給与所得者の住民税は特別徴収されますが 退職で給与が支払われなくなった場合 給与からの天引きをすることができなくなります この場合 特別徴収ができなくなる残額について 普通徴収の方法で納付していただくことになります 例えば 10 月末に退職し10 月分まで給与から天引きした場合 11 月分から翌年

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給与の所得金額の算出速算表 収入金額 給与所得の金額 0 ~ 650, ,000 ~ 1,618,999 収入金額 -650,000 1,619,000 ~ 1,619, ,000 1,620,000 ~ 1,621, ,000 1,622,000 ~ 1,6

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

住民税 所得税の税率国から地方への税源移譲に伴い 平成 19 年度から住民税所得割の税率が 10% に統一され 所得税の税率が 4 段階から 7 段階の累進税率に改正されています 住民税については平成 19 年度分 ( 平成 19 年 6 月納付分 ) 所得税については平成 19 年分 ( 平成 1


市 県民税 ( 住民税 ) 市民税は 県民税と合わせて住民税と呼ばれ 住民のみなさんがそれぞれの税の負担能力に応じて分担し合うという性格をもつ税金で 個人が負担する個人市民税と 会社などが負担する法人市民税があります 市民税には 均等の額によって納めていただく均等割と 個人の所得に応じて納めていただ

所得控除 雑損控除 医療費控除 社会保険料控除等 旧生命保険料控除 旧個人年金保険料控除 ( 実質損失額 - 総所得金額等の合計額 10%) 又は ( 災害関連支出の金額 -5 万円 ) のうち いずれか多い方の金額医療費の実質負担額 -(10 万円と総所得金額等の 5% のいずれか低い金額 ) 限


退職金についての市県民税はどうなるの? 私は平成 28 年 4 月に退職しました 勤続 30 年で退職金は 2,100 万円ですがこの退職 金に対する市県民税はいくらですか 通常の市県民税の課税は前年中の所得に対し翌年課税されるしくみになっていますが 退職金に対する課税については 他の所得と分離して

個人市民税 控除・税率等の変遷【市民税課】

妙高市 税に関するWEBページ

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Q1 市県民税 ( 住民税 ) とはどんな税金ですか? A1 その年の1 月 1 日現在 市内に住所がある個人に対し 前年中の所得 ( 給与 年金 営業 不動産 譲渡などの所得 ) に応じて課税されます また その年の1 月 1 日現在市内に住所がなくても 市内に事務所 事業所又は家屋敷があれば課税

公的年金からの特別徴収制度の見直しについて ( 平成 28 年 10 月以降適用 ) 公的年金からの特別徴収制度の見直しが行われ 平成 28 年 10 月以降に実施 される特別徴収より 下記のとおり制度が改正されました 1 特別徴収税額の算定方法の見直し 年間の公的年金からの特別徴収税額の平準化を図

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平成19年度市民税のしおり

平成19年度税制改正.xls

3. 収入から所得を計算する 1ページの所得割の説明にあるように 所得割の計算では前年の1 月 1 日から12 月 31 日までの年間収入に直接税率をかけるのではなく いったん所得に直す ( 必要経費を差し引く ) 作業をします 所得は10 種類に区分されており それぞれ所得金額の計算方法が異なりま

妙高市 税に関するWEBページ

給与所得控除 給与収入の金額 控 除 額 162 万 5,000 円以下 65 万円 162 万 5,000 円超 180 万円以下 収入金額 40% 180 万円超 360 万円以下 収入金額 30% + 18 万円 360 万円超 660 万円以下 収入金額 20% + 54 万円 660 万円

給与所得控除 給与収入の金額控除額 162 万 5,000 円以下 65 万円 162 万 5,000 円超 180 万円以下収入金額 40% 180 万円超 360 万円以下収入金額 30% + 18 万円 360 万円超 660 万円以下収入金額 20% + 54 万円 660 万円超 1,00

計算してみましょう あなたの個人住民税はいくらになりますか? 高知市に住む T さんの場合 ( サラリーマン ) 家 族 妻 ( パートタイム労働者 収入 120 万円 : 所得 =120 万円 -65 万円 =55 万円 ) 子 人大学生 中学生 収 入 万円 社会保険料 万円 新生命保険料 万円

税法実務コース 所得税 学習スケジュール 回数 学 習 テ ー マ 内 容 第 1 章 テーマ1 所得税の仕組みテーマ2 所得税額の計算テーマ3 非課税所得 所得税の仕組み 税額計算 所得税が課税されないものについて学習します テーマ1 各種所得金額の計算の概要テーマ2 利子所得テーマ3 配当所得

イ税務署へ確定申告書を提出し 所得税の住宅ローン控除の適用を受けている 退職所得 山林所得がある方 所得税の平均課税の適用を受けている方は 住宅ローン控除申告書を提出することにより控除額が大きくなる場合があります 申告書を提出される方は3 月 15 日 ( 月 ) までに申告してください 申告しなけ

