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(3) 他の語句を持つので 長い 場合は 分詞を名詞の後ろに付ける 分詞以外に 修飾語や目的語などの他の語句があって 長い 場合は be 動詞は使わず に 現在分詞や過去分詞そして他の語句も そのまま名詞の後ろに付ける 設例 2 be 動詞を使わないことが 分詞の形容詞的用法の目印だ 進行の動作を形

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CONTENTS

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6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

5. 単元指導目標単元の目標 ( 子どもに事前に知らせる ) 小数 整数の意味を考えよう 小数 整数の計算の仕方を見つけ 計算できるようになろう 子どもに事前に知らせる どうまとめるのか 何を ( どこを ) どうするのか ( 作業 教える 考えさせる ) 何についてまとめるのか 1. 小数 整数の

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会話の中では感覚的にそれほど 違い を意識して使っているものではないと考え 今回は 同じ can を用いての表現として一連の学習として扱うことにした また 語 学習得において 自分の表現したいこと がはじめにあり それを何とか表現しよ うとする過程を通して初めて自分の言葉として言語を獲得できるという

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語れることで, 自分の言葉として定着することが期待できる そこで, 読む, 聞く, 話す, 書くの4つの言語活動の場面での思考ツールの使い方を考えたい また, コミュニケーションの意味内容に重点を置くための思考ツールの使い方を考えたい これらの要素を満たした英語科での言語活動を充実させることで英語で

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後置修飾の指導についての一考察 関係代名詞 which は疑問詞と同じ小牧西中学校松浦克己 はじめに 3 年生の学習でのおもな新出文型は 現在完了 受動態 後置修飾 間接疑問文などが挙げられ どれも日本人には理解が難しいものとなっている 特に日本語と大きく語順が異なる後置修飾は 入門期から日本語訳に頼って学習しているとさらに難易度が増すことになる このような後置修飾について もう一度その根本 指導順序や今まで普通と思っていた文法的な説明から見直してみたい 1 先行詞を修飾するという説明は効果的?? This is the bus which goes to Wakaba Park. New Horizon 3 年 P64 bus を修飾している このような説明の仕方は 教科書をはじめ問題集や参考書で一般的に使われている しかし 英文の内容を理解するときに 図のように which 以下の部分が前にさかのぼって bus という単語を修飾するという考え方が有効だろうか 読んでいるときなら 次の文に行くのをやめて bus の内容を確認する時間を作れるが 会話とかリスニングテストで次の文がすぐに続くときにはそんな時間的余裕はない そう考えると 後ろからひっくり返って前の語を説明するという理解の仕方は 有効ではないと言える 次の文が使われる場面を考えてみたい 1 The girl is Kumi. She has a bag. 2 The girl who has a bag is Kumi. どちらも部屋の中に女の子がいて その子の名前とその子がかばんを持っていることを伝えている文である しかし コミュニケーションの観点から考えると 1と2の文を使う場面は同じではない 1のほうは部屋の中に女の子は 1 人しかいない場面で使われる 2 人以上の時に The girl と言われても誰なのか聞いている方は分からない 2のほうは女の子が2 人以上いる場面であり 1 人の場合は使わない文である 確かにかばんを持っているから間違いの文ではないが その女の子の名前を伝えたい場面であるから 1 人しかいなければ who 以下の関係代名詞節は必要のない情報である 女の子が 2 人以上いて 他の子と識別するのに必要な情報が who has a bag という部分というのが コミュミケーションの観点からみたこの文の内容と言える このように考えてい - 1 -

くと後ろから修飾するのではなく The girl だけでは情報が足りないので かばんを持っているという情報を付け加えて その子の名前がクミということを伝えているというように考えた方が 理解しやすいのではないだろうか The girl + who has a bag is Kumi. 不足している情報を付加英語の文はもともと Subject( その文のテーマ 主語という日本語は正確なイメージを伝えない ) に必要な情報を付け加えていくという構造になっている The boy + is walking + with a bag on his back + in the park. このように絵で示すと明らかになるが 頭の中でも 男の子 にまず 歩いている という情報を付け加え それに かばん とその場所 背中 が付け加わり 最後に背景の 公園 が出てきて この文が表している場面ができあがる その少年はかばんを背負って公園内を歩いています と日本語に訳さなくても このイメージができれば英文の内容は十分に理解できるし そのほうが分かりやすい 後置修飾の部分もこの英文の大原則から外れているわけではない 3 年で学習する関係代名詞節が典型的であるが 前置詞句からこのことを意識した学習が必要である 例えば before / after を1 年で学習するが そのときに次のような文をよく練習する Monday is after Sunday. Friday is before Saturday. これに次のような文を入れると関係代名詞の文につながっていく The day before Sunday is Saturday. The day after Monday is Tuesday. バリエーションとしては number / month / between などが使える 2 教科書の指導順序 3 年の2 学期に学習する後置修飾を分けると 1 関係代名詞節 2 接触節 3 分詞の後置修飾となり それらが教科書でどの順序で出てくるのかを各教科書で比べてみると次のようになっていた New Horizon 分詞接触節関係代名詞 who which that that( 目的格 ) New Crown 分詞接触節関係代名詞 that that( 目的格 ) who / which Sunshine 分詞接触節関係代名詞 who which that which( 目的格 ) - 2 -

