研究主題 自分の考えや意見を英語で発信できる力を育てる指導の一試み中学校 - 基礎 基本の定着を図り, アウトプット活動につなげる指導の工夫を通して - 研究分野英語科 中学校第 2 学年英語科学習指導案 実施日時 : 平成 24 年 10 月 17 日 ( 水 ) 9:40~10:30 実施場所

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いろいろな衣装を知ろう

自己紹介をしよう

ていきたい 題材は, 平和市で起こった小さい女の子の事故をきっかけに, 現在ある公園を駐輪場に作り替えるかどうかという議論に発展していく内容となっている 近年は公共のマナーの話題をよく耳にすることもあり, 生徒にとって, 身近なテーマと言える 賛否の論点を整理し, 自分の意見をまとめる活動を通し,

平成29年度 中学校英語科教育 B校の実践

第3学年3組英語科学習指導案

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

グリーン家の人々

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

新潟市立亀田西中学校

英語第 2 学年福山市立城北中学校指導者岡田江美溝部良子瀧元美菜子 単元名 Unit5 A New Language Service 本単元で育成する資質 能力 思考力 判断力 表現力他者とかかわる力 主体的に学ぶ力 単元について 単元観本単元は, 緑市が外国人住民のためのボランティアを募集しており

第3学年2組 外国語科学習指導案

第 3 学年英語科学習指導案 日時 :2010 年 7 月 18 日 ( 日 ) 模擬授業 3 学年 : 第 3 学年場所 :323 教室授業者 : 高木麻衣 1. 単元名 :Sunshine English Course 3 Program7 Yuki in London 2. 単元について (1

英語科学習指導案

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英語科学習指導案

補充資料 2-1 単元 Let's Read 1 の指導展開案 (1) 単元 Let's Read 1 A Magic Box 1 の指導展開案(1/5 時間 ) (1) 目標 物語を読んで 場面展開を読み取ることができる 昨日の日記 というトピックに基づき 自分について英語で書いて表現できる (2

15 英語(菊池)

福翔高等学校「ライティング」学習指導案

英語科指導案

第 2 学年 1 組英語科学習指導案 日時平成 30 年 11 月 2 日 ( 金 ) 5 校時 (14:00~14:50) 場所第 2 学習室指導者教諭天津貴志 1. 育成する能力 学習指導要領内容 (4) イ 身近な話題について 事実や自分の考え 気持ちなどを整理し 簡単な語句や文を用いてまとま

庄原市立庄原中学校 第2学年 数学科学習指導案

○○○

3 人権教育の視点英語科の授業を通して 文化や習慣には多様性があることを理解させる そしてその中から 表現の仕方の違いや考え方の違いに気づかせ 互いに違いを認め合い尊重しながら共に生きようとする態度 他者 文化に興味 関心をもち 良い人間関係を築きながら生活する力を持った生徒を育成したい そこでこの

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第○学年 ○○科指導計画

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

平成30年度 中学校英語科教育

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

英語科学習指導案 1 平成 16 年 10 月 26 日 ( 火 ) 第 6 校時 2 年 2 組 D( 男子 6 名 女子 7 名計 13 名 ) 指導者黛ゆかり Andy Fosset 第 1 時間目 (1) 本時のねらい ~ すること と目的語として使われる動名詞の表現に慣れる 英字新聞を話題

第1学年4組 英語科学習指導案

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6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

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英語科学習指導案(2年授業参観)

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

タダでマナべるさかぽん先生.tv 一般動詞の否定文 疑問文 今日の単語今日の授業で使う英単語です しっかり覚えてから授業に進みましょう 単語を 覚えた =その単語を 読める 意味が分かる 書ける 声に出して書きながら覚えていきましょう 1 行く go 2 来る come 3 へ ( 行く

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保健体育科学習指導案

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2010 年 7 月 18 日 ( 土 ) 英語科指導法 Ⅲ 模擬授業 2 学習指導案 第 2 学年英語科学習指導案 日時 :2010 年 7 月 18 日 ( 土 ) 第 4 時限目学年 : 第 2 学年場所 : 共通教育棟 3 号館 3F 332 教室授業者 : B082G031X 菊田真由 1

