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目次(案)

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平成16年度札幌市総合交通対策調査審議会第3回資料3№2

高齢者の健康及び長寿医療制度アンケート調査のご協力のお願い

問 2. 現在 該当区域内に居住していますか 1. 居住している % 2. 居住していない % 無回答 % % 単位 : 人 1.9% 32.7% 65.4% 1. 居住している 2. 居住していない無回答 回答者のうち 居住者が約 65

 

西 / 北地区の市街化調整区域に土地をお持ちの皆様へ 門真市市街化調整区域の農地保全や今後の土地利用を考えるアンケート調査のお願い 平素は 本市行政にご協力を賜り 厚くお礼申し上げます さて 本市では 都市化が進む中で 市域中央部に市街化調整区域があり 現在も良好な農地が広がっております 市街化調整

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NITAS の基本機能 1. 経路探索条件の設定 (1) 交通モードの設定 交通モードの設定 とは どのような交通手段のネットワークを用いて経路探索を行うかを設定するものです NITASの交通モードは 大きく 人流 ( 旅客移動 ) 物流( 貨物移動 ) に分かれ それぞれのネットワークを用いた経路

施設までの距離は 地区中心付近からのおおよその距離 大原台 回答者の年齢構成 3 5 主な (2 箇所の行き先 ) 10% 1 70% 主な行き先 フレスタ沼田店 ( 約 0.7km) ビッグハウス沼田店 ( 約 1km) 買物目的 :7 :1 : 最寄り駅 大原 ( 約 0.7km) 駅 :88

2-2 需要予測モデルの全体構造交通需要予測の方法としては,1950 年代より四段階推定法が開発され, 広く実務的に適用されてきた 四段階推定法とは, 以下の4つの手順によって交通需要を予測する方法である 四段階推定法将来人口を出発点に, 1 発生集中交通量 ( 交通が, どこで発生し, どこへ集中

総合交通計画 ( 仮称 ) の策定について 背景 人口減少と超高齢化が同時に進行する中 自動車を使えない県民の移動手段を確保しなければ 経済活動の低迷 人口の流出 財政支出の増加などの問題が深刻化し 持続可能なまちづくりが困難になる恐れがある 平成 年度に実施したパーソントリップ調査の結

Q: 町内で転居した場合はどのような手続きが必要ですか? A: 改めて登録申請書により申請してください その際 申請書の空きスペースに町内転居した旨と 前住所地を記載してください Q: 利用者登録で 同一家族でなく いつも同じルートの友達同士で登録できないですか? A: 利用者登録については 名前

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一人暮らし高齢者に関する意識調査結果 <概要版>2

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計画の目的 多様化する生活交通ニーズへの対応 効率的 効果的な生活交通サービスの構築 山陽小野田市では 生活交通バス路線維持 通学児童定期補助 福祉タクシー券の発行等 上記の施策が行われており 生活交通の確保を図っている 行政負担 サービスの地域間格差 交通活性化計画 生活交通の現状と問題点の把握

~ アンケートの前に ~ 五城目町の路線バス及び乗合タクシーの現状について 現在 町における公共交通は 民間バス事業者が運行する2 路線の路線バス ( 五城目バスターミナルと八郎潟駅を結ぶ八郎潟線 五城目バスターミナルと秋田駅を結ぶ五城目線 ) と 町が運行する4 路線の予約式乗合タクシー ( 馬場

調査結果の概要 タクシーに関するアンケート調査は 平成 4 年に開始し 今年は 25 年目を迎えることになりました 1ヶ月の利用回数 利用時間帯 運賃水準については 毎年調査を行っており その変化をなるべくわかりやすくグラフで解説しております 今回の概要については昨年と比較し 11 ヶ月の利用回数は

九州新幹線 久留米駅についてのアンケート の主な結果概要 福岡県立大学人間社会学部公共社会学科 2017 年度社会調査実習 九州新幹線調査 グループ担当教員田代英美学生調査グループ一同 回答者のプロフィール 久留米市の旧久留米市域にお住いの 18 歳 ~79 歳の方から無作為で ( くじ引きのような

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「高齢者の健康に関する意識調査」結果(概要)1

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PRESS RELEASE < 報道関係各位 > 2019 年 7 月 18 日 株式会社ジェーシービー < キャッシュレス決済に関する調査 > 6 割の人が週に 1 回以上キャッシュレス決済を利用 2 人に 1 人は キャッシュレスが使えないと来店意欲が減少! 会計担当者の 8 割は少額でもキャッ

活動状況調査

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アンケート調査実施概要実施期間 :2017 年 12 月 15 日 ~24 日対象者 : カレコ カーシェアリングクラブ個人会員サンプル数 :4,980 人 ( 内訳 ) 新規会員 (2016 年 12 月以降に入会された会員 )2,570 人既存会員 (2016 年 11 月以前より在籍されている

目 次 1 目指すべき方向の策定に当たって 背景 目的 2 山梨県内の公共交通の現状と課題 本県を取り巻く環境 本県のバス交通の現状等 観光客と利用する交通手段等 3 山梨県のバス交通の目指すべき方向 背景と課題 基本的な考え方 基本理念 実現する将来像 基本目標 4 広域的な路線 5 地域内路線

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旭川 紋別自動車道開通区間の概要 参考 1-1 旭川 紋別自動車道は 高速ネットワークの拡充により オホーツク圏と道央圏 道北圏との連絡機能を強化し 地域間交流の活性化及び物流効率化を図る 延長約 130km の自動車専用道路です このうち 丸瀬布 IC から遠軽瀬戸瀬 IC までの 11.2km

第 20 回熊谷市地域公共交通会議会議録 平成 29 年 1 月 26 日 ( 木 )13:30~14:45 熊谷市役所議会棟第 1 委員会室 1. 開会 2. 会長挨拶 3. 議題 (1) ゆうゆうバスのルート変更 ( 要望箇所 ) について 1ゆうゆうバス運行ルート ( 全体図資料 1の1) 事

Q1:性別

1 はじめに

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第2章 調査結果の概要 3 食生活

平成30年版高齢社会白書(全体版)

平成 24 年 11 月 6 日 大熊町住民意向調査調査結果 ( 速報版 ) 復興庁福島県大熊町 調査の概要 1. 調査対象 : 全世帯主 ( 分散避難している場合は それぞれの代表者 ) 5,378 世帯 2. 調査時期 : 平成 24 年 9 月 7 日 ( 金 )~9 月 24 日 ( 月 )

() 土地の総面積 利用目的別面積 所有する土地の面積は 最小で 90 m 最大で,400m であり 00~400 m との回答が最も多い 駐車場としての利用では 月極駐車場が 309 台分 日貸駐車場では 5 台分となっている 所有する総面積 00m以下 m未満 m未満

3 参加しやすい工夫 ( 効果的な周知や会議運営 ( 開催時間 委員の構成等 ) の工夫 ) 4 名柳田委員 猪瀬委員 庄司委員 小橋委員 2 名関口副会長 高柴委員 1 名櫻井委員 関口副会長 パブリックの後の説明会 意見交換会の開催検討の方向性は 担当課の工夫がある 高柴委員 このバスを望んでい

市からのお知らせについて 市からのお知らせについて 西宮市では 市民のみなさまに市政への理解と関心を深めてもらうために 市政ニュー スやホームページなどさまざまな媒体を活用して情報発信をしています みなさまからい ただいたご意見を踏まえ より効果的で分かりやすい情報提供に努めてまいります 問 22

組合員対象 奨学金制度に関するアンケート の集計状況 1. はじめに調査概要とサンプル特性について < 調査概要 > 調査実施期間 2016 年 11 月 16 日 ~12 月 28 日 調査対象 全国の国公立および私立大学の学部学生 院生 回収数 1,745 有効回答数 文責 : 加藤

III 質問票

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運賃計算の仕方(基本)

2. 本市の上期観光入込客数について平成 27 年度上期観光入込客数は 総数 377,300 人で 前年の 351,600 人より 25,700 人 7.3% の増となった その内訳として 道内客が 84,900 人で 前年の 94,200 人より 9,300 人 9.9% の減 道外客が 292,

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参考 調査員調査の対象者へのアンケート ( 平成 21 年 4 月実施 ) の概要 1 目的総務省統計局が調査対象者から直接 調査員調査の実施状況を把握し 平成 20 年度の委託業務の中で調査員調査の検証を行うとともに 今後の民間調査機関への指導についての参考資料を得る また 本アンケートでは 回答

デマンド交通 1 回利用者アンケート デマンド交通 1 回利用者アンケート結果

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図 1 平成 19 年首都圏地価分布 出所 ) 東急不動産株式会社作成 1963 年以来 毎年定期的に 1 月現在の地価調査を同社が行い その結果をまとめているもの 2

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1 運転免許証の自主返納制度について (1) 運転免許証の自主返納制度の認知度 問 1 あなたは 運転免許証の自主返納制度について知っていますか それとも知りませんか この中から 1 つだけお答えください 知っている( 小計 ) 93.2% 制度の内容も含めて知っている 73.0% 内容はよく知らな

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平成29年高齢者の健康に関する調査(概要版)