以下の表のように計算されます 総 所 得 金 額 所得控除 課税総所得金額 退職所得金額 雑 損控除額 課税退職所得金額 山林所得金額 土地等に係る事業所得等の金額 土地建物等に係る譲渡所得金額 医療費 社会保険料 小規模企業共済等掛金 生命保険料 地震保険料 配偶者 配偶者特別 課税山林所得金額

B 事例 1: 日本赤十字社と公益財団法人公益法人協会ともに 所得控除方式 を適用し ffff た場合に還付される税金について 前提 1 寄附先の名称等 ( 弊協会の他に 東日本大震災の義援金として日本赤十字社に寄附したものと仮定 ) 名称金額備考 日本赤十字社 ( 東日本大震災義援金 ) 30,0

平成13年度 住民税のしおり

平成13年度 住民税のしおり

住民税のしおり 税金には 大きく分けて国税 ( 国に納める税金 ) と地方税 ( 地方に納める税金 ) の 2 種類あります 地方税の中で その地域の行政にかかわる費用を住民に広く分担していただくため 所得に対して課税する市民税と県民税を合わせて 住民税 と呼んでいます このしおりでは 住民税の課税

Microsoft Word - 個人住民税について(2018~2022)

町・県民税は次のように計算されます


平成19年度分から

平成 28 年度市民税 県民税申告の手引き 申告書を提出しなければならない人平成 28 年 1 月 1 日現在 幸手市内に住所を有する人 (1 月 2 日以降に幸手市に転入した人は従前の住所地で申告を行ってください ) ただし 次に該当する人は この申告をする必要はありません 1 平成 27 年分の

Microsoft Word - 個人住民税について

平成27年度 いばらき県税ガイドブック

3 ページ 4 ページ 5 ページ 5 6 ページ 7 ページ 8 ページ 8 ページ 9 ページ 10 ページ 2

ワコープラネット/標準テンプレート

2. 改正の趣旨 背景給与所得控除 公的年金等控除から基礎控除へ 10 万円シフトすることにより 配偶者控除等の所得控除について 控除対象となる配偶者や扶養親族の適用範囲に影響を及ぼさないようにするため 各種所得控除の基準となる配偶者や扶養親族の合計所得金額が調整される 具体的には 配偶者控除 配偶

平成28年度 いばらき県税ガイドブック

「公的年金からの特別徴収《Q&A

PowerPoint プレゼンテーション

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平成13年度 住民税のしおり

個人住民税 特別徴収 に係る Q&A 問 1 個人住民税の 特別徴収 とはどんな制度ですか? 答 1 従業員の方々の納税の便宜を図る目的から 事業者の方が 毎月の給与を支払う際に所得税などのように 個人住民税を徴収して ( 天引きして ) 納入していただく制度です 従業員の所得税は給与から源泉徴収し

あなたと生計を一にする配偶者やその他の親族が受け取る公的年金等から引き落とされている国民健康保険 料 後期高齢者医療保険料 介護保険料はあなたの控除の対象とはなりませんので御注意ください 5 生命保険料控除 地震保険料控除 について それぞれ該当する欄に昨年中に支払った金額を記入し 以下の計算方法に

1 個人の町民税 市町村は 日常生活に欠かすことのできない 道路 橋梁 公園の設備から 教育 福祉 消防 救急 ごみ処理にいたるさまざまな行政サービスを提供しており 必要な経費をできるだけ多くの住民の方々に税金として広く負担していただくものです 町民税は県民税とあわせて一般に住民税と言われており 個

3 特別徴収義務者の指定及び特別徴収税額の決定手続 5. 給与所得に係る特別徴収義務者の指定等 ( 法 3の4) 市町村は 特別徴収の方法によって個人の住民税を徴収しようとする場合には 当該年度の初日においてその納税義務者に対して給与の支払いをする者のうち 所得税の源泉徴収義務がある者を 当該市町村

所得税の確定申告の手引き

賦課の根拠となった法律及び条例(その2)

Ⅰ 年の中途で行う年末調整の対象となる人 年末調整は 原則として給与の支払者に 給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書 ( 以下 扶養控除等申告書 といいます ) を提出している人について その年最後に給与の支払をする時に行うことになっていますので 通常は12 月に行うこととなりますが 次に掲

第 11 表の 1 平成 25 年度個人の市町村民税の納税義務者等に関する調 所得割のみを納める者 納税義務者 ( 人 ) 所得割額 ( 千円 ) 給与所得者営業等所得者農業所得者その他の所得者給与所得者営業等所得者農業所得者その他の所得者 1 下 関 市

1 給与所得控除額を算出する計算式は給与収入金額によって異なります 今回は給与収入金額 3,600,000 円以上 6,599,999 円以下の場合の式を用いています 2 調整控除額は合計課税所得金額 2,000,000 円超と 2,000,000 円以下で算出方法が異なります 今回は 2,000,

市民税

スライド 1

所得控除 所得控除は 納税者に配偶者や扶養親族があるかどうか 病気や災害などによる出資があるかどうかなどの個人的な事情を考慮して その納税者の実情に応じた税負担を求めるために所得金額から差し引くことになっているものです 種類 雑損控除 医療費控除 控除額次のいずれか多い金額 1( 損失の金額 - 保