十数年前に調べたときは 関係代名詞からの教科書 接触節から 分詞からというように三者三様であった しかし 現行の教科書ではどの教科書も分詞から導入し 接触節 つまり関係代名詞の省略された形から入り 最後に関係代名詞の文を学習する順番になっている この理由は確かめたわけではないが たぶん実際の日常生活で使用頻度の高い方を先に指導するという方針があるように思われる 例えば 1 Yesterday I got a camera made in Japan. 2 Yesterday I got a camera which was made in Japan. どちらの文がよく使われるかといえば 1である 発話の心理からいって be 動詞の部分を正確に言うのは面倒くさい ( ネイティブでも ) からである しかし 使用頻度とその言語を外国語として学習している者が学習するときにその言語を理解するのに効果的な順序とはいつもいっしょではないことは明らかである 短縮形についても同じ事が言える 英語の最重要概念の一つである be 動詞を例にとると What s this? It s a book. That s a table. と短縮形を使うのに対して This は短縮形がないので This is a door. となる 入門期においてこれが英語の基本的構造を理解させるのに効果的とは思えない ましてや小学校では文字を使わないという条件を入れると さらに問題が多いと言わざるを得ない 3 疑問詞 which を大切に 3 年で学習する関係代名詞 接触節 分詞による後置修飾を指導する順序はどの順番が効果的だろうか まず基本的に英語と日本語の構造が違うことを感じさせ 英語の基本である 必要な情報を付け加える という感覚をつけるのに効果があるのは 関係代名詞の which である 第 1 章でも触れたように 複数の可能性があるなかで (2 人以上の女の子 )1つのものに絞り込むための情報を付け加えるという感覚は 複数のものからどれ? と尋ねる which がいちばんイメージしやすい 実はだから which が使われており 関係代名詞という品詞の単語が別に新しく作られたわけではない 例えば 部屋にドアが2つあって One is open. The other is closed. という場面で Please put this picture on the door. と指示されても候補は2つあってどちらか分からないので Which door? と聞く必要が出てくる だから必然的に あるいは自然と the door which is closed. と付け加えることになる こう考えてくると 最初に関係代名詞 which そして次に不足している情報の対象が人の時は who を使うことを理解させる まずこの関係代名詞節を使って必要な情報を付け加える感覚をしっかりと定着させることが大切であるし 有効であると言える このような観点から次の指導順序を提案したい - 3 -

1 関係代名詞 ( 主格 ) 2 分詞による後置修飾 3 関係代名詞 ( 目的格 ) 4 接触節 2と3の順序は逆もあり得る 2と4については 関係代名詞を省略した形として指導する 関係代名詞の教える順は 疑問詞の感覚そのままで使える which を先に教えてから who に入る方が効果的である この 2つの使い分けができてから that を指導する 教科書では 分詞による後置修飾のあとの次の新出文型は接触節ではなく 間接疑問文である この間接疑問文の学習においても 関係代名詞が既習事項になっているとスムーズに導入しやすくなる というのは 授業の生徒の感想を読むと 関係代名詞 という文法用語を授業のなかでは使わないので 生徒は which の新しい使い方 とか 今まで文の初めだった which が文中で使われる といったとらえ方をしていることが分かる 関係代名詞という新しい別の言葉を習うと捉えるよりもこのほうがはるかに有効であり そこから対象が人になれば which ではなく who というのも自然に理解できる ある生徒は感想に which と who にこんな使い方があるなんてびっくりした when や what でも使えるのかな? と書いていた この発想はとても大切である which / who の延長線上で間接疑問文を捉えた方が 学習者にとっては理解しやすいだろうし 間接疑問文における語順の変化の理解にも効果があると思われる もちろん文法上のカテゴリーは違うものであるが 文法上の違いを理解することが その文が理解しやすくなるということにいつもつながるわけではない 4 1 時間目の授業の指導例 (1) 指導アイテム which ( rel. ) (2) 指導時期 3 年 10 月下旬 (3) 指導のポイント 疑問詞 which の意味をもとに どっち という気持ちが必要な場面で その内容を which 以下で付け加えていく感覚をつかませる 目の前の物を見ながら英文を聞いたり話したりすることが特に関係代名詞節を使った文では有効なので 場面設定をていねいに確認していく (4) 扱う文 1 He put the picture in the box which was on the seat. 2 She will go out of the room through the door which is closed. 3 I will put the card on the seat which has four legs. - 4 -

