個人住民税のあらまし 市区町村民税と都道府県民税を合わせて住民税とよびます 住民税は 主に 均等割 と 所得割 で構 成されています ( ほかに 利子割 配当割 株式等譲渡割があります ) 個人の住民税の均等割は 応益原則に基づく制度でそこに住む会費的な意味合いを持ち 一定の基準で 定められた均等額で課税されるものです 所得割は 前年の所得金額に応じて負担するものです 住民税は 前年の所得を基に課税されます ( 所得税は現年課税主義です ) 1 市区町村内に住所がある人は 均等割と所得割が課税されます 2 市区町村内に住所がない人でも その市区町村内に 事務所 事業所 または 家屋敷 がある人は 均等割 のみ課税されます 賦課期日とは 課税要件を確定させる日のことをいいます 住民税の賦課期日はその年の1 月 1 日です つまり 1 月 1 日現在住所がある市区町村で住民税が課税されます 住所がない人でも 1 月 1 日現在事業所等を有していればその市区町村から住民税が課税されます 原則 1 月 1 日現在の住所は住民基本台帳を基に判定します 引っ越しをする際は 転出 転入等の手続きを必ずしていただき 実際に住んでいる住所と一致するようにしてください 住民税は 1 月 1 日現在住所がある市区町村で1 年分課税されます 例えば 1 月 2 日にA 市からB 市へ転出した場合でも その年の住民税はA 市から1 年分が課税され A 市へ1 年分を納付 ( 納入 ) することになります この場合 当然ですがB 市からその年の住民税は課税されません 特別徴収と普通徴収の方法があります 給与所得者の方 ( サラリーマン パート アルバイト 派遣社員など ) の住民税は特別徴収の方法によって納入されます また 65 歳以上の公的年金受給者の年金所得に係る住民税も 特別徴収の方法によって納入されます 営業所得者や不動産所得者等の方は 普通徴収の方法で納付します 簡単にいうと 特別徴収は天引きのことをいい 普通徴収は納付書払いのことをいいます 給与所得に係る住民税は特別徴収されます 毎月の給与からの天引きによる納税制度です 毎年 5 月中に特別徴収税額の決定通知書を市区町村から給与支払者へ送ります この特別徴収税額の決定通知書には 毎月天引きする税額が載っています 給与支払者はこの通知書の税額を毎月給与から天引きし 天引きした翌月の10 日までに市区町村へ納入します 特別徴収の場合 6 月から翌年 5 月の12 回の天引きで 1 年分の住民税を納めていただきます
給与所得者の住民税は特別徴収されますが 退職で給与が支払われなくなった場合 給与からの天引きをすることができなくなります この場合 特別徴収ができなくなる残額について 普通徴収の方法で納付していただくことになります 例えば 10 月末に退職し10 月分まで給与から天引きした場合 11 月分から翌年 5 月分の 7 回分が普通徴収へ切替ります ただし 次の場合は普通徴収へ切り替わりません 1 翌年 1 月 1 日から4 月 30 日までの間に退職した場合 ( この期間の退職の場合 最後の給与または退職金等から残額を一括で全額天引きすること ( 一括徴収 ) が法令で義務付けられています ) 26 月 1 日から12 月 31 日までの間に退職した人で 最後の給与または退職金等から残額を一括で全額天引きすることを申し出た場合 3 新しい会社に再就職し 引き続き特別徴収されることを申し出た場合特別徴収から普通徴収への切り替え等は給与支払者が 給与所得者異動届出書 を市区町村へ提出することで行われますので 納税者の方の手続きは必要ありません 4 月 1 日現在 65 歳以上の公的年金受給者の公的年金所得に係る住民税額は 年金の支払いの際に年金支払者が天引きをし 市区町村に納入します このことを 公的年金からの特別徴収といいます 年金から天引きされるのはあくまで公的年金所得に係る住民税額のみです 他の所得に係る住民税額は 年金からの天引きはされませんので 給与からの特別徴収や普通徴収 ( 納付書払い ) で納めていただくことになります