1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

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地震保険料 寡婦控除寡夫控除 あなたやあたなと生計を一にする配偶者その他の親族が所有している居住用家屋 生活用動産を保険や共済の目的とする契約で かつ 地震 噴火又は津波等を原因とする火災 損壊等による損害の額を補てんする保険金や共済金が支払われる地震保険 また平成 18 年末までに結んだ保険期間

税金読本(3-2)住民税(所得割)の計算方法と納税

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Microsoft PowerPoint 寄附金控除制度概要.ppt

市・府民税の課税のしくみ

28年度市県民税のしおり.indd

Microsoft Word - p8-21 (個人住民税)

民税の概要3 住民税を納める方 ( 納税義務者 ) ( 地方税法第 24 条 1 項 1 号 2 号第 294 条 1 項 1 号 2 号 ) 住民税は その年の1 月 1 日現在の住所地で 前年の1 月から12 月までの1 年間の所得に対して課税されます また 練馬区に住所がない方でも 家族が住む

特別徴収制度説明会

納税義務者について Q 私自身は以前から社会保険に加入しているのに 国保税の納税通知書が私宛に届きましたがなぜですか? A 国保税は世帯主の方に納税義務があります ( 地方税法第 703 条の 4) 世帯主が国保以外の健康保険に加入していても ご家族のどなたかが国保に加入していれば あくまでも加入し

FX取引に係る確定申告について

2 税金から控除される額 市区町村や都道府県に対する寄附金は 特定寄附金 と呼ばれ 所得税や住民税を計算するときに 寄附金控除が適用され 税が軽減されます 所得税の控除 総所得金額等の 40% が限度 2,000 円 所得税率 住民税の控除基本控除 総所得金額等の 30% が限度 2

5 事業用の車両等を売却 ( 譲渡 ) した場合の売却益 ( 譲渡益 ) 売却損 ( 譲渡損 ) については 事業所得とはならない 総合課税の譲渡所得 ( 土地 建物以外 ) の扱いになり 所有期間 (5 年超か以下か ) によって長期譲渡所得 短期譲渡所得に区分される 6 使用可能期間が1 年未満

スライド 1

税のあらまし 個人の県民税 市町村民税 個人住民税 市町 村税 県税 この税金は 住民である ということに課され 個人の県民税と市町村民税をあわせて 一般に 個人住民税 と呼んでいます 県や市町で行う住民に身近な行政サービスに必要な 経費を そこに住む住民に分担してもらうことにより 地方自治への関心

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平成16年度

(3) 支給限度 ( 就学支援金には 支給期間や単位数に上限があります ) 支援期間の上限 支援される単位の上限 全日制 36 月 (3 年 ) まで 定時制 48 月 (4 年 ) まで 年間 30 単位まで かつ 通算 74 単位まで 通信制 48 月 (4 年 ) まで 年間 30 単位まで

[Q1] 復興特別所得税の源泉徴収はいつから行う必要があるのですか 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までの間に生ずる所得について源泉所得税を徴収する際 復興特別所得税を併せて源泉徴収しなければなりません ( 復興財源確保法第 28 条 ) [Q2] 誰が復興特別所

Microsoft Word - 資料6-1 個人住民税の特別徴収に係るQ&A(事業者向け)

私たちの市税

住民税について

保険料は個人ごとに 後期高齢者医療制度では 被保険者一人ひとりに保険料を負担していただくことになります 新たに 75 歳になられた方 (65 歳以上 75 歳未満で一定以上の障害があり 認定を受けた方を含む ) は 以前に加入していた国民健康保険や被用者保険を脱退して この制度に移行することになりま

(千円未満切り捨て所得控除額総所得金額年税額 平成 31 年度市県民税の計算方法 ( 鳥取市 ) まず 計算の全体の流れを示すと 以下のようになります - = 課税標準額 ) 所得割の税率 6% 所得割の税率 4% 算出所得割額 調整税額控均等割 = 控除額除額額 算出調整税額控均等割

第5回基礎問題小委員会 礎5-4


市・府民税の課税のしくみ

所得控除 ( 個人の市民税 町民税と同じです )( 法第 34 条 ) 項目控除額 雑損控除 次のいずれか多い金額 1( 損失額 - 保険等により補てんされた金額 )-( 総所得金額等 1/10 ) 2( 災害関連支出の金額 - 保険等により補てんされた金額 )-50,000 円保険等により補総所得

申告を要せず, 所得割の課税から除外する 国債の利子 9 () 申告を要せず, 所得割の課税から除外する () 申告した場合 国債の利子に係る所得が生じた年の翌年の4 月 日の属する年度分の申告書に, 当該所得の明細に関する事項の記載をして申告分離課税するときは,() を適用しない なお, この場合