(5) 場面設定 1の文の場面は机の上に同じ形 サイズの箱が2つ置いてある 色とか大きさで見分けがつくと the big box とかでどちらの箱か言えるので 同じ箱を使うことが必要である One box was on the floor. The other was on the seat. という状況を確認する 黒板から写真を取り それを箱に入れてもらう 生徒は指さして I put the picture in this box. と言えばどちらの箱か相手に伝えることができるが 指さしを止めさせるとどちらの箱か分からないので Which box? と聞きながら You put the picture in the box which was on the seat. ポイントは be 動詞を過去で使う場面設定である 現在だと the box which is on the seat でも正しい文であるが 別に関係代名詞を使わなくても the box on the seat と今までの言い方で言える しかし過去は関係代名詞が必要となる 2の文では 教室にある 2 つのドアを1つはあいている もう一つは閉まっている状況で 廊下にいつも使うバスケットを置いておく そのバスケットを生徒に取りに行ってもらう I will go out of the room through the door. と生徒は既習の文でここまで言えるが ドアは 2 つあるのでどちらのドアか分からないので You will go out of the room through the door which is open. 3では 1 本足や3 本足 4 本足のイスを用意しておく You see three seats. One has one leg. Another has three legs. The other has four legs. これは1 年で学習した内容で生徒になじみ深いものである そのイスの上に何を置くかは授業の流れや今までの学習で使ってきた物によって どんな物が適切かは変わってくる He put the card on the seat which has one leg. I will put this card on the seat which has three legs. といった感じで不足している情報を which で付け加え どのイスかを相手に伝えることができる (6) 授業の流れまず疑問詞 Which のレビューをしっかり行うことが必要である 材料としてはトランプの数 スプーンとフォーク ( 持つ部分が同じ形状 ) などが使いやすい 上記の場面設定で述べたように One is. Another is. The other is. という文が使えるようになっていると自然な流れになりやすい 3つの文のどれから導入するかは 授業全体の流れのなかで考えることが大切である 目の前で見て話す 聞く ( ライブ ) の次は 絵を使って文を確認する ライブで扱った3つの関係代名詞の場面のどれかを選び その場面を絵で提示し その英文をまずは言えるようにする それから黒板に英文を書い - 5 -

て確認させる 最後にワークシートで問題を解き 答合わせをする (7) 生徒の感想次は1 時間目 which 2 時間目 who の授業の生徒の感想の一部である 前回は which で今回は人で who だからもっとたくさんの単語 what や where なども新しい使い方ででてくるのかと思った who や which のあとにどうつづくかがまだよくわからないので 次の授業で分かればいいと思います 1P とかでどんどん使っていって早く身につけたいと思いました which, who と出てきて もしかしたらまだ出てくる!? とそわそわしながら授業をうけていました でもまだ他には必要ないよなーと考え直して自分でへこむ 今回は who をやりました またびっくりしました what とか when とかもあるんですか?which も who も上手に使いこなせることができるようになれば英語の力も上がると思うので使いこなせるようにしたいです 長い文が多くなってきたのでまず何を説明してから何を説明していくのかがポイントだと思いました ( あのバスの窓の問題を思い出して ) which や who は普段の生活からも考えやすいと思うのでいろんなパターンを使ってみたいです まったく新しい単語を習ったわけではなく使うはばが広くなっただけなので しっかり使えるようにしていきたい すごく長い文が作れるようになるので楽しいです スムーズにこの長文が言えるようにしたいです 難しそうで意外と簡単なのでしっかりと意味を確認していきたいです 今日は前の 40で習った which のつづきの who をやりました 2 つの使い分けを絵を見たりしてできるようにしたいです 文をそのまま覚えるのではなくて 絵を見て答えられるようにしっかり復習をしたいと思います which と who が上手く使えるようになった (8) 生徒の課題より次の資料は 家庭学習 1P ノートで生徒が書いてきたものである 1 つの文に関係代名詞を数個使っており スマートな英文ではないが 必要な情報を付け加えるという感覚が表れており 関係代名詞を2 時間習ったあとに作ったものとしては 授業のねらいがこの生徒に関しては達成されたと言える - 6 -

- 資料 - - 7 -