また 他市区町村への転出 税額の変更 年金の支給停止等が発生した場合は 天引きが中止となり 普通徴収 ( 納付書払い ) で納めていただくことになります ただし 以下の方については 公的年金からの特別徴収の対象となりません 介護保険料が年金から天引きされていない方 天引きされる住民税額が老齢基礎年金等の額を超える方など 65 歳未満の納め方 4 月 1 日現在で 65 歳になる年度の納め方 4 月 1 日現在で 65 歳になった翌年度以降の納め方 ( 平成 28 年度まで ) 納付書で納める 納付書で納める 年金からの天引き 年金からの天引き ( 普通徴収 ) ( 普通徴収 ) ( 特別徴収 ) 本徴収 仮徴収 ( 特別徴収 ) 本徴収 月 6 月 8 月 10 月 1 月 月 6 月 8 月 10 月 12 月 2 月 月 4 月 6 月 8 月 10 月 12 月 2 月 税額 3 万 3 万 3 万 3 万 税額 3 万 3 万 2 万 2 万 2 万 税額 2 万 2 万 2 万 2 万 2 万 2 万 算出方法 1/4 1/4 1/4 1/4 年税額の 1/4 ずつを納付書で納めていただきます 給与所得がある場合には 合算して給与からの特別徴収となることがあります 算出方法 1/4 1/4 1/6 1/6 1/6 6 月と 8 月は年税額の 1/4 ずつを納付書で納めていただきます 10 月 12 月 2 月は年税額の 1/6 ずつ天引きをしていきます 算出方法 前年度 2 月と同じ額今年度の年税額の残りの 1/3 4 月 6 月 8 月は 前年度の 2 月の税額と同額を天引きします これを仮徴収といいます 10 月 12 月 2 月は 年税額から 4 月 6 月 8 月で天引きした額 ( 仮徴収 ) を差し引いた残りの税額を 3 回で天引きしていきます 今回の例では 年税額が 12 万円で仮徴収額が 6 万円です 年税額から仮徴収額を差し引いた残りの税額は 6 万円になります この額を 3 回で天引きしますので 本徴収の 1 回あたりの額は 2 万円になります
65 歳未満の納め方 4 月 1 日現在で 65 歳になる年度の納め方 4 月 1 日現在で 65 歳になった翌年度以降の納め方 ( 平成 29 年度以降 ) 納付書で納める 納付書で納める年金からの天引き年金からの天引き ( 普通徴収 ) ( 普通徴収 ) ( 特別徴収 ) ( 特別徴収 ) 本徴収仮徴収本徴収 月 6 月 8 月 10 月 1 月 月 6 月 8 月 10 月 12 月 2 月年税額月 4 月 6 月 8 月 10 月 12 月 2 月 税額 3 万 3 万 3 万 3 万税額 3 万 3 万 2 万 2 万 2 万 12 万 税額 2 万 2 万 2 万 2 万 2 万 2 万 算出方法 1/4 1/4 1/4 1/4 算出方法 1/4 1/4 1/6 1/6 1/6 算出方法 ( 前年度の年税額 2) 3 今年度の年税額の残りの 1/3 年税額の1/4ずつを納付書で納めていただきます 6 月と8 月は年税額の1/4ずつを納付書で納めていただき 給与所得がある場合には 合算して給与からのます 10 月 12 月 2 月は年税額の1/6ずつ天引きをし特別徴収となることがあります ていきます 4 月 6 月 8 月は 前年度の特別徴収税額 ( 年税額 ) の 2 分の 1 に相当する額を天引きします これを仮徴収といいます 10 月 12 月 2 月は 年税額から 4 月 6 月 8 月で天引きした額 ( 仮徴収 ) を差し引いた残りの税額を 3 回で天引きしていきます 今回の例では 年税額が 12 万円で仮徴収額が 6 万円です 年税額から仮徴収額を差し引いた残りの税額は 6 万円になります この額を 3 回で天引きしますので 本徴収の 1 回あたりの額は 2 万円になります 住民税の公的年金からの特別徴収 ( 天引き ) は納税方法を変更するものであり 新たな税負担が生じるものでは ありません 市区町村が納税者の方に納税通知書を交付し 納付書または口座引き落としで納めていただく方法です 