡ください 次号に掲載できるかは状況によりますが 極力ご要望に添えるようにします 当事務所としても皆様が必要としている情報を発信していきたいと思いますので テーマのご要望は大歓迎です 事務所名 所在地 541-0046 大阪市中央区平野町 1 丁目 8 番 13 号平野町八千代ビル 8 階 電話 06-4963-3670 FAX 06-4963-3793 E-Mail takehara@zeirisi-takehara.com URL 所属団体等 http://www.zeirisi-takehara.com 近畿財務局 近畿経済産業局認定経営革新等支援機関公益財団法人ひょうご活性化センター登録専門家公益社団法人東納税協会記帳指導員 お正月休みのお知らせ 年内の業務は12 月 27 日 ( 金曜日 ) をもって終了いたします 年明けは1 月 6 日 ( 月曜日 ) より通常業務を開始いたします みなさま よいお年をお迎えください - 8 -