い文章を読んで内容をつかむ読解力や正しく単語を書いたり文構造を意識しながら正しく英文を 書いたりする力が弱い (3) 指導観ステップコースの指導にあたっては, 基本的な新出文構造の並べかえ活動を行い, 視覚的に理解させていく またペアワークで, 形容詞の比較級 最上級の形を繰り返し読ませて定着を図る

会話の中では感覚的にそれほど 違い を意識して使っているものではないと考え 今回は 同じ can を用いての表現として一連の学習として扱うことにした また 語 学習得において 自分の表現したいこと がはじめにあり それを何とか表現しよ うとする過程を通して初めて自分の言葉として言語を獲得できるという

模擬授業 Ⅱ 英語授業案 日時 平成 22 年度 7 月 17 日 ( 土 )2 限目 対象 第 3 学年 実施場所 313 教室 授業者 塚元恵梨奈 教材 New Crown 3 1. 単元名 LESSON6 Martin Luther King 2. 教材観 このレッスンでは非暴力主義者の中の一

高等学校英語科学習指導案 平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 )2 校時沖縄県立 高等学校 1 年 7 組 35 名 ( 男子 15 名女子 20 名 ) 授業者 : T S 指導教諭 : 1. 単元名 When I Was Sixteen ( 三省堂 CROWN English Serie

第3学年英語科学習指導案

第 2 学年 1 組外国語科 ( 英語 ) 学習指導案 平成 24 年 11 月 22 日 ( 木 ) 第 5 校時益田市立益田東中学校教諭上田陽一郎 1 単元 Unit 6 The Story of an Old Clock (New Horizon English Course Book 2)

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

4 学習の活動 単元 ( 配当時間 ) Lesson 1 ( 15 時間 ) 題材内容単元の目標主な学習内容単元の評価規準評価方法 Get Your Goal with English より多くの相手とコミュニケーションをとる 自己紹介活動を行う コミュニケーションを積極的にとろうとしている スピー

第 2 学年英語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 2 年 3 組教室 学級 2 年 3 組 ( 男子 17 名女子 18 名計 35 名 ) 授業者小田島篤史 1 単元名 PROGRAM 7 If You Wish to See

S: Monday. A: That s right! How about 火曜日? S: Tuesday. b. New Words( スライド使用 ) 本文の新出単語を提示 ( 英語から日本語へ ) A: Let s check new words! Look at the screen. Wh

3 学校教育におけるJSLカリキュラム(中学校編)(英語科)2.学習指導案(8)関係代名詞(主格)

4 コミュニケーション 活動 ❶ ❷ ❸ ❹ Unit ❺ Daily Scene ❻ Presentation ❼ ❶ 2 3 ❷ Presentation 3 ❸ Presentation 2 ❹ 45Listening Activity 1CM 76Activi

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埼玉県学力 学習状況調査 ( 中学校 ) レベル 5~11 復習シート第 2 学年英語 組 番 号 名 前 ( 書くこと について問う問題 ) 1 次の (1)~(4) の日本文の意味を表すように, ア ~ オを並べ替えて英文を作りな さい そして, それぞれの答えで 2 番目と 4 番目にくる語句

第○学年 ○○科指導計画

Haveyouever~? とその応答文を用いて, 経験したことについて積極的に問答しよ うとする ( 関心 意欲 態度 ) Haveyouever~? を用いて, 経験したことについて会話をすることができる ( 表 現の能力 ) ネパールの家庭生活の様子を理解することができる ( 理解の能力 )

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

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第2学年3組 英語科学習指導案

本学級の生徒に, 英語科に関する興味 関心を問うアンケートを実施したところ, 以下のようになった (28 年 9 月実施 ) はいややあまりいいえ英語の授業が好きだ 65% 29% 0% 6% ペア活動に積極的に取り組んでいる 68% 32% 0% 0% グループ活動に積極的に取り組んでいる 70%

多いので, 簡潔に説明した後, 多めに練習をさせて定着を図る また, 複数回に渡って復習を入れることで, 確実に身に付けさせる 本文の学習においては, 一般動詞の三人称単数現在形の疑問文を話す練習にもなるので, 教科書本文を何度も音読させ, ペアで暗唱させることにより自然に一般動詞の三人称単数現在形