毎年 6 月中に納税通知書を送付します 通常 6 月末 8 月末 10 月末 翌年 1 月末の4 回の納期に分けて納めていただきます 1 申告は税務署へ確定申告をされた場合にも市区町村へ情報がきます 均等割は通常年額 4,000 円 ( 市民税が3,000 円 都民税が1,000 円 ) ですが 平成 26 年度から平成 35 年度までの間 東日本大震災に伴う復旧 復興のための臨時的な税制上の措置として 均等割の税率を市民税 都民税それぞれ年額 500 円引き上げることとされています よって平成 26 年から平成 35 年までの間は 均等割が年額 5,000 円 ( 市民税が3,500 円 都民税が 1,500 円 ) となります この額は標準税率であり 多くの自治体が採用しています 福生市では 原則 合計所得金額が35 万円を超えると均等割がかかります 税率は10%( 市民税 6% 都民税 4%) です 所得の多少にかかわらず10% です 日常生活では 収入と所得という言葉は同じ様な意味で使うこともあります しかし 税の話しをする場合は 異なる意味になるので注意が必要です 例えば 給与収入金額 100 万円と給与所得金額 100 万円では意 味が違います
商売でイメージすると売上が収入金額にあたります 経費等を引く前の額です 給与 年金で言えば 税 社会保険料等を引く前の額です 商売でイメージすると売上から経費を引いたものが所得金額になります 営業等収入や不動産収入等は 収入金額から必要経費を引いたものが所得金額になります これが所得金額の基本的な考え方です 所得金額は収入金額から必要経費を引いたものですが 給与や公的年金等については その収入に対する 必要経費の特定が困難であるため 必要経費にあたるものが法令で定められています それぞれ 給与所得控 除額 公的年金等控除額 と言います 公的年金等の収入金額は 所得金額にすると 雑所得 という種類になります 申告する際は 雑所得 欄 に記入してください また 課税明細書や課税証明書等でも 雑所得 として記載されます 下の速算表を使って所得金額を算出することができます 収入金額 ( 円 ) 給与所得の金額 ( 円 ) 平成 28 年分 0 ~ 650,999 0 651,000 ~ 1,618,999 収入金額 -650,000 1,619,000 ~ 1,619,999 969,000 1,620,000 ~ 1,621,999 970,000 1,622,000 ~ 1,623,999 972,000 1,624,000 ~ 1,627,999 974,000 1,628,000 ~ 1,799,999 { 収入金額 4( 千円未満の端数切捨て )} 2.4 1,800,000 ~ 3,599,999 { 収入金額 4( 千円未満の端数切捨て )} 2.8-180,000 3,600,000 ~ 6,599,999 { 収入金額 4( 千円未満の端数切捨て )} 3.2-540,000 6,600,000 ~ 9,999,999 収入金額 0.9-1,200,000 10,000,000 ~ 11,999,999 収入金額 0.95-1,700,000 12,000,000 ~ 収入金額 -2,300,000 下の速算表を使って算出することができます 65 歳未満の方と 65 歳以上の方では 算出式が 異なるのでご注意ください
65 歳未満の方 収入金額 ( 円 ) 公的年金等の雑所得の金額 ( 円 ) 0 ~ 700,000 0 700,001 ~ 1,299,999 収入金額 -700,000 1,300,000 ~ 4,099,999 収入金額 0.75-375,000 4,100,000 ~ 7,700,000 ~ 7,699,999 収入金額 0.85-785,000 収入金額 0.95-1,555,000 65 歳以上の方 収入金額 ( 円 ) 公的年金等の雑所得の金額 ( 円 ) 0 ~ 1,200,000 0 1,200,001 ~ 3,300,000 ~ 4,100,000 ~ 3,299,999 収入金額 -1,200,000 4,099,999 収入金額 0.75-375,000 7,699,999 収入金額 0.85-785,000 7,700,000 ~ 収入金額 0.95-1,555,000 所得控除は 納税義務者の扶養親族の状況や 社会保険料の支出状況等によって生じた他の納税義務者との間の担税力の差異を 総所得金額等から一定の金額を控除することにより その調整を図るために設けられたもので 扶養控除や医療費控除など数種の控除を総称して 所得控除 といいます 基礎控除は全ての方が対象となります なお 所得税と住民税では控除額が異なるものがありますので ご注意ください ( 例 : 基礎控除の額は 所得税が38 万円で住民税は33 万円です ) 所得控除の額が大きくなると 課税所得金額が小さくなるので 所得割額が少なくなります
税額控除とは 課税所得金額に税率を乗じて算出した税額か ら 一定の金額を控除することをいいます 調整控除 住宅借 入金等特別税額控除 寄附金税額控除などがあります 税源移譲に伴い生じる所得税と住民税の人的控除額の差 ( 下表参照 ) に基づく負担増を調整するため 所得割額から一定の金額を控除します この控除を調整控除といいます 調整控除は全ての方が対象となります 次の算式により求めることができます 合計課税所得金額が200 万円以下の場合次の1または2のいずれか少ない金額の5% ( 市区町村税 3% 都道府県税 2%) 1 人的控除額の差の合計額 2 合計課税所得金額 合計課税所得金額が200 万円を超える場合次の1から2を控除した金額 (5 万円未満の場合は 5 万円 ) の5%( 市区町村税 3% 都道府県税 2%) 1 人的控除額の差の合計額 2 合計課税所得金額から200 万円を控除した金額
所得税において住宅借入金等特別控除が適用されている方に対して 所得税から控除しきれない額を住民税から控除するものです ただし 所得税において住宅借入金等特別控除が適用される方であっても 平成 19 年および平成 20 年に居住を開始した方は住民税での適用はありません 住民税で控除される金額は 次のとおりです A: 居住年月が平成 26 年 3 月まで ( 消費税 5% が適用される住宅取引の場合 ) 1か2のいずれか小さい金額 1 所得税の住宅借入金等特別控除可能額のうち所得税において控除しきれなかった額 2 所得税の課税総所得金額 課税退職所得金額および課税山林所得金額の合計額の5%(9 万 7500 円を超える場合は 9 万 7500 円 ) B: 居住年月が平成 26 年 4 月 ~ 平成 31 年 6 月まで ( 消費税 8% 又は 10% が適応される住宅取引の場合 ) 1か2のいずれか小さい額 1 所得税の住宅借入金等特別控除可能額のうち所得税において控除しきれなかった額 2 所得税の課税総所得金額 課税退職所得金額および課税山林所得金額の合計額の 7%(13 万 6500 円を超える場合は 13 万 6500 円 ) 寄附金税額控除の対象は ふるさと寄附金 ( 都道府県 市区町村に対する寄附金 ) 住所地の共同募金会 日本赤十字社支部に対する寄附金 都道府県 市区町村が条例で定める寄附金となります 次の算式で求めることができます 住所地の都道府県共同募金会 日本赤十字社支部に対する寄附金 都道府県 市区町村が条例で指定する寄附金 税額控除額 =( その年中に寄附した寄附金の合計額 - 2,000 円 ) 10% 総所得金額等の 30% が限度です 内訳が市民税 6% 都民税 4% です 都条例のみで市条例 の該当でない場合は 4% になります 日本赤十字社への寄附も都のみ該当の場合があります ふるさと寄附金 ( 都道府県 市区町村に対する寄附金 ) 税額控除額 =1+2 の合計 1=( その年中に寄附したふるさと寄附金の合計額 - 2,000 円 ) 10% 総所得金額等の 30% が限度です 2=( その年中に寄付したふるさと寄附金の合計額 - 2,000 円 ) 限界税率 1) (90% - 所得税の