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性別 女性 48% 男性 52% 男性 女性 年齢 29 歳 5% 30 歳以上 16% 20 歳未満 21 歳 1% 1% 22 歳 7% 23 歳 10% 20 歳未満 21 歳 22 歳 23 歳 28 歳 8% 24 歳 14% 24 歳 25 歳 26 歳 27 歳 27 歳 12% 26

沼津港の景観の現況と課題

附帯調査

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

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平成18年度推進計画の進行状況_参考資料

 

の復旧状況に関する長期的な見通しを可能な限り明らかにしながら 復旧の段階に 応じた役割の分析を行う 5) 交通事業者ヒアリング調査沿線地域に関係する交通事業者 ( 鉄道事業者 2 社 バス事業者 2 社 タクシー事業者 2 社その他 ) に聞き取り調査を行い 定性的な利用特性や地域の公共交通の問題点

コンパクトシティ構想 2つの柱 ( 郊外の開発抑制 + 中心市街地の活性化 ) まちなか住み替え事業 や 家賃補助制度 を行っているが 借りたい人はいるが 貸したい人がいない という状況 コンパクトシティという構想だけでは 民間資本は動かない (= 補助金などのインセンティブが必要 ) 中心市街地活

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交通結節点が備えるべき機能を整理すると 最も基本となるものとして があり これに加えて 都市機能の誘導 集積を促進させ 都市内の中心的な拠点地区を形成する 及び 都市の顔 となる 交通結節点の計画 整備の検討においては 先に示した の三種の機能がそれぞれ交通結節性 人の交流や景観等の面で役割を果たし

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雑貨・インテリア店の利用に関する 調査結果

=平成22年度調査結果の概要===============

( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

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計画書

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目次

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性別 女性 48% 男性 52% 男性 女性 年齢 29 歳 5% 30 歳以上 16% 20 歳未満 21 歳 1% 1% 22 歳 7% 23 歳 10% 20 歳未満 21 歳 22 歳 23 歳 24 歳 28 歳 8% 24 歳 14% 25 歳 26 歳 27 歳 27 歳 12% 26

第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

平成 30 年 9 月リリース版 MOKUIK( もくいく ) は停留所名 住所 目的地から利用者の状況に応じてバス路線を検索できるサービスとなります 利用する路線ごとに時刻や運賃も検索する事もできます ダウンロード後に もくいく をタップして下さい アプリダウンロード後の もくいく トップ画面です

ごみ減量化 資源化に関する 市民アンケート結果 ( 項目別分析 ) 平成 27 年 (2015 年 )12 月 資源循環部

平成20年1月15日

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3. 民泊の利用経験 SQ1: あなたは 民泊 を利用したことがありますか ( いくつでも ) 回答者属性 不在民不在民利用し不在民不在民利用し H 民泊 - H 民泊 - H 民泊 - H 民泊 - 泊 - 国泊 - 海たこと泊 - 国泊 - 海たこと国内海外国内海外内外はない内外はない 100.

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PDF化【公表】290606報告書(横計入)

地域公共交通確保維持改善事業 事業評価 ( 生活交通ネットワーク計画に基づく事業 ) ( 別紙 1) 資料 3 平成 23 年度 平成 24 年 4 月 23 日 協議会 構成員 上田市公共交通活性化協議会 上田市 上田バス 千曲バス 事業名 補助対象事業者等 事業概要 1 事業実施の適切性 2 目

3 参加しやすい工夫 ( 効果的な周知や会議運営 ( 開催時間 委員の構成等 ) の工夫 ) 4 名柳田委員 猪瀬委員 庄司委員 小橋委員 おおむね 2 名関口副会長 高柴委員 不 1 名櫻井委員 杉崎会長 意見を聞くだけで 会議体が無い 行政が意見を集め行政で決定をするという形式になっている 外部

Transcription:

参考資料 1 平成 19 年度 紋別市公共交通体系調査 概要報告書 平成 19 年 12 月 紋別市

紋別市公共交通体系調査 ~ 目次 ~ 第 1 章調査の概要 1 1-1 調査の目的 1 1-2 調査の内容 2 第 2 章紋別市の現状 3 2-1 紋別市の概要 3 2-2 紋別市の交通 8 2-3 紋別市の交通体系における問題点 課題 14 第 3 章住民意識調査報告 15 3-1 住民意識調査の概要 15 3-2 調査結果 20 第 4 章公共交通活性化の検討 38 4-1 公共交通の課題の整理 38 4-2 公共交通活性化方策の検討 40

第 1 章調査の概要 1-1 調査の目的 近年 移動のための交通手段が利用者の志向の変化や人口減少などにより 地域公共交通の確保が難しくなってきており 市の実状に応じた輸送サービスの構築が急がれる課題となっている この様な状況から今回は特にバス交通について 将来の交通体系づくりのための調査を行うこととした 紋別市は 広大な市域に集落が点在する地域性と人口の減少から 公共交通による地域の交通手段確保が困難な現状となっている そのため 高齢者など公共交通以外に移動交通手段の無い市民の視点に立ち 市内の既存交通手段の活用を含め NPOやボランティアなど新たな運営方法による移動手段確保策を検討することが求められている よって この調査では 紋別市民に対してアンケートを行うことで 現在の紋別市における交通の問題点 課題の把握と 今後の公共交通活性化と住民移動手段の確保に向けた方向性を検討するものである 広大な市域に点在する集落 人口の減少 困難となる公共交通での移動手段の確保住民移動手段の確保策の検討 住民アンケート 現状 問題点 課題 対策案 1

1-2 調査の内容 (1) 調査フロー この調査は 紋別市民に対して ( 公共交通を含む ) 交通実態 公共交通の利用状況と問題点 公共交通の今後のあり方 ( 対策案 ) の項目について アンケートを行うことで 現在の紋別市における交通の問題点 課題の把握を行うとともに 今後の公共交通活性化と住民移動手段の確保に向けた対策の方向性を検討するものである 紋別市民アンケート 交通実態 公共交通の問題点 課題 今後のあり方 市民ニーズ 現システムの 改善案 改善案 ( 新システム ) 公共交通活性化方策と住民移動手段確保策の検討 (2) アンケート調査の概要 1 調査対象 : 住民基本台帳より無作為抽出した 1000 世帯 (3000 票 ) 2 配布回収方法 : 郵送配布 回収 3 調査実施時期 : 平成 19 年 11 月 2 日郵送配布 11 月 12 日回収〆切 4 調査項目 個人属性( 年齢 性別 職業など ) 市民の交通実態( 外出頻度 交通手段など ) バスの利用状況と問題点( 利用状況 満足度 問題点など ) 公共交通の今後のあり方( 経営難対策 路線バスのあるべき形態など ) 2

第 2 章紋別市の現状 2-1 紋別市の概要 (1) 位置 地勢 気象 北海道のオホーツク海沿岸のほぼ中央に位置し 一帯の土地は内陸へ徐々に高さを増し 西部は南北に連なる北見山地に南部は東西に起伏する千島山系に囲まれています 農耕地は天塩岳にその源を発する渚滑川流域より南東シブノツナイ川流域におよび 酪農 畑作が中心となっています 弁天岬から弓状に伸びる海岸線は風波を避ける天然の良港となっており 気候は冷涼で特に冬期は流氷の到来もあって寒冷になります 図 2-1 紋別市の位置 気象 (18 年 ) 降水量 1006.5 mm 平均気温 6.7 牧場 3. 雑種地 0.8% その他 8.8% 原野 5.3% 畑 8.6% 田 0. 宅地 0.9% 鉱泉地 0. 池沼 0.9% 最高気温 33 最低気温 -14.8 日照時間 1689.7h 山林 71.5% 図 2-2 紋別市の土地利用内訳 3

(2) 紋別市の沿革 紋別市はオホーツク海沿岸の数少ない天然の良港として 貞享年間 (1684 年 ~1687 年 ) に松前藩がその直領としていた宗谷場所から斜里場所へ至るオホーツク海沿岸の寄港地として利用したのが始まりといわれています 明治 13 年には紋別村外 9 カ村戸長役場を設置し 以後 沿岸漁業の活性化や道路の開削 国鉄名寄線の開通により 人口は急増し 地域の行政および産業経済の要衝として発展を続けました 昭和 29 年 7 月 1 日紋別町 渚滑村 上渚滑村の 1 町 2 村の合併により 漁業 農業 鉱業を基幹産業とする人口 3 万 6000 人の 紋別市 が誕生しました 昭和 48 年 東洋一の産金量を誇った鴻之舞金山が閉山しましたが昭和 50 年には紋別港が重要港湾に指定され 国際貿易港としての整備が現在も進んでいます 平成 11 年に新オホーツク紋別空港が開港し 平成 12 年には東京直行便が就航しました また 我が国唯一の氷海域であるオホーツク海の特性を活かし 流氷を主役とする観光開発にも力を注いでいます 平成 16 年には近隣町村と連携して オホーツク DO いなか博 を開催し 広域での体験型観光にも取り組んでいます 4