Microsoft Word - H30 市税のしおり最終版

Q4 すべての事業主が個人住民税を特別徴収しなければいけないのですか? A4 所得税の源泉徴収義務のある事業主は 従業員の個人住民税を特別徴収することが法令 ( 地方税法及び各市町村の条例 ) により義務付けられています 特別徴収義務者に指定された事業主は 従業員に給与を支払う際に 個人住民税を特別

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平成16年度

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「給与所得が1か所の方」からの確定申告書作成編

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MR通信H22年1月号

受付印 平成 29 年度市民税 県民税申告書台帳番号 現住所 宛名番号個人番号 ( マイナンバー ) 明 大 昭 平 明 大 昭 平 明 大 昭 平 明 大 昭 平 明 大 昭 平 続柄 同居 住所 同居 同居 同居 2 別居 別居 別居 別居 専従者控除額 専従者控除額 専従者控除額 特別控除額

( その 1) 月収額の計算のしかた 給与所得者の場合 1. 年間総収入の計算あなたが仕事を始めた時期 対 象 の 収 入 金 額 1 現在の勤務先に前年 1 月 1 日以前から引 前年中の年間総収入金額 き続き勤務している方 ( 源泉徴収票の支払金額の欄 ) 2 現在の勤務先に前年 1 月 2 日

Transcription:

個人住民税のあらまし 市区町村民税と都道府県民税を合わせて住民税とよびます 住民税は 主に 均等割 と 所得割 で構 成されています ( ほかに 利子割 配当割 株式等譲渡割があります ) 個人の住民税の均等割は 応益原則に基づく制度でそこに住む会費的な意味合いを持ち 一定の基準で 定められた均等額で課税されるものです 所得割は 前年の所得金額に応じて負担するものです 住民税は 前年の所得を基に課税されます ( 所得税は現年課税主義です ) 1 市区町村内に住所がある人は 均等割と所得割が課税されます 2 市区町村内に住所がない人でも その市区町村内に 事務所 事業所 または 家屋敷 がある人は 均等割 のみ課税されます 賦課期日とは 課税要件を確定させる日のことをいいます 住民税の賦課期日はその年の1 月 1 日です つまり 1 月 1 日現在住所がある市区町村で住民税が課税されます 住所がない人でも 1 月 1 日現在事業所等を有していればその市区町村から住民税が課税されます 原則 1 月 1 日現在の住所は住民基本台帳を基に判定します 引っ越しをする際は 転出 転入等の手続きを必ずしていただき 実際に住んでいる住所と一致するようにしてください 住民税は 1 月 1 日現在住所がある市区町村で1 年分課税されます 例えば 1 月 2 日にA 市からB 市へ転出した場合でも その年の住民税はA 市から1 年分が課税され A 市へ1 年分を納付 ( 納入 ) することになります この場合 当然ですがB 市からその年の住民税は課税されません 特別徴収と普通徴収の方法があります 給与所得者の方 ( サラリーマン パート アルバイト 派遣社員など ) の住民税は特別徴収の方法によって納入されます また 65 歳以上の公的年金受給者の年金所得に係る住民税も 特別徴収の方法によって納入されます 営業所得者や不動産所得者等の方は 普通徴収の方法で納付します 簡単にいうと 特別徴収は天引きのことをいい 普通徴収は納付書払いのことをいいます 給与所得に係る住民税は特別徴収されます 毎月の給与からの天引きによる納税制度です 毎年 5 月中に特別徴収税額の決定通知書を市区町村から給与支払者へ送ります この特別徴収税額の決定通知書には 毎月天引きする税額が載っています 給与支払者はこの通知書の税額を毎月給与から天引きし 天引きした翌月の10 日までに市区町村へ納入します 特別徴収の場合 6 月から翌年 5 月の12 回の天引きで 1 年分の住民税を納めていただきます