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5 主体的 対話的で深い学びの視点 (1) 主体的な学びとしての視点主体的な学びとして 本単元ではプレゼンテーションを作成する段階で 聞き手の関心を最大限ひきつけることができるようなテーマの設定を生徒たち自身に行わせたい このことにより 教師から与えられたテーマではなく 自分たち自身もより興味 関心

展開新出語句を提示するフラッシュカードの代わりに PowerPoint のスライドを利用した ( 写真 2) アニメーション効果で英語から日本語, 次に日本語から英語と提示して意味の定着を図った 単語のみではなく, 反意語や語のつながり ( コロケーション ) も意識させた その後,3 分間で語句を

平成 23 年度千葉市教育研究会英語部会 10 月例会 B ブロック 英語科学習指導案 日 時 平成 23 年 10 月 18 日 ( 火 ) 授業展開 14:00~14:50 授業者 片岡亜季子 授業場所 1 年 E 組教室 研究協議 15:00~( 図書室 ) TOTAL ENGLISH Boo

中3_英語(東葛) 

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究


H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

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(3) 教材観本単元ではジェスチャーの違いと異文化理解が題材となっている グローバル化が進む中で 文化的な背景の異なる人々とコミュニケーションを取ることがますます大切になってきている そのためこの単元の学習を通して 身振りやアイコンタクトなどのコミュニケーションスキルを高めることの必要性を理解させる

単元「英語の世界へようこそ」   英語で自己紹介

ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

平成29年度英語力調査結果(中学3年生)の概要

平成29年度 中学校英語科教育 B校の実践

平成 29 年 10 月 23 日 ( 月 ) 第 2 校時尾道市立日比崎小学校第 6 学年 1 組外国語科指導者 HRT 遠崎且典 JTE 片山奈弥津 単元名 台湾の友達との交流を深めよう ~Welcome to Japan.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 異文化理

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コ2 343 NEW EDITION UNICORN English Communication 2

たがって, 石川遼選手の作文に加えて, 教師自身の夢も英文で示すことを通して, 夢をもつということをより身近なものとして感じさせ, 自も書いてみよう という気持ちをもたせたい 5 単元の目標 読み手が理解しやすい英文を書くために, 英文を読み直したり書き直したりすることができる モデル文を聞いたり読

という目的を明確にするため 次のような場面を設定した 高知県の観光地に英文で書かれた看板がある そこで英語圏ではない外国人と出会う 相手は英語を少し話すことができるが十分に読むことができないため, その人に対して英文を読み取りリテリングをする必要がある という設定である よくある場面ではないかもしれ

答えさせる場合でも, 単語中心の発話にならないように, 帯学習から Q&A を取り入れ, 主語 動詞に着目させるようにする また, 事前に英語で原稿を作成させ, まとまった英文で Show & Tell が行えるように指導したい My Project 2 では, 自分の好きな人を紹介するスピーチを行

c_024中2英語「将来の夢を語ろう」

(Ⅱ) 実践から上記のねらいを実践してみて 導入は効果的であったと思う 点と点を線で結ばせて 教員の昔の夢を予想させた 生徒はかなり意欲的に取り組み 自然な流れで want to be を導入することができたように思う 学年教員に なりたかった職業と理由を英語で言ってもらい それを動画に撮って見せた

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

外国語活動 ・ 英語 学習指導案(記入例)

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国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

第○学年 ○○科指導計画

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(Microsoft Word - \207U\202P.doc)

研修報告書

29-池田中・2年英語 2年4組指導案(池田中細江)1

国語科学習指導案様式(案)

3 学習の基盤 (1) 教材について本単元では 三人称 he she を主語として できることやできないことを表現する内容を扱っている 学習指導要領の改訂に伴い 第 5 学年の学習内容に新たに加わった単元であり 今年度は移行措置として第 6 学年で扱うこととしている 本単元の前には I can sw

ニューホライズン 1 年生 基本文 単語テスト この単語テスト集は 一般社団法人 / 教学図書協会 による教科書名等の表記利用の許諾を得て 発行しております 発行者に無断で複写 複製 配布 販売をされますと教科書著作権等の法律に触れ 罰金等が科せられます 発行者安村知倫