2の額は個人住民税所得割額の2 割が限度です 1 平成 26 年度より限界税率に復興特別所得税 (2.1%) を乗じて得た率を加算することになりました 課税される所得金額 税率 195 万円以下 5% 195 万円を超え 330 万円以下 10% 330 万円を超え 695 万円以下 20% 695 万円を超え 900 万円以下 23% 900 万円を超え 1,800 万円以下 33% 1,800 万円を超え 4,000 万円以下 40% 4,000 万円超 45% ( 平成 27 年分以降 ) 寄附者に適用される 所得税の限界税率 生活保護法の規定による生活扶助を受けている方 障害者控除の適用を受けている方 未成年の方 寡婦控除または寡夫控除の適用を受けている方で前年 の合計所得金額が 125 万円以下 ( 給与収入金額でいうと 204 万 4 千円未満 ) であった方 前年の合計所得金額が次の算式で算出された金額以下の方 35 万円 ( 控除対象配偶者および扶養親族の合計数 +1)+21 万円 扶養親族の合計数には年少扶養も含めます 控除対象配偶者および扶養親族が0の場合は 21 万円は加算されません 前年の総所得金額等が次の算式で算出された金額以下の方 35 万円 (1+ 控除対象配偶者および扶養親族の合計数 )+32 万円 扶養親族の合計数には年少扶養も含めます 控除対象配偶者および扶養親族が0の場合は 32 万円は加算されません 申告には 確定申告と住民税の申告があります 収入や扶養などの申告内容が同じなので混同しやすいですが 別の申告になりますのでご注意ください 確定申告は 所得税 ( 国税 ) の申告になり提出先は税務署です 住民税の申告は 住民税 ( 地方税 ) の申告になり提出先は市区町村です 確定申告は住民税の申告も兼ねますので 確定申告をした方は住民税の申告をする必要はありません 確定申告 と 住民税の申告 の比較 税の種類 提出先 相互関係 確定申告 所得税 国税 税務署 住民税の申告を兼ねる 住民税の申告 住民税 地方税 市区町村 確定申告を兼ねない 確定申告は 税務署へ申告します 確定申告の必要の有無や内容については税務署へ問合せください 福生市 在住の方は青梅税務署が管轄になります
例年 福生市では 2 月 1 日から 3 月 15 日の平日に福生市役所内でも確定申告の受付を行っています 市役所 で確定申告の受付をする場合 受付ができるものとできないものがありますのでご注意ください 受付できる内容や 受付時間 日程などを広報等で必ず確認してください 平成 23 年分から公的年金等の収入金額が400 万円以下で かつ その他の所得金額が20 万円以下である場合には 所得税の確定申告が不要になりました ただし 所得税の還付を受けるための確定申告は提出することができます 住民税について所得税が還付にはならないので確定申告が不要という方でも住民税の申告が必要かどうかをご確認ください 生命保険料控除 医療費控除 社会保険料控除 扶養控除等の申告ができる方は 住民税の申告をすることで住民税額が下がることがあります ご自身の所得 控除の状況をみて 必要であれば市役所へ申告してください また 寡婦 寡夫に該当する方で 課税 ( 非課税 ) 証明書に寡婦 寡夫の記載が必要な場合は 住民税の申告をしてください 原則 住民税の賦課期日である1 月 1 日現在における住所地の市区町村へ3 月 15 日までに所得等を記載した住民税の申告書を提出しなければなりません ただし 提出する必要がない場合があります 確定申告をする方 前年中の所得が1 箇所からの給与のみで 勤務先から市区町村に給与支払報告書が提出されている方 ( 給与支払報告書の提出は 法令によって給与支払者の義務とされています 提出しているかの確認は勤務先にしてください ) 収入が公的年金等収入のみで 収入金額が65 歳以上で155 万円以下 65 歳未満で105 万円以下の方 ( ただし 扶養親族や寡婦等の追加等をする方 または遺族年金 障害年金などの非課税年金のみの方は 申告の必要があります ) 同一世帯の方に扶養されている方 ( 扶養者が年末調整や確定申告などで扶養の申告をしている場合に限ります ) 収入のなかった方 ( 同一世帯の人に扶養されている方は除く ) 非課税所得のみを受けていた方 ( 遺族年金 障害年金 雇用 ( 失業 ) 保険受給者など ) 勤務先に給与支払報告書を提出してもらえない方 ( 提出は法令で義務付けられています ) 扶養親族などの所得控除を追加する場合で 所得税の影響がなく 住民税のみ影響ある方