給与所得者の住民税は特別徴収されますが 退職で給与が支払われなくなった場合 給与からの天引きをすることができなくなります この場合 特別徴収ができなくなる残額について 普通徴収の方法で納付していただくことになります 例えば 10 月末に退職し10 月分まで給与から天引きした場合 11 月分から翌年 5 月分の 7 回分が普通徴収へ切替ります ただし 次の場合は普通徴収へ切り替わりません 1 翌年 1 月 1 日から4 月 30 日までの間に退職した場合 ( この期間の退職の場合 最後の給与または退職金等から残額を一括で全額天引きすること ( 一括徴収 ) が法令で義務付けられています ) 26 月 1 日から12 月 31 日までの間に退職した人で 最後の給与または退職金等から残額を一括で全額天引きすることを申し出た場合 3 新しい会社に再就職し 引き続き特別徴収されることを申し出た場合特別徴収から普通徴収への切り替え等は給与支払者が 給与所得者異動届出書 を市区町村へ提出することで行われますので 納税者の方の手続きは必要ありません 4 月 1 日現在 65 歳以上の公的年金受給者の公的年金所得に係る住民税額は 年金の支払いの際に年金支払者が天引きをし 市区町村に納入します このことを 公的年金からの特別徴収といいます 年金から天引きされるのはあくまで公的年金所得に係る住民税額のみです 他の所得に係る住民税額は 年金からの天引きはされませんので 給与からの特別徴収や普通徴収 ( 納付書払い ) で納めていただくことになります また 他市区町村への転出 税額の変更 年金の支給停止等が発生した場合は 天引きが中止となり 普通徴収 ( 納付書払い ) で納めていただくことになります ただし 以下の方については 公的年金からの特別徴収の対象となりません 介護保険料が年金から天引きされていない方 天引きされる住民税額が老齢基礎年金等の額を超える方など 65 歳未満の納め方 4 月 1 日現在で 65 歳になる年度の納め方 4 月 1 日現在で 65 歳になった翌年度以降の納め方 ( 平成 28 年度まで ) 納付書で納める 納付書で納める 年金からの天引き 年金からの天引き ( 普通徴収 ) ( 普通徴収 ) ( 特別徴収 ) 本徴収 仮徴収 ( 特別徴収 ) 本徴収 月 6 月 8 月 10 月 1 月 月 6 月 8 月 10 月 12 月 2 月 月 4 月 6 月 8 月 10 月 12 月 2 月 税額 3 万 3 万 3 万 3 万 税額 3 万 3 万 2 万 2 万 2 万 税額 2 万 2 万 2 万 2 万 2 万 2 万 算出方法 1/4 1/4 1/4 1/4 年税額の 1/4 ずつを納付書で納めていただきます 給与所得がある場合には 合算して給与からの特別徴収となることがあります 算出方法 1/4 1/4 1/6 1/6 1/6 6 月と 8 月は年税額の 1/4 ずつを納付書で納めていただきます 10 月 12 月 2 月は年税額の 1/6 ずつ天引きをしていきます 算出方法 前年度 2 月と同じ額今年度の年税額の残りの 1/3 4 月 6 月 8 月は 前年度の 2 月の税額と同額を天引きします これを仮徴収といいます 10 月 12 月 2 月は 年税額から 4 月 6 月 8 月で天引きした額 ( 仮徴収 ) を差し引いた残りの税額を 3 回で天引きしていきます 今回の例では 年税額が 12 万円で仮徴収額が 6 万円です 年税額から仮徴収額を差し引いた残りの税額は 6 万円になります この額を 3 回で天引きしますので 本徴収の 1 回あたりの額は 2 万円になります

65 歳未満の納め方 4 月 1 日現在で 65 歳になる年度の納め方 4 月 1 日現在で 65 歳になった翌年度以降の納め方 ( 平成 29 年度以降 ) 納付書で納める 納付書で納める年金からの天引き年金からの天引き ( 普通徴収 ) ( 普通徴収 ) ( 特別徴収 ) ( 特別徴収 ) 本徴収仮徴収本徴収 月 6 月 8 月 10 月 1 月 月 6 月 8 月 10 月 12 月 2 月年税額月 4 月 6 月 8 月 10 月 12 月 2 月 税額 3 万 3 万 3 万 3 万税額 3 万 3 万 2 万 2 万 2 万 12 万 税額 2 万 2 万 2 万 2 万 2 万 2 万 算出方法 1/4 1/4 1/4 1/4 算出方法 1/4 1/4 1/6 1/6 1/6 算出方法 ( 前年度の年税額 2) 3 今年度の年税額の残りの 1/3 年税額の1/4ずつを納付書で納めていただきます 6 月と8 月は年税額の1/4ずつを納付書で納めていただき 給与所得がある場合には 合算して給与からのます 10 月 12 月 2 月は年税額の1/6ずつ天引きをし特別徴収となることがあります ていきます 4 月 6 月 8 月は 前年度の特別徴収税額 ( 年税額 ) の 2 分の 1 に相当する額を天引きします これを仮徴収といいます 10 月 12 月 2 月は 年税額から 4 月 6 月 8 月で天引きした額 ( 仮徴収 ) を差し引いた残りの税額を 3 回で天引きしていきます 今回の例では 年税額が 12 万円で仮徴収額が 6 万円です 年税額から仮徴収額を差し引いた残りの税額は 6 万円になります この額を 3 回で天引きしますので 本徴収の 1 回あたりの額は 2 万円になります 住民税の公的年金からの特別徴収 ( 天引き ) は納税方法を変更するものであり 新たな税負担が生じるものでは ありません 市区町村が納税者の方に納税通知書を交付し 納付書または口座引き落としで納めていただく方法です 毎年 6 月中に納税通知書を送付します 通常 6 月末 8 月末 10 月末 翌年 1 月末の4 回の納期に分けて納めていただきます 1 申告は税務署へ確定申告をされた場合にも市区町村へ情報がきます 均等割は通常年額 4,000 円 ( 市民税が3,000 円 都民税が1,000 円 ) ですが 平成 26 年度から平成 35 年度までの間 東日本大震災に伴う復旧 復興のための臨時的な税制上の措置として 均等割の税率を市民税 都民税それぞれ年額 500 円引き上げることとされています よって平成 26 年から平成 35 年までの間は 均等割が年額 5,000 円 ( 市民税が3,500 円 都民税が 1,500 円 ) となります この額は標準税率であり 多くの自治体が採用しています 福生市では 原則 合計所得金額が35 万円を超えると均等割がかかります 税率は10%( 市民税 6% 都民税 4%) です 所得の多少にかかわらず10% です 日常生活では 収入と所得という言葉は同じ様な意味で使うこともあります しかし 税の話しをする場合は 異なる意味になるので注意が必要です 例えば 給与収入金額 100 万円と給与所得金額 100 万円では意 味が違います