(3) 紋別市の人口 紋別市の人口は 徐々に減少をつづけており 平成 2 年には約 31,000 人であったが 15 年後の平成 17 年には約 4,500 人減の 26,600 人となっている 年齢階層別に見ると 老年人口の割合が増加し 生産人口 年少人口割合が減少しており 少子高齢化が進行している 紋別市の人口推移 35,000 30,000 25,000 31,078 30,137 28,476 26,632 20,000 15,000 10,000 5,000 0 H2 H7 H12 H17 図 2-3 紋別市の人口推移 10 12.5% 15.9% 20.3% 24.8% 8 6 4 69.9% 69. 66. 62.6% 老年人口 (65 歳以上 ) 生産人口 (15~64 歳 ) 幼年人口 (0~14 歳 ) 2 17.6% 15.2% 13.5% 12.6% H2 H7 H12 H17 図 2-4 紋別市の年齢帯別人口構成推移 10 8 56.4% 59.9% 59.7% 63.2% 6 4 3 産業人口 2 産業人口 1 産業人口 2 31. 29.7% 31.4% 27.9% 12.5% 10.4% 8.9% 9. H2 H7 H12 H17 図 2-5 紋別市の産業別就業人口構成推移 5

図 2-6 紋別市の地区別高齢化率 (65 歳以上 ) 出典 :H17 国勢調査 6

(4) 紋別市の産業 1 工業工業では基幹産業である漁業の主産物を活用した食品工業や農業関連 木材 木製品工業など地域の特性を活かした製品づくりをおこなっている また 自動車関連などの立地企業も市の工業に寄与している ( 百万円 ) 製造品出荷額 従業員数 ( 人 ) 80,000 4,000 70,000 3,500 60,000 3,000 50,000 2,500 40,000 2,000 30,000 1,500 20,000 1,000 10,000 500 0 S54 S56 S58 S60 S62 S63 H 元 H2 H3 H5 H7 H9 H11 H13 H15 H17 0 図 2-7 製造品出荷額と従業者数の推移 ( 従業員 4 名以上の事業所計 事業所統計より ) 2 商業大型店や量販店の進出に伴い 商業を取り巻く環境は大きく変化している 平成 16 年度の商品販売額は約 676 億円 店舗数は 317 店である ( 百万円 ) 商品販売額 店舗数 80000 78000 517 497 76000 466 425 441 74000 72000 343 317 70000 68000 77711 76253 66000 73246 72790 64000 70014 62000 65168 67560 60000 58000 S63 H3 H6 H9 H11 H14 H16 600 500 400 300 200 100 0 図 2-8 商品販売額と店舗数の推移 ( 商業統計より ) 7

2-2 紋別市の交通 (1) 広域交通網 紋別市内にはオホーツク海沿いに稚内から網走に続く国道 238 号が横断し 内陸側には上川 旭川方面に伸びる国道 273 号が縦貫している また 紋別港とオホーツク紋別空港を擁するが 現在 JR 路線はなく 自動車以外で広域的な交通を担うのは都市間バスと航空機となっている 図 2-9 紋別市と周辺の鉄道 道路網 8

(2) 地域内バス 地域内の公共交通は路線バスが主体となっており 市内 4 路線に加え郊外線 都市間バスといった運行となっている 1 市内バス網 ( 市全域 市街地部 ) 表 2-3 市内バス路線の概要 市内 4 路線 路線名起点終点実走行キロ数系統キロ数平均乗車密度運行回数 大学線 南高前 高等養護学校前 元新団地線 南高前 渚滑 5 線 旭団地線 旭団地 S C 前 市内線 新生 渚滑 5 線 53,008.8 7.8 1.4 9.3 50,778.0 10.5 1.2 6.6 69,101.8 7.3 2.0 12.5 29,902.4 8.8 2.1 4.6 郊外線 路線名 起点 終点 実走行キロ数 系統キロ数 平均乗車密度 運行回数 雄武 南高前 高校入口 滝の上 南高前 滝上営 北見 紋別 北見 上渚滑 南高前 上渚滑 上渚滑 C 南高前 上渚滑 上モ別 北高前 駅逓 186,880 51.5 5.1 4.9 274,258 44.1 4.8 8.5 82,618 113.8 4.8 1.0 82,738 26.2 4.0 4.3 6,577 16.2 2.2 0.5 40,404 24.0 2.6 2.9 郊外線 2 路線名 起点 終点 実走行キロ数 系統キロ数 平均乗車密度 運行回数 遠軽 B 線遠軽紋別 興部線興部紋別 紋別線遠軽紋別 192,920 53.0 4.6 5.0 153,326 30.9 4.1 6.8 154,323 53.0 4.3 4.0 都市間バス 路線名 起点 終点 実走行キロ数 系統キロ数 平均乗車密度 運行回数 旭川旭川紋別 325,653 148.7 4.8 3 札幌札幌紋別 816,736 280.4 4.4 4.0 9

図 2-10 紋別市内バス網図 ( 全市 ) 10

市内 4 系統各路線図平成 16 年 12 月 1 日改正 本町 1 本町 5 南が丘 3 南高前 ( 警察署 ) 市内線 北浜町 幸町 3 ( 市役所 ) 氷紋の駅幸町 4 幸町 5 6 紋別バスターミナル 幸町 さかきもんまクリニック前 元新団地線 新生 大学線 1 北高前花園町 落石 大学前 2 渚滑町元新団地線 4 1 旭団地線 ショッピングセンター前 元新 児童館入口大学線 高等養護学校前 緑町 3 曽我クリニック前 道立病院緑町 5 はまなす団地 旭団地線 旭団地 渚滑 5 線 旭団地 大学 元新団地線共通経路旭団地線経路 元新団地線経路大学線経路 市内線経路 図 2-11 紋別市内バス網図 ( 市街地部 ) 11

2 路線バス以外の地域交通関連サービス ( 紋別市資料より ) 名称事業主体内容区間 運行回数日平均利用人数 沼の上 小向地区スクールバス運行業務委託 紋別市 ( 市所有の車を貸与し 運行を委託 ) 沼の上 小向地区に在住する生徒にかかる通学に スクールバスの運行 中立牛地区ス 紋別市 ( 市 中立牛地区に在住する児 クールバス運 所有の車を 童にかかる通学に スクー 行業務委託 貸与し 運 ルバスの運行 行を委託 ) 中渚滑地区ス 紋別市 ( 市 中渚滑地区に在住する児 クールバス運 所有の車を 童生徒にかかる通学に ス 行業務委託 貸与し 運 クールバスの運行 行を委託 ) 藻別地区スク 紋別市 ( 市 藻別地区に在住する児童 ールバス運行 所有の車を 生徒にかかる通学に スク 業務委託 貸与し 運 ールバスの運行 行を委託 ) 水泳バス授業 各学校 ( バ 各学校より健康プール ス に係る送迎バ ス会社のバ テア までの送迎バス運行 ス スを借り上 げ ) スキー学習に 各学校 ( バ 各学校よりスキー場まで 係る送迎バス ス会社のバ に送迎バス運行 スを借り上 げ ) 夏休み子ども 紋別市 ( バ 中渚滑 沼の上方面から各 水泳交流事業 ス会社車両 学校等経由しステアまで 送迎バス 借上及び市 運行 有車両運行 管理用務 ) 観光施設等輸 紋別観光周 市内観光施設 ホテル間を 送 遊バス運行 観光客の移動の利便性を 協議会 ( 業 図るため 冬季間バスの運 務の委託 ) 行 沼の上 小向地 9 人 / 日区 ~ 紋別中学校 3 回 / 日中立牛地区 ~ 5 人 / 日上渚滑小学校 3 回 / 日中渚滑地区 ~ 6 人 / 日渚滑小学校 渚滑中学校 潮見中学校 5 回 / 日 藻別地区 ~ 元 7 人 / 日紋別小学校 南丘小学校 紋別中学校 5 回 / 日各学校 ~ 健康プール ステア 1 学年 1~4 回 / シーズン各学校 ~スキー場 1 学年 3 回 / シーズン夏休み中の2 5.5 人 / 日 ( 沼の 0 日間 1 日 2 上 ) 往復 6.9 人 / 日 ( 中渚滑 ) ハ スターミナル~ホテル 3 人 / 便 ~ 観光施設 2/1~3/30 運行 7 便 / 日 12

名称 事業主体 内容 区間 運行回数 日平均利用人数 立牛地域スクールバス混乗運行経費助成 立牛地域バス運営協議会 ( 市有のワゴン車を貸与し 運行経費の一部を補助 ) H12.4 路線バス廃止後 立牛 中立牛地域住民が上渚滑小学校までのスクールバスに混乗 平日 : 1 往復増便土 夏 冬 春休み :2 往復 1.5 人 / 日 寝たきり高齢者等移送サービス事業 福祉バス運行事業 生きがいデイサービス 福祉バス運行事業 紋別市 ( 市有のリフト付ワゴン車を貸与し 運行を委託 ) 紋別市 ( 市有のバスを貸与し 運行を委託 ) 紋別市 ( 市所有のバスを貸与し 社会福祉協議会へ委託 ) 紋別市 ( 総合福祉センターにバスを貸与 社協に運行を委託 ) 在宅寝たきり高齢者等の市内医療機関へ通院移送サービスを実施 老人クラブ 身体 知的障害者が組織する団体 母子団体の行事の送迎 要介護状態ではないが 社会的支援が必要な方を対象に 生きがいづくり 介護予防を目的として行うデイサービス 老人クラブ交流会や 福祉団体等の行事の送迎を行っている 市域の全域利用人員 : 44 人 利用人員 : 1,879 人 自宅 ~ 総合福祉センター週 4 日 年間延べ 144 回 年間利用回数 807 回 年間利用団体 : 36 団体年間利用回数 : 61 日 (49 回 ) 10 人 / 日 31 人 / 回 13