平成29年度 中学校英語科教育 A校の実践

Transcription:

補助資料 自分の考えや意見を英語で発信できる力を育てる指導の一試み - 基礎 基本の定着を図り, アウトプット活動につなげる指導の工夫を通して - - 補助資料内容 - 1. 学習指導案 1 ~ 3 2. ボキャストシート 4 3. ワークシート 5 ~ 6 4. 授業で使用したスライド 7 ~ 8 宮城県教育研修センター長期研修員 C 柴田町立槻木中学校菊地健一

研究主題 自分の考えや意見を英語で発信できる力を育てる指導の一試み中学校 - 基礎 基本の定着を図り, アウトプット活動につなげる指導の工夫を通して - 研究分野英語科 中学校第 2 学年英語科学習指導案 実施日時 : 平成 24 年 10 月 17 日 ( 水 ) 9:40~10:30 実施場所 : 第 2 学年 1 組教室授業者 : 柴田町立槻木中学校菊地健一 ( 長期研修員 C) 指導対象 : 柴田町立槻木中学校第 2 学年 1 組 1 単元名 New Horizon English Course 2 Unit 5 A New Language Service 2 単元の目標 本文の内容を理解し, 英語の発音に注意しながら音読することができる 接続詞 (if 節, that 節, when 節, because 節 ) を用いた文を理解することができる アウトプット活動において, 接続詞を用いた文を使って適切に表現することができる 3 単元について本単元は, 緑市 ( 教科書の主要な登場人物である一郎やベッキーなどが住んでいる街 ) に住む外国人に, 市が新たに言語サービスを提供するという場面設定である Starting Out は言語ボランティアの募集記事, Dialog はボランティアに応募した一郎の母とベッキーとの対話, Reading for Communication は外国人住民のための新しい市のサービスを紹介する新聞記事と新聞の投稿欄という構成になっており, 本文と基本文を学習させた後で, 話題について考えさせ, 自分の考えや意見を発表させる活動を行うことができる内容となっている 本単元では文法事項として, 接続詞を用いた文 (if 節, that 節, when 節, because 節 ) を扱う 特に that 節 (I think that...) や because 節は, 自分の考え, 理由を述べるときに使える表現であるので習得させるべき文法事項である しかし, 中学 2 年生にとってこの文法事項を理解し, 運用することは困難であることが予想される 運用できるようになるには文法指導において, 用例を繰り返し口頭練習し, 口頭英作文などでアウトプットさせる指導が必要である 4 単元の指導と評価の計画 ( 本時 4/9) 単元 時数 主な学習内容 主な評価規準 Starting Out 本文の内容理解 関心 意欲 態度 音読に積極的に取り 本文の音読, リードアンドルックアップ, 組むことができる キーワードによる本文再生 理解 if 節を用いた文を理解することが 2 ボキャストシートの記入 できる 接続詞 if 節の理解と練習 表現 if 節を用いた文を使い, テーマに ( パターンプラクティス ) 沿って口頭で英作文することができる 口頭英作文, ペア発表 Dialog 本文の内容理解 関心 意欲 態度 音読に積極的に取り 1 本文の音読, リードアンドルックアップ, 組むことができる キーワードによる本文再生 ボキャストシートの記入 接続詞 that 節の理解と練習 理解 本文を読んで, 内容を理解できる ( 本時 ) ( パターンプラクティス ) 4/9 1 口頭英作文 表現 that 節を用いた文を使い, テーマ テーマについて自分の考えを口頭で発表 について自分の考えを言うことができる - 1 -