商売でイメージすると売上が収入金額にあたります 経費等を引く前の額です 給与 年金で言えば 税 社会保険料等を引く前の額です 商売でイメージすると売上から経費を引いたものが所得金額になります 営業等収入や不動産収入等は 収入金額から必要経費を引いたものが所得金額になります これが所得金額の基本的な考え方です 所得金額は収入金額から必要経費を引いたものですが 給与や公的年金等については その収入に対する 必要経費の特定が困難であるため 必要経費にあたるものが法令で定められています それぞれ 給与所得控 除額 公的年金等控除額 と言います 公的年金等の収入金額は 所得金額にすると 雑所得 という種類になります 申告する際は 雑所得 欄 に記入してください また 課税明細書や課税証明書等でも 雑所得 として記載されます 下の速算表を使って所得金額を算出することができます 収入金額 ( 円 ) 給与所得の金額 ( 円 ) 平成 28 年分 0 ~ 650,999 0 651,000 ~ 1,618,999 収入金額 -650,000 1,619,000 ~ 1,619,999 969,000 1,620,000 ~ 1,621,999 970,000 1,622,000 ~ 1,623,999 972,000 1,624,000 ~ 1,627,999 974,000 1,628,000 ~ 1,799,999 { 収入金額 4( 千円未満の端数切捨て )} 2.4 1,800,000 ~ 3,599,999 { 収入金額 4( 千円未満の端数切捨て )} 2.8-180,000 3,600,000 ~ 6,599,999 { 収入金額 4( 千円未満の端数切捨て )} 3.2-540,000 6,600,000 ~ 9,999,999 収入金額 0.9-1,200,000 10,000,000 ~ 11,999,999 収入金額 0.95-1,700,000 12,000,000 ~ 収入金額 -2,300,000 下の速算表を使って算出することができます 65 歳未満の方と 65 歳以上の方では 算出式が 異なるのでご注意ください

65 歳未満の方 収入金額 ( 円 ) 公的年金等の雑所得の金額 ( 円 ) 0 ~ 700,000 0 700,001 ~ 1,299,999 収入金額 -700,000 1,300,000 ~ 4,099,999 収入金額 0.75-375,000 4,100,000 ~ 7,700,000 ~ 7,699,999 収入金額 0.85-785,000 収入金額 0.95-1,555,000 65 歳以上の方 収入金額 ( 円 ) 公的年金等の雑所得の金額 ( 円 ) 0 ~ 1,200,000 0 1,200,001 ~ 3,300,000 ~ 4,100,000 ~ 3,299,999 収入金額 -1,200,000 4,099,999 収入金額 0.75-375,000 7,699,999 収入金額 0.85-785,000 7,700,000 ~ 収入金額 0.95-1,555,000 所得控除は 納税義務者の扶養親族の状況や 社会保険料の支出状況等によって生じた他の納税義務者との間の担税力の差異を 総所得金額等から一定の金額を控除することにより その調整を図るために設けられたもので 扶養控除や医療費控除など数種の控除を総称して 所得控除 といいます 基礎控除は全ての方が対象となります なお 所得税と住民税では控除額が異なるものがありますので ご注意ください ( 例 : 基礎控除の額は 所得税が38 万円で住民税は33 万円です ) 所得控除の額が大きくなると 課税所得金額が小さくなるので 所得割額が少なくなります

税額控除とは 課税所得金額に税率を乗じて算出した税額か ら 一定の金額を控除することをいいます 調整控除 住宅借 入金等特別税額控除 寄附金税額控除などがあります 税源移譲に伴い生じる所得税と住民税の人的控除額の差 ( 下表参照 ) に基づく負担増を調整するため 所得割額から一定の金額を控除します この控除を調整控除といいます 調整控除は全ての方が対象となります 次の算式により求めることができます 合計課税所得金額が200 万円以下の場合次の1または2のいずれか少ない金額の5% ( 市区町村税 3% 都道府県税 2%) 1 人的控除額の差の合計額 2 合計課税所得金額 合計課税所得金額が200 万円を超える場合次の1から2を控除した金額 (5 万円未満の場合は 5 万円 ) の5%( 市区町村税 3% 都道府県税 2%) 1 人的控除額の差の合計額 2 合計課税所得金額から200 万円を控除した金額