2-3 紋別市の交通体系における問題点 課題 現状と課題 空港 幹線道路は 本市の交流人口や物流の拠点施設であり 需要拡大への対応や利便性向上を図るための重要な機能です オホーツク紋別空港については 平成 11 年にジェット機対応の新空港として整備され 翌年 羽田便が就航し千歳便との 2 路線が運航されていた しかし 平成 19 年からは千歳便が搭乗率の低迷により休止を余儀なくされており 今後も搭乗率の向上に努めなければならない 国道 道道については 道央圏 道北圏とを結ぶ主要幹線道路であり 人的交流や物流の重要施設として整備されてきた また 高規格幹線道路旭川 紋別自動車道については順次整備が進み 一部供用が開始されており 今後とも地域内外の交通の円滑化を図るため 高規格幹線道路旭川 紋別自動車道遠軽 紋別間の早期事業化が求められている 公共交通については 平成元年 (1989 年 )4 月の JR 線廃止以降 路線バスと都市間高速バスが中心となっており 路線バスについては 市民の利用しやすい路線の確保と運行が課題となっている 今後の取組みについて 1. オホーツク紋別空港の利用促進と施設設備の充実 2. 救急救命活動や産業経済活動を支援する広域交通道路網の整備 3. 都市間高速バス輸送の充実と市民の利用しやすい市内バス輸送の運行 本調査においては特に バス輸送の充実 に着目してバス利用の現状を中心とした必要性及よび充実化方策の検討を行うこととする 14

第 3 章住民意識調査報告 3-1 住民意識調査の概要 (1) 調査の目的この調査は 紋別市民に対してアンケートを行うことで 現在の紋別市における交通の問題点 課題の把握を行い 今後の公共交通活性化と住民モビリティの確保に向けた方向性を検討するものである (2) 調査の方法 1 調査対象 : 住民基本台帳より無作為抽出した 1000 世帯 j(3000 票 ) 2 配布回収方法 : 郵送配布 回収 3 調査実施時期 : 平成 19 年 11 月 2 日郵送配布 11 月 12 日回収〆切 4 調査項目 個人属性( 年齢 性別 職業など ) 市民の交通実態( 外出頻度 交通手段など ) バスの利用状況( 利用状況 満足度 問題点など ) 公共交通の今後のあり方( 経営難対策 路線バスのあるべき形態など ) 5 調査票 : 次ページ参照 15

紋別市の公共交通に関する住民意識調査 アンケート調査へのご協力のお願い市民の皆様には 市政に対する日頃からのご理解とご協力に厚くお礼申し上げます 今回の調査は 市民の方々の 普段の移動交通手段 現在のバスへの評価 今後の公共交通のあり方へのご意見 などをお聞きするものです お忙しいところ誠に恐縮ですが ご協力下さいますようお願いいたします 調査票は3 部送付させて頂いております ご家族どなたでも構いませんのでご回答をお願いいたします また 調査結果はすべて統計データとしてのみ使用いたしますので 回答者ご本人およびご家族の方にご迷惑をおかけすることはございません なお お答えいただいた本アンケート調査票は 平成年月日 ( ) までに 返信くださるようよろしくお願いします 2007 年 11 月紋別市産業部商工労働観光課空港 交通対策担当 ご記入のお願い ご回答は 各質問文にそって て下さい 内のあてはまる番号を で囲むか ( ) 内に語句 数字等を記入し 問い合わせ先紋別市産業部空港 交通対策担当担当 : 山本 今井 24-2111 ( 内線 258) 問 1 あなた自身のことについてお尋ねします 問 1-1 あなたの性別および年齢は? 1. 男 2. 女 問 1-2 あなたの職業は? 1. 1. 会社員会社員 2. 2. 公務員公務員 3. 3. 自営業自営業 4. 4. 農林漁業農林漁業 5. 5. 自由業自由業 6. 6. 学学生生 7. 7. 主主婦婦 8. 8. 無無職職 9. 9. その他その他 ( ( ) ) 問 1-3 あなたのお住まいは? 1.10 代 2.20 代 3.30 代 4.40 代 5.50 代 6.60~74 歳 7.75 歳以上 紋別市 ( ) 次ページ見開きの地区番号 1~13 を記入して下さい 問 1-4 あなたの家族構成は? 回答者自身を含めて ( ) 人家族 問 1-5 あなたは自動車を運転できる免許をお持ちですか 1. 持っている 2. 持っていない 問 1-6 あなたには 普段 運転できる自動車がありますか 1. ある 2. ない ( 会社の車を含む ) 問 1-7 お宅では自動車を何台お持ちですか 1.( ) 台持っている 2. 持っていない 問 1-8 あなたは どのくらいの頻度で 自動車を運転しますか 1. ほぼ毎日 2. 週 2~3 回 3. 週 1 回程度 4. 月 2~3 回程度 5. 月 1 回程度 6. 運転しない 見開きページへ 16

B.通院 治療 オ 現在の交通費 カ 1 日の交通費 C.買物飲食等 オ 現在の交通費 カ 1 日の交通費 問 2 あなたの普段の外出についてお尋ねします A. 通勤 通学 ( パート含む ) B. 通院 治療 ( 整骨など含む ) C. 買物 飲食その他 というすべての目的について ア どれくらいの頻度で出かけるのか イ 主にどこの地区に行くのか ( 一番よく行く場所を一箇所 市内なら下の地区番号 市外なら市町村名を記入 ) ウ そこに出かける際 最もよく利用する交通手段は何か エ ウ の問で1~5に をつけた方の バス利用について使用頻度をお答えください オ 現在の交通費と カ 1 日の交通費として支払いが可能と思われる金額についてお答えください < ABCすべての目的について記入して下さい > 目的 ア 出かける頻度 (1~6 の一つに ) A.通勤 通学1. ほぼ毎日 2. 週 2~3 回 3. 週 1 回程度 4. 月 2~3 回程度 5. 月 1 回程度 6. 出かけない ( B へ ) オ 現在の交通費についてお答えください イ 主な行き先 ( 下の地区番号か市町村名を 一つを記入 ) 市内の場合 : 下の地区番号市外の場合 : 市町村名を記入 ( ) カ 1 日の交通費として支払いが可能と思う金額をお答えください 1 日当り ( ) 円 1 ケ月当り ( ) 円 ( ) 円以内 ウ 主な交通手段 (1~6 の一つに ) 1. 徒歩 2. 自転車 自動二輪 3. 自動車 4. ハイヤー タクシー 5. その他 ( ) 6. バス ( オ へ ) ( B へ ) エ 主な交通手段 ウ で 1~5に をつけた方のバス利用について ( 使用頻度を1~6の一つに ) 1. 週 4 回以上 2. 週 2~3 回 3. 週 1 回程度 4. 月 2~3 回程度 5. 月 1 回程度 6. 利用しない ア 出かける頻度 イ 主な行き先 ウ 主な交通手段 エ バス利用について 1. ほぼ毎日 1. 徒歩 1. 週 4 回以上市内の場合 : 下の地区番号 2. 週 2~3 回 2. 自転車 自動二輪 2. 週 2~3 回 3. 週 1 回程度 4. 月 2~ 回程度 市外の場合 : 市町村名を記入 3. 自動車 4. ハイヤー タクシー 3. 週 1 回程度 4. 月 2~3 回程度 5. 月 1 回程度 5. その他 ( ) 5. 月 1 回程度 ( ) 6. 出かけない ( Cへ) 6. バス ( オ へ) 6. 利用しない 1 日当り ( ) 1 ケ月当り ( ) 円 ( ) 円以内 ( C へ ) ア 出かける頻度 イ 主な行き先 ウ 主な交通手段 エ バス利用について 1. ほぼ毎日 1. 徒歩 1. 週 4 回以上市内の場合 : 下の地区番号 2. 週 2~3 回 2. 自転車 自動二輪 2. 週 2~3 回 3. 週 1 回程度市外の場合 : 市町村名を記入 3. 自動車 3. 週 1 回程度 4. 月 2~ 回程度 4. ハイヤー タクシー 4. 月 2~3 回程度 5. 月 1 回程度 5. その他 ( ) 5. 月 1 回程度 ( ) 6. 出かけない ( 問 3 へ ) 6. バス ( オ へ) 6. 利用しない 1 日当り ( ) 円 1 ケ月当り ( ) 円 ( ) 円以内 ( 問 3 へ ) 地区番号 1 北浜町 真砂町 弁天町地区 2 幸町 本町地区 3 港町 新港町地区 4 潮見町地区 5 落石町地区 6 花園町 緑町地区 7 大山町 新生地区 8 南が丘町地区 9 元紋別 藻別地区 10 小向 沼の上地区 11 渚滑町地区 12 上渚滑町地区 13 その他 17