前年の所得の有無を確認します 確定申告は不要です 無 市申告の必要性を検討します 有 確定申告の必要性を判断するため どのような所得があったかを確認します 被扶養者である 被扶養者ではない 障害年金遺族年金等 営業 不動産等の所得がある 給与の他に年金以外の所得がある / 給与所得 のみ 給与所得 と年金所 得がある 公的年金 収入のみ 扶養者と 扶養者と 税務署で 年金の他に 同じ世帯 別世帯 確定申告必要 給与以外の 場合によって税務署へ 所得がある 市申告不要 市申告必要 確定申告必要 年末調整が済んでいない このフローチャートはあくまで一例です すべての場合にあてはまるわけではございませんのでご了承ください フローチャート内の 市申告 は 市役所へ申告する 住民税の申告 のことを指しています 確定申告 は所得税の申告で税務署へ申告するものです 申告期間のみ複数社で市役所で受付可働いて源 源泉徴収票泉徴収票が無い場合 市が複数枚役所で受付するあることはできません源泉徴収税額有あり源泉徴収税額有 0 円確定申告は不要です 市申告の必要性の検討します控除追加前で 住民税が課税か 均等割のみの場非課税かを判断します 合 所得控除を追加しても税額は減らないので注意が必要です 年少扶養追加の場合 所得控除額は 0だが非課税になるこ 課税市申告 確定申告は不要です非課税市申告の必要性の検討原則 市申告は不要です 必要勤務先が給与支払報告書 ( 給報 ) を市へ提出するかを勤務先へ確認してください ( 提出は法令で義務付けられています ) ともあるので注意が必 要です 給報の提出がない 給報の提出がある 市申告必要 市申告不要 年末調整が済んでいる確定申告不要制該当しない度に該当するか該当する医療費控除確定申告は不要 扶養控除等市申告の必要性所得控除追加のの検討します申告はあるか医療費控除寡婦控除無扶養控除等申告内容は所得控除の追加源泉徴収票の修正はあるか内容と一致する 無有市申告不要無非課税控除追加前で 住民税が課税か非課税か / 寡婦控除等の追加はあるか有課税市申告必要
項 課税短期譲渡所得 課税長期譲渡所得 分離課税に係る所得割税率 目 国または市町村等に対する土地の譲渡の場合 上記以外の場合 一 般 優良住宅地等 居住用財産 株式等に係る課税譲渡所得等 先物取引に係る課税所得等 2,000 万円以下 2,000 万円超 ( 超える部分 ) 6,000 万円以下 6,000 万円超 ( 超える部分 ) 税率市民税都民税 3% 2% 5.40% 3.60% 3% 2% 2.40% 1.60% 3% 2% 2.40% 1.60% 3% 2% 3% 2% 3% 2%
住民税は 原則として前年中の所得に対してその翌年に課税する前年所得課税主義をとっていますが 退職所得についてはその特例として 他の所得と分離して所得の発生した年にする現年分離課税主義をとっています 退職金などの支払いの際に 支払者が税額を算出し支払額から税額を特別徴収 ( 天引き ) します その後 特別徴収した税額を支払者が市区町村に納入することになります 給与の支払者が所得税の源泉徴収義務を有さない場合などは 特別徴収されずに翌年度課税されます 平成 25 年分から 勤続年数 5 年以下の法人役員等に対する場合 退職所得金額の 1/2 にする軽減措置が廃止されています 退職所得控除額の計算方法勤続年数が20 年以下の場合 40 万円 勤続年数 (80 万円に満たない場合は80 万円 ) 勤続年数が 20 年超の場合 800 万円 +70 万円 ( 勤続年数 -20 年 )