柏市の市街地再開発事業 平成 25 年 4 月 都市部中心市街地整備課
目次 柏駅周辺地区の位置付け柏駅周辺中心市街地の整備方針再開発事業とは柏駅周辺における再開発事業柏駅東口地区地区再生計画柏駅東口 D 街区第一地区 ( 事業計画の概要 ) 柏駅西口北地区地区再生計画柏駅西口北地区の将来像都市計画道路網の整備 ( 街路事業 ) 市街地再開発事業スケジュール ( 優先順位 ) 平成 25 年度予算の概要
柏駅周辺地区の位置付け 柏駅周辺地区は柏市の中心市街地として商業都市 柏の象徴であり市の玄関口 再開発事業などにより, 広域商業拠点として発展 常磐線 東武野田線のターミナル駅として賑わい 柏のイメージ, ブランドを形成 柏駅周辺地区の衰退は, 市の衰退に 少子高齢化, 人口減少, 郊外大型店等が立地 来街者の減少や税収の落ち込み 中心市街地に魅力がなくなることは柏の魅力がなくなること 柏駅周辺地区の活性化により, 市全体に潤い 市民が誇りに思える ( 象徴, アピールポイント ) 市民活動の活性化, 高齢化社会への対応, 市の税収効果等, 中心市街地の活性化が市域全域に波及
柏駅周辺中心市街地の整備方針 柏駅周辺中心市街地の現状と課題 柏駅周辺地区は, 広域商業拠点として広く認知されているが, 近年, 郊外への大型店の立地などの影響から, その賑わいにかげりが見られる 基本方針 平成 23 年度調査結果は, 平成 18 年度調査と比べ商圏人口は拡大しているが, 吸引人口は減少している 商圏人口 252.5 万人 (H18 238.5 万人 ) 吸引人口 64.9 万人 (H18 83.8 万人 ) 広域的な商業拠点として, 更なる魅力の向上を図ることに加え, 都心居住機能等を導入し, 市民と来街者の両方が 積極的に訪れたい と感じる賑わいのある地区を目指す 優先的に進める取り組み 本市の最大の集客エリアである柏駅周辺中心市街地について, 集客力を強化するための活性化策や都市型住宅の供給に優先的に取り組む 柏駅周辺中心市街地の整備方針 柏駅東口 D 街区第一地区や西口北地区などの市街地再開発事業や, 都市計画道路の整備を推進することにより, まちなかの回遊性を高め, 住んでいる人や来街者が楽しめる都市環境を整備する
再開発事業とは 再開発事業とは 土地利用の細分化や老朽化した木造建築物の密集, 道路等十分な公共施設がないなどの都市機能の低下がみられる区域において, 土地の集約により高度利用を図る事業です 建物を不燃化し, 広場や道路などの公共施設の整備を行い, 安全で快適な都市環境を形成するもので, 都市再開発法に基づき行われる事業です
再開発事業とは 再開発事業の効果は 土地利用の更新と, 道路等公共施設を一体的に整備することにより, 区域内の総合的なまちづくりを行うことが出来ます 〇新たな施設や公共施設の整備に伴い, 安全性, 快適性, 利便性が向上します 〇耐火, 耐震性能の向上により, 安全 安心な環境が整備されます 〇駐車場や公共施設の整備により, 市民生活をサポートします 〇共同住宅等が建設され, 住民が増加するなど, 街が活性化します 〇新たな税収効果が期待されます 柏駅東口 A 街区第二地区 低密度な土地利用であった地区を再開発事業により高度利用 商業, 医療施設, 住宅を整備し, 都市計画道路, 公開空地を整備 柏駅東口 E 街区第一地区 中心市街地で不足していた駐車場を整備 地区内の道路を整備し, 歩道と一体となった公開空地を整備 柏駅西口 B 街区第二地区 西口駅前線である都市計画道路を拡幅し, 広幅員歩道を整備し, バスベイを設置 低未利用地にホテルを誘致
柏駅周辺における再開発事業柏駅周辺地区では, 柏駅東口地区 ( 柏そごう ) をはじめ,4 箇所の市街地再開発事業が完了し,D 街区第一地区が実施中です これらの事業は, 都市再生特別措置法などの国の制度を活用しながら, 事業化を進めています 柏駅西口北地区計画中 柏駅東口 D 街区第一地区事業実施中
柏駅東口地区地区再生計画柏駅東口地区では, 昭和 63 年に地区再生計画を策定しています 4 本の都市計画道路の整備による回遊性の向上や, 商店街の更新などにより, 広域商業拠点にふさわしい街並みの形成を図ります 商業ゾーン 商業 業務ゾーン 都市計画道路 7 6 4 中通り線の整備 ( 幅員 8m 延長約 330m) 商業 文化ゾーン 商業ゾーン 都市計画道路 7 6 2 南通り線の整備 ( 幅員 11m 延長約 270m) 複合ゾーン 都市計画道路 8 7 1 小柳町通り線の整備 ( 幅員 6m 延長約 270m) 都市計画道路 7 5 3 元町通り線の整備 ( 幅員 12m 延長約 270m)