問 3 あなたの紋別市内でのバスの利用状況についてお尋ねします 問 3-1 現在ご自宅から最寄りのバス停まで 徒歩で何分ほどかかりますか 1.5 分以内 2.5 分 ~10 分以内 3.10 分 ~15 分以内 4.15 分 ~20 分以内 5. 近くにバス停がない バスを利用する機会のある人は問 3-2 へ バスを利用する機会のない人は問 3-4 へ 問 3-2 バスを利用する場合の主な行き先はどこですか 一番よく行く場所を一つ 市内なら左下の地区番号 1~13を 市外なら市町村名を 記入ください 番号か市町村名 ( ) 問 3-3 もしバスが無かったとしたら 問 3-2 の行き先へバスの代わりにどんな交通手段を使って移動しま すか (1 つに ) 1. 自動車 ( 自分で運転して ) 2. 自動車 ( だれかに乗せてもらう ) 3. ハイヤー タクシー 4. 徒歩 5. 自転車 6. その他 ( ) 7. 代わりの交通手段がないので行き先を変える 8. 代わりの交通手段がないので外出をやめる 問 3-4 停留所でバスを待つとして何分以上の待ち時間だと 苦痛だと感じますか ( 停留所のみの待ち時間 ) 夏季なら ( ) 分冬季なら ( ) 分 問 3-5 現在の紋別市内のバスサービスに対しまして どのようお考えがあるかお尋ねします 下にあげる選択肢の中から 当てはまるものを選んで を付けて下さい (3つまで) 選択肢に無い問題点は その他 にご記入下さい ア. バス路線が行きたいところを通れば利用する イ. バス停が近くにあれば利用する ウ. 運行本数が多くなれば利用する エ. 朝 早い便があれば利用する オ. 夜 遅い便があれば利用する カ. バス運賃が安くなれば利用する キバスが時間どおりに来ない ク. バス路線がわからない ケ. バス停の設備が不十分だ コ. バスの乗り降りがしづらい サ. バス同士の乗り換えが不便だ シ.JR との乗り継ぎが不便だ ス. バス停の除雪が不十分だ セ. バスは時間が掛かり過ぎる その他 18 うら面へ

問 4 紋別市内の公共交通の今後のあり方についてご意見をお聞きします 全道的に見ても 自家用車利用の増加 少子化による学生減少などでバス利用者の減少は著しく そのためバス事業の縮小や路線の廃止を余儀なくされており 自家用車を利用することができない人々の移動手段をいかに確保するか が 大きな問題となっています 紋別市でも バス利用者の減少で 毎年バス事業者の経営が厳しくなっており 今後のバスのあり方が問われている現状です 問 4-1 路線バスの経営難問題の対策として あなたはどのようにすべきだと思いますか?( 複数可 ) 1. あくまでもバス経営者が努力する 2. 市が補助金を負担する 3. バス経営者の努力に併せ 運賃の値上げにより利用者も協力する 4. バス経営者の努力に併せ 沿線住民が補助金を負担する 5. 路線バスを廃止しても仕方が無い 問 4-2 路線バスの形態は 縮小傾向にありますが今後どのようにすべきだと思いますか?(1つ選ぶ) 1. 現状並の路線バスサービスを 今後も確保する ( 便数や路線を減らさない ) 2. バス路線は現状を維持するが 利用者の少ない区間ではバス便数を減少する 3. 利用者の少ない区間のバスを廃止し 路線を縮小する 4. 路線バスを廃止する 5. 上記以外 ( ) 問 4-3 問 4-2のように新たな路線バスの形態に変わったとします 路線バスの無い地区 においても 市民 特に自家用車を利用できない方々の移動手段を確保していくためには どのような取り組みを進めるべきだと思いますか?( 複数可 ) 1. 自家用車相乗りサポートシステム自家用車を利用できない人を 住民が自家用車で送迎する助け合いシステム 2. 乗合ハイヤーバスと同じように乗合制で利用するハイヤー 3. デマンドバス事前の予約がある場合だけ 迂回して利用者のもとに立ち寄る路線バス 4. ポストバス郵便や宅配と事業提携し 乗客と荷物を一緒に運ぶバス 5. 上記以外 ( ご自由にアイデアをお願いします ) ご協力ありがとうございました ご記入済みのアンケート調査票は 返信用封筒に入れ 月投函して下さい 切手は不要です 日 ( ) までに 19

3-2 調査結果 (1) 回収状況 3000 票 (1000 世帯 ) 配布回収した結果 合計 650 票の回答を得た 回収状況 回答数配布数回収率 合計 650 3000 21.7% (2) 個人属性 1 性別 年齢構成 回答者の性別構成は 男性 女性でほぼ半分ずつである 年齢構成をみると 40 代以上が約 8 を占め 年齢層の高い傾向がある 不明 2% 10 代 75 歳以上 9% 不明 12% 3% 20 代 2% 30 代 5% 女 4 男 57% 60~74 歳 26% 40 代 24% 50 代 19% 図 3-1 性別構成 図 3-2 年齢構成 2 職業 回答者の職業構成は 無職 主婦 会社員 が多く これら三者で全体の約 64% を占めている 8% 2% 25% 24% 7% 15% 8% 8% 3% 1. 会社員 2. 公務員 3. 自営業 4. 農林漁業 5. 自由業 6. 学生 7. 主婦 8. 無職 9. その他 不明 図 3-3 職業構成 20

3 住所構成 回答者の住所構成は 落石 花園 緑 大山 新生 南が丘 の4 地区で全体の約 68% を占めている 住所 4% 3% 4% 5% 2% 9% 3% 14% 22% 15% 17% 1. 北浜 真砂 弁天 2. 幸 本 3. 港 新港 4. 潮見 5. 落石 6. 花園 緑 7. 大山 新生 8. 南が丘 9. 元紋別 藻別 10. 小向 沼の上 11. 渚滑 12. 上渚滑 13. その他不明 図 3-4 住所構成 4 家族構成 家族構成をみると 2 人家族 が約 34% と最も多く ついで 3 人 4 人 5 人 家族で全体の約 95% を占める 6 人 2% 7 人 8 人 5 人 1 4 人 24% 不明 9 人 10 人以上 1 人 2 人 34% 3 人 27% 図 3-5 家族人数構成 21

5 普通自動車免許の有無 自動車を運転できる免許を持っている が回答者の約 74% を占めている 6 自動車の有無 普段運転できる自動車がある が回答者の約 72% を占めており 免許保有と同じ傾向がある 持っていない 25% 不明 持っていない 24% 不明 4% 持っている 74% 持っている 72% 図 3-6 免許保有構成 図 3-7 自動車保有構成 7 世帯保有自動車台数 約 5 の世帯では複数の自動車を保有している 9 台 8 台 7 台 6 台 5 台 10 台以上 4 台 3% 3 台 9% 持っていない 8% 不明 1 2 台 37% 1 台 32% 図 3-8 世帯保有自動車台数構成 8 自動車運転頻度 ほぼ毎日自動車を運転する が約 63% となっており また 運転しない は 26% である 5. 月 1 回程度 6. 運転しない 26% 4. 月 2~3 回程度 3. 週 1 回程度 2. 週 2~3 回 8% 不明 2% 1. ほぼ毎日 63% 図 3-9 自動車運転頻度 22

(3) 普段の交通行動 1 目的別外出頻度構成 通勤 通学 業務 仕事 目的での外出頻度は ほぼ毎日 の比率が高く 通院 治療 では 月 1 回程度 月 2~3 回 の比率が高い また 買い物 飲食その他 目的での外出頻度は 週 2~3 回 や 週 1 回程度 の比率が高い 通勤 通学 6 4% 9% 24% 3% 通院 治療 1 26% 34% 2 3% 4% 買物飲食等 13% 34% 22% 1 5% 6% 1 凡例 ほぼ毎日 週 2~3 回 週 1 回程度 月 2~3 回程度 月 1 回程度 出かけない 不明 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 図 3-10 目的別外出頻度構成 2 目的別手段構成目的別の手段構成を見ると 全ての目的において7 割以上の割合を示しており 自動車の分担率が高い また 通院 治療 目的では バスの分担率が比較的高く 14% を占めている 通勤 通学 12% 4% 78% 5% 通院 治療 5% 3% 73% 5% 14% 買物飲食等 1 5% 75% 4% 6% 凡例 徒歩 自転車自動二輪 自家用車 ハイヤー バス その他 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 図 3-11 目的別手段構成 23

3 年齢階層別手段構成全目的の年齢階層別手段構成を見ると バス利用割合は10 代 20 代および60 歳以上で高くなっており 30 代 ~50 代においては自動車利用がほとんどを占めている 10 代 44% 12% 3 14% 20 代 4% 83% 13% 30 代 3% 97% 40 代 6% 3% 9 2% 50 代 7% 2% 85% 2% 4% 60~74 歳 6% 5% 75% 3% 9% 75 歳以上 8% 7% 46% 14% 25% 凡例 徒歩 自転車 自動二輪 自家用車 ハイヤー タクシー バス その他 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 図 3-12 年齢階層別手段構成 ( 全目的 ) 4 主な交通手段がバス以外の人のバス利用頻度普段バス以外の交通手段で移動している人のうち 全ての目的で7 割以上が バスを利用しない となっている 通勤 通学 6% 2% 3% 79% 8% 通院 治療 2% 6% 73% 16% 買物 飲食 2% 5% 76% 14% 凡例 週 4 回以上 週 2~3 回 週 1 回程度 月 2~3 回程度 月 1 回程度利用しない不明 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 図 3-13 主な交通手段がバス以外の人のバス利用頻度 24