所得税において住宅借入金等特別控除が適用されている方に対して 所得税から控除しきれない額を住民税から控除するものです ただし 所得税において住宅借入金等特別控除が適用される方であっても 平成 19 年および平成 20 年に居住を開始した方は住民税での適用はありません 住民税で控除される金額は 次のとおりです A: 居住年月が平成 26 年 3 月まで ( 消費税 5% が適用される住宅取引の場合 ) 1か2のいずれか小さい金額 1 所得税の住宅借入金等特別控除可能額のうち所得税において控除しきれなかった額 2 所得税の課税総所得金額 課税退職所得金額および課税山林所得金額の合計額の5%(9 万 7500 円を超える場合は 9 万 7500 円 ) B: 居住年月が平成 26 年 4 月 ~ 平成 31 年 6 月まで ( 消費税 8% 又は 10% が適応される住宅取引の場合 ) 1か2のいずれか小さい額 1 所得税の住宅借入金等特別控除可能額のうち所得税において控除しきれなかった額 2 所得税の課税総所得金額 課税退職所得金額および課税山林所得金額の合計額の 7%(13 万 6500 円を超える場合は 13 万 6500 円 ) 寄附金税額控除の対象は ふるさと寄附金 ( 都道府県 市区町村に対する寄附金 ) 住所地の共同募金会 日本赤十字社支部に対する寄附金 都道府県 市区町村が条例で定める寄附金となります 次の算式で求めることができます 住所地の都道府県共同募金会 日本赤十字社支部に対する寄附金 都道府県 市区町村が条例で指定する寄附金 税額控除額 =( その年中に寄附した寄附金の合計額 - 2,000 円 ) 10% 総所得金額等の 30% が限度です 内訳が市民税 6% 都民税 4% です 都条例のみで市条例 の該当でない場合は 4% になります 日本赤十字社への寄附も都のみ該当の場合があります ふるさと寄附金 ( 都道府県 市区町村に対する寄附金 ) 税額控除額 =1+2 の合計 1=( その年中に寄附したふるさと寄附金の合計額 - 2,000 円 ) 10% 総所得金額等の 30% が限度です 2=( その年中に寄付したふるさと寄附金の合計額 - 2,000 円 ) 限界税率 1) (90% - 所得税の

2の額は個人住民税所得割額の2 割が限度です 1 平成 26 年度より限界税率に復興特別所得税 (2.1%) を乗じて得た率を加算することになりました 課税される所得金額 税率 195 万円以下 5% 195 万円を超え 330 万円以下 10% 330 万円を超え 695 万円以下 20% 695 万円を超え 900 万円以下 23% 900 万円を超え 1,800 万円以下 33% 1,800 万円を超え 4,000 万円以下 40% 4,000 万円超 45% ( 平成 27 年分以降 ) 寄附者に適用される 所得税の限界税率 生活保護法の規定による生活扶助を受けている方 障害者控除の適用を受けている方 未成年の方 寡婦控除または寡夫控除の適用を受けている方で前年 の合計所得金額が 125 万円以下 ( 給与収入金額でいうと 204 万 4 千円未満 ) であった方 前年の合計所得金額が次の算式で算出された金額以下の方 35 万円 ( 控除対象配偶者および扶養親族の合計数 +1)+21 万円 扶養親族の合計数には年少扶養も含めます 控除対象配偶者および扶養親族が0の場合は 21 万円は加算されません 前年の総所得金額等が次の算式で算出された金額以下の方 35 万円 (1+ 控除対象配偶者および扶養親族の合計数 )+32 万円 扶養親族の合計数には年少扶養も含めます 控除対象配偶者および扶養親族が0の場合は 32 万円は加算されません 申告には 確定申告と住民税の申告があります 収入や扶養などの申告内容が同じなので混同しやすいですが 別の申告になりますのでご注意ください 確定申告は 所得税 ( 国税 ) の申告になり提出先は税務署です 住民税の申告は 住民税 ( 地方税 ) の申告になり提出先は市区町村です 確定申告は住民税の申告も兼ねますので 確定申告をした方は住民税の申告をする必要はありません 確定申告 と 住民税の申告 の比較 税の種類 提出先 相互関係 確定申告 所得税 国税 税務署 住民税の申告を兼ねる 住民税の申告 住民税 地方税 市区町村 確定申告を兼ねない 確定申告は 税務署へ申告します 確定申告の必要の有無や内容については税務署へ問合せください 福生市 在住の方は青梅税務署が管轄になります