柏駅東口 D 街区第一地区 ( 事業計画の概要 ) 3 階文化 交流施設専有面積 3 階 : 約 2,300 m2 (696 坪 ) 柏駅東口 D 街区第一地区市街地再開発事業では, 既存商店街の再編整備や, 老朽密集市街地の建て替えによる防災性の向上に加え, 都市計画道路の整備や, 壁面後退による歩行者空間の整備を行います また, 市では, 文化交流施設の整備を行うこととしています 文化 交流施設 完成イメージ図
柏駅西口北地区地区再生計画柏駅西口北地区では, 平成 22 年に地区再生計画を策定しています 都市サービス機能と高質な居住空間を複合的に配置して都市機能を更新し, 都市活力の再生と防災安全性の向上を図ります A 街区 商業 医療 福祉サービスゾーン B 街区 業務 都市型住宅ゾーン B 街区 C 街区 文化 教育 住宅ゾーン A 街区 C 街区
柏駅西口北地区の将来像柏駅西口北地区の将来像は下図のとおりです 商業 業務機能を高めると共に, 医療 福祉, 教育 文化等生活サービス機能の充実を図ります 整備のイメージ 柏の消費文化を支える商業施設 地域住民の日常生活を支える食品スーパー 地域医療の中核としての総合病院 日常の健康を支えるクリニック 安心安全かつ便利な住宅 街の風格を生み出すシンボル道路 イメージ図 芸術文化活動や住民の交流の場となる文化交流施設 高層住宅 商業施設 劇場 シネマ等 専門店館 総合病院 福祉施設等 高層住宅 食品スーパー クリニック 生活サービス 飲食店等 店舗 店舗 文化交流施設 中層住宅店舗 高層住宅 専門学校
都市計画道路網の整備 ( 街路事業 ) 柏駅東口 A 街区第二地区市街地再開発事業区域周辺の都市計画道路を整備しています 元町通り線 中通り線整備事業 元町通り線計画幅員 12.0m 中通り線計画幅員 8.0m 事業認可取得日平成 14 年 2 月 8 日 事業進捗率( 用地取得率 ) 44%( 平成 24 年 9 月現在 ) 柏駅東口 A 街区第二地区市街地再開発事業区域 中通り線 元町通り線 3500 12000 5000 3500 1000 3000 1000 1500 8000 5000 1500 元町通り線 中通り線
都市計画道路網の整備 ( 街路事業 ) 柏駅東口 D 街区第一地区市街地再開発事業区域周辺の都市計画道路の整備を予定しています 南通り線整備事業 計画幅員 11.0m 事業認可取得日 平成 25 年 3 月 26 日 柏駅東口 D 街区第一地区市街地再開発事業区域 2000 11000 7000 2000 500 3000 3000 500 南通り線 事業認可区域歩道拡幅予定箇所
市街地再開発事業スケジュール ( 優先順位 ) 柏駅周辺で, 現在進めている市街地再開発事業は二つの地区です 柏駅東口 D 街区第一地区は既に着手しており, 柏駅西口北地区は 3 つの街区に分けて事業化の検討を進めています 柏駅東口 D 街区第一地区スケジュール 平成 23 年度 平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 6 9 12 3 6 9 12 3 6 9 12 3 6 9 12 3 6 9 12 3 都市計画決定 組合設立 調査設計着手 権利変換計画認可 解体工事 ( 一部着手 ) 本体工事 柏駅西口北地区スケジュール 街区整素備案計作画成 準備検組討合会設立 準備組合設立 都市計画案作成 都市計画決定 第一組期合街設区立 第一事期業街実区施 優先順位 柏駅周辺の市街地再開発事業や都市計画道路の整備については, 優先順位を決めて取り組んでいます 市街地再開発事業は, 総合的にまちづくりを行う事業であることから, 道路整備事業に対して優先的に取り組みます ただし, 財政上の理由から同時に 2 つ以上の地区は行いません また, 都市計画道路の整備については, 整備効果の高い路線若しくは再開発事業と連携して整備することでより大きな効果が見込まれる部分を優先して進めます 〇市街地再開発事業優先順位 1 柏駅東口 D 街区第一地区優先順位 2 柏駅西口北地区〇都市計画道路の整備優先順位 3 元町通り 中通り線の歩道整備優先順位 4 南通り線 (D-1 関連 )
平成 25 年度予算の概要柏駅周辺中心市街地の市街地再開発事業及び都市計画道路の整備に係る平成 25 年度予算の概要は次のとおりです ( 単位 : 千円 ) 1 柏駅東口 D 街区第一地区市街地再開発事業の支援 再開発組合への補助 ( 本体工事など ) 1,400,600 2 柏駅西口北地区のまちづくり事業の推進 先行街区の再開発組合設立に向けた市街地整備の推進に係る調査費 7,400 3 都市計画道路南通り線の整備 用地取得費 補償費など 2,460