5バス料金全ての目的において 現状の支払額より支払可能額が若干上回っている サンプル数 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 79 75 45 46 25 31 23 14 200 円未満 200 円 ~499 円 500 円 ~999 円 1000 円以上 現況支払 支払可能 図 3-14 1 日あたりの交通費の分布 ( 通勤 通学 n=169) 35 30 25 サンプル数 20 15 10 27 22 20 20 30 33 5 0 6 8 200 円未満 200 円 ~499 円 500 円 ~999 円 1000 円以上 現況支払 支払意思額 図 3-15 1 日あたりの交通費の分布 ( 通院 治療 n=83) 70 60 50 サンプル数 40 30 20 10 30 23 60 52 34 35 35 21 0 200 円未満 200 円 ~499 円 500 円 ~999 円 1000 円以上 現況支払 支払意思額 図 3-16 1 日あたりの交通費の分布 ( 買物 飲食 n=145) 6ゾーン別発着交通量 出かける頻度 主な行き先 住所 の回答を元に 主な行き先 を 目的地 住所 を 出発地 出かける頻度 を 日平均交通量 とすることで アンケート回答者のゾーン間交通量を試算した その結果から 以下に 市内移動の分布傾向を分析する 頻度の換算ルール ほぼ毎日 = 日平均 1.00 回 週 2~3 回 = 日平均 0.40 回 週 1 回程度 = 日平均 0.13 回 月 2~3 回 = 日平均 0.07 回 月 1 回程度 = 日平均 0.03 回 外出しない = 日平均 0 回 実際の路線交通量を示すものではないことに注意 25

通勤 通学 移動量が 通院 治療 の約 10 倍 買物 飲食 の約 2 倍と他の目的と比較して多い 幸町 本町地区 と 花園町 緑町 への集中が突出している 図 3-17 地区間流動図 ( 通勤 通学 ) 通勤 通学 発着 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 北浜町 真砂町 弁天町地区 幸町 本町地区港町 新港町地区潮見町地区落石町地区花園町 緑町地区大山町 新生地区南が丘町地区元紋別 藻別地区小向 沼の上地区渚滑町地区上渚滑町地区その他市外総計 1 北浜町 真砂町 弁天町地区 0.0 3.0 0.4 0.0 0.4 4.0 0.0 0.0 0.0 0.0 2.4 0.0 0.0 0.0 10.2 2 幸町 本町地区 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 7.4 1.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1.0 1.0 11.4 3 港町 新港町地区 0.0 0.0 1.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 3.0 4 潮見町地区 1.0 6.4 0.0 0.0 1.0 6.4 1.0 0.0 0.0 0.0 1.0 0.0 1.0 0.0 12.8 5 落石町地区 0.0 15.0 0.0 1.0 0.0 28.4 6.0 0.0 0.0 0.0 13.4 1.0 3.0 3.0 99.8 6 花園町 緑町地区 2.0 11.0 1.0 1.0 1.0 26.4 6.0 1.0 1.0 0.0 5.0 1.4 3.0 2.0 66.8 7 大山町 新生地区 0.0 4.0 2.0 0.0 0.0 20.2 0.0 0.0 1.0 0.0 4.0 1.2 1.0 1.0 61.4 8 南が丘町地区 0.0 8.0 1.0 0.0 0.0 14.2 2.0 1.0 0.0 0.0 2.0 1.0 3.0 4.0 61.2 9 元紋別 藻別地区 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 2.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 4.0 10 小向 沼の上地区 0.0 1.0 0.0 0.0 0.0 1.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1.0 0.0 1.0 0.0 4.0 11 渚滑町地区 0.0 8.0 0.0 0.0 0.2 3.0 4.0 0.0 0.0 0.0 6.2 0.0 0.0 0.0 34.4 12 上渚滑町地区 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 7.0 1.0 0.0 0.0 0.0 1.0 3.2 1.0 0.0 11.2 総計 3.0 56.4 5.4 2.0 2.6 122.0 23.0 2.0 2.0 0.0 36.0 7.8 14.0 11.0 381.2 26

通院 治療 病院が多く立地する 幸町 本町地区 と道立紋別病院の立地する 花園町 緑町 への集中が顕著である また 幸町 本町地区 には近隣地区から 花園町 緑町 には市縁辺部から集まる傾向がみられる 図 3-18 地区間流動図 ( 通院 治療 ) 通院 治療 発着 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 北浜町 真砂町 弁天町地区 幸町 本町地区港町 新港町地区潮見町地区落石町地区花園町 緑町地区大山町 新生地区南が丘町地区元紋別 藻別地区小向 沼の上地区渚滑町地区上渚滑町地区その他市外総計 1 北浜町 真砂町 弁天町地区 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.4 0.0 0.0 0.1 0.8 2 幸町 本町地区 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1.3 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1 1.4 3 港町 新港町地区 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1 4 潮見町地区 0.0 2.3 0.0 0.0 1.0 1.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.4 0.0 0.0 0.2 5.2 5 落石町地区 0.0 4.7 0.0 0.1 0.0 1.9 0.2 0.0 0.0 0.0 0.4 0.0 0.0 0.7 8.1 6 花園町 緑町地区 1.1 2.7 0.1 0.0 0.0 1.3 0.6 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.4 6.5 7 大山町 新生地区 0.0 2.1 1.1 0.0 0.0 1.8 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.7 5.7 8 南が丘町地区 0.0 0.4 0.1 0.0 0.0 2.8 0.1 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.3 3.7 9 元紋別 藻別地区 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1 10 小向 沼の上地区 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.2 11 渚滑町地区 0.0 0.4 0.0 0.0 0.0 0.2 0.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.4 1.2 12 上渚滑町地区 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.4 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.4 0.0 0.1 1.0 総計 1.2 12.8 1.4 0.1 1.0 11.3 1.4 0.3 0.0 0.0 1.2 0.4 0.1 3.0 34.3 27

図 3-19 地区間流動図 ( 買物 飲食 ) 買物 飲食 発着 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 3ゾーン別発着交通量 買物 飲食 大規模ショッピングセンターの立地する 花園町 緑町地区 ( ポスフール ) および 渚滑町地区 ( シティー紋別 ) への集中が顕著である また 市西側の地区から 渚滑町地区 東側の地区から 花園町 緑町地区 に集まる傾向がみられる 北浜町 真砂町 弁天町地区 幸町 本町地区港町 新港町地区潮見町地区落石町地区花園町 緑町地区大山町 新生地区南が丘町地区元紋別 藻別地区小向 沼の上地区渚滑町地区上渚滑町地区その他市外総計 1 北浜町 真砂町 弁天町地区 0.0 0.1 0.0 0.0 0.8 3.1 0.0 0.0 0.0 0.0 1.0 0.0 1.0 0.0 6.0 2 幸町 本町地区 0.0 2.1 0.0 0.0 0.8 3.6 0.0 0.0 0.0 0.0 0.7 0.0 2.0 0.0 9.2 3 港町 新港町地区 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1.1 4 潮見町地区 0.0 1.5 0.0 0.0 1.1 0.4 0.0 0.0 0.0 0.0 6.3 0.0 0.0 0.0 9.3 5 落石町地区 0.4 3.5 0.0 0.0 14.4 17.4 0.0 0.1 0.0 0.0 8.7 0.1 0.1 0.4 45.3 6 花園町 緑町地区 0.1 2.0 0.0 0.0 3.1 25.5 0.0 0.0 0.0 0.0 0.8 0.0 1.4 0.0 33.0 7 大山町 新生地区 0.0 3.3 0.0 0.0 1.0 15.1 1.1 0.0 1.0 0.0 2.3 0.0 0.4 0.1 24.5 8 南が丘町地区 0.4 2.6 0.0 0.0 3.8 9.5 0.0 0.1 0.0 0.0 3.2 0.0 1.3 0.0 21.0 9 元紋別 藻別地区 0.0 0.1 0.0 0.0 0.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.4 0.0 0.0 0.0 0.7 10 小向 沼の上地区 0.0 0.8 0.0 0.0 0.1 1.2 0.0 0.0 0.0 0.0 2.0 0.0 0.0 0.0 4.1 11 渚滑町地区 1.0 1.4 1.0 0.0 4.2 1.7 0.0 0.0 0.0 0.0 6.7 0.0 1.0 0.0 17.0 12 上渚滑町地区 0.0 0.1 0.0 0.0 1.0 3.3 0.0 0.0 0.0 0.0 1.0 1.8 0.1 0.0 7.4 総計 1.9 17.7 2.0 0.0 30.5 82.4 1.3 0.3 1.0 0.0 33.5 1.9 7.4 0.6 180.5 28