Reading for 本文の内容理解 関心 意欲 態度 アウトプット活動に Communication 本文の音読, リードアンドルックアップ 積極的に取り組むことができる 記事を書こう Q and A 理解 when 節を用いた文を理解するこ 2 ボキャストシートの記入 とができる 接続詞 when 節の理解と練習 表現 when 節を用いた文を使い, 自己 ( パターンプラクティス ) 表現することができる 口頭英作文, 発表 Reading for 本文の内容理解 関心 意欲 態度 アウトプット活動に Communication 本文の音読, リードアンドルックアップ 積極的に取り組むことができる 意見を述べよう Q and A 理解 because 節を用いた文を理解する 2 ボキャストシートの記入 ことができる 接続詞 because 節と I think~~,because~~ の 表現 I think~~because~~. を使って, 自分 口頭英作文 の考えとその理由を言うことができる テーマについて自分の考えとその理由を発表 総合的な 課題内容の確認 関心 意欲 態度 アウトプット活動に アウトプット活動 1 語彙, 文法の確認 積極的に取り組むことができる 総合的なアウトプット活動 ( 英作文, 発表 ) 表現 自分の考えや意見をまとめ, 相手 発表内容に関する生徒同士の Q and A に伝えることができる 5 本時の計画 (1) 題材名 Dialog (2) 目標 that 節を用いた文を使い, テーマについて自分の考えをまとめ, 口頭で発表することができる that 節を用いた文を使い, 口頭英作文した内容を英文で書くことができる (3) 研究との関連本研究では, 生徒自身の考えや意見を英語で発信できる力を育てるために, 基礎 基本の定着を図り, アウトプット活動につなげる指導の工夫を試みる 生徒に英語をアウトプットする必然性をもたせるために, 単元の始めに言語活動の最終目標を示すとともに毎時間の授業における目標も示し, 動機付けを図りたい 前時の授業で本文の内容理解, 音読, リードアンドルックアップ, キーワードを使った本文再生を行った後にボキャストシートに語彙, 文などを記入する学習活動を行っている ボキャストシートとは既習した教科書の語彙や本文を記入し, 蓄積することで語彙の定着を図り, 単元の最終目標を達成するためのアウトプット活動で活用させることをねらいとしたシートである 本時では始めに Teacher Talk で新出文法を導入し, 例文を板書して要点を簡潔に説明する 次にパターンプラクティスを全体で行う パターンプラクティスは言語の使用場面を文脈で示し, 文法の形式 意味 用法が理解できるよう工夫する そして, 口頭練習した例文を 1,2 文取り上げ, それらをワークシートに記入させる その後, さらにペアで口頭練習を行い, 文法の理解と定着を図っていきたい 最後にアウトプット活動として身近なテーマを与え, 自分の考えを口頭英作文で発表する活動を行わせる その際, 自分の考えを一言だけ言うのではなく, 前後に一言付け加える指導も行う また, ボキャストシートに記入した語彙を活用するよう指示する (4) 準備物教師 : 教科書, ワークシート, ノートパソコン, 電子黒板, ポインター, 写真, 紙板書生徒 : 教科書, ノート, 筆記用具 (5) 指導過程 ( 別紙 ) (6) 本時の評価 that 節を用いた文を使い, テーマについて自分の考えをまとめ, 口頭で発表することができたか ( 外国語表現の能力 )< 観察 > that 節を用いた文を使い, 口頭英作文した内容を英文で書くことができたか ( 外国語表現の能力 )< ワークシート > - 2 -

(5) 指導過程 ( 別紙 ) 段階学習活動形態指導上の留意点評価 ( 評価方法 ) 導入 1 英語であいさつをする 一斉 (7 分 ) 2 ウォームアップをする テンポよく行う Crisscross Game 既習事項を用いた質問をす る 展開 (35 分 ) 3 本時の学習内容をつかむ 一斉 ワークシートを配布する 考えを述べる英文を理解し, 自分の考えを口頭で言ってみよう 4 新出文法について学習する Teacher Talk の中で新出文法 (1) 教師の話す英語を聞き, 質問 一斉 を示す されたことについて答える (2) 要点を確認する 板書して要点を示す that 節の文について, 教師の説 簡潔に説明する 明を聞く 5 パターンプラクティスを行う (1) モデル文を繰り返し音読する 教師が指示を出し, リピート させる (2) モデル文を基に単語の入れ替 一斉 プロジェクターで空欄のある え練習を行う 新出文を示す 生徒を指名し, 文を言わせることで理解度を見る (3) モデル文をワークシートに記個人 入する 6 ペアになりワークシートを使っ ペア 机間巡視しながら, 文を言え て, 口頭練習する ているかどうかチェックし, 戸惑う生徒の支援をする 7 口頭英作文を行う (1) 活動の指示を聞く 活動内容を簡潔に説明する (2) ペアでお互いの考えを発表し ペア 自分の考えを述べる文の前後 表現 that 節を 合う に一文付け加えるよう指示す用いた文を使い, る テーマについて 実際の会話のように練習して自分の考えをま いるかどうか確認する とめ, 口頭で発 8 発表のまとめ 一斉 表することがで 代表が全体の前で発表する 発表した生徒を褒めたたえ, きたか ( 観察 ) 発表に対する意欲を高める 終結 9 本時の学習の振り返りをする 一斉 表現 that 節を (8 分 ) that 節を用いた文を使って自分 机間指導をし, 戸惑っている用いた文を使い, の考えを英文でまとめる 生徒を支援する 口頭英作文した 10 次時の学習内容を確認する ワークシートを提出させる 内容を英文で書くことができた 11 英語であいさつをする か ( ワークシート ) - 3 -