例年 福生市では 2 月 1 日から 3 月 15 日の平日に福生市役所内でも確定申告の受付を行っています 市役所 で確定申告の受付をする場合 受付ができるものとできないものがありますのでご注意ください 受付できる内容や 受付時間 日程などを広報等で必ず確認してください 平成 23 年分から公的年金等の収入金額が400 万円以下で かつ その他の所得金額が20 万円以下である場合には 所得税の確定申告が不要になりました ただし 所得税の還付を受けるための確定申告は提出することができます 住民税について所得税が還付にはならないので確定申告が不要という方でも住民税の申告が必要かどうかをご確認ください 生命保険料控除 医療費控除 社会保険料控除 扶養控除等の申告ができる方は 住民税の申告をすることで住民税額が下がることがあります ご自身の所得 控除の状況をみて 必要であれば市役所へ申告してください また 寡婦 寡夫に該当する方で 課税 ( 非課税 ) 証明書に寡婦 寡夫の記載が必要な場合は 住民税の申告をしてください 原則 住民税の賦課期日である1 月 1 日現在における住所地の市区町村へ3 月 15 日までに所得等を記載した住民税の申告書を提出しなければなりません ただし 提出する必要がない場合があります 確定申告をする方 前年中の所得が1 箇所からの給与のみで 勤務先から市区町村に給与支払報告書が提出されている方 ( 給与支払報告書の提出は 法令によって給与支払者の義務とされています 提出しているかの確認は勤務先にしてください ) 収入が公的年金等収入のみで 収入金額が65 歳以上で155 万円以下 65 歳未満で105 万円以下の方 ( ただし 扶養親族や寡婦等の追加等をする方 または遺族年金 障害年金などの非課税年金のみの方は 申告の必要があります ) 同一世帯の方に扶養されている方 ( 扶養者が年末調整や確定申告などで扶養の申告をしている場合に限ります ) 収入のなかった方 ( 同一世帯の人に扶養されている方は除く ) 非課税所得のみを受けていた方 ( 遺族年金 障害年金 雇用 ( 失業 ) 保険受給者など ) 勤務先に給与支払報告書を提出してもらえない方 ( 提出は法令で義務付けられています ) 扶養親族などの所得控除を追加する場合で 所得税の影響がなく 住民税のみ影響ある方

前年の所得の有無を確認します 確定申告は不要です 無 市申告の必要性を検討します 有 確定申告の必要性を判断するため どのような所得があったかを確認します 被扶養者である 被扶養者ではない 障害年金遺族年金等 営業 不動産等の所得がある 給与の他に年金以外の所得がある / 給与所得 のみ 給与所得 と年金所 得がある 公的年金 収入のみ 扶養者と 扶養者と 税務署で 年金の他に 同じ世帯 別世帯 確定申告必要 給与以外の 場合によって税務署へ 所得がある 市申告不要 市申告必要 確定申告必要 年末調整が済んでいない このフローチャートはあくまで一例です すべての場合にあてはまるわけではございませんのでご了承ください フローチャート内の 市申告 は 市役所へ申告する 住民税の申告 のことを指しています 確定申告 は所得税の申告で税務署へ申告するものです 申告期間のみ複数社で市役所で受付可働いて源 源泉徴収票泉徴収票が無い場合 市が複数枚役所で受付するあることはできません源泉徴収税額有あり源泉徴収税額有 0 円確定申告は不要です 市申告の必要性の検討します控除追加前で 住民税が課税か 均等割のみの場非課税かを判断します 合 所得控除を追加しても税額は減らないので注意が必要です 年少扶養追加の場合 所得控除額は 0だが非課税になるこ 課税市申告 確定申告は不要です非課税市申告の必要性の検討原則 市申告は不要です 必要勤務先が給与支払報告書 ( 給報 ) を市へ提出するかを勤務先へ確認してください ( 提出は法令で義務付けられています ) ともあるので注意が必 要です 給報の提出がない 給報の提出がある 市申告必要 市申告不要 年末調整が済んでいる確定申告不要制該当しない度に該当するか該当する医療費控除確定申告は不要 扶養控除等市申告の必要性所得控除追加のの検討します申告はあるか医療費控除寡婦控除無扶養控除等申告内容は所得控除の追加源泉徴収票の修正はあるか内容と一致する 無有市申告不要無非課税控除追加前で 住民税が課税か非課税か / 寡婦控除等の追加はあるか有課税市申告必要

項 課税短期譲渡所得 課税長期譲渡所得 分離課税に係る所得割税率 目 国または市町村等に対する土地の譲渡の場合 上記以外の場合 一 般 優良住宅地等 居住用財産 株式等に係る課税譲渡所得等 先物取引に係る課税所得等 2,000 万円以下 2,000 万円超 ( 超える部分 ) 6,000 万円以下 6,000 万円超 ( 超える部分 ) 税率市民税都民税 3% 2% 5.40% 3.60% 3% 2% 2.40% 1.60% 3% 2% 2.40% 1.60% 3% 2% 3% 2% 3% 2%

住民税は 原則として前年中の所得に対してその翌年に課税する前年所得課税主義をとっていますが 退職所得についてはその特例として 他の所得と分離して所得の発生した年にする現年分離課税主義をとっています 退職金などの支払いの際に 支払者が税額を算出し支払額から税額を特別徴収 ( 天引き ) します その後 特別徴収した税額を支払者が市区町村に納入することになります 給与の支払者が所得税の源泉徴収義務を有さない場合などは 特別徴収されずに翌年度課税されます 平成 25 年分から 勤続年数 5 年以下の法人役員等に対する場合 退職所得金額の 1/2 にする軽減措置が廃止されています 退職所得控除額の計算方法勤続年数が20 年以下の場合 40 万円 勤続年数 (80 万円に満たない場合は80 万円 ) 勤続年数が 20 年超の場合 800 万円 +70 万円 ( 勤続年数 -20 年 )