(4) バス利用の状況 1 自宅からバス停までの徒歩所要時間 自宅から 5 分以内 でバス停に着ける割は 37% となっている 5. 近くにバス停がない 2% 4.15 分 ~20 分 不明 16% 3.10 分 ~15 分 2% 2.5 分 ~10 分 22% 1.5 分以内 57% 図 3-20 バス停までの所要時間帯別分布 2 バス利用頻度 バス利用機会 なし が 79% と多くを占めており バス利用自体の低さが伺われる 利用者の行き先は 幸町 本町地区 花園町 緑町地区 で約 55% を占める バス利用機会 バス利用行き先 あり 2 4% 15% 32% 8% なし 79% 4% 23% 8% 2% 2% 1. 北浜 真砂 弁天 2. 幸 本 3. 港 新港 4. 潮見 5. 落石 6. 花園 緑 7. 大山 新生 8. 南が丘 9. 元紋別 藻別 10. 小向 沼の上 11. 渚滑 12. 上渚滑 13. その他他市町村 図 3-21 バス利用での行き先分布 29

3 バスがない場合の代替手段 自動車 や ハイヤー による代替手段を選択する割合が全体の 8 を占め 高く 行き先の変更 や 外出をやめる 割合は低い 5. 自転車 7% 7. 行き先変更 6. その他 4. 徒歩 8% 8. 外出やめる 4% 1. 自動車 ( 自分 ) 32% 3. ハイヤー 25% 2. 自動車 ( 他人 ) 23% 図 3-22 バスがない場合の代替手段 4 バス停での待ち時間 冬では 10 分以内が半数を占める 夏 30 分 3% 夏 25 分 夏 60 分 夏 20 分 6% 夏 15 分 1 その他 夏 1 分 不明 14% 夏 2 分 夏 3 分 3% 夏 10 分 4 夏 5 分 22% 夏 7 分 夏 8 分 冬 60 分 冬 25 分 冬 20 分 冬 15 分 3% 冬 10 分 22% その他 冬 30 分 不明 15% 冬 1 分 冬 2 分 2% 冬 3 分 8% 冬 5 分 46% 冬 8 分 冬 7 分 図 3-23 バス停留所での待ち時間限度 30

5 バス改善点要望 バス路線が行きたいところを通れば利用する バス運賃が安くなれば利用する 運行本数が多くなれば利用する などの要望が多い バス路線が行きたいところをバス停が近くにあれば利用する運行本数が多くなれば利用する 朝 早い便があれば利用する 夜 遅い便があれば利用するバス運賃が安くなればバスが時間どおりにこないバス路線がわからないバス停の設備が不十分だバスの乗り降りがしずらいバス同士の乗り換えが不便だ JRの乗り換えが不便だバス停留の除雪が不十分だ バスは時間が掛かり過ぎる 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 図 3-24 バス改善要望 ( その他の意見 ) 自動車を持っているので自由に行動出来るのでバスを利用する必要がない 学生の場合 朝遅刻ギリギリになる 定刻が遅い 本数が少ない 大学線は朝の時間が遅すぎ 遅刻しそうになる ( 夏でもギリギリ ) 学校までのバス停が遠すぎる 冬なら遅刻 高校が 1 校なのでその辺を考えてほしい 運転する人がない時だけ利用する 今のままで良い 運転が出来なくなった時は 利用したい 現行で良い 時間にしばられるため 交通機関は利用しない バスが走らなかったらさびしいですよ 通勤の時間帯に合うバスがあれば利用したいが 時間が合わない 自動車運転できるので免許証がなくなるとバスに乗るようになります なるべく多くバスに乗って欲しい JRもない やはり バスはいいのです 赤字をつくらないで利用するべきだ マイクロバスで自宅の近くまで送ってくれるようなサービスはどうですか 近くの買い物なのでバスは乗りません バスの概念を変える必要があるのではないでしょうか? 今までのバス路線的な発送では果たして利用が増えるのでしょうか ( 都市間バスは別として ) JR 線との乗り継ぎが良くないので 遠軽行きのバス時間を 10 分早めて欲しい 31

バス亭が無いところで乗り降りが出来れば便利 大型バスではなく 小型バスで路線自由な乗り入れが出来ればいいと思う 同一の停留所から経由の異なる路線に乗り 同じ場所に行くのに料金が違うことがある 少なくとも市内区域は均一料金にするか 同じ場所に行くには最短距離の路線で計算すべきであると思う ただでさえバスの本数が少ないのに選んで乗らなければならないとすれば とても利用する気になれない 同じような時間帯に同じような場所をまとまって走っているバスを見かける もう少しバラして待ち時間を減らすようなダイヤ編成が必要 乗り場は停留所で 降りる時は目的地で降ろしてほしい ある程度の距離は定額にして バス停に限らず乗り降りが出来るようになれば利用者も増えるのでは バスの小型化 郊外のバス停が多すぎる 高齢者のバス券に感謝してます バス路線の見直し 昔の路線から変わっていない 市内の路線も変わってきているので見直す必要あり 札幌に行くときはたまに道北バスを利用していますが 市内バスは全く利用していません 行きたい時に行きたい所へすぐ行けないバスは利用者がいなくなります 車のある人は車を使うでしょう 子供や老人がどうしても使わなければならない場合のみのバスにバスになっているのではないでしょうか 都会であればバスを使いますが 田舎は広いだけ広くて行きたい所へすぐ行けないバスは使いようが難しいです 料金も高すぎます 小さなマイクロバスのようなものを走らせて本数を増やすとか できるとガソリン代の節約に 通勤帰りの買い物は自宅と違う路線のため乗換えが不便 帰宅時間が一定していないためバス時間が合わない 仕事がシフト制のため帰宅が深夜になる ( バス利用は出来ない ) 道北バスとの乗り継ぎが不便 冬期間だけでも北見 紋別便を 2 便に増やしてほしい ( 病院利用に不便である ) 路線が多いので統合してバス停 ~バス停 全市内を走る路線では? 運行本数を多くすれば良いと思う 利用頻度の多い時間帯のみ運行して本数を減らす 効率よく 自動車の利便性を考えるとバスを利用する気になれない 今のところ車で行けるのでバスには乗りませんが バスで行っても帰りまでの時間待ちと荷物等どうするのか心配だし不安 32

(4) 公共交通のあり方 1 バス経営改善の方向性 経営努力 と 市補助 で全体の約 62% を占める 5. 路線廃止 7% 4. 住民補助 4% 不明 1 1. 経営努力 24% 3. 運賃値上 16% 2. 市補助 38% 図 3-25 経営改善策 2 今後のバスのあり方 路線維持 と 便数減少 で約 6 と現路線の維持に対する要望が高く 減少を含めた 廃止 については全体の 16% となっている 5. その他 6% 不明 17% 1. 路線維持 27% 4. 廃止 2% 3. 廃止 減少 14% 2. 便数減少 34% 図 3-26 今後のバスのあり方 33

( その他の意見 ) バスの小型化 通勤 通学時以外は小さいバスにする 地球温暖化抑制のため企業 あるいは地公体で公共交通を使う日を定める バスの良さをもっとPRする 国の政策として 今後も確保するとともにサービスの向上に努める 路線を見て小型 中型バス等にて運行する 病院とバスとが連携など目的別バス運行を行うことはできないか 好きなところで乗降させる 利用者の多いところは増 少ないところは減 便数を増やす 新発想での運営 ( 便数を増やしてワンコイン料金など ) 通勤時間帯等の便数を多くする ( マイカー族の集客及び学生通学の確保 ) スクールバスに一般の乗客の開放を (2. 市が補助金を負担する ) 何でもないと言わず頭を使え!! 利用者の立場に立てば改善すべき点はいくらでも見えてくる 均一料金化 乗り継ぎ割り引き 必要最小限の運行 名寄線代替時間帯と既存時間帯の不釣合い 高校生の活動にあわせた時間帯で運行し利用しやすくする それ以外の時間帯は小型バス等で経費削減し本数は減らさないようにして高齢者の交通手段を確保する 利用者の少ない区間は小型化を計り経費の節約をする 座席別有線放送 映画配信等他にないサービスの提供の出来るバスの試験的運用など市民の目を向けさせる タクシー (?) の様にどこでも乗れる形態を考える 通学や病院へのバスはほしいところですが 路線バスの他に使えるものを考えると良いです 自家用車を保有していない人たちへの配慮願います 路線を統合する ( 山手線と旭丘線などを 1 路線としたらどうか ) 環状線化 周回路線化 目的地毎の路線はやめる 路線をつなぐ 停留所は増える 利用目的に対応しやすくなる 定額運賃化 5~10 人乗りバス 本数も路線も数多くする 現行の大型バスを止めて マイクロバスに変えることにより車両の維持管理費の軽減が出来る 現行のバス路線を見直し利用率の高い路線への見直しとフリーバス ( 利用者登録制 ) の導入をする 乗ってもらえるように努力すべきだと思いますけど これ以上路線 便数を減らされたら困ります!! 乗るなって言いたいの? 予約制 利用されるであろう通勤通学時間に便数を限定する 路線を検討する 自宅近くにバスが通って欲しい 34