ボキャストシート No.( ) 組 番名前 ユニット名 ( ) 1 word 意味 R&L.U で覚えた文を書こう or オリジナル文の作成 ( 例 )practice ~ を練習する I have to practice the piano. ( 覚えた文 ) I have to practice the piano every Saturday. ( オリジナルの文 ) 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ( ボキャストシートとは ) このシートは, 教科書にのっている単語の中で, 自己表現などに自分が使えると思ったものを記入し, 書きためておくものです ( ボキャストシートの使い方 ) 1 授業中, リードアンドルックアップで文を覚える 2 その文を表の右枠に書く 3 その文の中で自分が使えそうだと思った単語を左枠に書き, 意味を真ん中の枠に書く 4 慣れてきたら, 単語, 意味を先に書き, 右枠にはオリジナルの文を書いてみる 単語はすぐには覚えられません 何度も触れることが大事です このシートを使って効果的に 記憶しましょう 自分の思いを英語で話したり, 書いたりできるようになります!! - 4 -

学習目標 :I think (that)~. の文の意味と使い方を理解し, 自分の考えや意見を表現することができる Unit 5 A New Language Service Dialog (P51) 2 年組番名前 Step1 先生の英語を聞き, 何を言っているのか, 理解しよう 黒板の例文を書こう Step2 I think(that)~. の文を練習しよう (1) スライドを使って練習 (2) ペア練習 ペアになって, お互いに自分の考えを言う練習をしよう 5,6 はチャレンジ!! I think I don t think (that) 1math is an interesting subject. 2we need computers in our classroom. 3( ) is a / an ( ) subject. 4we need ( ) in our classroom. 5( ). 6( ). - 5 -

学習目標 :I think (that)~. の文の意味と使い方を理解し, 自分の考えや意見を表現することができる Step3 口頭英作文 下の 4 つのテーマを読み, 自分の考えを口頭で言ってみましょう 考えを述べる文の前後に, 必ず一文付け加えましょう ( プラスワン ) ( 例 ) テーマ :We need to read many books. I think we need to read many books. To read books is interesting.( プラスワン ) What do you think? I don t think so. I like to play video games. ( プラスワン ) ( テーマ ) 1 Do we need to read many books? 2 Do we have to study at home? 3 Do we need school lunch or lunch box? 4 Are video games bad for children and students? 言う順番は, 交互に交代しましょう 口頭英作文した, 自分の考えを述べる 英文を 2 つ選んで, 下の表に書いてみよう ( 例 )I think we need to read many books. To read books is interesting. - 6 -

授業実践で使用したスライド Which team will win? 練習 1 He is Nakata Sho. I think he is powerful. ( 写真を見せながらスライドを提示 ) cool strong popular famous big great 1 2 1 2 練習 2 I think baseball is an exciting sport. I think ( ) is an exciting sport. soccer badminton basketball volleyball 3 練習 2 I think baseball is an exciting sport. I think soccer is ( ) sport. a hard a wonderful a popular an interesting 4 3 4 練習 2 What do you think about? I think ( ) is ( ). I don t think ( ) is ( ). 練習 3 He is Doraemon. ( 写真を見せながらスライドを提示 ) I think ( ). I don t think ( ). 5 6 5 6-7 -

練習 4 We need to study Math. What do you think? I think ( ). I think baseball is an exciting sport. I think we need to study English. I don t think ( ). 7 8 7 8-8 -