5 新たな輸送システム 乗合ハイヤー の要望が多い 1. 自家用車サポ 2. 乗合ハイヤー 3. デマンドバス 4. ポストハ ス 5. その他 0 50 100 150 200 250 300 図 3-27 新たな輸送システム ( その他の意見 ) 路線バス 一度利用したが乗り降りする際にバス停の場所 ( 降りる場所 ) がわからず 違う場所で降りてしまいました 地図を用意するなど初めて乗る人に対して親切にしてほしい 乗客数に合せた車輌により経済的にする 大型バス 10 人乗り タクシー等 やっぱり北紋バスと名前をずーっと残して欲しいです なにもかもなくなっては紋別市は寂しいです 市の方で補助金を負担して いつまでも残してください 自家用相乗りについて事故問題責任あり 無理と思います バス ハイヤー相互で良いアイデアがあると思います 大型バスを小型バスにした方が ガソリン代が安くなると思います 我が家に車は 2 台ありますが仕事を辞めると車を 1 台かもしくはバスにしようかと思っています バスもタクシーの様に手をあげればどこでも止まってくれるといいと思います 佐呂間の方は手をあげるとバスがどこでも止まって乗せてくれるそうです ( 北見バス ) 田舎だからでしょうか? 自家用車を所持している住民は 高いコストを負担して利用しているものであり 公共のバスを利用するのであれば一定の負担をさせるべき ハイヤーを有効利用する方法を考えるべき 特別移動手段料金を作り 通常料金より安くし その代りはイヤーの空く日中の時間を効率的に運用できる 相手にとってメリットがある手段を導入すべき 紋別の生き残る道を考えるべき バスは紋別ではもう限界でしょう! 人口が減る一方の紋別でバスを今更どうしようと言うの? そんなことしていては時代に取り残されますヨ 役所仕事はもう止めるべき 使用していない時間帯のスクールバスの利用 路線に合わせて時間帯 バスの小型 中型 大型等を考えて営業的な努力と経営をすべきと思う 35

病院と連携 商店 ( スーパー含む ) とバス 職場とバスなど目的と走行時間を特定して 電話予約 ( 高齢者等のために ) を図るなどで確実性を高めながら運行手段を図ることはできませんか 福祉チケットなどを廃止することも考えながら実施できませんか 高齢になりますとバス停に歩いていくことも間々なりません 高齢化に伴い 今後公共交通の重要性が増大する 何としてもバスを確保すべき 市内を1 日中 ( 山手線のように ) マイクロバスを走らせる 1 元紋から渚滑までのバス 2 手を上げたら止まって乗れるバス 3 市内一律料金のバス1 と連動する 乗客の居ないバスを走らせるより 中型 小型にして乗り心地の良いバスに改良し利用してもらう 4のポストバスは道内のある地域でもう試験的に行っているのをテレビで見ました 紋別では真似をするのですか?2. 乗合ハイヤーと市とバス経営とのシステム ( 三者の ) も考えたいかがでしょうか バスの小型を計り 希望地区を廻って乗客を運ぶ 乗客の希望地区をタクシー並に近づける もう少しバスを小型化し料金を下げ利用しやすくして頂けると学生は利用すると思いますが 老人ばかりでなく学生のことも考えていただきたいですね スーパーなどのFAXやネットを用いた注文システムを連動させ1 日 1 回以上 商品をバス停まで運搬する ( 買い物バスとして ) カートごとあるいはスーパーのカゴごと収納できるシステムとし 日常の買い物を便利にする ある程度の距離は定額にして バス停に限らず乗り降りが出来るようになれば利用者も増えるのでは 主要路線は残して枝線は予約制のポストバス パスフールやシティなどの店舗を1 時間に1 本巡回 バス停のある企業に補助金を出してもらい料金を一律にして乗降はバス停以外でも出来る様にする 市営にする スクールバス ( 高校 ) を出す マイクロバス若しくは 5 ナンバーの多人数乗車のワゴン等を導入し ランニングコストを下げ 路線内ならどこでも乗れるシステムを導入 利用しやすい事を念頭に運営する 停留所を増やす 時間と季節によって小型バス使用 バス路線は誰が見ても分かりやすく バス待合所の設備を整える 停留所を増設 小型バスに替える バスが減らされたら年寄りが病院に通院しているので困ります ハイヤー代高いので嫌いです 利用者の利用の目的に応じた形態があるべき 現在の路線バス ( 最大公約数的 ) 形態は誰からも利用しやすいとはいいがたい 上記 1~4は学生向きではない 通学バスは路線バスとは一線を画すべき 障害 高齢者は現行のハイヤー タクシーを利用する ( バス不要 ) 学生の通学バスの運行本数や時間の改正 学生のためのバスを確保して欲しい ( 紋別高校一校だけなので ) 利用者のニーズに合せて特に紋別は高齢者が多く少子化!! それぞれ利用が違うので難しいが バス経営者だけでは無理だと思う 市 公共が協力すべきである バス停など特に決めず 乗りたい所で乗り 降りたい所で降りられるバスにする 少子化への対策を取らない国 道 市の責任は大きい 特に紋別市は何もやってない バスだけの問題ではない 36

車両をマイクロバスやコミューターを使用することにより 小回りが効くので利用登録者の家を廻る車両があっても良いのかなって思います 利用登録者はあらかじめ利用したい時間を伝えておくのです その時間 その曜日に廻るバスが家の前まで迎えに来るシステムです スクールバスに自家用車を利用できない人を乗れるようにする バスの運賃が高いのと路線 便数がすくないのが利用者の少なくなる原因だと思う 朝早いのも夜遅いのも無いんじゃ誰も利用なんてしないと思います だから今の状況と逆のことをすればいいと思います 自家用車を利用できない人たちもいるのですべて廃止することは無理 利用する人は前もって予約するシステム等はどうか? 学生についてはスクールバスとして時間をきめて運行すべきでは? 高齢者や障害者などの交通弱者への支援は重要な課題だ 福祉的な対応が求められる 北見市のように無料として自由に出かけられることが必要だ 市もバス会社にその分補助する それはバス会社にとっても良いと思う バスとタクシーを共通して利用できるサービスも必要ではないか 高齢者または学生に限定されると思われ 病院 学校等に利用が多いと思われる ただ収益性を確保するには厳しいと判断します よって小型バスの対応 病院との連携等をしてはどうでしょうか 小 中 高の自家用車での送迎を禁止し キメの細かい路線のスクールバスを市全体で推進する タクシーのように手を挙げてバスを止めて乗ることができる様にする ( 沿線のみ ) 病院を中心にバスセンターを設置 病院中心の医療都市を作る 37

第 4 章公共交通活性化の検討 4-1 公共交通の課題の整理 紋別市における公共交通 ( バス ) を取り巻く現状を整理すると以下に整理される 1. 30~50 代はほとんどが自動車による移動で 若年層 高齢者層のみでバス利用がみられる 2. 今後の人口減少下においては現在のバス路線の維持は困難 3. 今後迎える高齢化社会においては高齢ドライバーの増加 ( 交通事故 ) 車を 運転できない高齢者の増加 ( 移動手段の確保 ) が懸念される 4. バス路線廃止の市民意向は縮小を含めても 16% 程度 5. 移動の多くは 幸町 本町地区 花園町 緑町 を中心とした動き 38

道バスあらたな交通紋別市4-2 公共交通活性化方策の検討 (1) 需要密度に応じた公共交通方策のあり方 首都圏のように交通需要密度が極めて高い場合 自動車に比べ 公共交通が絶対的に優位である それ故 公共交通の利便性向上策とは 利用者増 ではなく 利用者の満足度を高めることが目的となる また 札幌のような大都市では 自動車と公共交通が利用者の取り合いを行っているため 公共交通の活性化を論じる際には 利便性を向上させ自動車に対する競争力を高めることに主眼が置かれる しかし 農村など交通需要密度が低い場合 自動車の優位性は揺るがず 自動車利用者を公共交通にシフトさせることは困難である この場合 自動車を利用することができない人 をいかに公共交通に乗せるか がポイントとなる 紋別市は広範な市域面積を有するため 中小都市としての性格から過疎地としての性格まで 幅広い性格を有する そのため 地域ごとに需要密度と利用者ニーズに応じた望ましい交通システムの検討が必要であり また 利用者の満足度を高める公共交通の利便性向上策を検討すべきである 公共交通全体の利用者増には繋がらないとの意味 利便性向上を図った事業者の利用者が増えるが 他の交通事業者はその分減る 交通需要密度 大 自動車と公共交通の競争力 公共交通システム鉄首都圏 大都市 公共交通 中小都市 農村 過疎地 小 自動車 39

(2) 紋別市の公共交通活性化策の提案 バスで対応すべき地域 と バスでの対応が困難な地域 とに分けて 公共交通活性化策を以下に提案する バスで対応すべき地域 利用者ニーズに合ったサービスの提供 事業採算性を考慮した 新たなバスルートの設定 バリアフリー化等 バス乗降やバス待ち環境の改善 効率的なバス運行 小型車両の導入 運行経費の削減 <バスでの対応が困難な地域 > 新たな交通システムの検討 自家用車相乗りサポートシステム 乗合いハイヤー デマンドバス ポストバスなど (3) 今後の課題 新たなバスルートの検討バス利用が少ない現状を認識し 自動車を持たない高齢者や学生をターゲットとした効率的なバスルートを模索する必要がある 新たな交通システムの実現可能性の検討デマンドバスなど新たな交通システムについて 市民の利用意向の有無や 運営方法など 実際に活用できるかどうかの検討が必要である 40